JPH1026106A - ワイヤハーネス類固定用クランプ - Google Patents

ワイヤハーネス類固定用クランプ

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JPH1026106A
JPH1026106A JP8198471A JP19847196A JPH1026106A JP H1026106 A JPH1026106 A JP H1026106A JP 8198471 A JP8198471 A JP 8198471A JP 19847196 A JP19847196 A JP 19847196A JP H1026106 A JPH1026106 A JP H1026106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
mounting hole
clamp
body panel
vehicle body
Prior art date
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Pending
Application number
JP8198471A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Asahara
広宣 浅原
Fumitoshi Yadachi
文俊 矢立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd, Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP8198471A priority Critical patent/JPH1026106A/ja
Publication of JPH1026106A publication Critical patent/JPH1026106A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネス類固定用クランプと、これを
取付ける車体パネルの取付け孔との間の防水性を向上さ
せること。 【解決手段】 クランプをワイヤハーネス類Wを把持す
る把持部材C2と、把持部材C2を車体パネル6に固定
するクリップC1とで構成する。クリップC1は車体パ
ネル6に形成した取付け孔7に挿入される袋状の筒部1
0と、筒部10の開口11端に形成され筒部10が上記
取付け孔7に挿入されたときに取付け孔7まわりの車体
パネル6に係合するスタビライザ12を備え、上記把持
部材C2はワイヤハーネス類Wを把持する把持部20
と、これと一体に形成されクリップC1の筒部10内径
よりも大径とした脚部21を備え、脚部21をクリップ
C1の筒部10に圧入して、拡径された筒部10の外周
を取付け孔7に密嵌せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体パネルに沿っ
て配したワイヤハーネスやパイプ等を固定するクラン
プ、特に防水性能を備えたクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクランプは、車体パネル
に設けた取付け孔により車体パネルに係着する構造のも
のが一般に用いられ、取付ける車体の部位によっては取
付け孔から水の侵入を防ぐ高い防水性能が必要である。
【0003】図3はこの種のクランプの代表例を示すも
ので、ワイヤハーネスやパイプ等(以下、ワイヤハーネ
ス類という)の固定片4と、外周にスタビライザ30を
形成した皿状の基板3と、基板3から突出し、先端に複
数の係止片32を形成した係止脚31を備えたクランプ
Cが用いられている。クランプCは、図4に示すように
上記固定片4にワイヤハーネス類Wをテープ等で固定
し、上記係止脚31を車体のパネル6に設けた取付け孔
7に圧入することで車体パネル6に係着されるのである
が、スタビライザ30を直接に取付け孔7まわりの車体
パネル6に当接せしめると、取付け孔7まわりの形状に
よっては、例えば曲面形状の場合には、スタビライザ3
0とパネル6との密着性が悪く隙間が生じ防水性が損な
われる。そこで、軟質のパッキン材5を基板3に重ね合
わせ、パッキン材5を介してクランプCを取付けて、パ
ッキン材5により防水を行なう手段がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クランプCは、いちいちこれに別部材のパッキン材5を
取付けなければならず手数を要する。また、クランプC
の車体パネル6への取付け時に、パッキン材5がはずれ
て脱落することがあり、この場合にはパッキン材5を付
け直さなければならない。また、脱落に気付かずにクラ
ンプCが取付けられるおそれがある。そこで本発明は、
パッキン材を用いることなく、また車体パネルの取付け
孔まわりの形状にかかわらず、高い防水性能を発揮する
クランプを実現することを課題としてなされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、クランプをワ
イヤハーネス類を把持する把持部材と、把持部材を車体
パネルに固定するクリップとで構成する。クリップは車
体パネルに形成した取付け孔に挿入される袋状の筒部
と、筒部の開口端に形成して筒部が上記取付け孔に挿入
されたときに取付け孔まわりの車体パネルに係合するス
タビライザを備え、把持部材はワイヤハーネス類を把持
する把持部と、これと一体に形成されクリップの筒部内
径よりも大径とした脚部を備え、脚部を上記クリップの
筒部に圧入して、拡径された筒部の外周を上記取付け孔
に密嵌せしめる構造とする。よって従来構造のようにパ
ッキン材等を用いて取付け孔の周囲をシールするのでは
なく、取付け孔自体をクランプで密閉するので、パネル
面の形状に左右されることなく高い防水性能が得られる
(請求項1)。
【0006】上記クリップの筒部外周に、クリップを上
記車体パネルの取付け孔に挿入したときに該取付け孔の
開口縁の裏面側の端縁と係合する凸部を形成する。ま
た、クリップの筒部内周および上記把持部材の脚部外周
にそれぞれ、脚部を筒部に圧入したときに互いに係合す
る凸部および凹部を形成する。これにより取付け孔から
のクリップの抜け落ち防止、およびクリップからの把持
部材の抜け落ち防止を確実にする(請求項2)。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1および
図2に基づいて説明する。クランプは、クリップC1
(図1(A))と把持部材C2(図1(B))との合成
樹脂材よりなる2部品で構成される。クリップC1は、
図1(A),図2に示すように、車体パネル6に形成し
た円形の取付け孔7に挿入する円筒形の袋状の筒部10
と、筒部10の開口11の開口端から外方向に伸びて、
取付け孔7まわりの車体パネル6面に当接するスタビラ
イザ12を一体に備えている。また、筒部10の外周に
は、筒部10を取付け孔7に挿入しスタビライザ12を
車体パネル6に当接せしめたときに取付け孔7の裏面側
の端縁に係合してスタビライザ12とで車体パネル6を
挟み込む凸部13が周方向に突設してある。更に、筒部
10の内周にはその中間位置に周方向に凸部14が形成
してある。
【0008】一方、把持部材C2は、図1(B),図2
に示すように、ワイヤハーネス類Wを把持する把持部2
0と、クリップC1の筒部10に嵌挿する脚部21を一
体に備えている。把持部20は基部201とワイヤハー
ネス類Wに巻きまわすベルト状の把持片202とからな
り、基部201にはワイヤハーネス類Wに巻きまわした
把持片202の先端を挿入する貫通孔203が設けてあ
り、更に貫通孔203の内部には弾性変形可能な係止片
204が突設してある。把持片202はほぼ全長にわた
って一方の面に、断面ノコギリ状の係止爪205が形成
してあり、上記貫通孔203に挿入したとき、上記係止
片204と係止爪205が係合するようにしてある。脚
部21は、上記基部201より突出し、クリップC1の
筒部10の内径よりも径の大きい円柱状で、先端はテー
パー状としてある。また、脚部21には、筒部10に嵌
挿したときに筒部10の内周の上記凸部14に対応する
位置にこれと係合する凹部210が周方向に形成してあ
る。
【0009】クランプを車体パネル6に取付けるには、
図2(A)に示すように、クリップC1を車体パネル6
の取付け孔7に筒部10を押し込んで、スタビライザ1
2を取付け孔7まわりの車体パネル6に当接せしめると
ともに、筒部10の外周の凸部13を取付け孔7の開口
縁の裏面側の端縁に係合せしめ、スタビライザ12と上
記筒部10外周の凸部13とで車体パネル6を挟み込む
ように係止させる。
【0010】把持部材C2は、その把持部20でワイヤ
ハーネス類Wを把持せしめる。即ち、把持片202をワ
イヤハーネス類Wに巻きまわし、その先端を基部201
の貫通孔203に挿通する。そして、把持片202でワ
イヤハーネス類Wを締め付け、この時、上記係止片20
4と係止爪205が係合してワイヤハーネス類Wを把持
する。
【0011】そして、ワイヤハーネス類Wを把持した把
持部材C2の脚部21を上記車体パネル6に係止したク
リップC1の筒部10の開口11に押し込む。脚部21
は筒部10を押し広げながら進入し、脚部21の凹部2
10と筒部10内周の凸部14とが係合して把持部材C
2は抜け止め固定される(図2(B))。
【0012】このとき、上記凸部13に沿うクリップC
1の筒部10の外周は、把持部材C2の脚部21により
車体パネル6の取付け孔7の開口縁に強く押し付けられ
シールがなされる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、従来のようにパッキン
材を用いて取付け孔の周囲をシールするのではなく、ク
リップの外周を車体パネルの取付け孔開口縁に密着させ
て防水するので、車体パネルの取付け孔まわりの形状に
かかわらず高い防水性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクランプを示すもので、図1(A)は
そのクリップの断面図、図1(B)はその把持部材の側
面図である。
【図2】図2(A)はクリップと把持部材の取付け過程
を示す断面図、図2(B)はそれらの取付け状態を示す
断面図である。
【図3】従来のクランプの斜視図である。
【図4】従来のクランプを取付けた状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
W ワイヤハーネス類 C1 クリップ 10 筒部 11 筒部の開口 12 スタビライザ 13 外周の凸部 14 内周の凸部 C2 把持部材 20 把持部 21 脚部 210 脚部の凹部 6 車体パネル 7 取付け孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のパネルに沿って配したワイヤハー
    ネス類を固定する合成樹脂製のクランプにおいて、クラ
    ンプをワイヤハーネス類を把持する把持部材と、該把持
    部材を車体パネルに固定するクリップとで構成し、上記
    クリップは車体パネルに形成した取付け孔に挿入される
    袋状の筒部と、該筒部の開口端に形成して筒部が上記取
    付け孔に挿入されたときに取付け孔まわりの車体パネル
    に係合するスタビライザを備え、上記把持部材はワイヤ
    ハーネス類を把持する把持部と、これと一体に形成され
    上記クリップの筒部内径よりも大径とした脚部を備え、
    該脚部を上記クリップの筒部に圧入して、拡径された筒
    部の外周を上記取付け孔に密嵌せしめることを特徴とす
    るワイヤハーネス類固定用クランプ。
  2. 【請求項2】 上記クリップの筒部外周に、該クリップ
    を上記車体パネルの取付け孔に挿入したときに該取付け
    孔の開口縁の裏面側の端縁と係合する凸部を形成し、上
    記クリップの筒部内周および上記把持部材の脚部外周に
    それぞれ、上記脚部を上記筒部に圧入したときに互いに
    係合する凸部および凹部を形成した請求項1記載のワイ
    ヤハーネス類固定用クランプ。
JP8198471A 1996-07-08 1996-07-08 ワイヤハーネス類固定用クランプ Pending JPH1026106A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001278329A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Taiton Kk 電線等の合成樹脂製結束具
KR100720319B1 (ko) 2005-08-23 2007-05-21 김영산 케이블배관용 사이드 클램프
JP2011133111A (ja) * 2011-02-15 2011-07-07 Bridgestone Corp パイプ継手の固定構造
KR101242723B1 (ko) 2011-11-25 2013-03-11 인지컨트롤스 주식회사 케이블타이
KR20160044855A (ko) * 2014-10-16 2016-04-26 주식회사 씨앤씨코리아 배선 파이프용 고정부재
CN109664844A (zh) * 2019-02-28 2019-04-23 广州创锐车用电器有限公司 车用线束固定件、安装组件及车

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