JPH087688A - ワイヤハーネス用グロメット - Google Patents
ワイヤハーネス用グロメットInfo
- Publication number
- JPH087688A JPH087688A JP6162746A JP16274694A JPH087688A JP H087688 A JPH087688 A JP H087688A JP 6162746 A JP6162746 A JP 6162746A JP 16274694 A JP16274694 A JP 16274694A JP H087688 A JPH087688 A JP H087688A
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- JP
- Japan
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- hole
- grommet
- wire harness
- locking claw
- locking
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤハーネス１０を挿通する挿通管部４の
端部の結合部１３の下端に、防水リップ６を周設したゴ
ム製のグロメット主部２と、結合部１３に結合して車体
の隔板７の貫通孔８へ係止する係止爪５を有する硬質の
取着部材３からなり、防水リップ６を貫通孔８の周縁に
圧接して取り付け係止するワイヤハーネス用グロメット
１において、貫通孔８への取り付け係止をし易くて、防
水リップのめくれかみ込み、及び係止不備の不良品発生
の防止を図る。 【構成】 係止爪５を、貫通孔８の直径上に係止する位
置の前部係止爪５Ａと、後部係止爪５Ｂの対となし、前
部係止爪５Ａを貫通孔８の裏側に入る剛性舌片１５の形
状になし、後部係止爪５Ｂを、取着部材３の中心方向に
進退自在の弾性係止片１７上に設け、ワイヤハーネス用
グロメット１を傾けた姿勢にして前部係止爪５Ａを貫通
孔８にかみ合せ、しかるのち、後部係止爪５Ｂを押え込
んで貫通孔８に取り付け係止する構造が特徴である。
端部の結合部１３の下端に、防水リップ６を周設したゴ
ム製のグロメット主部２と、結合部１３に結合して車体
の隔板７の貫通孔８へ係止する係止爪５を有する硬質の
取着部材３からなり、防水リップ６を貫通孔８の周縁に
圧接して取り付け係止するワイヤハーネス用グロメット
１において、貫通孔８への取り付け係止をし易くて、防
水リップのめくれかみ込み、及び係止不備の不良品発生
の防止を図る。 【構成】 係止爪５を、貫通孔８の直径上に係止する位
置の前部係止爪５Ａと、後部係止爪５Ｂの対となし、前
部係止爪５Ａを貫通孔８の裏側に入る剛性舌片１５の形
状になし、後部係止爪５Ｂを、取着部材３の中心方向に
進退自在の弾性係止片１７上に設け、ワイヤハーネス用
グロメット１を傾けた姿勢にして前部係止爪５Ａを貫通
孔８にかみ合せ、しかるのち、後部係止爪５Ｂを押え込
んで貫通孔８に取り付け係止する構造が特徴である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車体・機器の隔板を貫
通して配設するワイヤハーネスに装着して、その隔板の
貫通孔部位に取り付け、ワイヤハーネスの配設姿勢を整
えて保持すると共に、その貫通部位の防水を図るのに使
用するワイヤハーネス用グロメットに関するものであ
る。
通して配設するワイヤハーネスに装着して、その隔板の
貫通孔部位に取り付け、ワイヤハーネスの配設姿勢を整
えて保持すると共に、その貫通部位の防水を図るのに使
用するワイヤハーネス用グロメットに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】ワイヤハーネス用グロメット１は（図２
参照）、ワイヤハーネス１０を挿通する挿通管部４の端
部に防水リップ６を周設したゴム製のグロメット主部２
と、車体の隔板７の貫通孔８の孔縁に係止する係止爪５
を下方に有して短筒体をなす硬質の取着部材３との組合
せからなり、このグロメット主部２の端部に設けた環状
の結合凹溝１１に、取着部材３の結合フランジ１２を嵌
めて組合せ結合し、その係止爪５を貫通孔８の孔縁に係
止させると共に、防水リップ６を貫通孔８の周縁に圧接
して取り付け、貫通孔８を貫通するワイヤハーネス１０
の配設姿勢を整えて保持すると共に、防水リップ６によ
って貫通孔８部位の防水を図る二部材結合構造のものが
ある。
参照）、ワイヤハーネス１０を挿通する挿通管部４の端
部に防水リップ６を周設したゴム製のグロメット主部２
と、車体の隔板７の貫通孔８の孔縁に係止する係止爪５
を下方に有して短筒体をなす硬質の取着部材３との組合
せからなり、このグロメット主部２の端部に設けた環状
の結合凹溝１１に、取着部材３の結合フランジ１２を嵌
めて組合せ結合し、その係止爪５を貫通孔８の孔縁に係
止させると共に、防水リップ６を貫通孔８の周縁に圧接
して取り付け、貫通孔８を貫通するワイヤハーネス１０
の配設姿勢を整えて保持すると共に、防水リップ６によ
って貫通孔８部位の防水を図る二部材結合構造のものが
ある。
【０００３】そして、自動車の車体側からバックドアー
（車体後部のドアー）に配設するワイヤハーネスに装着
するグロメットは、バックドアー１９の開閉に追従して
伸縮させる必要があるので、挿通管部４が蛇腹管９をな
して、中空部にワイヤハーネス１０を収納し、端部の取
着部材３の胴部の外周に、車体側の貫通孔８の直径上の
孔縁に押し込み係止する一対の係止爪５を設けた形状を
有している。
（車体後部のドアー）に配設するワイヤハーネスに装着
するグロメットは、バックドアー１９の開閉に追従して
伸縮させる必要があるので、挿通管部４が蛇腹管９をな
して、中空部にワイヤハーネス１０を収納し、端部の取
着部材３の胴部の外周に、車体側の貫通孔８の直径上の
孔縁に押し込み係止する一対の係止爪５を設けた形状を
有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上のバックドアー１
９に配設するワイヤハーネス用グロメット１を取り付け
る車体の貫通孔８は（図１の（Ｃ）（Ｄ）参照）、バッ
クドアー１９の車体への付け根部分に存在するので、バ
ックドアー１９が貫通孔８の上方を覆って、狭隘な取り
付け空間しか存在しない貫通孔８の上へ、ワイヤハーネ
ス用グロメット１を指先で斜めに保持して入れ、手さぐ
り状態で押え付けて、係止爪５を貫通孔８の孔縁に係止
する極めて難渋な取り付け作業となる。
９に配設するワイヤハーネス用グロメット１を取り付け
る車体の貫通孔８は（図１の（Ｃ）（Ｄ）参照）、バッ
クドアー１９の車体への付け根部分に存在するので、バ
ックドアー１９が貫通孔８の上方を覆って、狭隘な取り
付け空間しか存在しない貫通孔８の上へ、ワイヤハーネ
ス用グロメット１を指先で斜めに保持して入れ、手さぐ
り状態で押え付けて、係止爪５を貫通孔８の孔縁に係止
する極めて難渋な取り付け作業となる。
【０００５】そして、その難渋な取り付け作業は、自動
車の生産ラインにおいて速い作業タクトの基で行なわれ
るので、係止爪５を貫通孔８に入れるに際して防水リッ
プ６が孔縁に干渉してめくれて、孔縁との間にかみ込ん
だり、係止爪５が孔縁に充分に係止しない嵌合不足とな
って、グロメット１の取着不備・防水不良のものを生ず
る難点がある。本発明は、以上の従来技術の難点を解消
し、防水不良等の不良品の発生防止と、貫通孔への取り
付け作業性の向上を図るワイヤハーネス用グロメットを
提供するものである。
車の生産ラインにおいて速い作業タクトの基で行なわれ
るので、係止爪５を貫通孔８に入れるに際して防水リッ
プ６が孔縁に干渉してめくれて、孔縁との間にかみ込ん
だり、係止爪５が孔縁に充分に係止しない嵌合不足とな
って、グロメット１の取着不備・防水不良のものを生ず
る難点がある。本発明は、以上の従来技術の難点を解消
し、防水不良等の不良品の発生防止と、貫通孔への取り
付け作業性の向上を図るワイヤハーネス用グロメットを
提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成する本
発明のワイヤハーネス用グロメットは、「ワイヤハーネ
スを通す挿通管部の端部に、防水リップを周設した弾性
質のグロメット主部と、車体・機器の隔板の貫通孔の孔
縁に係止する係止爪を有し、前記グロメット主部と組合
せ結合する硬質の取着部材からなり、前記防水リップを
前記貫通孔の周縁に圧接して、前記貫通孔に取り付ける
ワイヤハーネス用グロメットにおいて、前記係止爪を、
前記貫通孔の概ね直径上に係合する前部係止爪と後部係
止爪の対になし、前記前部係止爪を、前記貫通孔の周縁
の裏側に係合する剛性舌片になし、前記後部係止爪を、
前記取着部材の中心方向に進退自在の弾性係止片上の係
止爪になした構造」になっている。
発明のワイヤハーネス用グロメットは、「ワイヤハーネ
スを通す挿通管部の端部に、防水リップを周設した弾性
質のグロメット主部と、車体・機器の隔板の貫通孔の孔
縁に係止する係止爪を有し、前記グロメット主部と組合
せ結合する硬質の取着部材からなり、前記防水リップを
前記貫通孔の周縁に圧接して、前記貫通孔に取り付ける
ワイヤハーネス用グロメットにおいて、前記係止爪を、
前記貫通孔の概ね直径上に係合する前部係止爪と後部係
止爪の対になし、前記前部係止爪を、前記貫通孔の周縁
の裏側に係合する剛性舌片になし、前記後部係止爪を、
前記取着部材の中心方向に進退自在の弾性係止片上の係
止爪になした構造」になっている。
【０００７】そして、その態様として、取着部材を貫通
孔に正常に係止した状態において、取着部材と貫通孔周
縁間に挾着するシールリングを、取着部材に装着し、そ
のシールリングによる第二シールポイントを設けること
がある。
孔に正常に係止した状態において、取着部材と貫通孔周
縁間に挾着するシールリングを、取着部材に装着し、そ
のシールリングによる第二シールポイントを設けること
がある。
【０００８】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用グロメ
ットは、貫通孔への係止爪が、前記の剛性舌片からなる
前部係止爪と、弾性係止片上の後部係止爪の対に構成さ
れているので、その貫通孔へ取り付け係止するとき、取
着部材を傾けて、その前部係止爪のみを、貫通孔の裏側
へ入れて差し込み係止し、しかるのち、後部係止爪の上
方部分を、指先で貫通孔方向へ押し付けると、その後部
係止爪が弾性後退して貫通孔を通過し「パチン」と貫通
孔に抜け止め状に係止するので、貫通孔の上方部分に、
ワイヤハーネス用グロメットを係止操作するための充分
な空間が存在しないでも、その取り付け係止作業は前記
従来構造のものよりやり易くなると共に、防水リップの
めくれかみ込みや、係止爪の係止不良を生ずるおそれが
極めて少くなり、貫通孔への取り付け係止が一段と的確
になる。
ットは、貫通孔への係止爪が、前記の剛性舌片からなる
前部係止爪と、弾性係止片上の後部係止爪の対に構成さ
れているので、その貫通孔へ取り付け係止するとき、取
着部材を傾けて、その前部係止爪のみを、貫通孔の裏側
へ入れて差し込み係止し、しかるのち、後部係止爪の上
方部分を、指先で貫通孔方向へ押し付けると、その後部
係止爪が弾性後退して貫通孔を通過し「パチン」と貫通
孔に抜け止め状に係止するので、貫通孔の上方部分に、
ワイヤハーネス用グロメットを係止操作するための充分
な空間が存在しないでも、その取り付け係止作業は前記
従来構造のものよりやり易くなると共に、防水リップの
めくれかみ込みや、係止爪の係止不良を生ずるおそれが
極めて少くなり、貫通孔への取り付け係止が一段と的確
になる。
【０００９】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。即
ち、自動車のバックドアーに配設するワイヤハーネスの
グロメットとして応用した本発明一実施例を示す図１を
参照して、ワイヤハーネス１０を中空部に挿通する蛇腹
管９からなる挿通管部４の下側端部に、管径方向に膨出
した結合部１３を有し、その結合部１３の下端周縁に、
車体の隔板７の貫通孔８の周縁に圧接する防水リップ６
を周設したゴム製弾性質のグロメット主部２と、グロメ
ット主部２の結合部１３の結合凹溝１１に、結合フラン
ジ１２を嵌めて結合し、その結合フランジ１２の下方の
胴部１４に、係止爪５を有する短筒体硬質の取着部材３
からなり、その係止爪５を貫通孔８の孔縁に引っ掛け係
止するワイヤハーネス用グロメット１において、係止爪
５は貫通孔８の直径上の孔縁に係合する前部係止爪５Ａ
と後部係止爪５Ｂの対になっている。
ち、自動車のバックドアーに配設するワイヤハーネスの
グロメットとして応用した本発明一実施例を示す図１を
参照して、ワイヤハーネス１０を中空部に挿通する蛇腹
管９からなる挿通管部４の下側端部に、管径方向に膨出
した結合部１３を有し、その結合部１３の下端周縁に、
車体の隔板７の貫通孔８の周縁に圧接する防水リップ６
を周設したゴム製弾性質のグロメット主部２と、グロメ
ット主部２の結合部１３の結合凹溝１１に、結合フラン
ジ１２を嵌めて結合し、その結合フランジ１２の下方の
胴部１４に、係止爪５を有する短筒体硬質の取着部材３
からなり、その係止爪５を貫通孔８の孔縁に引っ掛け係
止するワイヤハーネス用グロメット１において、係止爪
５は貫通孔８の直径上の孔縁に係合する前部係止爪５Ａ
と後部係止爪５Ｂの対になっている。
【００１０】そして、その前部係止爪５Ａは、胴部１４
の下端を若干垂長して外方に曲げたＬ字形をなし、胴部
１４の外方に突設する剛性舌片１５に形成され、後部係
止爪５Ｂは（図１の（Ｄ）参照）、スリット１６を介し
て胴部１４と分離し、胴部１４の上方から下方に伸びて
下端を自由端となす弾性係止片１７の自由端上に設けら
れ、この後部係止爪５Ｂは、胴部１４の直径方向に進退
自在になっている。そして、この剛性舌片１５の前部係
止爪５Ａと弾性係止片１７上の後部係止爪５Ｂを、貫通
孔８の孔縁へ係止させることによって、ワイヤハーネス
１０に装着したワイヤハーネス用グロメット１を、貫通
孔８に取り付け係止する構造になっている。
の下端を若干垂長して外方に曲げたＬ字形をなし、胴部
１４の外方に突設する剛性舌片１５に形成され、後部係
止爪５Ｂは（図１の（Ｄ）参照）、スリット１６を介し
て胴部１４と分離し、胴部１４の上方から下方に伸びて
下端を自由端となす弾性係止片１７の自由端上に設けら
れ、この後部係止爪５Ｂは、胴部１４の直径方向に進退
自在になっている。そして、この剛性舌片１５の前部係
止爪５Ａと弾性係止片１７上の後部係止爪５Ｂを、貫通
孔８の孔縁へ係止させることによって、ワイヤハーネス
１０に装着したワイヤハーネス用グロメット１を、貫通
孔８に取り付け係止する構造になっている。
【００１１】さらに、この実施例のワイヤハーネス用グ
ロメット１は、取着部材３の結合フランジ１２の下方
に、結合フランジ１２と平行するシールフランジ２１が
設けられ、このシールフランジ２１の下面周縁にシール
リング１８が装着されている。そして、取着部材３を貫
通孔８に正常に取り付け係止すると、シールリング１８
がシールフランジ２１と貫通孔８の周縁との間に挾着さ
れ、貫通孔８の部位の防水性を一段と向上する第二シー
ルポイント２０を構成する構造を有している。さらに、
この実施例の防水リップ６は、防水リップ６がなす環体
の内側に凹曲面を有する内巻き形状に形成されている。
ロメット１は、取着部材３の結合フランジ１２の下方
に、結合フランジ１２と平行するシールフランジ２１が
設けられ、このシールフランジ２１の下面周縁にシール
リング１８が装着されている。そして、取着部材３を貫
通孔８に正常に取り付け係止すると、シールリング１８
がシールフランジ２１と貫通孔８の周縁との間に挾着さ
れ、貫通孔８の部位の防水性を一段と向上する第二シー
ルポイント２０を構成する構造を有している。さらに、
この実施例の防水リップ６は、防水リップ６がなす環体
の内側に凹曲面を有する内巻き形状に形成されている。
【００１２】以上の実施例のワイヤハーネス用グロメッ
ト１は（図１の（Ｅ）参照）、貫通孔８へ取り付け係止
するとき、若干傾けて前部係止爪５Ａの剛性舌片１５
を、貫通孔８の孔縁へ係合させ、しかるのち、後部係止
爪５Ｂの上方部分を指先等で押え付けると、後部係止爪
５Ｂをのせる弾性係止片１７が弾性後退して貫通孔８を
通過し、通過後直ちに後部係止爪５Ｂが弾性突出して貫
通孔８の裏側へ係止するので、貫通孔８への取り付け係
止がし易く、係止爪５Ａ・５Ｂによる係止が的確になる
と共に、防水リップ６のめくれかみ込みや、係止爪５Ａ
・５Ｂの孔縁への係止不備を生ずるおそれが極めて少く
なる。そして、防水リップ６が前記の内巻き形状を有す
るので、防水リップ６の隔板７への圧接弾性度が向上
し、防水リップ６による第一シールポイントのシール性
が一段と良好になる。
ト１は（図１の（Ｅ）参照）、貫通孔８へ取り付け係止
するとき、若干傾けて前部係止爪５Ａの剛性舌片１５
を、貫通孔８の孔縁へ係合させ、しかるのち、後部係止
爪５Ｂの上方部分を指先等で押え付けると、後部係止爪
５Ｂをのせる弾性係止片１７が弾性後退して貫通孔８を
通過し、通過後直ちに後部係止爪５Ｂが弾性突出して貫
通孔８の裏側へ係止するので、貫通孔８への取り付け係
止がし易く、係止爪５Ａ・５Ｂによる係止が的確になる
と共に、防水リップ６のめくれかみ込みや、係止爪５Ａ
・５Ｂの孔縁への係止不備を生ずるおそれが極めて少く
なる。そして、防水リップ６が前記の内巻き形状を有す
るので、防水リップ６の隔板７への圧接弾性度が向上
し、防水リップ６による第一シールポイントのシール性
が一段と良好になる。
【００１３】さらに、この実施例のものは、前記の第二
シールポイント２０が存在するので、防水リップ６によ
る第一シールポイントとの二重構造となり、貫通孔８部
位の防水性が向上し安定する。
シールポイント２０が存在するので、防水リップ６によ
る第一シールポイントとの二重構造となり、貫通孔８部
位の防水性が向上し安定する。
【００１４】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用グロメットは、ワイヤハーネスの挿通管部と防
水リップを有する弾性質のグロメット主部と、車体・機
器の貫通孔への係止爪を有して該グロメット主部に結合
する硬質の取着部材からなるものにおいて、その貫通孔
への取り付け作業性を向上して、防水リップのめくれか
み込み及び係止不備の発生防止と防水性の向上を図り、
グロメット機能の向上安定を促進する効果がある。
ーネス用グロメットは、ワイヤハーネスの挿通管部と防
水リップを有する弾性質のグロメット主部と、車体・機
器の貫通孔への係止爪を有して該グロメット主部に結合
する硬質の取着部材からなるものにおいて、その貫通孔
への取り付け作業性を向上して、防水リップのめくれか
み込み及び係止不備の発生防止と防水性の向上を図り、
グロメット機能の向上安定を促進する効果がある。
【図１】本発明一実施例のワイヤハーネス用グロメット
を示し、図中の（Ａ）はその構成部材の斜視図、図中の
（Ｂ）は貫通孔へ取着状態の正面断面図、図中の（Ｃ）
はその前部係止爪の側面図、図中の（Ｄ）はその後部係
止爪の正面図、図中の（Ｅ）は貫通孔への取り付け方法
を示す正面断面図
を示し、図中の（Ａ）はその構成部材の斜視図、図中の
（Ｂ）は貫通孔へ取着状態の正面断面図、図中の（Ｃ）
はその前部係止爪の側面図、図中の（Ｄ）はその後部係
止爪の正面図、図中の（Ｅ）は貫通孔への取り付け方法
を示す正面断面図
【図２】従来のワイヤハーネス用グロメットを示し、図
中の（Ａ）はその正面図、図中の（Ｂ）はその取着部材
と貫通孔の斜視図、図中の（Ｃ）（Ｄ）はその使用状態
の正面図
中の（Ａ）はその正面図、図中の（Ｂ）はその取着部材
と貫通孔の斜視図、図中の（Ｃ）（Ｄ）はその使用状態
の正面図
１ ワイヤハーネス用グロメット ２ グロメット主部 ３ 取着部材 ４ 挿通管部 ５ 係止爪 ５Ａ 前部係止爪 ５Ｂ 後部係止爪 ６ 防水リップ ７ 隔板 ８ 貫通孔 ９ 蛇腹管 １０ ワイヤハーネス １３ 結合部 １４ 胴部 １５ 剛性舌片 １６ スリット １７ 弾性係止片 １８ シールリング １９ バックドアー ２０ 第二シールポイント ２１ シールフランジ
Claims (3)
- 【請求項１】 ワイヤハーネスを通す挿通管部の端部
に、防水リップを周設した弾性質のグロメット主部と、
車体・機器の隔板の貫通孔の孔縁に係止する係止爪を有
し、前記グロメット主部と組合せ結合する硬質の取着部
材からなり、前記防水リップを前記貫通孔の周縁に圧接
して、前記貫通孔に取り付けるワイヤハーネス用グロメ
ットにおいて、前記係止爪を、前記貫通孔の概ね直径上
に係合する前部係止爪と後部係止爪の対になし、前記前
部係止爪を、前記貫通孔の周縁の裏側に係合する剛性舌
片になし、前記後部係止爪を、前記取着部材の中心方向
に進退自在の弾性係止片上の係止爪になした構造を特徴
とするワイヤハーネス用グロメット。 - 【請求項２】 取着部材を貫通孔に正常に取り付けた状
態において、取着部材と貫通孔周縁間に挾着するシール
リングを、取着部材に装着した請求項１のワイヤハーネ
ス用グロメット。 - 【請求項３】 防水リップを、該防水リップがなす環体
の内側に凹曲面を有する内巻き形状になした請求項１ま
たは請求項２のワイヤハーネス用グロメット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6162746A JPH087688A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | ワイヤハーネス用グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6162746A JPH087688A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | ワイヤハーネス用グロメット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH087688A true JPH087688A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15760480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6162746A Pending JPH087688A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | ワイヤハーネス用グロメット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH087688A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6600105B2 (en) * | 2001-06-18 | 2003-07-29 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Grommet equipped with resin inner sleeve for fixing connectors and method of installing the grommet |
| JP2012130085A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-07-05 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | グロメット |
| JP2013038951A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | グロメット |
| JP2015154687A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 矢崎総業株式会社 | グロメットインナー及びワイヤーハーネス |
| CN105144522A (zh) * | 2013-04-22 | 2015-12-09 | 住友电装株式会社 | 护线套 |
-
1994
- 1994-06-21 JP JP6162746A patent/JPH087688A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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