JPH1026027A - エンジンの過給装置 - Google Patents

エンジンの過給装置

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JPH1026027A
JPH1026027A JP8180512A JP18051296A JPH1026027A JP H1026027 A JPH1026027 A JP H1026027A JP 8180512 A JP8180512 A JP 8180512A JP 18051296 A JP18051296 A JP 18051296A JP H1026027 A JPH1026027 A JP H1026027A
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博 内田
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雄二 岩切
Akinobu Bessho
昭信 別所
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実 石野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの低速域でも、遠心圧縮機の圧力比
を高めて過給による加速性能の向上や排気エミッション
の低減を達成し、また、遠心圧縮機の効率を高める。 【解決手段】 エンジンのシリンダに遠心圧縮機で高圧
空気を供給する過給装置において、遠心圧縮機3は、回
転中の羽根車12に流入する空気流に羽根車12と同一
方向の旋回を与える空気流旋回機構21を旋回量調整可
能に設け、エンジンの低速域では、羽根車12に流入す
る空気流に与える旋回を大きくし、エンジンの高速域で
は、羽根車12に流入する空気流に与える旋回を小さく
または零にする構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのシリン
ダに遠心圧縮機で高圧空気を供給する過給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ターボチャージャとも呼ばれる排気ター
ビン過給装置は、エンジンのシリンダに接続した吸気通
路の途中に遠心圧縮機を介在し、エンジンのシリンダに
接続した排気通路の途中にガスタービンを介在し、遠心
圧縮機とガスタービンを同軸に連結している。
【0003】排気通路を流れる排気ガスでガスタービン
が回転されて遠心圧縮機が回転され、吸気通路を流れる
空気が遠心圧縮機で圧縮され、高圧になった空気がエン
ジンのシリンダに供給される。
【0004】エンジンは、その外周の大気圧より高圧の
空気が供給されることにより、出力特性が向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、エンジンの
過給装置は、エンジンの低速域では、遠心圧縮機のサー
ジング限界のため、遠心圧縮機の圧力比を十分に高める
ことができず、十分に過給することができない。従っ
て、エンジンの低速域では、過給による加速性能の向上
や排気エミッションの低減を達成することが困難であ
る。
【0006】また、自動車用エンジンのように運転範囲
が広いエンジンの過給装置においては、遠心圧縮機は、
運転範囲が広く、最高効率点をはずれた条件でも運転さ
れ、小流量域では、効率が高くない。従って、エンジン
の低速域では、過給効率が高いとは言い難い。
【0007】
【課題を解決するための着眼】エンジンの過給装置にお
いて、遠心圧縮機は、空気入口から回転中の羽根車に流
入する空気流に羽根車と同一方向の旋回を与えると、小
流量域で現れるサージング限界が更に小流量側に移動
し、小流量域でも、圧力比を高めることができ、また、
最高効率点が小流量側に移動し、小流量域でも、効率を
高めることができることを発見した。
【0008】そこで、遠心圧縮機は、図2に示すよう
に、羽根車と同芯状の空気入口に、回転中の羽根車12
に流入する空気流に旋回を与える案内羽根23を、羽根
車12の軸芯方向からの傾斜角度を調整可能に設け、空
気流量が少なくなるエンジンの低速域では、案内羽根2
3の傾斜角度を大きくして、回転中の羽根車12に流入
する空気流に羽根車12と同一方向の大きな旋回を与
え、空気流量が多くなるエンジンの高速域では、案内羽
根23の傾斜角度を小さくし、または、零にして、回転
中の羽根車12に流入する空気流に羽根車12と同一方
向の小さな旋回を与え、または、旋回を与えないことを
考え付いた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンのシ
リンダに遠心圧縮機で高圧空気を供給する過給装置にお
いて、遠心圧縮機は、回転中の羽根車に流入する空気流
に羽根車と同一方向の旋回を与える空気流旋回機構を旋
回量調整可能に設け、エンジンの低速域では、羽根車に
流入する空気流に与える旋回を大きくし、エンジンの高
速域では、羽根車に流入する空気流に与える旋回を小さ
くまたは零にする構成にしたことを特徴とするエンジン
の過給装置である。
【0010】遠心圧縮機は、エンジンの低速域では、羽
根車に流入する空気流に羽根車と同一方向の大きな旋回
が与えられ、小流量域で現れるサージング限界が更に小
流量側に移動し、また、最高効率点が小流量側に移動す
る。エンジンの高速域では、羽根車に流入する空気流に
与えられる旋回が小さくまたは零になり、最高効率点が
大流量側に戻り、また、空気流に旋回を与えることによ
る圧力損失が少なくなる。
【0011】
【発明の効果】エンジンの低速域でも、遠心圧縮機の圧
力比を高めて、過給による加速性能の向上や排気エミッ
ションの低減を達成することができ、また、遠心圧縮機
の効率を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
<第1例(図1〜図5参照)>本例のエンジンの過給装
置は、図1に略示するように、自動車用エンジンの排気
タービン過給装置であり、自動車用エンジンの複数のシ
リンダ1の吸気口に接続した吸気通路2の途中に遠心圧
縮機3を介在し、複数のシリンダ1の排気口に接続した
排気通路4の途中にガスタービン5を介在し、遠心圧縮
機3とガスタービン5を同軸に連結している。
【0013】エンジンの排気通路4を流れる排気ガスで
ガスタービン5が回転されて遠心圧縮機3が回転され、
吸気通路2を流れる空気が遠心圧縮機3で圧縮され、高
圧になった空気が各シリンダ1に供給される。
【0014】遠心圧縮機3は、図2に示すように、ケー
シング11の中央部に羽根車12を入れ、羽根車12の
軸13をケーシング11の後部に軸受し、ケーシング1
1の前部に円筒形状の空気入口管14を羽根車12と同
芯状に設け、ケーシング11の外周部にディフューザ1
5と渦巻室16を内外に同芯状に設けている。渦巻室1
6の大径部には、図示しないが、空気出口管を接続して
いる。
【0015】羽根車12は、図3に示すように、円盤形
状の主板17の中心部に軸13を貫通して固定し、主板
17の前面に湾曲板形状の羽根18を等間隔位置にほぼ
径方向に沿って固定している。
【0016】エンジンの吸気通路2を流れる空気は、遠
心圧縮機3の空気入口管14から回転中の羽根車12の
前面の入口に流入し、羽根車12の羽根18の間の湾曲
通路を通って、羽根車12の外周の出口からディフュー
ザ15を経て渦巻室16に流入し、高圧になった空気が
渦巻室16の空気出口管から流出し、エンジンのシリン
ダ1に流入する。
【0017】遠心圧縮機3は、図2に示すように、羽根
車12と同芯状の空気入口に、回転中の羽根車12に流
入する空気流に羽根車12と同一方向の旋回を与える空
気流旋回機構21を旋回量調整可能に設けている。
【0018】空気流旋回機構21は、図2に示すよう
に、円筒形状の空気入口管14の中心を挟む上下の2個
所に、それぞれ、軸22を空気入口管14の径方向に貫
通して軸受し、空気入口管14内に突出した両軸22の
内側部の後側に、それぞれ、その軸22の軸芯方向に沿
って略三角板形状の案内羽根23の前側を固定し、空気
入口管14の中心に近付くに従って空気入口管14の軸
芯方向の幅が狭くなる両案内羽根23を、それぞれ、羽
根車12の前面の入口の前側に配置している。
【0019】空気入口管14外に突出した両軸22の外
端には、図2に示すように、それぞれ、その軸22を所
望の角度回転する回転駆動装置24を連結し、上下の両
案内羽根23を、それぞれ、その案内羽根23と対面し
た羽根車12の羽根18の移動方向に傾斜可能にし、図
4に示すように、両案内羽根23がそれぞれ空気入口管
14と羽根車12の軸芯方向から傾斜する角度を調整可
能にしている。回転駆動装置24には、ステップモータ
式、油圧または空圧式のアクチュエータが例示される。
【0020】両案内羽根23が羽根車12の軸芯方向に
配置されて羽根車12の軸芯方向から傾斜していない
と、両案内羽根23のない従来の場合と同様に、空気入
口管14の空気流が羽根車12の軸芯方向に流れて羽根
車12の入口に流入する。
【0021】両案内羽根23がそれぞれその案内羽根2
3と対面した羽根車12の羽根18の移動方向に傾斜し
ていると、各案内羽根23を通過する空気流がそれぞれ
その案内羽根23でその傾斜方向に折曲されて羽根車1
2の軸芯方向から傾斜し、回転中の羽根車12の入口に
流入する空気流が羽根車12と同一方向に同芯状に旋回
する。
【0022】羽根車12の入口の速度三角形は、両案内
羽根23が羽根車12の軸芯方向から傾斜せず、空気入
口管14を流れる空気流が羽根車12の軸芯方向から羽
根車12の入口に流入するときには、図4に破線で示す
ようになり、両案内羽根23が羽根車12の軸芯方向か
ら傾斜して、羽根車12の入口に流入する空気流が羽根
車の羽根18の移動方向に傾斜するときには、図4に実
線で示すようになる。
【0023】図4中、Cは、空気入口管14を流れる空
気流の絶対速度を示し、Uは、羽根車12の入口の周方
向速度を示し、Wは、空気流が羽根車12の入口に流入
する相対速度を示す。αは、羽根車12の入口に流入す
る空気流が羽根車12の軸芯方向から羽根車の羽根18
の移動方向に傾斜する角度を示し、βは、空気流が羽根
車12の入口に流入する相対角度を示す。
【0024】羽根車12の入口の速度三角形から明らか
なように、両案内羽根23が羽根車12の軸芯方向から
傾斜して、羽根車12の入口に流入する空気流が羽根車
の羽根18の移動方向に傾斜して羽根車12と同一方向
に旋回すると、空気流が羽根車12の入口に流入する相
対角度βがほとんど変化せずに、空気入口管14を流れ
る空気流の軸芯方向の絶対速度Ccosαと、空気流が羽
根車12の入口に流入する相対速度Wが減少する。
【0025】羽根車12に流入する空気流が傾斜する角
度αが大きくなるに従って、空気流が羽根車12に流入
する相対角度βがほとんど変化せずに、空気流の軸芯方
向の絶対速度Ccosαと空気流の相対流入速度W、即
ち、羽根車12に流入する空気流量が徐々に減少する。
遠心圧縮機3は、空気流が羽根車12に流入する相対角
度βが羽根車の羽根18の入口角度に一致して空気流が
羽根車の羽根18に沿って流れるときに効率が最高にな
り、また、空気流が羽根車の羽根18から激しく剥離し
て不安定になるとサージングになるので、空気流の傾斜
角度αが大きくなるに従って、最高効率点が小流量側に
移動し、また、サージング限界が小流量側に移動する。
【0026】遠心圧縮機3の空気流量に対する効率と圧
力比の特性は、回転速度がn1とn2(n1<n2)である
場合、空気流の傾斜角度αが小さいまたは零のときに
は、図5に細線で示すようになり、空気流の傾斜角度α
が大きいときには、図5に実線で示すようになる。
【0027】図5から明らかなように、空気流の傾斜角
度αが大きくなると、効率の最高点が小流量側に移動
し、また、小流量域でサージング線が小流量側に移動し
てエンジン作動線が小流量側に移動する。
【0028】回転速度が遅くてn1である場合、空気流
の傾斜角度αが小さいまたは零のときには、遠心圧縮機
3が有効に作動する最小の空気流量がQ2であるが、空
気流の傾斜角度αが大きくなると、圧力比と効率がほと
んど変化せずに、最小の空気流量が更に小さくなってQ
1になる。空気流量がQ2より少ない領域でも、遠心圧縮
機3が有効に作動する。即ち、エンジンの更に低速の領
域でも、遠心圧縮機3の圧力比を高めて、過給による加
速性能の向上や排気エミッションの低減を達成すること
ができる。
【0029】また、回転速度がn1より速くてn2であ
り、空気流量が中流量域のQ3である場合、空気流の傾
斜角度αが小さいまたは零のときには、効率がη1であ
るが、空気流の傾斜角度αが大きくなると、圧力比が変
化せずに、効率が高くなってη2になる。
【0030】図2に示すように、両案内羽根23の回転
駆動装置24をエンジンの回転速度に応じて制御する制
御装置25を設けている。エンジンの低速域では、両案
内羽根23の傾斜角度を大きくして、羽根車12に流入
する空気流に与える旋回を大きくし、エンジンの高速域
では、両案内羽根23の傾斜角度を小さくまたは零にし
て、羽根車12に流入する空気流に与える旋回を小さく
または零にする。
【0031】<第2例(図6と図7参照)>本例のエン
ジンの過給装置は、第1例における遠心圧縮機の空気流
旋回機構21の案内羽根の回転駆動装置24とその制御
装置25を簡単な構造にしたものである。
【0032】案内羽根23の傾斜角度をエンジンの回転
速度に応じて制御する制御装置31は、図6と図7に示
すように、両案内羽根23の軸22の外端に、それぞ
れ、その径方向に突出した腕32を固定し、各腕32の
先端とケーシング11の外面の間に螺旋ばね33を取り
付けて、各軸22に、それぞれ、その軸22の後側の案
内羽根23を羽根車12の軸芯方向から羽根車の羽根1
8の移動方向に傾斜させる弾性回転力を付与し、ケーシ
ング11の外面に、各腕32に当たるストップピン34
を固定して、各案内羽根23の傾斜角度が許容角度を越
えない構成にしている。
【0033】エンジンの低速域では、遠心圧縮機の羽根
車12に流入する空気流の流量が少なく、空気流が螺旋
ばね33による弾性回転力に抗して各案内羽根23を回
転させる力が弱く、両案内羽根23が羽根車の羽根18
の移動方向に傾斜する角度が大きくなって、羽根車12
に流入する空気流に与えられる旋回が大きくなる。
【0034】エンジンの高速域では、遠心圧縮機の羽根
車12に流入する空気流の流量が多く、空気流が螺旋ば
ね33による弾性回転力に抗して各案内羽根23を回転
させる力が強く、図6と図7に示すように、両案内羽根
23が羽根車の羽根18の移動方向に傾斜する角度が小
さくまたは零になって、羽根車12に流入する空気流に
与えられる旋回が小さくまたは零になる。
【0035】その他の点は、第1例におけるのと同様で
ある。
【0036】<第3例(図8参照)>本例のエンジンの
過給装置は、第1例における遠心圧縮機の空気流旋回機
構21の案内羽根23の形状を変えて枚数を増やし、全
案内羽根を連動して傾斜させる機構を設けたものであ
る。
【0037】空気流旋回機構41は、図8に示すよう
に、円筒形状の空気入口管14の中心を挟む上下と左右
の4個所に、それぞれ、軸42を空気入口管14の径方
向に貫通して軸受し、空気入口管14内に突出した各軸
42の内側部の後側と前側に、それぞれ、その軸の軸芯
方向に沿って三角板形状の案内羽根43を固定し、空気
入口管14の中心に近付くに従って空気入口管14の軸
芯方向の幅が狭くなる各案内羽根43を、それぞれ、羽
根車12の前面の入口の前側に配置している。
【0038】全案内羽根43を連動して傾斜させる機構
は、図8に示すように、空気入口管14外に突出した各
軸42の外端にそれぞれピニオン44を固定し、ケーシ
ング11の外周段部に軸受45を介して円環形状のフェ
ースギヤ46を嵌合し、フェースギヤ46に各ピニオン
44を噛み合わせている。いずれかのピニオン44また
はフェースギヤ46を回転すると、4枚のピニオン44
が同様に回転して、4枚の案内羽根43が連動して傾斜
する。
【0039】1本の軸42には、図8に示すように、そ
の軸42を所望の角度回転する回転駆動装置24を連結
し、回転駆動装置24をエンジンの回転速度に応じて制
御する制御装置25を設けている。エンジンの低速域で
は、全案内羽根43の傾斜角度を大きくして、羽根車1
2に流入する空気流に与える旋回を大きくし、エンジン
の高速域では、全案内羽根43の傾斜角度を小さくまた
は零にして、羽根車12に流入する空気流に与える旋回
を小さくまたは零にする。
【0040】その他の点は、第1例におけるのと同様で
ある。
【0041】回転駆動装置24は、軸42に代えてフェ
ースギヤ46に連結してもよい。ピニオン44とフェー
スギヤ46は、ベベルギヤにしてもよい。
【0042】全案内羽根を連動して傾斜させる機構4
4,45,46は、第1例または第2例における空気流
旋回機構21に設けて、回転駆動装置24または弾性回
転力付与機構32,33,34を1個にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の第1例のエンジンの過給装
置の概略図。
【図2】同過給装置の遠心圧縮機の縦断面図であって案
内羽根が傾斜していない状態の図。
【図3】同過給装置の遠心圧縮機の羽根車の斜視図。
【図4】図2のA−A線断面図であって案内羽根が傾斜
している状態の図。
【図5】同過給装置の遠心圧縮機の空気流量に対する効
率と圧力比の特性線図。
【図6】第2例の過給装置の遠心圧縮機の縦断面図であ
って案内羽根が傾斜していない状態の図。
【図7】図6のB−B線断面図。
【図8】第3例の過給装置の遠心圧縮機の縦断面図であ
って案内羽根が傾斜していない状態の図。
【符号の説明】
1 エンジンのシリンダ 3 過給装置の遠心圧縮機 12 羽根車 21,41 空気流旋回機構 22,42 軸 23,43 案内羽根 24 回転駆動装置 25 制御装置 32 腕,弾性回転力付与機構 33 螺旋ばね,弾性回転力付与機構 44 ピニオン,全案内羽根を連動して傾斜させる機構 46 フェースギヤ,全案内羽根を連動して傾斜させる
機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 別所 昭信 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 石野 実 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダに遠心圧縮機で高圧
    空気を供給する過給装置において、 遠心圧縮機は、回転中の羽根車に流入する空気流に羽根
    車と同一方向の旋回を与える空気流旋回機構を旋回量調
    整可能に設け、 エンジンの低速域では、羽根車に流入する空気流に与え
    る旋回を大きくし、エンジンの高速域では、羽根車に流
    入する空気流に与える旋回を小さくまたは零にする構成
    にしたことを特徴とするエンジンの過給装置。
  2. 【請求項2】 空気流旋回機構は、羽根車と同芯状の空
    気入口の中心を挟む複数個所に、それぞれ、軸を羽根車
    の径方向に軸受し、各軸にそれぞれ案内羽根を固定し、
    各案内羽根をそれぞれ羽根車の入口の前側に配置し、回
    転中の羽根車に流入する空気流に羽根車と同一方向の旋
    回を与える案内羽根を、羽根車の軸芯方向からの傾斜角
    度を調整可能に設けたことを特徴とする請求項1に記載
    のエンジンの過給装置。
  3. 【請求項3】 案内羽根の軸に、その軸を所望の角度回
    転する回転駆動装置を連結し、回転駆動装置をエンジン
    の回転速度に応じて制御する制御装置を設けたことを特
    徴とする請求項2に記載のエンジンの過給装置。
  4. 【請求項4】 案内羽根の軸に、その軸の案内羽根を羽
    根車の軸芯方向から傾斜させる弾性回転力を付与し、こ
    の弾性回転力に抗して案内羽根を、羽根車に流入する空
    気流がその流量に応じて回転させ、エンジンの低速域で
    は、案内羽根が羽根車の軸芯方向から傾斜する角度を大
    きくし、エンジンの高速域では、案内羽根が羽根車の軸
    芯方向から傾斜する角度を小さくまたは零にする構成に
    したことを特徴とする請求項2に記載のエンジンの過給
    装置。
  5. 【請求項5】 全案内羽根を連動して傾斜させる機構を
    設けたことを特徴とする請求項2,3または4に記載の
    エンジンの過給装置。
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Cited By (13)

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