JPH10247103A - メモリ書き換え装置 - Google Patents

メモリ書き換え装置

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JPH10247103A
JPH10247103A JP9049061A JP4906197A JPH10247103A JP H10247103 A JPH10247103 A JP H10247103A JP 9049061 A JP9049061 A JP 9049061A JP 4906197 A JP4906197 A JP 4906197A JP H10247103 A JPH10247103 A JP H10247103A
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JP
Japan
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control
learning value
memory
initial state
rewriting
Prior art date
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JP9049061A
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Yukihiro Ino
幸宏 猪野
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D31/00Use of speed-sensing governors to control combustion engines, not otherwise provided for
    • F02D31/001Electric control of rotation speed
    • F02D31/002Electric control of rotation speed controlling air supply
    • F02D31/003Electric control of rotation speed controlling air supply for idle speed control
    • F02D31/005Electric control of rotation speed controlling air supply for idle speed control by controlling a throttle by-pass
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
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    • F02D41/2425Particular ways of programming the data
    • F02D41/2487Methods for rewriting
    • F02D41/249Methods for preventing the loss of data
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
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    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
    • G05B13/0265Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric the criterion being a learning criterion
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
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    • G05B2219/20Pc systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き換え前と書き換え後のアクチュエータの
制御状態が異なる場合に現在の学習値を初期状態に戻す
ことによる車両の運転性の悪化を防止する。 【解決手段】 コントロールユニット12内で制御プロ
グラムに基づき現在の学習値を用いてアクチュエータを
制御手段14が制御しアクチュエータを制御しない状態
でも現在の学習値を記憶手段15が、また現在の学習値
が初期状態でない場合にその情報を記憶手段16がそれ
ぞれ記憶する。外部ツール11より制御メモリ13の書
き換え要求を受けかつ前記情報より現在の学習値が初期
状態でないとき制御メモリ13の書き換え禁止を送信手
段18が外部ツール11に送信する。これにより書き換
え前と書き換え後のアクチュエータの制御状態が異なる
場合に現在の学習値が初期状態に戻されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はメモリ書き換え装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】CPU、メモリ、入出力装置から構成さ
れるコントロールユニットにおいて、メモリの内容を変
更するには、メモリ自体を交換する必要があったが、近
年のメモリの開発により、外部ツールにより電気的に消
去および書き込みが可能なメモリを使用することで(特
開平7−287605号公報参照)、メモリを交換する
必要がなく、これによってコスト低減が可能になってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の制御
部品などアクチュエータを制御対象とする制御プログラ
ムに、エンジン停止後もバックアップされる学習値を格
納する箇所があるものがある。
【0004】このものにおいて、制御プログラムを書き
込むためのメモリ(以下制御メモリという)を、外部ツ
ールにより電気的に消去および書き込み可能なメモリか
ら構成するとともに、バグを発見したときなどプログラ
ム変更の必要からこの制御メモリを書き換える場合に、
現在の学習値を捨てて初期状態の学習値に戻してしまっ
たのでは、書き換え前のアクチュエータの制御状態と書
き換え後のアクチュエータの制御状態とが異なる場合
に、学習値が書き換え前の状態になるまでのあいだ車両
の運転性が悪くなる。
【0005】たとえば、エンジン制御用コントロールユ
ニットが行う制御に、ステップモータ式の補助空気弁を
制御対象とするアイドル回転数制御があり、この制御に
おいて、補助空気弁の流量特性が基準より少ない特性の
ものでは、学習値を導入していない場合に基本ステップ
数をステップモータに与えただけだと、補助空気量の不
足により、フィードバック制御の開始直後にアイドル回
転数が制御目標値より低下する。制御目標値からの定常
偏差は制御部材の製作バラツキや制御部材の経時劣化に
伴うものであり、この定常偏差の解消を目的とするのが
学習値である。したがって、学習値が収束した状態で
は、学習値の分が基本ステップ数に加わったものがステ
ップモータに与えられるので、始動の当初よりアイドル
回転数が制御目標値へと制御される。この場合に、制御
メモリの書き換えにより、現在の学習値を初期状態の学
習値に戻してしまったのでは、上記の定常偏差があらわ
になり、学習値が収束するまでのあいだ始動のたびにア
イドル回転数の回転落ちが生じてしまうのである。
【0006】そこで本発明は、外部ツールよりの書き換
え要求を受けた場合に現在の学習値が初期状態でないと
きは制御メモリの書き換え禁止を外部ツールに送り返す
ことなどにより、書き換え前のアクチュエータの制御状
態と書き換え後のアクチュエータの制御状態とが異なる
場合に現在の学習値を初期状態に戻すことによる車両の
運転性の悪化をを防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図9に示
すように、外部ツール11により電気的に消去および書
き込み可能なメモリから構成される制御メモリ13を搭
載したコントロールユニット12と、このコントロール
ユニット12内で制御プログラムに基づき現在の学習値
を用いてアクチュエータを制御する手段14と、前記ア
クチュエータを制御しない状態でも前記現在の学習値を
記憶しておく手段15と、前記現在の学習値が初期状態
でない場合にその情報を記憶する手段16と、前記外部
ツール11内で書き換え要求を前記コントロールユニッ
ト12に送信する手段17と、この送信を受けかつ前記
情報より現在の学習値が初期状態でないとき前記制御メ
モリ13の書き換え禁止を前記外部ツール11に送信す
る手段18とを設けた。
【0008】第2の発明では、第1の発明において前記
コントロールユニット12がエンジン制御用コントロー
ルユニットである。
【0009】第3の発明では、第2の発明において前記
制御プログラムがアイドル回転数制御プログラム、前記
アクチュエータが空気量制御手段(たとえば補助空気
弁)である。
【0010】第4の発明は、図10に示すように、外部
ツール11により電気的に消去および書き込み可能なメ
モリから構成される制御メモリ13を搭載したコントロ
ールユニット12と、このコントロールユニット12内
で制御プログラムに基づき現在の学習値を用いてアクチ
ュエータを制御する手段14と、前記アクチュエータを
制御しない状態でも前記現在の学習値を記憶しておく手
段15と、前記現在の学習値が初期状態でない場合にそ
の情報を記憶する手段16と、前記外部ツール11内で
書き換え要求を前記コントロールユニット12に送信す
る手段17と、この送信を受けかつ前記情報より現在の
学習値が初期状態でないとき現在の学習値を初期状態に
戻す手段21と、現在の学習値を初期状態に戻した後に
前記制御メモリ13の書き換え許可を前記外部ツール1
1に送信する手段22と、この送信を受けて前記外部ツ
ール11内で前記制御メモリ13の書き換えデータを前
記コントロールユニット12に送信する手段23と、こ
の送信を受けて前記コントロールユニット12内で前記
制御メモリ13を書き換える手段24とを設けた。
【0011】第5の発明では、第4の発明において前記
コントロールユニット12がエンジン制御用コントロー
ルユニットである。
【0012】第6の発明では、第5の発明において前記
制御プログラムがアイドル回転数制御プログラム、前記
アクチュエータが空気量制御手段(たとえば補助空気
弁)である。
【0013】第7の発明は、図11に示すように、外部
ツール11により電気的に消去および書き込み可能なメ
モリから構成される制御メモリ13を搭載したコントロ
ールユニット12と、このコントロールユニット12内
で制御プログラムに基づき現在の学習値を用いてアクチ
ュエータを制御する手段14と、前記アクチュエータを
制御しない状態でも前記現在の学習値を記憶しておく手
段15と、前記現在の学習値が初期状態でない場合にそ
の情報を記憶する手段16と、前記外部ツール11内で
書き換え要求を前記コントロールユニット12に送信す
る手段17と、この送信を受けかつ前記情報より現在の
学習値が初期状態でないとき現在の学習値と初期状態で
の学習値との差分を前記外部ツール11に送信する手段
31と、同じく書き換え要求の送信を受けかつ前記情報
より現在の学習値が初期状態でないとき現在の学習値を
初期状態に戻す手段21と、現在の学習値を初期状態に
戻した後に前記制御メモリ13の書き換え許可を前記外
部ツール11に送信する手段22と、この書き換え許可
の送信と前記差分の送信を受けて前記外部ツール11内
で前記制御メモリ13の書き換えデータのうち初期状態
での学習値を前記現在の学習値に修正する手段32と、
この修正された書き換えデータを前記コントロールユニ
ット12に送信する手段33と、この送信を受けて前記
コントロールユニット11内で前記制御メモリ13を書
き換える手段24とを設けた。
【0014】第8の発明では、第7の発明において前記
コントロールユニット12がエンジン制御用コントロー
ルユニットである。
【0015】第9の発明では、第8の発明において前記
制御プログラムがアイドル回転数制御プログラム、前記
アクチュエータが空気量制御手段(たとえば補助空気
弁)である。
【0016】第10の発明では、第6または第9の発明
において、書き換え要求の送信を受けかつ現在の学習値
が初期状態でないときであるかどうかの判定を一定時間
毎に行うとともに、書き換え要求の送信を受けかつ現在
の学習値が初期状態でないときとなったタイミングの次
のタイミングで制御メモリ13の書き換え許可を外部ツ
ール11に送信する。
【0017】第11の発明では、第1、第4、第7のい
ずれか一つの発明において前記コントロールユニット1
2がオートマチックトランスミッション制御用コントロ
ールユニットである。
【0018】第12の発明では、第1から第11までの
いずれか一つの発明において前記制御メモリの書き換え
をセキュリティ通信が確立した後に行う。
【0019】
【発明の効果】第1の発明では、外部ツールより書き換
え要求をコントロールユニットが受けた場合に情報記憶
手段の情報より現在の学習値が初期状態でないときは制
御メモリの書き換え禁止を外部ツールに送り返す(つま
り初期状態の学習値に戻されることがない)ので、書き
換え前のアクチュエータの制御状態と書き換え後のアク
チュエータの制御状態とが異なる場合に現在の学習値を
初期状態に戻すことによる車両の運転性の悪化を避ける
ことができる。
【0020】第3の発明では、学習値を初期状態に戻す
ことによるアイドル回転数の回転落ちや回転上昇を回避
することができる。
【0021】さて、制御プログラムの作成途中に生じる
バグには〈1〉バグの影響が学習値にまで及ぶ場合(図
8左側上段参照)、〈2〉バグの影響が学習値に及ばな
い場合(図8左側下段参照)の2つのケースが考えら
れ、〈1〉の場合の学習値には誤学習の生じる可能性が
あるので、この場合にはその学習値を保存する必要はな
い。この要望に応えるのが第4の発明で、第4の発明に
よれば学習値を格納する箇所に学習値の初期値が入るの
で(図8右側上段参照)、バグに伴う誤学習を解消でき
る。
【0022】一方、〈2〉の場合の学習値には誤学習の
生じる可能性がないので、現在の学習値が初期状態にな
いのであれば、その学習値を保存することのほうが望ま
しい。この要望に応えるのが第7の発明で、第7の発明
によれば、現在の学習値をそのまま保存しつつ制御メモ
リの書き換えを行うことができる。
【0023】第6の発明では、制御プログラムのバグに
伴う誤学習により空気量制御手段が正常な位置(たとえ
ば補助空気弁が全閉位置)にないときでも、空気量制御
手段を正常な位置(補助空気弁を全閉位置)に戻すこと
ができる。
【0024】第9の発明では、制御メモリの書き換え後
も制御メモリの書き換え前の空気量制御手段の位置を維
持することができる。
【0025】第10の発明では、空気量制御手段の現在
の制御位置と初期状態での制御位置とに大きなずれがあ
った場合に、空気量制御手段の制御位置を初期状態での
制御位置に戻す時間が制御周期より長い場合にも対処す
ることができる。
【0026】第12の発明では、メーカーやディーラー
の関係者以外の者による制御メモリの書き換えを防止で
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1はシステム構成である。図
中、1はエンジン制御用コントロールユニットとオート
マチックトランスミッション制御用コントロールユニッ
トを統合したもので、パワートレーンコントロールモジ
ュール(以下PCMという)といわれる。つまり、パワ
ートレインとはエンジンとトランスミッションとを合わ
せたものの総称として使用している。
【0028】CPU、メモリ、入出力装置から構成され
る各コントロールユニットでは、制御プログラムにした
がってCPUが各種の制御を行う。
【0029】たとえば、アイドル回転数制御を行うため
スロットルバルブをバイパスする補助空気通路に、エン
ジン制御用コントロールユニットからの信号により駆動
される補助空気弁が介装される。ステップモータ式の補
助空気弁ではステップモータに与えるステップ数が大き
くなるほど補助空気量が増加する。エンジン制御用コン
トロールユニットでは、冷却水温、始動後の経過時間、
バッテリ電圧、パワステ油圧スイッチ、エアコンスイッ
チ、自動変速機のセレクタ位置などによりアイドル時の
目標回転数を定めており、アイドル回転数のフィードバ
ック制御条件の成立時になると実際の回転数がアイドル
時の目標回転数と一致するようにフィードバック量を求
め、このフィードバック量によって、補助空気弁に与え
る基本ステップ数を補正する。たとえば、制御部材の製
作バラツキや制御部材の経時劣化により実際のアイドル
回転数が目標回転数より低くなったとしても、その差に
応じた分だけステップ数を増加させることで補助空気弁
開度を増し、実際のアイドル回転数を目標回転数へと近
づけるのである。
【0030】しかしながら、フィードバック制御は、そ
の制御の開始のたびに1からやり直すので、フィードバ
ック制御の開始直後に制御部材の製作バラツキや制御部
材の経時劣化があらわになって、アイドル回転数が制御
目標値より低下する。これを避けるには学習値を導入す
ることで、学習値が収束した状態では学習値の分が基本
ステップ数に加わったものがステップモータに与えられ
るので、始動の当初よりアイドル回転数が制御目標値へ
と制御される。
【0031】この場合、学習値はエンジン停止後もバッ
テリバックアップされるとともに、学習値が初期状態で
あるかどうか(あるいは学習値の更新がどの程度行われ
ているのか)といった情報についてもフラグやカウンタ
値としてバッテリバックアップされる。
【0032】さて、制御メモリをEEPROMやフラッ
シュメモリ(電気的に消去および書き込みが可能なメモ
リ)で構成し、制御プログラムを、EEPROMやフラ
ッシュメモリに書き込んだ後でアイドル回転数制御プロ
グラム中にバグを発見した場合には図1に示したよう
に、PCM1に外部ツール2を接続し、外部ツール2よ
り制御メモリの書き換えデータを送って、PCM1内部
の制御メモリを書き換える必要がある。なお、制御メモ
リの書き換えは、PCM1を車両から取り外すことなく
イグニッションスイッチをONにした状態で行う。
【0033】この場合に、制御メモリの書き換えによ
り、現在の学習値を初期状態の学習値に戻してしまった
のでは、上記の定常偏差があらわになり、学習値が収束
するまでのあいだ始動のたびにアイドル回転数の回転落
ちが生じてしまう。なお、補助空気弁の流量特性が基準
より多い特性のものでは現在の学習値を初期状態の学習
値に戻したとき、学習値が収束するまでのあいだ始動の
たびにアイドル回転数の回転上昇が生じる。
【0034】これに対処するため本発明では、外部ツー
ル2よりの書き換え要求をPCM1が受けた場合に現在
の学習値が初期状態でないときは制御メモリの書き換え
禁止を外部ツール2に送り返す。
【0035】これにより、現在の学習値が初期状態の学
習値に戻されることがないので、制御部材の製作バラツ
キや制御部材の経時劣化に伴う定常偏差がある場合に学
習値を初期状態に戻すことによるアイドル回転数の回転
落ちや回転上昇を回避することができる。
【0036】また、学習値が初期状態であるときには制
御メモリの書き換えが行われ、制御プログラムからバグ
が取り去られる。
【0037】なお、外部ツール2も上記2つのコントロ
ールユニットと同様、CPU、メモリ、入出力装置から
構成され、制御メモリ書き換えデータ(バグを除いた後
の制御プログラム)が搭載されている。外部ツール2は
制御メモリの書き換え時に通信線を介してPCM1に接
続され、メーカーやディーラーの関係者の指示にしたが
い、図2に示すようにして制御メモリの書き換えが行わ
れる。なお、PCM1、外部ツール2とも通信装置を有
しており、両者はシリアル通信によりデータのやり取り
が行われる。
【0038】図2は、外部ツール2とPCM1のあいだ
の信号のやり取りを表した通信シーケンスである。
【0039】同図において、制御メモリの書き換えに際
してはまずPCM1とのあいだでセキュリティ通信を行
う。セキュリティ通信は、制御メモリを含めた各種のメ
モリを、市場でメーカーやディーラーの関係者以外の者
が簡単に書き換えることができないようにメモリの書き
換えを実施する前に行う暗号のやりとりのことである。
具体的には、外部ツール2より書き換え防止解除要求を
PCM1に向けて送り、この要求を受けたPCM1より
書き換え防止解除を送り返すことでセキュリティ通信が
終了し、PCM1がアンロック状態(つまり書き換え防
止が解除された状態)となる。なお、正規の外部ツール
でないときは、暗号のやりとりが成立しないためPCM
1がアンロック状態となることはなくロック状態(書き
換え防止状態)のままである。
【0040】セキュリティ通信が終了すると、続けて外
部ツール2より制御メモリの書き換え要求をPCM1に
送る。この外部ツール2からの要求を受けてPCM1で
は制御メモリ書き換え要求の受信時処理を行う。この受
信時処理は図3のフローチャートにしたがって説明す
る。図3の処理は10ms毎に実行する。
【0041】図3において、ステップ1、2では制御メ
モリ書き換え要求を受信したかどうか、アンロック状態
であるかどうかをみる。制御メモリ書き換え要求を受信
しており、かつアンロック状態であるときはステップ3
に進み、制御状態が初期状態かどうかみる。
【0042】ここで、制御状態や初期状態は学習値につ
いてのことである。上記のアイドル回転数制御であれ
ば、制御部材の製作バラツキ(スロットルバルブの開き
具合のバラツキ、補助空気弁の流量特性のバラツキ、バ
イパス通路面積のバラツキ)や制御部材の経時劣化に伴
い、制御目標値からの定常偏差が生じるが、この定常偏
差を吸収するのためのものが学習値である。たとえば、
未学習の状態で補助空気弁の流量特性が基準より少ない
ものでは、基本ステップ数をステップモータに与えただ
けだと補助空気量の不足によりアイドル回転数が目標値
より低下する。これに対して、学習値が収束した状態で
は、学習値の分が基本ステップ数に加わったものがステ
ップモータに与えられるので、制御部材の製作バラツキ
や制御部材の経時劣化に伴い、制御目標値からの定常偏
差が生じている場合であっても、始動の当初よりアイド
ル回転数が目標値へと制御されるのである。
【0043】この場合に、学習値を1度でも更新すれ
ば、学習経験フラグを“0”から“1”にしたり、学習
値を更新するたびに、学習更新回数カウンタをインクリ
メントするとともに、これらフラグやカウンタの値をバ
ックアップRAMに記憶させているので、これらフラグ
やカウンタの値をみれば、現在の制御状態が初期状態に
あるかどうかがわかる。したがって、学習経験フラグ=
0のときや学習更新回数カウンタ=0のとき(制御状態
が初期状態にあるとき)は、ステップ4に進んで制御メ
モリ書き換え許可を外部ツール2に送り返し、学習経験
フラグ=1のときや学習更新回数カウンタが1以上のと
き(制御状態が初期状態と違うとき)には、ステップ5
において制御メモリ書き換え禁止を外部ツールに向けて
送り返す。
【0044】一方、制御メモリ書き換え要求を受信して
いないときや受信していてもアンロック状態でないとき
は、そのまま今回の処理を終了する。
【0045】このようにして制御メモリ書き換え要求の
受信時処理を終了したら、図2に戻り、PCM1に制御
メモリ書き換え許可を送信する。ただし、図2には図3
の処理のうち制御メモリ書き換え許可を送信する場合を
示している。
【0046】この送信を受けて、外部ツール2では制御
メモリ書き換え許可の受信時処理を行う。この受信時処
理を図4のフローチャートにより説明する。図4の操作
も、図3と同様、10ms毎に実行する。
【0047】図4において、ステップ11では制御メモ
リ書き換え許可を受信したかどうかみて、書き換え許可
を受信していればステップ12に進んで制御メモリ書き
換えデータをPCM1に送り、書き換え許可を受信して
いないときは、そのまま今回の処理を終了する。制御メ
モリ書き換えデータは、上記のアイドル回転数制御につ
いていえば、間違いを訂正した後の制御プログラム全体
である。
【0048】このようにして、外部ツールでの制御メモ
リ書き換え許可の受信時処理を終了したら、ふたたび図
2に戻る。ただし、図2には図4の処理うち制御メモリ
書き換えデータを送信する場合を示している。
【0049】PCM1では制御メモリ書き換えデータを
受信すると、制御メモリを書き換える。アイドル回転数
制御についていえば、この書き換えによって、間違いを
訂正した後の制御プログラム全体がPCM1の制御メモ
リに格納される。
【0050】書き換えが終了したら、アンロック状態よ
りロック状態に切換え、書き換えの終了を外部ツール2
に送り返す。外部ツール2ではこの送信を受けて、制御
メモリの書き換えが終了したことを確認する。通信シー
ケンスはこれで終わりである。
【0051】図5のフローチャートは第2実施形態で、
第1実施形態の図3に対応する。なお、図3と同一の部
分には同一のステップ番号をつけている。
【0052】第1実施形態と相違する部分を主に説明す
ると、制御状態が初期状態でないときはステップ3より
ステップ21に進んで制御状態を初期状態に戻し(学習
値に初期値を入れる)たあと、ステップ5で制御メモリ
書き換え禁止を外部ツール2に送って今回の処理を終了
する。制御状態を初期状態に戻した次のサイクルでは、
ステップ3において制御状態が初期状態となっているの
で、ステップ4に進んで制御メモリ書き換え許可を外部
ツール2に送り返す。
【0053】制御状態を初期状態に戻したタイミングで
制御メモリ書き換え許可を送り返すことはせず、制御周
期(10ms)だけまった後に制御メモリ書き換え許可
を送り返すことにしたのは、上記のアイドル回転数制御
でいえば、補助空気弁の現在の制御位置と初期状態での
制御位置とに大きなずれがあった場合に、補助空気弁の
制御位置を初期状態での制御位置に戻す時間が制御周期
より長いことがあり得ることを考慮したものである。
【0054】また、ステップ21で行う内容は、制御状
態を初期状態に戻す命令を出すのみであり、初期状態に
戻っているかどうかの判定は次回処理時のステップ3で
行うほうが正確な制御を実施できる。
【0055】図6、図7の各フローチャートは第3実施
形態で、図6は図5に、図7は図4にそれぞれ対応す
る。なお、図6において図5と同一の部分、図7におい
て図4と同一部分にはそれぞれ同一のステップ番号をつ
けている。
【0056】第2実施形態と相違する部分を主に説明す
ると、図6において第2実施形態では、制御状態が初期
状態にないときステップ3よりステップ21に進んで制
御状態を初期状態に戻すのであるが、第3実施形態では
その前にステップ31、32で現制御状態と初期状態の
差分を計算し、その差分を外部ツール2に送る。一方、
図7において制御メモリ書き換え許可を受信したとき進
むステップ41で、制御状態の差分データの受信がある
かどうかをみて、受信があるときはステップ42に進ん
で制御メモリ書き換えデータに制御状態の差分修正を行
い、その後にステップ12において制御メモリ書き換え
データをPCM1に送る。
【0057】これを詳述すると、制御状態と初期状態が
違う例として、たとえば現在の制御状態での学習値が5
5H、初期状態での学習値が最大値のFFHである場合
で考える。なお、数字の右に添付したHは16進数であ
ることを示す記号で、55は2桁の16進数である。ま
たFFは2桁の16進数のうちの最大値である。PCM
1では、初期状態での学習値であるFFHから現在の制
御状態での学習値である55Hを差し引いて制御状態の
差分AAH(=FFH−55H)を計算し、この差分A
AHを外部ツール2に送る。これに対して外部ツール2
で行う制御状態の差分修正とは、初期状態での学習値で
あるFFHより、この送られてきた差分AAHを減算
し、制御メモリ書き換えデータのうち学習値を格納する
箇所にこの減算値55H(=FFH−AAH)を格納す
ることである。このときの減算値55Hは現在の制御状
態での学習値そのものであり、制御状態の差分修正によ
り、現在の制御状態での学習値を制御メモリ書き換えデ
ータに保存するわけである。
【0058】なお、初期状態での学習値が00Hである
場合には、図6ステップ31での差分計算を行うまでも
なく現在の制御状態での学習値をそのまま外部ツールに
送り、この外部ツールに送られてきた学習値を図7のス
テップ42ではそのまま制御メモリ書き換えデータのう
ち学習値を格納する箇所に格納すればよい。
【0059】ここで、アイドル回転数制御についての書
き換え前の制御プログラム全体のイメージを図8の左側
に示す。通常たくさんの行数からなるプログラムに、図
示のAやBの箇所にバグ(間違い)があり、またCが学
習値を格納する箇所であったとする。
【0060】さて、バグには〈1〉バグの影響が学習値
にまで及ぶ場合(図8左側上段の場合)、〈2〉バグの
影響が学習値に及ばない場合(図8左側下段の場合)の
2つのケースが考えられ、〈1〉の場合の学習値には誤
学習の生じる可能性がある。上記のアイドル回転数制御
において、たとえば、補助空気弁のメカ部分やステップ
モータに製作バラツキや経時劣化がなく、学習値が初期
値のFFHのとき、補助空気弁が全閉位置に制御される
とする。この場合に、書き換え前のプログラム上で学習
値が55Hとなっていれば、これはバグに伴う誤学習に
よるものであり、その学習値を保存する必要はない。こ
の要望に応えるのが第2実施形態で、第2実施形態によ
れば書き換え後のプログラム全体が図8右側上段のよう
になり、学習値を格納する箇所に初期値のFFHが入る
ので、書き換え後のプログラムによれば補助空気弁が全
閉位置に戻される。つまり、第2実施形態によれば、制
御メモリの書き換えを行うことによってバグに伴う誤学
習を解消できるのである。
【0061】一方、〈2〉の場合の学習値には誤学習の
生じる可能性がないので、1回以上学習値が更新されて
いるのであれば、その学習値を保存することのほうが望
ましい。この要望に応えるのが第3実施形態で、第3実
施形態によれば、図8右側下段に示したように、制御メ
モリの書き換え後にも書き換え前の学習値がそのまま学
習値を格納する箇所に格納されるので、現在の学習値を
そのまま保存しつつ、いつでも制御メモリをバグのない
ものに書き換えることができる。なお、第1実施形態で
は、現在の制御状態と初期状態とが違っていれば、制御
メモリを書き換えることがないので、学習値が保存され
はするものの、制御メモリの書き換えの機会は未学習の
場合に限られる。
【0062】実施形態では、エンジン制御用コントロー
ルユニットの行うアイドル回転数制御において、その制
御対象が、スロットルバルブと別体の補助空気弁(アク
チュエータ)である場合で説明したが、これに限られる
ことはなく、スロットルバルブに補助空気弁の機能を持
たせたものなど、空気量制御手段であればかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の制御システム図である。
【図2】第1実施形態の通信シーケンス図である。
【図3】制御メモリ書き換え要求の受信時処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図4】制御メモリ書き換え許可の受信時処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図5】第2実施形態の制御メモリ書き換え要求の受信
時処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】第3実施形態の制御メモリ書き換え要求の受信
時処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】第3実施形態の制御メモリ書き換え許可の受信
時処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】アイドル回転数制御についての書き換え前と書
き換え後の制御プログラム全体のイメージ図である。
【図9】第1の発明のクレーム対応図である。
【図10】第4の発明のクレーム対応図である。
【図11】第7の発明のクレーム対応図である。
【符号の説明】
1 PCM 2 外部ツール

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部ツールにより電気的に消去および書き
    込み可能なメモリから構成される制御メモリを搭載した
    コントロールユニットと、 このコントロールユニット内で制御プログラムに基づき
    現在の学習値を用いてアクチュエータを制御する手段
    と、 前記アクチュエータを制御しない状態でも前記現在の学
    習値を記憶しておく手段と、 前記現在の学習値が初期状態でない場合にその情報を記
    憶する手段と、 前記外部ツール内で書き換え要求を前記コントロールユ
    ニットに送信する手段と、 この送信を受けかつ前記情報より現在の学習値が初期状
    態でないとき前記制御メモリの書き換え禁止を前記外部
    ツールに送信する手段とを設けたことを特徴とするメモ
    リ書き換え装置。
  2. 【請求項2】前記コントロールユニットはエンジン制御
    用コントロールユニットであることを特徴とする請求項
    1に記載のメモリ書き換え装置。
  3. 【請求項3】前記制御プログラムはアイドル回転数制御
    プログラム、前記アクチュエータは空気量制御手段であ
    ることを特徴とする請求項2に記載のメモリ書き換え装
    置。
  4. 【請求項4】外部ツールにより電気的に消去および書き
    込み可能なメモリから構成される制御メモリを搭載した
    コントロールユニットと、 このコントロールユニット内で制御プログラムに基づき
    現在の学習値を用いてアクチュエータを制御する手段
    と、 前記アクチュエータを制御しない状態でも前記現在の学
    習値を記憶しておく手段と、 前記現在の学習値が初期状態でない場合にその情報を記
    憶する手段と、 前記外部ツール内で書き換え要求を前記コントロールユ
    ニットに送信する手段と、 この送信を受けかつ前記情報より現在の学習値が初期状
    態でないとき現在の学習値を初期状態に戻す手段と、 現在の学習値を初期状態に戻した後に前記制御メモリの
    書き換え許可を前記外部ツールに送信する手段と、 この送信を受けて前記外部ツール内で前記制御メモリの
    書き換えデータを前記コントロールユニットに送信する
    手段と、 この送信を受けて前記コントロールユニット内で前記制
    御メモリを書き換える手段とを設けたことを特徴とする
    メモリ書き換え装置。
  5. 【請求項5】前記コントロールユニットはエンジン制御
    用コントロールユニットであることを特徴とする請求項
    4に記載のメモリ書き換え装置。
  6. 【請求項6】前記制御プログラムはアイドル回転数制御
    プログラム、前記アクチュエータは空気量制御手段であ
    ることを特徴とする請求項5に記載のメモリ書き換え装
    置。
  7. 【請求項7】外部ツールにより電気的に消去および書き
    込み可能なメモリから構成される制御メモリを搭載した
    コントロールユニットと、 このコントロールユニット内で制御プログラムに基づき
    現在の学習値を用いてアクチュエータを制御する手段
    と、 前記アクチュエータを制御しない状態でも前記現在の学
    習値を記憶しておく手段と、 前記現在の学習値が初期状態でない場合にその情報を記
    憶する手段と、 前記外部ツール内で書き換え要求を前記コントロールユ
    ニットに送信する手段と、この送信を受けかつ前記情報
    より現在の学習値が初期状態でないとき現在の学習値と
    初期状態での学習値との差分を前記外部ツールに送信す
    る手段と、 同じく書き換え要求の送信を受けかつ前記情報より現在
    の学習値が初期状態でないとき現在の学習値を初期状態
    に戻す手段と、 現在の学習値を初期状態に戻した後に前記制御メモリの
    書き換え許可を前記外部ツールに送信する手段と、 この書き換え許可の送信と前記差分の送信を受けて前記
    外部ツール内で前記制御メモリの書き換えデータのうち
    初期状態での学習値を前記現在の学習値に修正する手段
    と、 この修正された書き換えデータを前記コントロールユニ
    ットに送信する手段と、 この送信を受けて前記コントロールユニット内で前記制
    御メモリを書き換える手段とを設けたことを特徴とする
    メモリ書き換え装置。
  8. 【請求項8】前記コントロールユニットはエンジン制御
    用コントロールユニットであることを特徴とする請求項
    7に記載のメモリ書き換え装置。
  9. 【請求項9】前記制御プログラムはアイドル回転数制御
    プログラム、前記アクチュエータは空気量制御手段であ
    ることを特徴とする請求項8に記載のメモリ書き換え装
    置。
  10. 【請求項10】書き換え要求の送信を受けかつ現在の学
    習値が初期状態でないときであるかどうかの判定を一定
    時間毎に行うとともに、書き換え要求の送信を受けかつ
    現在の学習値が初期状態でないときとなったタイミング
    の次のタイミングで制御メモリの書き換え許可を外部ツ
    ールに送信することを特徴とする請求項6または9に記
    載のメモリ書き換え装置。
  11. 【請求項11】前記コントロールユニットはオートマチ
    ックトランスミッション制御用コントロールユニットで
    あることを特徴とする請求項1、4、7に記載のメモリ
    書き換え装置。
  12. 【請求項12】前記制御メモリの書き換えをセキュリテ
    ィ通信が確立した後に行うことを特徴とする請求項1か
    ら10までのいずれか一つに記載のメモリ書き換え装
    置。
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