JPH10246180A - 可変容量型圧縮機 - Google Patents

可変容量型圧縮機

Info

Publication number
JPH10246180A
JPH10246180A JP9046648A JP4664897A JPH10246180A JP H10246180 A JPH10246180 A JP H10246180A JP 9046648 A JP9046648 A JP 9046648A JP 4664897 A JP4664897 A JP 4664897A JP H10246180 A JPH10246180 A JP H10246180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swing arm
guide
guide pin
variable displacement
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9046648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3826473B2 (ja
Inventor
Masaki Ota
太田  雅樹
Hisakazu Kobayashi
久和 小林
Masaru Hamazaki
勝 濱崎
Masayoshi Hori
真嘉 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP04664897A priority Critical patent/JP3826473B2/ja
Priority to KR1019970076173A priority patent/KR19980070248A/ko
Priority to US09/030,242 priority patent/US6116145A/en
Priority to FR9802422A priority patent/FR2760257B1/fr
Priority to DE19808323A priority patent/DE19808323B4/de
Priority to CN98107736A priority patent/CN1195742A/zh
Publication of JPH10246180A publication Critical patent/JPH10246180A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3826473B2 publication Critical patent/JP3826473B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/14Control
    • F04B27/16Control of pumps with stationary cylinders
    • F04B27/18Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B27/1804Controlled by crankcase pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • F04B27/1054Actuating elements
    • F04B27/1072Pivot mechanisms
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2201/00Metals
    • F05C2201/04Heavy metals
    • F05C2201/0469Other heavy metals
    • F05C2201/0475Copper or alloys thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2225/00Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
    • F05C2225/04PTFE [PolyTetraFluorEthylene]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2253/00Other material characteristics; Treatment of material
    • F05C2253/12Coating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でかつ耐久性の高いヒンジ機構を
備えた可変容量型圧縮機を提供すること。 【解決手段】 1本のスイングアーム61は斜板21に
設けられ、その先端部に貫設された取付孔62には1本
のガイドピン63が圧入固定されている。同ガイドピン
63の第1端部63a及び第2端部63bは、スイング
アーム61からそれぞれ突出されている。一対の支持ア
ーム64,65は、回転支持体19において斜板21の
上死点位置Dを中心として対称に突設されている。そし
て、スイングアーム61は支持アーム64,65間に挿
入配置されており、その第1端部63aは支持アーム6
4に設けられたガイド孔64a内に、第2端部63bは
支持アーム65に設けられたガイド孔65a内にそれぞ
れ挿入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両空調
システムに適用される可変容量型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧縮機としては、例えば、本出
願人により特開平4−303184号公報において開示
されたものが存在する。すなわち、シリンダボア、クラ
ンク室、吸入室及び吐出室は、ハウジング内部に形成さ
れている。ピストンはシリンダボア内に収容されてい
る。駆動軸はハウジングに回転可能に保持され、クラン
ク室内を通過されている。回転支持体は、クランク室内
において駆動軸上に固定されている。斜板はクランク室
に収容され、駆動軸上にスライド移動可能でかつ傾動可
能に支持されるとともに、ピストンに連結されている。
ヒンジ機構は、回転支持体と斜板との間に介在されてい
る。従って、斜板は、回転支持体及びヒンジ機構を介し
て駆動軸と一体回転可能であるとともに、同ヒンジ機構
の案内により、自身の傾角を最大とする最大傾角位置と
傾角を最小とする最小傾角位置との間で、駆動軸上を傾
動しつつスライド移動可能である。
【0003】そして、容量制御弁によりクランク室の圧
力が調節され、同圧力とシリンダボア内の圧力とのピス
トンを介した差が変更される。従って、斜板が最大傾角
位置と最小傾角位置との間で傾動してピストンのストロ
ークが変更され、吐出容量が変更される。
【0004】前記ヒンジ機構は、回転支持体に設けられ
た2本の支持アームと、斜板に設けられた2本のスイン
グアームとからなる。長孔状のガイド孔は各支持アーム
に貫設され、同ガイド孔には各スイングアームにそれぞ
れ固定されたガイドピンが挿入されている。従って、ガ
イドピンの移動経路がガイド孔によって規定されること
で、斜板の駆動軸上での傾動及びスライド移動が案内さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来公
報の技術においては次のような問題を生じていた。 (1)スイングアームを2本備えた斜板は形状が複雑に
なり、その加工が面倒であった。
【0006】(2)所定寸法範囲内にスイングアームを
2本配置しようとすると、各スイングアームは必然的に
小型化される。従って、スイングアームに十分な強度を
持たせることは難しく、ヒンジ機構の耐久性が低下さ
れ、ひいては圧縮機の信頼性低下につながっていた。さ
らに、例えば、ガイドピンを各スイングアームに圧入固
定する場合、その圧入長を長く取ることができず、同ガ
イドピンのスイングアームに対する取り付け強度は低か
った。従って、ヒンジ機構の耐久性が低下され、ひいて
は圧縮機の信頼性低下につながっていた。
【0007】(3)ガイドピンが各スイングアームに設
けられており、ヒンジ機構を構成する部品点数が多くな
っていた。従って、加工工程数が増え、圧縮機の製造コ
ストが上昇されていた。
【0008】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、簡単な
構成でかつ耐久性の高いヒンジ機構を備えた可変容量型
圧縮機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、ヒンジ機構は、カムプレートに
突設されたスイングアームと、回転支持体に突設され、
スイングアームに対してカムプレートの回転方向前後に
位置する一対の支持アームとを備え、前記スイングアー
ムには各支持アームに向かって一対のガイド凸部が突設
されるとともに、各支持アームには同ガイド凸部が係合
されてその移動を案内するガイド凹部がそれぞれ凹設さ
れた可変容量型圧縮機である。
【0010】請求項2の発明では、前記一対の支持アー
ムは、カムプレートの上死点位置を中心として対称に設
けられている。請求項3の発明では、前記一対の支持ア
ームは、カムプレートの上死点位置を中心とした対称位
置を基準として、少なくとも一方がカムプレートの回転
方向側にずれて非対称となっている。
【0011】請求項4の発明では、前記スイングアーム
と支持アームとの対向面間にはスペーサが介在されてい
る。請求項5の発明では、前記スペーサにおいて、スイ
ングアーム及び支持アームの少なくとも一方との対向面
には表面処理が施されている。
【0012】請求項6の発明では、前記スイングアーム
には取付孔が貫設され、同取付孔には1本のガイドピン
が挿入固定されており、スイングアームから突出された
同ガイドピンの第1端部及び第2端部が、それぞれ前記
ガイド凸部を構成する。
【0013】請求項7の発明では、前記ガイドピンは取
付孔に圧入固定されている。請求項8の発明では、前記
ガイドピンには、同ガイドピンの取付孔からの抜けを防
止するための抜け防止手段が設けられている。
【0014】請求項9の発明では、前記ガイドピンは第
1端部側から取付孔内へ挿入され、同第1端部の先端
は、取付孔内に位置する部分と比較して小径に構成され
ている。
【0015】請求項10の発明では、前記スペーサは、
回転トルク伝達側の支持アームとスイングアームとの対
向面間に介在されている。請求項11の発明では、少な
くとも一方のガイド凹部は貫通孔であって、前記ガイド
ピンは貫通孔であるガイド凹部を介して取付孔に圧入さ
れ、前記スペーサはガイドピンの挿入側とは反対側の支
持アームとスイングアームとの対向面間に介在されてい
る。
【0016】請求項12の発明では、前記ガイド凸部の
表面及びガイド凹部の内面の少なくとも一方には表面処
理が施されている。請求項13の発明では、前記カムプ
レートはアルミニウム材により構成されている。
【0017】(作用)上記構成の請求項1の発明におい
ては、カムプレートが備えるスイングアームのガイド凸
部の移動が、回転支持体に設けられた支持アームのガイ
ド凹部により案内されることで、同カムプレートの駆動
軸上での傾動及びスライド移動が案内される。
【0018】ここで、カムプレートには、ピストンを介
して冷媒圧縮に起因した圧縮荷重が作用される。同圧縮
荷重の作用位置は、上死点位置から同カムプレートの回
転方向側にずれている。しかし、請求項2の発明におい
ては、一対の支持アームがカムプレートの上死点位置を
中心として対称に設けられている。従って、駆動軸がい
ずれの方向に回転駆動されたとしても、特に問題とな
る、圧縮機の高負荷時においてカムプレートに対して作
用される大きな圧縮荷重は、支持アーム間で確実に受け
られる。
【0019】請求項3の発明において一対の支持アーム
は、カムプレートの上死点位置を中心とした対称位置を
基準として、少なくとも一方がカムプレートの回転方向
側にずれて非対称となっている。従って、駆動軸の回転
方向を限定できるのであれば、より低負荷時においてカ
ムプレートに作用される圧縮荷重をも支持アーム間で受
けることが可能となる。
【0020】請求項4の発明においては、スイングアー
ムと支持アームとの対向面間にスペーサが介在されてお
り、カムプレートの傾動にともなう同スイングアームと
支持アームとの直接摺動を防止できる。
【0021】請求項5の発明においては、表面処理を施
されたスペーサは耐摩耗性が向上されるし、スイングア
ーム及び支持アームの少なくとも一方に対する低摩擦摺
動性も向上される。
【0022】請求項6の発明においては、1本のガイド
ピンの第1端部及び第2端部がそれぞれガイド凸部を構
成し、各ガイド凸部をスイングアームに対して別個に設
ける手間が省ける。
【0023】請求項7の発明においては、ガイドピンが
取付孔に圧入固定されることで、同ガイドピンの取付孔
からの抜けが防止される。請求項8の発明においては、
抜け防止手段により、ガイドピンの取付孔からの抜けが
防止される。
【0024】請求項9の発明においては、ガイドピンを
取付孔内へ挿入する際、小径部位が先に取付孔内に進入
して、後に続く他の部位を案内する。請求項10の発明
においては、回転トルク伝達側の支持アームとスイング
アームとの対向面間にスペーサが介在されている。従っ
て、同スイングアームと支持アームとが直接圧接摺動す
ることを避けることができる。
【0025】請求項11の発明においてガイドピンは、
貫通孔であるガイド凹部を介して取付孔に圧入される。
同圧入時、スイングアームには応力が作用され、同スイ
ングアームはガイドピンの挿入側とは反対側の支持アー
ムに押付けられようとする。しかし、スペーサが、同支
持アームとスイングアームとの対向面間に介在されてお
り、同スイングアームが直接支持アームに圧接されるこ
とはない。
【0026】請求項12の発明においては、互いに圧接
摺動されるガイド凸部の表面及びガイド凹部の内面の少
なくとも一方に表面処理が施され、耐摩耗性の向上や低
摩擦摺動性の向上が図られている。
【0027】請求項13の発明においてカムプレート
は、アルミニウム材により構成され、一般的な鉄系材よ
りなるカムプレートと比較して軽量化が図られている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、車両空調システ
ムに適用される可変容量型の片頭ピストン式圧縮機にお
いて具体化した第1〜第4実施形態について説明する。
なお、第2〜第4実施形態において第1実施形態と同一
又は相当部材には、同一番号を付してその説明を省略す
る。
【0029】(第1実施形態)図1及び図3に示すよう
に、フロントハウジング11はシリンダブロック12の
前端に接合固定されている。リヤハウジング13は、シ
リンダブロック12の後端に弁形成体14を介して接合
固定されている。このように、フロントハウジング1
1、シリンダブロック12及びリヤハウジング13が一
体化されて、圧縮機のハウジングが構成されている。
【0030】クランク室15は、フロントハウジング1
1とシリンダブロック12とに囲まれて区画形成されて
いる。駆動軸16は、クランク室15内を通るようにフ
ロントハウジング11とシリンダブロック12との間に
ラジアルベアリング17を介して回転可能に架設支持さ
れている。同駆動軸16は、図示しない外部駆動源とし
ての車両エンジンに電磁クラッチ等のクラッチ機構を介
して連結されている。従って、同駆動軸16は、車両エ
ンジンの起動状態において電磁クラッチが接続されるこ
とで回転駆動される。
【0031】リップシール18は、駆動軸16の前端側
とフロントハウジング11との間に介在され、同駆動軸
16を封止している。回転支持体19は、クランク室1
5内において駆動軸16に固定されている。カムプレー
トとしての斜板21はアルミニウム(アルミニウム合金
も含む)材よりなり、クランク室15内に収容されてい
る。同斜板21はその中央部に挿通孔21aが貫設さ
れ、同挿通孔21aに挿通された駆動軸16によって、
同駆動軸16の軸線L方向へスライド可能かつ傾動可能
に支持されている。後に詳述するヒンジ機構25は、回
転支持体19と斜板21との間に介在されている。斜板
21は、回転支持体19及びヒンジ機構25を介して回
転トルクが伝達されることで駆動軸16と一体回転可能
であるとともに、同ヒンジ機構25により、駆動軸16
の軸線L方向へのスライド移動及び傾動が案内される。
【0032】図3に示すように、前記斜板21の傾角減
少側への傾動は、その挿通孔21aの内面が駆動軸16
に当接することで規定され、この規定された状態におい
て同斜板21は最小傾角となる。傾角規制部21bは、
斜板21の前面に設けられている。図1に示すように、
斜板21の最大傾角は、同傾角規制部21bが回転支持
体19の裏面に当接することで規定される。
【0033】シリンダボア31は、シリンダブロック1
2に形成されている。片頭型のピストン32はシリンダ
ボア31内に挿入されている。同ピストン32は、シュ
ー36を介して斜板21の外周部に係留されている。従
って、斜板21の回転運動が、シュー36を介してピス
トン32の往復直線運動に変換される。
【0034】吸入室38及び吐出室39は、リヤハウジ
ング13内にぞれぞれ区画形成されている。吸入孔4
0、同吸入孔40を開閉する吸入弁41、吐出孔42、
同吐出孔42を開閉する吐出弁43は、それぞれ弁形成
体14に形成されている。そして、吸入室38の冷媒ガ
スは、ピストン32の上死点側から下死点側への移動に
より、吸入孔40及び吸入弁41を介してシリンダボア
31内に吸入される。同シリンダボア31内に流入され
た冷媒ガスは、ピストン32の下死点側から上死点側へ
の移動により圧縮されるとともに、吐出孔42及び吐出
弁43を介して吐出室39に吐出される。同吐出弁43
の開度は、弁形成体14に重合されたリテーナ44によ
り規定される。
【0035】スラストベアリング45は、回転支持体1
9とフロントハウジング11の内壁面との間に介在され
ている。同スラストベアリング45は、ピストン32、
斜板21及びヒンジ機構25を介して回転支持体19に
作用される、冷媒圧縮時の圧縮荷重を受け止める。
【0036】抽気通路47は弁形成体14に貫設され、
リヤ側のラジアルベアリング17のコロ間隙を介して、
クランク室15と吸入室38とを接続している。給気通
路48は吐出室39とクランク室15とを接続し、同通
路48上には容量制御弁49が介在されている。すなわ
ち、容量制御弁49の弁室50は、給気通路48の一部
を構成するポート50aを備える。弁体52は弁室50
内に収容されており、ポート50aに対して接離可能で
ある。バネ54は弁室50内に収容され、弁体52をポ
ート50aに接触させる方向に付勢する。収容室53は
弁室50に対して区画されており、同収容室53をダイ
ヤフラム55により区画することで、感圧室56及び大
気に開放された大気室57が形成されている。ロッド5
8は、弁体52とダイヤフラム55とを連結する。そし
て、感圧通路59は吸入室38と感圧室56とを接続
し、同感圧通路59を介して吸入室38の冷媒ガスが感
圧室56に導入される。
【0037】従って、ダイヤフラム55が吸入圧の高低
により動作され、ポート50aの開度、つまり、給気通
路48の開度が調節される。その結果、クランク室15
の圧力が変更され、ピストン32の前後に作用するクラ
ンク室15の圧力とシリンダボア31内の圧力との差が
調整される。従って、斜板21の傾斜角が変更されて、
ピストン32のストロークが変更され、吐出容量が調整
される。
【0038】つまり、例えば、冷房負荷が大きいと吸入
圧が設定値よりも高くなり、容量制御弁49は給気通路
48の開度を小さくするように動作される。従って、図
1に示すように、クランク室15の圧力は、抽気通路4
7を介して吸入室38に放圧されて低下され、斜板21
の傾角が最大傾角側に変更されてピストン32のストロ
ーク量が大きくなる。その結果、吐出容量が大きくなっ
て、吸入圧が低下される。
【0039】冷房負荷が小さいと吸入圧が設定値よりも
低くなり、容量制御弁49は給気通路48の開度を大き
くするように動作される。従って、図3に示すように、
クランク室15の圧力が吐出室39からの冷媒ガスの導
入により上昇され、斜板21の傾角が最小傾角側に変更
されてピストン32のストローク量が小さくなる。その
結果、吐出容量が小さくなって、吸入圧が上昇される。
【0040】以上のように、容量制御弁49は、設定さ
れた吸入圧を維持すべく、斜板21の傾角を変更して吐
出容量を制御する。次に前記ヒンジ機構25の構成につ
いて詳述する。
【0041】図1及び図2に示すように、1本のスイン
グアーム61は斜板21に一体形成され、同斜板21の
上死点位置Dにおいて外周部に突設されている。同スイ
ングアーム61は回転支持体19に向かって軸線L方向
に延在され、その先端部には駆動軸16の軸線Lと垂直
方向に取付孔62が貫設されている。鉄系材料よりなる
1本のガイドピン63は取付孔62に圧入固定され、そ
の第1端部63a及び第2端部63bは、スイングアー
ム61の両側面61a,61bからそれぞれ突出されて
いる。一対の支持アーム64,65は回転支持体19に
一体形成され、同回転支持体19の裏面外周部において
斜板21の上死点位置Dを中心として対称に突設されて
いる。そして、スイングアーム61は支持アーム64,
65間に挿入配置されており、同支持アーム64,65
は、スイングアーム61に対して斜板21の回転方向前
後に位置される。なお、本明細書において、「一対の支
持アームが、カムプレートの上死点位置を中心として対
称である」とは、上死点位置Dから各支持アーム64,
65の外側面64c,65cまでの直線距離が略等しい
状態のことを言う。
【0042】ガイド凹部としてのガイド孔64a,65
aは、各支持アーム64,65の内側面64b,65b
から外側面64c,65cにかけて貫設され、斜板21
側に向かって駆動軸16に近づくように傾斜された長孔
状をなす。前記ガイドピン63の第1端部63aは支持
アーム64のガイド孔64a内に、第2端部63bは支
持アーム65のガイド孔65a内にそれぞれ挿入されて
いる。
【0043】スペーサとしての円環状をなすワッシャ6
6は、スイングアーム61と各支持アーム64,65と
の対向面間61a,64b、61b,65bにおいてガ
イドピン63上に介装されている。同ワッシャ66は、
スイングアーム61の側面61a,61bに対向する内
側面66a及び支持アーム64,65の内側面64b,
65bに対向する外側面66bに、それぞれ表面処理が
施されている(図示しない)。同表面処理としては、銅
メッキ等のメッキやポリテトラフルオロエチレンコーテ
ィング等のコーティングによる被膜の形成や、浸炭焼き
入れ等の焼き入れ処理や軟窒化等の窒化処理による化学
処理等が挙げられる。
【0044】前記ガイドピン63の第1及び第2端部6
3a,63bは、各支持アーム64,65の外側面64
c,65cから突出されている。第1端部63aの突出
部分には、ガイド孔64a,65aの幅より大径のEリ
ング67が嵌合固定されている。第2端部63bの突出
部分には、ガイドピン63に一体でガイド孔64a,6
5aの幅より大径の頭部63cが位置している。Eリン
グ67及び頭部63cが抜け防止手段を構成する。
【0045】前記頭部63cは、ガイドピン63に一体
でガイド孔64a,65aの幅より大径である。ガイド
孔64a,65aは、支持アーム64、65の内外側面
64b,64c、65b,65c以外では開放されてい
ない。従って、前記ヒンジ機構25の組み立てには、ガ
イドピン63を取付孔62に圧入固定する前に、スイン
グアーム61を支持アーム64,65間に挿入配置して
おく必要がある。次に、ワッシャ66をスイングアーム
61と支持アーム64,65との間に介装する。これ
は、スイングアーム61の支持アーム64,65間への
挿入配置と同時、或いは先に行っておいても良い。各部
材61、64〜66は、組み合わされた状態で位置決め
され、ガイド孔64a,65a、ワッシャ66及び取付
孔62は、支持アーム64の外側面64cと支持アーム
65の外側面65cとの間で通貫されている。
【0046】次に、ガイドピン63の第1端部63a
を、同支持アーム65の外側面65c側からガイド孔6
5a内に挿入し、ワッシャ66を挿通してスイングアー
ム61の側面61b側から取付孔62内に挿入する。こ
の時、適度な押し込み力がガイドピン63に付与され、
同ガイドピン63が取付孔62内を圧入されていく。や
がて、第1端部63aは、スイングアーム61の側面6
1aからワッシャ66及びガイド孔64aを介して支持
アーム64の外側面64cで突出され、同突出部分にE
リング67を嵌合固定することで組み立ては完了され
る。
【0047】さて、駆動軸16が矢印A方向に回転され
ると、その回転トルクは、主として、回転支持体19、
支持アーム64(内側面64b)、ワッシャ66(外側
面66b及び内側面66a)及びスイングアーム61
(側面61a)を介して斜板21に伝達される。また、
駆動軸16が矢印B方向に回転されると、その回転トル
クは、主として、回転支持体19、支持アーム65(内
側面65b)、ワッシャ66(外側面66b及び内側面
66a)及びスイングアーム61(側面61b)を介し
て斜板21に伝達される。そして、容量変更にともなう
斜板21の軸線L方向へのスライド移動及び傾動は、ガ
イド孔64a,65aとガイドピン63の第1端部63
a及び第2端部63bとの間のスライドガイド関係、及
び駆動軸16による挿通孔21aを介したスライド支持
作用により案内される。
【0048】ここで、前記圧縮機において、斜板21が
上死点位置Dの外周部を以ってピストン32に対応され
て、同ピストン32が上死点に位置された状態では、既
にシリンダボア31から吐出室39への冷媒ガスの吐出
は完了されている。つまり、ピストン32を介して斜板
21に作用される、冷媒圧縮に基づく圧縮荷重F1 ,F
2 は、同斜板21に対して上死点位置Dからその回転方
向側にずれた位置で作用される。図2に示すように、同
圧縮荷重F1 ,F2 は、圧縮機の高負荷時には大きくし
かも上死点位置D近くで斜板21に作用され、低負荷と
なるのに従って小さくなり、しかも上死点位置Dに対し
て回転方向側に離れた位置で斜板21に作用される。し
かし、特に問題となる高負荷時の大きな圧縮荷重F1 ,
F2 は、支持アーム64,65間で確実に受けられるた
め、斜板21に大きな曲げモーメントが作用されること
はない。なお、図面においてF1 ,F2 の矢印の長さ
は、圧縮荷重の大きさに比例する。
【0049】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)ヒンジ機構25はスイングアーム61を1本のみ
備える。従って、従来公報の技術と比較して斜板21の
形状が簡単となり、その加工が容易となる。
【0050】(2)スイングアーム61は斜板21に、
支持アーム64,65は回転支持体19にそれぞれ一体
形成されている。従って、ヒンジ機構25を構成する部
品点数が低減され、圧縮機の製造コストを低減できる。
【0051】(3)スイングアーム61を所定寸法範囲
内に1本のみ配置すれば良いため、同スイングアーム6
1を大型化できる。従って、同スイングアーム61に十
分な強度を持たせることができ、ヒンジ機構25の耐久
性向上、ひいては圧縮機の信頼性向上につながる。特
に、本実施形態においては、ガイドピン63がスイング
アーム61に圧入固定されており、同ガイドピン63の
圧入長を長く取ることができる。従って、同ガイドピン
63のスイングアーム61に対する取り付け強度が高め
られ、ヒンジ機構25の耐久性向上、ひいては圧縮機の
信頼性向上につながる。さらに、前記斜板21、つま
り、同斜板21に一体のスイングアーム61はアルミニ
ウム材により構成されている。アルミニウム材よりなる
スイングアーム61に対するガイドピン63の圧入は、
例えば、鉄系材よりなるスイングアームに圧入する場合
と比較して、その取付強度を十分に確保することは難し
い。しかし、前述したように、圧入長を長く取ることが
できる本実施形態においては、斜板21をアルミニウム
材により構成したことによる、ガイドピン63のスイン
グアーム61に対する取付強度の低下を危惧する必要は
ない。
【0052】(4)一対の支持アーム64,65は、斜
板21の上死点位置Dを中心として対称に設けられてい
る。つまり、駆動軸16が矢印A及び矢印Bのいずれの
方向に回転駆動されたとしても、少なくとも高負荷時に
おいて斜板21に作用される圧縮荷重F1 ,F2 は、支
持アーム64,65間で受けることができるように構成
されている。従って、駆動軸16の回転方向に関係な
く、斜板21に同圧縮荷重に起因した大きな曲げモーメ
ントが作用されることを防止できる。その結果、斜板2
1に大きながたつきが生じることはなく、異音や振動の
発生を抑制できるし、容量制御性も高められる。
【0053】(5)ワッシャ66が、スイングアーム6
1の側面61aと支持アーム64の内側面64bとの間
に介在されている。従って、駆動軸16が矢印A方向に
回転駆動された場合、回転トルク伝達側であるスイング
アーム61と支持アーム64との直接的な圧接摺動を避
けることができ、その側面61a及び内側面64bの摩
耗劣化を防止できる。また、ワッシャ66が、スイング
アーム61の側面61bと支持アーム65の内側面65
bとの間に介在されている。従って、駆動軸16が矢印
B方向に回転駆動される場合においても同様に、回転ト
ルク伝達側であるスイングアーム61と支持アーム65
との直接的な圧接摺動を避けることができ、その側面6
1b及び内側面65bの摩耗劣化を防止できる。
【0054】(6)前記ガイドピン63の取付孔62へ
の圧入時、応力がスイングアーム61に作用して、その
側面61aが支持アーム64の内側面64bに押し付け
られようとする。しかし、ワッシャ66が、スイングア
ーム61の側面61aと支持アーム64の内側面64b
との間に介在されている。従って、スイングアーム61
が支持アーム64に対して直接圧接されることを防止で
き、例えば、その側面61aにガイド孔64aの跡、つ
まり、傷が付くことを防止できる。
【0055】(7)表面処理がワッシャ66の両側面6
6a,66bに施され、同ワッシャ66の耐摩耗性が向
上されるし、支持アーム64,65の内側面64b,6
5bとの間での低摩擦摺動性が向上される。従って、ス
イングアーム61が支持アーム64,65に対してスム
ーズに移動され、ヒンジ機構25の動作がスムーズとな
る。その結果、斜板21がスムーズに傾動されて、容量
制御の応答性が向上される。
【0056】(8)1本のガイドピン63の両端部63
a,63bが、それぞれ各支持アーム64,65のガイ
ド孔64a,65aに係合される。つまり、1本のガイ
ドピン63の両端部63a,63bを、それぞれガイド
凸部として利用している。従って、ガイドピンを2本使
用する従来公報の技術と比較してヒンジ機構25の部品
点数及び加工工程数が低減され、圧縮機の製造コストを
低減できる。
【0057】(9)ガイドピン63は、スイングアーム
61の取付孔62に圧入固定されている。また、頭部6
3c及びEリング67がガイドピン63に設けられてい
る。つまり、ガイドピン63の取付孔62からの抜けが
二重に防止され、ヒンジ機構25の信頼性が向上され
る。
【0058】(10)斜板21はアルミニウム材により
構成されている。従って、同斜板21が軽量化され、容
量制御の応答性の向上や圧縮機の軽量化につながる。 (11)上述したように、本実施形態の圧縮機は、駆動
軸16が矢印A及び矢印Bのいずれの方向に回転駆動さ
れても対応できるように構成された両回転対応型圧縮機
である。従って、製造者は、ユーザーが要求する駆動軸
16の回転方向に合わせた、一方向回転対応型の圧縮機
と他方向回転対応型の圧縮機の2種を別個に製造する手
間が省け、1機種量産効果により圧縮機の単価を低減で
きる。
【0059】(第2実施形態)図4においては第2実施
形態を示す。本実施形態の圧縮機は、駆動軸16が矢印
A方向にのみ回転駆動されることを想定して構成され
た、一方向回転対応型の圧縮機である。つまり、冷媒圧
縮に起因した圧縮荷重は、「F1 」のみが斜板21に作
用される。従って、本実施形態のヒンジ機構71は、ス
イングアーム61が斜板21において上死点位置Dから
同斜板21の回転方向側にずれて設けられている。ま
た、支持アーム64,65は、回転支持体19におい
て、斜板21の上死点位置Dを中心とした対称位置を基
準として、同斜板21の回転方向側にずれて非対称とな
っている。従って、上死点位置Dから支持アーム65の
外側面65cまでの直線距離が、上死点位置Dから支持
アーム64の外側面64cまでの直線距離より長く、上
記ヒンジ機構25と比較して、より低負荷時に斜板21
に対して作用される圧縮荷重F1 までをも支持アーム6
4,65間で受けることが可能となる。
【0060】前記駆動軸16から同斜板21への回転ト
ルクの伝達は、主として、回転支持体19、支持アーム
64(内側面64b)、ワッシャ66(外側面66b及
び内側面66a)及びスイングアーム61(側面61
a)を介して行われる。また、上述したように、ガイド
ピン63は、支持アーム65の外側面65c側からガイ
ド孔65a内に挿入される。従って、ワッシャ66は、
スイングアーム61の側面61aと支持アーム64の内
側面64bとの間にのみ介在されている。言い換えれ
ば、回転トルクの伝達側ではなく、しかも、ガイドピン
63の圧入時におけるスイングアーム61の損傷を危惧
する必要のない、同スイングアーム61の側面61aと
支持アーム65の内側面64bとの間には、ワッシャ6
6が介在されていない。
【0061】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)より低負荷時に斜板21に対して作用される圧縮
荷重F1 までをも、支持アーム64,65間で受けるこ
とが可能である。従って、圧縮機の低負荷時においても
斜板21がほとんどがたつかず、異音や振動の発生をよ
り効果的に抑制できるし、容量制御性もより高められ
る。
【0062】(2)一方向回転対応型の圧縮機において
は、本実施形態のように、ガイドピン63の圧入方向を
好適に設定することで、一つのワッシャ66を削除する
ことができる。従って、削除したワッシャ66の分だけ
部品点数や組み付け工程数を減らすことができ、圧縮機
の軽量化及び単価低減につながる。
【0063】(第3実施形態)図5においては第3実施
形態を示す。本実施形態の圧縮機は、上記第2実施形態
と同じく一方向回転対応型の圧縮機である。本圧縮機の
ヒンジ機構81と上記第1実施形態のヒンジ機構25と
の相違点について説明すると、支持アーム65は支持ア
ーム64より大型となっており、従って、両支持アーム
64,65は、斜板21の上死点位置Dを中心とした対
称位置を基準として、同斜板21の回転方向側にずれて
非対称となっている。つまり、圧縮荷重を主として受け
る側の支持アーム65を大型化してその強度を増すとと
もに、大型化にともなう幅の増大により、上死点対応位
置Dから外側面65cまでの距離を長くして、より低負
荷時に斜板21に対して作用される圧縮荷重F1 をも支
持アーム64,65間で受けることができるようにして
いる。なお、ワッシャ66が、スイングアーム61の側
面61bと支持アーム65の内側面65bとの間に介在
されていないのは、上記第2実施形態と同様な理由によ
る。
【0064】(第4実施形態)図6においては第4実施
形態を示す。本圧縮機のヒンジ機構91と上記第1実施
形態のヒンジ機構25との相違点は、ガイドピン63に
おいて第1端部63aの先端63dが、取付孔62に圧
入される部位と比較して小径に構成されていることであ
る。従って、同ガイドピン63の圧入時に、同小径部分
63dがそれ以降の部位を取付孔62内へ案内すること
となり、圧入時のガイドピン63の位置決めが容易とな
る。
【0065】実施の形態は上記に限定されるものではな
く、次のように変更しても良い。 (1)上記実施形態からワッシャ66を削除し、スイン
グアーム61の側面61a,61b及び支持アーム6
4,65の内側面64b,65bの少なくとも一方に、
表面処理(上述したワッシャ66に対する表面処理と同
様)を施して、同施工面の耐摩耗性や、対向面との間で
の低摩擦摺動性を向上させること。特に回転トルク伝達
側の対向面に施すと、その効果が有効に奏される。つま
り、例えば、両回転対応型の圧縮機である第1及び第4
実施形態においては、スイングアーム61の側面61a
及び側面61b、又は支持アーム64の内側面64b及
び支持アーム65の内側面65bに施す。また、一方向
回転対応型の圧縮機である第2及び第3実施形態におい
ては、少なくとも、スイングアーム61の側面61a及
び支持アーム64の内側面64bの少なくとも一方に施
す。
【0066】(2)上記実施形態において、ガイド孔6
4a,65aの内面及びガイドピン63の第1、第2端
部63a,63bの表面の少なくとも一方に表面処理
(上述したワッシャ66に対する表面処理と同様)を施
すこと。なお、圧縮荷重は、第1及び第2端部63a,
63bを介して、ガイド孔64a,65aの内面におい
て回転支持体19側の部位に作用されるため、少なくと
も同部位には施す。また、一方向回転対応型の圧縮機に
おいては、上死点位置Dに対して斜板21の回転方向側
に位置するガイド孔65aの内面において、回転支持体
19側の部位に作用されるため、少なくとも同部位には
施す。
【0067】(4)上記第4実施形態を、第2及び第3
実施形態、つまり、一方向回転対応型の圧縮機において
具体化すること。この場合、第1端部63aは、圧縮荷
重を主として受ける側ではないため、一部を小径とする
ことでガイド孔64aとの当接部分が短くなっても殆ど
問題はない。
【0068】(5)取付孔62を大径とすることで、ガ
イドピン63の同取付孔62に対する圧入をやめ、頭部
63cとEリング67とでのみにより取付孔62からの
抜けを防止すること。
【0069】(6)取付孔62を大径とすることで、ガ
イドピン63の同取付孔62に対する圧入をやめ、同ガ
イドピン63をボルト・ナット構成とすること。この場
合、ボルトの頭部及びナットが抜け防止手段となる。
【0070】(7)Eリング67を削除し、ガイドピン
63を取付孔62に圧入することのみでその抜けを防止
すること。このようにすれば、Eリング67を組み付け
る手間が省ける。
【0071】(8)上記実施形態においてワッシャ66
を削除し、圧縮機の組み付け時において、スイングアー
ム61が支持アーム64,65間に挿入配置された状態
で、ガイドピン63の挿入側とは反対側の支持アーム6
4の内側面64aとスイングアーム61の側面61aと
の間にスペーサを介在させておき、ガイドピン63が圧
入された後には同スペーサを取り外すようにすること。
【0072】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載する。 (1)前記スイングアーム61はカムプレート21に一
体形成されている請求項1〜13のいずれかに記載の可
変容量型圧縮機。
【0073】このようにすれば、ヒンジ機構25の部品
点数及び加工工程数が低減され、圧縮機の製造コストを
低減できる。 (2)前記支持アーム64,65は回転支持体19に一
体形成されている請求項1〜13のいずれかに記載の可
変容量型圧縮機。
【0074】このようにすれば、ヒンジ機構25の部品
点数及び加工工程数が低減され、圧縮機の製造コストを
低減できる。 (3)スイングアーム61及び支持アーム64,65の
少なくとも一方の対向面61a,61b、64b,65
bには表面処理が施されている請求項1〜13のいずれ
かに記載の可変容量型圧縮機。
【0075】このようにすれば、同施工面の耐摩耗性
や、対向面との間での低摩擦摺動性が向上される。 (4)表面処理は回転トルク伝達側の対向面61a,6
1b、64b,65bに施されている前記(3)に記載
の可変容量型圧縮機。
【0076】このようにすれば、圧接摺動される回転ト
ルク伝達側のスイングアーム61及び支持アーム64,
65の少なくとも一方の耐摩耗性や、低摩擦摺動性が向
上される。 (5)ハウジング11〜13にはシリンダボア31及び
クランク室15が形成されるとともに駆動軸16が回転
可能に保持され、シリンダボア31内にはピストン32
が収容され、クランク室15内において駆動軸16には
回転支持体19が固設され、同じくクランク室15内に
おいて駆動軸16にはカムプレート21が同駆動軸16
の軸線L方向へスライド移動可能でかつ傾動可能に支持
され、回転支持体19とカムプレート21との間にはヒ
ンジ機構25が介在され、同ヒンジ機構25は、カムプ
レート21に突設されたスイングアーム61と、回転支
持体19に突設され、スイングアーム61に対してカム
プレート21の回転方向前後に位置する一対の支持アー
ム64,65とを備え、前記スイングアーム61に貫設
された取付孔62にはガイドピン63が圧入固定され、
同ガイドピン63の第1端部63a及び第2端部63b
はスイングアーム61から各支持アーム64,65に向
かってそれぞれ突出され、各支持アーム64,65には
同第1端部63a又は第2端部63bが係合されてその
移動を案内するガイド凹部64a,65がそれぞれ凹設
され、同ガイド凹部64a,65の少なくとも一方は貫
通孔であり、前記駆動軸16の回転運動が回転支持体1
9、ヒンジ機構25及びカムプレート21を介してピス
トン32の往復直線運動に変換されるとともに、同ヒン
ジ機構25の案内により、カムプレート21が自身の傾
角を最大とする最大傾角位置と傾角を最小とする最小傾
角位置との間で駆動軸16上を傾動しつつスライド移動
されることで吐出容量を変更可能な可変容量型圧縮機の
組み立て方法であって、前記ガイドピン63は貫通孔で
あるガイド凹部65aを介して取付孔62に圧入され、
同圧入時には、ガイドピン63の挿入側とは反対側の支
持アーム64とスイングアーム61との対向面間64
b,61aにスペーサ66を介在させておく手順を採る
組み立て方法。
【0077】このようにすれば、ガイドピン63の圧入
時、スイングアーム61が同ガイドピン63の挿入側と
は反対側の支持アーム64に対して直接押付けられるこ
とを防止でき、例えば、同支持アーム64のガイド孔6
4aの跡がスイングアーム61に付くことを防止でき
る。
【0078】
【発明の効果】上記構成の請求項1の発明によれば、ヒ
ンジ機構はスイングアームを1本のみ備える。従って、
従来公報の技術と比較してカムプレートの形状が簡単と
なり、その加工が容易となる。また、スイングアームを
所定寸法範囲内に1本のみ配置すれば良いため、同スイ
ングアームを大型化できる。従って、同スイングアーム
に十分な強度を持たせることができ、ヒンジ機構の耐久
性向上、ひいては圧縮機の信頼性向上につながる。
【0079】請求項2の発明によれば、駆動軸がいずれ
の方向に回転駆動されたとしても、少なくとも高負荷時
にカムプレートに対して作用されるの圧縮荷重は、支持
アーム間で受けることができる。従って、カムプレート
に、同圧縮荷重に起因した大きな曲げモーメントが作用
されることを防止でき、同カムプレートに大きながたつ
きが生じることはなく、異音や振動の発生を抑制できる
し、容量制御性も高められる。
【0080】請求項3の発明によれば、駆動軸の回転方
向を限定できるのであれば、より低負荷時の圧縮荷重を
も支持アーム間において受けることが可能となる。従っ
て、カムプレートに小さな曲げモーメントが作用される
ことをも防止でき、同カムプレートにほとんどがたつき
が生じることはなく、異音や振動の発生を効果的に抑制
できるし、容量制御性もさらに高められる。
【0081】請求項4の発明によれば、スイングアーム
と支持アームとが直接摺動されることを防止でき、それ
らの摩耗劣化を防止できる。請求項5の発明によれば、
表面処理を施されたスペーサは耐摩耗性が向上される
し、スイングアーム及び支持アームの少なくとも一方に
対する低摩擦摺動性も向上される。
【0082】請求項6の発明によれば、1本のガイドピ
ンが一対のガイド凸部を構成する。従って、ガイドピン
を2本使用する従来公報の技術と比較してヒンジ機構の
部品点数が低減され、圧縮機の製造コストを低減でき
る。
【0083】請求項7の発明によれば、取付孔に圧入さ
れたガイドピンは、他に抜け防止手段を設けなくとも、
取付孔から抜けることはない。これに加えて、請求項8
の発明に示すように、抜け防止手段を別個に設ければ、
二重にガイドピンの抜けが防止されて、ヒンジ機構の信
頼性が向上される。
【0084】請求項9の発明によれば、小径が先に取付
孔内に進入して後に続く他の部位を案内するため、ガイ
ドピンの取付孔に対する位置決めが容易となり、作業性
が向上される。
【0085】請求項10の発明によれば、回転トルク伝
達側であるスイングアームと回転支持アームとの直接的
な圧接摺動を避けることができ、それらの摩耗劣化を防
止できる。
【0086】請求項11の発明によれば、ガイドピンの
圧入時、それに起因して作用される応力により、スイン
グアームがガイドピンの挿入側とは反対側の支持アーム
に直接押付けられることを防止でき、それらの損傷を防
止できる。
【0087】請求項12の発明においては、互いに圧接
摺動されるガイド凸部の表面及びガイド凹部の内面の少
なくとも一方に表面処理が施され、耐摩耗性の向上や低
摩擦摺動性の向上が図られている。
【0088】請求項13の発明においてカムプレートは
アルミニウム材により構成され、一般的な鉄系材よりな
るカムプレートと比較して軽量化が図られている。これ
は、容量制御の応答性の向上や圧縮機の軽量化につなが
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 可変容量型圧縮機の縦断面図。
【図2】 ヒンジ機構付近を取り出して示す拡大平面
図。
【図3】 最小容量状態を示す説明図。
【図4】 第2実施形態を示すヒンジ機構の拡大平面
図。
【図5】 第3実施形態を示すヒンジ機構の拡大平面
図。
【図6】 第4実施形態を示すヒンジ機構の拡大平面
図。
【符号の説明】
11…ハウジングを構成するフロントハウジング、12
…同じくシリンダブロック、13…同じくリヤハウジン
グ、15…クランク室、16…駆動軸、19…回転支持
体、21…カムプレートとしての斜板、25…ヒンジ機
構、31…シリンダボア、32…ピストン、61…スイ
ングアーム、63a,63b…ガイド凸部としての第1
及び第2端部、64,65…支持アーム、64a,65
a…ガイド凹部としてのガイド孔、L…駆動軸の軸線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 真嘉 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングにはシリンダボア及びクラン
    ク室が形成されるとともに駆動軸が回転可能に保持さ
    れ、シリンダボア内にはピストンが収容され、クランク
    室内において駆動軸には回転支持体が固設され、同じく
    クランク室内において駆動軸にはカムプレートが同駆動
    軸の軸線方向へスライド移動可能でかつ傾動可能に支持
    され、回転支持体とカムプレートとの間にはヒンジ機構
    が介在され、前記駆動軸の回転運動が回転支持体、ヒン
    ジ機構及びカムプレートを介してピストンの往復直線運
    動に変換されるとともに、同ヒンジ機構の案内により、
    カムプレートが駆動軸上を傾動しつつスライド移動され
    ることで吐出容量を変更可能な可変容量型圧縮機におい
    て、 前記ヒンジ機構は、カムプレートに突設されたスイング
    アームと、回転支持体に突設され、スイングアームに対
    してカムプレートの回転方向前後に位置する一対の支持
    アームとを備え、前記スイングアームには各支持アーム
    に向かって一対のガイド凸部が突設されるとともに、各
    支持アームには同ガイド凸部が係合されてその移動を案
    内するガイド凹部がそれぞれ凹設された可変容量型圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 前記一対の支持アームは、カムプレート
    の上死点位置を中心として対称に設けられている請求項
    1に記載の可変容量型圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記一対の支持アームは、カムプレート
    の上死点位置を中心とした対称位置を基準として、少な
    くとも一方がカムプレートの回転方向側にずれて非対称
    となっている請求項1に記載の可変容量型圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記スイングアームと支持アームとの対
    向面間にはスペーサが介在されている請求項1〜3のい
    ずれかに記載の可変容量型圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記スペーサにおいて、スイングアーム
    及び支持アームの少なくとも一方との対向面には表面処
    理が施されている請求項4に記載の可変容量型圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記スイングアームには取付孔が貫設さ
    れ、同取付孔には1本のガイドピンが挿入固定されてお
    り、スイングアームから突出された同ガイドピンの第1
    端部及び第2端部が、それぞれ前記ガイド凸部を構成す
    る請求項1〜5のいずれかに記載の可変容量型圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記ガイドピンは取付孔に圧入固定され
    ている請求項6に記載の可変容量型圧縮機。
  8. 【請求項8】 前記ガイドピンには、同ガイドピンの取
    付孔からの抜けを防止するための抜け防止手段が設けら
    れている請求項6又は7に記載の可変容量型圧縮機。
  9. 【請求項9】 前記ガイドピンは第1端部側から取付孔
    内へ挿入され、同第1端部の先端は、取付孔内に位置す
    る部分と比較して小径に構成されている請求項6〜8の
    いずれかに記載の可変容量型圧縮機。
  10. 【請求項10】 前記スペーサは、回転トルク伝達側の
    支持アームとスイングアームとの対向面間に介在されて
    いる請求項4〜9のいずれかに記載の可変容量型圧縮
    機。
  11. 【請求項11】 少なくとも一方のガイド凹部は貫通孔
    であって、前記ガイドピンは貫通孔であるガイド凹部を
    介して取付孔に圧入され、前記スペーサはガイドピンの
    挿入側とは反対側の支持アームとスイングアームとの対
    向面間に介在されている請求項7〜10のいずれかに記
    載の可変容量型圧縮機。
  12. 【請求項12】 前記ガイド凸部の表面及びガイド凹部
    の内面の少なくと一方には表面処理が施されている請求
    項1〜11のいずれかに記載の可変容量型圧縮機。
  13. 【請求項13】 前記カムプレートはアルミニウム材に
    より構成されている請求項1〜12のいずれかに記載の
    可変容量型圧縮機。
JP04664897A 1997-02-28 1997-02-28 可変容量型圧縮機 Expired - Fee Related JP3826473B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04664897A JP3826473B2 (ja) 1997-02-28 1997-02-28 可変容量型圧縮機
KR1019970076173A KR19980070248A (ko) 1997-02-28 1997-12-29 가변 용량형 압축기
US09/030,242 US6116145A (en) 1997-02-28 1998-02-25 Variable displacement compressor
FR9802422A FR2760257B1 (fr) 1997-02-28 1998-02-27 Compresseur a deplacement variable et procede de fabrication d'un tel compresseur pour conditionneurs de vehicules
DE19808323A DE19808323B4 (de) 1997-02-28 1998-02-27 Verdrängungsvariabler Kompressor
CN98107736A CN1195742A (zh) 1997-02-28 1998-02-28 可变排量的压缩机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04664897A JP3826473B2 (ja) 1997-02-28 1997-02-28 可変容量型圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10246180A true JPH10246180A (ja) 1998-09-14
JP3826473B2 JP3826473B2 (ja) 2006-09-27

Family

ID=12753144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04664897A Expired - Fee Related JP3826473B2 (ja) 1997-02-28 1997-02-28 可変容量型圧縮機

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6116145A (ja)
JP (1) JP3826473B2 (ja)
KR (1) KR19980070248A (ja)
CN (1) CN1195742A (ja)
DE (1) DE19808323B4 (ja)
FR (1) FR2760257B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100614023B1 (ko) 2003-11-14 2006-08-22 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 가변 용량 압축기

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6139283A (en) * 1998-11-10 2000-10-31 Visteon Global Technologies, Inc. Variable capacity swash plate type compressor
JP4035922B2 (ja) * 1999-04-02 2008-01-23 株式会社豊田自動織機 容量可変型圧縮機
JP2001304102A (ja) * 2000-04-18 2001-10-31 Toyota Industries Corp 可変容量圧縮機
KR100352877B1 (ko) * 2000-06-12 2002-09-16 한라공조주식회사 압축기 사판의 최대경사각 지지구조
DE10135727B4 (de) 2001-07-21 2019-07-04 Volkswagen Ag Regelventil gespeist mit Wechselspannung und Taumelscheibenkompressor mit diesem Regelventil
US6899013B2 (en) * 2003-01-30 2005-05-31 Delphi Technologies, Inc. Hinge for a variable displacement compressor
DE10315477B4 (de) * 2003-04-04 2005-08-11 Zexel Valeo Compressor Europe Gmbh Axialkolbenverdichter, insbesondere CO2-Verdichter für Kraftfahrzeug-Klimaanlagen
JP4062265B2 (ja) * 2004-02-24 2008-03-19 株式会社豊田自動織機 可変容量圧縮機
KR100903037B1 (ko) * 2007-10-19 2009-06-18 학교법인 두원학원 용량가변형 사판식 압축기
CN101769244B (zh) * 2008-12-29 2013-06-26 上海三电贝洱汽车空调有限公司 变排量压缩机的运动机构
CN103016303A (zh) * 2011-09-21 2013-04-03 上海三电贝洱汽车空调有限公司 变排量斜盘压缩机及其铰链机构的装配方法
CN102767503A (zh) * 2012-07-18 2012-11-07 无锡市苏立成汽车空调压缩机有限公司 一种智能电控汽车空调压缩机
CN103629081A (zh) * 2013-05-23 2014-03-12 浙江三田汽车空调压缩机有限公司 一种利用压差调节汽车空调压缩机排量的装置及其方法
US9765764B2 (en) 2014-04-07 2017-09-19 Hanon Systems Hinge mechanism for a variable displacement compressor
KR101880076B1 (ko) * 2017-12-08 2018-07-19 이래오토모티브시스템 주식회사 가변용량 사판식 압축기
US11885319B2 (en) * 2018-12-27 2024-01-30 Hanon Systems Swash plate-type compressor

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4073603A (en) * 1976-02-06 1978-02-14 Borg-Warner Corporation Variable displacement compressor
JPS6287678A (ja) * 1985-10-11 1987-04-22 Sanden Corp 斜板式可変容量圧縮機
KR880005363A (ko) * 1986-10-01 1988-06-28 미타 가츠시게 가변용량형 압축기
JPS63186973A (ja) * 1987-01-30 1988-08-02 Hitachi Ltd 可変ストロ−ク斜板式圧縮機
JPS6477771A (en) * 1987-09-18 1989-03-23 Hitachi Ltd Variable delivery compressor
DE3924347A1 (de) * 1988-07-22 1990-02-01 Toyoda Automatic Loom Works Taumelscheibenkompressor veraenderlicher leistung
JP2626292B2 (ja) * 1991-03-30 1997-07-02 株式会社豊田自動織機製作所 容量可変型斜板式圧縮機
JPH0550083U (ja) * 1991-12-05 1993-07-02 サンデン株式会社 容量可変型斜板式圧縮機
JP3125952B2 (ja) * 1993-04-08 2001-01-22 株式会社豊田自動織機製作所 容量可変型斜板式圧縮機
JPH08284835A (ja) * 1995-04-18 1996-10-29 Toyota Autom Loom Works Ltd 片頭ピストン圧縮機
JPH09137775A (ja) * 1995-09-14 1997-05-27 Calsonic Corp 容量可変斜板式コンプレッサ
JP3422186B2 (ja) * 1995-11-24 2003-06-30 株式会社豊田自動織機 可変容量圧縮機
JPH09209930A (ja) * 1996-01-30 1997-08-12 Zexel Corp 可変容量型斜板式圧縮機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100614023B1 (ko) 2003-11-14 2006-08-22 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 가변 용량 압축기

Also Published As

Publication number Publication date
DE19808323B4 (de) 2004-02-19
CN1195742A (zh) 1998-10-14
JP3826473B2 (ja) 2006-09-27
KR19980070248A (ko) 1998-10-26
FR2760257B1 (fr) 2002-01-18
DE19808323A1 (de) 1998-09-03
US6116145A (en) 2000-09-12
FR2760257A1 (fr) 1998-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10246180A (ja) 可変容量型圧縮機
JPH10246181A (ja) 可変容量型圧縮機
US5556261A (en) Piston type compressor
WO2007043574A1 (ja) 可変容量圧縮機
JPH10169558A (ja) 片頭ピストン式圧縮機
JPH1193833A (ja) 可変容量型斜板式圧縮機
US20040131475A1 (en) Shaft seal, compressor having the same and method for sealing shaft
JP2001099056A (ja) 斜板式圧縮機用ピストン
US20040055456A1 (en) Variable displacement compressor
JPH10205440A (ja) 中空ピストン及びそれを用いた斜板式圧縮機
US20050265855A1 (en) Piston type compressor
US20030025276A1 (en) Shaft sealing devices, compressors comprising the shaft sealing devices, and methods for sealing a rotational shaft
JPH11264371A (ja) 可変容量型圧縮機
JP2008064057A (ja) 可変容量圧縮機
JPH09144652A (ja) 可変容量圧縮機
JP4247538B2 (ja) 圧縮機
US20040202551A1 (en) Variable displacement compressor
WO2005047697A1 (ja) 斜板式圧縮機
JP2008111519A (ja) 回転機械における軸受け構造
JP2003097424A (ja) 可変容量型圧縮機
EP1531266B1 (en) Variable displacement compressor
JP2003083241A (ja) 可変容量型圧縮機
JP3399386B2 (ja) 容量可変型斜板式圧縮機における斜板の貫通孔の形成方法
JP3182486B2 (ja) コネクティングロッドの連結方法
JP4329053B2 (ja) 可変容量型斜板式圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060626

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees