JPH10236134A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH10236134A
JPH10236134A JP15887097A JP15887097A JPH10236134A JP H10236134 A JPH10236134 A JP H10236134A JP 15887097 A JP15887097 A JP 15887097A JP 15887097 A JP15887097 A JP 15887097A JP H10236134 A JPH10236134 A JP H10236134A
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air passage
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哲也 武知
Masami Taguchi
雅己 田口
Yasuhiro Sato
康弘 佐藤
Takahiro Suzuki
貴博 鈴木
Katsuyuki Osaki
勝之 大▲崎▼
Isao Kinoshita
勲 木下
Kotaro Suda
耕太郎 須田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温風案内通路の形成位置を工夫することで、
車両用空調装置の体格を小さくすることを目的とする。 【解決手段】 空調ケースには、エアミックスドア8の
一端面が最大暖房状態において当接するシール面9aを
有するシール壁9が形成されている。シール壁9下流
側、つまりシール面9aの反対側には、シール壁9と温
風ガイド部12にて構成されたデフロスタ用温風案内通
路11が形成されている。このシール劇9の反対側に
は、ほとんど冷風が流れないので、このスペースを有効
してデフロスタ用温風案内通路11を形成した。これに
より、車両用空調装置の体格を小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置の
温度調節に関するものであって、特に車室内の上方部位
と、下方部位との双方から空調風を送風する吹出モード
における温度調節に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置として、特開平1
─114507号公報に記載されているものがある。こ
の従来装置は、フット吹出口とデフロスタ吹出口との双
方から空調風を吹き出す吹出モード(フットモード、フ
ットデフモード)において、フット吹出口から吹き出す
空調風温度を、デフロスタ吹出口からのそれより高くす
るようにしている。具体的には、従来装置では、冷風通
路を流れる冷風と、温風通路とを流れる温風とをエアミ
ックスチャンバー部にて混合するのであるが、このエア
ミックスチャンバー部のうち、冷風通路の下流側部位に
デフロスタ吹出口を設け、温風通路の下流側部位にフッ
ト吹出口を設けるようにしている。
【0003】そして、これに加え、上記従来装置では、
デフロスタ吹出口から吹き出される空調風の吹出温度を
冷たすぎないように高めて車両窓ガラスの曇り止め効果
を向上させる専用の温風案内通路が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では、温風案内通路が空調ユニットの外側に張り
出すようにして別個に形成されている。従って、上記従
来装置では、この温風案内通路によって車両用空調装置
の体格が大きくなってしまうという問題がある。そこ
で、本発明は、温風案内通路の形成位置を工夫すること
で、車両用空調装置の体格を小さくすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
に対して車両用空調装置内の様々な位置に温風案内通路
を形成した結果、以下の事が判明した。一般的な車両用
空調装置では、空調ケース内に冷風が流れる冷風通路
と、温風が流れる温風通路とを設け、これら通路の風量
割合を温度調整用ドア(一般的にエアミックスドアと言
う)にて調整することで空調風の温度を調整している。
そして、空調ケースには、温度調整用ドアの下流側に、
その内壁から突出するようにしてシール壁が形成されて
いる。このシール壁は、空調ケース内を流れる空気を全
て上記温風通路に送る最大暖房状態において、冷風通路
から冷風が漏れださないようにするために、温度調整用
ドアと当接するものである。
【0006】そして、このシール壁は、一般的に額縁状
に形成されており、これにより、シール壁に囲まれるよ
うにして冷風通路の出口部をなす吹出開口部が構成さ
れ、冷風通路を流れた冷風は、この吹出開口部から吹き
出すようになっている。そして、本発明者がこの冷風の
流れを検討した結果、冷風は上記吹出開口部から吹き出
されて、シール壁の下流側近傍、言い換えると上記吹出
開口部の側方部近傍では殆ど流れておらず、このスペー
スは殆ど利用されていないということが分かった。
【0007】そこで、本発明では、シール壁の下流側近
傍のスペースに、温風を案内する温風案内通路を形成す
ることで、デフロスタ吹出口から吹き出される空調風温
度を容易に高めながら、車両用空調装置の体格をコンパ
クトにすることができるという発想に至った。また、こ
のような考え方は、上記フットモードおよびフットデフ
モードに係わらず、2つの吹出口から吹き出される空調
風の温度に差を付ける吹出モード、つまりバイレベルモ
ードにおいても適用可能である。
【0008】上述したような発想に基づき、請求項1な
いし12記載の発明では、空調ケース(2a、2b)内
には、冷風通路(6)および温調用ドア(8、20、2
1)の下流側に位置し、空調ケース(2a、2b)の内
方に向かって突出するようにシール壁(9、9d)が形
成されており、シール壁(9、9d)は、冷風通路
(6)の出口部をなす吹出開口部(20、20a)を構
成すると共に、温調用ドア(8、20)が空調ケース
(2a、2b)内の空調風を全て温風通路(7)に送風
する最大暖房時に、温調用ドア(8、20、21)と当
接して吹出開口部(50)を塞ぐようになっており、シ
ール壁(9、9d)の下流側近傍には、温風通路(7)
からの温風を、上部用空気通路(13)に案内する温風
案内通路(11)が設けられていることを特徴としてい
る。
【0009】これにより、上述したようにシール壁の下
流側近傍のスペースを有効利用して温風案内通路を設け
ることで、上部用空気通路から吹き出される空調風の温
度を容易に高めることができるとともに、車両用空調装
置の体格をコンパクトにすることができる。また、請求
項1記載の発明では、以下のようなその他の作用効果が
ある。
【0010】従来装置では、本発明における下部用空気
通路に温風を案内する温風案内通路は、空調ケースの外
側に別体のケース部材を組み付けることで形成されてい
た。従って、従来の温風案内通路では、空調ケースとケ
ース部材とを精度良く凹凸嵌合させることで、温風が外
部に漏れださないようにしていた。この結果、空調ケー
スやケース部材の形状が複雑化するという問題があっ
た。
【0011】しかしながら、請求項1記載の発明によれ
ば、温風案内通路が空調ケースの内部に形成されている
ので、空調ケースの形状を複雑化せずに容易に温風が空
調ケースの外部に漏れだすことを防止できる。また、特
に請求項3記載の発明では、温調用ドア(20、21)
は、冷風通路(6)を流れる冷風量を調整する第1温調
用ドア(20)と、温風通路(7)を流れる温風量を調
整する第2温調用ドア(21)とからなり、温風案内通
路(11)は、第1温調用ドア(20)と当接するシー
ル壁(9d)の下流側近傍に形成されていることを特徴
としている。
【0012】これにより、上記請求項1で記載した作用
効果に加え、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器との配置
間隔を小さくしても、第1温調用ドアと第2温調用ドア
とによって空調風の温度が調整できる。この結果、車両
用空調装置の体格をさらに小さくすることができる。ま
た、請求項4記載の発明では、温風案内通路(11)の
下流側には、この温風案内通路(11)を流れた温風
と、冷風通路(6)からの冷風とを混合させる混合部材
(9、84)が設けられていることを特徴としている。
【0013】これにより、混合部材にて、温風案内通路
を流れた温風と、冷風通路からの冷風とを良好に混合さ
せることができる。この結果、上部用空気通路を流れる
空調風の温度を均一にすることができる。また、特に請
求項9記載の発明では、空調ケース(2a、2b)に
は、シール壁(9、9d)と協働して温風通路(7)か
らの温風を上部用空気通路(13)に案内する温風ガイ
ド部(12)が形成されていることを特徴としている。
【0014】これにより、温風ガイド部によって温風を
良好に上部用空気通路に案内することができる。また、
特に請求項10記載の発明では、温風案内通路(11)
は、冷風通路(6)および温風通路(7)と区画して形
成されていることを特徴としている。これにより、温風
案内通路にて案内された温風は、冷風通路および温風通
路を流れた冷風および温風と混合せずに、温風を確実に
上部用空気通路に送風することができる。
【0015】また、特に請求項11記載の発明では、温
風ガイド部(12)の下流部には、冷風通路(6)を流
れた冷風の流れを邪魔する邪魔板部(26a)が形成さ
れていることを特徴としている。これにより、邪魔板部
によって、冷風の流れを邪魔するので上部用空気通路に
送風される空調風の温度をさらに高めることができる。
さらにこの邪魔板部の形状を変更することで、上部用空
気通路に送風される空調風の温度を容易に調整できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1に車両用空調装置1の全体構成図
を示す。図2に図1中C−C断面図を示す。図3に本実
施形態における冷風と温風との流れ方の模式図を示す。
また、図1、2に示す方向性は、車両用空調装置1が車
両に搭載された状態のものである。
【0017】車両用空調装置1は、図1に示すように内
外気送風ユニット(図示しない)と、後述する空調用熱
交換器を収納するエアコンユニット2とからなる。内外
気送風ユニットは、エアコンユニット2内に内気または
外気を選択的に送風するためのものである。内外気送風
ユニットには、内気導入口と外気導入口と、これら導入
口を選択的に切り換える内外気切換ドアが設けられてい
る。また、内外気送風ユニット内には、上記内気導入口
または外気導入口からエアコンユニット2に内気または
外気を送風するための送風機が設けられている。
【0018】エアコンユニット2は、車両幅方向(図1
中紙面表裏方向)の中央部に配置されており、上記内外
気送風ユニットと車両幅方向に並ぶように配置されてい
る。そして、エアコンユニット2は、2つ空調ケース2
a、2bが、例えば爪嵌合やC状のクリップ等の締結手
段にて組付けられることで車室内への流路を構成してい
る。(図2参照)。
【0019】なお、本実施形態では、2つの空調ケース
2a、2bが車両幅方向から組付けられており、2つの
ケースの分割面(接合面)が、図中天地方向となるよう
に形成されている。そして、図1中ハッチングが入れて
ある部分は、実際には分割面となっており、ハッチング
は不要であるが、後述の本発明の特徴部分を分かりやす
くするために、ハッチングをいれてある。また、以下、
エアコンユニット2を空調ケース2と呼ぶ。
【0020】空調ケース2には、内外気送風ユニットか
らの送風空気を取り入れるための空気取入口5が形成さ
れている。空調ケース2内には、空気取入口5から取り
入れられた空気を冷却するエバポレータ3(冷却用熱交
換器)と、通過する空気を加熱するヒータコア4(加熱
用熱交換器)とが車両前後方向に並ぶように配置されて
いる。
【0021】そして、図示しない内外気送風ユニット1
から送風空気は、車両前方から車両後方に向かってエバ
ポレータ3、ヒータコア4の順に送風されるようになっ
ている。内外気送風ユニット内の送風機にて発生された
送風空気は、車両幅方向に流れた後、空気取入口5を通
じて空調ケース2内で向きを変えて、車両前方から後方
に向かって流れる。
【0022】上記エバポレータ3は、周知の冷凍サイク
ル装置の一構成部をなすものであり、ここでは詳細は省
略する。また、ヒータコア4も、エンジン冷却水を熱源
とするもので周知のものであるので、ここでは説明は省
略する。ヒータコア4は、図1に示すように空調ケース
2内で、エバポレータ3の空気下流側の流路の一部に配
置されている。これにより、空調ケース2内には、エバ
ポレータ3にて冷却された冷風がヒータコア4をバイパ
スする冷風通路6が形成されるとと共に、ヒータコア4
の下流側には温風通路7が形成されている。そして、こ
れら冷風通路6および温風通路7との下流側には、冷風
と温風とを混合する混合空間であるエアミックスチャン
バー部100が設けられている。
【0023】これら冷風通路6と温風通路7とは、天地
方向に並ぶように形成されており、ヒータコア4が空調
ケース2内の下方部位に配置されていることから、冷風
通路6が温風通路7の上方に位置するようになってい
る。また、冷風通路6は、車両前方から車両後方に向け
て延びるように形成されている。一方、温風通路7は、
図1に示すように上方に向かって延び、後述のシール壁
9の下流側に向かうように湾曲して形成されている。こ
れにより、冷風通路6を流れる冷風と、温風通路7を流
れる温風とが直交するようにぶつかって混合する。
【0024】本実施形態では、これら冷風通路6を流れ
る冷風と、温風通路7を流れる温風との風量割合を風量
割合調整ドアにて調整することで、空調風の温度が調節
されるようになっている。具体的には、図1に示すよう
にエバポレータ3の下流側で、ヒータコア4の上流側に
配置され、温度調整用ドアであるエアミックスドア8が
配置されている。そして、このエアミックスドア8は、
上記エアミックスチャンバー部100にて混合される温
風と冷風との割合を調整し、空調風の温度を所望の温度
に調節する。
【0025】エアミックスドア8は、図1、3に示すよ
うに板状に形成されており、一端部に回転軸8aが設け
られている。そして、この回転軸8aは空調ケース2に
回転自在に支持されている。そして、エアミックスドア
8は、その回転軸8aの軸方向が図1中紙面表裏方向
(車両幅方向)となるように配置されている。これによ
り、エアミックスドア8は、図1中矢印Aで示す範囲を
回動可能となっている。また、エアミックスドア8は、
回転軸8aに連結された駆動手段としてサーボモータ
(図示しない)にて駆動されるようになっている。
【0026】冷風通路6およびエアミックスドア8の下
流側には、エアミックスドア8の一端面と当接するシー
ル面9aを有するシール壁9が形成されている。このシ
ール壁9は、空調ケース2の内面から突出するように一
体形成されている。また、このシール壁9は上述した2
つの空調ケース2a、2bが組付けられた状態では、図
1中B方向からみると四角形の額縁状に形成されている
(図3参照)。
【0027】これにより、図1〜3に示すようにシール
壁9に囲まれるようにして冷風通路6の出口部をなす吹
出開口部50が形成される。また、シール壁9は、エア
ミックスドア8が図1中Aで示す回動範囲のうち一端側
に位置する図中aで示す回動位置に形成されている。つ
まり、このシール壁9は、エバポレータ3を通過した空
気が全てヒータコア4を通過する最大暖房状態におい
て、冷風通路6から冷風が漏れださないようにするため
のものである。具体的には、シール壁9のシール面9a
とエアミックスドア8の一端面とが当接して、上記吹出
開口部50を確実に塞ぐためのものである。なお、通常
エアミックスドア9の板面には、シール材であるパッキ
ン等が貼りつけられている。
【0028】エアミックスドア8が、図中Aで示す回動
範囲のうち一端側に位置する図中bで示す回動位置に
は、エアミックスドア8の他端面と当接するシール壁1
0が空調ケース2に一体形成されている。シール壁10
は、エバポレータ3を通過した空気が全てヒータコア4
をバイパスする最大冷房状態時において、冷風通路6の
冷風がヒータコア4へ漏れださないようにエアミックス
ドア8の一端面と当接して温風通路7の入口部を確実に
遮断するためのものである。また、シール壁10もシー
ル壁9と同様な形状をしている。
【0029】そして、本実施形態では、図2に示すよう
に上記シール壁9の下流側近傍で、エアミックスドア8
と当接するシール面9aの反対側の位置には、温風通路
7からの温風を後述のデフロスタ用空気通路13に送風
するデフロスタ用温風案内通路11が形成されている。
デフロスタ用温風案内通路11は、図1に示すようにシ
ール壁9に沿って、車両後方から車両前方に延びるよう
に流路が形成されている。デフロスタ用温風案内通路1
1は、図2中矢印で示す冷風通路7を流れた冷風の流れ
方向と直交する方向(紙面裏側から表側)に延びるよう
に流路が形成されている。
【0030】本実施形態では、図2に示すようにデフロ
スタ用空気通路11は、2つ設けられており、冷風通路
6を流れる冷風と、温風通路7を流れる温風との流れ方
向に対して直交する方向、言い換えるとエアミックスド
ア8の回転軸8aの軸心方向(車両幅方向)の両端部
に、それぞれ設けられている。デフロスタ用温風案内通
路11は、図2に示すようにシール壁9の空気上流側流
路である冷風通路6に対して、空調ケース2a、2bが
外方(車両幅方向)に膨らむようにして形成されてい
る。そして、デフロスタ用温風案内通路11は、シール
壁9と車両幅方向に膨らむように形成された空調ケース
2a、2bとの他に、シール壁9の下流側で、シール壁
9と所定間隔を開けて形成された温風ガイド部12とか
ら構成されている。温風ガイド部12は、空調ケース2
に一体形成されている。
【0031】温風ガイド部12は、図2中車両幅方向に
おいて、シール壁9と同じように空調ケース2の内面か
ら突出するように形成されている。そして、この突出方
向における温風ガイド部12の先端部は、図2に示すよ
うにシール壁9の先端部と車両幅方向(図中、冷風の流
れ方向)にて一致するように形成されている。この理由
としては、温風ガイド部12によって冷風通路6を通過
した冷風の流れを邪魔することなく、冷風の風量を減ら
ないようにするためである。また、この温風ガイド部1
2は、図1、3に示すようにシール壁9と平行で、上記
デフロスタ用空気通路13に向かって延びるように形成
されている。
【0032】冷風通路6および温風通路7の下流側に
は、車室内に設置された各吹出口に対応して連通する空
気通路13〜15が形成されている。具体的には、図示
しない車両のフロントガラスの内面に向かって空調風を
送風するためのデフロスタ用空気通路13と、前席乗員
の上半身に向かって空調風を送風するためのフェイス用
空気通路14と、前席および後席の乗員の足元に向かっ
て空調風を送風するためのフット用空気通路15とが形
成されている。
【0033】ここで、デフロスタ用空気通路13は、車
両フロントガラスの近傍で、車室内の上方部位から空調
風を吹き出すためのものである。さらにフェイス用空気
通路14は、車室内の上方部位から空調風を吹き出すた
めのものである。さらに、フット用空気通路15は、車
室内の下方部位から空調風を吹き出すためのものであ
る。
【0034】そして、これら空気通路13〜15は、図
1に示すように車両後方側から車両前方側に向けて順
に、デフロスタ用空気通路13、フェイス用空気通路1
4、フット用空気通路15の順に並ぶように配置されて
いる。フット用空気通路15は、上方から下方に向けて
空調風が流れるように形成されており、前席乗員の足元
に空調風を送風するための前席用フット吹出部16が形
成されている。そして、フット用空気通路15には、前
席用フット吹出部16の下流側に、後席乗員の足元に空
調風を送風するための後席用フット吹出部17が形成さ
れている。
【0035】そして、これら空気通路13〜15の開閉
は、吹出切換ドア18、19にて切り換えられる。ま
た、これら吹出切換ドア18、19によって以下の5つ
の吹出モードが切換可能となっている。以下、上記5つ
の吹出モードにおける吹出切換ドア18、19の作動、
および空調風を流れ方を説明する。
【0036】フェイスモード フェイスモードでは、吹出切換ドア19を図1中dで示
す回動位置として、フェイス用空気通路14を全開する
と共に、フット用空気通路15を閉塞する。また、吹出
切換ドア18を図1中eで示す回動位置とし、デフロス
タ用空気通路13を閉塞する。これにより、エアミック
スドア8にて温調された空調風は、フェイス用空気通路
14のみを流れるようになる。
【0037】バイレベルモード バイレベルモードは、春秋等の中間期にて、乗員の足元
に温風を吹き出すと共に、乗員の上半身に冷風を吹き出
すことで、乗員にとって快適と感じる頭寒足熱を行うモ
ードである。つまり、フェイス用空気通路14を流れる
空調風と、フット用空気通路15を流れる空調風とに上
下温度差を付け、フェイス用空気通路14には冷風をフ
ット用空気通路15には温風を送風する吹出モードであ
る。
【0038】バイレベルモードでは、吹出切換ドア19
を図1中fで示す中間回動位置とし、フェイス用空気通
路14とフット用空気通路15の双方を開けるようにす
る。また、吹出切換ドア18は、図1中eで示す回動位
置とし、デフロスタ用空気通路13を閉塞する。これに
より、エアミックスドア8にて温調された空調風は、約
半分ずつフェイス用空気通路14とフット用空気通路1
5とに送風されるようになる。
【0039】フットモード フットモードでは、吹出切換ドア19を図1中gで示す
回動位置として、フェイス用空気通路14を閉塞すると
もに、フット用空気通路15を全開とする。また、吹出
切換ドア18を図1中hで示す中間回動位置として、デ
フロスタ用空気通路10空気取入口を若干開けるように
する。
【0040】これにより、エアミックスドア8にて温調
された空調風のうち、大部分(約9割)がフット用空気
通路15に送風され、残りの空調風がデフロスタ用空気
通路13に送風されるようになる。そして、このフット
モードにおいて、例えば、エアミックスドア8が図1中
Xで示す冷風と温風とを混合する回動位置(以下、エア
ミックス状態)のときにも、上記バイレベルモードと同
様に上下温度差を付ける必要がある。
【0041】なぜなら、通常フットモードは車室内を暖
房するときに使用されるものであり、例えばエアミック
スドア8がエアミックス状態では、車室内は十分温めら
れた状態にあり、それほど温度の高い空調風を吹き出す
必要は無い。そして、この際フット用空気通路15に
は、乗員が温かいと感じる程度の温度の空調風を吹き出
すが、これと同じ温度の空調風をデフロスタ用空気通路
13に送風すると、この空調風がフロントガラスに沿っ
て、乗員の頭部にまで到達してしまい、乗員の不快感を
与えるこがある。
【0042】この結果、一般的な車両用空調装置では、
デフロスタ用空気通路13に送風される空調風は、フッ
ト用空気通路15に送風される空調風の温度より低くす
るとともに、車両のフロントガラスの曇りを迅速に除去
できるような温度にする必要がある。しかしながら、こ
のように上下温度差を付けようとする場合、空調ケース
2の特性上、どうしてもデフロスタ用空気通路13に送
風される空調風の温度が著しく低くなり、フロントガラ
スの防曇性が悪化するという問題がある。この理由とし
ては、本実施形態においては、図1に示すようにエアミ
ックスチャンバー部100のうち、冷風通路6の下流側
部位にデフロスタ用空気通路13が設けられているとい
うことが挙げられる。
【0043】しかしながら、本実施形態においては、上
記デフロスタ用温風案内通路11によって上記問題を解
決している。以下、これを図3に基づき説明する。図3
に示すように、エアミックス状態において冷風通路6を
通過した冷風は、図中矢印で示すようにシール壁9によ
って囲まれて形成される吹出開口部50に向かって送風
される。
【0044】そして、本実施形態では、上述の「課題を
解決する手段」にて述べたように、シール壁9の下流側
近傍のスペースを有効利用してデフロスタ用温風案内通
路11を設けた。これにより、デフロスタ用温風案内通
路11には、温風通路7から温風が送風され、この温風
は、デフロスタ用温風案内通路11によって、エアミッ
クスチャンバー部100をバイパスするようにデフロス
タ用空気通路13に案内される。この結果、エアミック
ス状態において、デフロスタ用空気通路13に送風され
る空調風の温度を容易に高めることができるとともに、
車両用空調装置1の空調ケース2の体格をコンパクトに
することができる。
【0045】また、本実施形態では、シール壁9と協働
して温風ガイド部12によって、温風通路7を流れた温
風が、デフロスタ用空気通路13に良好に流れるように
ガイドされる。従って、容易にデフロスタ用空気通路1
3に送風される空調風の温度を上昇させることができ
る。また、本実施形態では、デフロスタ用温風通路11
は、上述したように図2に示すように空調ケース2が外
方に膨らむようにして、吹出開口部50より車両幅方向
に形成されているので、デフロスタ用温風案内通路11
を流れる空調風の風量が多くなっても、冷風通路6を流
れた冷風と、デフロスタ用温風案内通路11とを流れる
温風とが干渉しにくくなり、確実に温風をデフロスタ用
温風案内通路11に送風することができる。
【0046】また、デフロスタ用温風案内通路11は、
空調ケース2に一体形成されているので、温風をデフロ
スタ用空気通路13に導くためのガイドを別体にて形成
する必要がなく、部品点数を低減することができる。さ
らに本実施形態では、デフロスタ用温風案内通路11
は、2つ形成されているので、温風の風量を十分確保で
き、容易にデフロスタ用空気通路13を流れる空調風の
温度を上昇させることができる。
【0047】さらに本実施形態では、デフロスタ用温風
案内通路11が空調ケース2a、2bの内部に形成され
ているので、空調ケース2a、2bの形状を複雑化せず
に容易に温風が空調ケース2a、2bの外部に漏れだす
ことを防止できる。 フットデフモード フットデフモードでは、吹出切換ドア19を図1中gで
示す回動位置として、フェイス用空気通路14を閉塞す
るともに、フット用空気通路15を全開とする。また、
吹出切換ドア18を図1中iで示す中間回動位置とし
て、デフロスタ用空気通路13を開ける。
【0048】これにより、エアミックスドア8にて温調
された空調風は、デフロスタ用空気通路13とフット用
空気通路15との双方に送風されるようになっている。
なお、このフットデフモードでは、エアミックスドア8
にて温調された空調風のうち約半分をフット用空気通路
15に送風し、残りの半分をデフロスタ用空気通路13
に送風するようになっている。そして、フットデフモー
ドにおいても、上記フットモードと同様な効果がある。
【0049】デフロスタモード デフロスタモードでは、吹出切換ドア18を図1中kで
示す回動位置としてデフロスタ用空気通路13を全開す
るとともに、フェイス用空気通路14およびフット用空
気通路15を全閉する。これにより、エアミックスドア
8にて温調された空調風は、デフロスタ用空気通路13
だけに送風されるようになる。
【0050】(第2実施形態)次に本発明の第2実施形
態について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態
と異なる点として、上述の各空調機能部のレイアウト、
および上記5つのモードを達成するために、3つのバタ
フライ式の吹出口切換ドア22〜24にて上記空気通路
13〜15を開閉するようにしてある。
【0051】そして、図4に示すように上記吹出口切換
ドア22は、デフロスタ用空気通路13の吹出開口部8
3をなす上部用シール壁84と当接して、このデフロス
タ用空気通路13を塞ぐようになっている。また、本例
におけるデフロスタ用温風案内通路11は、図4中矢印
Lで示すように、温風を上部用シール壁84に向かって
送風するようになっている。
【0052】そして、デフロスタ温風案内通路11から
の温風は、シール壁9の壁面に沿って矢印L方向に流れ
たのち、上部用シール壁84の壁面にぶつかる。つま
り、上部用シール壁84にてデフロスタ温風案内通路1
1からの温風の流れを邪魔する。そして、このように上
部用シール壁84にぶつかった温風は、図4中紙面表裏
方向に流れ込み、丁度、上部用シール壁84とシール壁
9とでこの温風を一旦溜めた(図4中Mで示す部位)
後、この温風が溢れだすようにして、デフロスタ用空気
通路13内の全域にわたって送風する。
【0053】このようにすることで、上部用シール壁8
4(混合部材)とシール壁9(混合部材)とで、デフロ
スタ温風案内通路11を流れた温風と、冷風通路6から
の冷風とを良好に混合させることができる。これによ
り、デフロスタ用空気通路13を流れる空調風の温度を
均一にすることができ、フロントガラスの曇り止めを均
一に行うことができる。
【0054】(第3実施形態)次に本発明の第3実施形
態について説明する。本実施形態は、上記第1、2実施
形態と異なる点として、上記第1、2実施形態では、温
度調整用ドアとして一つのエアミックスドア8にて空調
風の温度を調整したが、本実施形態では、2つの温度調
整用ドア20、21にて行う。なお、上記第1、2実施
形態と同一の機能のものは、同一の符号を付ける。さら
に本実施形態は、上記第1実施形態と比べてデフロスタ
用温風通路11の構成の仕方が異なる。
【0055】図5に本実施形態における車両用空調装置
1の全体構成図を示す。図6に図5中C─C断面図を示
す。図7に図5を上方から下方に向けて見た上面透視図
を示す。なお、図5は、簡略化のために空調ケース2し
かハッチングを入れていない。本実施形態では、図5に
示すように冷風通路6を流れる冷風量を調整する冷風用
ドア20と、温風通路7を流れる温風量を調整する温風
用ドア21とによって空調風の温度調節を行う。
【0056】詳しく説明すると、冷風用ドア20が図5
中実線で示す冷風通路6を全開する回動位置であると、
温風用ドア21は、図中実線で示す温風通路7を全閉す
る作動位置となって、エバポレータ3を通過した冷風
は、全て冷風通路6を流れる最大冷房状態となる。ま
た、冷風用ドア20が図5中点線で示す冷風通路6を全
閉する作動位置であると、温風用ドア21は、図中点線
で示す温風通路7を全開する作動位置となって、エバポ
レータ3を通過した冷風は、全てヒータコア4を通過し
て温風通路7に流れる最大暖房状態となる。
【0057】そして、本実施形態では、これら冷風用ド
ア20および温風用ドア21をエアミックス状態とし、
冷風通路6を流れる冷風量と、温風通路7を流れる冷風
量とをそれぞれ調整することで、空調風の温度が調整さ
れる。また、このようにした理由は以下の通りである。
つまり、本実施形態では、上記第1実施形態に比してエ
バポレータ3とヒータコア4との配置間隔を小さくする
ことで、車両用空調装置の車両前後幅方向における体格
を小さくしている。
【0058】従って、本実施形態では、上記第1実施形
態のようにエアミックスドア8の作動領域を確保しなが
ら、エアミックスドア8にて空調風の温度調整すること
が不可能である。そこで、本実施形態では、冷風用ドア
20をヒータコア4の上方部位に配置し、上述した冷風
用ドア20と温風用ドア21とによって空調風の温度を
調整するようにしてある。
【0059】図5に示すように上述した冷風用ドア20
の下流側には、冷風通路6を遮断するためのものであっ
て、シール面9cを有するシール壁9dが形成されてい
る。そして、このシール壁9dは、空調ケース2の内面
から突出するように形成されており、図5中左右方向か
ら見ると、額縁状に形成されている。そして、このシー
ル壁9dにて囲まれて吹出開口部50が形成されてい
る。従って、冷風用ドア20は、最大暖房状態では吹出
開口部20aを塞ぐようになっている。
【0060】ここで、本実施形態におけるデフロスタ用
温風案内通路11は、図6に示すように上記温風ガイド
部12と、空調ケース2の内壁と、ガイド部をなす板状
の板状部26とによって形成されている。これにより、
デフロスタ用温風案内通路11は、冷風通路6および温
風通路7と区画して形成されている。板状部26は、空
調ケース2の内壁にビス等の固定手段にて取付固定され
ている。
【0061】そして、図5、6に示すようにデフロスタ
用温風案内通路11の一端側である温風取入口11c
は、温風通路7の出口部近傍に開口して形成されてい
る。デフロスタ用温風案内通路11は、流路が上方に延
びるようにして形成されている。さらにデフロスタ用温
風案内通路11は、流路が上方に延びたのちに車両前方
側(デフロスタ用空気通路13側)に変更するように形
成されている。そして、デフロスタ用温風案内通路11
の他端側である温風吹出部11bは、デフロスタ用空気
通路13の近傍に開口して形成されている。
【0062】これにより、上記フットモードおよびフッ
トデフモードにおいて、冷風用ドア20および温風用ド
ア21がエアミックス状態である場合は、温風通路7を
流れた温風は、デフロスタ用温風案内通路11に流れ込
み、冷風通路6を流れた冷風と全く混合せずに、デフロ
スタ用空気通路13に送風される。ここで、図8、9に
本発明者が、フットデフモードで、上記デフロスタ用温
風案内通路11の有無における、デフロスタ空気通路1
3とフット用空気通路15とから吹き出される空調風の
温度を表すデータを示す。また、図7、8中横軸は、上
述したエアミックス状態において、冷風用ドア20およ
び温風用ドア21が、上記最大冷房状態側から上記最大
暖房状態側に回動した回動位置を表す。
【0063】これを見ても分かるように、図8に示すよ
うにデフロスタ用温風案内通路11を形成した場合で
は、冷風用ドア20および温風用ドア21の回動位置が
Sのとき、フット用空気通路15に送風される空調風の
温度は、約37度となる。一方、同じ状態におけるデフ
ロスタ用空気通路13に送風される空調風の温度は約2
6度で、温度差は、11度となる。
【0064】一方、図9に示すデフロスタ用温風案内通
路11が無い場合では、冷風用ドア20および温風用ド
ア21の回動位置が同じSのとき、フット用空気通路1
5に送風される空調風の温度は、約42度となる。一
方、同じ状態におけるデフロスタ用空気通路13に送風
される空調風の温度は約20度で、温度差は22度とな
る。
【0065】このように本実施形態でも、上記第1実施
形態と同様な効果が得られる。また、本実施形態では、
デフロスタ用温風案内通路11が冷風通路6と温風通路
7と区画されて形成されているので、デフロスタ用温風
案内通路11を流れる温風は、上述したように冷風通路
6を流れた冷風と全く混合しない。この結果、容易で確
実に温度の高い温風をデフロスタ用空気通路13に送風
することができる。
【0066】また、さらに本実施形態では、以下のよう
に板状部26の形状を工夫することで、容易にデフロス
タ用空気通路13に送風される空調風の温度が調整でき
るようになっている。つまり、本実施形態では、図7に
示すように板状部26の空気最下流部は、折れ曲がるこ
とで、デフロスタ温風通路11の流路面積を拡大するよ
うに形成されている。そして、このようなフットモード
およびフットデフモードにおいて、冷風用ドア20およ
び温風用ドア21がエアミックス時である場合は、冷風
通路6を流れた冷風は、図7中矢印で示すように示す一
対の板状部26の間を流れる。従って、板状部26の空
気最下流部は、冷風通路6からの冷風の流れを邪魔する
邪魔板26aを構成している。
【0067】これにより、温風ガイド部12の邪魔板2
6aの折れ曲がり方(形状)を、調整することによっ
て、デフロスタ用空気通路13に送風される空調風の温
度を容易に調整できる。 (第4実施形態)次に本発明の第4実施形態について説
明する。なお、本実施形態は上記第3実施形態と比べて
板状部26の形状が異なるものである。また、上記第3
実施形態と同一の機能のものは、同一の符号を付ける。
【0068】図10に本実施形態における車両用空調装
置の全体構成図を示す。図10に示すように本実施形態
は、上記第3実施形態と比較して邪魔板26aが無いも
のである。また、本実施形態は、上記第3実施形態にお
いてエアミックスチャンバー部100には網状部材57
が設けられている。先ず、網状部材57について簡単に
説明する。網状部材57はステンレス等の金属にて平板
状に形成されており、板面が網状に形成されている。こ
の網状部材57は、空気流によって発生する異音を低減
するためのものである。なお、この網状部材57は、本
発明の要部では無いので、説明を簡略化する。
【0069】図11に板状部26の単体図、図12に図
11を側方から見た側面図を示す。板状部26は、図1
1、12に示すように平板状に形成されており、板状部
26には、後述するガイドピン51が挿入されるガイド
孔52と、後述のビス54が挿入されるビス孔53が形
成されている。図13に図10に対応する板状部26が
空調ケース2から取り外された状態において、空調ケー
ス2の内面構造を示す。
【0070】図13に示すように冷風用ドア20の回転
軸20a軸方向側に位置するシール壁9dには、台座部
55が形成されている。この台座部55は板状部26の
台座として機能する。台座部55には、上記ビス54が
ねじ込まれるネジ孔56が形成されている。ここで、図
13中58は、上記網状部材57を保持する溝部58が
形成されている。この溝部58は、空調ケース2の内面
から突出した2列の突出部58aにて形成されている。
そして、網状部材57は、図13中上方から下方に向け
て突出部58に挟み込まれるように溝部58に差し込ま
れる。
【0071】図13中左側に位置する突出部58の先端
部と、台座部55の台座面とは同一平面上に位置してい
る。そして、図12中左側に位置する突出部58aは、
上記第2実施形態における温風ガイド部12を構成して
おり、紙面上方に突出するように上記ガイドピン51が
一体成形されている。なお、20bは、冷風用ドア20
の回転軸20aが挿入される軸孔である。また、60
は、温風用ドア21の回転軸が挿入される軸孔である。
【0072】そして、このような板状部26は、図14
に示すようにガイド孔52にガイドピン51が挿入され
るように、板状部26を空調ケース2の内面に取り付け
る。その後、ビス54をビス孔56にねじ込んで板状部
26を空調ケース2に固定する。これにより、空調ケー
ス2の内壁と、シール壁9cと、温風ガイド部12とに
よって上記デフロスタ用温風案内通路11が形成され
る。
【0073】このように本実施形態においても、上記第
3実施形態と同様な効果が得られる。また、上述した板
状部26は、冷風用ドア20の回転軸20a軸方向の両
端部にそれぞれ設けられる。そして、上記第2実施形態
および本実施形態では図6に示すように空調ケース2が
左右対象な構造となっているので、同一の板状部26を
共通して使用できる。
【0074】(第5実施形態)次に本発明の第4実施形
態について説明する。なお、本実施形態では、車室内の
運転席側と、助手席側とを独立して空調可能な独立温度
調整タイプの車両用空調装置1に適用した例である。ま
た、本実施形態では、左ハンドル車に搭載され、上記第
2実施形態にて説明した空調ケース2を、2つ車両幅方
向に連結したようなものである。
【0075】図15は、本実施形態における図5に示す
空調ケース2を車両幅方向に並べたものに対応する。図
16は、本実施形態における図7に示す空調ケース2を
車両幅方向に並べたものに対応するものである。なお、
上記第2実施形態と同一の機能のものは、同一の符号を
付ける。つまり、本実施形態では、図15、16に示す
ように空調ケース2内が、仕切壁30によって、運転席
側空調通路100と助手席側空調通路200と仕切られ
ている。本発明は、このような独立温度調整タイプの車
両用空調装置にも的用でき、本実施形態でも、上記各実
施形態と同一の効果が得られる。
【0076】ところで、図15、16中右側のデフロス
タ空気通路13は、車両フロントガラスのうち、助手席
側に空調風を吹き出すためのものである。一方、図1
5、16中左側のデフロスタ空気通路13は、車両フロ
ントガラスのうち、運転席側に空調風を吹き出すための
ものである。そして、図16に示すように仕切壁30
は、途中で途切れており、2つのデフロスタ用空気通路
13が連通している。これは、本実施形態では運転席側
と助手席側とで、異なる空調風を吹き出す事が可能で、
異なる温度の空調風をそれぞれ吹き出すと、防曇性が運
転席側と助手席側とで異なる。この結果、例えば、運転
席側に吹き出される空調風の温度が、助手席側のそれよ
り高いと、フロントガラスの曇りは、運転席側の方が早
く除去され、助手席側の方は未だ曇ったままといったこ
とがおこる。
【0077】従って、本実施形態では、2つのデフロス
タ用空気通路14を流れる空調風を混ぜて、均一な温度
としてからフロントガラスに送風するようにしているの
で、フロントガラスの曇りが均一に除去できる。 (他の実施形態)以下、本発明の実施の形態を説明した
が、本発明は以下に述べる実施形態にも適用できる。
【0078】上記実施形態では、温風ガイド部12を設
けたが、図17に示すように温風ガイド部12を形成せ
ずに、シール壁9の下流側を、冷風通路6より車両幅方
向に膨らますだけでも良い。また、図18に示すように
第1実施形態において、第3〜5実施形態のようにデフ
ロスタ用温風案内通路11を完全に独立した通路にして
も良い。なお、この場合、空調ケースの構造としては図
18中紙面表裏方向に型抜きするようにすれば、容易に
デフロスタ用温風案内通路11を形成できる。
【0079】また、以上に述べた実施形態では、特にフ
ットモードおよびフットデフモードにおいて、デフロス
タ用温風案内通路11による効果を説明したが、本発明
は、上述したバイレベルモードにおいて、頭寒足熱を達
成するために使用しても良い。また、上記実施形態で
は、シール壁9によってデフロスタ用温風案内通路11
を形成したが、シール壁9を使用せずに形成しても良
い。つまり、シール壁9の下流側近傍であれば、上記各
実施形態におけるデフロスタ用温風案内通路11より下
流側に形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施形態における車両用空調装置の全体構
成図である。
【図2】図1中C─C断面図である。
【図3】上記実施の形態におけるデフロスタ用温風案内
通路11を流れる温風と、冷風通路6とを流れる冷風と
の流れ方を模式的に示した図である。
【図4】本発明の第2実施形態における車両用空調装置
の全体構成図である。
【図5】本発明の第3実施形態における車両用空調装置
の全体構成図である。
【図6】図5中C−C断面図を示す図である。
【図7】図5中上方から下方に向けて見た上面透視図で
ある。
【図8】上記第3実施形態におけるデフロスタ用空気通
路11を形成した場合における、デフロスタ用空気通路
13に送風される空調風の温度と、フット用空気通路1
5に送風される空調風の温度との実験データを示す図で
ある。
【図9】上記第3実施形態におけるデフロスタ用空気通
路11が無い場合における、デフロスタ用空気通路13
に送風される空調風の温度と、フット用空気通路15に
送風される空調風の温度との実験データを示す図であ
る。
【図10】本発明の第4実施形態における車両用空調装
置の全体構成図である。
【図11】上記第4実施形態における板状部26の単体
図である。
【図12】上記第4実施形態における板状部26の側面
図である。
【図13】上記第4実施形態における車両用空調装置の
要部詳細図である。
【図14】上記第4実施形態における車両用空調装置の
要部詳細図である。
【図15】本発明の第5実施形態における車両用空調装
置の全体構成図である。
【図16】本発明の第5実施形態における車両用空調装
置の全体構成図である。
【図17】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図18】本発明の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
2a…空調ケース、2b…空調ケース、6…冷風通路、
7…温風通路、8…エアミックスドア、9、9d…シー
ル壁、9a、9c…シール面、11…デフロスタ用温風
案内通路、13…デフロスタ用空気通路、15…フット
用空気通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 貴博 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 大▲崎▼ 勝之 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 木下 勲 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 須田 耕太郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に向かう空気通路をなす空調ケー
    ス(2a、2b)内に、冷風が流れる冷風通路(6)
    と、温風が流れる温風通路(7)とを設け、この冷風通
    路(6)と温風通路(7)との風量割合を温調用ドア
    (8、20、21)にて調整することで空調風の温度を
    調節するように構成されており、 前記空調風を、車室内の上方部位に連通する上部用空気
    通路(13)、および前記車室内の下方部位に連通する
    下部用空気通路(15)の双方に送風可能な車両用空調
    装置において、 前記空調ケース(2a、2b)内には、前記冷風通路
    (6)および前記温調用ドア(8、20、21)の下流
    側に位置し、前記空調ケース(2a、2b)の内方に向
    かって突出するようにシール壁(9、9d)が形成され
    ており、 前記シール壁(9、9d)は、前記冷風通路(6)の出
    口部をなす吹出開口部(50)を構成すると共に、前記
    温調用ドア(8、20)が前記空調ケース(2a、2
    b)内の空調風を全て前記温風通路(7)に送風する最
    大暖房時に、前記温調用ドア(8、20、21)と当接
    して前記吹出開口部(50)を塞ぐようになっており、 前記シール壁(9、9d)の下流側近傍には、前記温風
    通路(7)からの温風を、前記上部用空気通路(13)
    に案内する温風案内通路(11)が設けられていること
    を特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記空調ケース(2a、2b)内には、
    通過する空気を冷却する冷却用熱交換器(3)が配置さ
    れており、 前記空調ケース(2a、2b)の前記冷却用熱交換器
    (3)の下流側の流路の一部に、通過する空気を加熱す
    る加熱用熱交換器(6)を配置することで、前記冷却用
    熱交換器(3)を通過した冷風が前記加熱用熱交換器
    (6)をバイパスする前記冷風通路(6)が形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記温調用ドア(20、21)は、前記
    冷風通路(6)を流れる冷風量を調整する第1温調用ド
    ア(20)と、前記温風通路(7)を流れる温風量を調
    整する第2温調用ドア(21)とからなり、 前記温風案内通路(11)は、前記第1温調用ドア(2
    0)と当接する前記シール壁(9d)の下流側近傍に形
    成されていることを特徴とする請求項2記載の車両用空
    調装置。
  4. 【請求項4】 前記温風案内通路(11)の下流側に
    は、この温風案内通路(11)を流れた温風と、前記冷
    風通路(6)からの冷風とを混合させる混合部材(9、
    84)が設けられていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記混合部材(9、84)は、前記温風
    の流れを邪魔して、この温風を一旦溜めた後、この温風
    が溢れだすようにして、前記上部用空気通路(13)内
    の全域にわたって送風するようになっていることを特徴
    とする請求項4記載の車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記上部用空気通路(13)を開閉する
    上部用ドア(22)を有し、 前記上部用ドア(22)は、前記上部用空気通路(1
    3)の吹出開口部(83)をなす上部用シール壁(8
    4)と当接して前記上部用空気通路(13)を塞ぐよう
    になっており、 前記温風案内通路(11)は、その温風を前記上部用シ
    ール壁(83)に向かって送風するようになっており、 前記混合部材(9、84)は、少なくとも前記上部用シ
    ール壁(84)にて構成されていることを特徴とする請
    求項4または5記載の車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 前記温風通路(7)は、前記シール壁
    (9、9d)の下流側に向かって湾曲するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし6いずれか1
    つに記載の車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 前記温風案内通路(11)は、少なくと
    も前記シール壁(9、9d)にて構成されていることを
    特徴とする請求項1ないし7いずれか1つに記載の車両
    用空調装置。
  9. 【請求項9】 前記空調ケース(2a、2b)には、前
    記シール壁(9、9d)と協働して前記温風通路(7)
    からの温風を前記上部用空気通路(13)に案内する温
    風ガイド部(12、26)が形成されていることを特徴
    とする請求項8記載の車両用空調装置。
  10. 【請求項10】 前記温風案内通路(11)は、前記冷
    風通路(6)および温風通路(7)と区画して形成され
    ていることを特徴とする請求項1、2、3、7、8、9
    のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  11. 【請求項11】 前記温風ガイド部(26)の下流部に
    は、前記冷風通路(6)を流れた冷風の流れを邪魔する
    邪魔板部(26a)が形成されていることを特徴とする
    請求項9または請求項10記載の車両用空調装置。
  12. 【請求項12】 前記温風案内通路(11)は、前記温
    調用ドア(8、20)が回動する回動軸心方向の両端側
    に、それぞれ設けられていることを特徴とする請求項1
    ないし請求項11いずれか1つに記載の車両用空調装
    置。
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