JPH10234610A - 連続して収納されるシート - Google Patents

連続して収納されるシート

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JPH10234610A
JPH10234610A JP9165688A JP16568897A JPH10234610A JP H10234610 A JPH10234610 A JP H10234610A JP 9165688 A JP9165688 A JP 9165688A JP 16568897 A JP16568897 A JP 16568897A JP H10234610 A JPH10234610 A JP H10234610A
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健司 坂東
Genichi Naruse
源一 成瀬
Hiroki Ishikawa
浩樹 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器にウエットティッシュなどのシートが1
枚づつ取り出し可能に収納されているものでは、シート
を取り出して使っている途中で、残り枚数が判らなかっ
た。 【解決手段】 熱可塑性樹脂繊維を含む不織布に液が含
浸したウエットなシート1のうち、容器から最終に取り
出されるものに、目印1bまたは1dを設ける。この目
印は前記熱可塑性樹脂繊維を溶融させ、または開孔後に
溶着させることで形成する。したがって着色添加物が不
要である。また手で触っても目印が判る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエットティッシ
ュなどの複数枚のシートが容器内または包装体内に順番
に取取り出すことが可能な形態で収納されたシートに関
する。さらに詳しくは、シートに目印が付されており、
使用者が容器内または包装体内でのシートの残り枚数の
減少を知ることができる連続して収納されたシートに関
する。
【0002】
【従来の技術】おしり拭き用、化粧用などのウエットテ
ィッシュは、硬質な容器または積層フィルムで形成され
た包装体内に、1枚ずつ順番に取出すことが可能な形態
で収納されている。例えば、図9に示す箱型の硬質容器
10は、箱本体11、蓋体12、蓋体12に形成された
取出し口14及び前記取出し口14を開閉する小蓋片1
3を有している。この硬質容器10は、ウエットティッ
シュなどの薬液や化粧水を含浸したシートを保湿したま
ま保存できるよう密閉性が高くなっている。シート1は
1枚ずつ互い違いに挟み合うように折り畳まれ且つ積層
された状態で前記硬質容器10内に収納されている。取
出し口14からシート1を取り出すと、取り出されるシ
ート1に引きずられて次のシートが取出し口14から一
部突出した状態で残る。この突出したシート端部を指で
引っ張ると、次のシートを取り出せるようになる。
【0003】また図10に示す円筒型の硬質容器20
も、容器本体21、蓋体22、蓋体22に形成された取
出し口24及び小蓋片23を有している。この硬質容器
20内では、帯状に連続したシートが円筒状に巻かれた
状態で収納されており、且つ所定長のシートごとに分離
できるようにミシン目が形成されている。円筒状に巻か
れたシートを取出し口24から引き出して引っ張ると、
ミシン目の部分が取出し口24から出た状態で、前記ミ
シン目の部分からシートが分離され、1枚のシートのみ
が取り出される。そして取出し口24に残りのシートが
一部突出して残る。この突出した部分を掴んで引くこと
により、次のシートを取出すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9または図
10に示すような硬質容器10または20では、内部に
収納されたウエットティッシュなどのシート1を外部か
ら見ることができないため、容器内の残り枚数がわから
ない。したがって、使用途中で残り枚数がわずかになっ
たときおよびシートが無くなってしまったときにこれを
予測できない点で不便である。例えば、紙製の箱に1枚
ずつドライなティッシュペーパーが取り出すことが可能
な形態で収納されたいわゆるボックスティッシュでは、
最下層の一定枚数のティッシュペーパーが着色されて、
残り枚数が少なくなってきたことを使用者に知らせるこ
とができるようになっている。
【0005】しかし、ウエットティッシュのように薬液
や化粧水などの液体を含浸させるものに前記の着色を施
すと、シート上で着色添加物が液体に混じり、にじんで
しまう。また、おしり拭き用や化粧用のような肌に触れ
るウエットティッシュに着色添加物を含ませると、肌に
悪い影響を与える恐れがある。また、実開平4−566
38号公報には、ウエットティッシュを収納した容器に
内部を目視できる窓を形成する考案が開示されている。
しかし、容器に透明な窓を形成すると、容器の構造が複
雑になってコストが高くなる。また、図10に示すよう
なシートが円筒状に巻かれて収納されているものでは、
残り枚数が少なくなっても容器本体21内のシートが円
筒状であることに変わりはない。そのため、容器本体2
1に透視可能な窓を形成しても、目視によりシートの減
少状態を正確に把握できない。
【0006】本発明は、容器や包装体内でのウエットテ
ィッシュなどの残り枚数の減少を知ることができ、しか
もシートに着色を施す必要のない、連続して収納される
シートを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の連続して収納さ
れるシートは、容器または包装体内から順番に取り出す
ことが可能な形態で収納されているシートにおいて、前
記容器または包装体内から所定枚数のシートが取り出さ
れた後に前記容器または包装体内に残るシートのうちの
1枚または複数枚に、シート表面を没状に変形させた目
印が付されていることを特徴とするものである。
【0008】例えば、シートは熱可塑性樹脂繊維を含
み、前記熱可塑性樹脂繊維が溶融されて前記目印が形成
されていることが好ましい。
【0009】本発明でのシートは、例えばスパンレース
などの不織布である。シートに目印を形成するには、シ
ートにローラ加圧などによる圧痕を形成して、エンボス
状の目印を形成することが可能である。また、シートで
ある不織布が熱可塑性樹脂繊維を含んでいる場合には、
熱ロールによる加圧加熱、またはホーンとアンビルで加
圧して超音波を与える自己誘導加熱などにより前記熱可
塑性樹脂繊維が溶融して、シートにエンボス状の目印を
形成できる。熱可塑性樹脂繊維が溶融して形成された目
印では、溶融した部分がフィルム状となってシートの他
の部分と白色度および光沢が相違し、目印を目で確認す
ることができる。また、溶融した部分が面没状となり且
つ溶融した部分がやや硬くなるため、手で触って目印の
有無を確認することも容易である。さらに面没形状で模
様を形成することにより、シートの外観も良好になる。
【0010】前記熱可塑性樹脂繊維は、ポリエチレン
(PE)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維、またはP
EとPPの複合繊維などである。
【0011】さらに本発明の連続して収納されるシート
は、容器または包装体内に順番に取り出すことが可能な
形態で収納されているシートにおいて、前記容器または
包装体内から所定枚数のシートが取り出された後に前記
容器または包装体内に残るシートのうちの1枚または複
数枚に、開孔部により形成された目印が付されているこ
とを特徴とするものである。
【0012】シートに開孔部を形成して目印とする場合
は、開孔部周囲の熱可塑性樹脂繊維が溶着されることが
好ましい。開口部周囲の熱可塑性繊維が、熱により溶融
して硬化し溶着されることにより、開孔部の周縁部分が
やや硬くなるため、手で触って目印の有無を確認するこ
とが容易になるうえ、繊維が溶着されることにより開孔
が確実なものとなり、開孔部の周縁部での繊維のほつれ
を防止できる。
【0013】前記開孔部を形成する手段としては、加熱
した針状のものでシートを突き刺すことが考えられる。
前記針状のもので突き刺すと、シートに孔を形成するの
と同時に開孔部の周縁部の熱可塑性繊維を溶着できる。
また超音波を発生するホーンとアンビルで熱可塑性繊維
を含むシートを強く加圧し、前記熱可塑性樹脂を溶融し
て、前記開孔部を形成することもできる。
【0014】没状または開孔部の目印は、シートの全面
に均等に形成されてもよいが、図9や図10に示すよう
に、取り出し側の先端部に形成され、且つシートの中央
の領域には形成されていないことが好ましい。シートの
中央を目印の形成されない領域とすることにより、肌に
当てられる部分となる前記中央の領域のソフト感が低下
することがない。さらにまた、拭き取りを行う部分であ
る中央の領域のシートの強度が低下するのを防止でき
る。
【0015】さらに、本発明では、シートを着色するこ
となく、容器内の残ったシートの枚数が少ないことを使
用者が知ることができるため、薬液や化粧水などの液体
を含浸したウエットなシート(例えばウエットティッシ
ュ)のように着色されると好ましくないシートに実施す
ると効果的である。ただし、本発明はウエットなシート
に限られず、台所清掃用のドライのシートなどにも適用
できる。
【0016】また、本発明においては、シートに付され
た目印が容器または包装体内に残された実際の枚数を表
していれば、シートの残量を正確に知ることができる。
【0017】本発明は、図9及び図10に示すような不
透明な硬質容器に収納されるシートに限られず、軟質の
容器、紙製の容器、または積層フィルムにより形成され
た包装体内に収納されるシートにも実施できる。
【0018】さらに、シートに付された目印を、容器ま
たは包装体内のシートの残り枚数に応じて1枚ごと又は
複数枚ごとに順に変化させ、これにより容器または包装
体内のシートの残り枚数の減少を順に知ることができる
ようにすることも可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を参照しながら
説明する。本発明のシートは、例えば図9に示すような
箱型の硬質容器10内に、複数枚が互いに挟み合うよう
にして折り畳まれ、積層されて収納される。取出し口1
4からシート1が1枚ずつ取り出されたときに、次のシ
ートの端部が取出し口14から一部突出する。あるい
は、図10に示すような円筒型の硬質容器20内に、帯
状のシートが円筒状に巻かれた状態で収納され、取出し
口24から出たときに1枚ずつミシン目で切断され、取
出し口24に次のシートが残るものとなる。
【0020】シート1は、スパンレースなどの不織布で
あり、一種類以上の熱可塑性樹脂繊維を含んでいる。熱
可塑性樹脂繊維はポリエチレン(PE)繊維、ポリプロ
ピレン(PP)繊維、またはPEとPPの複合繊維など
である。この熱可塑性樹脂繊維と、レーヨン繊維などの
吸収性繊維が混合され且つ交絡されて繊維ウェッブWが
形成されている。またシート1は、清浄水やアルコール
などの薬液または化粧水などの液体を含浸させ、ウエッ
トシート(ウエットティッシュ)として使用される。
【0021】容器10または20から、1枚ずつ取り出
されるシートには基本的には目印が付されないが、容器
10または20内に残る最後の1枚または数枚のシー
ト、あるいは最後のシートを所定枚数残して取り出され
る1枚のシートまたは複数枚のシートに、図1に示すよ
うな目印1bが付される。図1に示すシートでは、先行
するシートに引かれて、容器10の取出し口14または
容器20の取出し口24から突出する先端側1aの所定
の幅寸法Lの領域にのみ目印1bが付され、その他の部
分、特にシート1の中央の領域には目印が付されていな
い。前記幅寸法Lは、例えば10mmから20mm程度
が好ましい。
【0022】図2は、図1に示すシート1の目印1bが
付されている部分の拡大断面図である。図2に示すよう
に、熱可塑性樹脂繊維を含む繊維ウエッブWが、熱ロー
ラの凸部により部分的に加圧されて加熱され、またはホ
ーンとアンビルで部分的に加圧されて超音波が与えられ
て自己誘導発熱することにより、繊維ウエッブW内の熱
可塑性樹脂繊維が溶融し、シート表面が面没したエンボ
ス状の目印1bが形成される。
【0023】前記目印1bは、部分的に加圧(狭圧)さ
れて熱溶融し、偏平状に融着されてフィルム状となる。
目印1b以外の部分には嵩があるため、目印1bとそれ
以外の部分と間にシートの厚みの変化が生じる。また、
加圧されて溶融した目印1bの部分はフィルム状で、透
明または半透明であり、それ以外の部分では繊維の嵩が
あるため白色である。このように、目印1bと他の部分
のシートの厚さの違い、および白色度の相違があるた
め、目印1bは目で見て判りやすく、また指で触ったと
きの感触でも判りやすい。したがって、図9に示す容器
10の取り出し口14、または図10に示す容器20の
取出し口24からシートが1枚づつ取り出されていくと
きに、図1に示した目印1bが付されたシート1の先端
部1aが前記取出し口から突出したのを直ちに確認で
き、これにより容器内のシートの残り枚数が少ないこと
を知ることができる。
【0024】また図1では、前記取出し口14または2
4から突出するシート端部にのみ目印1bが形成され、
シートの中央の領域には目印1bが形成されていない。
前記目印1bの部分は熱可塑性樹脂繊維が溶融してほぼ
フィルム状となっているために、比較的硬くなってお
り、また目印1bの部分はシート強度がやや低下してい
る。よってシート中央の領域の肌に触れたり拭き取りに
使用される部分に目印1bを形成しないようにすれば、
肌に当てたときのソフト感を損なうことがなく、また汚
れの拭き取りを行うときにシートに破れが生じるような
ことがない。
【0025】前記目印1bは、例えば不織布の繊維ウエ
ッブWを加圧して加熱する熱ロールの凸部の形状により
自由に決めることができる。例えば図3(A)に示すよ
うなシート幅方向へ延びるストライプ状、図3(B)に
示すような縞状、図3(C)に示すような格子状であっ
てもよい。あるいは図3(D)に示すように、文字や図
柄を施し、または製品の名前や製造会社の名称などの文
字や図柄で目印1bを形成することもできる。このよう
に、目印1bの形状とデザインを自由に決めることがで
き、よってシートの外観において優れたものとなる。
【0026】さらに図4(A)に示すように、シート1
の引き出し方向の先端部と、後端部の双方に前記目印1
bが形成されていてもよい。また、図4(B)に示すよ
うに、シート1の全面に目印1bを形成してもよい。た
だし、シート全面に目印1bを形成する場合には、不織
布のソフト感を損ねたり、またはシート強度が極端に低
下しなうように、目印1bのピッチを大きくするなど、
シート1の全体の面積に対して目印1bの溶融部の面積
を小さめにすることが好ましい。
【0027】図5に示すシート1は、前記のように熱可
塑性繊維を含んだスパンレース不織布などであるが、目
印1dは、前記シート1を開孔することにより形成され
ている。図5に示すシート1では、図1のシートと同様
に、先行するシートに引かれて突出する先端側1cの所
定の幅寸法Lの領域にのみに目印1dが形成される。そ
の他の部分、特にシート1の中央の領域には目印が付さ
れていない。前記幅寸法Lは、例えば10mmから20
mm程度が好ましい。
【0028】また、開孔部によって形成される目印1d
の孔の直径は0.5mm以上で且つ1.5mm以下が好
ましい。開孔部の直径が0.5mmより小さいと、肉眼
で孔の存在を確認しづらい。また、直径が1.5mmよ
り大きいと、シートの強度が劣化してしまう。さらに、
一つの孔から隣の孔までの距離は1mm以上が好まし
い。その距離が1mmより小さいと、シートの強度が劣
化したり、孔が裂けて隣接する孔がつながってしまう恐
れがある。目印1dとなる開孔部の配列は、図5(A)
に示すように、直線状に列を成し且つこの列が複数列平
行に並ぶものであってもよい。または図5(B)に示す
ように、前記開孔部が連続する点線により文字や記号あ
るいは図柄が形成されていてもよい。また前記点線によ
り図3(B)に示した縦縞や図3(C)に示した格子が
表現されたものであってもよい。このように、開孔部に
より形成された目印1dの形状を自由に選択でき、模様
を描いてデザイン上での優れたものとすることができ
る。
【0029】図6は、図5に示された開孔部を形成する
工程の一例を示す拡大断面図である。図6では、目印1
dとなる開孔部を形成するために、加熱された開孔針N
が使用される。この開孔針Nを、シート1に配合された
熱可塑性樹脂繊維の融点以上の温度に加熱して、シート
1に突き刺すと、繊維ウエッブW内の熱可塑性樹脂繊維
が溶融して開孔部が形成されるとともに開孔部の周縁部
に溶着部分1eが形成される。この溶着部分1eは透明
または半透明である。しかし、それ以外の部分は繊維の
層であるため白色である。よって、目印1dは、孔が形
成されていることおよびその周縁部が透明または半透明
になっていることにより、シート1の他の部分と区別し
やすくなる。また、シート1の端部を指で摘まんだとき
に、目印1dの部分の触感がシート表面の触感と相違す
るため、シート1の端部を掴んだ時点で、シートの残り
枚数が少なくなったことを認識できる。
【0030】また、開孔部の周縁部に溶着部分1eが形
成されていると、開孔部の周縁部においてシート1の繊
維にほつれが発生しなくなり、開孔部が繊維で塞がれな
くなる。図5(A)または(B)に示す目印1dは、前
記開孔針Nで開孔部を順に突き刺していくことにより形
成できるが、例えば多数本が一直線に並んだ開孔針N、
または文字や図形などの形状に並んだ複数本の開孔針N
を使用して、シート1に多数の開孔部を同時に形成する
ことが好ましい。
【0031】このようにして熱可塑性樹脂繊維が熱溶融
して開孔された目印は、繊維の溶着部分1eの面積が開
孔部周辺のみに限られるので、ソフト感の低下が少な
く、シートが劣化する面積が少ない。さらに、シート中
央の領域の肌に触れたり拭き取りに使用される部分に目
印1dを形成しないようにすれば、肌に当てたときのソ
フト感を損なうことがない。また、目印1dの部分はシ
ート強度がやや低下しているため、シート中央の領域を
避けて目印1dを形成すれば、汚れの拭き取りを行うと
きにシートに破れが生じるようなことがない。
【0032】図7(A)(B)および図8は、没状の目
印1bまたは開孔部で形成される目印1dにより、シー
トの残り枚数の減少を順に表現できるようにしたもので
ある。図7(A)では、容器や包装体内のシートの残り
枚数を、5、4、3、2、1、などのように順に変化す
る数字で表現している。この数字は、図1以下の実施の
形態のようにシート1の繊維ウエッブWを加圧して面没
状にして形成してもよいし、または図5に示すよう開孔
部が並ぶ点線で形成してもよい。
【0033】図7(B)では、シートの残り枚数の変化
に応じて、面没状の目印1bまたは開孔部の目印1dに
よるドット表示の数を変化させたものである。このよう
な目印でも、シートの残り枚数の減少を順に知ることが
できるようになる。また、シートの残り枚数を表現する
数字またはドット表示など付す場合に、図8に示すよう
に、4枚や5枚などの所定枚数のシートに同じ数字など
の目印を付し、この目印が所定枚数ごとに変化していく
ものであってもよい。なお、前記数字やドット数などで
シートの残り枚数を順に表現する場合に、最後の1枚を
表現する目印1bまたは1dが付されたシートの次に、
目印の無いシートを数枚残すようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の連続して収
納されるシートは、容器または包装体からシートが1枚
ずつ取りだされるときに、シートに形成された目印を見
ることにより、残り枚数が減少していることを知ること
ができる。また目印は面没状に形成されまたは開孔する
ことにより形成されてているため、手で触ることによっ
ても確認できる。特に熱可塑性樹脂繊維を溶融して目印
を形成すると、目印と他の部分との境界が明確であり、
目印が目立つようになる。目印を開孔部とするときは、
繊維が溶着されることにより開孔が確実なものとなる。
【0035】また、シートを着色添加物で着色する必要
がないため、薬品や化粧水を含浸させたウエットシート
の場合に肌に悪い影響を与える恐れがない。
【0036】また、容器の開口部に突出する部分だけに
判別可能な目印を形成してもよく、この場合には、肌な
どに当たる中央部のソフト感を損なわず、またシート強
度が低下しない。
【0037】さらに、没状の目印では、加圧ローラや加
熱ローラの凸部の形状に応じて、前記没部分の形状を自
由に設計でき、また開孔部で形成される目印において
も、開孔部を形成する加熱した開口針などの配列に応じ
て、目印の形状を自由に設計できる。よって、単なる目
印としてではなく、デザイン性に優れた目印を形成する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】没状の目印が付された本発明のシートの一例を
示す部分平面図、
【図2】図1のシートの目印の部分の拡大断面図、
【図3】(A)(B)(C)(D)は本発明のシートの
目印のパターンを形態別に示す平面図、
【図4】(A)(B)は本発明のシートの他の実施の形
態を示す部分平面図、
【図5】(A)(B)は開孔部の目印が付された本発明
のシートの一例を示す部分平面図、
【図6】図5のシートの目印を形成する工程の一例を示
す部分拡大断面図、
【図7】(A)(B)は、シートの残り枚数に応じて目
印が変化する例を示すシートの部分平面図、
【図8】シートの残り枚数に応じて目印が変化する他の
例を示すシートの部分平面図、
【図9】本発明の連続して収納されるシートの容器の一
例を示す斜視図、
【図10】本発明の連続して収納されるシートの容器の
他の一例を示す斜視図、
【符号の説明】
1 シート 1a シートの先端部 1b 没状の目印 1c シートの先端部 1d 開孔部による目印 1e 溶着部分 10、20 硬質容器 W 繊維ウェッブ N 開孔針

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器または包装体内から順番に取り出す
    ことが可能な形態で収納されているシートにおいて、前
    記容器または包装体内から所定枚数のシートが取り出さ
    れた後に前記容器または包装体内に残るシートのうちの
    1枚または複数枚に、シート表面を没状に変形させた目
    印が付されていることを特徴とする連続して収納される
    シート。
  2. 【請求項2】 シートは熱可塑性樹脂繊維を含み、前記
    熱可塑性樹脂繊維が溶融されて前記目印が形成されてい
    る請求項1記載の連続して収納されるシート。
  3. 【請求項3】 容器または包装体内に順番に取り出すこ
    とが可能な形態で収納されているシートにおいて、前記
    容器または包装体内から所定枚数のシートが取り出され
    た後に前記容器または包装体内に残るシートのうちの1
    枚または複数枚に、開孔部により形成された目印が付さ
    れていることを特徴とする連続して収納されるシート。
  4. 【請求項4】 シートは熱可塑性樹脂繊維を含み、前記
    開孔部の周縁部で前記熱可塑性樹脂繊維が溶着されてい
    る請求項3記載の連続して収納されるシート。
  5. 【請求項5】 前記目印は、容器または包装体から取り
    出される際の取り出し側の先端部分に形成され、シート
    の中央の領域に前記目印が形成されていない請求項1、
    2、3または4記載の連続して収納されるシート。
  6. 【請求項6】 シートに液体が含浸されている請求項
    1、2、3、4または5記載の連続して収納されるシー
    ト。
  7. 【請求項7】 シートに付された目印を、容器または包
    装体内のシートの残り枚数に応じて1枚ごと又は複数枚
    ごとに順に変化させた請求項1、2、3、4、5または
    6記載の連続して収納されるシート。
JP16568897A 1996-12-26 1997-06-23 連続して収納されるシート Expired - Lifetime JP3578595B2 (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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