JP3578595B2 - 連続して収納されるシート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウエットティッシュなどの複数枚のシートが容器内または包装体内に順番に取取り出すことが可能な形態で収納されたシートに関する。
さらに詳しくは、シートに目印が付されており、使用者が容器内または包装体内でのシートの残り枚数の減少を知ることができる連続して収納されたシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
おしり拭き用、化粧用などのウエットティッシュは、硬質な容器または積層フィルムで形成された包装体内に、1枚ずつ順番に取出すことが可能な形態で収納されている。
例えば、図9に示す箱型の硬質容器10は、箱本体11、蓋体12、蓋体12に形成された取出し口14及び前記取出し口14を開閉する小蓋片13を有している。この硬質容器10は、ウエットティッシュなどの薬液や化粧水を含浸したシートを保湿したまま保存できるよう密閉性が高くなっている。シート1は1枚ずつ互い違いに挟み合うように折り畳まれ且つ積層された状態で前記硬質容器10内に収納されている。取出し口14からシート1を取り出すと、取り出されるシート1に引きずられて次のシートが取出し口14から一部突出した状態で残る。この突出したシート端部を指で引っ張ると、次のシートを取り出せるようになる。
【0003】
また図10に示す円筒型の硬質容器20も、容器本体21、蓋体22、蓋体22に形成された取出し口24及び小蓋片23を有している。この硬質容器20内では、帯状に連続したシートが円筒状に巻かれた状態で収納されており、且つ所定長のシートごとに分離できるようにミシン目が形成されている。円筒状に巻かれたシートを取出し口24から引き出して引っ張ると、ミシン目の部分が取出し口24から出た状態で、前記ミシン目の部分からシートが分離され、1枚のシートのみが取り出される。そして取出し口24に残りのシートが一部突出して残る。この突出した部分を掴んで引くことにより、次のシートを取出すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図9または図10に示すような硬質容器10または20では、内部に収納されたウエットティッシュなどのシート1を外部から見ることができないため、容器内の残り枚数がわからない。したがって、使用途中で残り枚数がわずかになったときおよびシートが無くなってしまったときにこれを予測できない点で不便である。
例えば、紙製の箱に1枚ずつドライなティッシュペーパーが取り出すことが可能な形態で収納されたいわゆるボックスティッシュでは、最下層の一定枚数のティッシュペーパーが着色されて、残り枚数が少なくなってきたことを使用者に知らせることができるようになっている。
【0005】
しかし、ウエットティッシュのように薬液や化粧水などの液体を含浸させるものに前記の着色を施すと、シート上で着色添加物が液体に混じり、にじんでしまう。また、おしり拭き用や化粧用のような肌に触れるウエットティッシュに着色添加物を含ませると、肌に悪い影響を与える恐れがある。
また、実開平4−56638号公報には、ウエットティッシュを収納した容器に内部を目視できる窓を形成する考案が開示されている。しかし、容器に透明な窓を形成すると、容器の構造が複雑になってコストが高くなる。また、図10に示すようなシートが円筒状に巻かれて収納されているものでは、残り枚数が少なくなっても容器本体21内のシートが円筒状であることに変わりはない。そのため、容器本体21に透視可能な窓を形成しても、目視によりシートの減少状態を正確に把握できない。
【0006】
本発明は、容器や包装体内でのウエットティッシュなどの残り枚数の減少を知ることができ、しかもシートに着色を施す必要のない、連続して収納されるシートを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の連続して収納されるシートは、容器または包装体内から順番に取り出すことが可能な形態で収納されているシートにおいて、前記容器または包装体内から所定枚数のシートが取り出された後に前記容器または包装体内に残るシートのうちの1枚または複数枚に、シート表面を没状に変形させた目印が付されていることを特徴とするものである。
【0008】
さらに、前記シートは熱可塑性樹脂繊維を含み、前記熱可塑性樹脂繊維が溶融されて前記目印が形成されているものである。
【0009】
本発明でのシートは、例えばスパンレースなどの不織布である。ロールによる加圧加熱、またはホーンとアンビルで加圧して超音波を与える自己誘導加熱などにより前記熱可塑性樹脂繊維が溶融して、シートにエンボス状の目印を形成している。熱可塑性樹脂繊維が溶融して形成された目印では、溶融した部分がフィルム状となってシートの他の部分と白色度および光沢が相違し、目印を目で確認することができる。また、溶融した部分が面没状となり且つ溶融した部分がやや硬くなるため、手で触って目印の有無を確認することも容易である。さらに面没形状で模様を形成することにより、シートの外観も良好になる。
【0010】
前記熱可塑性樹脂繊維は、ポリエチレン(PE)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維、またはPEとPPの複合繊維などである。
【0011】
さらに本発明の連続して収納されるシートは、容器または包装体内に順番に取り出すことが可能な形態で収納されているシートにおいて、前記容器または包装体内から所定枚数のシートが取り出された後に前記容器または包装体内に残るシートのうちの1枚または複数枚に、開孔部により形成された目印が付されていることを特徴とするものである。
【0012】
シートに開孔部を形成して目印とする際に、開孔部周囲の熱可塑性樹脂繊維が溶着される。開口部周囲の熱可塑性繊維が、熱により溶融して硬化し溶着されることにより、開孔部の周縁部分がやや硬くなるため、手で触って目印の有無を確認することが容易になるうえ、繊維が溶着されることにより開孔が確実なものとなり、開孔部の周縁部での繊維のほつれを防止できる。
【0013】
前記開孔部を形成する手段としては、加熱した針状のものでシートを突き刺すことが考えられる。前記針状のもので突き刺すと、シートに孔を形成するのと同時に開孔部の周縁部の熱可塑性繊維を溶着できる。また超音波を発生するホーンとアンビルで熱可塑性繊維を含むシートを強く加圧し、前記熱可塑性樹脂を溶融して、前記開孔部を形成することもできる。
【0014】
没状または開孔部の目印は、シートの全面に均等に形成されてもよいが、図9や図10に示すように、取り出し側の先端部に形成され、且つシートの中央の領域には形成されていないことが好ましい。シートの中央を目印の形成されない領域とすることにより、肌に当てられる部分となる前記中央の領域のソフト感が低下することがない。さらにまた、拭き取りを行う部分である中央の領域のシートの強度が低下するのを防止できる。
【0015】
さらに、本発明では、シートを着色することなく、容器内の残ったシートの枚数が少ないことを使用者が知ることができるため、薬液や化粧水などの液体を含浸したウエットなシート(例えばウエットティッシュ)のように着色されると好ましくないシートに実施すると効果的である。ただし、本発明はウエットなシートに限られず、台所清掃用のドライのシートなどにも適用できる。
【0016】
また、本発明においては、シートに付された目印が容器または包装体内に残された実際の枚数を表していれば、シートの残量を正確に知ることができる。
【0017】
本発明は、図9及び図10に示すような不透明な硬質容器に収納されるシートに限られず、軟質の容器、紙製の容器、または積層フィルムにより形成された包装体内に収納されるシートにも実施できる。
【0018】
さらに、シートに付された目印を、容器または包装体内のシートの残り枚数に応じて1枚ごと又は複数枚ごとに順に変化させ、これにより容器または包装体内のシートの残り枚数の減少を順に知ることができるようにすることも可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面を参照しながら説明する。
本発明のシートは、例えば図9に示すような箱型の硬質容器10内に、複数枚が互いに挟み合うようにして折り畳まれ、積層されて収納される。取出し口14からシート1が1枚ずつ取り出されたときに、次のシートの端部が取出し口14から一部突出する。あるいは、図10に示すような円筒型の硬質容器20内に、帯状のシートが円筒状に巻かれた状態で収納され、取出し口24から出たときに1枚ずつミシン目で切断され、取出し口24に次のシートが残るものとなる。
【0020】
シート1は、スパンレースなどの不織布であり、一種類以上の熱可塑性樹脂繊維を含んでいる。熱可塑性樹脂繊維はポリエチレン(PE)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維、またはPEとPPの複合繊維などである。この熱可塑性樹脂繊維と、レーヨン繊維などの吸収性繊維が混合され且つ交絡されて繊維ウェッブWが形成されている。
またシート1は、清浄水やアルコールなどの薬液または化粧水などの液体を含浸させ、ウエットシート(ウエットティッシュ)として使用される。
【0021】
容器10または20から、1枚ずつ取り出されるシートには基本的には目印が付されないが、容器10または20内に残る最後の1枚または数枚のシート、あるいは最後のシートを所定枚数残して取り出される1枚のシートまたは複数枚のシートに、図1に示すような目印1bが付される。
図1に示すシートでは、先行するシートに引かれて、容器10の取出し口14または容器20の取出し口24から突出する先端側1aの所定の幅寸法Lの領域にのみ目印1bが付され、その他の部分、特にシート1の中央の領域には目印が付されていない。前記幅寸法Lは、例えば10mmから20mm程度が好ましい。
【0022】
図2は、図1に示すシート1の目印1bが付されている部分の拡大断面図である。
図2に示すように、熱可塑性樹脂繊維を含む繊維ウエッブWが、熱ローラの凸部により部分的に加圧されて加熱され、またはホーンとアンビルで部分的に加圧されて超音波が与えられて自己誘導発熱することにより、繊維ウエッブW内の熱可塑性樹脂繊維が溶融し、シート表面が面没したエンボス状の目印1bが形成される。
【0023】
前記目印1bは、部分的に加圧(狭圧)されて熱溶融し、偏平状に融着されてフィルム状となる。目印1b以外の部分には嵩があるため、目印1bとそれ以外の部分と間にシートの厚みの変化が生じる。また、加圧されて溶融した目印1bの部分はフィルム状で、透明または半透明であり、それ以外の部分では繊維の嵩があるため白色である。このように、目印1bと他の部分のシートの厚さの違い、および白色度の相違があるため、目印1bは目で見て判りやすく、また指で触ったときの感触でも判りやすい。
したがって、図9に示す容器10の取り出し口14、または図10に示す容器20の取出し口24からシートが1枚づつ取り出されていくときに、図1に示した目印1bが付されたシート1の先端部1aが前記取出し口から突出したのを直ちに確認でき、これにより容器内のシートの残り枚数が少ないことを知ることができる。
【0024】
また図1では、前記取出し口14または24から突出するシート端部にのみ目印1bが形成され、シートの中央の領域には目印1bが形成されていない。前記目印1bの部分は熱可塑性樹脂繊維が溶融してほぼフィルム状となっているために、比較的硬くなっており、また目印1bの部分はシート強度がやや低下している。よってシート中央の領域の肌に触れたり拭き取りに使用される部分に目印1bを形成しないようにすれば、肌に当てたときのソフト感を損なうことがなく、また汚れの拭き取りを行うときにシートに破れが生じるようなことがない。
【0025】
前記目印1bは、例えば不織布の繊維ウエッブWを加圧して加熱する熱ロールの凸部の形状により自由に決めることができる。例えば図3(A)に示すようなシート幅方向へ延びるストライプ状、図3(B)に示すような縞状、図3(C)に示すような格子状であってもよい。あるいは図3(D)に示すように、文字や図柄を施し、または製品の名前や製造会社の名称などの文字や図柄で目印1bを形成することもできる。このように、目印1bの形状とデザインを自由に決めることができ、よってシートの外観において優れたものとなる。
【0026】
さらに図4(A)に示すように、シート1の引き出し方向の先端部と、後端部の双方に前記目印1bが形成されていてもよい。また、図4(B)に示すように、シート1の全面に目印1bを形成してもよい。ただし、シート全面に目印1bを形成する場合には、不織布のソフト感を損ねたり、またはシート強度が極端に低下しなうように、目印1bのピッチを大きくするなど、シート1の全体の面積に対して目印1bの溶融部の面積を小さめにすることが好ましい。
【0027】
図5に示すシート1は、前記のように熱可塑性繊維を含んだスパンレース不織布などであるが、目印1dは、前記シート1を開孔することにより形成されている。図5に示すシート1では、図1のシートと同様に、先行するシートに引かれて突出する先端側1cの所定の幅寸法Lの領域にのみに目印1dが形成される。その他の部分、特にシート1の中央の領域には目印が付されていない。前記幅寸法Lは、例えば10mmから20mm程度が好ましい。
【0028】
また、開孔部によって形成される目印1dの孔の直径は0.5mm以上で且つ1.5mm以下が好ましい。開孔部の直径が0.5mmより小さいと、肉眼で孔の存在を確認しづらい。また、直径が1.5mmより大きいと、シートの強度が劣化してしまう。さらに、一つの孔から隣の孔までの距離は1mm以上が好ましい。その距離が1mmより小さいと、シートの強度が劣化したり、孔が裂けて隣接する孔がつながってしまう恐れがある。
目印1dとなる開孔部の配列は、図5(A)に示すように、直線状に列を成し且つこの列が複数列平行に並ぶものであってもよい。または図5(B)に示すように、前記開孔部が連続する点線により文字や記号あるいは図柄が形成されていてもよい。また前記点線により図3(B)に示した縦縞や図3(C)に示した格子が表現されたものであってもよい。このように、開孔部により形成された目印1dの形状を自由に選択でき、模様を描いてデザイン上での優れたものとすることができる。
【0029】
図6は、図5に示された開孔部を形成する工程の一例を示す拡大断面図である。
図6では、目印1dとなる開孔部を形成するために、加熱された開孔針Nが使用される。この開孔針Nを、シート1に配合された熱可塑性樹脂繊維の融点以上の温度に加熱して、シート1に突き刺すと、繊維ウエッブW内の熱可塑性樹脂繊維が溶融して開孔部が形成されるとともに開孔部の周縁部に溶着部分1eが形成される。この溶着部分1eは透明または半透明である。しかし、それ以外の部分は繊維の層であるため白色である。よって、目印1dは、孔が形成されていることおよびその周縁部が透明または半透明になっていることにより、シート1の他の部分と区別しやすくなる。また、シート1の端部を指で摘まんだときに、目印1dの部分の触感がシート表面の触感と相違するため、シート1の端部を掴んだ時点で、シートの残り枚数が少なくなったことを認識できる。
【0030】
また、開孔部の周縁部に溶着部分1eが形成されていると、開孔部の周縁部においてシート1の繊維にほつれが発生しなくなり、開孔部が繊維で塞がれなくなる。
図5(A)または(B)に示す目印1dは、前記開孔針Nで開孔部を順に突き刺していくことにより形成できるが、例えば多数本が一直線に並んだ開孔針N、または文字や図形などの形状に並んだ複数本の開孔針Nを使用して、シート1に多数の開孔部を同時に形成することが好ましい。
【0031】
このようにして熱可塑性樹脂繊維が熱溶融して開孔された目印は、繊維の溶着部分1eの面積が開孔部周辺のみに限られるので、ソフト感の低下が少なく、シートが劣化する面積が少ない。さらに、シート中央の領域の肌に触れたり拭き取りに使用される部分に目印1dを形成しないようにすれば、肌に当てたときのソフト感を損なうことがない。また、目印1dの部分はシート強度がやや低下しているため、シート中央の領域を避けて目印1dを形成すれば、汚れの拭き取りを行うときにシートに破れが生じるようなことがない。
【0032】
図7(A)(B)および図8は、没状の目印1bまたは開孔部で形成される目印1dにより、シートの残り枚数の減少を順に表現できるようにしたものである。
図7(A)では、容器や包装体内のシートの残り枚数を、5、4、3、2、1、などのように順に変化する数字で表現している。この数字は、図1以下の実施の形態のようにシート1の繊維ウエッブWを加圧して面没状にして形成してもよいし、または図5に示すよう開孔部が並ぶ点線で形成してもよい。
【0033】
図7(B)では、シートの残り枚数の変化に応じて、面没状の目印1bまたは開孔部の目印1dによるドット表示の数を変化させたものである。このような目印でも、シートの残り枚数の減少を順に知ることができるようになる。
また、シートの残り枚数を表現する数字またはドット表示など付す場合に、図8に示すように、4枚や5枚などの所定枚数のシートに同じ数字などの目印を付し、この目印が所定枚数ごとに変化していくものであってもよい。
なお、前記数字やドット数などでシートの残り枚数を順に表現する場合に、最後の1枚を表現する目印1bまたは1dが付されたシートの次に、目印の無いシートを数枚残すようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の連続して収納されるシートは、容器または包装体からシートが1枚ずつ取りだされるときに、シートに形成された目印を見ることにより、残り枚数が減少していることを知ることができる。また目印は面没状に形成されまたは開孔することにより形成されてているため、手で触ることによっても確認できる。特に熱可塑性樹脂繊維を溶融して目印を形成すると、目印と他の部分との境界が明確であり、目印が目立つようになる。目印を開孔部とするときは、繊維が溶着されることにより開孔が確実なものとなる。
【0035】
また、シートを着色添加物で着色する必要がないため、薬品や化粧水を含浸させたウエットシートの場合に肌に悪い影響を与える恐れがない。
【0036】
また、容器の開口部に突出する部分だけに判別可能な目印を形成してもよく、この場合には、肌などに当たる中央部のソフト感を損なわず、またシート強度が低下しない。
【0037】
さらに、没状の目印では、加圧ローラや加熱ローラの凸部の形状に応じて、前記没部分の形状を自由に設計でき、また開孔部で形成される目印においても、開孔部を形成する加熱した開口針などの配列に応じて、目印の形状を自由に設計できる。よって、単なる目印としてではなく、デザイン性に優れた目印を形成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】没状の目印が付された本発明のシートの一例を示す部分平面図、
【図2】図1のシートの目印の部分の拡大断面図、
【図3】(A)(B)(C)(D)は本発明のシートの目印のパターンを形態別に示す平面図、
【図4】(A)(B)は本発明のシートの他の実施の形態を示す部分平面図、
【図5】(A)(B)は開孔部の目印が付された本発明のシートの一例を示す部分平面図、
【図6】図5のシートの目印を形成する工程の一例を示す部分拡大断面図、
【図7】(A)(B)は、シートの残り枚数に応じて目印が変化する例を示すシートの部分平面図、
【図8】シートの残り枚数に応じて目印が変化する他の例を示すシートの部分平面図、
【図9】本発明の連続して収納されるシートの容器の一例を示す斜視図、
【図10】本発明の連続して収納されるシートの容器の他の一例を示す斜視図、
【符号の説明】
1 シート
1a シートの先端部
1b 没状の目印
1c シートの先端部
1d 開孔部による目印
1e 溶着部分
10、20 硬質容器
W 繊維ウェッブ
N 開孔針

Claims (5)

  1. 容器または包装体内から順番に取り出すことが可能な形態で収納されているシートにおいて、前記容器または包装体内から所定枚数のシートが取り出された後に前記容器または包装体内に残るシートのうちの1枚または複数枚に、シート表面を没状に変形させた目印が付されており、前記シートは熱可塑性樹脂繊維を含み、前記目印で、前記熱可塑性樹脂繊維が溶融されていることを特徴とする連続して収納されるシート。
  2. 容器または包装体内に順番に取り出すことが可能な形態で収納されているシートにおいて、前記容器または包装体内から所定枚数のシートが取り出された後に前記容器または包装体内に残るシートのうちの1枚または複数枚に、開孔部により形成された目印が付されており、前記シートは熱可塑性樹脂繊維を含み、前記目印となる前記開孔部の周縁部で前記熱可塑性樹脂繊維が溶着されていることを特徴とする連続して収納されるシート。
  3. 前記目印は、容器または包装体から取り出される際の取り出し側の先端部分に形成され、シートの中央の領域に前記目印が形成されていない請求項1または2記載の連続して収納されるシート。
  4. シートに液体が含浸されている請求項1ないし3のいずれかに記載の連続して収納されるシート。
  5. シートに付された目印を、容器または包装体内のシートの残り枚数に応じて1枚ごと又は複数枚ごとに順に変化させた請求項1ないし4のいずれかに記載の連続して収納されるシート。
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