JPH10231933A - シール部材 - Google Patents

シール部材

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Publication number
JPH10231933A
JPH10231933A JP9055586A JP5558697A JPH10231933A JP H10231933 A JPH10231933 A JP H10231933A JP 9055586 A JP9055586 A JP 9055586A JP 5558697 A JP5558697 A JP 5558697A JP H10231933 A JPH10231933 A JP H10231933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
seal
main body
outer peripheral
inner peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP9055586A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadahisa Takatsu
禎久 高津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd, Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority to JP9055586A priority Critical patent/JPH10231933A/ja
Publication of JPH10231933A publication Critical patent/JPH10231933A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面に開設の貫通孔と該貫通孔に貫通された
配管とのあいだをシールするシール部材を、気密性の高
いものとすると共に、配管の数や太さが異なっても対応
できるものとして、部品の共通化を計る。 【解決手段】 シール部材2を、貫通孔1aの内周縁部
に係合する係合溝5aが外周部に形成されたリング状の
シール本体5と、該シール本体から互いに重なり合う状
態で内径方向に突出してシール本体内周部を貫通する配
管3の外周部に沿うよう変形する複数の短冊状のシート
片6とを用いて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設作業、土木作
業に用いられる各種建設機械等に用いられるシール部材
の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械等において、例えばエ
ンジンが収納されるエンジンルームを、防音や防熱等を
計るべくファイヤーウォールやエンクロージャ等の壁面
で囲繞することがあるが、このような壁面に、電気配線
や油配管等の被貫通物を通すための貫通孔が開設される
ことがある。この場合、該貫通孔に貫通された被貫通物
と貫通孔とのあいだに間隙があると、気密性が低下して
防音、防熱性が損なわれてしまうという問題があり、そ
こで従来、図3、図4に示すようなシール部材を用いて
気密性の確保を計っていた。つまり、図3に示す前者の
ものは、薄膜付きグロメット8であって、このものは、
外周部に貫通孔内周縁部に係合する係合溝8aが形成さ
れ、また該係合溝8aの内周側には、配管3を通するた
めの十文字状のスリット8bが形成された薄膜8cが張
ってある。また、図4に示す後者のものは、厚肉ゴム状
のグロメット9であって、このものは、外周部に貫通孔
内周縁部に係合する係合溝9aが形成され、また該係合
溝9aの内周側には、配管を間隙のない状態で通すべく
該配管の太さに対応する大きさに設定された配管用孔9
bが開設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに前記従来のも
のにおいて、前者のものは、スリットに配管を通すとき
に、該配管によって薄膜が必要以上に押し拡げられて配
管の外周側に間隙が生じてしまう。特に、図3(C)に
示す如くスリットに通す配管が複数である場合や、配管
がスリット中心部から位置ずれしているような場合には
前記間隙が大きくなりがちで、このため気密性の確保に
劣るという問題がある。さらにこのグロメットの大きさ
は、壁面に開設された貫通孔の大きさに対応するもので
なければならないから、貫通孔の大きさに対応する種々
の大きさのグロメットを用意しなければならず、部品管
理等が煩雑であるという問題もある。これに対し、後者
のものは、配管の太さに対応する大きさの配管用孔が開
設されているから気密性は確保できるが、この場合、前
者のものと同様に壁面の貫通孔に対応する大きさでなけ
ればならないのは勿論のこと、配管の数や太さに対応し
た配管用孔が開設された専用のグロメットが必要であっ
て、部品の共通化を計ることができず、コストアップの
要因となるという問題がある。しかも、グロメットに開
設される配管用孔は、配管に対して寸法が正確でないと
気密性を確保することができないため、グロメットの製
造に精密さが要求され、この点もコストアップの要因と
なっていて問題となり、これらに本発明が解決しようと
する課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、壁面に開設の貫通孔と該貫通孔
に貫通せしめた配線や配管等の被貫通物とのあいだをシ
ールすべく貫通孔に装着されるシール部材であって、該
シール部材は、前記貫通孔の内周縁部に係合する係合溝
が外周部に形成されたリング状のシール本体と、該シー
ル本体から互いに重なり合う状態で内径方向に突出して
シール本体内周部を貫通する被貫通物の外周部に沿うよ
う変形する複数の短冊状のシート片とを用いて構成され
るものである。そして、この様にすることにより、貫通
孔に貫通される配管の数や太さが種々異なっても、互い
に重なり合う状態で内径側に突出する複数のシート片
が、配管の外周部に沿うよう変形してシール本体内周部
と配管とのあいだをシールすることになって、高い気密
性を確保でき、防音、防熱、防塵性能の向上に寄与でき
ると共に、配管の数や太さが種々異なっても対応できる
から、部品の共通化が計れ、コストダウンの達成に寄与
できる。このものにおいて、貫通孔に装着する前のシー
ル部材は、長手方向に係合溝が形成されたシール本体
に、複数の短冊状をしたシート片が長手方向に隣接する
状態で形成された可撓性を有する長尺物を原形とし、該
原形シール部材を貫通孔周回り長さに対応する長さに切
断したものとすることにより、一種類の原形シール材で
種々の大きさの貫通孔に対応できるシール部材を形成で
きることになり、更なる部品の共通化が計れる。また、
シール本体内周部に貫通された被貫通物の外周部に沿う
よう変形させた短冊状シート片を、緊縛部材を用いて配
管に緊縛することにより、シート片はより密着した状態
で配管に固定されることになって、気密性を更に向上さ
せることができると共に、シート片が不用意にまくれて
しまうことも回避できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は図示しない油
圧ショベルのエンジン室等を囲繞するファイヤーウォー
ルやエンクロージャ等の気密性を有する壁面であって、
該壁面1に開設された配管用の貫通孔1aには、後述す
るシール部材2を介して配管3が貫通されるように構成
されている。ここで、本発明のシール部材は、上記配管
用の貫通孔だけでなく、電気配線等の種々の被貫通物が
貫通される貫通孔に装着できるものであることは勿論で
ある。
【0006】前記シール部材2は、貫通孔1aと該貫通
孔1aに貫通された配管3との間隙をシールすべく貫通
孔1に装着されるものであるが、該シール部材2は、原
形シール部材4を切断、変形することにより形成され
る。つまり、原形シール部材4は、ゴム材、合成樹脂材
等の可撓性を有する材質から形成される長尺物であっ
て、断面矩形状のシール本体5と短冊状をした多数のシ
ート片6とにより一体形成されるが、シール本体5の一
側面には断面略凵字形をした係合溝5aが長手方向に形
成されている。また各シート片6は、長手方向に隣接す
る状態でシール本体5の他側面から溝開口側とは反対方
向に向けて突出形成されている。そして、該原形シール
部材4を、前記貫通孔1aの周回り長さに対応する長さ
に切断し、さらに該切断したもののシール本体5を、係
合溝5aの溝開口側が外周側に位置して前記貫通孔1a
の内周縁部に係合するようリング状に変形せしめること
により、シール部材2として貫通孔1に装着されるが、
該装着した状態では、前記複数の短冊状のシート片6
は、先端側ほど互いに重なり合う状態となって内径方向
に向けて突出するようになっている。
【0007】そして配管3は、前記貫通孔1aに装着さ
れたシール部材2のシール本体5の内周部に貫通される
が、この場合、前記重なり合った状態で内径側に突出し
ている複数のシート片6は、配管3によって押し拡げら
れて該配管3の外周部に沿うよう先端側ほど小径となる
ラッパ筒状に変形し、これによってシール本体5の内周
部と配管3とのあいだをシールするようになっている。
尚、シート片6は、可撓性はあるものの自重によっては
垂れ下がることのない適度な硬さに設定されている。
【0008】さらに、前記配管3の外周部に沿うよう変
形した複数のシート片6を、紐、インシュロック、テー
プ、バンド等の適宜の緊縛部材7を用いて配管3に緊縛
することにより、シート片6はより密着した状態で配管
3に固定されて高い気密性を確保できると共に、シート
片6が不用意にまくれてしまうことも回避できる。
【0009】叙述の如く構成されたものにおいて、貫通
孔1aと配管3とのあいだは、貫通孔1aに装着される
シール部材2によってシールされることになるが、該シ
ール2部材は、貫通孔1aの内周縁部に係合するリング
状のシール本体5と、該シール本体5から互いに重なり
合う状態で内径方向に突出する複数の短冊状のシート片
6とから構成されており、そしてこの複数のシート片6
が、シール本体5の内周面部に貫通された配管3の外周
部に沿うよう変形して該配管3とシール本体5内周部と
のあいだをシールすることになる。
【0010】この結果、貫通孔1aに貫通される配管3
の数や太さが種々異なっても、複数のシート片6が該配
管3の外周部に沿うよう変形してシール本体5内周部と
配管3とのあいだをシールすることになって、従来のス
リットが形成された薄膜付きグロメットのように、配管
によって薄膜が必要以上に押し拡げられて配管の外周側
に間隙を生じてしまうようなことが無く、高い気密性を
確保できることになって、防音、防熱、防塵性能の向上
に寄与できる。
【0011】さらに、このシール部材2は、長尺状の原
形シール材4を、貫通孔1aの周回り方向の長さに切断
し、該切断したもののシール本体5をリング状に変形し
て形成されるものであるから、一種類の原形シール材4
で種々の大きさの貫通孔1aに対応できる。しかも、前
述したように配管3の数や太さが種々異なっても対応で
きるものであるから、部品の共通化が計れ、コストダウ
ンの達成に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は配管を貫通させた状態を示すシール部
材の斜視図、(B)は同前断面図である。
【図2】(A)は原形シール部材の正面図、(B)は
(A)の断面図である。
【図3】(A)は薄膜付きグロメットの正面図、(B)
は(A)の断面図、(C)は配管を貫通させた状態を示
す薄膜付きグロメットの正面図である。
【図4】(A)は厚肉ゴム状グロメットの正面図、
(B)は(A)の断面図、(C)は厚肉ゴム状グロメッ
トの他例を示す正面図、(D)は(C)の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 壁面 1a 貫通孔 2 シール部材 3 配管 4 原形シール部材 5 シール本体 5a 係合溝 6 シート片 7 緊縛部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に開設の貫通孔と該貫通孔に貫通せ
    しめた配線や配管等の被貫通物とのあいだをシールすべ
    く貫通孔に装着されるシール部材であって、該シール部
    材は、前記貫通孔の内周縁部に係合する係合溝が外周部
    に形成されたリング状のシール本体と、該シール本体か
    ら互いに重なり合う状態で内径方向に突出してシール本
    体内周部を貫通する被貫通物の外周部に沿うよう変形す
    る複数の短冊状のシート片とを用いて構成されるシール
    部材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、貫通孔に装着する前
    のシール部材は、長手方向に係合溝が形成されたシール
    本体に、複数の短冊状をしたシート片が長手方向に隣接
    する状態で形成された可撓性を有する長尺物を原形と
    し、該原形シール部材を貫通孔周回り長さに対応する長
    さに切断したものであるシール部材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、シール本体
    内周部に貫通された被貫通物の外周部に沿うよう変形さ
    せた短冊状シート片を、緊縛部材を用いて配管に緊縛し
    たシール部材。
JP9055586A 1997-02-24 1997-02-24 シール部材 Pending JPH10231933A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000179351A (ja) * 1998-12-17 2000-06-27 Toyota Motor Corp インジェクタ用遮音カバー
JP2001251736A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット
JP2004340568A (ja) * 2003-04-22 2004-12-02 Sanyo Electric Co Ltd マルチ型空気調和装置
JP2016191209A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 積水化学工業株式会社 区画貫通部用のカバー部材および区画貫通部構造
JP2019183635A (ja) * 2015-03-31 2019-10-24 積水化学工業株式会社 区画貫通部用のカバー部材および区画貫通部構造
JP2023154518A (ja) * 2022-04-07 2023-10-20 因幡電機産業株式会社 措置具

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020918