JPH10225408A - 清掃用拭布及びそれを用いた清掃具 - Google Patents

清掃用拭布及びそれを用いた清掃具

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JPH10225408A
JPH10225408A JP4839297A JP4839297A JPH10225408A JP H10225408 A JPH10225408 A JP H10225408A JP 4839297 A JP4839297 A JP 4839297A JP 4839297 A JP4839297 A JP 4839297A JP H10225408 A JPH10225408 A JP H10225408A
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JP
Japan
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fibers
wiping cloth
cleaning
nonwoven fabric
cleaned
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Pending
Application number
JP4839297A
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English (en)
Inventor
Shusuke Yamashita
下 修 右 山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azuma Industrial Co Ltd
Original Assignee
Azuma Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成によって拭布の伸縮性を高め、被
清掃物に対するフィット性を向上させる。 【解決手段】 繊維2を必要な厚さに積層して相互に交
絡させてなる不織布により形成され、該不織布における
繊維の配列に方向性を持たせることにより、該繊維の配
列方向と直交する方向の伸縮性を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、清掃用の拭布とそ
れを用いた清掃具とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】清掃用の拭布の一つとして従来より、繊
維を必要な厚さに積層して相互に交絡させてなる不織布
で形成されたものが公知である。かかる不織布性の拭布
は、それを直接手に持ってテーブルや床、家具等を拭い
たり、合成樹脂からなるプレート状のモップヘッドに取
り付けて畳や床等を清掃するのに使用されが、織布から
なる通常の雑巾に比べ、薄く且つ軽量で取り扱い易いう
えに、伸縮性があって被清掃物にフィットし易く、しか
も細かい塵埃までも拭き取ることが可能で清掃能力にも
勝れるといった、多くの利点を持っている。
【0003】ところが、上記従来の拭布は、織布からな
る通常の雑巾に比べると伸縮性が大きいものの、被清掃
物によってはその伸縮性が必ずしも十分でない場合があ
り、例えば、該拭布をスポンジ状をした柔軟な押圧部材
に取り付けて、家具や置物のように凹凸のある被清掃物
に押し付けて清掃するような場合に、それらの窪みに沿
って上記押圧部材が凸形に折れ曲がると、その外面に取
り付けられている拭布は当然伸長することになるが、従
来の拭布は、押圧部材の湾曲の度合いが大きいとそれに
追随して十分伸長することができず、却って押圧部材の
変形を阻害して窪みに十分フィットすることができず、
該窪みの内底部等に拭き残しを生じることが多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単
な構成によって拭布の伸縮性を従来のものより大幅に高
め、被清掃物に対するフィット性を向上させることにあ
る。
【0005】本発明の他の課題は、伸縮性の高い拭布を
使用することにより、被清掃物に対するフィット性を高
めた清掃具を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、繊維を必要な厚さに積層して相互
に交絡させた不織布により形成され、該不織布における
繊維の配列に方向性を持たせることにより、該繊維の配
列方向と直交する方向の伸縮性を高めてあることを特徴
とする清掃用拭布が提供される。
【0007】また、本発明によれば、被清掃物の表面形
状に応じて変形可能な柔軟性素材からなる押圧部材と、
該押圧部材に着脱自在の清掃用拭布とを有し、該拭布
が、繊維を必要な厚さに積層して相互に交絡させた不織
布により形成され、該不織布における繊維の配列に方向
性を持たせることにより、該繊維の配列方向と直交する
方向の伸縮性を高めてあることを特徴とする清掃具が提
供される。上記拭布には着塵剤を含浸させることができ
る。
【0008】このように本発明によれば、不織布を構成
する繊維の配列に方向性を持たせるという簡単な手段に
よって、拭布の伸縮性を上記繊維の配列方向と直交する
方向に著しく高めることができ、この結果、該拭布の被
清掃物に対するフィット性が向上し、清掃能力も向上す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る拭布の一実施
例を示すもので、この拭布1は、繊維2を必要な厚さに
積層して相互に交絡させることにより得られた不織布に
よって、所望の大きさ及び形状を持つように形成されて
いる。
【0010】上記不織布は、一般の不織布と同様の製
法、例えば、細径の繊維を目の細かい金網板上に必要な
厚さ(0.3〜1mm程度)積層し、これにノズルから
の高圧水の噴射(ウオータージェット)やニードルによ
る穿孔等を施すことによって上記繊維を相互に絡ませる
方法や、積層した繊維を接着剤や熱溶着あるいは縫製等
によって部分的に接着する方法等により形成されるが、
その際に、上記繊維の配列に方向性を持たせることによ
り、該不織布、従って拭布1を、上記繊維の配列方向と
直交する方向に伸縮し易くしている。図示した例では、
繊維2を主としてB−B方向に向けて配列させることに
より、それと直交するA−A方向の伸縮性を高めてい
る。なお、繊維2の配列方向であるB−B方向の伸縮性
は小さい。
【0011】上記拭布1のA−A方向の伸縮の度合い
は、不織布の繊維が全方向に不規則に配列して交絡して
いる従来の拭布に比べて非常に大きく、通常で2〜数倍
程度である。
【0012】この結果、例えば該拭布1を直接手に持っ
て被清掃物を清掃する場合でも、柔軟な押圧部材を介し
て被清掃物に押し付けて清掃する場合でも、該拭布1が
被清掃物の凹凸形状や押圧部材の湾曲形状等に応じて自
在に伸縮するため、被清掃物に良くフィットし、凹凸の
隅々まで確実に清掃することができ、拭き残しを生ずる
ことがない。
【0013】上記不織布を構成する繊維2としては、レ
ーヨンや綿あるいはナイロン(登録商標)等の親水性繊
維や、ポリプロピレンやアクリルあるいはポリエステル
等の親油性繊維が、単独で又は混合して使用される。一
つの好適な具体例では、親水性繊維であるレーヨンと、
親油性繊維であるポリプロピレン及びアクリルとが、混
合して使用される。このように親水性繊維と親油性繊維
とを混合して使用することにより、水性の汚れと油性の
汚れを両方拭き取ることができる。
【0014】上記繊維2の太さには特に制限はないが、
好ましくは繊維径が1〜30μmの極細繊維を使用する
ことであり、より好ましくは、繊維径の異なる繊維を混
合して使用することである。具体的には、繊維径が10
〜30μmの極細繊維と1〜9μmの超極細繊維とを混
合して使用することが好ましい。
【0015】このように、異なる太さの繊維を混合して
使用することにより、大径の繊維で拭布1としての必要
な強度と清掃能力とを保ちながら、小径の繊維でより微
細な塵埃や汚れ等を確実に除去することができ、高い清
掃能力を保持させることができる。また、超極細繊維を
使用した場合には、該拭布1を合成樹脂発泡体からなる
スポンジ状の押圧部材や、基台に繊維を植設したブラシ
状の押圧部材等に取り付けて使用する場合に、超極細繊
維がこれらの押圧部材の表面の凹凸や繊維等に絡着する
ことによって拭布1が該押圧部材に確実に係止するた
め、その取り付けが簡単になる。
【0016】上記拭布1には、必要に応じて着塵剤を含
浸させることができる。この場合の着塵材とは、化学的
な薬剤だけでなく、水分をも含むものである。
【0017】図2〜図4は、上記拭布1を使用する清掃
具の代表的なものを幾つか例示するものである。図2に
示す第1実施例の清掃具3Aは、拭布1と該拭布を取り
付けるための清掃具本体4Aとからなっていて、該清掃
具本体4Aが、合成樹脂発泡体等の軟質素材からなる押
圧部材5Aそのものによって形成され、この押圧部材5
Aを直接手に持って拭布1を被清掃物に押し付けて清掃
するものである。
【0018】図3に示す第2実施例の清掃具3Bは、清
掃具本体4Bが、握柄7Bを備えたヘッドプレート6B
と、該ヘッドプレート6Bの下面に取り付けられた合成
樹脂発泡体等の軟質素材からなる押圧部材5Bとによっ
て構成され、この押圧部材5Bに拭布1を取り付けて被
清掃物を清掃するものである。
【0019】図4に示す第3実施例の清掃具3Cは、清
掃具本体4Cが、握柄7Cを備えたヘッドプレート6C
と、該ヘッドプレート6Cの下面に取り付けられたブラ
シ製の押圧部材5Cとによって構成され、この押圧部材
5Cで拭布1を被清掃物に押し付けて清掃するものであ
る。
【0020】上記各実施例の清掃具3A〜3Cにおい
て、柔軟な押圧部材5A〜5Cが被清掃物の凹凸形状に
応じて種々に変形すると、それに追随して拭布1が自由
に伸縮できるため、これらの押圧部材5A〜5C及び拭
布1が被清掃物に良好にフィットし、凹凸の隅々まで確
実に清掃することができる。
【0021】上記清掃具における清掃具本体の構造は、
各実施例に示したもの以外であっても良い。例えば、ス
リッパの底に合成樹脂発泡体等の軟質素材からなる押圧
部材を取り付けたものであっても、合成樹脂発泡体等の
軟質素材で手袋状の押圧部材を形成し、この押圧部材を
清掃具本体としたものであっても良い。
【0022】上記清掃具における拭布1の形状は、各押
圧部材の形状や使用方法等に応じてそれぞれに適した任
意の形とすることができる。また、上記拭布を押圧部材
に取り付ける場合、必要に応じて面ファスナー等の固定
手段を清掃具本体の適宜位置に取り付け、この固定手段
で拭布を固定するようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】このように本発明によれば、不織布を構
成する繊維の配列に方向性を持たせるという簡単な手段
によって、拭布の伸縮性を上記繊維の配列方向と直交す
る方向に著しく高めることができ、これにより、該拭布
の被清掃物に対するフィット性が向上し、凹凸部分であ
っても拭き残しを生じることなく確実に清掃することが
でき、清掃能力も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る拭布の一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】図1の拭布を使用した清掃具の第1実施例を示
す側面図である。
【図3】図1の拭布を使用した清掃具の第2実施例を示
す側面図である。
【図4】図1の拭布を使用した清掃具の第3実施例を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 拭布 2 繊維 3A,3B,3C 清掃具 5A,5B,5C
押圧部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維を必要な厚さに積層して相互に交絡さ
    せた不織布により形成され、該不織布における繊維の配
    列に方向性を持たせることにより、該繊維の配列方向と
    直交する方向の伸縮性を高めてあることを特徴とする清
    掃用拭布。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の拭布において、該拭布に
    着塵剤を含浸させたもの。
  3. 【請求項3】被清掃物の表面形状に応じて弾性変形可能
    な柔軟性素材からなる押圧部材と、該押圧部材に着脱自
    在の清掃用拭布とを有し、該拭布が、繊維を必要な厚さ
    に積層して相互に交絡させた不織布により形成され、該
    不織布における繊維の配列に方向性を持たせることによ
    り、該繊維の配列方向と直交する方向の伸縮性を高めて
    あることを特徴とする清掃具。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の清掃具において、上記拭
    布に着塵剤を含浸させたもの。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006095154A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Uni Charm Corp 清掃用シート
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