JP2002143065A - 清掃具および清掃シート - Google Patents

清掃具および清掃シート

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JP2002143065A
JP2002143065A JP2001252989A JP2001252989A JP2002143065A JP 2002143065 A JP2002143065 A JP 2002143065A JP 2001252989 A JP2001252989 A JP 2001252989A JP 2001252989 A JP2001252989 A JP 2001252989A JP 2002143065 A JP2002143065 A JP 2002143065A
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cleaning
sheet
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section
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JP2001252989A
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Makoto Ichikawa
真 市川
Shigeru Koizumi
茂 小泉
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Lion Corp
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Lion Corp
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 清掃シートを無駄なく使用でき、使い易い清
掃具を提供する。 【解決手段】 清掃部12は、断面形状が基台部側12
aよりも中央部12bが厚くなりかつ該中央部12bか
ら先端部へかけて徐徐に細くなるよう弾性素材で形成さ
れ、清掃部12の基台部側尾端12aから中央部12b
にかけて屈曲可能になり(屈曲部22)、この清掃部1
2の中央部12bから先端部12cを外周面に清掃シー
ト18を取り付けるシート装着部16とし、該装着部1
6に清掃シート18を取り付けた状態で床面などの対象
部の清掃をするようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、清掃シートを取り
付けて拭き掃除・掃き掃除などに用いる清掃具および清
掃シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、清掃用のシート(清掃シート)を
取り付けて掃除に用いる清掃具としては、特開平10−
276957号公報に記載されるように、取付け基板の
周囲に復元力を有するシート状のウレタン発泡体を二つ
折りにして取り付けた掻き出し部を設け、全体を厚板状
に形成、この掻き出し部の周面に掃除シートを取り付け
て掃除するようにしたものがある。また、特開平7−8
434号公報や、特開平7−303589号公報のよう
に弾性素材をモップや清掃用シートの取付け部材にした
ものがある。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の掃除具で清掃していっても、基部近くは清掃シート
を清掃対象面に押し当てることができないので、清掃シ
ートの一部しか清掃面に当たらなくなる。このため、清
掃シートの使用しない部分が多く無駄が多くなり、ま
た、すぐに清掃シートを交換する必要が生じていた。ま
た、清掃部に清掃シートを取り付けて、清掃部の線状の
角部で清掃シートを押し付けたときには、その角部に対
応して線状に清掃シートで埃や汚れを取るが、埃や汚れ
の付く面積が小さいので直ぐに拭き取りが悪くなる。こ
のため、清掃シートの取り付け位置を変えたり、清掃シ
ート自体を取り換えたりする必要が頻繁に生じるので、
清掃シートの使用しない部分が多く無駄が多くなり、ま
た、すぐに清掃シートを交換する必要が生じ手間がかか
るものであった。また、清掃用シートを取り付けて用い
る清掃具では様々なシートの留め方が提案されている
が、途中で外れるなどしてシートが十分に使用できない
ことがあった。例えば、シートを清掃部にスリットを形
成してシートを差し込むタイプのものでは(実開平5−
5061号)では、シートが清掃時に摩擦を受けること
で力が加わり、抜け取れるときがあった。また、シート
装着具を用いてシートを差し込むタイプのものでは(実
開平6−62960号)、抜け取れる問題は軽減するが
指に当たるなどの不具合がある。さらには、シート装着
具を用いてシートを挟むタイプのものは、抜け取れる問
題は軽減するが装着に手間が掛かったり、スプリング式
のものでは装着に手指に力が必要になる。
【0004】なお、清掃シートの押し当てのみでは、床
面のごみの掃き寄せや掃き出しができず、不都合であっ
た。また、前記公報記載の技術では、弾性素材の取付け
部材では特開平7−303589号公報の図6に示され
るように、押し付けによって全体的に曲がるが取付け部
材の弾性力が強いと力の弱いユーザーではこのような使
用状態にしにくく、一方、取付け部材の弾性力を弱くす
るとシートの押し当て力が弱くなり、拭きとり清掃がう
まくできない状態になる。また、取付け部材は、全体的
に無理に曲げることになるので耐久性が低い恐れがあ
る。
【0005】本発明は、前記の問題点に鑑みてなされた
ものであって、清掃シートを無駄なく使用でき、かつ取
り換えの頻度を減らせる、使い易い清掃具および清掃シ
ートを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、各請求項の発明は次の構成を有する。すな
わち、請求項1の発明は、剛性の有る基台部に清掃部が
取り付けられた清掃具において、清掃部は断面形状が基
台部側よりも中央部が厚くなりかつ該中央部から先端部
へかけて徐徐に(例えばほぼテーパー状に)細くなるよ
う弾性体で形成され、この清掃部の基台部側端から中央
部にかけて屈曲可能になり該清掃部の中央部から先端部
を外周面に清掃シートを取り付けるシート装着部とし、
該装着部に清掃シートを取り付けた状態で対象部の清掃
をするようにしたことを特徴とする清掃具である。
【0007】本発明によれば、清掃部は断面形状で基台
部側よりも中央部が厚くなるので中央部よりも基台部側
が曲がり易く、「腰」のある使用状態になる。それと共
に中央部が曲がりにくくなるので中央部から先が一体で
揺動可能になり、床面などの対象面上に箒のようにして
移動させることができ、ゴミの掃き寄せ・掃き出しの用
に供することができる。また、前記の中央部から先端部
へかけての装着部は先端部へかけて徐徐に細くなるので
両側面がほぼ斜めのテーパー面になる。このため、シー
トを装着した状態で清掃部を清掃対象面に押し付ける
と、基台部側が曲がり、清掃部側面でシートを清掃対称
面に十分に押し当てることができ、シートの全面を十分
に清掃の用に供することが可能になる。したがって、シ
ートを無駄なく使用できる。
【0008】また、請求項2の発明では、清掃部の断面
形状が少なくとも中央部から先端部へかけて徐徐に細く
なるよう形成された清掃部を有する清掃具において、清
掃部はその基台部側端から先端部の外周面に清掃シート
を取り付けるシート装着部とし、清掃部の一部もしくは
清掃部以外の部分に清掃シートの留め部を少なくとも1
つ有し、該シート留め部は少なくとも1つの鋭角の突起
に清掃シートを係止するものであり、該シート留め部に
清掃シートを係止した状態で対象部の清掃をするように
したことを特徴とする清掃具である。
【0009】この発明によれば、清掃部または基台部に
1つ以上の鋭角な突起を有するシート留め部を1つ以上
設けて、この留め部の突起にシートを引っ掛けてシート
を確実に固定することができる。したがって、シートが
使用途中で外れて使用できなくなることが無く、シート
を無駄なく使用できる。また、シートをワンタッチで留
めることができ、便利である。
【0010】また、請求項3の発明は、清掃部の断面形
状が少なくとも中央部から先端部へかけて徐徐に細くな
るよう形成された清掃部を有する清掃具において、清掃
部はその基台部側端から先端部の外周面に清掃シートを
取り付けるシート装着部とし、清掃部の一部もしくは清
掃部以外の部分に清掃シートの留め部を少なくとも1つ
有し、該シート留め部は弾性板状部材が1以上のスリッ
トで区画形成された複数の爪部間にシートを挟んで係止
するものであり、前記装着部に清掃シートを取付けかつ
前記シート留め部に清掃シートを係止した状態で対象部
の清掃をするようにしたことを特徴とする清掃具であ
る。
【0011】この発明によれば、清掃部の一部もしくは
清掃部以外の部分に清掃シートを留める留め部を少なく
とも一つ有し、この留め部でシートを確実に固定するこ
とができる。したがって、シートが使用途中で外れて使
用できなくなることが無く、シートを無駄なく使用でき
る。また、シートをワンタッチで留めることができ、便
利である。また、前記のシート留め部は弾性板状部材が
1以上のスリットで区画形成された複数の爪部間にシー
トを挟んで係止するので、板状部材にスリットが形成さ
れているという簡単な構造であるので、安価かつ簡単に
作成できる。
【0012】なお、前記留め部の掃除具への取付けは、
取付け部に穴(貫通穴あるいは未貫通穴のいずれでもよ
い)を形成しその穴を塞ぐように弾性板状部材を装着す
る。この場合に、この板状部材そのものを直接的に穴に
取り付けるようにしても、あるいは、板状部材から筒状
あるいは楔状の挿着部材を一体または別体に延ばして、
その挿着部材を前記穴に挿入し取り付けるようにして
も、いずれでも良い。
【0013】また、請求項4の発明は、清掃部の断面形
状が少なくとも中央部から先端部へかけて徐徐に細くな
るよう形成された清掃部を有する清掃具において、清掃
シートは、各清掃面に対向した状態で清掃部に装着され
るシートであり、かつ、装着状態で清掃部先端部に対応
する部分から前方部にはシートが複数重ねられた部分を
有することを特徴とする清掃シートである。
【0014】この発明によれば、清掃時において、清掃
対象部に一枚のシートだけではなく複数枚のシートが当
たり効率良く清掃ができる。シートが重ねられた部分は
1枚のシートを折り重ねて接着・熱融着・縫製・綴じる
など種々の方法で止めたものにすることが好適である。
【0015】なお、基台部にちりとりを一体に着脱自在
に装着すれば、必要に応じてちりとりを外して、掃き集
めたゴミをちりとりに掃き集めて該ゴミを捨てることが
容易にできる。このようにすれば、別体のちりとりを用
意しなくても好きなときにちりとりを用いることがで
き、掃除作業性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は実施形態1に係る清掃
具の外観図、図2は要部説明図、図3はシート取付け部
の説明図図4は使用状態説明図、図5は他の実施形態の
説明図である。
【0017】図1、図2に示すように、剛性の有る基台
部10の一側(下部側)に清掃部12が取り付けられた
清掃具であり、基台部10の他側(上部側)には筒状に
立設した取付け部14に柄20を差し込んで固定するよ
うになっている。
【0018】前記清掃部12は、断面形状が基台部側の
尾端部12aよりも中央部12bが厚くなりかつ該中央
部12bから先端部12cへかけて徐徐に(例えばほぼ
テーパー状に)細くなるよう、清掃部12全体で断面矢
印形状に弾性体で一体に形成されたものである。そし
て、この清掃部12の基台部側尾端12aから中央部1
2bにかけて屈曲可能になり(この部分を以下屈曲部2
2という)、この清掃部12の中央部12bから先端部
12cを外周面に清掃シート18を取り付けるシート装
着部16とし、該装着部16に清掃シート18を取り付
けた状態で床面などの対象部の清掃をするようにしたも
のである。
【0019】図1、図2に示すように、前記清掃部12
は、断面矢印形状であるが、先端部12cがとがって稜
線の形成された断面矢印形状になっている。なお、本発
明の清掃部はこの実施形態の断面形状に限定されず、図
5に示す他の実施形態のように、(a)に示す尾端12
aから中央部12bまで徐徐に広がるコマ状、(b)に
示す矢印形状の先端部12cを丸くしたもの、(c)に
示す長い矢印状、(d)に長いコマ状(e)に示す中央
部が広がった矢印状など種々に変形実施できる。また、
先端は、二点鎖線で示すように、稜線を無くして丸くし
てもよい。
【0020】前記清掃部12は、弾性素材(発泡ウレタ
ン、ゴム、エラストマー、発泡EVA、発泡ポリエチレ
ンなど)を用いることができる。また、シート装着部1
6と屈曲部22とは同一素材で一体成形しても、別体の
ものを固着して一体化してもよい。
【0021】清掃部12へのシート18の取付けは、図
2に示すように、装着部16にシート18を巻きつけて
適宜の方法で固定する。装着方法としては、図3に示す
ように、清掃部12または基台部10に1つ以上の鋭角
な突起26を有するシート留め部24を1つ以上設け
て、この留め部24でシート18を固定する。
【0022】実施形態のシート留め部24は、装着部の
肩部に4箇所設けており、各留め部24は、概略矩形
(その他の形状でもよい)のプレートの一辺を切り込ん
で凹部28を形成したものであり、(e)や(d)に示
すように、この凹部28に向けて2乃至それ以上の個数
の突起26を突出形成したものである。凹部28は指が
入る大きさであり、前記留め部24は、突起26の有る
部分を残して清掃部12に固定している。また、特に、
図3(b)に示すように、z軸方向を0°としてz−y
面で角度を動かしたとき、表面側から裏面側にかけて9
0〜270°に突起が延びているのが好適である。さら
に、135〜225°がよい。そして、(e)と(f)
に示すように、指で凹部28で突起26に挿すようにシ
ート18を押し込み突起26にシート18を引っ掛け
て、かつ、留め部24と清掃部12間で挟みこんで固定
する。
【0023】したがって、清掃時にシートが引っ張られ
るときにはシートが前記突起26に引っ掛かりシートが
外れるのを防ぐ。また、シートが撓むときには挟み込み
と引っ掛かりでシートが外れるのを防ぐ。この他、清掃
部が柔軟性を有していてもシートは外れない。また、清
掃部の形状によらずに、シートが装着でき、シートが外
れない。
【0024】他の取付け方法としては、図3(a)に示
すように、シート装着部16の段状に張り出した部分の
上面部に切り込み30を入れて、その切り込み30にシ
ート18を差し込んで固定する。
【0025】さらには、基台部10にちりとり32を一
体に着脱自在に装着することが好ましい。この場合、図
2の(c)に示すように、基台部10から取付け部14
にかけてほぼT字形状に凹所34を設け、この凹所34
に対応してほぼT字形状ちりとり32を形成しておき、
その凹所34にちりとり32を取り外し可能にはめ込ん
で取付ける。
【0026】なお、柄20は清掃具の収容性向上の観点
から取付け部14に着脱可能に取り付けることが好まし
く、さらには、柄20は複数に分割した部分をつなぎ合
わせて不使用時にばらして収容性をさらに向上させるこ
とができる。また、基台部10への清掃部12の取付け
固定は種々の方法で行い得る。
【0027】実施形態の清掃具においては、図1に示す
ように、清掃部12全体で断面矢印形状に弾性体で形成
され、この清掃部12は断面形状が基台部側尾端12a
よりも中央部12bが厚くなるので中央部よりも基台部
側屈曲部22が曲がり易く、弾性素材の選定や屈曲部2
2の厚さ設定により適度の「腰」のある使用状態にな
る。また、前記の中央部12bから先端部12cへかけ
ての装着部16は先端部へかけて徐徐に細くなるので側
面が斜めになる。このため、図4に種種に示すように、
シート18を装着した状態で清掃部12を清掃対象面に
押し付けると、基台部側屈曲部22が曲がり、清掃部1
2側面でシート18を清掃対称面に十分に押し当てるこ
とができ、シート18を十分に清掃の用に供することが
できる。
【0028】すなわち、前記清掃具の使用態様として
は、図4(a)のように清掃部12を屈曲部22から曲
げて片手で拭くように床面を拭く。図4(b)に示すよ
うに、柄20を立てて掃くように使用する。そして、部
屋の隅などは清掃具を立てた状態で先端部で拭きかつ掃
き出すように使用する。さらには、ちりとり32を基台
部10から外して掃き寄せた塵や埃をちりとり32に掃
き入れて塵などを捨てる。
【0029】また、中央部が曲がりにくくなるので、清
掃部を床面などの清掃対象部に押し付けると屈曲部22
で曲がり中央部12bから先が一体で揺動可能になり、
(b)に示すように、対象面上に箒のようにして移動さ
せることができ、大きなごみの掃き寄せ・掃き出しの用
に供することができる。
【0030】さらには、基台部10にちりとり32を一
体に着脱自在に装着すれば、必要に応じてちりとり32
を外して、掃き集めたゴミをちりとりに掃き集めて該ゴ
ミを捨てることが容易にできる。このようにすれば、別
体のちりとりを用意しなくても好きなときにちりとり3
2を用いることができ、掃除作業性が向上する。ちりと
り32は皿状の塵受け部32aと取手部32bからな
る。
【0031】本発明の第2実施形態について説明する。
この第2実施形態は、図6、図7に示すように、清掃部
40の断面形状が少なくとも中央部40bから先端部4
0cへかけて徐徐に細くなるよう形成された清掃部40
を有する清掃具において、清掃シート42は、各清掃面
(清掃部側面)44に対向した状態で清掃部40に装着
されるシート42であり、かつ、装着状態で清掃部先端
部に対応する部分から前方部にはシート42が複数重ね
られた部分を有する。
【0032】詳細には、第2実施形態に係る清掃部40
は、屈曲可能な弾性体でも、屈曲し難い剛体でもいずれ
でも良い。剛体の場合、清掃部40の基部40aには前
記第1実施形態の基台部10を設けずに直接柄20を取
り付けることができる。また、清掃部40は図6のよう
に基部40aよりも中央部40bが厚い形状の他、図7
に示すように基部40aから中央部40bさらには先端
部40cにかけて徐徐に細くなる断面三角形形状のもの
でも良い。
【0033】実施形態2にかかるシート42について説
明する。図8は比較例のシート46であって、(a)に
示すように、四角形の平面形状を呈した通常のシート4
6を、(b)に示すように、そのまま清掃部40に両清
掃面44を覆う。この比較例においては、清掃時には、
清掃部40先端部40cで対象面を拭くと比較例のシー
ト46は該先端部40cに対応する狭い部分46aだけ
が当たり清掃が良好に行い難くかつシート使用率が低く
なる。
【0034】そこで、本発明のシートを、図9〜図11
に示す。図9のシート42Aは、(a)に示すように、
二つ折りにして重なったシートに折り目部分近くからあ
る程度端部側に引っ込んだ箇所にシール部分(熱シール
など)48を設けて、(b)に示すように、シール部分
38から先に帯状の重なり部分50を設けてシートが二
重になるようにし、シート42Aを清掃部40に装着し
て清掃中でも重なりが外れないようになっている。図1
0のシート42Bは、(a)に示すように、重なり部分
50を2以上設けた清掃シートであって、シートが2枚
以上合わせられている事に相当する。これは、(c)に
示すように、シート42Bを何回も折ってその折った部
分を上からヒートシール(シール部分48)して止めた
ものである。(b)に示すように、重なり部分50はは
たき状になって自由に揺動あるいは振り回るようになっ
て、清掃時には、対象面を広い範囲に清掃できる。図1
1のシート42Cは、(a)に示すように、重なり部分
50には切込み52を複数入れてこの重なり部分50を
シート幅方向に複数の部分に分けたものである。この重
なり部分50は複数の部分が自由に揺動あるいは振りま
わるようになり、より一層清掃時には、対象面を広い範
囲に効率よく清掃できる。
【0035】実施形態2にかかる清掃部40は、図6に
示した清掃具を用いて、図12〜図13に示すように、
その基部40aから先端部40cの外周面(清掃面)4
4に清掃シート42(42A〜42Cを含む)を取り付
けるシート装着部とし、清掃部40に清掃シート42の
留め部54を両側部に少なくとも1つ有しており、該シ
ート留め部54は弾性板状部材56が1以上のスリット
58で区画形成された複数の爪部56a間にシート42
を挟んで係止するものである。そして、前記装着部に清
掃シート42を取付けかつ前記シート留め部54に清掃
シート42を係止した状態で対象部の清掃をするように
したものである。
【0036】前記留め部54は、種々の形態を採り得る
ものであり、図12(a)、(b)に示すように、留め
部54は清掃部40の基部40aに設けた貫通孔60、
未貫通穴62に概略筒状の留め部54と一体的なベース
64を差込んで接着などで固定することができる。ま
た、図13(a)、(b)に示すように、前記の貫通孔
60、未貫通穴62を直接塞ぐよう板状部材56を設け
ても良い。
【0037】前記板状部材56の例を図14と図15に
示す。図14の(a)のように上下に長軸が向いた楕円
形状、(b)の円形形状、(c)の左右に長軸が向いた
楕円形状などでも良く、(d)の六角形形状、(e)の
八角形形状、(f)の概略三角形形状などの多角形形状
でも良く、(g)の長円形形状、(h)のひし形形状、
(i)の矢印形形状、(j)の長方形形状、(k)の下
開き扇形、(l)の上開き扇形形状など何れの形状でも
良い。
【0038】また、板状部材56は、図15の(a)〜
(c)に示すように、スリット58は上下あるいは左右
に非対称形状でも良く、また、(b)に示すように、ス
リットが幅広に形成されていても良い。そして、スリッ
ト58は、上記の場合のように放射状に線が延びるよう
に形成したものの他、(d)に示すように、スリット5
8を矩形の波型に形成したり(シートを入れやすく引っ
掛けやすくするため、内側に向けて爪部曲がっていても
良い。)、(e)に示すように一本の横方向のスリット
58に松葉状に広がって繋がるスリット58の形状とし
ても良い。
【0039】また、板状部材56の清掃部40への取付
けは、図13の(a)に示すように、基部40a側面で
あっても、中央部40bの後面側であっても何れでも良
い。図13の(b)に示すように、留め部54は、複数
の板状部材56を並べて一体化したような矩形板材とし
ても良い。
【0040】前記板状部材56のベース64は、図16
(a)に示すように、前記板状部材56の周縁から連続
して筒状に延びる一体成形し、あるいは、(b)に示す
ように、筒状のベース64に板状部材56を接着・固定
し一体化して、図12(a)のように貫通孔60あるい
は未貫通孔62に挿着しても良い。また、(c)に示す
ように、概略三角錐形状のベース64に板状部材56を
接着・固定して前記図12(b)の未貫通穴62に嵌め
込んでも良い。
【0041】なお、本発明は、前記第1実施形態、第2実
施形態に限定されないことはもちろんである。例えば図
17に示すように、清掃具において、断面槍先状の清掃
部12を基台部10に固着し、この基台部10上部に螺
子止め構造により脱着自在に柄を設ける。この柄には、
一体のものあるいは、各部が螺合により自在に分割でき
る構造の柄20を用いることができる。また、シート1
8を板状部材56の放射溝の形成された留め部54に差
込んで係止して止めるようにしてもよい。
【0042】また、シートの構造は、前記図8および図9
の各例を用いることできる。そして、シートは、各使用目
的によって、各種の材質・構造のものを使用できる。例
えば、本発明の清掃具をフロア用に用いるときには、通
常使用される不織布、例えばスパンレース、ニードルパン
チ、スパンボンド、メルトブロー、サーマルボンド(エア
スルー、サーモカレンダー)、ケミカルボンド、乾式パル
プ等各種製造方法で作られた不織布が用いられる。これ
に埃や汚れがシートに付いたときの視認性を向上させる
ために各種の薬剤が塗布、噴霧、含浸等されたものも用
いることができる。
【0043】また、絨毯の汚れ取り用にはウェットシー
トが好適である。例えば、芯鞘構造〜PET(外:低融
点)/PET(内:高融点)〜のスパンレース不織布が
好適である。鞘部分(外)の素材の融点が110℃程度
以下のものでスパンレース、ニードルパンチなどの製法
で作られる不織布をエアスルーやヒートエンボスロー
ル、ヒートロールなどで130〜140℃で処理したも
のが毛羽立ちの抑制の点で好適である。これに対して、
前記と同様の不織布を110〜120℃の処理温度した
ものでは、絨毯用としては、毛羽立抑制・汚れ付きの点
で、不十分なものであった。また、絨毯の毛取り用(人の
髪の毛、ペットの毛などの取る)には、第1例として材質
がポリエステルで、製法がフレンチパイルとニットの一
種で、編みあがり後に起毛機でフロント糸を引き出して
ループ地を作るものを用いることができる。第2例とし
て材質がナイロンで、上記の製法処理を行った後でルー
プを梳くなどして密度を減らして、毛取り効果の向上を
図るものを用いることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、清
掃シートを無駄なく使用でき、使い易いという効果を奏
する。また、清掃シートを用意且つ確実に係止して固定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態にかかる清掃具の外観図で、(a)は
全体図、(b)は清掃部付近の要部の屈曲説明図であ
る。
【図2】実施形態の清掃具の要部説明図で、(a)はシ
ート装着説明図、(b)は装着状態図、(c)はちりと
り部の着脱説明図である。
【図3】シート取付け部の説明図で、(a)清掃部全体
図、(b)はシート留め部の斜視図、(c)は平面図、
(d)は他のシート留め部の説明図、(e)はシートの
留め方の説明図、(f)はシートを留めた状態の断面説
明図である。
【図4】清掃具の使用状態説明図である。
【図5】(a)〜(e)は清掃部の他の各実施形態の説
明図である。
【図6】(a)、(b)実施形態2にかかる清掃具の一
例を説明する側面図、正面図である。
【図7】(a)、(b)実施形態2にかかる清掃具の他
の例を説明する側面図、正面図である。
【図8】(a)は比較例の未加工シートの説明図、
(b)は比較例シートの清掃部装着状態説明図である。
【図9】(a)は実施形態2に係る一例のシートの説明
図、(b)は該シートの清掃部装着状態説明図である。
【図10】(a)は実施形態2に係る他の例のシートの
説明図、(b)は該シートの清掃部装着状態説明図であ
る。
【図11】(a)は実施形態2に係る他の例のシートの
説明図、(b)は該シートの清掃部装着状態説明図であ
る。
【図12】(a)、(b)はそれぞれ実施形態2に係る
清掃部のシート留め部の一例の説明図である。
【図13】(a)、(b)はそれぞれ実施形態2に係る
清掃部のシート留め部の他の例の説明図である。
【図14】(a)〜(l)はそれぞれシート留め部の板
状部材の各例の説明図である。
【図15】(a)〜(e)はそれぞれシート留め部の板
状部材のさらに各例の説明図である。
【図16】(a)〜(c)はシート留め部の各例の説明
図である。
【図17】本発明のさらに他の実施形態にかかる清掃具
の説明図であり、(a)は全体説明図、(b)は要部説
明図である。
【符号の説明】
10 基台部 12 清掃部 16 装着部 18 清掃用のシート 22 屈曲部 24 シート留め部 26 突起 28 凹部 40 清掃部 42、42A、42B、42C シート 48 シール部分 50 重なり部分 52 切り込み 54 シート留め部 56 弾性板状部材 58 スリット 60 貫通孔 62 未貫通孔 64 ベース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台部に清掃部が取り付けられる清掃具
    において、清掃部は、断面形状が少なくとも中央部から
    先端部へかけて徐徐に細くなるよう弾性素材で形成さ
    れ、この清掃部の基台部側端から中央部にかけて屈曲可
    能になり、中央部から先端部を外周面に清掃シートを取
    り付けるシート装着部とし、該装着部に清掃シートを取
    り付けた状態で対象部の清掃をするようにしたことを特
    徴とする清掃具。
  2. 【請求項2】 清掃部の断面形状が少なくとも中央部か
    ら先端部へかけて徐徐に細くなるよう形成された清掃部
    を有する清掃具において、 清掃部はその基台部側端から先端部の外周面に清掃シー
    トを取り付けるシート装着部とし、清掃部の一部もしく
    は清掃部以外の部分に清掃シートの留め部を少なくとも
    1つ有し、該シート留め部は少なくとも1つの鋭角の突
    起に清掃シートを係止するものであり、該シート留め部
    に清掃シートを係止した状態で対象部の清掃をするよう
    にしたことを特徴とする清掃具。
  3. 【請求項3】 清掃部の断面形状が少なくとも中央部か
    ら先端部へかけて徐徐に細くなるよう形成された清掃部
    を有する清掃具において、 清掃部はその基台部側端から先端部の外周面に清掃シー
    トを取り付けるシート装着部とし、清掃部の一部もしく
    は清掃部以外の部分に清掃シートの留め部を少なくとも
    1つ有し、該シート留め部は弾性板状部材が1以上のス
    リットで区画形成された複数の爪部間にシートを挟んで
    係止するものであり、前記装着部に清掃シートを取付け
    かつ前記シート留め部に清掃シートを係止した状態で対
    象部の清掃をするようにしたことを特徴とする清掃具。
  4. 【請求項4】 清掃部の断面形状が少なくとも中央部か
    ら先端部へかけて徐徐に細くなるよう形成された清掃部
    を有する清掃具において、 清掃シートは、各清掃面に対向した状態で清掃部に装着
    されるシートであり、かつ、装着状態で清掃部先端部に
    対応する部分から前方部にはシートが複数重ねられた部
    分を有することを特徴とする清掃シート。
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