JPH10225048A - 減速機付き小型モータ - Google Patents

減速機付き小型モータ

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JPH10225048A
JPH10225048A JP3305297A JP3305297A JPH10225048A JP H10225048 A JPH10225048 A JP H10225048A JP 3305297 A JP3305297 A JP 3305297A JP 3305297 A JP3305297 A JP 3305297A JP H10225048 A JPH10225048 A JP H10225048A
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JP
Japan
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motor
power supply
supply line
side terminal
case
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Application number
JP3305297A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Nakabashi
宏明 中橋
Kazuyuki Yamamoto
和幸 山本
Hirosuke Makiguchi
宏祐 牧口
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Mabuchi Motor Co Ltd
Original Assignee
Mabuchi Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減速機付き小型モータに供給される電流を流
す給電線の接続部には、コネクタによりモータの電気的
入力部に接続するコネクタ接続タイプと、芯線をモータ
の電気的入力部に固着するハーネスタイプとがあるが、
どちらのタイプの給電線であっても接続可能な電気的入
力部を有するモータが求められていた。 【解決手段】 減速機付き小型モータに供給される電流
を流す給電線をモータ側端子67に電気的に接続するた
めの電気的入力部70をギアケース24に設け、モータ
側端子67が配設されている電気的入力部70は、コネ
クタ接続タイプの給電線16aを接続するために設けら
れコネクタ71用のアダプタ72を装着する第1の接続
手段73と、ハーネスタイプの給電線16bを接続する
ために設けられ、モータ側端子67に芯線74が電気的
に接続された給電線16bの接続部を収納し且つ給電線
を案内支持する第2の接続手段75とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は減速機付き小型モー
タに係り、特に、自動車のパワーウィンド,電動サンル
ーフ及びワイパなど自動車用電装機器(以下、電装機器
と記載)等に使用される減速機付き小型モータの電気的
入力部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】減速機付き小型モータ(以下、モータと
記載)は、前記電装機器などに従来から広く使用されて
おり、モータの標準化及び共通化,モータへの給電線の
接続作業の簡略化,製造工程や在庫管理の簡略化等が求
められている。
【0003】実開昭61−114953号公報,特公平
3−34554号公報,特開平6−38449号公報,
特開平6−269145号公報及び実公平6−4995
6号公報などにモータが開示されている。モータにおい
ては、モータ部のモータケースが減速機部のギヤケース
に取付けられてモータ部のモータ軸を回転させ、その出
力を減速機部を介して出力して電装機器などを駆動す
る。
【0004】モータに供給される駆動用電流を流す給電
線は、モータの電気的入力部に接続される。ところが、
給電線の接続部の形状及び構造は規格化されておらず多
種多様である。即ち、自動車のメーカ又は車種などによ
ってそれぞれ異なった接続部の給電線が使用されてお
り、統一されていないのが現実である。給電線は、その
接続部の構成により例えば後述するいわゆるコネクタ接
続タイプやハーネスタイプなどに分類される。そのた
め、モータの電気的入力部を、給電線の接続部の構成に
適合するように構成する必要があるが、前記各公報には
この対策に関する技術については開示されていない。
【0005】図14は、従来の減速機付き小型モータに
ハーネスタイプの給電線を接続した状態を示す正面図
で、一部を断面で示している。図示する減速機付き小型
モータ(モータ)1において、モータ部2のモータケー
ス3が減速機部4のギヤケース5に取付けられており、
モータ部2のモータ軸6の出力を、減速機部4を介して
出力するようになっている。
【0006】このモータ1に供給される電流を流すハー
ネスタイプの給電線7が、モータ側端子8に電気的に接
続されている。このタイプの給電線7の接続部9は、給
電線7の芯線9aが、モータ側端子8に半田付け又はか
しめ等で固着されるようになっている。給電線7は、モ
ータケース3に設けられたグロメット形状のシール部3
aを通り、ギヤケース5の内部に入ってモータ側端子8
に接続されている。
【0007】したがって、この給電線7を接続する場合
には、モータケース3とギヤケース5とを接合する前
に、予め給電線7をシール部3aに通してモータ側端子
8に接続しておく必要がある。その結果、組立の完了し
たモータ1では、給電線7がモータ部品の一つになる。
【0008】ハーネスタイプの給電線には、上述のよう
に接続部の芯線9aをモータ側端子8にモータ内部で接
続する構成のものがあるが、この他に、モータケース又
はギヤケースの外部に電気的入力部を設けて、モータ組
立完成前又は完成後に、給電線を電気的入力部のモータ
側端子に接続する構成のものもある。さらに、給電線の
接続部がコネクタによりモータ側端子に接続される構成
のいわゆるコネクタ接続タイプの給電線もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、いろいろ
な種類の給電線があるのに対して、図14に示す従来の
モータ1の電気的入力部の構成では、図示するハーネス
タイプの給電線7以外の給電線を接続することはできな
かった。したがって、給電線7以外のモータ単体(即
ち、モータ部2と減速機部4)は共通であっても、給電
線7の形状や長さ等が異なると、この形状等にそれぞれ
対応させるために、モータ1にそれぞれ所望の給電線を
接続した状態の完成品にしてこれを在庫管理しなければ
ならない。その結果、完成したモータ1が多種多様化す
ることになり、モータの標準化,共通化はできない。し
たがって、製造工程が複雑化し、給電線7など種類の異
なる部品や他のモータ部品及びモータ完成品の在庫管理
も複雑化していた。
【0010】また、電気的入力部の構成上、このモータ
1にコネクタ接続タイプの給電線を接続することはでき
ない。さらに、給電線7をシール部3aに通す作業が煩
雑なので、製造工程で手間と時間がかかり、さらに、シ
ール部3aにおける防水性の信頼性に問題が生じる可能
性があった。特に、モータ1をパワーウィンドに使用す
る場合には、この防水性は重要な要件である。
【0011】その他の従来のモータの電気的入力部とし
て、前記ハーネスタイプの給電線を接続する場合に、ギ
ヤケースの外部に電気的入力部を設けて、モータ組立完
了後に給電線を接続するものも提案されている。このモ
ータの場合には、給電線を接続しないモータ単体の状態
で在庫管理することができ、ある程度のモータの標準
化,共通化は可能である。しかし、コネクタ接続タイプ
の給電線をモータの電気的入力部に接続することができ
ないので、接続可能な給電線の種類がハーネスタイプに
限定されてしまう。
【0012】さらに別の従来のモータの電気的入力部と
して、モータ側コネクタをモータケースに一体的に形成
したものも提案されている。この場合には、モータの完
成後に、コネクタ接続タイプの給電線のコネクタをモー
タ側コネクタに装着すれば、給電線はモータに電気的に
接続される。しかしながら、上述のように、給電線側の
コネクタの形状及び構造は自動車メーカ又は車種等によ
って異なっているので、モータ側コネクタは所定の給電
線専用の構成にする必要があり、このタイプのモータ側
コネクタの接続にはフレキシビリティがない。
【0013】したがって、給電線側コネクタの種類にそ
れぞれ対応する電気的入力部を有する多種類のモータを
製造する必要があり、モータの標準化,共通化ができ
ず、製造工程が複雑化し、モータ部品及びモータ完成品
の在庫管理も複雑になっていた。さらに、モータ側コネ
クタをモータケースに一体化したので、モータケースと
ギヤケースとの間のシールの他に、モータ側コネクタと
モータケース及びギヤケースとの間のシールも考慮する
必要がある。したがって、シール構造が複雑になり、防
水性の信頼性も低下する恐れがあった。
【0014】このように、従来のモータの電気的入力部
の構成では、給電線の接続部の構成に影響されてモータ
が多種多様化することになり、モータ自体の標準化及び
共通化ができなかった。その結果、モータの製造工程や
在庫管理において、モータ部品やモータ完成品が余った
り不足したりする事態が生じていた。また、モータの防
水信頼性を高めるのが難しかった。
【0015】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、モータ側端子に接続される給電線がコネ
クタによる接続,及び芯線の固着による接続のいずれの
構成の場合でも、給電線をモータに容易に接続すること
ができる電気的入力部を有する減速機付き小型モータを
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の減速機付き小型モータは、モータ部のモー
タケースが減速機部のギヤケースに取付けられて前記モ
ータ部のモータ軸の出力を前記減速機部を介して出力す
る減速機付き小型モータにおいて、このモータに供給さ
れる電流を流す給電線をモータ側端子に電気的に接続す
るための電気的入力部を、前記モータケース及び前記ギ
ヤケースのいずれか一方に設けている。そして、前記モ
ータ側端子が配設されている前記電気的入力部は、接続
部のコネクタにより前記モータ側端子に接続される構成
の前記給電線を接続するために設けられ前記コネクタ用
の連結部材を装着する第1の接続手段と、接続部の芯線
を前記モータ側端子に固着する構成の前記給電線を接続
するために設けられ、前記モータ側端子に前記芯線が電
気的に接続された前記給電線の前記接続部を収納し且つ
前記給電線を案内支持する第2の接続手段とを備えてい
る。
【0017】好ましい具体的態様として、前記電気的入
力部は、有底中空状の突出部を前記モータケース及び前
記ギヤケースのいずれか一方に一体的に突出形成すると
ともに前記突出部の底部から前記モータ側端子を内部空
間に突出させて構成されている。前記第1の接続手段
は、前記突出部を構成するとともに前記連結部材が装着
される側壁部と、この側壁部に形成され前記連結部材の
被係止部に係合して前記連結部材を保持するための係止
部とを有し、且つ、前記連結部材に設けられた補助端子
を介して前記モータ側端子と前記コネクタとを電気的に
接続している。前記第2の接続手段は、前記給電線の前
記接続部を前記内部空間に収納する前記突出部と、前記
側壁部に形成されて前記給電線を案内支持する支持部と
を有している。
【0018】好ましくは、前記モータケースは、内周面
に磁石が取付けられた有底中空筒状のハウジングと、こ
のハウジングの開口部に取付けられ且つ前記ギヤケース
の収納部に装着される蓋部材とを備え、前記ギヤケース
には前記突出部が一体的に形成され、前記蓋部材には一
対の前記モータ側端子が前記モータ軸の中心軸線方向と
平行に且つ蓋部材から外方に突出して配置され、前記蓋
部材を前記ギヤケースの前記収納部に装着する時に前記
モータ側端子が通過するとともに前記蓋部材の装着後は
前記底部のほぼ中央部から前記モータ側端子を前記内部
空間に突出して配置させる一対のスリット部が、前記突
出部に形成されている。
【0019】なお、例えば、前記モータケースには、前
記モータ軸の前記中心軸線方向と平行な面を形成する一
対の第1のフラット部が互いに平行に形成され、前記モ
ータ側端子は前記両方の第1のフラット部のなす両方の
平面の間に位置するとともにこの第1のフラット部と平
行に配置され、前記ギヤケースには、前記モータ軸の前
記中心軸線方向と平行な面を形成し且つ前記第1のフラ
ット部と平行な一対の第2のフラット部が互いに平行に
形成され、前記突出部は前記両方の第2のフラット部の
なす両方の平面の間に位置するとともにこの第2のフラ
ット部と平行に配置されている。これにより、自動車の
バッテリーから前記給電線及び前記モータ側端子を介し
て供給される電流によりモータが回転して、前記自動車
のパワーウィンド等を駆動することができる。
【0020】一つの好適な具体的態様に係る減速機付き
小型モータは、モータ部のモータケースが減速機部のギ
ヤケースに取付けられて前記モータ部のモータ軸の出力
を前記減速機部を介して出力し、自動車のバッテリーか
ら給電線を介して供給される電流により前記モータ軸を
回転させてパワーウィンドを駆動する減速機付き小型モ
ータにおいて、前記モータケースは、内周面に磁石が取
付けられた有底中空筒状のハウジングと、このハウジン
グの開口部に取付けられ且つギヤケースの収納部に装着
され、前記給電線に電気的に接続される一対のモータ側
端子が前記モータ軸の中心軸線方向と平行に且つ外方に
突出して配置された蓋部材とを備えている。前記モータ
ケースには、前記モータ軸の前記中心軸線方向と平行な
面を形成する一対の第1のフラット部が互いに平行に形
成され、前記ギヤケースには、前記モータ軸の前記中心
軸線方向と平行な面を形成し且つ前記第1のフラット部
と平行な一対の第2のフラット部が互いに平行に形成さ
れ、底部及びこの底部と一体的な側壁部を有する有底中
空状の突出部が、前記ギヤケースの前記両方の第2のフ
ラット部のなす両方の平面の間に位置して前記ギヤケー
スに一体的に突出形成されるとともに前記第2のフラッ
ト部と平行に配置され、前記蓋部材を前記ギヤケースの
前記収納部に装着する時に前記モータ側端子が通過する
とともに前記蓋部材の装着後は前記突出部の前記底部の
ほぼ中央部から前記モータ側端子を前記突出部の内部空
間に突出して配置させる一対のスリット部が、前記突出
部に形成されている。接続部のコネクタにより前記モー
タ側端子に接続される構成の前記給電線を接続する場合
には、前記コネクタに装着される連結部材が前記突出部
の前記側壁部に装着され、且つこの側壁部に形成された
係止部が前記連結部材の被係止部に係合して前記連結部
材を保持することにより、前記連結部材に設けられた補
助端子を介して前記モータ側端子と前記コネクタとを電
気的に接続している。接続部の芯線を前記モータ側端子
に固着する構成の前記給電線を接続する場合には、前記
モータ側端子に前記芯線が電気的に接続された前記給電
線の前記接続部を前記突出部の前記内部空間に収納する
とともに、前記側壁部に形成されたほぼU字状の溝部で
前記給電線を案内支持している。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
の一例を、図1乃至図13を参照して説明する。図1は
パワーウィンドの概略構成を示す説明図、図2は本発明
に係る減速機付き小型モータの正面図、図3は前記モー
タの内部構造を示す正面断面図、図4は前記モータの概
略組立斜視図である。
【0022】図5は、図2のV−V線方向から見た状態
を示す前記モータのモータ部の蓋部材側の内部構造図、
図6は前記モータの分解組立正面図、図7はモータ部を
示す側面図で、図6の VII−VII 線矢視図、図8は減速
機部を示す側面図で、図6のVIII−VIII線矢視図、図9
は前記モータの一部を断面で示す部分正面図である。
【0023】減速機付き小型モータは、例えば、自動車
の窓ガラスを自動的に開閉するパワーウィンド,車体の
天井部に取付けられる電動サンルーフ,フロントウィン
ドやリアウィンドに取付けられるワイパなど自動車用電
装機器(電装機器)を駆動するアクチュエータや、電装
機器以外の各種機器を駆動するアクチュエータ等に使用
される。
【0024】図1では、減速機付き小型モータ(モー
タ)11をパワーウィンド10に使用した場合を示して
いる。図1に示すように、パワーウィンド10におい
て、モータ11に駆動されてワイヤケーブル12が移動
すると、ワイヤケーブル12に係止されている窓ガラス
13が矢印Bに示すように昇降動作するようになってい
る。
【0025】自動車のバッテリー14から供給される駆
動用電流は、制御回路15によりオン,オフ制御及び
正,逆回転用の切替え制御がなされて、給電線16を介
してモータ11に供給される。モータ11は、前記電流
により正,逆方向に回転してパワーウィンド10を駆動
する。
【0026】パワーウィンド10に使用されるモータ1
1に要求される主な機能としては、例えば下記の項目が
挙げられる。 (1)雨天での運転時や洗車時等にモータ11に水がか
かることがあるので、防水性が十分であること。 (2)モータ11は自動車のドアの内部の狭いスペース
にアッセンブリされるので、モータ11の全体が薄型で
あること。 本発明では、給電線の接続作業の簡略化とモータの標準
化及び共通化を図り、また、防水性(前記機能(1))
を確保しながらモータ全体の薄型化(前記機能(2))
も図っている。
【0027】図2乃至図4に示すように、モータ11
は、モータ部20とモータ部20に取付けられた減速機
部21とを備えている。モータ部20のモータケース2
2に設けられたモータケース側取付け部であるフランジ
部23が、減速機部21のギヤケース24に設けられた
ギヤケース側取付け部25の端面26に、シール部材2
7を介して取付けられている。即ち、フランジ部23と
ギヤケース側取付け部25との間にはシール部材27が
介装されて取付けボルト30により締め付け固定されて
おり、これにより、モータ内部28には水が入りにくい
構造になっている。
【0028】弾力性のある材料で形成されたシール部材
27は、天然ゴムや合成ゴムなどゴム,又は合成樹脂等
により無端環状に一体的に形成されている。シール部材
27をゴム等により無端環状に形成したので、モータケ
ース22のフランジ部23とギヤケース側取付け部25
の端面26との間の接合部は平面状にシールされる。こ
れにより、接合部は、シール部材27により十分に密封
されることになり、モータ11の防水性が確保される。
【0029】モータ部20のモータ軸29の出力は、減
速機部21を介して出力される。モータ軸29の先端部
は、軸受31によりギヤケース24に回転自在に軸支さ
れており、モータ軸29にはウォーム32が取付けられ
ている。ギヤケース24の内部には、ウォーム32に噛
合するウォームホイール33が回転自在に設けられ、ウ
ォームホイール33の中心部には緩衝材(図示せず)等
を介して出力軸が取付けられている。
【0030】モータ部20は、モータケース22の内周
面50に取付けられた磁石51と、磁石51の内方に配
設された回転子54とを備えている。回転子54は、モ
ータケース22の内部に設けられて磁石51に対向し、
モータケース22に回転自在に支持されている。回転子
54は、回転中心となる中心軸線Cの方向に延びるモー
タ軸29と、モータ軸29にそれぞれ取付けられた電機
子52と整流子53とを備えている。
【0031】電機子52は、モータ軸29に取付けられ
たコア64に電機子巻線65がコイル状に巻回されて構
成されている。電機子巻線65は、整流子53に電気的
に接続されている。コア64は、磁石51の内周面に対
して所定のギャップを介してその内方に配置されてい
る。モータ軸29は、モータケース22に設けられた軸
受57,58により回転自在に支持されている。モータ
ケース22は、堅牢な構造を有する有底中空筒状のハウ
ジング59と、ハウジング59の開口部60に嵌合して
取付けられ且つギヤケース24の収納部35に装着され
る蓋部材61とを備えている。
【0032】ハウジング59は鋼など金属材料によって
形成され、蓋部材61は例えば樹脂材料又はその他の絶
縁材料により一体的に形成されている。ハウジング59
は、プレス成型などにより全体が一体的に形成されてお
り、フランジ部23もハウジング59に一体化してい
る。軸受57,58は、モータケース22の両端部にそ
れぞれ設けられている。一方の軸受57はハウジング5
9に、他方の軸受58は蓋部材61に、それぞれ取付け
られている。
【0033】モータケース22には、軸線C方向と平行
な面を形成する一対の第1のフラット部62が互いに平
行に形成されている。これと同様に、ギヤケース24に
も、軸線C方向と平行な面を形成し且つ第1のフラット
部62と平行な一対の第2のフラット部63が互いに平
行に形成されている。これにより、モータ11の全体を
薄型化している。ハウジング59の円筒状部は第1のフ
ラット部62と一体化しており、一対の磁石51は、円
筒状部の内周面50に固着されて対向配置されている。
磁石51は、例えばハードフェライトのような磁性材料
によってアークセグメント状に形成されている。
【0034】図3及び図5に示すように、蓋部材61に
は、カーボンなど導体の材料により形成された複数組
(例えば、二組)のブラシ55が、整流子53に摺動係
合して駆動用電流を流すように設けられている。ブラシ
55を保持するブラシアーム56は、モータケース22
の内部に取付けられている。即ち、ブラシアーム56の
一端部56aは、取付け鋲66など固定部材により蓋部
材61の内部に締結固定されている。
【0035】図3乃至図9に示すように、蓋部材61に
は、各ブラシアーム56にそれぞれ電気的に接続された
複数(例えば、一対)のモータ側端子67が取付けられ
ている。モータ側端子67は、モータ11に供給される
電流を流す給電線に電気的に接続されるようになってい
る。一対のモータ側端子67は、互いに平行に且つ蓋部
材61から外方に突出するとともに、第1,第2のフラ
ット部62,63と平行な方向に配置されている。ま
た、モータ側端子67は、モータケース22の第1のフ
ラット部62,62のなす両方の平面の間に位置してい
る。一対のモータ側端子67は、一対のブラシアーム5
6にそれぞれ電気的に接続されている。
【0036】給電線には、いろいろな種類の形状,構
造,長さのものがある。また給電線には、接続部のコネ
クタ71によるモータ側端子67への接続(いわゆる、
コネクタ接続タイプ)の給電線16aや、接続部の芯線
74を半田付け又はかしめ等によりモータ側端子67に
固着する接続(いわゆる、ハーネスタイプ)の給電線1
6bがある。給電線がいずれの種類及び接続部であって
も、モータ側端子67に容易に接続できるのが望まし
い。
【0037】そこで、本発明では、給電線をモータ側端
子67に電気的に接続するための電気的入力部を、モー
タケース22及びギヤケース24のいずれか一方に設け
ている。本実施形態では、モータ側端子67が配設され
ている電気的入力部70をギヤケース24に設けた。電
気的入力部70においては、内部空間86を形成する有
底中空状の突出部76が、モータケース又はギヤケース
(本実施形態では、ギヤケース24)に一体的に突出形
成され、モータ側端子67が、突出部76の底部77か
ら内部空間86に突出している。
【0038】突出部76は、底部77及びこの底部77
と一体的な断面矩形状の側壁部80を有している。突出
部76は、ギヤケース24の第2のフラット部63,6
3のなす両方の平面の間に位置してギヤケース24に一
体的に突出形成されるとともに、第1,第2のフラット
部62,63と平行に配置されている。
【0039】突出部76には、側壁部80から底部77
にかけて、一対のスリット部85が形成されている。ス
リット部85は、蓋部材61をギヤケース24の収納部
35に装着する時にはモータ側端子67が通過するとと
もに、蓋部材61の装着後は、モータ側端子67が突出
部76の底部77のほぼ中央部から内部空間86に突出
して配置するような形状に形成されている。
【0040】電気的入力部70は、第1の接続手段73
と第2の接続手段75とを有している。第1の接続手段
73は、コネクタ71によりモータ側端子67に接続さ
れるコネクタ接続タイプの給電線16aの接続に使用さ
れる。第1の接続手段73には、連結部材としてのアダ
プタ72が装着されるようになっている。コネクタ用の
アダプタ72は、コネクタ71の構成に対応した構成を
有しており、コネクタ71と第1の接続手段73に装着
されることにより、コネクタ71と電気的入力部70と
を連結するためのものである。なお、アダプタ72を、
コネクタ71と第1の接続手段73とに対してそれぞれ
着脱可能にするのが好ましい。
【0041】第1の接続手段73は、突出部76を構成
しアダプタ72が装着される断面矩形状の側壁部80
と、側壁部80に形成された係止部82とを有してい
る。係止部82は、アダプタ72の被係止部81に係合
してアダプタ72を保持するために複数(例えば、三
個)の爪状をなしている。そして、第1の接続手段73
は、アダプタ72に設けられた補助端子83を介して、
モータ側端子67とコネクタ71とを電気的に接続して
いる。
【0042】係止部82は、側壁部80の両側面部及び
この側面部と一体的な端面部80aの各外周面にそれぞ
れ一個ずつ(即ち、合計三個)一体的に形成されてい
る。なお、前記各外周面にそれぞれ形成される係止部8
2の個数を任意に(例えば、零,一個,二個等)選択す
ることにより、係止部の合計個数を一個又は二個以上の
複数個にしてもよい。また、他の実施形態に係る第1の
接続手段としては、突出部の側壁部に係止部を設けない
構成にして、連結部材をこの側壁部の内方又は外方に装
着するようにしてもよい。この場合には、連結部材を接
着剤やシール材等で側壁部に固着することにより保持す
るのが好ましい。
【0043】第2の接続手段75は、芯線74をモータ
側端子67に固着するハーネスタイプの給電線16bの
接続に使用される。第2の接続手段75は、給電線16
bの接続部を内部空間86に収納する突出部76と、側
壁部80の端面部80aの上縁部に形成され、給電線1
6bの二本の電線をそれぞれ案内支持するための支持部
としてのほぼU字状(V字状も含む)の二つの溝部84
とを有している。なお、この支持部としては、端面部8
0aに溝部84を形成する代わりに貫通孔を形成しても
よい。これにより、第2の接続手段75は、モータ側端
子67に芯線74が電気的に接続された給電線16bの
接続部を収納するとともに、給電線16bを案内支持す
ることになる。
【0044】突出部76の内部空間86を二つに仕切る
仕切壁87が、突出部76に、第2のフラット部63と
平行な方向に一体的に取付けられている。その結果、突
出部76は、仕切壁87により仕切られて左右対称の構
成になっているが、左右が非対称の構成であってもよ
い。即ち、各内部空間86には、スリット部85,溝部
84,モータ側端子67が配置される。
【0045】図10はモータ11の部分断面正面図であ
り、前記コネクタ71とは異なる構成のコネクタ71a
を有するコネクタ接続タイプの給電線16aを、モータ
11の電気的入力部70に接続するためにアダプタ72
aが装着された状態を示している。図11は図10のXI
−XI線矢視図で一部を断面で示している。
【0046】図10及び図11に示すように、コネクタ
接続タイプの給電線16aのコネクタの形状や構造には
いろいろな種類があるので、アダプタ72,72a(図
4,図10)は、コネクタ71,71aの種類に対応さ
せてそれぞれ準備されている。アダプタ72aの上部は
コネクタ71aに装着され、下部は電気的入力部70に
装着される。
【0047】アダプタ72aが電気的入力部70の側壁
部80に装着されると、アダプタ72a側の被係止部8
1aがモータ側の係止部82に係止されるとともに、ア
ダプタ72aの補助端子83の一端が、モータ側端子6
7に係合して電気的に接続される。さらに、アダプタ7
2aとコネクタ71aとが接続されると、補助端子83
の他端はコネクタ71aの端子(図示せず)に電気的に
接続される。これにより、モータ側端子67とコネクタ
接続タイプの給電線16aとは、補助端子83を介して
電気的に接続されることになる。
【0048】図12は、ハーネスタイプの給電線16b
の芯線74を、モータ11の電気的入力部70に接続し
た状態を示す部分平面図、図13は、突出部76の内部
空間86に、防水用の封止剤88を充填した状態を示す
部分平面図である。図12に示すように、給電線16b
の電線を、突出部76の溝部84から内部空間86に差
し込んで、半田付け又はかしめ等によりモータ側端子6
7に固着すれば、給電線16bとモータ側端子67とは
電気的に接続される。
【0049】防水性を要求されないモータの場合にはこ
のままでもよいが、パワーウィンド10用のモータ11
のように防水性が要求される場合には、給電線16bを
接続した後、防水対策を行う必要がある。そこで、図1
3に示すように、接続後に封止剤88を内部空間86に
充填すれば防水性は十分に確保される。
【0050】なお、図10及び図11において、コネク
タ接続タイプの給電線16aをアダプタ72aを介して
モータ側の電気的入力部70に接続した場合に、コネク
タ71aとアダプタ72aとの間及びアダプタ72aと
モータ側の電気的入力部70との間の各隙間にシール材
を介装させるか又は封止剤を充填すれば、防水性は十分
に確保される。
【0051】かかる構成のモータ11を有するパワーウ
ィンド10において、制御回路15からの制御信号によ
りバッテリー14から給電線16,16a又は16bを
介して供給された駆動用電流を、モータ側端子67,ブ
ラシアーム56,ブラシ55,整流子53を介して電機
子巻線65に流す。すると、一対の磁石51によって形
成されている磁界中に存在する回転子54に回転力が付
与されて、回転子54は正,逆方向に回転運動をする。
【0052】こうして、モータ部20を駆動してモータ
軸29を回転させると、その駆動トルクはウォーム32
に伝達され、次いで、ウォーム32からウォームホイー
ル33,緩衝材等及び出力軸の順に伝わって、出力軸が
回転する。これにより、パワーウィンド10のワイヤケ
ーブル12が移動して、窓ガラス13が自動的に開閉動
作を行う。
【0053】本発明によれば、コネクタ接続タイプの給
電線16a用の必要最小限の専用部品即ちアダプタ7
2,72a等を準備しておけばよい。そうすれば、コネ
クタ接続タイプ及びハーネスタイプのいずれの給電線1
6a,16bであっても、組立完了後のモータ11の電
気的入力部70に容易に接続することができる。コネク
タ接続タイプの給電線16aを接続する場合には、アダ
プタ72,72aを使用することにより電気的入力部7
0に接続可能になる。一方、ハーネスタイプの給電線1
6bを接続する場合には、モータ11の組立が完了した
後に電気的入力部70に接続することができる。
【0054】このように、本発明では、モータ11の電
気的入力部70に接続可能な給電線のタイプにフレキシ
ビリティがあることになる。したがって、給電線を接続
していないモータ単体の状態で在庫管理することがで
き、しかも、同じ構成のモータ単体に各種の給電線を後
で容易に接続することができる。
【0055】また、モータ11自体が標準化できるの
で、モータ部品やモータ完成品の共通化ができ、在庫す
べきモータ完成品の数を減らすことができる。その結
果、製造工程が簡略化されるとともに、モータ部品やモ
ータ完成品の在庫管理も簡略化され、少機種大量生産お
よび計画生産によるモータのコストダウンを実現でき
る。
【0056】図14に示す従来のモータ1の場合には、
給電線7をグロメット形状のシール部3aに通す作業が
必要であり、このシール部3aの防水性の問題もあっ
た。これに対して、本発明では、このようなグロメット
形状のシール部がないので、給電線の取付け作業が容易
になり且つシール構造が簡単で防水性も良好である。
【0057】電気的入力部70を、対向する第2のフラ
ット部63,63のなす両方の平面の間に配置したの
で、コネクタ接続タイプ及びハーネスタイプのいずれの
タイプの給電線をモータ11の突出部76に接続して
も、給電線は第2のフラット部63より外方には出な
い。また、通常、第1のフラット部62間の厚み寸法
は、第2のフラット部63間の厚み寸法より小さい。
【0058】したがって、モータ11全体の厚みは第2
のフラット部63間の寸法より厚くなることはないの
で、特に、モータの薄型化が要求されるパワーウィンド
10に使用する場合に好ましい。なお、モータをパワー
ウィンド以外の電装機器に使用する場合など、モータ全
体の厚みの制限が厳しくない場合には、モータの電気的
入力部70をモータの横方向(即ち、本実施形態の取付
け方向より軸線Cまわりに90度横に移動した方向)に
取付けてもよい。
【0059】モータ側端子67がモータ部20に設けら
れているので、モータ部20を減速機部21に取付ける
前に、モータ部20を単独で回転させて、モータ部20
単独の性能検査ができるので好ましい。なお、モータ側
端子が減速機部21に設けられた場合であってもよく、
また、モータ側の電気的入力部70は、減速機部21の
代わりにモータ部20に設けられた場合であってもよ
い。
【0060】本発明は、減速機付き小型モータであれ
ば、上述の直流モータのほか、交流モータ,ステッピン
グモータ等の他の形式のモータにも適用できる。なお、
各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0061】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、モ
ータ側端子に接続される給電線がコネクタによる接続,
及び芯線の固着による接続のいずれの構成の場合でも、
給電線を減速機付き小型モータの電気的入力部に容易に
接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パワーウィンドの概略構成を示す説明図であ
る。
【図2】図2乃至図13は本発明の実施形態の一例を示
す図で、図2は減速機付き小型モータの正面図である。
【図3】前記モータの内部構造を示す正面断面図であ
る。
【図4】前記モータの概略組立斜視図である。
【図5】前記モータのモータ部の蓋部材側の内部構造図
である。
【図6】前記モータの分解組立正面図である。
【図7】モータ部を示す側面図で、図6のVII−VII線矢
視図である。
【図8】減速機部を示す側面図で、図6のVIII−VIII線
矢視図である。
【図9】前記モータの一部を断面で示す部分正面図であ
る。
【図10】コネクタ接続タイプの給電線を前記モータの
電気的入力部に接続するためにアダプタが装着された状
態を示すモータの部分断面正面図である。
【図11】図10のXI−XI線矢視図で一部を断面で示し
ている。
【図12】ハーネスタイプの給電線を前記モータの電気
的入力部に接続した状態を示す部分平面図である。
【図13】突出部の内部空間に封止剤を充填した状態を
示す部分平面図である。
【図14】従来の減速機付き小型モータを示す正面図
で、一部を断面で示している。
【符号の説明】
10 パワーウィンド 11 減速機付き小型モータ 14 バッテリー 16,16a,16b 給電線 20 モータ部 21 減速機部 22 モータケース 24 ギヤケース 29 モータ軸 35 収納部 50 内周面 51 磁石 59 ハウジング 60 開口部 61 蓋部材 62 第1のフラット部 63 第2のフラット部 67 モータ側端子 70 電気的入力部 71,71a コネクタ 72,72a アダプタ(連結部材) 73 第1の接続手段 74 芯線 75 第2の接続手段 76 突出部 77 底部 80 側壁部 81,81a 被係止部 82 係止部 83 補助端子 84 支持部(溝部) 85 スリット部 86 内部空間 C 中心軸線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ部(20)のモータケース(2
    2)が減速機部(21)のギヤケース(24)に取付け
    られて前記モータ部のモータ軸(29)の出力を前記減
    速機部を介して出力する減速機付き小型モータにおい
    て、 このモータ(11)に供給される電流を流す給電線(1
    6,16a,16b)をモータ側端子(67)に電気的
    に接続するための電気的入力部(70)を、前記モータ
    ケース及び前記ギヤケースのいずれか一方に設け、 前記モータ側端子が配設されている前記電気的入力部
    は、 接続部のコネクタ(71,71a)により前記モータ側
    端子に接続される構成の前記給電線(16a)を接続す
    るために設けられ前記コネクタ用の連結部材(72,7
    2a)を装着する第1の接続手段(73)と、 接続部の芯線(74)を前記モータ側端子に固着する構
    成の前記給電線(16b)を接続するために設けられ、
    前記モータ側端子に前記芯線が電気的に接続された前記
    給電線の前記接続部を収納し且つ前記給電線を案内支持
    する第2の接続手段(75)とを備えたことを特徴とす
    る減速機付き小型モータ。
  2. 【請求項2】 前記電気的入力部(70)は、有底中空
    状の突出部(76)を前記モータケース及び前記ギヤケ
    ースのいずれか一方に一体的に突出形成するとともに前
    記突出部の底部(77)から前記モータ側端子を内部空
    間(86)に突出させて構成され、 前記第1の接続手段(73)は、前記突出部を構成する
    とともに前記連結部材が装着される側壁部(80)と、
    この側壁部に形成され前記連結部材の被係止部(81,
    81a)に係合して前記連結部材を保持するための係止
    部(82)とを有し、且つ、前記連結部材に設けられた
    補助端子(83)を介して前記モータ側端子と前記コネ
    クタとを電気的に接続し、 前記第2の接続手段(75)は、前記給電線の前記接続
    部を前記内部空間に収納する前記突出部と、前記側壁部
    に形成されて前記給電線を案内支持する支持部(84)
    とを有することを特徴とする請求項1に記載の減速機付
    き小型モータ。
  3. 【請求項3】 前記モータケースは、内周面(50)に
    磁石(51)が取付けられた有底中空筒状のハウジング
    (59)と、このハウジングの開口部(60)に取付け
    られ且つ前記ギヤケースの収納部(35)に装着される
    蓋部材(61)とを備え、 前記ギヤケースには前記突出部が一体的に形成され、 前記蓋部材には一対の前記モータ側端子が前記モータ軸
    の中心軸線(C)方向と平行に且つ蓋部材から外方に突
    出して配置され、 前記蓋部材を前記ギヤケースの前記収納部に装着する時
    に前記モータ側端子が通過するとともに前記蓋部材の装
    着後は前記底部のほぼ中央部から前記モータ側端子を前
    記内部空間に突出して配置させる一対のスリット部(8
    5)が、前記突出部に形成されていることを特徴とする
    請求項2に記載の減速機付き小型モータ。
  4. 【請求項4】 前記モータケースには、前記モータ軸の
    前記中心軸線方向と平行な面を形成する一対の第1のフ
    ラット部(62)が互いに平行に形成され、前記モータ
    側端子は前記両方の第1のフラット部(62)のなす両
    方の平面の間に位置するとともにこの第1のフラット部
    (62)と平行に配置され、 前記ギヤケースには、前記モータ軸の前記中心軸線方向
    と平行な面を形成し且つ前記第1のフラット部と平行な
    一対の第2のフラット部(63)が互いに平行に形成さ
    れ、前記突出部は前記両方の第2のフラット部のなす両
    方の平面の間に位置するとともにこの第2のフラット部
    と平行に配置され、 自動車のバッテリー(14)から前記給電線及び前記モ
    ータ側端子を介して供給される電流により回転して前記
    自動車のパワーウィンド(10)を駆動することを特徴
    とする請求項3に記載の減速機付き小型モータ。
  5. 【請求項5】 モータ部のモータケースが減速機部のギ
    ヤケースに取付けられて前記モータ部のモータ軸の出力
    を前記減速機部を介して出力し、自動車のバッテリーか
    ら給電線を介して供給される電流により前記モータ軸を
    回転させてパワーウィンドを駆動する減速機付き小型モ
    ータにおいて、 前記モータケースは、内周面に磁石が取付けられた有底
    中空筒状のハウジングと、このハウジングの開口部に取
    付けられ且つギヤケースの収納部に装着され、前記給電
    線に電気的に接続される一対のモータ側端子が前記モー
    タ軸の中心軸線方向と平行に且つ外方に突出して配置さ
    れた蓋部材とを備え、 前記モータケースには、前記モータ軸の前記中心軸線方
    向と平行な面を形成する一対の第1のフラット部が互い
    に平行に形成され、 前記ギヤケースには、前記モータ軸の前記中心軸線方向
    と平行な面を形成し且つ前記第1のフラット部と平行な
    一対の第2のフラット部が互いに平行に形成され、 底部及びこの底部と一体的な側壁部を有する有底中空状
    の突出部が、前記ギヤケースの前記両方の第2のフラッ
    ト部のなす両方の平面の間に位置して前記ギヤケースに
    一体的に突出形成されるとともに前記第2のフラット部
    と平行に配置され、 前記蓋部材を前記ギヤケースの前記収納部に装着する時
    に前記モータ側端子が通過するとともに前記蓋部材の装
    着後は前記突出部の前記底部のほぼ中央部から前記モー
    タ側端子を前記突出部の内部空間に突出して配置させる
    一対のスリット部が、前記突出部に形成され、 接続部のコネクタにより前記モータ側端子に接続される
    構成の前記給電線を接続する場合には、前記コネクタに
    装着される連結部材が前記突出部の前記側壁部に装着さ
    れ、且つこの側壁部に形成された係止部が前記連結部材
    の被係止部に係合して前記連結部材を保持することによ
    り、前記連結部材に設けられた補助端子を介して前記モ
    ータ側端子と前記コネクタとを電気的に接続し、 接続部の芯線を前記モータ側端子に固着する構成の前記
    給電線を接続する場合には、前記モータ側端子に前記芯
    線が電気的に接続された前記給電線の前記接続部を前記
    突出部の前記内部空間に収納するとともに、前記側壁部
    に形成されたほぼU字状の溝部(84)で前記給電線を
    案内支持することを特徴とする減速機付き小型モータ。
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