JPH10220286A - 金型鋳造製シリンダヘッドの冷却構造 - Google Patents

金型鋳造製シリンダヘッドの冷却構造

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JPH10220286A JP2698297A JP2698297A JPH10220286A JP H10220286 A JPH10220286 A JP H10220286A JP 2698297 A JP2698297 A JP 2698297A JP 2698297 A JP2698297 A JP 2698297A JP H10220286 A JPH10220286 A JP H10220286A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃焼室形成用凹部の上方で気筒配列方向に沿っ
て延びる第1冷却媒体通路と、シリンダヘッドの下面に
開口する第2冷却媒体通路と、第1および第2冷却媒体
通路間を結ぶ第3冷却媒体通路とがシリンダヘッドに設
けられ、第1および第2冷却媒体通路が中子により形成
され、第3冷却媒体通路が機械加工により形成される金
型鋳造製シリンダヘッドの冷却構造において、第3冷却
媒体通路の機械加工による形成に伴って生じるバリの第
1冷却媒体通路からの除去を容易とした上で、冷却効率
の向上を図る。 【解決手段】少なくとも第3冷却媒体通路251 ,25
2 の第1冷却媒体通路23への開口端で、第1冷却媒体
通路23の内面が波形の横断面形状を有するように形成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミダイキャス
ト等の金型鋳造製シリンダヘッドの冷却構造に関し、特
に、複数の燃焼室形成用凹部の上方で気筒配列方向に沿
って延びる第1冷却媒体通路と、各燃焼室用凹部を囲ん
でシリンダヘッドの下面に開口する第2冷却媒体通路
と、各気筒間で第1および第2冷却媒体通路間を結ぶ第
3冷却媒体通路とがシリンダヘッドに設けられ、第1お
よび第2冷却媒体通路が中子により形成され、第3冷却
媒体通路が機械加工により形成されるようにした、金型
鋳造製シリンダヘッドの冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる冷却構造は、たとえば実公
平1−188814号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第1および第2冷却媒
体通路間を結ぶ第3冷却媒体通路を第2冷却媒体通路側
からの機械加工により形成する際に、第3冷却媒体通路
の第1冷却媒体通路側の端部にバリが生じることが避け
られず、第1冷却媒体通路からバリを取除くことが必要
であるが、上記従来のものでは、第1冷却媒体通路が滑
らかな円形の横断面形状の外面を有する中子で形成され
ていることから、第3冷却媒体通路の第1冷却媒体通路
側の開口端で環状に連なったバリが生じ易く、第1冷却
媒体通路からのバリの除去が難しいものとなっていた。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、第3冷却媒体通路の機械加工による形成に伴
って生じるバリの第1冷却媒体通路からの除去を容易と
した上で、冷却効率の向上を図った金型鋳造製シリンダ
ヘッドの冷却構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、シリンダヘッドに、該シリ
ンダヘッドの下面に臨んで開口する複数の燃焼室形成用
凹部の上方で気筒配列方向に沿って延びる第1冷却媒体
通路と、前記各燃焼室用凹部を囲んでシリンダヘッドの
下面に開口する第2冷却媒体通路と、各気筒間で第1お
よび第2冷却媒体通路間を結ぶ第3冷却媒体通路とが設
けられ、第1および第2冷却媒体通路がシリンダヘッド
の鋳造成形時に中子により形成されるとともに第3冷却
媒体通路が鋳造成形後に第2冷却媒体通路側からの機械
加工により形成される、金型鋳造製シリンダヘッドの冷
却構造において、少なくとも第3冷却媒体通路の第1冷
却媒体通路への開口端で第1冷却媒体通路の内面が、波
形の横断面形状を有するように形成されることを特徴と
する。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、第3冷却媒体通路の第1冷却媒体通路への開口端
で波形の横断面形状を有するように第1冷却媒体通路の
内面が形成されるので、第3冷却媒体通路の第1冷却媒
体通路への開口端では、第3冷却媒体通路を形成するた
めの穿孔工具の進行方向に直角な平面で前記開口端が周
方向に不連続となり、穿孔工具による機械加工で生じる
バリが、環状に連なることはなく、バラバラに分かれて
比較的小さくなる。したがってバリを第1冷却媒体通路
からだけでなく、第3冷却媒体通路を経て第2冷却媒体
通路側からも除去することが可能となり、エアーブロー
等により比較的小さくなったバリを容易に除去すること
が可能となる。しかも第1冷却媒体通路が波形の内面を
少なくとも一部に有することにより、第1冷却媒体通路
を流通する冷却水等の冷却媒体とシリンダヘッドの接触
面積を比較的大きくすることが可能であり、冷却効率の
向上を図ることが可能となる。
【0007】また請求項2記載の発明の構成によれば、
上記請求項1記載の発明の構成に加えて、各気筒間に対
応する部分で第2冷却媒体通路には、シリンダヘッドの
下面からの高さを第2冷却媒体通路の他の部分よりも大
とした凹部が設けられ、第3冷却媒体通路の下端が前記
凹部に開口されることにより、第1および第2冷却媒体
通路間を結ぶ第3冷却媒体通路を比較的短くし、第3冷
却媒体通路の機械加工に要する時間を短縮することが可
能であり、しかもシリンダヘッドの下面に開口した第2
冷却媒体通路は第3冷却媒体通路に対応した部分のみが
深くなっているのであり、他の部分で第2冷却媒体通路
の深さが比較的浅くなっていることによってシリンダヘ
ッドおよびシリンダブロックの締付剛性の低下を防止す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0009】図1ないし図7は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1はシリンダヘッドの縦断面図であって
図2の1−1線断面図、図2は図1の2矢視底面図、図
3は図2の3−3線断面図、図4は図3の4−4線に沿
うシリンダヘッドの横断面図、図5は図4の5−5線断
面図、図6は図2の6矢視部拡大図、図7は図6の7−
7線断面図である。
【0010】先ず図1および図2において、このシリン
ダヘッド10は、たとえばアルミダイキャスト等の金型
鋳造により4気筒内燃機関用として形成されるものであ
り、該シリンダヘッド10には、各気筒にそれぞれ対応
した燃焼室を形成するための4つの燃焼室形成用凹部1
1…がシリンダヘッド10の下面に開口するようにして
設けられる。またシリンダヘッド10には、各燃焼室形
成用凹部11…にそれぞれ1つずつ対応する吸気ポート
12…と、各燃焼室形成用凹部11…にそれぞれ1つず
つ対応する排気ポート13…とが設けられており、各気
筒の配列方向と直交する方向すなわちシリンダヘッド1
0の幅方向に沿う一方側の第1側面10aに各吸気ポー
ト12…がそれぞれ開口され、前記幅方向に沿う他方側
であるシリンダヘッド10の第2側面10bに各排気ポ
ート13…がそれぞれ開口される。
【0011】またシリンダヘッド10には、各吸気ポー
ト12…と各燃焼室形成用凹部11…との間を結ぶ一対
ずつの吸気路14…と、各排気ポート13…と各燃焼室
形成用凹部11…との間を結ぶ一対ずつの排気路15…
とが設けられ、各吸気路14…の燃焼室形成用凹部11
…への開口端には吸気弁用弁座部材16…が、各排気路
15…の燃焼室形成用凹部11…への開口端には排気弁
用弁座部材17…がそれぞれ設けられる。
【0012】さらにシリンダヘッド10には、各燃焼室
形成用凹部11…に図示しない点火プラグの先端を突入
せしめるべく該点火プラグを装着するための複数のプラ
グ装着孔18…と、各吸気弁用弁座部材16…に着座可
能な吸気弁(図示せず)を案内するためのガイド筒19
…を圧入せしめるべく各気筒毎に2つずつ配置される圧
入孔20…と、各排気弁用弁座部材17…に着座可能な
排気弁(図示せず)を案内するためのガイド筒21…を
圧入せしめるべく各気筒毎に2つずつ配置される圧入孔
22…とが設けられ、これらの孔18…,20…,22
…は、シリンダヘッド10の金型鋳造後の機械加工によ
り穿孔される。
【0013】図3、図4および図5を併せて参照して、
シリンダヘッド10には、冷却水等の冷却媒体を流通せ
しめるために、第1冷却媒体通路23と、シリンダヘッ
ド10の下面に開口する第2冷却媒体通路24と、第1
および第2冷却媒体通路23,24間を結ぶ複数の第3
冷却媒体通路251 …,252 …とが設けられ、第1お
よび第2冷却媒体通路23,24がシリンダヘッド10
の鋳造成形時に中子により形成されるものであるのに対
し、第3冷却媒体通路251 …,252 …は、シリンダ
ヘッド10の鋳造成形後に第2冷却媒体通路24側から
の機械加工により形成される。
【0014】第1冷却媒体通路23は、シリンダヘッド
10の幅方向中央部における各燃焼室形成用凹部11…
の上方で各気筒の配列方向に沿って延びるように形成さ
れるものであり、気筒配列方向に沿うシリンダヘッド1
0の一端側で第1冷却媒体通路23の一端は開放され、
気筒配列方向に沿うシリンダヘッド10の他端側で第1
冷却媒体通路23の他端は閉じられる。而してシリンダ
ヘッド10には、第1冷却媒体通路23の一端を閉鎖す
る蓋部材(図示せず)が締結される。なお、第1冷却媒
体通路23は、シリンダヘッド10の鋳造成形時に中子
をシリンダヘッド10の気筒配列方向に沿う一端側に抜
くことにより形成されるものであり、抜き勾配を有する
ように形成されている。
【0015】第2冷却媒体通路24は、各燃焼室形成用
凹部11…をそれぞれ囲むようにしてシリンダヘッド1
0の下面に無端状に形成されるものであり、各気筒間に
対応する部分に一対ずつ配置される複数の凹部24a…
が、シリンダヘッド10の下面からの高さを第2冷却媒
体通路24の他の部分よりも大として、第2冷却媒体通
路24に設けられる。また気筒配列方向に沿うシリンダ
ヘッド10の一端側で第1および第2冷却媒体通路2
3,24間を結ぶ連通路26と、気筒配列方向に沿うシ
リンダヘッド10の他端側で第1および第2冷却媒体通
路23,24間を結ぶ連通路27とが、上下方向に延び
てシリンダヘッド10に設けられるものであり、第2冷
却媒体通路24を形成する中子に、前記各連通路26,
27を形成するピン状の部分が一体に設けられる。すな
わち両連通路26,27も、シリンダヘッド10の鋳造
成形時に中子により形成される。
【0016】各気筒の中心を結ぶ中心線に関してシリン
ダヘッド10の第1側面10a側に配置されている凹部
24a…に下端をそれぞれ開口させるとともに上端を第
1冷却媒体通路23に開口させる第3冷却媒体通路25
1 …が、上方に向うにつれて前記中心線側に近づくよう
に傾斜してシリンダヘッド10に設けられ、また前記中
心線に関してシリンダヘッド10の第2側面10b側に
配置されている凹部24a…に下端をそれぞれ開口させ
るとともに上端を第1冷却媒体通路23に開口させる第
3冷却媒体通路252 …が、上方に向うにつれて前記中
心線側に近づくように傾斜してシリンダヘッド10に設
けられる。これらの第3冷却媒体通路251 …,252
…は、図6で示すように、シリンダヘッド10の鋳造成
形後に穿孔工具30により穿孔される。
【0017】図7を併せて参照して、第1冷却媒体通路
23は、たとえば下方に向うにつれて幅を狭める略三角
形の横断面形状を有するようにしてシリンダヘッド10
に形成されるものであり、第1冷却媒体23の両側内面
には、第1冷却媒体通路23の長手方向に沿って延びる
円弧状の凸状28…と、第1冷却媒体通路23の長手方
向に沿って延びる円弧状の凹溝29…とが交互に連なる
ように形成される。而して第3冷却媒体通路251 …,
252 …の上端は、第1冷却媒体23の両側内面に開口
されるものであり、第3冷却媒体通路251 …,252
…の第1冷却媒体通路23への開口端では、第1冷却媒
体通路23の内面が波形の横断面形状を有するように形
成されることになる。
【0018】次にこの実施例の作用について説明する
と、第3冷却媒体通路251 …,25 2 …の第1冷却媒
体通路23への開口端では波形の横断面形状を有するよ
うに第1冷却媒体通路23の内面が形成されていること
により、第3冷却媒体通路25 1 …,252 …の第1冷
却媒体通路への開口端では、第3冷却媒体通路25
1 …,252 …を穿孔するための穿孔工具30の進行方
向に直角な平面で前記開口端が周方向に不連続となる。
したがって穿孔工具30による第3冷却媒体通路25 1
…,252 …の穿孔加工時に生じるバリが、環状に連な
ることはなく、バラバラに分かれて比較的小さくなる。
この結果、比較的小さくなったバリを第1冷却媒体通路
からだけでなく、第3冷却媒体通路を経て第2冷却媒体
通路側からも除去することが可能となり、エアーブロー
等により前記バリを容易に除去することができる。
【0019】しかも第1冷却媒体通路23が横断面形状
を波形とした内面を少なくとも一部に有することによ
り、第1冷却媒体通路23を流通する冷却水等の冷却媒
体とシリンダヘッド10の接触面積が比較的大きくな
り、冷却媒体によるシリンダヘッド10の冷却効率を向
上することができる。
【0020】また各気筒間に対応する部分で第2冷却媒
体通路24には、シリンダヘッド10の下面からの高さ
を第2冷却媒体通路24の他の部分よりも大とした凹部
24a…が設けられており、第3冷却媒体通路25
1 …,252 …の下端が凹部24a…に開口されている
ので、第3冷却媒体通路251 …,252 …を比較的短
くし、第3冷却媒体通路251 …,252 …の機械加工
に要する時間を短縮することが可能である。しかもシリ
ンダヘッド10の下面に第2冷却媒体通路24が開口し
た所謂オープンデッキ型のシリンダヘッド10にあって
も、第2冷却媒体通路24は第3冷却媒体通路25
1 …,252 …に対応した部分のみが深くなっているの
であり、他の部分では第2冷却媒体通路24の深さが比
較的浅くなっていることによってシリンダヘッド10お
よびシリンダブロック(図示せず)の締付剛性の低下を
防止することができる。
【0021】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0022】たとえば第1冷却媒体通路23の全内周面
が波形の横断面形状を有するように形成されていてもよ
く、そうすれば冷却効率をより一層向上することができ
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、第3冷却媒体通路の第1冷却媒体通路への開口端で
波形の横断面形状を有するように第1冷却媒体通路の内
面が形成されることにより、穿孔工具による機械加工で
生じるバリが比較的小さくなるようにして、バリを容易
に除去することが可能となり、また第1冷却媒体通路を
流通する冷却媒体とシリンダヘッドの接触面積を比較的
大きくして冷却効率の向上を図ることが可能となる。
【0024】また請求項2記載の発明によれば、第3冷
却媒体通路を比較的短くして第3冷却媒体通路の機械加
工に要する時間を短縮することができ、またシリンダヘ
ッドの下面に第2冷却媒体通路が開口しているにもかか
わらずシリンダヘッドおよびシリンダブロックの締付剛
性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダヘッドの縦断面図であって図2の1−
1線断面図である。
【図2】図1の2矢視底面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図3の4−4線に沿うシリンダヘッドの横断面
図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図2の6矢視部拡大図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【符号の説明】
10・・・シリンダヘッド 11・・・燃焼室形成用凹部 23・・・第1冷却媒体通路 24・・・第2冷却媒体通路 24a・・・凹部 251 ,252 ・・・第3冷却媒体通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 雅史 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 園田 俊也 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 金広 正毅 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッド(10)に、該シリンダ
    ヘッド(10)の下面に臨んで開口する複数の燃焼室形
    成用凹部(11)の上方で気筒配列方向に沿って延びる
    第1冷却媒体通路(23)と、前記各燃焼室用凹部(1
    1)を囲んでシリンダヘッド(10)の下面に開口する
    第2冷却媒体通路(24)と、各気筒間で第1および第
    2冷却媒体通路(23,24)間を結ぶ第3冷却媒体通
    路(251 ,252 )とが設けられ、第1および第2冷
    却媒体通路(23,24)がシリンダヘッド(10)の
    鋳造成形時に中子により形成されるとともに第3冷却媒
    体通路(251 ,252 )が鋳造成形後に第2冷却媒体
    通路(24)側からの機械加工により形成される、金型
    鋳造製シリンダヘッドの冷却構造において、少なくとも
    第3冷却媒体通路(251 ,252 )の第1冷却媒体通
    路(23)への開口端で、第1冷却媒体通路(23)の
    内面が波形の横断面形状を有するように形成されること
    を特徴とする金属鋳造製シリンダヘッドの冷却構造。
  2. 【請求項2】 各気筒間に対応する部分で第2冷却媒体
    通路(24)には、シリンダヘッド(10)の下面から
    の高さを第2冷却媒体通路(24)の他の部分よりも大
    とした凹部(24a)が設けられ、第3冷却媒体通路
    (251 ,25 2 )の下端が前記凹部(24a)に開口
    されることを特徴とする請求項1記載の金型鋳造製シリ
    ンダヘッドの冷却構造。
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