JPH10218738A - 毛髪化粧料 - Google Patents
毛髪化粧料Info
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- JPH10218738A JPH10218738A JP2761997A JP2761997A JPH10218738A JP H10218738 A JPH10218738 A JP H10218738A JP 2761997 A JP2761997 A JP 2761997A JP 2761997 A JP2761997 A JP 2761997A JP H10218738 A JPH10218738 A JP H10218738A
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- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
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Abstract
い乳酸又はその塩を含有する毛髪化粧料。 【効果】 この毛髪化粧料に光沢とボリューム感を与
え、櫛通り性を改善し、特にダメージにより乾燥性にな
った髪に用いたとき、光沢と柔軟性を与えることができ
る。
Description
し、詳細には毛髪に光沢とボリューム感を与え、櫛通り
性を改善し、特にダメージにより乾燥性になった髪に用
いたとき、光沢と柔軟性を与える毛髪化粧料に関する。
コンディションを整える、すなわち髪に光沢とボリュー
ム感を与え、櫛通りを改善したり柔軟性を与えるため、
近年、種々のヘアーコンディショニング組成物が用いら
れている。
毛髪にその成分を残存させるもの、及び塗布の後すすぐ
タイプのものがある。
−ヒドロキシ酸が注目され、ヨーロッパ特許662316号、
ドイツ特許29502426号等にそのコンディショニング効果
について開示されている。
ンディショニング効果が不十分であり、特にダメージに
より乾燥感の強い髪に用いた場合には、そのコンディシ
ョニング効果は不十分であった。
ュームを与え、櫛通り性を改善し、柔軟性を付与する毛
髪化粧料を提供することにある。
明者らは鋭意研究を行った結果、特定の乳酸、即ち、L
体の乳酸が通常使用されるDL−乳酸を含む他のα−ヒ
ドロキシ酸にはない、非常に高いコンディショニング効
果を有する事を見出し本発明を完成するに至った。
乳酸の含有率が高い乳酸又はその塩を含有する毛髪化粧
料を提供するものである。
乳酸又はその塩は、D−乳酸に対しL−乳酸の含有比率
が高いもの(以下、「L体高含有乳酸又はその塩」とい
うことがある)であり、その好ましい含有比率は60〜
100%であり、より好ましい含有比率は85〜100
%であり、特に好ましい含有比率は100%である。こ
のように、本発明における最も好ましいL体高含有乳酸
は100%L体の乳酸であるが、純粋なL−乳酸は徐々
に時間とともにラセミ化して、約85%のL−乳酸と約
15%のD−乳酸を含む平衡混合物になる傾向がある。
このような混合物も本発明組成物に有用である。
体で10%〜90%程度の乳酸を含有する水溶液として
購入可能であるが、D−乳酸に対しL−乳酸の含有比率
が高ければ、本発明組成物にこれらの溶液を使用するこ
とが最も簡便である。また、L−乳酸は植物を特定の醗
酵抽出することにより得られることが知られており、植
物の醗酵により得られるL−乳酸水溶液には、他のα−
ヒドロキシ酸が含まれる場合もある。
率は、常法に従い、乳酸の比旋光度を測定することによ
り求めることができ、当該含有比率60%はL体の光学
純度20%eeに相当する。
乳酸を各種の無機塩又は有機塩基との間で形成される塩
であれば特に制限されない。塩を形成する無機塩基の例
としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウ
ム、マグネシウムのようなアルカリ金属又はアルカリ土
類金属の水酸化物、酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩等が挙
げられる。また、アンモニウム塩、特に水酸化アンモニ
ウム、トリアルキル水酸化アンモニウム等も無機塩基と
して有用である。さらに、有機塩基としては、窒素含有
塩基、例えば一級、二級又は三級アミン;イミノ基、グ
アニジノ基、イミダゾリノ基、イミダゾリル基、ピリジ
ル基等の基を有する化合物;アミノ酸、ペプチド、タン
パク質等が挙げられる。
及びアリール基を有するアミン類が挙げられ、より好ま
しくはプロピルアミン、ジプロピルアミン、トリエチル
アミンのようなモノ、ジ又はトリアルキルのアミン;ア
ニリン、メチルアニリン、プロピルアニリンのようなア
リールアミン;モノアルカノールアミン、ジアルカノー
ルアミン、トリアルカノールアミン、アルキルアルカノ
ールアミン等が挙げられる。また、代表的なアミノ酸と
しては、例えばグリシン、アラニン、バリン、ロイシ
ン、イソロイシン、セリン、トレオニン、システイン、
シスチン、トリプトファン、オルニチン、カルノシン
(アラニル−ヒスチジン)、4−アミノブタン酸、シト
ルリン(α−アミノ−α−ウレイド吉草酸)等が挙げら
れ、最適なものは、リシン、ヒスチジン及びアルギニン
の塩基性アミノ酸である。さらに、塩基として、レシチ
ン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジル
セリン及びスフィンゴミエリン等も挙げられる。これら
の乳酸の塩は、当業者に公知の方法により製造すること
ができる。
乳酸又はその塩の配合量は0.005重量%以上であれ
ばよいが、その化粧料の形態により当該配合量を変化さ
せるのがより好ましい。すなわち、本発明の毛髪化粧料
をヘアブロー、ヘアスプレー、ヘアフォーム、スタイリ
ングローション、ヘアジェル、ヘアミスト等の洗い流さ
ないで使用する形態の場合には、より少量で効果が得ら
れる。この時のL体高含有乳酸又はその塩の配合量は組
成物全重量に対し0.005重量%以上、特に0.02
〜20重量%以上配合することにより高いコンディショ
ニング効果が発揮される。
リートメント等の洗い流して使用する形態の場合は、L
体高含有乳酸又はその塩の配合量は組成物全重量に対し
0.02重量%以上、特に0.05〜20重量%以上配
合することにより、より高いコンディショニング効果を
発揮する。
毛髪表面の汚れを除去することで、L体高含有乳酸の毛
髪への浸透を促進させコンディショニング効果を向上さ
せることができる。このため、毛髪表面の洗浄剤とし
て、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤又はノニオン
界面活性剤を使用することでよりL体高含有乳酸の効果
が向上する。該界面活性剤としては、例えば以下のもの
が挙げられる。
又は分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩。 (2)平均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基又はアルケニル基を有し、1分子内に平均0.5〜
8モルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
ブチレンオキサイド、エチレンオキサイドとプロピレン
オキサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比で、
あるいはエチレンオキサイドとブチレンオキサイドが
0.1/9.9〜9.9/0.1の比で付加したアルキ
ル又はアルケニルエーテル硫酸塩。 (3)平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニ
ル基を有するアルキル又はアルケニル硫酸塩。 (4)平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するオ
レフィンスルホン酸塩。 (5)平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するア
ルカンスルホン酸塩。 (6)平均10〜24の炭素原子を1分子中に有する飽
和又は不飽和脂肪酸塩。 (7)平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニ
ル基を有し、1分子中に平均0.5〜8モルのエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドが0.
1/9.9〜9.9/0.1の比で、あるいはエチレン
オキサイドとブチレンオキサイドが0.1/9.9〜
9.9/0.1の比で付加したアルキル又はアルケニル
エーテルカルボン酸塩。 (8)平均10〜20の炭素原子から成るアルキル基又
はアルケニル基を有するα−スルホン脂肪酸塩又はエス
テル。 (9)炭素数8〜24のアシル基、及び遊離カルボン酸
残基又はスルホン酸残基を有するN−アシルアミノ酸型
界面活性剤。 (10)炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基
又はそれらのエトキシレートを有するリン酸モノ又はジ
エステル型界面活性剤。 (11)炭素数8〜22の高級アルコール若しくはその
エトキシレートなどのスルホコハク酸エステル又は高級
脂肪酸アミド由来のスルホコハク酸エステル。 (12)炭素数8〜20の高級脂肪酸モノエタノールア
ミド又は、ジエタノールアミド又は、それらのエトキシ
レートなどのスルホン酸塩。 (13)炭素数8〜20のモノグリセライドのスルホン
酸塩。 (14)炭素数8〜20の高級脂肪酸とイセチオン酸と
の縮合物の塩。
しくはアシル基を有するα位付加型、2級アミド、若し
くは3級アミド型のイミダゾリン系両性界面活性剤。 (16)炭素数6〜24のアルキル基、アルケニル基若
しくはアシル基を有するカルボベタイン系、アミドベタ
イン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン
系、若しくはアミドスルホベタイン系両性界面活性剤。
キル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド又はブチレンオキサイドを付加し
たポリオキシアルキレンアルキルエーテル又はポリオキ
シアルキレンアルケニルエーテル。 (18)炭素数8〜20のモノグリセライドのエトキシ
レート。 (19)炭素数8〜20の高級脂肪酸ショ糖エステル。 (20)炭素数8〜20のアシル基を有するポリグリセ
リン脂肪酸エステル。 (21)炭素数8〜20の高級脂肪酸モノエタノールア
ミド又は、ジエタノールアミド又はそれらのエトキシレ
ート。 (22)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。 (23)炭素数8〜20のアシル基を有するポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル。 (24)炭素数8〜20のアシル基を有するポリオキシ
エチレンソルビット脂肪酸エステル。 (25)炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル
基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を有するアル
キルサッカライド系界面活性剤。 (26)炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル
基、アルケニル基を有するアルキルアミンオキサイド、
又はアルキルアミドアミンオキサイド。 (27)炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基
又はアルケニル基を有する多価アルコールのエーテル化
合物又はエステル化合物。
イオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金
属イオン、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類
金属イオン、アンモニウムイオン、炭素数2又は3のア
ルカノール基を1〜3個有するアルカノールアミン(例
えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、トリイソプロパノールアミンなど)
を挙げることができる。
を混合して配合することができ、組成物中の全重量に対
し好ましくは3〜60重量%、さらに好ましくは5〜3
0重量%配合される。
により、L体高含有乳酸の毛髪への吸着性が向上し、コ
ンディショニング効果がより向上する。
が挙げられる。 (1)炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル基を
有するイミダゾリン開環型4級アンモニウム塩。 (2)炭素数8〜24の、場合によっては酸素原子若し
くは酸アミド基によって中断されているか、又は水酸基
に置換されていてもよい直鎖又は分岐鎖のアルキル基又
はアルケニル基を有するモノ長鎖アルキル4級アンモニ
ウム塩。 (3)炭素数8〜24の、場合によっては酸素原子若し
くは酸アミド基によって中断されているか、又は水酸基
に置換されていてもよい直鎖又は分岐鎖のアルキル基又
はアルケニル基を有するジ長鎖アルキル4級アンモニウ
ム塩。 (4)分岐鎖を有する総炭素数8〜28の、場合によっ
ては酸素原子若しくは酸アミド基によって中断されてい
るか又は水酸基に置換されていてもよいアルキル基と、
直鎖の炭素数8〜22の場合によっては酸素原子若しく
は酸アミド基によって中断されているか又は水酸基に置
換されていてもよいアルキル基又はアルケニル基とを同
一分子内に有する、非対称型のジ長鎖アルキル基若しく
はアルケニル基を有する4級アンモニウム塩。
の全重量に対し好ましくは0.1〜10重量%、さらに
好ましくは0.5〜5重量%配合される。
チオンポリマー類、両性ポリマー類、シリコーン類、シ
リコーン誘導体等のコンディショニング剤を併用するこ
とができる。これらを併用することで、毛髪表面に皮膜
を作り、L体高含有乳酸の毛髪への吸着性を向上させ、
より高いコンディショニング効果が発揮される。
コーン誘導体としては特に限定されないが、例えば次の
(B−1)〜(B−9)に示すものが挙げられる。
る。
すものが挙げられる。
びdは合計で1〜500となる数を示す。〕
(B−3c)に示すものが挙げられる。
H6O)h-A (Aは水素原子又は炭素数1〜12のアルキル
基、g及びhは合計で1以上となるそれぞれ0〜50の整
数を示す)を示し、eは1〜2,000の整数を示し、fは
1〜1,000の整数を示す。〕
る。
基を示し、iは1〜500、好ましくは1〜250の数を示
し、jは1〜50、好ましくは1〜30の数を示す。〕
る。
の数を示す。〕
すものが挙げられる。
アルキレン基を示し、p及びqはそれぞれ1〜500、好
ましくは1〜200の数を示す。〕
すものが挙げられる。
を示し、R5は単結合又は炭素数1〜4のアルキレン基
を示し、R6は炭素数10〜16のアルキル基を示し、r及
びsはそれぞれ1〜500、好ましくは1〜200の数を示
す。〕
る。
示し、R8は単結合又は炭素数1〜6のアルキレン基を
示し、R9は炭素数1〜28、好ましくは12〜22のアルキ
ル基を示し、tは1〜3,000の整数を示し、u及びvは
合計で1〜500となる数を示す。〕
すものが挙げられる。
は、次の一般式(B−9c)で表されるものが挙げられ
る。
味を示す。〕 また、上記アミノ変性シリコーン(B−9c)の代表的
なものは次の一般式(B−9d)で表され、平均分子量
が3,000〜100,000のものであり、これはアモジメチコー
ン(Amodimethicone)の名称でCTFA辞典(米国,Cosmet
ic IngredientDictionary)第3版中に記載されてい
る。
す。〕 これらアミノ変性シリコーンは水性乳濁液として用いら
れることが好ましく、該水性乳濁液は、例えば特公昭56
-38609号公報に記載されている方法に従って、環状ジオ
ルガノポリシロキサンと、アミノアルキル基及びヒドロ
キシル基、ヒドロキシアルキル基、オキシアルキレン基
又はポリオキシアルキレン基を有するオルガノジアルコ
キシシランとを、第4級アンモニウム塩系界面活性剤及
び水の存在下に乳化重合することにより得られる。該水
性乳濁液中に含有されるアミノ変性シリコーンの量は通
常20〜60重量%、好ましくは30〜50重量%である。
の市販品としては、SM 8702C(東レ・シリコーン社
製)、DC 929(ダウ・コーニング社製)等が挙げられ
る。
体の粘度は5×105ポアズ以下が好ましく、特に2×105
ポアズ以下が好ましい。また、これらの成分は水性乳濁
液の形態でないものを水と界面活性剤を用いて水性乳濁
液として、使用することもできる。
のうち、特に好ましいものとしては、ジメチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル
変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等が挙げられ
る。これらの成分は、単独で又は2種以上を組合せて本
発明の洗浄剤組成物中へ配合することができる。、
しては、カチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱
粉、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル4級アンモ
ニウムホモポリマー、ジアリル4級アンモニウム塩とア
クリルアミドとの共重合物、ジアリル4級アンモニウム
塩とアクリル酸との共重合物、ジアリル4級アンモニウ
ム/アクリル酸/アクリルアミドの3成分からなる共重
合物、4級化ポリビニルピロリドン誘導体、ポリグリコ
ールポリアミン縮合物等が挙げられる。これらのうち、
カチオン化セルロース誘導体、ジアリル4級アンモニウ
ムホモポリマー、ジアリル4級アンモニウム塩とアクリ
ルアミド及び/又はアクリル酸との共重合物が好まし
い。
えば次の一般式(C−1)で表されるものが好ましい。
残基を示し、aは50〜20,000の整数を示し、各R19はそ
れぞれ次の一般式(C−2)で表される置換基を示す。
レン基を示し、b1及びd1はそれぞれ0〜10の整数を
示し、c1は0〜3の整数を示し、R22は炭素数1〜3
のアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基を示し、R
23、R24及びR25はそれぞれ炭素数1〜18のアルキル
基、アリール基もしくはアラルキル基を示すか、又は式
中の窒素原子と共に複素環を形成してもよい。X1 -は塩
素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン、硫酸イオン、ス
ルホン酸イオン、メチル硫酸イオン、リン酸イオン、硝
酸イオン等の陰イオンを示す。)〕
換度は、0.01〜1、すなわちアンヒドログルコース単位
当たりのcの平均値は0.01〜1、特に0.02〜0.5が好ま
しい。また、bとdの合計は平均1〜3が好ましい。カ
チオン置換度が0.01未満では十分な効果が得られず、ま
た1を超えてもかまわないが反応収率が低下する。カチ
オン化セルロース誘導体の分子量は、100,000〜3,000,0
00が好ましい。
式(C−3)で表されるものが好ましい。
キレン基又はヒドロキシアルキレン基を示し、R27、R
28及びR29はそれぞれ炭素数1〜10のアルキル基、アリ
ール基もしくはアラルキル基を示すか、又は式中の窒素
原子と共に複素環を形成してもよい。X2 -は塩素イオ
ン、臭素イオン、ヨウ素イオン、硫酸イオン、スルホン
酸イオン、メチル硫酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオ
ン等の陰イオンを示し、e1は正の整数を示す。〕
1、すなわち無水グルコース単位当たり0.01〜1個、特
に0.02〜0.5個のカチオン基が導入されたものが好まし
い。
えば次の一般式(C−4)で表されるものが好ましい。
R26、R27、R28、R29、X2 -及びe1は前記と同じ意
味を示す。〕
換度は0.01〜1、すなわち0.01〜1個、特に0.02〜0.5
個のカチオン基が糖ユニットに導入されたものが好まし
い。
-35640号公報、特公昭60-46158号公報及び特開昭58-539
96号公報中に記載されており、またセラニーズ−シュタ
イン・ホール社から「ジャグアール」の商標で市販され
ている。
ミドとの共重合物としては、例えば次の一般式(C−
5)又は(C−6)で表されるものが好ましい。
子、アルキル基(炭素数1〜18)、フェニル基、アリー
ル基、ヒドロキシアルキル基、アミドアルキル基、シア
ノアルキル基、アルコキシアルキル基又はカルボアルコ
キシアルキル基を示し、R32、R33、R34及びR35はそ
れぞれ水素原子、低級アルキル基(炭素数1〜3)又は
フェニル基を示し、X3 -は塩素イオン、臭素イオン、ヨ
ウ素イオン、硫酸イオン、スルホン酸イオン、メチル硫
酸イオン、硝酸イオン等の陰イオンを示し、f1及びg
1はそれぞれ1〜50の整数を示し、h1は150〜8,000の
整数を示す。〕
ミドとの共重合物の分子量としては、約3万〜200万、
特に10万〜100万の範囲が好ましい。
との共重合物としては、例えば次の一般式(C−7)又
は(C−8)で表されるものが好ましい。
X3 -、f1、g1及びhは前記と同じ意味を示す。〕
は、例えば次の一般式(C−9)で表されるものが好ま
しい。
のアルキル基を示し、R37、R38及びR39はそれぞれ水
素原子、炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキ
ル基、アミドアルキル基、シアノアルキル基、アルコキ
シアルキル基又はカルボアルコキシアルキル基を示し、
Yは酸素原子又は基−NH−を示し、X4 -は塩素イオ
ン、臭素イオン、ヨウ素イオン、硫酸イオン、スルホン
酸イオン、炭素数1〜4のアルキル硫酸イオン、リン酸
イオン、硝酸イオン等の陰イオンを示し、i1+j1=
20〜8000の整数を示し、k1は1〜10の整数を示す。〕
量としては1万〜200万、特に5万〜150万が好ましい。
4級化ポリビニルピロリドン誘導体中に含まれるカチオ
ン性高分子に由来するカチオン性窒素の含有量は、ビニ
ル重合体に対して0.004〜0.2%、特に0.01〜0.15%が好
ましい。
は、例えば次の一般式(C−10)で表されるものが好
ましい。
ぞれ炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基を示し、R
41及びR44はそれぞれ炭素数2又は3のアルキレン基を
示し、R46は炭素数6〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル
基を示し、l1及びr1は10〜20の整数を示し、p1は
2〜6の整数を示し、q1は2〜4の整数を示し、s1
は1〜50の整数を示す。〕
ドロキシプロピルエチレントリアミンの共重合物(米国
サンドス社製カルタレチン)、並びに特開昭53-139734
号公報及び特開昭60-36407号公報中に記載されているカ
チオン性ポリマーはいずれも使用できる。
全重量に対し好ましくは0.01重量%以上、さらに好
ましくは0.1〜20重量%以上配合される。
に対し分解等の影響を与えないものであれば適宜配合す
ることができる。たとえば、通常毛髪化粧料に用いられ
る成分、例えばメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム
等の多糖類などの水溶性高分子;ポリオキシアルキレン
ソルビタンエステル、ポリオキシエチレングリコールジ
ステアレート、エタノール等の粘度調整剤;ソルビトー
ル、グリセリン等の保湿剤;エチレンジアミン四酢酸
(EDTA)、ホスホン酸塩類等のキレート剤;メチルパラ
ベン、ブチルパラベン等の防腐剤;ビタミン又はその前
駆体等の栄養成分、レシチン、ゼラチン等の動植物抽出
物又はその誘導体;ナイロン、ポリエチレン等のポリマ
ー微粉体;グリチルリチン酸カリウム等の消炎剤;トリ
クロサン、トリクロロカルバン、オクトピロックス、ジ
ンクピリチオン等の殺菌剤や抗フケ剤;ジブチルヒドロ
キシトルエン等の酸化防止剤;その他パール化剤、紫外
線吸収剤、pH調整剤、色素、香料などを、本発明の効果
を損なわない範囲で必要に応じて配合することができ
る。
て製造することができ、たとえば上記の成分を室温又は
加熱下に混合攪拌することにより製造でき、乳化系、水
溶液、ゲル、ペースト状等とすることができる。
Hは2〜9であり、好ましくは3.5〜7.5である。
ー、リンス、リンスインシャンプー、ヘアトリートメン
ト、ヘアコンディショナー等の洗い流して使用するタイ
プにも、ヘアブロー、ヘアスプレー、ヘアフォーム、ス
タイリングローション、ヘアジェル、ヘアミスト等洗い
流さず使用するタイプにも毛髪化粧料として適用するこ
とができる。
ューム感を与え、櫛通り性を改善し、特にダメージによ
り乾燥性になった髪に用いたとき、光沢と柔軟性を与え
ることができるものである。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
品1〜3)を常法により製造し、これを使用したときの
毛髪のすべり、柔かさ、つや、さらにダメージを受けた
毛髪の柔かさ、つやを評価した。結果を表1に示す。
g、長さ:約25cm)に、シャンプーを2g塗布して
洗髪し、濯いだ後、水分を充分タオルで拭き取った。そ
の後、ドライヤーで充分乾燥し、毛髪のすべり、柔かさ
及びつやを次の基準で評価した。
m)にパーマネント処理を2回行い毛髪にダメージを与
えたものに、シャンプーを2g塗布して洗髪し、濯いだ
後、水分を充分タオルで拭き取った。その後、ドライヤ
ーで充分乾燥し、毛髪の柔かさ及びつやをを上記の基準
で評価した。
較品4〜6)を常法により製造し、これを使用したとき
の毛髪のすべり、柔かさ、つや、さらにダメージを受け
た毛髪の柔かさ、つやを評価した。結果を表2に示す。
g、長さ:約25cm)に、アニオン性界面活性剤を主
成分とする市販のシャンプーで毛髪を洗浄処理した後、
ヘアリンス剤2gを均一に塗布して洗髪し、次いで30
秒間流水で濯ぎ洗いした後、水分を充分タオルで拭き取
った。その後、ドライヤーで充分乾燥し、毛髪のすべ
り、柔かさ及びつやを次の基準で評価した。
m)にパーマネント処理を2回行い毛髪にダメージを与
えたものに、シャンプーを2g塗布して洗髪し、濯いだ
後、水分を充分タオルで拭き取った。その後、ドライヤ
ーで充分乾燥し、毛髪の柔かさ及びつやをを上記の基準
で評価した。
を常法により製造し、実施例2と同様の基準で評価し
た。その結果を表3に併せて示す。
比較品7〜9)を常法により製造し、これを使用したと
きの毛髪のすべり、柔かさ、つや、さらにダメージを受
けた毛髪の柔かさ、つやを評価した。結果を表4に示
す。
g、長さ:約25cm)に、ヘアブロー剤0.5gを均
一に噴射して、ドライヤーで充分乾燥し、毛髪のすべ
り、柔かさ及びつやを次の基準で評価した。
m)にパーマネント処理を2回行い毛髪にダメージを与
えたものに、ヘアブロー剤0.5gを均一に噴射して、
ドライヤーで充分乾燥し、毛髪の柔かさ及びつやを上記
の基準で評価した。
8)を常法により製造し、実施例4と同様の基準で評価
した。その結果を表5に併せて示す。
より製造し、実施例4と同様の基準で評価した。その結
果を表6に併せて示す。
乳酸又はその塩は、D−乳酸に対しL−乳酸の含有比率
が高いもの(以下、「L体高含有乳酸又はその塩」とい
うことがある)であり、好ましいL−乳酸の全乳酸に対
する含有比率は60〜100%であり、より好ましい含
有比率は85〜100%であり、特に好ましい含有比率
は100%である。このように、本発明における最も好
ましいL体高含有乳酸は100%L体の乳酸であるが、
純粋なL−乳酸は徐々に時間とともにラセミ化して、約
85%のL−乳酸と約15%のD−乳酸を含む平衡混合
物になる傾向がある。このような混合物も本発明組成物
に有用である。
は、常法に従い、乳酸の比旋光度を測定することにより
求めることができ、当該含有比率60%はL体の光学純
度20%eeに相当する。
Claims (21)
- 【請求項1】 D−乳酸に対しL−乳酸の含有比率が高
い乳酸又はその塩を含有する毛髪化粧料。 - 【請求項2】 D−乳酸に対するL−乳酸の含有比率が
60%から100%である請求項1記載の毛髪化粧料。 - 【請求項3】 洗い流さずに使用するものである請求項
1又は2記載の毛髪化粧料。 - 【請求項4】 前記乳酸の含有量が組成物の全重量に対
して0.005重量%以上である請求項3記載の毛髪化
粧料。 - 【請求項5】 洗いながして使用するものである請求項
1又は2記載の毛髪化粧料。 - 【請求項6】 前記乳酸の含有量が組成物の全重量に対
して0.05重量%以上である請求項5記載の毛髪化粧
料。 - 【請求項7】 アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性
剤及び両性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上を
含有する請求項5又は6記載の毛髪化粧料。 - 【請求項8】 前記アニオン界面活性剤、ノニオン界面
活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以
上の含有量が、組成物の全重量に対し3〜60重量%で
ある請求項7記載の毛髪化粧料。 - 【請求項9】 さらに、カチオン界面活性剤を含有する
ものである請求項5又は6記載の毛髪化粧料。 - 【請求項10】 前記カチオン界面活性剤の含有量が、
組成物の全重量に対し0.1〜10重量%である請求項
9記載の毛髪化粧料。 - 【請求項11】 さらに、コンディショニング剤を含有
するものである請求項1〜10のいずれか1項記載の毛
髪化粧料。 - 【請求項12】 コンディショニング剤が、カチオンポ
リマー類、両性ポリマー類、シリコーン類及びシリコー
ン誘導体から選ばれる1種又は2種以上である請求項1
1記載の毛髪化粧料。 - 【請求項13】 コンディショニング剤の含有量が、組
成物の全重量に対して少なくとも0.01重量%である
請求項11又は12記載の毛髪化粧料。 - 【請求項14】 乳酸の少なくとも85%がL−乳酸で
ある請求項1〜13のいずれか1項記載の毛髪化粧料。 - 【請求項15】 さらに、乳酸以外のα−ヒドロキシ酸
を含むものである請求項1〜14のいずれか1項記載の
毛髪化粧料。 - 【請求項16】 α−ヒドロキシ酸がクエン酸、リンゴ
酸、グリコール酸及び酒石酸から選ばれる1種又は2種
以上である請求項15記載の毛髪化粧料。 - 【請求項17】 α−ヒドロキシ酸の60%以上がL−
立体配置のものである請求項16記載の毛髪化粧料。 - 【請求項18】 乳酸の塩が、アルカリ金属塩、アルカ
リ土類金属塩及びアンモニウム塩から選ばれたものであ
る請求項1〜17のいずれか1項記載の毛髪化粧料。 - 【請求項19】 乳酸の塩が、アミノ酸塩である請求項
1〜18のいずれか1項記載の毛髪化粧料。 - 【請求項20】 pHが2〜9である請求項1〜19の
いずれか1項記載の毛髪化粧料。 - 【請求項21】 pHが3.5〜7.5である請求項1
〜20のいずれか1項記載の毛髪化粧料。
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