JPH1021726A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

Info

Publication number
JPH1021726A
JPH1021726A JP8172376A JP17237696A JPH1021726A JP H1021726 A JPH1021726 A JP H1021726A JP 8172376 A JP8172376 A JP 8172376A JP 17237696 A JP17237696 A JP 17237696A JP H1021726 A JPH1021726 A JP H1021726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting fixture
reflector
main body
halogen lamp
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8172376A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Maruyama
辰雄 丸山
Koji Takeuchi
康二 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP8172376A priority Critical patent/JPH1021726A/ja
Publication of JPH1021726A publication Critical patent/JPH1021726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ハロゲン電球の口金部の温度上昇を一層低減し
た照明器具を提供する。 【解決手段】セラミックス製の口金を備えた片口金形の
ハロゲン電球の口金部分を反射体の頂部開口に間隙を有
して対向するように配設することにより、ハロゲン電球
の口金部したがって封止部の温度上昇を低く抑えること
ができる。また、照明器具本体を用いる場合に、その投
光開口に装着する保護カバーに通気孔を形成する。照明
器具本体内の暖められた空気は照明器具本体から放散さ
れるとともに、新鮮な空気が保護カバーの通気孔から流
入し、温度上昇が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハロゲン電球を備え
た照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン電球を備えた照明器具は従来か
らスポットライトやダウンライトなど主として店舗用照
明器具によく見られる。ハロゲン電球は、一般用の白熱
電球に比べてコンパクトであるだけに照明器具もコンパ
クトにすることができる。一般照明用のハロゲン電球
は、バルブ材料に石英ガラスが使用されている関係で、
封止部にモリブデン箔が埋設されている。そして、モリ
ブデン箔部分でバルブを気密に封止するとともに、バル
ブ内外を電気的に接続している。すなわち、バルブ内に
封装されたフィラメントを一端に接続したインナーリー
ドの他端をモリブデン箔の一端に接続し、またモリブデ
ン箔の他端にアウターリードを接続している。このモリ
ブデン箔は、その温度が350℃を超えると、酸化して
しまい電球は導通不良になる。
【0003】したがって、照明器具を開発するにあたっ
ては、使用中にモリブデン箔が限界温度を超過しないよ
うに特に照明器具内部の温度上昇特性に細心の注意を払
う。。口金としてセラミックス製のものを用いたハロゲ
ン電球においては、モリブデン箔のある封止部が口金に
よって包囲されているので、まず口金の温度に注意すれ
ばよい。
【0004】さて、ハロゲン電球使用の照明器具におい
て、ハロゲン電球の破損時の安全性向上要求に対応し
て、照明器具の前面に保護カバーを設置する必要が生じ
ている。保護カバーの設置によりハロゲン電球のモリブ
デン箔したがって口金部分の温度が一段と上昇する問題
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この種照
明器具におけるハロゲン電球の口金部の温度上昇をさら
に低減することは、上記保護カバーの設置ばかりでな
く、照明器具のさらなる小形化のためにも意義深いこと
である。
【0006】本発明者はハロゲン電球使用の照明器具の
温度上昇低減への取り組みの一環として従来のこの種照
明器具を調査した。
【0007】その結果、従来のこの種の照明器具は、椀
形の反射体の頂部開口にハロゲン電球の石英ガラス部分
が対向するような位置関係であり、この位置では十分に
温度上昇を低減することができないことが分かった。
【0008】本発明は、ハロゲン電球の口金部の温度上
昇を一層低減した照明器具を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の照明器
具は、セラミックス製の口金を備えた片口金形のハロゲ
ン電球と;頂部に頂部開口を有する椀形の反射体と;ハ
ロゲン電球の口金部分が反射体の頂部開口に間隙を有し
て対向するような位置に配設されたソケットと;を具備
していることを特徴としている。
【0010】本発明および以下の請求項の各発明におい
て、特に指定しない限り、照明器具は、ダウンライト、
スポットライトなど用途および本発明の構成以外は構造
を問わない。
【0011】また、本発明においては、反射体の頂部開
口にハロゲン電球のセラミックス製の口金を対向させ、
両者間に間隙を形成すればよく、モリブデン箔の温度し
たがってセラミックス製口金部の温度上昇を低減するこ
とができる。理由は詳かでないが、セラミックス製の口
金が反射体内部から頂部開口を通過しようとする輻射熱
を遮るためではないかと考えられる。しかし、本発明の
効果は反復再現するので、たとえ上記した理由が適当で
なくても、発明の成立には問題がない。反射体は、アル
ミニウムの内面を高反射率に形成したもの、アルミニウ
ムなどの金属またはガラスからなる基体に可視光反射・
赤外線透過性の反射膜を被着したものを使用することが
できる。
【0012】反射体の頂部開口と口金との間の間隙は、
反射体の頂部開口近傍から口金に輻射によって熱が伝導
しにくい程度であって、かつ光が間隙を通って背方へ放
射されることによって損失する量がなるべく少ないよう
に設定される。
【0013】また、反射体は照明器具本体内に収納され
るのが一般的ではあるが、必要に応じて照明器具本体を
用いないか、または照明器具本体を用いても反射体が照
明器具本体から一部または全部露出していてもよい。
【0014】もちろん、反射体の焦点位置は、ハロゲン
電球のフィラメントの位置に合致するように設定される
ことが望ましい。しかし、所定の配光を得るために、焦
点位置にフィラメントを合致させる必要のない場合も有
り得ることであるから、焦点位置とフィラメント位置の
一致性は必須要件ではない。
【0015】さらに、反射体は椀形であれば、任意の回
転2次曲面たとえば放物面、楕円面、球面など、さらに
はそれらの任意の複合面、またはそれらの修正面である
ことを許容する。
【0016】請求項2の発明のセラミックス製の口金を
備えた片口金形のハロゲン電球と;頂部に頂部開口を有
する椀形の反射体と;ハロゲン電球の口金部分が反射体
の頂部開口に間隙を有して対向するような位置に配設さ
れたソケットと;ハロゲン電球、反射体およびソケット
を収納する照明器具本体と;を具備していることを特徴
としている。
【0017】本発明は、請求項1の発明と比べて照明器
具本体が構成要素になっている点が特徴である。照明器
具本体は、天井などの取付面に埋設されるもの、取付面
に直付けするもの、さらには必要に応じて取付面から吊
り下げるものであってもよい。照明器具本体の形状、構
造は問わないし、取付面に対する取付構造も既知のこの
種照明器具の取付構造を採用することができる。必要に
応じて照明器具本体は天板を省略することができる。
【0018】請求項3の発明の照明器具は、セラミック
ス製の口金を備えた片口金の形ハロゲン電球と;頂部に
頂部開口を有する椀形の反射体と;ハロゲン電球が反射
体の頂部開口に間隙を有して対向するような位置に配設
されたソケットと;ハロゲン電球、反射体およびソケッ
トを収納するとともに、投光開口を有する照明器具本体
と;照明器具本体の投光開口に配設され、透光部および
透光部分の周囲に形成された支持部を備えるとともに、
通気孔を有する保護カバーと;を具備していることを特
徴としている。
【0019】本発明においては、照明器具の投光開口に
保護カバーを配設したので、万一ハロゲン電球が破損し
ても破片が照明空間に落下するおそれがない。保護カバ
ーに通気孔があるので、空気の流通が行われて冷却が促
進される。
【0020】通気孔は、透光部にあってもよいし、支持
部に形成してもよい。外部から目立たない位置に通気孔
を形成したい場合は、通気性を阻害しない範囲で通気孔
を目立たない位置に形成することができる。
【0021】保護カバーは、透光性の透光部と、保護カ
バーとを照明器具本体などに支持させるための支持部と
を有していれば、どのような構造、材質でもよい。照明
器具自体の配光を変えないためには、透光部は透明にす
ればよいし、適度の光拡散性を付与したければ、光拡散
性にすればよい。材質としては、ガラス、プラスチック
スなどの使用が許容される。プラスチックスの場合にコ
ストなどの面から薄いシート状の材料を使用してもよ
い。また、支持部は透光部と同様に透光性であっても遮
光性であってもよい。さらに、支持部を遮光性の材質と
した場合に透光部を別体にしてもよいし、多色成形法に
より一体に形成してもよい。透光部を別体にする場合
に、支持部をプラスチックス成形とし、透光部をガラス
板として、支持部の上に重ねてもよい。重ねる場合、ガ
ラス板を単に載置するだけでもよいし、爪状体によって
脱落しないように固定してもよい。
【0022】請求項4の発明の照明器具は、セラミック
ス製の口金を備えた片口金形のハロゲン電球と;頂部に
頂部開口を有する椀形の反射体と;ハロゲン電球の口金
部分が反射体の頂部開口に間隙を有して対向するような
位置に配設されたソケットと;ハロゲン電球、反射体お
よびソケットを収納するとともに、投光開口を有する照
明器具本体と;照明器具本体の投光開口に配設され、透
光部および透光部分の周囲に形成された支持部を備える
とともに、通気孔を有する保護カバーと;を具備してい
ることを特徴としている。
【0023】本発明は、請求項1および3の構成を併せ
持っている点が特徴である。請求項1の効果と請求項3
の効果とが相乗するために、ハロゲン電球の口金部の温
度したがってモリブデン箔の温度上昇は、本発明の構成
をとらない照明器具に比較して著しく低くできる。
【0024】請求項5の発明の照明器具は、請求項2な
いし4のいずれか一記載の照明器具において、照明器具
本体は、筒状であることを特徴としている。
【0025】本発明は、照明器具本体が筒状であるか
ら、ダウンライトに好適な照明器具である。ダウンライ
トは埋め込みおよび直付けのいずれでもよい。筒は円筒
および角筒のいずれでもよい。
【0026】請求項6の発明の照明器具は、請求項2な
いし4のいずれか一記載の照明器具において、照明器具
本体は、椀形であることを特徴としている。
【0027】本発明は、照明器具本体が椀状であるか
ら、スポットライトに好適な照明器具である。椀形の形
状は所望のデザインにより決定すればよく、反射体の形
状に相似でなければならない理由はない。しかし、反射
体形状と略相似にすることにより、照明器具本体をなる
べく小さくすることができる。また、可動アーム機構な
どを用いることにより、投光方向を可変にすることも許
容される。
【0028】請求項7の発明の照明器具は、請求項2な
いし6のいずれか一記載の照明器具において、照明器具
本体は、側面に通気孔を備えていることを特徴としてい
る。
【0029】本発明は、光照射開口に保護カバーを配設
していても、していなくても、照明器具本体の側面に通
気孔を形成しているので、照明器具本体の下方から流入
して暖められた空気が照明器具本体の側面の通気孔から
流出するので、照明器具本体内の冷却が促進される。側
面に通気孔を形成しておくことにより、上から異物が落
下して照明器具本体内に侵入することが少ない。
【0030】請求項8の発明の照明器具は、請求項2な
いし7のいずれか一記載の照明器具において、照明器具
本体は、背面に通気孔を備えていることを特徴としてい
る。
【0031】本発明は、背面に通気孔を形成しているか
ら、比較的小さなものでも排気性能が良好である。上か
らの異物の落下の心配が少ない場合は、効果的に冷却す
ることができる。もし、側面と背面とに通気孔を形成す
れば、より一層効果的に冷却することができる。
【0032】請求項9の発明の照明器具は、請求項3ま
たは4記載の照明器具において、保護カバーは、支持部
に周囲に起立するスカート部分を形成していることを特
徴としている。
【0033】本発明は、支持部の周囲にスカート部を備
えているので、保護カバーの通気孔をスカート部によっ
て下方からは見えない位置に形成することができる。し
たがって、通気孔が照明器具の外観を阻害するようなこ
とを回避できる。特に、埋め込み形照明器具の場合に、
天井などの取付面とスカート部との間から空気が照明器
具本体内に流入するようにすることができる。
【0034】請求項10の発明の照明器具は、請求項
3、4または9記載の照明器具において、支持部は、照
明器具本体の投光開口に支持される装着部を備えている
ことを特徴としている。
【0035】本発明は、保護カバーを透光開口に支持さ
せることができるので、支持が容易になる。その場合
に、装着部として爪状の係合部を形成し、照明器具本体
の透光開口部近傍に係合部が係合する凹部、突出部また
は孔を形成することにより、保護カバーの照明器具本体
への支持をすこぶる容易にすることができる。
【0036】請求項11の発明の照明器具は、請求項1
0記載の照明器具において、照明器具本体は、投光開口
の近傍に切欠部を備えているとともに;支持部は、装着
部の切欠部に対向する部分に通気孔が形成されている;
ことを特徴としている。
【0037】本発明は、保護カバーの通気孔と照明器具
本体の切欠部とを対向させて外気が照明器具本体内に流
入するようにしているので、冷却に支障がなく、しかも
照明器具本体の投光開口端を保護カバーを支持させると
きの位置ガイドとして利用することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0039】図1は、本発明の照明器具の第1の実施形
態を示す一部分解断面図である。
【0040】図において、1はハロゲン電球、2は反射
体、3dはソケットである。
【0041】ハロゲン電球1は、石英ガラス製の管状の
バルブ1a内に管軸に沿って配設されたフィラメント1
bを封入し、バルブ1aの一端をピンチシールして気密
に封止し、その封止部1cに口金セメントによってセラ
ミックス製の口金1dを装着している。バルブ1aの他
端には排気チップ1eが形成されている。
【0042】口金1dは、セラミックス製の筒状本体1
d1の一端にねじ溝を形成した口金シェル1d2とその
先端に絶縁体1d3を介して配設された中央端子1d4
を備えている。
【0043】反射体2は、頂部に頂部開口2aが形成さ
れた回転2次曲面からなる椀形の反射主体2bからな
る。
【0044】ソケット3dは、ハロゲン電球1の口金1
dを説明擦るために、上方に移動させて描いてある。
【0045】ハロゲン電球1は、反射体2の中にその主
体部分が収納されるような相互関係となっている。重要
なことは、ハロゲン電球1のセラミックス製の口金1d
が反射体2の頂部開口2aに間隙Gを介して対向してい
ることである。そして、反射体2は、ハロゲン電球1が
上記位置において、所要の配光が得られるように焦点が
設定されている。
【0046】図2は、反射体の頂部開口とハロゲン電球
との位置関係を変化させた場合の封止部温度を示すグラ
フである。
【0047】図3は、同じく口金温度を示すグラフであ
る。
【0048】これらの図において、横軸は図1の右側に
付した数字と一致する。すなわち、反射体2をハロゲン
電球1に対して相対的に移動させて、それぞれの部位の
温度を測定したものである。封止部温度および口金温度
ともに位置1ないし3までは温度が低いが、4ないし6
の位置にあっては温度上昇が激しい。
【0049】本発明は位置1ないし3であるから、本発
明の場合は温度上昇が少ないことが理解される。
【0050】図4は、本発明の照明器具の第2の実施形
態を示す断面図である。
【0051】図5は、同じく底面図である。
【0052】図1と同一部分には、同一符号を付して説
明は省略する。図において、3は照明器具本体、4は保
護カバー、5は取付面たとえば天井である。
【0053】照明器具本体3は、下面が開放されて投光
開口3aを提供している円筒状をなし、その背面には適
数の通気孔3bが形成されている。照明器具本体3の取
付面への取り付けは、常法にしたがうことができる。す
なわち、投光開口3aの縁に鍔(図示しない。)を形成
して、鍔を取付面に当接させて側面から押圧具(図示し
ない。)を突出させて、取付面を上下からサンドイッチ
する構成とすることができる。3cは照明器具本体3の
背面の内側に配設したソケット台、3dはソケットであ
る。3eは照明器具本体3の投光開口3aの近傍におい
て側面に形成した係合孔である。
【0054】保護カバー4は、透光部4aと支持部4b
とからなる。透光部4aは、透明質のプラスチックス板
からなり、支持部4bは透光部4aの周辺を包囲するよ
うに配置された遮光質のプラスチックスからなり、係合
部4b1を周囲に適数個一体に備えている。係合部4b
1は照明器具本体3の係合孔3eに係合することによ
り、保護カバー4が照明器具本体3に支持される。そし
て、透光部4aと支持部4bとは、2色成形法により一
体に成形されている。
【0055】保護カバー4の透光部4aの周辺部近傍に
は、通気孔4cが形成されている。この通気孔4cは、
照明効果をなるべく阻害しないように円弧状のスリット
に形成されている。
【0056】なお、2cは、反射体2の頂部開口2aに
一体的に取り付けられた遮熱板である。
【0057】そうして、ハロゲン電球1を点灯すると、
ハロゲン電球1は光放射と同時に光に比べると大量の熱
をも放射する。しかし、反射体2が光と同時に熱をも反
射する。一部の熱は照明器具本体3内の空気を暖める
が、温度上昇した空気は反射体2の頂部開口2aとハロ
ゲン電球1との間に形成された間隙Gを通過して照明器
具本体の通気孔から外部に放散される。これと同時に保
護カバー4の通気孔4cから冷えた新鮮な空気が照明器
具本体3内に吸い込まれる。このような空気の循環が点
灯中継続するために、ハロゲン電球1の口金部したがっ
てモリブデン箔の温度上昇は規定温度内にとどまる。
【0058】図6は、本発明の照明器具の第3の実施形
態を示す断面図である。
【0059】図4と同一部分には同一符号を付して説明
は省略する。
【0060】本実施形態は、第2の実施形態に比較して
保護カバーの構成に特徴がある。すなわち、保護カバー
4の支持部4b’にスカート部4dを形成して、通気孔
が外部から見えないようにしてある。また、そのため支
持部4b’に筒部4eを形成し、さらにこの筒部4eに
通気孔4c’を形成している。スカート部4dは、筒部
4eを包囲するように起立していて、かつ取付面5との
間に適度の隙間gを形成している。
【0061】そうして、ハロゲン電球1の点灯によって
熱された空気は図5と同様に排出されるが、新鮮な空気
は隙間gから通気孔4c’を通過して照明器具本体3内
に導入される。隙間gは保護カバー4の全周に形成され
るので、必要量の空気が流入するためには隙間gはわず
かでよく、下方からは隙間gは目立たない。このため、
照明器具の外観が悪くなるようなことはない。
【0062】図7は、本発明の照明器具の第4の実施形
態を示す断面図である。
【0063】図6と同一部分には同一符号を付して説明
は省略する。
【0064】本実施形態は、第3の実施形態に比較して
照明器具本体の構成に特徴がある。すなわち、照明器具
本体の下端が取付面5よりさらに下方に延在していて、
かつその延在部分3fに切欠部3gが形成されている。
切欠部3gは保護カバー4の通気孔4c’に対向する位
置に形成される。
【0065】そうして、本実施形態によると、保護カバ
ー4を照明器具本体3に装着するとき、保護カバー4
を、その係合部4b1を照明器具本体3の係合孔3eに
合わせるようにして筒部4eを照明器具本体3内に入れ
て照明器具本体3の延在部分3gに突き当たるまで押し
込めばよい。そうすれば、突き当たった位置で係合部4
b1が係合孔3eに係合して保護カバー4の装着が完了
する。
【0066】図8は、本発明の照明器具の第5の実施形
態を示す断面図である。
【0067】図7と同一部分には同一符号を付して説明
は省略する。
【0068】本実施形態は、第4の実施形態に比較して
保護カバーの構成に特徴がある。すなわち、透光部4
a’を支持部4bとは別体のガラス板で構成している。
そして、ガラス板を支持部4bの上に載置している。な
お、ガラス板は、筒部4eなどのストッパ作用をするも
のがあれば、単に載置するだけでもよい。しかし、必要
ならば、浮き上がったり左右にずれたりしないように適
宜固定手段を用いて固定することもできる。
【0069】図9は、本発明の照明器具の第6の実施形
態を示す断面端面図である。
【0070】本実施形態は、スポットライトである。照
明器具本体3’は、取付部3hと、可動部3iと、ソケ
ットカバー3jと、本体カバー部3kとから構成されて
いる。本体カバー部3kは、概略反射体2の形状に相似
的である。保護カバー4は、その支持部4b’が本体カ
バー部3kの投光開口の外周にねじ込みまたは摩擦係合
により支持されている。ソケットカバー3jは、ソケッ
ト3dを包囲しているが、さらにソケット3dの周囲に
空気流通路を確保し、さらに背面に排気孔(図示しな
い。)を形成している。
【0071】そうして、ハロゲン電球1によって熱され
た空気は間隙Gおよびソケットカバー3j内の空気流通
路を通って排気孔から外部に放散される。新鮮な空気は
保護カバー4の通気孔4cから照明器具本体3内に流入
する。
【0072】図10は、本発明の照明器具の第7の実施
形態を示す断面端面図である。
【0073】図9と同一部分には同一符号を付して説明
は省略する。
【0074】本実施形態は、第6の実施形態と比較して
保護カバーの構成に特徴がある。すなわち、支持部の外
側にスカート部4dを形成するとともに、筒部4eを形
成し、さらに筒部4eに通気孔4c’を形成している。
支持部4b2は本体カバー部3kの投光開口の外側にね
じ込みまたは摩擦係合によって支持される。
【0075】そうして、通気孔4c’はスカート部4d
によって覆われるので、外部から見えにくくなってい
る。
【0076】図11は、本発明の照明器具の第8の実施
形態を示す断面端面図である。
【0077】図9と同一部分には同一符号を付して説明
は省略する。
【0078】本実施形態は、第7の実施形態と比較して
照明器具本体の構成に特徴がある。すなわち、本体カバ
ー部3kの投光開口に延在部分3lを形成し、この延在
部分3lに通気孔4c’に対向する切欠部3mを設けて
いる。そして、保護カバー4がこの延在部分3lに当接
している。
【0079】そうして、延在部分3lは保護カバー4の
ストッパ作用をする。
【0080】
【発明の効果】請求項1ないし請求項11の各発明によ
れば、ハロゲン電球の口金部の温度上昇を一層低減した
照明器具を提供することができる。
【0081】請求項2の発明によれば、加えて照明器具
本体にハロゲン電球、ソケットおよび反射体が収納され
た照明器具を提供することができる。
【0082】請求項3の発明によれば、加えて照明器具
本体の投光開口に保護カバーを配設したハロゲン電球の
破損に対して破片が落下しないで安全であるとともに、
それにもかかわらずハロゲン電球の口金部の温度上昇を
低く抑えた照明器具を提供することができる。
【0083】請求項4の発明によれば、加えて請求項1
および請求項3の発明の効果が相乗した照明器具を提供
することができる。
【0084】請求項5の発明によれば、加えてダウンラ
イトに好適な照明器具を提供することができる。
【0085】請求項6の発明によれば、加えてスポット
ライトに好適な照明器具を提供することができる。
【0086】請求項7の発明によれば、加えて上から異
物が落下して照明器具本体内に侵入しにくい照明器具を
提供することができる。
【0087】請求項8の発明によれば、加えて排気性能
に優れ、または小形にできる照明器具を提供することが
できる。
【0088】請求項9の発明によれば、加えて保護カバ
ーの通気孔が見えにくく、したがって外観の良好な照明
器具を提供することができる。
【0089】請求項10の発明によれば、加えて保護カ
バーの照明器具本体に対する装着が容易な照明器具を提
供することができる。
【0090】請求項11の発明によれば、加えて保護カ
バーの装着がより一層容易な照明器具を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明器具の第1の実施形態を示す一部
分解断面図
【図2】反射体の頂部開口とハロゲン電球との位置関係
を変化させた場合の封止部温度を示すグラフ
【図3】同じく口金温度を示すグラフ
【図4】本発明の照明器具の第2の実施形態を示す断面
【図5】同じく底面図
【図6】本発明の照明器具の第3の実施形態を示す断面
【図7】本発明の照明器具の第4の実施形態を示す断面
【図8】本発明の照明器具の第5の実施形態を示す断面
【図9】本発明の照明器具の第6の実施形態を示す断面
【図10】本発明の照明器具の第7の実施形態を示す断
面図
【図11】本発明の照明器具の第8の実施形態を示す断
面図
【符号の説明】
1…ハロゲン電球 1d…口金 2…反射体 2a…頂部開口 3…照明器具本体 4…保護カバー 4a…透光部 4b…支持部 4c…通気孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックス製の口金を備えた片口金形の
    ハロゲン電球と;頂部に頂部開口を有する椀形の反射体
    と;ハロゲン電球の口金部分が反射体の頂部開口に間隙
    を有して対向するような位置に配設されたソケットと;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】セラミックス製の口金を備えた片口金形の
    ハロゲン電球と;頂部に頂部開口を有する椀形の反射体
    と;ハロゲン電球の口金部分が反射体の頂部開口に間隙
    を有して対向するような位置に配設されたソケットと;
    ハロゲン電球、反射体およびソケットを収納する照明器
    具本体と;を具備していることを特徴とする照明器具。
  3. 【請求項3】セラミックス製の口金を備えた片口金形の
    ハロゲン電球と;頂部に頂部開口を有する椀形の反射体
    と;ハロゲン電球が反射体の頂部開口に間隙を有して対
    向するような位置に配設されたソケットと;ハロゲン電
    球、反射体およびソケットを収納するとともに、投光開
    口を有する照明器具本体と;照明器具本体の投光開口に
    配設され、透光部および透光部分の周囲に形成された支
    持部を備えるとともに、通気孔を有する保護カバーと;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
  4. 【請求項4】セラミックス製の口金を備えた片口金形の
    ハロゲン電球と;頂部に頂部開口を有する椀形の反射体
    と;ハロゲン電球の口金部分が反射体の頂部開口に間隙
    を有して対向するような位置に配設されたソケットと;
    ハロゲン電球、反射体およびソケットを収納するととも
    に、投光開口を有する照明器具本体と;照明器具本体の
    投光開口に配設され、透光部および透光部分の周囲に形
    成された支持部を備えるとともに、通気孔を有する保護
    カバーと;を具備していることを特徴とする照明器具。
  5. 【請求項5】照明器具本体は、筒状であることを特徴と
    する請求項2ないし4のいずれか一記載の照明器具。
  6. 【請求項6】照明器具本体は、椀形であることを特徴と
    する請求項2ないし4のいずれか一記載の照明器具。
  7. 【請求項7】照明器具本体は、側面に通気孔を備えてい
    ることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか一記載
    の照明器具。
  8. 【請求項8】照明器具本体は、背面に通気孔を備えてい
    ることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか一記載
    の照明器具。
  9. 【請求項9】保護カバーは、支持部に周囲に起立するス
    カート部分を形成していることを特徴とする請求項3ま
    たは4記載の照明器具。
  10. 【請求項10】支持部は、照明器具本体の投光開口に支
    持される装着部を備えていることを特徴とする請求項
    3、4または9記載の照明器具。
  11. 【請求項11】照明器具本体は、投光開口の近傍に切欠
    部を備えているとともに;支持部は、装着部の切欠部に
    対向する部分に通気孔が形成されている;ことを特徴と
    する請求項10記載の照明器具。
JP8172376A 1996-07-02 1996-07-02 照明器具 Pending JPH1021726A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8172376A JPH1021726A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8172376A JPH1021726A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 照明器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1021726A true JPH1021726A (ja) 1998-01-23

Family

ID=15940769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8172376A Pending JPH1021726A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1021726A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004207132A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Honda Motor Co Ltd 車両用前照灯装置
GB2412158A (en) * 2004-03-15 2005-09-21 Osram Sylvania Inc A reflector lamp with reduced seal temperature

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004207132A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Honda Motor Co Ltd 車両用前照灯装置
GB2412158A (en) * 2004-03-15 2005-09-21 Osram Sylvania Inc A reflector lamp with reduced seal temperature
US7125149B2 (en) 2004-03-15 2006-10-24 Osram Sylvania Inc. Reflector lamp with reduced seal temperature
GB2412158B (en) * 2004-03-15 2007-09-12 Osram Sylvania Inc Reflector lamp with reduced seal temperature

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4778503B2 (ja) ランプ
US8727572B2 (en) Illuminating apparatus
US4750096A (en) Fluorescent light fixture
US20020145884A1 (en) Vehicle headlamp
US20090231840A1 (en) Recessed lighting fixture
JP3117565B2 (ja) 光束計
JPH1021726A (ja) 照明器具
JP2000195332A (ja) 照明器具
JP5628655B2 (ja) 照明器具
JP2001229701A (ja) 照明器具
JPS63108602A (ja) スポットライト
JP2583320Y2 (ja) ミラー付白熱電球
JPH0475204A (ja) 電球形蛍光灯装置
JP2004182071A (ja) 照明用灯具
KR102340382B1 (ko) 리플렉터를 구비한 엘이디 방폭등
EP1677044A1 (en) Luminous intensity distribution control lighting device
JP3277944B2 (ja) 照明器具
TW201122317A (en) Lighting device capable of providing lateral illumination.
JPH09288908A (ja) 照明器具
JP2002237209A (ja) 放電管用スリーブ
JPH03203103A (ja) 照明器具
JPH10188648A (ja) 照明器具
JPH03203109A (ja) 照明器具
JPH05347105A (ja) 遮光板付きの壁面照射用照明器具
JPH0648667Y2 (ja) 照明器具