JPH10215461A - コンバージェンス補正回路 - Google Patents

コンバージェンス補正回路

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JPH10215461A
JPH10215461A JP9014419A JP1441997A JPH10215461A JP H10215461 A JPH10215461 A JP H10215461A JP 9014419 A JP9014419 A JP 9014419A JP 1441997 A JP1441997 A JP 1441997A JP H10215461 A JPH10215461 A JP H10215461A
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JP
Japan
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correction data
convergence
coordinates
data
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JP9014419A
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English (en)
Inventor
Toshio Kanazawa
敏雄 金澤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1面(1組)のみの補正データによって、ラ
スタ領域が変化しても自動的にコンバージェンス補正を
適切に行うことができるデジタルコンバージェンス補正
回路を提供する。 【解決手段】 映像全域を水平方向および垂直方向に分
割した小ブロック領域毎に設定されたRGB各色毎の補
正データを、不揮発性メモリ3に記憶する。リセット時
に不揮発性メモリ3からの読み出しを行い、ラスタ変換
時に補正ポイント移動先をマイクロコンピュータ4によ
り自動座標変換で求め、その移動先での補正データをピ
ックアップし、映像の垂直方向について走査線数と同じ
ライン数となるようにマイクロコンピュータ4で補間演
算する。リセット後の通常モードにおいて前記補間演算
されたデータからRGB3色分の補正信号を生成し、R
GBの3色のそれぞれについて補正信号を水平および垂
直コンバージェンスドライバー13〜18に入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RGBの3CRT
管を使った投射型プロジェクターにおいて、各CRT管
の幾何学的な配置ずれや、水平、垂直偏向回路の制御誤
差等にもとづくスクリーン上のRGB各映像の投射ずれ
によって発生する色ずれを軽減し、適正な映像を確保す
るための、コンバージェンス補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ホームシアター用または業務用の
大型ディスプレーとして、投射型プロジェクターが普及
してきている。一方、一般のテレビ放送、ハイビジョン
放送、そしてコンピュータ出力画像といった多様な映像
を同一の映像表示装置で切り換えることが多くなってき
た。そこで、投射型プロジェクターにあっても、画面の
縦横比であるアスペクト比を切り換えたり、スクリーン
におけるラスタの形状、位置、サイズを変更・調整する
機能を備える必要がある。
【0003】このような投射型プロジェクターでは、R
GBの3つのCRT管を使って高輝度映像を出力してい
るが、各CRT管に幾何学的な配置ずれがある場合や、
CRTドライブ回路を駆動している水平、垂直偏向回路
の制御誤差等によってスクリーン上のRGB各映像がう
まく重ならない場合には、3色合成後にスクリーン映像
上で色ずれが生じる。この色ずれを軽減するために、R
GB毎に色ずれに相反する電気的なコンバージュエンス
補正振幅を水平および垂直コンバージェンスコイルに加
える補正が行われる。
【0004】従来、デジタルコンバージェンス補正回路
は、特開昭62ー198031号公報に記載されたもの
が知られている。このコンバージェンス補正回路は、図
5に示すような構成を有する。すなわち、予めスクリー
ン上の映像をビデオカメラで撮像し、映像全体を複数の
小ブロックに分割し、RGB各色について小ブロック毎
に補正データを設定して不揮発性メモリ53に記憶して
おく。映像を分割する小ブロックの数が多い程、つまり
細かく分割する程、精細な補正が可能であるが、あまり
に細かく分割すると補正データの設定および記憶に時間
がかかる。また不揮発性メモリ53の必要な容量が大き
くなり、コスト上昇につながる。
【0005】リセットされた直後、マイクロコンピュー
タ54は不揮発性メモリ53に記憶されている補正デー
タをRAM55に展開する。通常モードでは、同期分離
回路52から出力される水平・垂直同期信号をトリガと
して、順次、補正データがDAコンバータ56〜58で
アナログ補正信号に変換され、ドライバー59〜61に
与えられる。ドライバー59〜61でRGBの各コンバ
ージェンスコイル62〜64にアナログ補正信号が入力
され、CRT65をコントロールする。
【0006】前述のように、通常、プロジェクターはC
RT65の画面上でラスタ領域を変化させる機能を備え
ている。ラスタ領域が変化したとき、マイクロコンピュ
ータ54は、変化後のラスタ領域に対応する補正データ
をRAM55に展開する必要がある。そこで、複数のラ
スタパターンに対応する複数組のコンバージェンス補正
データを設定し、これらの補正データを記憶させる複数
面分の領域を不揮発性メモリ53内に確保する。そして
マイクロコンピュータ54は、現在使用中のラスタパタ
ーンを判別し、それに対応するコンバージェンス補正デ
ータを読み込む。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成では、CRT65の画面上でラスタ領域
が変化する場合、ラスタパターンの種類と同数の補正デ
ータを設定する必要があり、これには多大な労力と時間
がかかる。また、複数面分の補正データを不揮発性メモ
リ53に記憶させるため、必要なメモリ容量が大きくな
り効率が悪くコスト上昇の要因となる。
【0008】そこで本発明は、1面(1組)のみの補正
データによって、ラスタ領域が変化しても自動的にコン
バージェンス補正を適切に行うことができるデジタルコ
ンバージェンス補正回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のコンバージェン
ス補正回路は、リセット時に記憶手段から読み出した補
正データを、マイクロコンピュータによって映像の垂直
方向について走査線数と同じライン数となるように補間
演算する手段を有することで、ラスタ画面の変化を推定
する自動座標変換機能を備えた構成としたものである。
【0010】これによれば、1面のみの補正データを用
いるだけで、ラスタ領域が変化しても自動的にコンバー
ジェンス補正を適切に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の本発明は、投射
型プロジェクターのスクリーンに投影される映像に生じ
る色ずれを軽減するためのコンバージェンス補正回路で
あって、映像全域を水平方向および垂直方向に分割した
小ブロック領域毎に設定されたRGB各色毎の補正デー
タを記憶する手段と、リセット時に前記記憶手段から読
み出した前記補正データを映像の垂直方向について走査
線数と同じライン数となるように補間演算する手段と、
リセット後の通常モードにおいて前記補間演算されたデ
ータからRGB3色分の補正信号を生成する手段と、R
GBの3色のそれぞれについて補正信号が入力される水
平および垂直コンバージェンスドライバーとを有するよ
うにしたものである。
【0012】好ましくは、補正データが水平方向補正デ
ータと垂直方向補正データとからなり、RGB3色のそ
れぞれについて、水平方向補正データから生成した水平
補正信号と垂直方向補正データから生成した垂直補正信
号とを、それぞれ水平コンバージェンスコイルと垂直コ
ンバージェンスコイルとに入力する。
【0013】これによると、リセット時には記憶手段か
ら読み出した補正データを補間演算手段によって映像の
垂直方向について走査線数と同じライン数となるように
補間演算することで、少量の記憶データを使ってコンバ
ージェンス補正を適切に行うことができる。
【0014】請求項2に記載の本発明は、補正データを
映像の垂直方向について補間演算する手段が、直線補間
または曲線補間であるm次(mは2以上の整数)のスプ
ライン補間演算を行うように構成されているようにした
ものである。
【0015】すなわち、補間演算は例えばマイクロコン
ピュータのソフトウェアによって実現することができ、
補間演算手段を上記のように構成することで、記憶手段
における記憶データ量が低減されることになる。
【0016】請求項3に記載の本発明は、投射型プロジ
ェクターを構成するCRTの画面上でラスタ領域の形状
とサイズと位置との少なくとも一つが変わる場合に、ラ
スタ領域を決定する水平および垂直偏向回路を制御する
複数の調整電圧の値に基づいて、ラスタ領域内の各補正
ポイントの移動先の座標を座標変換によって推定する手
段と、移動先の座標に最も近いグリッド上の補正ポイン
トに対応する補正データを前記記憶手段から読み出して
移動先の座標の補正データとする手段とを有するように
したものである。
【0017】これによると、ラスタ領域が変化した場合
でも、1面分の共通の補正データのみによって変化後の
補正データを得ることができ、このため補正データを設
定するための例えばビデオカメラによる撮像の労力およ
び時間を最小限に抑えることができると共に、補正デー
タを記憶させる記憶手段の必要な容量を小さく抑えるこ
とができる。
【0018】請求項4に記載の本発明は、投射型プロジ
ェクターを構成するCRTの画面上でラスタ領域の形状
とサイズと位置との少なくとも一つが変わる場合に、ラ
スタ領域を決定する水平および垂直偏向回路を制御する
複数の調整電圧の値に基づいて、ラスタ領域内の各調整
ポイントの移動先の座標を座標変換によって推定する手
段と、移動先の座標の周辺のグリッド上の複数の補正ポ
イントに対応する補正データを前記記憶手段から読み出
して、これらの補正データを前記移動先の座標と補正ポ
イントとの距離に応じて加重平均処理により内分化して
得られる値を移動先の座標の補正データとする手段とを
有するようにしたものである。
【0019】これによると、内分化処理により、座標変
換後の補正データをより正確に作成することができる。
【0020】本発明の実施の形態に係るデジタルコンバ
ージェンス補正回路の概略構成を図1に示す。このコン
バージェンス補正回路において、入力された映像信号
は、同期分離回路1によって、クロマ信号と水平・垂直
同期信号とに分離される。クロマ信号はRGB分離回路
2に入力され、このRGB分離回路2は、RGB3系統
の原信号を出力する。これらの原信号をそのまま各CR
Tドライバー25〜27に入力して各CRT28〜30
からスクリーンに照射すると、3つのCRT28〜30
の配置ずれや、その水平・垂直偏向回路の制御誤差等に
起因して、RGBの合成光はスクリーン上で2次元的な
色ずれを生じる。
【0021】そこで、それぞれの原信号を各CRTドラ
イバー25〜27に入力する時に、色ずれを補正するた
めの電気的なコンバージェンス補正信号を水平および垂
直コンバージェンスコイル22〜24、19〜21に加
えることにより、スクリーン上で適正な映像が得られ
る。ユーザーは、スクリーン上の映像を観ながらリモー
トコントローラまたはコントロールボタンを用いて、ク
ロスハッチにより分割された小ブロック毎に水平および
垂直のコンバージェンス補正を行い、適正な映像になる
ようにする。ユーザーがマニュアルで補正作業をする代
わりに、ビデオカメラによってスクリーン上の映像を電
気信号に変え、得られた画像データに基づいて自動的に
補正データを得るようにしてもよい。
【0022】調整によって得られる水平および垂直の補
正データは、映像全域をA×B個(Aは縦の分割数、B
は横の分割数)に分割して得られる各小ブロック毎の代
表点における補正データである。これらの補正データが
RGB毎に不揮発性メモリ3に記憶される。
【0023】マイクロコンピュータ4がリセット信号に
よってリセットされると、イニシャル処理において、不
揮発性メモリ3の記憶データがマイクロコンピュータ4
の内部RAMに読み込まれる。マイクロコンピュータ4
は、不揮発性メモリ3から読み込んだ補正データに対し
て映像の垂直方向の補間演算を行い、走査線数に相当す
る数の補正データを作成する。その結果はVRAM5に
展開される。補間演算としては、演算が簡単で短時間に
処理される直線補間の他、より円滑な補間が可能な曲線
補間の一種であるスプライン補間を、ソフトウェアによ
り構成することができる。
【0024】通常モードでは、同期分離回路1から出力
される水平・垂直同期信号がVRAM5に入力され、こ
れらの同期信号をトリガとして補正データが順次出力さ
れる。VRAM5から出力されてDAコンバータ6を経
たDA変換出力は、映像の水平方向の補間処理は行われ
ておらず、デジタル波形である。そこで、水平方向補正
信号はアナログフィルター10〜12を通し、また垂直
方向補正信号はアナログフィルター7〜9を通すことに
よって、アナログ補正信号を生成する。
【0025】その後、RGBの各アナログ補正信号が水
平コンバージェンスドライバー16〜18および垂直コ
ンバージェンスドライバー13〜15にそれぞれ入力さ
れることにより、CRT28〜30に発生する色ずれの
補正が行われる。
【0026】通常、投射型プロジェクターはCRTの画
面上でラスタ領域を変化させる機能を備えている。ラス
タ領域が変化すると、マイクロコンピュータ4は、ラス
タ領域の位置に対応する補正データをVRAM5に展開
するための自動座標変換を実行する。図2に自動座標変
換アルゴリズムの一例を示す。
【0027】図2において、31は変換前の座標、32
〜41は調整部、42は加算器、43は変換後の座標で
ある。調整部32〜41は、位置(ポジション)調整部
32、直線性(リニア)調整部33、サイズ調整部3
4、斜め傾き(スキュー)調整部35、弓形(ボー)調
整部36、センタリング調整部37、台形歪(キースト
ン)調整部38、台形歪のバランス(キーストンバラン
ス)調整部39、糸巻き歪(ピンクッション)調整部4
0、糸巻き歪のバランス(ピンクッションバランス)調
整部41からなる。
【0028】各調整部32〜41の各調整パラメータ
は、鋸歯状波形やパラボラ波形を基本に使って、CRT
ドライバー25〜27を制御することが多い。鋸歯状波
形およびパラボラ波形をL次式およびM次式(L、Mは
1以上の整数)で近似し、水平・垂直方向の移動量をΔ
i 、Δyi 、移動前の水平・垂直座標をx、y、移動
係数(1調整ステップあたりの移動量)をαi 、βi
ユーザー調整値をmi 、ni 、調整デフォルト値を
0i、n0iとした場合、各調整パラメータによる移動量
Δxi 、Δyi は図2に示すように近似される。但し、
マイクロコンピュータ4にはCRTドライブ制御電圧の
AD変換値がフィードバックされると共に、ユーザー調
整値m1 〜m10と調整標準値m01〜m010 とが入力され
る。
【0029】また図2は、L=1、M=2として数式近
似した場合を例として示している。高精度の補正を追求
する場合には、次数LおよびMを大きくとる必要があ
る。各調整部32〜41の各調整パラメータは代表例を
示すものであって、これら以外の調整パラメータがある
場合には同様に数式近似して追加すれば良い。
【0030】また本アルゴリズムでは、各調整部32〜
41の各調整パラメータによる水平および垂直方向の座
標移動量△x1 〜△x10および△y1 〜△y10を独立で
演算し、これらの演算結果を加算器35で加算すること
により水平/垂直移動量△x/△yを求める。結果とし
て移動後の座標はP’=(x’,y’)=(x+△x,
y+△y)になる。この演算アルゴリズムを全調整ポイ
ントに適用する。偏向回路の制御メカニズムが図2と異
なる他のケースでも、数式を使って同様に自動座標変換
アルゴリズムを作成できる。
【0031】図3に自動座標変換の前後の位置関係を示
す。この図3において44は移動前の調整ポイント座標
であり、その座標はP=(x,y)である。45は移動
後の補正ポイントであり、その座標はP’=(x’,
y’)=(x+△x,y+△y)となる。移動後のラス
タ領域に合致した補正データを作成するためには、P点
の補正データでなくP’点の補正データを使用する必要
がある。P’点の補正データを求める処理を短く簡単に
するために、マイクロコンピュータ4は、P’点に最も
近いグリッド上の補正ポイント、図3の場合であればP
1 =(x1 ,y1)の補正データを代用する。この処理
を全ての補正ポイントについて行い、映像の縦方向の補
間処理を行った後にVRAM5にデータ展開する。
【0032】次に、本発明にもとづく補正データの求め
方の他の例を、図4にもとづいて説明する。この図4の
例では、図3の場合よりもコンバージェンス補正の精度
を高めるために、移動後のラスタ領域に合致した補正デ
ータを内分化処理によって正確に求める。
【0033】ここでいう内分化処理の概念を図4に示す
自動座標変換前後の位置関係に基づいて説明する。この
図4において、46は座標変換前の調整ポイントを示
し、その座標はP=(x,y)である。47は座標変換
後の補正ポイントを示し、その座標はP’=(x’,
y’)である。48〜51はP’点の周辺のグリッド上
の4つの補正ポイントを示し、それぞれの座標はP1
(x1 ,y1 )、P2 =(x2 、y2 )、P3
(x3 ,y3 )、P4 =(x4 、y4 )である。D1
2 、D3 、D4 を、各補正ポイント48〜51の補正
データであるとする。
【0034】すなわち、上述の図3のものでは、映像の
縦方向における補間処理を行う前のP’点の補正データ
を求める際に、演算を簡単にするために、P’点に最も
近いP1 点の補正データを代用している。この場合、
P’点とP1 点との距離に応じた誤差が生じ、2次元色
ずれ分布と厳密に合致した補正データを作成することが
できない。そこで、より正確な補正データを作成するた
めに、図4のものでは、移動先の座標P’の補正データ
を内分化処理(加重平均)によって計算する。
【0035】つまり、移動先の座標P’(x’,y’)
と各調整ポイントPi (xi ,yi)との距離Li に反
比例した重み付けを各調整ポイントPi (xi ,yi
における補正データDi に施したうえで、これらの平均
をとったものが、内分化演算によって求めた移動先の座
標P’における補正データDとなる。ここで、i=1〜
4である。したがって、この処理は次の二式で表現する
ことができる。
【0036】 Li 2 =(x’ーxi 2 +(y’ーyi 2 (1) D=(D1 4 +D2 3 +D3 2 +D4 1 )/(L1 +L2 +L3 +L4 ) (2) このようにして、内分化処理により、座標変換後の補正
データをより正確に作成することができる。その結果、
2次元色ずれ分布がいっそう軽減される。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明のコンバージェン
ス補正回路によると、1面分(1組)の共通の補正デー
タによって、ラスタ領域が変化しても自動的にコンバー
ジェンス補正を適切に行うことができる。したがって、
補正データを複数面設定するためのビデオカメラによる
撮像時間またはユーザーがリモコンを用いて行うコンバ
ージェンス調整の時間を大幅に短くできると共に、不揮
発性メモリの必要容量を最小限とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にもとづくデジタルコンバ
ージェンス補正回路の概略構成図である。
【図2】図1のコンバージェンス補正回路における自動
座標変換アルゴリズムの概念図である。
【図3】本発明にもとづく自動座標変換前後の位置関係
図である。
【図4】本発明にもとづく内分化処理の概念図である。
【図5】従来のデジタルコンバージェンス補正回路の概
略構成図である。
【符号の説明】
3 不揮発性メモリ 4 マイクロコンピュータ 7、8、9 垂直補正用アナログフィルター 10、11、12 水平補正用アナログフィルター 13、14、15 垂直コンバージェンスドライバー 16、17、18 水平コンバージェンスドライバー 28、29、30 CRT

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投射型プロジェクターのスクリーンに投
    影される映像に生じる色ずれを軽減するためのコンバー
    ジェンス補正回路であって、映像全域を水平方向および
    垂直方向に分割した小ブロック領域毎に設定されたRG
    B各色毎の補正データを記憶する手段と、リセット時に
    前記記憶手段から読み出した前記補正データを映像の垂
    直方向について走査線数と同じライン数となるように補
    間演算する手段と、リセット後の通常モードにおいて前
    記補間演算されたデータからRGB3色分の補正信号を
    生成する手段と、RGBの3色のそれぞれについて補正
    信号が入力される水平および垂直コンバージェンスドラ
    イバーとを有するコンバージェンス補正回路。
  2. 【請求項2】 前記補正データを映像の垂直方向につい
    て補間演算する手段は、直線補間または曲線補間である
    m次(mは2以上の整数)のスプライン補間演算を行う
    ように構成されている請求項1記載のコンバージェンス
    補正回路。
  3. 【請求項3】 投射型プロジェクターを構成するCRT
    の画面上でラスタ領域の形状とサイズと位置との少なく
    とも一つが変わる場合に、ラスタ領域を決定する水平お
    よび垂直偏向回路を制御する複数の調整電圧の値に基づ
    いて、ラスタ領域内の各補正ポイントの移動先の座標を
    座標変換によって推定する手段と、移動先の座標に最も
    近い補正ポイントに対応する補正データを前記記憶手段
    から読み出して移動先の座標の補正データとする手段と
    を有する請求項1または2記載のコンバージェンス補正
    回路。
  4. 【請求項4】 投射型プロジェクターを構成するCRT
    の画面上でラスタ領域の形状とサイズと位置との少なく
    とも一つが変わる場合に、ラスタ領域を決定する水平お
    よび垂直偏向回路を制御する複数の調整電圧の値に基づ
    いて、ラスタ領域内の各調整ポイントの移動先の座標を
    座標変換によって推定する手段と、移動先の座標の周辺
    の複数の補正ポイントに対応する補正データを前記記憶
    手段から読み出して、これらの補正データを前記移動先
    の座標と補正ポイントの座標との距離に応じて加重平均
    処理により内分化して得られる値を移動先の座標の補正
    データとする手段とを有する請求項1または2記載のコ
    ンバージェンス補正回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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