JPH10211775A - カートリッジ - Google Patents

カートリッジ

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JPH10211775A
JPH10211775A JP34703496A JP34703496A JPH10211775A JP H10211775 A JPH10211775 A JP H10211775A JP 34703496 A JP34703496 A JP 34703496A JP 34703496 A JP34703496 A JP 34703496A JP H10211775 A JPH10211775 A JP H10211775A
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 カートリッジを装置本体から取り外した際に、綴部材が
カートリッジから引き出されてしまうことのないカート
リッジを提供する。 【解決手段】 綴部材101を折り曲げてシート束の端
部を綴じる綴り手段51,52を備えた装置本体11に
着脱可能に装着され且つ前記綴部材101を収納するカ
ートリッジ100である。カートリッジ100内の綴部
材101を前記綴り手段51,52へ送り出す送り手段
150を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シート束の端部
に綴じる綴部材を収納するカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、シート束の端部を綴じる電動
ホチキスが知られている。この電動ホチキスの代わり
に、平板状の綴部材を折り曲げてシート束の端部に綴じ
るクリップ装置が提案されている。
【0003】かかるクリップ装置は、綴部材を折り曲げ
るクランプ手段を有する装置本体と、この装置本体に着
脱可能に装着されるカートリッジと、カートリッジ内に
収納された平板状の綴部材を前記クランプ手段へ送り出
すスライダとを備えている。
【0004】スライダは装置本体に往復移動可能に設け
られており、このスライダが往復移動する毎に綴部材が
カートリッジ内から送り出されてクランプ手段へ送られ
るようになっている。そして、スライダによって送られ
てきた綴部材がクランプ手段によって折り曲げられてシ
ート束の端部を綴じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スライダは
装置本体に設けられているので、カートリッジを装置本
体から取り外した際に、その取り外し方によっては綴部
材がスライダによりカートリッジから引き出されてしま
う虞がある。
【0006】また、綴部材が少し引き出された状態のま
まであると、カートリッジを再度装置本体に装着するこ
とができなかったり、装着することができても綴部材が
詰まった状態となってスライダで綴部材を引き出すこと
ができなくなってしまう等の問題がある。
【0007】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、カートリッジを装置本体から取り
外した際に、綴部材がカートリッジから引き出されてし
まうことのないカートリッジを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、請求項1の発明は、綴部材を折り曲げて
シート束の端部を綴じる綴り手段を備えた装置本体に着
脱可能に装着され且つ前記綴部材を収納するカートリッ
ジにおいて、カートリッジ内の綴部材を前記綴り手段へ
送り出す送り手段を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、前記送り手段の送り動
作をロックするロック手段を備え、このロック手段は、
カートリッジが装置本体に装着された際にロックを解除
し、カートリッジが装置本体から外された際にロックす
ることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、前記送り手段は、往復
移動するスライダから構成され、前記スライダは、往動
の際に綴部材に係止して綴部材を送り出す送爪を備えて
いることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、前記送爪は、綴部材の
両端部に係止するように一対設けられていることを特徴
とする。
【0012】請求項5の発明は、前記カートリッジ内に
は複数の綴部材がテープによって帯状に連結されて収納
され、前記スライダが復動した際に、綴部材に係止して
綴部材の逆戻りを防止する逆止爪をカートリッジに設け
たことを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、前記逆止爪は、綴部材
の両端部に係止するように一対設けられていることを特
徴とする。
【0014】請求項7の発明は、前記カートリッジは、
複数の綴部材をテープによって帯状に連結した連結綴り
部材を収納する収納室と、この収納室の連結綴部材の綴
部材を前記綴り手段へ送り出すための搬送路とを備え、
前記送り手段は、前記搬送路に沿って往復移動するスラ
イダを備え、前記スライダが往動した際に搬送路の綴部
材を外へ送り出す送爪をスライダの前後に設けたことを
特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、前記送爪は、綴部材の
両端に係止するように一対設けられていることを特徴と
する。
【0016】請求項9の発明は、前記スライダが復動し
た際に、綴部材の逆戻りを防止する逆止爪を前記通路の
前後に設けたことを特徴とする。
【0017】請求項10の発明は、前記逆止爪は、綴部
材の両端部に係止するように一対設けられていることを
特徴とする。
【0018】請求項11の発明は、前記カートリッジ
は、一端に湾曲形状に形成された突部を有する複数の綴
部材をテープによって帯状に連結した連結綴部材を収納
する収納室と、この収納室の連結綴部材の綴部材を前記
綴り手段へ送り出すための搬送路とを備え、前記搬送路
の一端側に前記突部を逃がすための凹部を前記綴部材の
搬送方向に沿って形成したことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるカートリ
ッジの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0020】図1〜図4において、10は例えば複写機
等に取り付けられるクリップ装置であり、このクリップ
装置10は、装置本体11と、この装置本体11に着脱
自在に装着されるカートリッジ100とから構成されて
いる。
【0021】装置本体11のハウジング12には、カー
トリッジ100に取り付けられたスライダ(送り手段)
150を左右に往復移動させる往復移動機構30と、挟
着板(綴部材)101を折り曲げるクランプ機構50
と、往復移動機構30およびクランプ機構50を駆動さ
せる駆動機構80とが設けられている。
【0022】[ハウジング]ハウジング12には、図5
〜図10に示すように、カートリッジ100を載置する
テーブル13が設けられており、このテーブル13の横
にはクランプ機構50を設けたクランプ室14が形成さ
れている。また、ハウジング12には、テーブル13お
よびクランプ室14の下方に、ギア室15およびカム室
16が形成されている。
【0023】テーブル13には、左右(図5において)
に延びた長方形のアーム孔17と、左右に延びるととも
に幅が2段階になっているロック解除孔18と、前後方
向に延びるとともに中間部の幅が広くなっている係止孔
19とが設けられている。
【0024】ロック解除孔18の側面18Aには突出部
18Bが形成されており、この突出部18Bには下方に
行くほど突出する傾斜面18b(図27参照)が形成さ
れている。
【0025】テーブル13の下面には、保持部20が形
成され、この保持部20にはネジ21が螺合されてい
る。このネジ21には係止片22がネジ21に沿って移
動可能に取り付けられており、ネジ21に取り付けたス
プリング23によって係止片22が右方向(図3および
図8において)へ付勢されている。
【0026】係止片22の上部には、左側(図5におい
て)へ突出した係止部22Aが形成され、この係止部2
2Aが係止孔19へ挿入されている。そして、左右方向
(図3,5,8において)における係止部22Aと係止孔
19との間に所定の隙間が形成されている。
【0027】また、テーブル13の上面には、クランプ
室14を形成する側壁14Aに沿って上下方向に延びた
ガイドレール24が形成されている。また、テーブル1
3の上面の前側には上方に突出した支持部材25が設け
られており、この支持部材25には、発光ダイオード2
6Aと受光ダイオード26Bとからなるセンサ26が設
けられている。
【0028】このセンサ26は、発光ダイオード26A
が発光した光を後述するカートリッジ100の搬送路1
13にある連結挟着体200のテープ201で反射さ
せ、この反射光を受光ダイオード26Bで受光させるこ
とにより挟着板101の有無を検知するものである(図
2および図22参照)。テープ201からの反射光によ
り挟着板101の有無を検知するものであるから、確実
に挟着板101の有無を検知することができる。ちなみ
に、挟着板101からの反射光で検知するようにする
と、挟着板101と挟着板101との間の隙間にセンサ
26が位置した場合、挟着板101を検知することがで
きなくなる。
【0029】テーブル13の前端部には前壁部Vが形成
され、ハウジング12の側壁28の前端にはシート束S
を載置するための段部28Aが形成されている。前壁部
Vの上面Vaと段部28Aと支持部材25の上面25aと
はシート束Sを載置するために面一となっている。
【0030】外壁28の内側には、スライダ150によ
って送られてきた挟着板101を所定位置に止めるスト
ッパ29と、挟着板101が所定位置に送られてきたこ
を検知するマイクロスイッチM1とが設けられている。
M2は後述する駆動カム85が初期位置(ホームポジシ
ョン)に戻ってきたか否かを検知するマイクロスイッチ
であり、このマイクロスイッチM2は後述するカム90
の側部に設けた凹部90Aを検知することにより駆動カ
ム85が初期位置(ホームポジション)に戻ってきたこ
とを検知するものである。
【0031】[駆動機構]駆動機構80は、ハウジング
12の側壁12Aに取り付けられた駆動モータ81と、
この駆動モータ81の駆動軸82に設けたギア83と、
このギア83に噛合した減速ギア84A〜84Dを有す
る減速ギア列84と、減速ギア列84に噛合した駆動カ
ム85を備えている。各ギア83,84A〜84Dはハ
ウジング12のギア室15に配置され、駆動カム85は
カム室16に配置されている。
【0032】駆動カム85は、駆動モータ81により各
ギア83,84A〜84Dを介して図9に示す矢印方向
へ回転していくものである。
【0033】駆動カム85の一側面85Aには、図11
に示すように、環状のカム溝86が形成され、このカム
溝86は回転軸87の中心からの距離が小さくなってい
る小径部86Aと、中心からの距離が一定な大径部86
Bとを有している。
【0034】また、駆動カム85には、駆動カム85と
ともに回転していくカム90が一体に設けられている。
【0035】カム90には、図14に示すように、径が
最小となっている小径部R1と、径が大きくなっていく
増大部R2と、径が最大となっている大径部R3と、径が
減少していく減少部R4とが設定されている。そして、
小径部R1と、カム溝86のホームポジション位置Fと
小径部86Aを含む部分86C(図11参照)とがほぼ
対応するが、カム90の増大部R2とカム溝86の小径
部86Aとが一部で重なっている状態となっている。
【0036】[移動機構]移動機構30は、図11〜図
13に示すように、ハウジング12の保持部12B,1
2Cに設けた軸Jに回動自在に取り付けられた第1,第
2リンク部材31,32等から構成されている。
【0037】第1リンク部材31は、先端部31bがカ
ム溝86に挿入されているアーム部31Aを有する軸部
33と、この軸部33の一端に連続形成された軸部34
とから形成されている。そして、駆動カム90の回転に
よりアーム部31Aの先端部31bがカム溝86によっ
て上下動することにより、第1リンク部材31が軸31
を中心に矢印に示すように回動する。
【0038】第2リンク部材32は、軸部34に回動自
在に嵌入した筒部35と、この筒部35から上方に延び
たアーム部36とから構成されている。アーム部36の
上部には係止突起36Aが形成されている。
【0039】第2リンク部材32の筒部35の外側には
コイルスプリング37が装着され、コイルスプリング3
7の一端が第1リンク部材31に設けた係止部34Aに
係止されており、コイルスプリング37の他端が第2リ
ンク部材32のアーム部36に係止されている。このコ
イルスプリング37によって第2リンク部材32が第1
リンク部材31とともに回動するようになっており、第
1リンク部材31の回動が停止されると第1リンク部材
31のみが第2リンク部材32に対して相対的に回動す
るようになっている。
【0040】第2リンク部材32の回動とともにアーム
部36が回動してスライダ150を図2に示す左右方向
へ往復移動させるものである。
【0041】[クランプ機構]クランプ機構50は、図
14〜図16に示すように、一対のクランプ部材(綴手
段)51,52と、このクランプ部材51,52を挟み込
んだ二つのクランプ回動部材53,54と、クランプ回
動部材53に取り付けられ駆動カム90の周面に当接し
た軸62とを備えている。
【0042】[クランプ回動部材]クランプ回動部材5
3は、相対向した一対の側板部55,56と、側板部5
5,56の上部(図15において)を連結した連結板部
57とから構成され、側板部55,56の下部と上部の
後側には相対向して孔55a,56a,55b,56bが形成
されている。また、連結板部57にはネジ用の孔57a
が形成されている。
【0043】側板部55,56の孔55a,56aには軸6
3が挿入されており、この軸63はハウジング12のク
ランプ室14を形成する側壁14A,28に取り付けら
れている。そして、クランプ回動部材53は軸63を支
点にして回動可能となっている。また、側板部55,5
6の孔55b,56bには、カムフロアである軸62が回
動自在に取り付けられている。
【0044】クランプ回動部材54は、クランプ回動部
材53の側板部55,56の内側に入るとともに相対向
した一対の側板部58,59と、側板部58,59の上部
を連結した連結板部60とから構成されている。
【0045】側板部58,59の下部と上部の前後に
は、相対向して孔58a,58c,59cが形成され、孔5
8c,59cには軸64が取り付けられている。また、連
結板部60にはネジ用の孔60aが形成されている。側
板部55,56の孔55a,56aと側板部58,59の孔
58a,59aとが相対向し、側板部55,56の孔55b,
56bとが相対向している。
【0046】そして、クランプ回動部材53の側板部5
5,56の孔55a,56aに嵌挿された軸63がクランプ
回動部材54の側板部58,59の孔58a,59aを貫通
している。
【0047】クランプ回動部材53の連結板部57の孔
57aとクランプ回動部材54の連結板部60の孔60a
にはネジ65が挿入され、ネジ65の上部にはスプリン
グ67を介してナット65Aが螺合されている。そし
て、スプリング67によってクランプ回動部材53,5
4の連結板部57,60が互いに接近する方向に付勢さ
れていて、クランプ回動部材54がクランプ回動部材5
3とともに軸63を支点にして一体的に回動するように
なっている。69はスプリング67とナット65Aとの
間に配設されたワッシャであり、ワッシャ69の係止孔
69aにはスプリング70の一端が係止されている。ス
プリング70の他端はハウジング12の係止部12Kに
係止されている。
【0048】クランプ回動部材53はクランプ回動部材
54に対して軸63を支点にしてスプリング67の付勢
力に抗することにより所定量だけ相対的に回動可能とな
っており、シート束Sの厚さに拘わらずカム90の回動
がスムーズに行われるようになっている。
【0049】そして、クランプ回動部材53,54は、
スプリング70により軸63を支点にして時計方向(図
14において)に付勢され、この付勢によりクランプ回
動部材53に取り付けた軸62が駆動カム90の周面に
常時当接している。
【0050】クランプ回動部材54の側板部58,59
間には、クランプ部材51,52が配置されている。
【0051】[クランプ部材]クランプ部材51は、図
16に示すように、平板状のアーム部71の下部に軸孔
72を設け、アーム部71の上部に前方へ突出するクラ
ンプ部73を設け、さらにクランプ部73の下面73A
の前端に下方へ突出した突起73Bを設け、アーム部7
1の上部の後部側に孔71Aを設けたものである。
【0052】クランプ部73の下面73Aには、図17
および図19に示すように、73aを頂部としてその両
側に僅かに傾斜した傾斜面73b,73cが形成されてい
る。
【0053】また、クランプ部73には、図17〜図1
9に示すように、断面がコ字状の押付部材280が取り
付けられている。押付部材281は、平板状の押付部2
81とこの押付部281の両側から延びた平板状の取付
片282,283とから構成され、取付片282,283
に取り付けた軸284がクランプ部73を貫通してい
る。そして、図17および図19に示すように、押付部
281の前部281Aがクランプ部73の傾斜面73b
に当接したり、押付部281の後部281Bがクランプ
部73の傾斜面73cに当接したりするように押付部材
281が軸284を中心に回動する。
【0054】押付部281の後部281Bがクランプ部
73の傾斜面73cに当接すると、押付部281の前端
部281aが下方へ突出する状態となる。
【0055】軸孔72にはクランプ回動部材53,54
を貫通した軸63が貫通され、孔71Aにはクランプ回
動部材54に取り付けた軸64が嵌挿されている。そし
て、クランプ部材51はクランプ回動部材53,54と
ともに軸63を支点にして一体的に回動する。
【0056】クランプ部材52は、クランプ部材51の
アーム部71に重ね合った平板状のアーム部75と、こ
のアーム部75の上部に軸孔76を設け、アーム部75
の下部に前方へ突出したクランプ部77を設け、アーム
部75の中間部に円弧状の長孔75Aを設けたものであ
る。
【0057】軸孔76には、ハウジング12に設けた軸
78が貫通されており、この軸78を中心にしてクラン
プ部材52が回動可能となっている。また、アーム部7
5の長孔75Aには、クランプ回動部材54に取り付け
た軸64が貫通している。軸64は長孔75Aに沿って
相対移動可能となっており、長孔75Aはクランプ部材
51,52が対称的に動くような形状に形成されてい
る。
【0058】したがって、クランプ部材51がクランプ
回動部材53,54とともに軸63を中心にして反時計
方向(図14において)へ回動すると、クランプ部材5
2は軸78を中心にして時計方向(図14において)へ
回動していくこととなる。
【0059】クランプ部77はクランプ部材51のクラ
ンプ部73と対向しており、クランプ部77の上面77
Aの前端には上方に突出する突起77Bが形成されてい
る。クランプ部材52の突起77Bとクランプ部材51
の突起73Bとで、後述するスライダー150によって
送り出された挟着板101の両端部を保持するようにな
っている。
【0060】また、クランプ部77の上面77Aには、
クランプ部73の頂部73aおよび傾斜面73b,73cに
対向して同様な頂部(図示せず)および傾斜面(図示せず)
が形成されている。また、クランプ部材52のクランプ
部77には、押付部材281と同様な構成の押付部材2
85が取り付けられており、軸286を中心に回動可能
となっていて、上記と同様にして押付部287の前端部
287aが上方へ突出する状態となっている。
【0061】そして、クランプ部材51,52が軸63,
78を支点にして回動すると、クランプ部73,77が
閉じられていき、これにより挟着板101を折り曲げて
いく。そして、折り曲げられた挟着板101の折曲部を
クランプ部材51,52がカシメていくものである。
【0062】ところで、駆動モータ81は図示しない制
御回路によって制御されるものであり、この制御回路は
例えば複写機本体から出力される挟着信号やセンサ26
が出力する検出信号に基づいて駆動モータ81を制御す
るものである。
【0063】[カートリッジ]カートリッジ100は、
図20〜図25に示すように、ほぼ円形状の収納室10
2を形成したカートリッジ本体103と、カートリッジ
本体103に開閉可能に設けられた蓋体120とから構
成されている。
【0064】カートリッジ本体103は底板104の周
囲に設けた周板105とこの周板105に設けた天板1
06等とから構成され、周板105には蓋体120を開
けることによって収納室102を解放する開口105A
が形成されている。この開口105Aの幅はほぼ収納室
102の直径とほぼ同一となっていて、後述するロール
状に巻かれた連結挟着体200の収納室102への収納
が行い易いようになっている。
【0065】底板104および天板106の端部には、
装置本体11のガイドレール24に係合する凹部104
Aおよび106Aが形成されている。また、底板104
の下面には、突起110Aを有する係止片110が設け
られており、係止片110は装置本体11のテーブル1
3の係止孔19に挿入されるようになっている。係止片
110の係止孔19への挿入により、係止片110の突
起110Aが装置本体11の係止片22の係止部22A
に係合する。
【0066】また、底板104の下面には、テーブル1
3のロック解除孔18に挿入されるロック部材115が
設けられている。ロック部材115は、図26に示すよ
うに、底板に104に固定された基部116に、弾性変
形して破線で示すように移動するロック片117を形成
したものである。このロック片117には、スライダ1
50に設けた係止片170が係合する凹部117Aが形
成され、スライダ150の係止片170がロック部材1
15の凹部117Aに係合していることによりスライダ
150が移動しないようにロックされる。
【0067】カートリッジ100を装置本体11のテー
ブル13に装着すると、ロック部材115がロック解除
孔18に挿入され、ロック解除孔18の突出部18Bに
よりロック片117が破線で示す位置へ移動し、スライ
ダ150の係止片170がロック片117の凹部117
Aから外れてスライダ150のロックが解除されるよう
になっている。
【0068】カートリッジ本体103の前側には、挟着
板101の搬送路113を形成した平板状のガイド板部
130が連続形成されており、このガイド板部130に
スライダ150が左右方向へ移動可能に取り付けられて
いる。
【0069】ガイド板部130の上下には、図27およ
び図28に示すように、挟着板101の上下を案内する
案内面131A,132Aを形成した案内部131,13
2が形成されており、この案内部131の下部および案
内部132の上部には、スライダ150を左右方向へ案
内するための突条部131B,132Bが左右方向に延
びて形成されている。ガイド板部130の前面130A
の中間部には挟着板101を案内するための一対の突条
部133,133が左右方向に延びて形成されている。
そして、ガイド板部130の前面130Aと突条部13
1B,132Bとで搬送路113を形成している。
【0070】また、ガイド板部130には、先端側(図
28において左側)と後端側に4つの角孔135A,1
35B,136A,136Bが形成され、ガイド板部13
0の裏面130Bに取り付けられた逆止爪板140,1
40の逆止爪141が角孔135A,136Aへ進入し
ている。そして、逆止爪141の先端部141aがガイ
ド板部130の前面130Aから図27に示すように突
出して挟着板101に引っかかるようになっている。こ
の引っかかりにより挟着板101の逆戻りを防止するも
のである。
【0071】逆止爪板140は、図29に示すように、
E字状に形成された平板142の上板部143Aと下板
部143Bに逆止爪141を折曲形成するとともに、中
板部143Cに保持爪144,144を折曲形成したも
のである。この保持爪144,144をガイド部材13
0の角孔135B,136Bに挿入して保持爪144,1
44をカシメることによって逆止爪板140をガイド板
部130に取り付けたものである。
【0072】逆止爪141は、先端部141aが高く後
方へいくに従って低くなっている傾斜部141bを有し
ている。そして、平板142の弾性力によって逆止爪1
41の先端部141aは図27に示す位置から左方向へ
引っ込むことができるようになっていて、挟着板101
の送りに支障を来さないようになっている。
【0073】[スライダ]スライダ150は、図30〜
図33に示すように、長方形状の板部材151の上下
に、ガイド板部130の突条部131B,132Bに係
合する溝152,153を形成した保持部154,155
を設け、さらに保持部155の下部に係止片170を設
け、そして板部材151の内側に左右方向に延びた一対
の突条部156,156を形成し、板部材151の外側
に、第2リンク部材32のアーム部36(図12参照)
の係止突起36Aを案内するためにハ字状に形成された
ガイド部157,157および係止部158,158を形
成したものである。
【0074】この係止部158,158間には、第2リ
ンク部材32の係止突起36Aが挿入され、第2リンク
部材32のアーム36が軸Jを中心に回動することによ
りスライダ150を往復移動させるものである。
【0075】また、板部材151には、前側および後側
には上下に角穴160,161がそれぞれ形成され、前
端の上下にはスリット状の切欠162,162が形成さ
れ、後部にはセンサ26(図2参照)によって連結挟着
体200のテープ201を検出することがきるように長
方形状の切欠163が形成されている。
【0076】そして、図34に示すように、板部材15
1の外面151Aには前送爪板180が取り付けられて
おり、前送爪板180の前送爪181,181が切欠1
62,162へ挿入されている。そして、図27および
図35に示すように、前送爪181の先端部181aが
板部材151の内面151Bから突出して挟着板101
に引っかかるようになっている。この引っかかりにより
挟着板101を先端側へ送り出すものである。
【0077】同様に、板部材151の外面151Aには
後送爪板190,195が取り付けられており、後送爪
板190,195の後送爪191,196が角穴161,
161へ挿入され、後送爪191,195の先端部19
1a,195aが、上記と同様に挟着板101に引っかか
るようになっている。送爪181,191,195は、図
27および図35に示すように、逆止爪141と干渉し
ないように前後および上下方向に互いにづれている。
【0078】前送爪板180は、図36に示すように、
E字状に形成された平板182の上板部183Aと下板
部183Bに前送爪181を折曲形成するとともに、中
板部183Cに保持爪184,184を折曲形成したも
のである。この保持爪184,184を板部材151の
角孔160,160に挿入して保持爪184,184をカ
シメることによって前送爪板180をスライダ150に
取り付けたものである。
【0079】前送爪181は、先端部181aが高く後
方へいくに従って低くなっている傾斜部181bを有し
ている。そして、平板182の弾性力によって前送爪1
81の先端部181aは図27に示す位置から右方向
(図35において下方)へ引っ込むことができるように
なっていて、スライダ150の右方向(戻り方向)への
移動に支障を来さないようになっている。
【0080】後送爪板190は、図37に示すように、
角穴192aが形成された水平な取付片192に垂下さ
れた弾性板部193を連続形成し、この弾性板部193
に後送爪191を取付片192と対向するように折曲形
成したものである。後送爪板190の取り付けは、取付
片192の角穴192a内にスライダ150の保持部1
54の突起150Tを嵌合させるとともに後送爪191
をスライダ150の角穴161に挿入させて取り付ける
ものである。
【0081】後送爪板195は、図38に示すように、
角穴197aが形成された水平な取付片197に起立さ
れた弾性板部198を連続形成し、この弾性板部198
に後送爪196を取付片197と対向するように折曲形
成したものである。後送爪板195の取り付けは、取付
片197の角穴197a内にスライダ150の保持部1
55の突起150Gを嵌合させるとともに後送爪196
をスライダ150の角穴161に挿入させて取り付ける
ものである。
【0082】これら、後送爪板190,195も前送爪
板180と同様に、弾性板部193,198の弾性によ
り後送爪191,196の先端部191a,196aが引き
込むようになっており、スライダ150の戻り方向への
移動に支障を来さないようになっている。
【0083】[連結挟着体]連結挟着体200は、図3
9に示すように、複数の挟着板101を帯状のテープ2
01に接着して連結し、これをロール状に巻いてたもの
である。挟着板101は金属製であり、テープ201は
上下方向(図39において)に配向性をもっており、ク
ランプで挟着板101を折り曲げていくと、テープ20
1が破線Hから切断されていくようになっている。
【0084】[動作]次に、上記のように構成される挟
着装置の動作について説明する。
【0085】先ず、図23に示すように、カートリッジ
100の蓋体120を開けて、連結挟着体200を収納
室102に入れる。次に、連結挟着体200の先端部2
00Aを搬送路113へ挿入させて蓋体120を閉じ
る。搬送路113の入口113aが開口105Aに臨ん
でいるので、連結挟着体200の先端部200Aの搬送
路113への挿入は簡単に行うことができる。
【0086】そして、このカートリッジ100の天板1
06および底板104の凹部106A,104Aを装置
本体11のガイドレール24に係合させて、カートリッ
ジ100を装置本体11のテーブル13に装着させる。
カートリッジ100がテーブル13に装着されると、カ
ートリッジ100の係止片110はテーブル13の係止
孔19に挿入され、係止片110の突起110Aが装置
本体11の係止片22の係止部22Aに係合して、カー
トリッジ100が装置本体11に固定されることとな
る。
【0087】また、テーブル13のロック解除孔18に
カートリッジ100のロック部材115が挿入され、ロ
ック解除孔18の突出部18Bによりロック部材115
が図26に示す破線位置へ移動してスライダ150のロ
ックが解除される。また、移動機構30のアーム部36
の係止突起36Aがスライダ150のガイド部157,
157に案内されて係止部158,158間に挿入され
る。
【0088】駆動モータ81が駆動される前では、駆動
カム85およびカム90は図9〜図11および図14に
示す初期位置にあり、スライダ150は図1および図2
に示すホームポジションにある。センサ26は、カート
リッジ100の搬送路113にある連結挟着体200の
テープ201を検知して挟着板101があることを検知
している。また、マイクロスイッチM2はカム90の凹
部90Aを検知しており、クランプ部材51,52は図
10および図14に示すホームポジションに位置してい
る。
【0089】そして、ハウジング12の外壁28の段部
28Aおよび前壁部Vの上面Vaなどにシート束Sを載
置する。
【0090】この状態で、図示しない複写機本体等から
挟着信号が出力されると、制御回路は、センサ26が挟
着板101があることを検知しているので、その挟着信
号に基づいて駆動モータ81を駆動制御する。駆動モー
タ81の駆動によりギア83および減速ギア列84を介
して駆動カム85が時計方向(図9および図11におい
て、図10において反時計方向)へ回転していく。
【0091】駆動カム85の回転により、第1リンク部
材31のアーム部31Aの先端部31bがカム溝86の
小径部86Aに入ると、第1リンク部材31のアーム部
31Aは図12において時計方向(図2において反時計
方向)へ回動していく。この第1リンク部材31ととも
に第2リンク部材32が回動していき、第2リンク部材
32のアーム部36が図2において矢印方向(反時計方
向)へ回動していく。このアーム部36の回動とともに
スライダ150が左方向(図1および図2において)へ
移動していく。
【0092】スライダ150の移動により、図35に示
すように、前送爪181の先端部181aが搬送路11
3にある先頭の挟着板101′に引っかかり、スライダ
150の移動とともに挟着板101′を先端側へ送り出
していく。このとき、スライダ150の後送爪191,
196が他の挟着板101に引っかかれば、前送爪18
1と後送爪191,196とで挟着板101′,101を
送り出していくこととなる。各挟着板101はテープ2
01によって連結されているので、搬送路113内の挟
着板101は前方(図1および図2において左側)へ送
り出されていき、収納室102内の挟着板101は搬送
路113側へと送り出されていくこととなる。
【0093】また、ガイド板部130の内側に突条部1
31B,132が形成され、またスライダ150の内側
に突条部156,156が形成されているので、挟着板
101′,101が少し変形していても、その送りに支
障を来すことがなく、なめらかに挟着板101′,10
1を送り出すことができる。
【0094】前送爪181,181がスライダ150の
上下に設けられているので、挟着板101′は傾くこと
なく安定した状態で送り出される。
【0095】さらに、駆動カム85が回転して第1リン
ク部材31のアーム部31Aの先端部31bがカム溝8
6の最小径部86d(図11参照)近傍にくると、さら
にスライダ150が左方向へ移動して挟着板101′を
ストッパ29に当接する位置まで送り出す。挟着板10
1′がストッパ29に当接するとスライダ150の移動
は停止し、挟着板101′はクランプ部材51,52の
突起73B,77Bにより保持される。そして、マイク
ロスイッチM1がクランプ部材51,52に保持された挟
着板101′を検知する。
【0096】そして、第1リンク部材31のアーム部3
1Aの先端部31bがカム溝86の最小径部86dに達す
ると、さらに、第1リンク部材31は図12において時
計方向(図2において反時計方向)へ回動するが、スラ
イダ150はストッパ29により停止しているので、ス
プリング37の付勢力に抗して第1リンク部材31のみ
が第2リンク部材32に対して相対回動していく。
【0097】第1リンク部材31の回動量は、スライダ
150が挟着板101の幅より大きい距離を移動するよ
うに設定され、挟着板101と挟着板101との間の隙
間にバラツキがあっても、第1リンク部材31が第2リ
ンク部材32に対して相対回動することにより、そのバ
ラツキを吸収するので、挟着板101を所定位置まで確
実に送り出すことができる。
【0098】さらに、駆動カム85が回動して、アーム
部31Aの先端部31bがカム溝86の最小径部86dか
ら大径部86Bにくると、第1リンク部材31が図12
において反時計方向(図2において時計方向)へ回動し
ていく。この第1リンク部材31とともに同方向へ第2
リンク部材32が回動していき、スライダ150がホー
ムポジションへ戻る。
【0099】スライダ150がホームポジションへ戻る
際、装置本体11のガイド板部130に取り付けた逆止
爪板140,140の逆止爪141により、挟着板10
1はスライダ150とともに逆戻りしてしまうことが防
止される。逆止爪141,141はガイド板部130の
上下に設けられているので、スライダ150が戻る際
に、挟着板101が傾いてしまうこともない。
【0100】そして、さらに駆動カム85が回転してア
ーム部31Aの先端部31bがカム溝86の大径部86
Bを移動し、カム90の増大部R2の周面に軸62が当
接してくると、クランプ回動部材53,54が軸63を
支点にして反時計方向(図14において)へ回動してい
く。この回動とともにクランプ部材51,52が閉じる
方向へ回動していき、この回動により、図40に示すよ
うに、挟着板101′は前方へ押し出されながらくの字
状に折り曲げられていく。このとき、スライダ150の
先端がクランプ部73,77の間にあって、挟着板10
1′の後面を支持しているために、挟着板101′がシ
ート束S方向に折れ曲がり、挟着板101′の反対方へ
の折れ曲がりを防止している。
【0101】さらに、駆動カム85が回転して、クラン
プ回動部材53の軸62が駆動カム90の大径部R3に
向かって増大部R2の周面上を当接していくと、さらに
クランプ部材51,52が閉じる方向へ回動していくの
で、クランプ部73,77が図41に示すように挟着板
101′を2つ折りの状態に折り曲げていく。なお、こ
の状態を長く維持する必要が無く、カム90の大径部R
3を狭くし、増大部R2を広くしても構わない。
【0102】この状態のときには、押付部材280の押
付部281の前部281Aがクランプ部73の傾斜面7
3bに当接している。押付部材285も同様の状態とな
っている。
【0103】そして、クランプ回動部材53の軸62が
駆動カム90の増大部R2と大径部R3の境界近くの周面
に到達すると、さらにクランプ部73,77が閉じるの
で、図42に示すように、挟着板101′の折曲部10
1aが押付部材280の押付部281の後部281Bを
クランプ部73の傾斜面73cに当接させる。このた
め、押付部281の前端部281aが下方へ突出する状
態となる。同様にして、押付部材285の押付部287
の前端部287aが上方へ突出する状態となる。
【0104】これにより、押付部材280,285の前
端部281a,287aが挟着板101′の両端部101
b,101cを上下から押圧した状態で、クランプ部材5
1,52が押付部281,287を介して挟着板101′
の折曲部101aをカシメていくので、挟着板101′
はシート束Sに密着した状態となって折り曲げられてシ
ート束Sを挟着する。すなわち、挟着板101′の両端
部101b,101cがシート束Sから浮いてしまうこと
が防止され、シート束Sを確実に挟着して綴ることがで
きる。
【0105】駆動カム85が回転してクランプ回動部材
53の軸62が駆動カム90の減少部R4の周面上を当
接していくと、クランプ回動部材53,54が軸63を
支点にして時計方向へ回動していき、クランプ部材5
1,52は上記とは逆に開く方向へ回動していく。そし
て、クランプ回動部材53の軸62が駆動カム90の小
径部R1の周面に達すると、すなわち、駆動カム85お
よびカム90が一回転すると、クランプ部材51,52
は図14に示すホームポジションに戻り、マイクロスイ
ッチM2がカム90の凹部90Aを検知して駆動モータ
81の駆動は停止される。
【0106】ところで、スライダ150はカートリッジ
100に取り付けられているので、カートリッジ100
を装置本体11のテーブル13から取り外しても、その
取り外しの際に挟着板101がスライダ150によって
引き出されてしまうことがない。このため、カートリッ
ジ100を再装着する際に、その引き出された挟着板1
01によってその装着ができなくなったりする不具合の
発生を防止することができ、また、引き出された挟着板
101を切り離なしてカートリッジ100を装着しなけ
ればならいないということがないので、挟着板101を
無駄にしてしまうことがない。
【0107】また、カートリッジ100をテーブル13
から取り外すと、ロック機構によりスライダ150はロ
ックされるので、スライダ150の移動によって挟着板
101がカートリッジ100から飛び出してしまうこと
が防止される。
【0108】また、カートリッジ100に連結挟着体2
00を詰め替えた際、搬送路113に残っている連結挟
着体の後端に新しい連結挟着体200の前端を合わせて
セットすれば、新しい連結挟着体200の挟着板101
はスライダ150の後送爪191,196によって送り
出されていき、残っている連結挟着体の挟着板101は
前送爪181により送り出されるので、残っていた連結
挟着体200を捨てる必要がない。
【0109】上述の実施の形態では、挟着板101を平
板状としたが、図43に示すように、上端(一端)に湾
曲形状で且つ右方向(図43において)に突出した突部
301aを形成した挟着板301としても良い。そし
て、この挟着板301は、図44図に示すように、帯状
のテープ201に接着して複数連結し、突部301aに
よって形成される窪み部301bを内側にしてロール状
に巻いた連結挟着体300とし、カートリッジ100に
収納される。
【0110】この場合、図45に示すように、搬送路1
13の上部(一端)に、突部301aを逃がすための凹
部152aを形成する。この場合、図46に示すよう
に、スライダ150の保持部154の凹部152aの巾
を広くする。
【0111】挟着板301を折り曲げるには、図47に
示すように、クランプ機構50を使用する。クランプで
挟着板301を折り曲げていくと、テープ201が破線
Hから切断されていくようになっている。このクランプ
機構50は、クランプ部材52の突起77´Bが突起7
3Bより距離Cの分突出している。
【0112】そして、クランプ部材51,52が閉じる
と、図48に示すように、挟着板301´が2つ折りの
状態に折り曲げられて、図49に示すように、挟着板3
01′の端部301cがシート束Sの上面に上側に向い
て位置するとともに、シート束S下面の挟着板301′
の先端部301dより距離B分短くなってシート束Sを
挟着する。
【0113】この挟着した状態では、挟着板301′の
端部301cがシート束S上面上側に向いているととも
に、挟着板301′の先端部301dより挟着板30
1′の端部301cがずれているので、シート束Sから
外しても再度シート束Sを容易に綴じることができる。
【0114】上記実施の形態では、クランプ装置10の
カートリッジ100について説明したが、これに限ら
ず、例えば電動ホチキスのカートリッジにも適用できる
ことは勿論である。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、カートリッジを本体から取り外しても、その取
り外しの際に綴部材が送り手段によって引き出されてし
まうことがない。このため、カートリッジを本体に再装
着する際に、その引き出された綴部材によってその装着
ができなくなったりする不具合の発生を防止することが
でき、また、引き出された綴部材を切り離なしてカート
リッジを装着しなければならいないということがないの
で、綴部材を無駄にしてしまうことがない。
【0116】請求項2の発明によれば、送り手段によっ
て綴部材がカートリッジから飛び出してしまうことが防
止される。
【0117】請求項3の発明によれば、綴部材を確実に
送り出すことができる。
【0118】請求項4の発明によれば、綴部材を傾ける
ことなく安定させて状態で送り出すことができる。
【0119】請求項5の発明によれば、スライダが逆戻
りしても、綴部材の逆戻りを防止することができる。
【0120】請求項6の発明によれば、スライダの逆戻
りの際に、綴部材が傾いてしまうことを防止することが
できる。
【0121】請求項7の発明によれば、連結された綴部
材を詰め替えた際、搬送路に残っている連結綴部材の後
端に新しい連結綴部材の前端を合わせてセットすれば、
新しい連結綴部材の綴部材はスライダの後の送爪よって
送り出されていき、残っている連結綴部材の綴部材は前
の送爪により送り出されるので、残っていた連結綴部材
を捨てる必要がない。
【0122】請求項8の発明によれば、通路内の綴部材
を傾けることなく安定させて状態で送り出すことができ
る。
【0123】請求項9の発明によれば、スライダが逆戻
りしても、通路内の綴部材の逆戻りを防止することがで
きる。
【0124】請求項10の発明によれば、スライダの逆
戻りの際に、通路内の綴部材が傾いてしまうことを防止
することができる。
【0125】請求項11の発明によれば、綴部材の窪み
部先端が引っかかること無く送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるクリップ装置を示した平面図
である。
【図2】図1のクリップ装置の正面図である。
【図3】図1のクリップ装置の装置本体の断面図であ
る。
【図4】装置本体とカートリッジを示した斜視図であ
る。
【図5】装置本体を示した平面図である。
【図6】装置本体を示した正面図である。
【図7】(A)は装置本体の左側面図である。(B)は
装置本体の右側面図である。
【図8】装置本体の構成を示した断面図である。
【図9】装置本体の駆動機構を示した説明図である。
【図10】装置本体のクランプ機構を示した説明図であ
る。
【図11】移動機構の構成を示した説明図である。
【図12】移動機構の構成を示した説明図である。
【図13】リンク機構の構成を示した断面図である。
【図14】クランプ機構の構成を示した説明図である。
【図15】クランプ回動部材を示した分解斜視図であ
る。
【図16】クランプ部材を示した斜視図である。
【図17】クランプ部材に取り付けられた押付部材を示
した説明図である。
【図18】押付部材が回動した状態を示した説明図であ
る。
【図19】押付部材の構成を示した断面図である。
【図20】カートリッジを示した平面図である。
【図21】カートリッジを示した正面図である。
【図22】カートリッジを示した平断面図である。
【図23】カートリッジの蓋体を開けた状態を示した説
明図である。
【図24】カートリッジを示した底面図である。
【図25】カートリッジを示した横断面図である。
【図26】ロック部材を示した斜視図である。
【図27】ガイド板部およびスライダの断面図である。
【図28】ガイド板部を示した説明図である。
【図29】(A)は逆止爪板を示した正面図である。
(B)は逆止爪板の側面図である。(C)は逆止爪板の
平面図である。
【図30】スライダーの板部材を示した平面図である。
【図31】板部材の正面図である。
【図32】板部材の背面図である。
【図33】板部材の断面図である。
【図34】スライダを示した正面図である。
【図35】スライダの縦断面図である。
【図36】(A)は前送爪板を示した正面図である。
(B)は前送爪板を示した平面図である。(C)は前送
爪板を示した側面図である。
【図37】(A)は後送爪板を示した正面図である。
(B)は後送爪板を示した平面図である。(C)は後送
爪板を示した側面図である。(D)は後送爪板を示した
底面図である。
【図38】(A)は後送爪板を示した正面図である。
(B)は後送爪板を示した平面図である。(C)は後送
爪板を示した側面図である。(D)は後送爪板を示した
底面図である。
【図39】連結挟着体の構成を示した斜視図である。
【図40】クランプ部材によって挟着板がく字状に折り
曲た状態を示した説明図である。
【図41】クランプ部材によって挟着板が二つ折りの状
態に折り曲げらた状態を示した説明図である。
【図42】折り曲げられた挟着板と押付部材との関係を
示した説明図である。
【図43】湾曲形状の窪み部を上端に形成した挟着板図
である。
【図44】湾曲形状の窪み部を形成した挟着板の連結挟
着体の斜視図である。
【図45】ガイド板部および湾曲形状の窪み部を形成し
た挟着板のスライダの断面図である。
【図46】湾曲形状の窪み部を形成した挟着板のスライ
ダ板部材の断面図である。
【図47】クランプ部材に挟着板が保持された状態を示
した説明図である。
【図48】折り曲げられた挟着板と押付部材との関係を
示した説明図である。
【図49】挟着板がシート束を挟着した状態を示した説
明図である。
【符号の説明】
11…装置本体 51,52…クランプ部材(綴り手段) 100,300…カートリッジ 101,301…挟着板(綴部材) 102…収納室 113…搬送路 115…ロック部材(ロック手段) 150…送り手段(スライダ) 105…挟着板(挟着部材) 141…逆止爪 181…前送爪(送爪) 191,196…後送爪(送爪) 200…連結挟着体(連結綴部材) S…シート束

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綴部材を折り曲げてシート束の端部を綴
    じる綴り手段を備えた装置本体に着脱可能に装着され且
    つ前記綴部材を収納するカートリッジにおいて、 カートリッジ内の綴部材を前記綴り手段へ送り出す送り
    手段を備えたことを特徴とするカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記送り手段の送り動作をロックするロ
    ック手段を備え、 このロック手段は、カートリッジが装置本体に装着され
    た際にロックを解除し、カートリッジが装置本体から外
    された際にロックすることを特徴とする請求項1のカー
    トリッジ。
  3. 【請求項3】 前記送り手段は、往復移動するスライダ
    から構成され、 前記スライダは、往動の際に綴部材に係止して綴部材を
    送り出す送爪を備えていることを特徴とする請求項1の
    カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記送爪は、綴部材の両端部に係止する
    ように一対設けられていることを特徴とする請求項3の
    カートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記カートリッジ内には複数の綴部材が
    テープによって帯状に連結されて収納され、前記スライ
    ダが復動した際に、綴部材に係止して綴部材の逆戻りを
    防止する逆止爪をカートリッジに設けたことを特徴とす
    る請求項3のカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記逆止爪は、綴部材の両端部に係止す
    るように一対設けられていることを特徴とする請求項5
    のカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記カートリッジは、複数の綴部材をテ
    ープによって帯状に連結した連結綴り部材を収納する収
    納室と、この収納室の連結綴部材の綴部材を前記綴り手
    段へ送り出すための搬送路とを備え、 前記送り手段は、前記搬送路に沿って往復移動するスラ
    イダを備え、前記スライダが往動した際に搬送路の綴部
    材を外へ送り出す送爪をスライダの前後に設けたことを
    特徴とする請求項1のカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記送爪は、綴部材の両端に係止するよ
    うに一対設けられていることを特徴とする請求項7のカ
    ートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記スライダが復動した際に、綴部材の
    逆戻りを防止する逆止爪を前記搬送路の前後に設けたこ
    とを特徴とする請求項7のカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記逆止爪は、綴部材の両端部に係止
    するように一対設けられていることを特徴とする請求項
    9のカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記カートリッジは、一端に湾曲形状
    に形成された突部を有する複数の綴部材をテープによっ
    て帯状に連結した連結綴部材を収納する収納室と、この
    収納室の連結綴部材の綴部材を前記綴り手段へ送り出す
    ための搬送路とを備え、 前記搬送路の一端側に前記突部を逃がすための凹部を前
    記綴部材の搬送方向に沿って形成したことを特徴とする
    請求項1のカートリッジ。
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