JPH10204092A - デカメチルテトラシロキサンの共沸混合物 - Google Patents

デカメチルテトラシロキサンの共沸混合物

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JPH10204092A
JPH10204092A JP10013108A JP1310898A JPH10204092A JP H10204092 A JPH10204092 A JP H10204092A JP 10013108 A JP10013108 A JP 10013108A JP 1310898 A JP1310898 A JP 1310898A JP H10204092 A JPH10204092 A JP H10204092A
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propanol
decamethyltetrasiloxane
methylethoxy
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Rey Flaningam Ora
レィ フラニンガム オラ
Lee Morgan David
リー モーガン デビッド
Edward Williams Deut
エドワード ウイリアムス ドイット
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    • B01DSEPARATION
    • B01D12/00Displacing liquid, e.g. from wet solids or from dispersions of liquids or from solids in liquids, by means of another liquid
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D7/00Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
    • C11D7/50Solvents
    • C11D7/5031Azeotropic mixtures of non-halogenated solvents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G5/00Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents
    • C23G5/02Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents using organic solvents
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揮発性メチルシロキサン及びグリコールエー
テル又はグリコールエーテルアセテートを含有する二元
共沸混合物又は共沸混合物状組成物の提供。 【解決手段】 二元共沸混合物又は共沸混合物状組成物
は、デカメチルテトラシロキサン(MDDM)と共に、
1−ブトキシ−2−プロパノール、1−(2−メトキシ
−1−メチルエトキシ)−2−プロパノール、1−(2
−エトキシ−1−メチルエトキシ)−2−プロパノー
ル、1−(2−プロポキシ−1−メチルエトキシ)−2
−プロパノール、及び1−(2−メトキシ−1−メチル
エトキシ)−2−プロパノール−アセテートを含有す
る、そして洗浄、すすぎ、又は乾燥に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揮発性メチルシロキサ
ン(VMS)二元共沸混合物又は共沸混合物状組成物で
ある洗浄、すすぎおよび乾燥用溶媒に関する。
【0002】
【従来の技術】1つの成分として有機ケイ素化合物を含
有する共沸混合物は、次の米国特許に示される先行技術
に記載されている:米国特許第5,454,970号;
第5,454,972号;第5,516,450号;第
5,456,856号;第5,478,493号;第
5,492,647号;第5,501,811号及び第
5,507,878号。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの特許は、有機
ケイ素成分がデカメチルテトラシロキサンである共沸混
合物に関するものではない。
【0004】本発明は、メチルシロキサンおよびグリコ
ールエーテル又はグリコールエーテルアセテートを含有
する新規の揮発性共沸混合物又は共沸混合物状組成物に
関する。これらの組成物は、環境に優しい洗浄剤、すす
ぎ剤、および乾燥剤として有用である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明により、次の
(a)〜(e)から選択する共沸混合物から成る組成物
が提供される: (a)2〜15重量%のデカメチルテトラシロキサンと
85〜98重量%の1−ブトキシ−2−プロパノール、
該組成物は25〜180.7℃の範囲内の温度で均質で
共沸であり、該組成物が2重量%のデカメチルテトラシ
ロキサンと98重量%の1−ブトキシ−2−プロパノー
ルから成るとき、該組成物の25℃での蒸気圧は1.2
トールであり、該組成物が15重量%のデカメチルテト
ラシロキサンと85重量%の1−ブトキシ−2−プロパ
ノールから成るとき、該組成物の180.7℃での蒸気
圧は1,000ト−ル(133kPa)である。
【0006】(b)56〜64重量%のデカメチルテト
ラシロキサンと36〜44重量%の1−(2−メトキシ
−1−メチルエトキシ)−2−プロパノール、該組成物
は0〜190.4℃の範囲内の温度で均質で共沸であ
り、該組成物が56重量%のデカメチルテトラシロキサ
ンと44重量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエト
キシ)−2−プロパノールから成るとき、該組成物の0
℃での蒸気圧は0.09トール(0.01kPa)であ
り、該組成物が60重量%のデカメチルテトラシロキサ
ンと40重量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエト
キシ)−2−プロパノールから成るとき、該組成物の1
90.4℃での蒸気圧は1,000トール(133kP
a)である; (c)65〜88重量%のデカメチルテトラシロキサン
と12〜35重量%の1−(2−エトキシ−1−メチル
エトキシ)−2−プロパノール、該組成物は0〜19
7.2℃の範囲内の温度で均質で共沸であり、該組成物
が88重量%のデカメチルテトラシロキサンと12重量
%の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−
プロパノールから成るとき、該組成物の0℃での蒸気圧
は0.06トール(0.008kPa)であり、該組成
物が65重量%のデカメチルテトラシロキサンと35重
量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2
−プロパノールから成るとき、該組成物の197.2℃
での蒸気圧は1,000トール(133kPa)であ
る; (d)90〜98重量%のデカメチルテトラシロ
キサンと2〜10重量%の1 −(2−プロポキシ
−1−メチルエトキシ)−2−プロパノール、該組成
物は150〜205℃の範囲内の温度で均質で共沸
であり、該組成物が9 8重量%のデカメチルテト
ラシロキサンと2重量%の1−(2−プロポキ シ
−1−メチルエトキシ)−2−プロパノールから成ると
き、該組成物の 150℃での蒸気圧は221トー
ル(29.4kPa)であり、該組成物 が90重
量%のデカメチルテトラシロキサンと10重量%の1−
(2−プ ロポキシ−1−メチルエトキシ)−2−
プロパノールから成るとき、該組 成物の205℃
での蒸気圧は1,000トール(133kPa)であ
る; 及び (e)88〜99重量%のデカメチルテトラシロキサン
と1〜12重量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエ
トキシ)−2−プロパノール−アセテ−ト、該組成物は
100〜204℃の範囲内の温度で均質で共沸であり、
該組成物が99重量%のデカメチルテトラシロキサンと
1重量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)
−2−プロパノールから成るとき、該組成物の100℃
での蒸気圧は34.3トール(4.56kPa)であ
り、 該組成物が88重量%のデカメチルテトラシ
ロキサンと12重量%の1− (2−メトキシ−1
−メチルエトキシ)−2−プロパノールから成るとき、
該組成物の204.5℃での蒸気圧は1,000
トール(133kPa) である。
【0007】さらに、本発明により上記(a)〜(e)
から選択する共沸組成物を物品の表面に塗布することか
ら成ることを特徴とする物品の表面を先浄、すすぎ及び
乾燥する方法が提供される。
【0008】洗浄剤として、本発明の組成物は表面から
の汚染物質の除去に使用できるが、特に流出および精密
洗浄、低圧蒸気脱脂および気相洗浄に使用できる。それ
らは、高溶解力および蒸発後に一定の溶解力の維持(そ
れは気相洗浄、蒸留、再生およびワイパー洗浄を含む適
用中に生じる)において予想外の利点を示す。
【0009】洗浄剤は共沸混合物又は共沸混合物状組成
物であるので、回収および再循環が容易であるという別
の利点を有する。従って、組成物は洗浄工程に使用後に
汚染洗浄浴から単物質として分離できる。単蒸留によっ
てその再生を促進できるので、それは新たに再循環でき
る。
【0010】さらに、これらの組成物は揮発性メチルシ
ロキサン自体と比べて高溶解力を有する。しかもそれら
の組成物は緩溶解力を示すので損傷を与えることなくデ
リケートな表面の洗浄に有用である。
【0011】共沸混合物は2種以上の液体の混合物であ
り、その組成物は蒸留時に変化しない。従って、95%
エタノールと5%水の混合体は純エタノール(78.3
℃)又は純水(100℃)より低温(78.15℃)で
沸騰する。かかる液体混合物は単物質のような挙動をし
て、液体の部分的蒸発によって生成された蒸気は液体と
同一の組成を有する。従って混合体は組成を変えること
なく一定温度で蒸留して、標準の蒸留によって分離され
ない。
【0012】共沸混合物は、二元共沸合物として2種の
液体、三次共沸混合物として3種の液体、そして四元共
沸混合物として4種の液体を含有する系に存在する。し
かしながら、共沸状態は予測できない現象であって、各
共沸混合物又は共沸混合物状の組成物を発見しなければ
ならない。共沸混合物生成の予測不可能性は米国特許第
3,085,065号;第4,155,865号;第
4,159,976号;第4,994,202号又は第
5,064,560号によく記載されている。構造異性
体(すなわち、ブチル、イソブチル、sec‐ブチルお
よびtert‐ブチル)であっても、当業者は共沸混合
物の生成を予測できない。
【0013】本発明用の2成分以上の混合物は、蒸気の
組成に変化がなくて液体から蒸発する場合は共沸であ
る。特に、共沸混合物は、組成を変えることなく沸騰す
る混合物および組成を変えることなく沸点以下の温度で
蒸発する混合物を含む。共沸組成物は、それぞれ特定割
合の2つの成分がある温度で共沸であるが他の温度で必
ずしも共沸でない割合の範囲に渡る2成分の混合物を含
む。
【0014】共沸混合物は組成を変えないで蒸発する。
印加圧力が共沸混合物の蒸気圧であると、それは変化な
く蒸発する。印加圧力が共沸混合物の蒸気圧以下である
と、それは沸騰又は変化なく蒸留する。共沸混合物はそ
の成分の全組成の最低沸点を有する。従って、共沸混合
物は組成が共沸混合物の組成と最初異なる混合物の蒸留
によって得られる。成分のある組合せのみが共沸混合物
を生成するから、共沸混合物の生成は、実験的な蒸気−
液体−平衡データ、即ち成分の種々の混合物に対して一
定の全圧又は温度での蒸気および液体の組成なくして見
つけることができない。ある共沸混合物の組成は温度に
対する変異量であるが、多くの場合に共沸混合物の組成
は温度と共に変わる。温度の関数として、共沸組成物は
所定の温度で高品質の蒸気‐液体平衡データから決定で
きる。市販のソフトウェア、例えば、「ASPENPL
US」(米国マサチュセッツ州ケンブリッジに在るAs
pen Technology社のプログラム)を、か
かる決定に必要な統計分析の助けに利用できる。我々の
実験データが与えられると、「ASPEPLUS」のよ
うなプログラムはパラメータ−を計算し、それから組成
および蒸気圧の完全テーブルが得られる。これによって
真の共沸組成物の位置を決定することができる。
【0015】その技術は共沸混合物に似た組成物の存在
も認識する。本発明の「共沸混合物状」とは共沸混合物
に似た挙動をする組成物を意味する。従って、共沸混合
物状組成物は一定の沸騰特性をもつ、又は、沸騰又は蒸
発時に機能しない傾向をもつ。共沸混合物状混合物にお
いて、沸騰又は蒸発中に生成される蒸気の組成は元の液
体の組成と同一又は実質的に同一である。沸騰又は蒸発
中に液体は、変化する場合には、最少限、又は無視でき
る程度に変化する。環流をする場合には、それは気相に
おいて液相における場合とほゞ同一の組成をもつ。これ
に対して、非共沸混合物状混合物の組成は沸騰又は蒸発
中にかなり変化する。定義「共沸混合物状組成物」は圧
力760トールにおいて最低沸点の1℃以内で沸騰する
共沸混合物成分の全ての割合のものを含む。
【0016】本発明の共沸混合物および共沸混合物状組
成物の揮発性メチルシロキサンは、デカメチルテトラシ
ロキサン(CHSiO〔(CHSiO〕
Si(CHである。それは25℃で1.5mm
s(センチストークス)の粘度を有し、2つの二官能
“D”単位(CHSiO2/2と2つの一官能
“M”単位(CHSiO1/2を含有するから、
しばしば文献では“MDDM”と呼ばれる。MDDMの
構造は次式で示される:
【化1】 本発明の共沸混合物及び共沸混合物状組成物の他の成分
は、(i)1−ブトキシ−2−プロパノール、CH
CHCHOCHCH(OH)CH、ダウ・
コーニング社によりプロパングリコールn−ブチルエー
テルとして商品名DOWANOL PnBで販売されて
いるプロパングリコールエーテル;(ii)1−(2−
メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−プロパノール、
CHOCHCH(CH)OCHCH(OH)C
、ダウ・コーニング社によりジ(プロピレングリコ
ール)メチルエーテルとして商品名DOWANOL D
PMで販売されているジ(プロピレン)グリコールエー
テル;(iii)1−(2−エトキシ−1−メチルエト
キシ)−2−プロパノール、CHCHOCHCH
(CH)OCHCH(OH)CH、BP Che
mical Limited社によりエトキシプロポキ
シプロパノールとして市販されているジ(プロピレン)
グリコールエーテル;(iv)1−(2−プロポキシ−
1−メチルエトキシ)−2−プロパノール、CHCH
CHOCHCH(CH)OCHCH(OH)
CH、ダウ・コーニング社によりジ(プロピレングリ
コール)n−プロピルエーテルとして商品名DOWAN
OLDPnPで販売されているジ(プロピレングリコー
ル)エーテル;及び(v)1−(2−メトキシ−1−メ
チルエトキシ)−2−プロパノールーアセテート、CH
OCHCH(CH)OCHCH(CH)OC
(0)CH、ダウ・コーニング社によりジ(プロピレ
ングリコール)メチルエーテルアセテートとして商品名
DOWANOL DPMAで販売されているジ(プロピ
レングリコール)メチルエーテルアセテートである。
【0017】上記の市販されているジ(プロピレン)グ
リコールエーテル及びジ(プロピレングリコール)エー
テルアセテートは少量の尾−頭異性体も含有し得る。し
かしながら、それぞれの場合に、少異性体の共沸混合物
は市販材料における主異性体の共沸混合物と区別できな
かった。
【0018】従って、プロピレングリコール単位‐OC
HCHCHO−は、主異性体におけるように頭‐尾
のように配向して、プロピレングリコールメチル基がエ
ーテル部分から遠くにある、又は少異性体におけるよう
に尾‐頭のように配向して、プロピレングリコールメチ
ル基がエーテル部分に近い。
【0019】標準気圧(760トール)で測定したこれ
らの液体の沸点(℃)は、MDDMが194.2℃;1
−ブトキシ−2−プロパノールが170.8℃;1−
(2−エトキシ−1−メチルエトキシ)−2−プロパノ
ールが188℃;1−(2−エトキシ−1−メチルエト
キシ)−2−プロパノールか196.7℃;1−(2−
プロポキシ−1−メチルエトキシ)−2−プロパノール
が212.5℃;そして1−(2−メトキシ−1−メチ
ルエトキシ)−2−プロパノール−アセテートが20
9.1℃である。
【0020】(i)2〜15重量%のMDDMと85〜
98重量%の1−ブトキシ−2−プロパノール;(i
i)56〜64重量%のMDDMと36〜44重量%の
1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−プロ
パノール;(iii)65〜88重量%MDDMと12
〜35重量%の1−(2−エトキシ−1−エチルエトキ
シ)−2−プロパノール;90−98重量%のMDDM
と2〜10重量%の1−(2−プロポキシ−1−メチル
エトキシ)−2−プロパノール;及び(iv)88〜9
9重量%のMDDMと1〜12重量%の1−(2−メト
キシ−1−メチルエトキシ)−2−プロパノール−アセ
テートを含有する新規の共沸混合物が発見された。
【0021】これらの組成物は均質であって共沸温度お
よび室温で単一液相を有した。均質な共沸混合物は2つ
の代りに1つの液相として存在するので、特に洗浄用に
は不均質な共沸混合物より均質な共沸混合物が望まし
い。これに対して、不均質な共沸混合物の各相は洗浄力
が異なる。従って、不均質共沸混合物の洗浄性能は、相
の一貫した混合に左右されるので、再現が困難である。
単相(均質)な共沸混合物は、場所間を容易に移動させ
ることができるから、多相(不均質)共沸混合物より有
用である。
【0022】我々が発見した各均質共沸混合物は特定の
温度範囲に渡って存在した。その範囲内で共沸組成は温
度と共に移動した。次の実施例は本発明をさらに詳しく
説明する。
【0023】
【実施例】実施例1 気相−液相の平衡を測定するのに単板蒸留装置を使用し
た。液体混合物が沸騰し、蒸気が小受け器に凝縮した。
その受け器は沸騰する液体に循環する流出路を有した。
平衡に達したとき、沸騰する液体と凝縮蒸気の試料を別
々に取出してガスクロマトグラフィーで定量分析した。
温度、循環圧力および液体‐蒸気の組成を異なる初組成
の数点で測定した。このデータを使用して、共沸混合物
又は共沸混合物状組成物が存在するか否かを決定した。
データの統計分析をするASPENPLUSソフトウェ
アプログラムに我々のデータを使用して異なる温度での
組成を決定した。表1〜表5に本発明の新規共沸混合物
を示す。これらの表における「重量%MDDM」は共沸
混合物におけるデカメチルテトラシロキサンの重量%で
ある。「VP」はトール単位(1トール≒0.133k
Pa≒1mmHg)での蒸気圧である。これら組成物の
測定精度は±2重量%であった。
【0024】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】 前記の表は、異なる温度で共沸混合物の組成が異なるこ
とを示す。従って、共沸混合物は温度に依存するいろい
ろな組成を示す。
【0025】我々は、MDDMおよび1−ブトキシ−2
−プロパノール、1−(2−メトキシ−1−メチルエト
キシ)−2−プロパノール、1−(2−エトキシ−1−
メチルエトキシ)−2−プロパノール、1−(2−プロ
ポキシ−1−メチルエトキシ)−2−プロパノールおよ
び1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−プ
ロパノール−アセテートを含有する共沸混合物状組成物
も発見した。
【0026】例えば、MDDMと1−ブトキシ−2−プ
ロパノールの共沸混合物状組成物は圧力760トールで
成分の全ての比に見られた、その場合、1−ブトキシ−
2−プロパノールの重量%は57〜99%の間で変わ
り、MDDMの重量%は1〜43%の間で変化した。こ
れらの共沸混合物状組成物は、共沸混合物自身の標準沸
点である170℃の1℃以内の標準沸点(760トール
での沸点)を有した。
【0027】MDDMと1−(2−メトキシ−1−メチ
ルエトキシ)−2−プロパノール、1−(2−エトキシ
−1−メチルエトキシ)−2−プロパノール、1−(2
−プロポキシ−1−メチルエトキシ)−2−プロパノー
ルおよび1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−
2−プロパノール−アセテートの共沸混合物状組成物も
成分の全ての割合に対して760トールの蒸気圧で見ら
れ、1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ−2−プ
ロパノール、1−(2−エトキシ−1−メチルエトキ
シ)−2−プロパノール、1−(2−プロポキシ−1−
メチルエトキシ)−2−プロパノールおよび1−(2−
メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−プロパノール−
アセテートの重量%は表6に示すように変化した。これ
らの共沸混合物状組成物も共沸混合物自身の標準沸点の
1℃以内の標準沸点(760トールでの沸点)を有し
た。
【0028】共沸混合物状組成物
【表6】 これらの共沸混合物状組成物の決定法は実施例1と同一
であった。共沸混合物状組成物は均一であって、それら
の共沸混合物と同一の実用性を有する。
【0029】本発明の共沸混合物および共沸混合物状組
成物の特に有用な用途は、プリント回路盤上の電子部品
の取付けおよびはんだ付に使用される融剤の浄化および
除去である。はんだは、しばしば機械的、電気機械又は
電子接続に使用される。電子接続をさせる場合の構成成
分はフロー、リフロー又は手動はんだ付けによってプリ
ント配線アセンブリの導体路に取り付けられる。そのは
んだは一般にロジンを主成分としたフラックスと共に使
用されるSn−Pb合金である。ロジン、異性酸(主に
エビエチン酸)の錯混合物を含有するフラックスはアミ
ンヒドロハライドおよび有機酸のような活性剤を含有す
る場合が多い。そのフラックスは(i)酸化物のような
表面酸化物と反応してそれらを除去する、(ii)母金
属及びはんだ合金に表面ブランケットを提供することに
よって加熱サイクル中の酸化を防止する、及び(ii
i)溶融はんだ合金の表面張力を下げる。
【0030】はんだ付けの操作の後にアセンブリを清浄
化する必要がある。本発明の組成物は洗浄剤として有用
である。それらは、はんだ付け中にフラックスによって
保護されない部分の上に形成される腐食性フラックス残
留物又は電子アセンブリの機能低下および短絡をもたら
す残留物を除去する。この用途において、本発明の組成
物は冷間洗浄剤、蒸気脱脂剤として又は超音波的に使用
できる。これらの組成物は、これらおよび他の工業製品
の表面からの炭素系物質の除去にも使用できる。炭素系
とは、ヘキサン、トルエン又はトリクロロエチレンのよ
うな一般の有機溶媒に可溶性の炭素含有化合物又はその
混合体を意見する。
【0031】我々は、汚れとしてロジン基はんだフラッ
クスの洗浄用共沸混合物7種を選択した。洗浄(浄化)
試験は開口浴中22℃で組成物の蒸留再循環なしに行っ
た。組成物は85%1−ブトキシ−2−プロパノール、
39%1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2
−プロパノール、40%1−(2−メトキシ−1−メチ
ルエトキシ)−2−プロパノール、16%1−(2−エ
トキシ−1−メチルエトキシ)−2−プロパノール、3
4%1−(2−エトキシ−1−メチルエトキシ)−2−
プロパノール、9%1−(2−プロポキシ−1−メチル
エトキシ)−2−プロパノールおよび11%1−(2−
メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−プロパノール−
アセテートを含んだ。それらは、全て同じように有効で
はないが、全てフラックスを除去した。次の実施例はさ
らに本発明を説明する。
【0032】実施例2 我々は電気および電子アセンブリ用に一般に使用される
活性化ロジン基はんだフラックスを使用した。それはK
ester Salder Division−Lit
ton Industries(米国イリノイ州デス・
プレイネーズに在る)の製品であるKester 15
44(商品名)であった。そのおおよその組成は50%
変性ロジン、25%エタノール、25%2−ブタノール
および1%(重量)有標活性剤である。ロジンフラック
スは0.05重量%の非反応性低粘度シリコーングリコ
ール流展性活性剤と混合した。その混合物は均一薄層を
アルミニウム板の5.1×7.6cmの面積に塗布し、
へらの縁で一様に塗布した。塗膜は温度(20−25
℃)で乾燥させ、空気炉内100℃で10分間硬化させ
た。そのパネルを共沸混合物が1/3満たされた大きな
磁気かくはんビーカに入れた。洗浄は、高温の共沸混合
物で洗浄するときでも、室温で迅速にかくはしんしなが
ら行った。そのパネルを所定の間隔で取り出し、室温で
乾燥し、秤量し、さらに洗浄するために再浸漬した。最
初の塗膜重量および重量ロスを表7に示すように累積洗
浄時間の関数として測定した。
【0033】表7において、1−ブトキシ−2−プロパ
ノールは2−MMEPRO;1−(2−メトキシ−1−
メチルエトキシ)−2−プロパノールは2−MMEPR
O;1−(2−エトキシ−1−メチルエトキシ)−2−
プロパノールは2−EMEPRO;1−(2−プロポキ
シ−1−メチルエトキシ)−2−プロパノールは2−P
MEPRO;そして1−(2−メトキシ−1−メチルエ
トキシ)−2−プロパノール−アセテートは2−MME
P−Aである。重量%はグリコールエーテル又はグリコ
ールエーテルアセテートの重量%である。温度は共沸混
合物の温度(℃)である。WTは塗膜の初重量である。
時間は1,5,10および30分間隔後の累積時間であ
る。組成物8は比較のために使用した100重量%のデ
カメチルテトラシロキサンの対照である。表7は本発明
の共沸組成物1−7が対照8より有効な洗浄剤であった
ことを示す。実際、100%MDDMはフラックスを除
去しないで、負の重量損失で示したようにフラックスを
膨潤させた。
【0034】室温(22℃)での洗浄度
【表7】
【0035】
【発明の効果】本発明の共沸混合物および共沸混合物状
組成物は洗浄、すすぎ又は乾燥に対して2,3の利点を
有する。それらは、洗浄用混合物の性能が使用期間後に
回復するように蒸留によって再生できる。それらの組成
物によって影響を受ける他の性能要素は浴寿命、洗浄速
度、1つの成分が非引火性のとき引火性の欠除および敏
感部品に対する非損傷性である。気相脱脂において、組
成物は大気圧又は減圧下の連続蒸留によって回復して連
続的にリサイクルできる。かかる用途における洗浄又は
すすぎは、部品を沸騰する液体に投げ込む、又は還流蒸
気を冷間部品上に凝縮させることによって沸点で行うこ
とができる。また、部品は、汚れた流出液をために戻し
ながら新しい凝縮液を連続的に供給する冷却器浴に浸漬
することができる。後者の場合、部品は最高の洗浄力を
もった連続更新液中で洗浄される。開放系で使用した場
合、蒸発ロスが生じても組成と性能は一定のままであ
る。かかる系は環境洗浄浴や手動ワイパークリナーとし
て室温で動作させることができる。洗浄浴は、それらの
沸点以下高温でも動作できる、それは洗浄、すすぎ又は
乾燥が高温の方が速くできるからであって、部品や装置
の洗浄のときに望ましい。
【0036】手動洗浄操作において、我々の共沸混合物
および共沸混合物状組成物は、被洗浄物品や繊維質又は
多孔質スクラブブラッシュ又はパッドに直接エーロゾル
スプレーを使用することによって塗布する。
【0037】本発明の組成物は、(i)ギヤボックスや
電動機のような機械および電気部品、および(ii)金
属、セラミック、ガラスおよびプラスチック製の電子お
よび半導体部品のような他の物品;ボールベアリングの
ような精密部品;レンズ、写真又はカメラ部品のような
光学部品、および防衛および航空宇宙産業に使用される
精密誘導装置のような軍事又は宇宙ハードウェアからの
排水流体のすすぎに使用するとき有利である。本発明の
組成物は、大部分の排水流体が少量の1種以上の界面活
性剤を含有してもすすぎ流体として有効である、さらに
我々の組成物は(i)部品上の残留界面活性剤をより完
全に除去し;(ii)すすぎ流体の持逃げ損失を減少さ
せ;(iii)排水量を増加させる。
【0038】洗浄は、共沸温度又はその近傍又は他の温
度で共沸混合物又は共沸混合物状組成物を使用して行な
うことができる。それは単独又は酸化安定性、腐食抑制
又は溶解力を高めることができる少量の有機液体添加物
と組合せて使用できる。約0.05〜5重量%の酸化安
定剤はアルコールのような有機化合物の緩慢酸化を防
ぐ。0.1〜5重量%の腐食抑制剤はアルコールに存在
する又は緩慢に生成する微量の酸による金属の腐食を防
止する。約1〜10重量%の溶解力増強剤はさらに強力
な溶媒を添加することによって溶解力を増す。
【0039】これらの添加物は、本発明の共沸混合物お
よび共沸混合物状組成物のグリコールエーテル又はグリ
コールエーテルアセテート成分の望ましくない作用を緩
和する、何故ならば、それらは揮発性メチルシロキサン
として酸化劣化耐性がないからである。VMSは多くの
添加物の少量と混和性であるので多数の添加物が適す
る。しかしながら、添加物は、得られる液体混合物が均
質で単相のもの、そして組成物の共沸混合物又は共沸混
合物状の特性に余り影響を与えないものでなければなら
ない。
【0040】有用な酸化安定剤はトリメチルフェノー
ル、シクロヘキシルフェノール、チモール、2,6ージ
−t−ブチル−4−メチルフェノール、ブチルヒドロキ
シアニソールおよびイソオイゲノールのようなフェノー
ル類;ヘキシルアミン、ペンチルアミン、ジプロピルア
ミン、ジイソプロピルアミン、ジイソブチルアミン、ト
リエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、N−メ
チルモルホリン、シクロヘキシルアミン、2,2,6,
6−テトラメチルピペリジンおよびN,N′−ジアリル
−p−フエニレンジアミンのようなアミン類;およびベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾールおよびクロロベンゾ
トリアゾールのようなトリアゾール類である。
【0041】有用な腐食抑制剤は3−メチル−1−ブチ
ン−3−オールおよび3−メチル−1−ペンチン−3−
オールのようなアセチレンアルコール類;グリシドー
ル、メチルジグリシジルエーテル、アリルグリシジルエ
ーテル、フエニルグリシジルエーテル、1,2−ブチレ
ンオキシド、シクロヘキセンオキシドおよびエピクロロ
ヒドリンのようなエポキシド類;ジメトキシメタン、
1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサンおよび
1,3,5−トリオキサンのようなエーテル類;ヘキセ
ン、ヘプタン、オクテン、2,4,4−トリメチル−1
−ペンテン、ペンタジエン、オクタジエン、シクロヘキ
センおよびシクロペンテンのような不飽和炭化水素;ア
リルアルコールおよび1−ブテン−3−オールのような
オレフイン基アルコール類;およびメチルアクリレー
ト、エチルアクリレートおよびブチルアクリレートのよ
うなアクリル酸エステル類である。
【0042】有用な溶解力増強剤はペンタン、イソペン
タン、ヘキサン、イソヘキサンおよびヘプタンのような
炭化水素;ニトロメタン、ニトロエタンおよびニトロプ
ロパンのようなニトロアルカン類;ジエチルアミン、ト
リエチルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミンお
よびイソブチルアミンのようなアミン類;メタノール、
エタノール、n−プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール、n−ブタノールおよびイソブタノールのよう
なアルコール類;メチルセルソルブ、テトラヒトロフラ
ンおよび1,4−ジオキサンのようなエーテル類;アセ
トン、メチルエチルケトンおよびメチルブチルケトンの
ようなケトン類;およびエチルアセテート、プロピルア
セテートおよびブチルアセテートのようなエーテル類で
ある。
【0043】本発明の特徴から逸脱することなく、以上
記載した化合物、組成物および方法において他の変化、
変更が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 7/50 C11D 7/50 (72)発明者 デビッド リー モーガン アメリカ合衆国ミシガン州48640 ミッド ランド フオーニー ストリート 807 (72)発明者 ドイット エドワード ウイリアムス アメリカ合衆国ミシガン州48642 ミッド ランド ホワイトウッド ドライブ 2711

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(a)〜(e)から選択する共沸
    混合物から成ることを特徴とする組成物: (a)2〜15重量%のデカメチルテトラシロキサンと
    85〜98重量%の1−ブトキシ−2−プロパノール、
    該組成物は25〜180.7℃の範囲内の温度で均質で
    共沸であり、該組成物が2重量%のデカメチルテトラシ
    ロキサンと98重量%の1−ブトキシ−2−プロパノー
    ルから成るとき、該組成物の25℃での蒸気圧は1.2
    トールであり、該組成物が15重量%のデカメチルテト
    ラシロキサンと85重量%の1−ブトキシ−2−プロパ
    ノールから成るとき、該組成物の180.7℃での蒸気
    圧は1,000ト−ル(133kPa)である; (b)56〜64重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と36〜44重量%の1−(2−メトキシ−1−メチル
    エトキシ)−2−プロパノール、該組成物は0〜19
    0.4℃の範囲内の温度で均質で共沸であり、該組成物
    が56重量%のデカメチルテトラシロキサンと44重量
    %の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−
    プロパノールから成るとき、該組成物の0℃での蒸気圧
    は0.09トール(0.01kPa)であり、該組成物
    が60重量%のデカメチルテトラシロキサンと40重量
    %の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−
    プロパノールから成るとき、該組成物の190.4℃で
    の蒸気圧は1,000トール(133kPa)である; (c)65〜88重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と12〜35重量%の1−(2−エトキシ−1−メチル
    エトキシ)−2−プロパノール、該組成物は0〜19
    7.2℃の範囲内の温度で均質で共沸であり、該組成物
    が88重量%のデカメチルテトラシロキサンと12重量
    %の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−
    プロパノールから成るとき、該組成物の0℃での蒸気圧
    は0.06トール(0.008kPa)であり、該組成
    物が65重量%のデカメチルテトラシロキサンと35重
    量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2
    −プロパノールから成るとき、該組成物の197.2℃
    での蒸気圧は1,000トール(133kPa)であ
    る; (d)90〜98重量%のデカメチルテトラシロ
    キサンと2〜10重量%の1 −(2−プロポキシ
    −1−メチルエトキシ)−2−プロパノール、該組成
    物は150〜205℃の範囲内の温度で均質で共沸
    であり、該組成物が9 8重量%のデカメチルテト
    ラシロキサンと2重量%の1−(2−プロポキ シ
    −1−メチルエトキシ)−2−プロパノールから成ると
    き、該組成物の 150℃での蒸気圧は221トー
    ル(29.4kPa)であり、該組成物 が90重
    量%のデカメチルテトラシロキサンと10重量%の1−
    (2−プ ロポキシ−1−メチルエトキシ)−2−
    プロパノールから成るとき、該組 成物の205℃
    での蒸気圧は1,000トール(133kPa)であ
    る; 及び (e)88〜99重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と1〜12重量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエ
    トキシ)−2−プロパノール−アセテ−ト、該組成物は
    100〜204℃の範囲内の温度で均質で共沸であり、
    該組成物が99重量%のデカメチルテトラシロキサンと
    1重量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)
    −2−プロパノールから成るとき、該組成物の100℃
    での蒸気圧は34.3トール(4.56kPa)であ
    り、 該組成物が88重量%のデカメチルテトラシ
    ロキサンと12重量%の1− (2−メトキシ−1
    −メチルエトキシ)−2−プロパノールから成るとき、
    該組成物の204.5℃での蒸気圧は1,000
    トール(133kPa) である。
  2. 【請求項2】 下記の(a)〜(e)から選択する共沸
    組成物を物品の表面に塗布することから成ることを特徴
    とする物品の表面を洗浄、すすぎ又は乾燥する方法: (a)2〜15重量%のデカメチルテトラシロキサンと
    85〜98重量%の1−ブトキシ−2−プロパノール、
    該組成物は25〜180.7℃の範囲内の温度で均質で
    共沸であり、該組成物が2重量%のデカメチルテトラシ
    ロキサンと98重量%の1−ブトキシ−2−プロパノー
    ルから成るとき、該組成物の25℃での蒸気圧は1.2
    トールであり、該組成物が15重量%のデカメチルテト
    ラシロキサンと85重量%の1−ブトキシ−2−プロパ
    ノールから成るとき、該組成物の180.7℃での蒸気
    圧は1,000ト−ル(133kPa)である。 (b)56〜64重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と36〜44重量%の1−(2−メトキシ−1−メチル
    エトキシ)−2−プロパノール、該組成物は0〜19
    0.4℃の範囲内の温度で均質で共沸であり、該組成物
    が56重量%のデカメチルテトラシロキサンと44重量
    %の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−
    プロパノールから成るとき、該組成物の0℃での蒸気圧
    は0.09トール(0.01kPa)であり、該組成物
    が60重量%のデカメチルテトラシロキサンと40重量
    %の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−
    プロパノールから成るとき、該組成物の190.4℃で
    の蒸気圧は1,000トール(133kPa)である; (c)65〜88重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と12〜35重量%の1−(2−エトキシ−1−メチル
    エトキシ)−2−プロパノール、該組成物は0〜19
    7.2℃の範囲内の温度で均質で共沸であり、該組成物
    が88重量%のデカメチルテトラシロキサンと12重量
    %の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−
    プロパノールから成るとき、該組成物の0℃での蒸気圧
    は0.06トール(0.008kPa)であり、該組成
    物が60重量%のデカメチルテトラシロキサンと35重
    量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2
    −プロパノールから成るとき、該組成物の197.2℃
    での蒸気圧は1,000トール(133kPa)であ
    る; (d)90〜98重量%のデカメチルテトラシロ
    キサンと2〜10重量%の1 −(2−プロポキシ
    −1−メチルエトキシ)−2−プロパノール、該組成
    物は150〜205℃の範囲内の温度で均質で共沸
    であり、該組成物が9 8重量%のデカメチルテト
    ラシロキサンと2重量%の1−(2−プロポキ シ
    −1−メチルエトキシ)−2−プロパノールから成ると
    き、該組成物の 150℃での蒸気圧は221トー
    ル(29.4kPa)であり、該組成物 が90重
    量%のデカメチルテトラシロキサンと10重量%の1−
    (2−プ ロポキシ−1−メチルエトキシ)−2−
    プロパノールから成るとき、該組 成物の205℃
    での蒸気圧は1,000トール(133kPa)であ
    る; 及び (e)88〜99重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と1〜12重量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエ
    トキシ)−2−プロパノール−アセテ−ト、該組成物は
    100〜204℃の範囲内の温度で均質で共沸であり、
    該組成物が99重量%のデカメチルテトラシロキサンと
    1重量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)
    −2−プロパノールから成るとき、該組成物の100℃
    での蒸気圧は34.3トール(4.56kPa)であ
    り、 該組成物が88重量%のデカメチルテトラシ
    ロキサンと12重量%の1− (2−メトキシ−1
    −メチルエトキシ)−2−プロパノールから成るとき、
    該組成物の204.5℃での蒸気圧は1,000
    トール(133kPa) である。
  3. 【請求項3】 下記の(a)〜(e)から選択する共沸
    混合物状組成物から成ることを特徴とする組成物: (a)1〜43重量%のデカメチルテトラシロキサンと
    57〜99重量%の1−ブトキシ−2−プロパノール、
    該組成物は170.4℃の1度以内の温度、760トー
    ル(101kPa)で均質で共沸混合物状である; (b)37〜79重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と21〜63重量%の1−(2−メトキシ−1−メチル
    エトキシ)−2−プロパノール、該組成物は180.2
    ℃の1度以内の温度、760トール(101kPa)で
    均質で共沸混合物状である; (c)43〜83重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と17〜57重量%の1−(2−エトキシ−1−メチル
    エトキシ)−2−プロパノール、該組成物は186.7
    ℃の1度以内の温度、760トール(101kPa)で
    均質で共沸混合物状である; (d)75〜99重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と1〜25重量%の1−(2−プロポキシ−1−メチル
    エトキシ)−2−プロパノール、該組成物は193.8
    ℃の1度以内の温度、760トール(101kPa)で
    均質で共沸混合物状である;及び (e)71〜99重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と1〜29重量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエ
    トキシ)−2−プロパノール、アセテート、該組成物は
    193.4℃の1度以内の温度、760トール(101
    kPa)で均質で共沸混合物状である。
  4. 【請求項4】 下記の(a)〜(e)から選択する共沸
    混合物状組成物を物品の表面に塗布することから成るこ
    とを特徴とする物品の表面を洗浄、すすぎ又は乾燥する
    方法: (a)1〜43重量%のデカメチルテトラシロキサンと
    57〜99重量%の1−ブトキシ−2−プロパノール、
    該組成物は170.4℃の1度以内の温度、760トー
    ル(101kPa)で均質で共沸混合物状である; (b)37〜79重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と21〜63重量%の1−(2−メトキシ−1−メチル
    エトキシ)−2−プロパノール、該組成物は180.2
    ℃の1度以内の温度、760トール(101kPa)で
    均質で共沸混合物状である; (c)43〜83重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と17〜57重量%の1−(2−エトキシ−1−メチル
    エトキシ)−2−プロパノール、該組成物は186.7
    ℃の1度以内の温度、760トール(101kPa)で
    均質で共沸混合物状である; (d)75〜99重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と1〜25重量%の1−(2−プロポキシ−1−メチル
    エトキシ)−2−プロパノール、該組成物は193.8
    ℃の1度以内の温度、760トール(101kPa)で
    均質で共沸混合物状である;及び (e)71〜99重量%のデカメチルテトラシロキサン
    と1〜29重量%の1−(2−メトキシ−1−メチルエ
    トキシ)−2−プロパノール、アセテート、該組成物は
    193.4℃の1度以内の温度、760トール(101
    kPa)で均質で共沸混合物状である。
JP10013108A 1997-01-28 1998-01-27 デカメチルテトラシロキサンの共沸混合物 Withdrawn JPH10204092A (ja)

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