JPH10198090A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10198090A
JPH10198090A JP9002873A JP287397A JPH10198090A JP H10198090 A JPH10198090 A JP H10198090A JP 9002873 A JP9002873 A JP 9002873A JP 287397 A JP287397 A JP 287397A JP H10198090 A JPH10198090 A JP H10198090A
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JP
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image
transfer
image forming
image carrier
forming apparatus
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JP9002873A
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English (en)
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Kazuhiko Sato
和彦 佐藤
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真プロセスに影響する温湿度の変動に
適切に追従した画像プロセス条件を設定できる画像形成
装置を提供することにある。 【解決手段】 トナー像を担持した像担持体10と転写
ローラ18の間に転写材を通過せしめ、この転写材にト
ナー像を静電的に一括転写する画像形成装置で、像担持
体10に圧着状態の転写ローラ18にバイアスを印加し
た際に像担持体10の導電性支持体に流れ込む電流を検
知して電子写真プロセス条件を設定する画像形成プロセ
ス制御回路300を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電子写真方
式の画像形成装置に関し、特に像担持体上あるいは中間
転写体上に形成された可視像(トナー像)を、転写材上
に重ね転写して、カラー画像を得る複写機や、カラープ
リンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスの適正条件は、温湿度
によって現像剤の帯電量や像担持体の感光特性が変動す
るため、温度センサや湿度センサを装置内に設けて制御
するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定着装
置のヒータや電源等のように温度を変動させる熱源が画
像形成装置内に配置されており、更に定着に際して転写
材から水分が放出されるために、画像形成装置内の温湿
度は変動しがちである。かかる状態を安定化させるため
にファンを設けることにより、画像形成装置内の温湿度
を安定化させるようにしている。かかるファンを設ける
ことによっても温度センサや湿度センサから検出される
温湿度は設置場所毎に変動してしまう。また、温湿度セ
ンサからの出力はバラツキを完全に除去できない。従っ
て、温度センサや湿度センサを画像形成装置内に設けて
画像形成プロセス条件を制御しても、温度センサや湿度
センサから得られる検出出力に誤差を含んでいるために
適切なプロセス条件に設定できないでいた。
【0004】本発明の目的は、上記技術的課題に鑑み、
電子写真プロセスに影響する温湿度の変動に適切に追従
した画像プロセス条件を設定できる画像形成装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願人は、転写手段で
ある転写ローラを像担持体に圧着した状態で転写バイア
スを印加した際に像担持体の導電性支持体を導通する電
流値と温湿度との間に所定の関係があることを見いだし
た。本明細書において、転写ローラを像担持体に圧着し
た状態で転写ローラに転写バイアスを印加した際に像担
持体の導電性支持体を導通する電流を単に流れ込み電流
という。
【0006】図3は流れ込み電流と温湿度との関係を示
したグラフである。
【0007】図3に示すグラフは、縦軸に温湿度(℃・
%)をとり、横軸に流れ込み電流(μA)をとって流れ
込み電流特性を示してある。転写ローラの軸径がφ8で
あり、転写ローラの外径がφ16であり、押圧力が23
0g/cm2であり、気泡径が200μmであり、硬度
が33度(アスカーC)である。かかる流れ込み電流特
性は、像担持体に圧着状態の転写ローラにバイアスを印
加した際に像担持体の導電性支持体に流れ込む電流を検
知して得られたものである。かかる流れ込み電流特性
は、低温低湿(10℃20%)において流れ込み電流は
0.5μA付近であるが、温湿度の上昇とともに流れ込
み電流が増大し、高温高湿(30℃80%)でさらに流
れ込み電流が8μA付近まで達する。しかも、像担持体
の感光層が未露光時において1013Ω・cm以上であ
り、露光時でも109Ω・cm以上の高抵抗であること
から、流れ込み電流は、転写ローラの材質及び製造方法
のみによって変化するが、同一種類の転写ローラでは温
湿度依存性がほぼ同一で、かつ、流れ込み電流は、帯
電、露光、現像、分離、転写、定着がなされる像担持体
の導電性支持体を導通する電流であるから、既存の温度
センサや湿度センサからの検出出力に比してプロセス環
境を直接的に検知していることになる。
【0008】そこで、本出願人は、流れ込み電流から画
像形成装置の設置環境における温湿度を推定し、かかる
温湿度下におけるプロセス条件を決定し、各種の電子写
真プロセス条件と流れ込み電流とのルックアップテーブ
ルを作成した。
【0009】本発明の画像形成装置は、以下の構成を備
えることにより、電子写真プロセスに影響する温湿度の
変動に適切に追従した画像プロセス条件を設定できる。
【0010】(1) トナー像を担持した像担持体と転
写ローラの間に転写材を通過せしめ、この転写材に上記
トナー像を静電的に一括転写する画像形成装置であっ
て、前記像担持体に圧着状態の前記転写ローラにバイア
スを印加した際に前記像担持体に流れ込む電流を検知し
て電子写真プロセス条件を設定する制御手段を有するこ
とを特徴とする画像形成装置。
【0011】流れ込み電流は、前述したように転写ロー
ラを像担持体に圧着した状態で転写ローラに転写バイア
スを印加した際に像担持体の導電性支持体を導通する電
流であり、しかも像担持体の感光層が未露光時において
1013Ω・cm以上であり、露光時でも109Ω・cm
以上の高抵抗であることから、転写ローラのローラ硬度
(アスカーC)や押圧力(g/cm2)やローラ気泡径
(μm)によって流れ込み電流にバラツキを生じてしま
うので、本出願人は流れ込み電流のバラツキの少ない条
件を検討した。
【0012】図4は各種転写条件と流れ込み電流のバラ
ツキとの関係を示すグラフである。
【0013】図4(a)はローラ硬度と流れ込み電流の
バラツキとの関係を示したグラフである。図4(a)に
示すグラフは縦軸に流れ込み電流のバラツキ(μA)を
とり、横軸にローラ硬度(アスカーC)をとってある。
なお、転写ローラの気泡径は80μmであり、像担持体
又は転写ドラムへの押圧力を300g/cm2としてあ
る。グラフからローラ硬度が70度(アスカーC)を越
えると、流れ込み電流のバラツキが大きくなることがわ
かる。これは像担持体や転写ドラムとの密着性が不十分
になるためである。
【0014】図4(b)は転写ローラの押圧力と流れ込
み電流のバラツキとの関係を示したグラフである。図4
(b)に示すグラフは縦軸に流れ込み電流のバラツキ
(μA)をとり、横軸に像担持体又は転写ドラムへの押
圧力(g/cm2)をとってある。なお、転写ローラの
気泡径は100μmであり、ローラ硬度は30度(アス
カーC)としてある。グラフから押圧力が25g/cm
2未満となるか、又は1000g/cm2を越えると、流
れ込み電流のバラツキが大きくなることがわかる。押圧
力が25g/cm2未満になれば、密着性が不十分とな
るからであり、押圧力が1000g/cm2を越えれ
ば、像担持体や転写ドラムとの間にスベリやズレを生じ
るからである。
【0015】図4(c)はローラ気泡径と流れ込み電流
のバラツキとの関係を示したグラフである。図4(c)
に示すグラフは縦軸に流れ込み電流のバラツキ(μA)
をとり、横軸に転写ローラの気泡径(μm)をとってあ
る。なお、転写ローラの像担持体又は転写ドラムへの押
圧力を300g/cm2とし、ローラ硬度は35度(ア
スカーC)としてある。気泡径が1μm未満となるか、
又は300μmを越えれば、流れ込み電流のバラツキが
大きくなることがわかる。気泡径が1μm未満となれ
ば、転写ローラのすべり性が悪くなるために像担持体と
転写ドラムとの密着性が落ちるからである。一方、気泡
径が300μmを越えれば、転写ローラの表面抵抗にむ
らを生じるからである。
【0016】転写ローラの平均気泡径が大きくなると異
物が気泡に入りやすくそれに伴い、転写ローラの電気抵
抗を変化させてしまうことが判る。一般に転写ローラ
は、ゴムに可塑剤を加えて適度の弾性をもたせ、さらに
導電材を加えることで導電性をもたせる。可塑剤を増や
すことで転写ローラは軟らかくなるが、気泡径が大きく
なってしまう。逆に気泡径を小さくするために、可塑剤
を減らすと硬くなってしまう。転写ローラで転写する場
合、像担持体に押圧して転写させるために、ドラムへの
キズ防止、ローラニップ確保のためには、ある程度軟ら
かくなくてはならない。平均気泡径が1μm未満では、
ローラに十分な弾性をもたせることができないため、1
μm以上が好ましい。
【0017】(2) 前記転写ローラの硬度が70度
(アスカーC)以下で、転写ローラと像担持体との押圧
面が25〜1000g/cm2で、前記転写ローラの平
均気泡径が1〜300μmであることを特徴とする
(1)の画像形成装置。
【0018】(3) 前記電子写真プロセス条件は帯電
条件であることを特徴とする(1)又は(2)の画像形
成装置。
【0019】(4) 前記電子写真プロセス条件は露光
条件であることを特徴とする(1)又は(2)の画像形
成装置。
【0020】(5) 前記電子写真プロセス条件は現像
条件であることを特徴とする(1)又は(2)の画像形
成装置。
【0021】(6) 前記電子写真プロセス条件は転写
条件であることを特徴とする(1)又は(2)の画像形
成装置。
【0022】(7) 前記電子写真プロセス条件は分離
条件であることを特徴とする(1)又は(2)の画像形
成装置。
【0023】(8) 前記電子写真プロセス条件は定着
条件であることを特徴とする(1)又は(2)の画像形
成装置。
【0024】(9) 前記像担持体の直径が80mm以
上の円筒形であり、転写分離部位で前記像担持体の曲率
半径が40mm以上であることを特徴とする(2)〜
(8)のいずれかの画像形成装置。
【0025】(10) 前記像担持体は転写ドラムであ
ることを特徴とする(2)〜(8)のいずれかの画像形
成装置。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の説明に先立
って、本発明の画像形成装置の一例であるカラープリン
タの構成とその作用を図1の要部構成図によって説明す
る。
【0027】図1は、本発明による画像形成装置の要部
構成図である。
【0028】カラープリンタは、像担持体10上に順次
形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、転写部で
転写材上に1回で転写してカラー画像を形成し、その
後、分離手段により像担持体10面から剥離する方式の
カラー画像形成装置である。
【0029】像担持体10は、OPC感光層(有機感光
層)を導電性支持体上に塗布形成したもので、接地され
て図示の時計方向に駆動回転される。帯電器12による
帯電に先だって、前プリントまでの感光層の履歴をなく
すために発光ダイオード等を用いたPCL(帯電前除電
器)11による露光を行って感光層周面の除電をしてお
く。帯電器12は、像担持体10の周面に対し高電位V
Hの一様な帯電をグリッド電位VGに電位保持されたグ
リッドとコロナ放電ワイヤによるコロナ放電によって与
えられる。
【0030】像担持体10への一様帯電ののち、像露光
手段13により画像信号に基づいた像露光が行われる。
像露光手段13は図示しないレーザダイオードを発光光
源とし回転するポリゴンミラー(図示せず),fθレン
ズ(図示せず),シリンドリカルレンズ(図示せず)を
経て反射ミラー(図示せず)により光路を曲げられ主走
査がなされるもので、像担持体10の回転(副走査)に
よって潜像が形成される。本実施の形態では文字部に対
して露光を行い、文字部の方が低電位VLとなるような
反転潜像を形成する。
【0031】像担持体10の周辺には、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒色(K)等
のトナーとキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵し
た複数の現像器14Y,14M,14C,14Kから成
る現像手段14が設けられていて、先ず1色目のイエロ
ーの現像がマグネットを内蔵し現像剤を保持して回転す
る現像スリーブ141によって行われる。現像剤はフェ
ライトをコアとしてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティ
ングしたキャリアと、ポリエステルを主材料として色に
応じた顔料と荷電制御剤、シリカ、酸化チタン等を加え
たトナーとからなるもので、現像剤は層形成手段によっ
て現像スリーブ141上に100〜600μmの層厚
(現像剤)に規制されて現像域へと搬送される。
【0032】現像域における現像スリーブ141と像担
持体10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.2
〜1.0mmとして、この間にVACのACバイアスと
VDCのDCバイアスが重畳して印加される。VDCと
VH、トナーの帯電は同極性であるため、VACによっ
てキャリアから離脱するきっかけを与えられたトナーは
VDCより電位の高いVHの部分には付着せず、VDC
より電位の低いVL部分に付着し顕像化(反転現像)が
行われる。
【0033】1色目の顕像化が終った後2色目のマゼン
タの画像形成行程にはいり、再びスコロトロン帯電器1
2による一様帯電が行われ、2色目の画像データによる
潜像が像露光手段13によって形成される。このとき1
色目の画像形成行程で行われたPCL11による除電
は、1色目の画像部に付着したトナーがまわりの電位の
急激な低下により飛び散るため行わない。
【0034】再び像担持体10周面の全面に亘ってVH
の電位となった感光層のうち、1色目の画像のない部分
に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行われ
るが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う部
分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナー自
身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、VDC
とVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色目
と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をVL
の潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバランス
が崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM>
VLとなる中間電位とすることもある。
【0035】3色目のシアン、4色目の黒色についても
2色目のマゼンタと同様の画像形成行程が行われ、像担
持体10周面上には4色の顕像が形成される。
【0036】一方給紙カセット15より半月ローラ16
を介して搬出された一枚の転写材(普通紙、OHPシー
ト等)Sは一旦停止し、転写のタイミングの整った時点
で給紙部のレジストローラ17の回転作動により転写域
へと給紙される。
【0037】転写域においては転写のタイミングに同期
して像担持体10の周面に転写ローラ18が圧接され、
給紙された転写材を挟着して多色像が一括して転写され
る。
【0038】次いで転写材はほぼ同時に圧接状態とされ
た分離手段19によって除電され、像担持体10の周面
より分離して、ガイド板または搬送手段20を経て、定
着装置21に搬送され、熱ローラ211と圧着ローラ2
12の加熱,加圧によってトナーを溶着したのち、排紙
ローラ(図示せず)を介して装置外部に排出される。な
お、転写ローラ18、分離手段19は転写材の通過後像
担持体10の周面より退避離間して、次なるトナー像の
形成に備える。
【0039】一方、転写材を分離した像担持体10は、
クリーニング装置22のブレードの圧接により残留トナ
ーを除去・清掃し、再びPCL11による除電と帯電器
12による帯電を受けて次なる画像形成のプロセスに入
る。尚前記のブレードは感光層面のクリーニング後、直
ちに移動して像担持体10の周面より退避する。
【0040】以上が本実施の形態におけるカラー画像形
成プロセスである。
【0041】本実施の形態の画像形成装置は、像担持体
10、PCL11、帯電器12、像露光手段13、現像
手段14、給紙カセット15、半月ローラ16、レジス
トローラ17、転写ローラ18、分離手段19、搬送手
段20、定着装置21、クリーニング装置22とからな
る。以下に各部構成を説明する。
【0042】像担持体10は、導電性支持体上に中間層
塗布液を塗布し、これを乾燥硬化して中間層を形成し、
その上に(−)帯電の有機感光層(以後OPCと記すこ
とがある)を形成した直径80〜120mmの電子写真
感光体のドラムであり、A4判サイズの転写材を使用し
て長手(297mm)方向に搬送するために半径を40
mm以上にしてある。斯かる40mm以上の半径は、像
書き込み中や転写ローラ18が圧着又は解除されても像
にずれを生じないようにするためにも必要とされるもの
である。なお、導電性支持体は接地してある。像担持体
10は75〜120mm/secの線速度で矢示方向に
回転するから、像担持体10の回転軸に位相を検出する
ためのエンコーダ(図示せず)を設けてあり、エンコー
ダ(図示せず)は像担持体10の位相を示す位相信号を
CPU310に送出している。
【0043】導電性支持体は、例えばアルミニウム、ス
テンレススチール等の導電性支持体等、あるいは金属酸
化物等の導電性粉末を樹脂層に分散した導電層などが挙
げられる。かかる導電性支持体に電流計320を接続し
てある。かかる電流計320で流れ込み電流を測定す
る。
【0044】中間層は、金属アルコキシド化合物や有機
金属化合物の有機金属化合物と、シランカップリング剤
を主成分としたものを、溶媒に溶かし塗布液とする。こ
の液を塗布、乾燥硬化して形成される。
【0045】有機感光体を形成する電荷発生物質(CG
M)は長波長領域でも充分な分光感度をもち、又、微少
な露光量の差にも対応して忠実に電荷を発生することが
必要であることから、このような諸特性を考えあわせ
て、CGMとしてはチタニルフタロシアニンが最も好適
である。
【0046】帯電器12は例えば帯電ワイヤとして白金
線(クラッド又はアロイ)を採用したスコロトロン帯電
器、又は鋸歯電極或いはブラシ電極のいずれかをクリー
ニング装置22と像露光手段13の間に配置してあり、
潜像形成プロセスに先立ち像担持体10を均一帯電する
ものである。
【0047】像露光手段13は、プリンターコマンドを
解読するフォーマッタからの画像データをレーザダイオ
ード(LD)変調回路に送り、変調された画像信号によ
り半導体レーザ(図示せず)を発光して20MHzのド
ットクロックで像担持体10上をライン走査して潜像を
形成するものであり、半導体レーザ(図示せず)とコリ
メータレンズ(図示せず)とポリゴンミラー(図示せ
ず)及びfθレンズ(図示せず)と第1のシリンドリカ
ルレンズ(図示せず)及び第2のシリンドリカルレンズ
(図示せず)を備え、パルス幅変調した変調信号で半導
体レーザ(図示せず)を発振させ、レーザ光を所定速度
で回転するポリゴンミラー(図示せず)で偏向させ、f
θレンズ(図示せず)及び第1のシリンドリカルレンズ
(図示せず)及び第2のシリンドリカルレンズ(図示せ
ず)によって像担持体10上にスポットに絞って走査す
るものである。
【0048】半導体レーザ(図示せず)はGaAlAs
等が用いられ、最大出力10mWであり、光効率25%
であり、拡がり角として接合面平行方向8〜16°、接
合面垂直方向20〜36°である。なお、カラートナー
を順次重ね合わせることもあるので、着色トナーによる
吸収の少ない波長光による露光が好ましく、この場合の
波長は780nmである。
【0049】ポリゴンミラー(図示せず)は、偏向光学
系に相当するものであり、ビームを集光すると共に走査
面の平坦化を実現するためにペッパール和と非点隔差を
小さくするものであり、6面のポリゴン面を設け、書き
込み密度600dpiで23600(rpm)の回転数
で回転する。
【0050】fθレンズ(図示せず)は走査面の平坦化
を実現するためにペッパール和と非点隔差を小さくし、
像面湾曲を除去するものである。
【0051】第1のシリンドリカルレンズ(図示せず)
と第2のシリンドリカルレンズ(図示せず)は、補正光
学系に相当するものであり、ポリゴンミラー(図示せ
ず)の面倒れ誤差による走査線のピッチむらを低減す
る。これにより、ポリゴン倒れ角120秒P−Pであ
り、倒れ角補正率1′20以上となる。第2のシリンド
リカルレンズ(図示せず)はビームを像担持体10上に
結像するものである。
【0052】画像データ出力部は、変調回路(図示せ
ず)と、LD駆動回路(図示せず)、同期系としてイン
デックスセンサ(図示せず)及びインデックス検出回路
(図示せず)、ポリゴンドライバ(図示せず)を設けて
ある。
【0053】変調回路は、参照波と所定ビットからなる
記録信号をD/A変換したアナログ記録信号とを比較し
多値化するものである。このようにして得られる変調信
号はLD駆動回路の駆動信号となる。LD駆動回路は、
変調信号で半導体レーザ(図示せず)を発振させるもの
であり、半導体レーザ(図示せず)からのビーム光量に
相当する信号がフィードバックされ、その光量が一定と
なるように駆動するものであり、半導体レーザ(図示せ
ず)に導通する電流を変更することができるようになっ
ている。これにより、潜像電位を調整することができ
る。同期系は、偏向光学系からのビームを反射するミラ
ーを介してインデックスセンサ(図示せず)に入射す
る。インデックスセンサ(図示せず)はビームに感応し
て電流を出力し、当該電流はインデック検出回路で電流
/電圧変換してインデックス信号として出力する。この
インデックス信号により所定速度で回転するポリゴンミ
ラー(図示せず)の面位置を検知し、主走査方向の周期
によって、ラスタ走査方式で変調信号による光走査を行
う。
【0054】像担持体10周縁に図1に示すようにイエ
ロー、マゼンタ、シアン、黒色等のトナーとキャリアと
からなる二成分現像剤を装填した現像手段14が設けら
れている。
【0055】現像器14Y,14M,14C,14K
は、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、黒色の現像剤
を収容するものであり、図1に示すように像担持体10
と所定の間隙(Dsd)を保つ現像スリーブ141を備
え、像担持体10上の潜像を非接触の反転現像法により
顕像化するものであり、特に像担持体10に最近接した
現像スリーブ位置から、現像スリーブ141の移動方向
の上流側及び下流側に磁極を配置することにより均一に
寝た状態の磁気ブラシを形成するものであり、現像器1
4Y,14M,14C,14Kはいずれも同一構成であ
る。
【0056】141は内部に固定の磁石体を有するマグ
ネットロール(図示せず)を有する現像スリーブであ
り、供給ローラ、現像スリーブ141上の現像剤層厚を
所定量に規制する現像剤層厚規制部材、2つの撹拌スク
リュウを備える。2つの撹拌スクリュウは、ハウジング
の底部から直立した仕切り壁(図示せず)を挟んで両側
に形成された第1の撹拌室及び第2の撹拌室内にそれぞ
れ平行に配置されている。
【0057】現像器14Y,14M,14C,14K
は、現像時に現像スリーブ141の回転と共に所定の基
準電位に接地してある像担持体10と直流電源(図示せ
ず)と交流電源(図示せず)により保護抵抗を介して直
流に交流を重畳した電圧を印加してある。
【0058】ここで、現像領域とは前述したように現像
スリーブ141上の現像剤層のトナーが像担持体10の
現像位置に対して飛翔する現像スリーブ141上の領域
である。
【0059】複数の磁石が周面に並べられたマグネット
ロールの外周面を非磁性材料からなる現像スリーブ14
1が回転可能に設けられている。現像を行うにあたって
は体積平均粒径8.5μmのポリエステル系材料からな
るトナーと体積平均粒径30μm、30emu/gのフ
ェライト系コーティングキャリアとをトナー濃度7〜9
%に制御した現像剤を撹拌スクリュウを回転することに
より撹拌して−22μc/gの帯電量に設定した後、現
像スリーブ141の周面に供給させ穂立ち規制棒(図示
せず)によって現像剤の穂立ちの層の厚さが略均一に層
規制された磁気ブラシを形成する。
【0060】磁気ブラシは現像スリーブ141の回転に
よって現像スリーブ141の回転と同方向に移動し、現
像領域に搬送される。この現像スリーブ141上に形成
される磁気ブラシは現像領域の近傍に配置した極間現像
用磁石によって像担持体10との最近接点では寝た穂の
状態となり、像担持体10の表面に接触せず間隙を保つ
ように、現像スリーブ141と規制棒の間隙及び現像ス
リーブ141と像担持体10の間隙(以下、これをDs
dと略称することもある。)を調整する。本実施の形態
において像担持体10と現像スリーブ141との周速比
は1:3としてある。
【0061】現像バイアス電源は、直流電源と交流電源
を保護抵抗を介して出力する電源である。像担持体10
の感光層表面を例えば−750(V)に帯電した場合、
直流電源は−650Vの電圧を出力することにより反転
現像時のカブリを防止するものであり、交流電源は例え
ば周波数8kHzで2000Vp-pの交流電圧を出力す
る交流電源であり、これらの電圧は直列に配設されて現
像スリーブ141に印加してある。現像スリーブ141
の回転によって穂立ちした現像剤は像担持体10と接触
しない状態で現像領域に運ばれ現像剤中のトナーは穂立
ちのキャリアと分離されて像担持体10上の潜像にその
電荷の大きさに応じる量を飛翔させながら像担持体10
上に形成してある潜像をトナー粒子で顕像化する。
【0062】規制棒(図示せず)は磁気ブラシの高さ及
び量を規制するため設けられた非磁性体や磁性材料から
成形したものである。規制棒の設置された位置の直下
(相対する位置)には、現像スリーブ141中の磁石の
磁極が存在することが望ましい。磁石の磁極が存在する
位置では、現像スリーブ上の現像剤の立ち上がりがあ
り、いわゆる現像剤の穂が他より高く形成されいる。従
って、この部位で現像剤を規制することにより、比較的
少量の現像剤量でも精度良く規制することが可能であ
る。本実施の形態においては、現像領域における現像ス
リーブ141上の現像剤は薄層で少量であることが望ま
しく、具体的には5〜30mg/cm2であることが望
ましい。
【0063】なお、キャリア及び余剰のトナーは再び現
像剤槽に戻され消費されたトナーに見合うトナーの補給
をトナー補給器と搬送ホイールにより受け、再び均一混
合と摩擦帯電によるトナー及びキャリアへの荷電とが前
述の撹拌によりなされる。
【0064】なお、交流電源から供給される交流成分は
正弦波に限らず、矩形波や三角波等であってもよい。そ
して周波数も関係するが、電圧値は高い程現像剤の磁気
ブラシを振動させるようになって、トナー粒子に電荷粒
子からの分離飛翔が行われ易くなるが、反面、かぶりや
落雷現象のような絶縁破壊が発生し易くなる。かぶりの
発生は直流成分で防止し、絶縁破壊は、現像スリーブ1
41の表面を樹脂や酸化皮膜等により絶縁ないしは半絶
縁にコーティングすること、あるいは現像剤のキャリア
粒子に球形で絶縁性のキャリア粒子を用いること等によ
って防止することができる。
【0065】又、キャリアは実際には表面を樹脂等で包
んだコーティングキャリアとして用いられる事が多い
が、この場合用いられる樹脂やコーティング方法に特に
限定は無く、現在用いられている各種のものを用いるこ
とが出来る。トナーについても主成分として、バインダ
樹脂と着色剤を含有し、必要により離型剤、荷電制御剤
等を含有する公知のトナーを広く用いることが出来る。
【0066】なお、KNCプロセスに2成分の非接触現
像法を採用する理由は、前述したようにトナー粒子が比
較的容易にキャリアとの摩擦帯電を行い、安定した帯電
量が得られ、かつ、カラー現像での色にごりの心配等が
ないことによる。
【0067】図1において、転写材は給紙カセット15
内に片側基準で格納されており、従ってさばき爪(図示
せず)は転写材の基準面側にのみ設けられ更に半月ロー
ラ16も片持ち構造とされて転写材の基準面側に片寄っ
て位置されている。
【0068】給紙部は、専用のモータを有しており、半
月ローラ16が矢示方向に回転して押上げ板(図示せ
ず)上に積載した転写材をさばき爪(図示せず)の作用
によりその最上層の1枚のみを搬出する。
【0069】給紙カセット15より搬出された転写材は
搬送系路に入ってUターンし、先端がレジストローラ1
7を通過したすぐ後に給紙センサ(図示せず)の検知に
よってモータを一旦停止したのち、転写のタイミングが
整った段階で再びモータが回転を始め、像担持体10面
に対し所定の角度を保ってその転写域に給紙される。
【0070】転写ローラ18は、像担持体10の周面に
対する位置が可変であって、単色画像のプリント時には
好ましくは常に圧接状態(転写時のみ圧接でも可)に置
かれるが、カラー画像の形成中には退避して離間した位
置に保たれ、転写時にのみ圧接される。この場合の押圧
力としては、ローラ単位面積当たりの力として25〜1
000g/cm2であることが望ましく、圧接状態のニ
ップ幅として0.5〜5mm程度であることが望まし
い。
【0071】転写ローラ18の電気抵抗値は、転写ロー
ラ18を直径16mm、長さ310mm、肉厚4mmと
し、これを直径30mmのアルミニウム素管に170g
/cm2の力で押圧した場合、温度20℃、湿度50%
の環境下で計った転写ローラ18の回転軸とアルミニウ
ム素管間の電気抵抗値である。
【0072】ここで、転写ローラ18の平均気泡径の定
義は以下の通りである。
【0073】(1)転写ローラ18が単泡である場合 転写ローラ18を駆動軸方向に任意に10点カットし、
更にそれぞれについて任意に3箇所マイクロスコープで
拡大して、下式で気泡径を求め、10点×3箇所=30
データの平均とする。
【0074】(1cm3あたりに存在するすべての気泡
の直径の合計)/(1cm3あたりに存在するすべての
気泡の総数)(ただし、ここで指す気泡は、気泡総数の
5%以下の数の気泡は除いて計算する)。
【0075】(2)転写ローラ18が連泡である場合 (1)と同様に測定するが、連泡の場合、気泡は真円で
なく、穴のようになっている。この場合の直径は、気泡
の中心から最大距離と最小距離の平均値を直径とする。
【0076】また、人工的に作った傷や穴は気泡とはみ
なさない。
【0077】転写ローラ18は、ステンレス鋼棒からな
る軸体と、その外周にポリウレタンゴム、シリコーンゴ
ム、スチレンブタジエン共重合体エラストマー、オレフ
ィン系エラストマー等の樹脂材をセルサイズ1〜300
μm程度のは発泡タイプ若しくは連泡タイプで形成し、
更に前述の樹脂材に導電性付与材としてカーボンブラッ
ク等の無機物及び又は有機導電剤を混合させた電荷供給
可能な導電性とした弾性部材とから構成してある。転写
ローラ18の電気抵抗は106〜109Ω・cm、ゴム
硬度はアスカーCスケールで硬度20〜60が好まし
い。
【0078】転写ローラ18の他の具体例として、導電
性転写スポンジローラ(ブリヂストン社製)の2種も使
用可能である。即ち、Aタイプとしてカーボンを含有し
た電子導電系の転写ローラ、およびBタイプとして導電
性有機材を含有したイオン導電系の転写ローラの2種を
使用した。Aタイプは環境に左右されない導電性、連続
使用における抵抗値の安定性がよい、抵抗値に印加電圧
依存性がある等の特長を有し、アスカーC硬度30°〜
40°、電気抵抗106〜109Ω・cmである。Bタ
イプは抵抗値が印加電圧に左右されない、ローラ内の抵
抗値が均一である、連続使用における抵抗値の安定性が
よい、低温低湿で低めの抵抗値を示し、高温高湿で高め
の抵抗値を示す等の特長を有し、アスカーC硬度30°
〜40°、電気抵抗106〜109Ω・cmで、特に量産
性に適している。A,B両タイプとも転写ローラとして
好適である。
【0079】また、住友ゴム工業社製・イオン導電系転
写ローラ、アスカーC硬度30°〜40°、電気抵抗1
06〜109Ω・cmも転写ローラとして好適である。
【0080】転写ローラ18の更に他の具体例として、
シリコーン系スポンジローラ(発泡タイプ)(信越ポリ
マー社製)のうち、アスカーC硬度30°〜40°、電
気抵抗106〜109Ω・cmのものも転写ローラとし
て使用可能である。
【0081】転写ローラ18の更に他の具体例として、
北辰工業(株)製のエステル系ウレタンスポンジローラ
(発泡タイプ)やエーテル系ウレタンスポンジローラ
(発泡タイプ)で、アスカーC硬度30〜40°、電気
抵抗106〜109Ω・cmのものも使用可能である。
【0082】転写ローラ18によるローラ転写は、転写
材の背面に直接転写ローラ18を接触させて、トナーを
圧接し、トナーと逆極性の電性を転写ローラ18に印加
して転写を行う。
【0083】本実施の形態において、転写用電源180
の印加電圧が+1.5ないし4kVDCあるいは、+5
ないし40μADCで、又分離手段19にはDCとAC
を重畳したバイアス電圧を印加する分離用電源190が
使用される。
【0084】分離手段19は転写プロセスの直後に記録
紙を交流コロナ又は高圧電流で除電して記録紙の像担持
体10への静電吸着力を低減し、紙の剛性や自重を利用
して分離しやすくする。この時、薄く剛性の弱い記録紙
ほど分離が難しくなるため、記録紙種や環境を考慮して
除電量をバランスよく設定してある。
【0085】なお、分離手段19も転写ローラ18の位
置変動にほぼ同期して像担持体10の周面に圧接ならび
に離間の作動をすることが望ましい。
【0086】搬送手段20は、固定配置されたガイド
板、または該ガイド板及び該ガイド板に軽圧接する押圧
ローラ、あるいは回動する搬送ベルト、さらには搬送ベ
ルト及び該搬送ベルトに軽圧接する押圧ローラ、複数本
の搬送ベルト間に吸引口を有するエア吸引手段等の各種
手段が用いられる。これら搬送手段20による転写材に
作用する摩擦力F2は転写部で転写材に作用する摩擦力
F0より小さく設定されている(F0>F2)。
【0087】定着装置21は一対のローラから成るいわ
ゆる熱ローラ方式の定着装置であって、定着ヒータ21
3を内蔵し時計方向に駆動回転する熱ローラ211と、
熱ローラ211に圧接して従動回転する圧着ローラ21
2との間に形成されたニップ部により転写材を加熱搬送
してトナー像の溶着を行う。
【0088】熱ローラ211は、例えばテフロン等の材
料の表面層を有していると共に、その中心に加熱源とし
ての定着ヒータ213を内蔵し、熱ローラ211の表面
温度を定着温度センサ391で検出して常に一定となる
ように制御してある。定着温度センサ391は熱ローラ
211の転写材と接触する転写材領域に設けてある。定
着温度センサ391はサーミスタ等で構成しており、熱
ローラ211の表面温度を検出して熱ローラ211の定
着ヒータ213をオン・オフする。圧着ローラ212は
例えばゴム等の表面層を有している。
【0089】機内ファン(図示せず)は、定着装置21
で転写材から発生する水蒸気を含んだ空気を機外に排出
するものである。
【0090】機内ヒータ(図示せず)は像担持体10の
結露を防止するために像担持体10の温度を所定に保つ
ために加熱するものである。
【0091】クリーニング装置22は、ブレード等を像
担持体10の表面に接触させることにより、像担持体1
0の表面に付着したトナー及び粉塵を掻き落として廃ト
ナーボックスに捕獲する。
【0092】以上が本実施の形態における画像形成装置
の概略構成である。
【0093】図2は本実施の形態における画像形成プロ
セス制御回路を示すブロック図である。
【0094】画像形成プロセス制御回路300は、主に
画像形成プロセスを制御するものであり、特に像担持体
10に圧着状態の転写ローラ18に転写バイアスを印加
した際に像担持体10の導電性支持体に流れ込む電流を
電流計320で検知し、かかる検出値に基づいて適正な
帯電条件、露光条件、現像条件、転写条件、分離条件、
定着条件をROM340に格納してあるルックアップテ
ーブルから読み出して設定する機能を備える。
【0095】本実施の形態における画像形成プロセス制
御回路300は、MPU310とROM340とモータ
ドライバ350とスイッチ361〜365と定着温度セ
ンサ391とからなる。以下に各部構成を説明する。
【0096】MPU310は、マイクロプロセッサから
なるものであり、インデックス信号に基づいて像担持体
10の位相を検出して電子写真プロセスに関する制御全
体を制御するものである。MPU310は、電流計32
0の測定値をA/D変換して取り込む入力ポートに接続
し、定着温度センサ391をA/D変換して取り込む入
力ポートに接続してある。MPU310は出力ポートに
現像バイアス電源や転写用電源180や分離用電源19
0を断続するスイッチ361〜365を接続してある。
【0097】ROM340は、流れ込み電流と各種の電
子写真プロセス条件とのルックアップテーブを格納した
ものであり、具体的には図5〜図11に示すグラフをル
ックアップテーブルとしたものである。ここで、ルック
アップテーブルの内容を図5〜図11を参照して説明す
る。
【0098】図5は流れ込み電流とワイヤバイアスとの
関係を示したグラフである。
【0099】図5に示すグラフは縦軸に帯電器12の帯
電ワイヤに印加するワイヤバイアス(kV)をとり、横
軸に流れ込み電流(μA)をとっている。帯電器とし
て、70μmの白金製のコロナ放電ワイヤを使用し、グ
リッドバイアス−800Vを印加してある。かかるグラ
フから流れ込み電流を0.5μAとすれば、ワイヤバイ
アスを−3kVとし、流れ込み電流を4.0μAとすれ
ば、ワイヤバイアスを−4kVとし、流れ込み電流を
8.0μAとすれば、ワイヤバイアスを−5kVとなっ
ている。
【0100】図6はレーザパワーと流れ込み電流との関
係を示したグラフである。
【0101】図6に示すグラフは縦軸に半導体レーザの
レーザパワー(μW)をとり、横軸に流れ込み電流(μ
A)をとっている。像露光手段13の半導体レーザとし
てGaAlAsのレーザダイオード(780nm)を使
用した。かかるグラフから流れ込み電流を0.5μAと
すれば、レーザパワーを280μWとし、流れ込み電流
を4.0μAとすれば、レーザパワーを200μWと
し、流れ込み電流を7.5μAとすれば、レーザパワー
を120μWとなっている。
【0102】図7は転写電流と流れ込み電流との関係を
示したグラフである。
【0103】図7に示すグラフは縦軸に転写ローラ18
の転写電流(μA)をとり、横軸に流れ込み電流(μ
A)をとっている。かかるグラフから流れ込み電流を
0.5μAとすれば、転写電流を11μAとし、流れ込
み電流を4.0μAとすれば、転写電流を22μAと
し、流れ込み電流を7.5μAとすれば、転写電流を1
6μAとなっている。この特性変化は、各社製の転写ロ
ーラ18で同様の傾向があり、各社製の転写ローラの抵
抗値は転写ローラ(材質または成分配合が互いに異な
る)を直径16mm、長さ310mm、肉厚4mmと
し、これを直径30mmのアルミニウム素管に170g
/cm2の力で押圧し、温度20℃、湿度50%の環境
下で計ったものである。
【0104】図8は分離直流バイアスと流れ込み電流と
の関係を示したグラフである。
【0105】図8に示すグラフは縦軸に分離手段19の
直流バイアス(V)をとり、横軸に流れ込み電流(μ
A)をとっている。分離手段19として、ピッチ2m
m、山の高さ3mm、厚さ0.1mm、ステンレス製の
鋸歯電極を使用し、像担持体10と鋸歯電極間の距離を
3.5mm、分離交流バイアスを9kV、1kHzとし
た。かかるグラフから流れ込み電流を0.5μAとすれ
ば、分離直流バイアスを−350Vとし、流れ込み電流
を4.0μAとすれば、分離直流バイアスを−500V
とし、流れ込み電流を7.5μAとすれば、分離直流バ
イアスを−650Vとなっている。
【0106】図9は現像交流バイアスと流れ込み電流と
の関係を示したグラフである。
【0107】図9に示すグラフは縦軸に現像交流バイア
ス(kV)をとり、横軸に流れ込み電流(μA)をとっ
ている。現像器として現像スリーブ141の材質をSU
Sとし、表面のRzを20μm、外径φ20とし、像担
持体10と現像スリーブ141との間隔を500μmと
し、搬送量を15mg/cm2、現像直流バイアスを−
650V、現像スリーブの回転数を170rpmとして
ある。なお、像担持体10と現像スリーブ141との周
速比を1:3としてある。かかるグラフから流れ込み電
流を0.5μAとすれば、現像交流バイアスを2.4k
Vとし、流れ込み電流を4.0μAとすれば、現像交流
バイアスを2.0kVとし、流れ込み電流を7.5μA
とすれば、現像交流バイアスを1.8kVとなってい
る。
【0108】図10は現像スリーブの回転数と流れ込み
電流との関係を示したグラフである。
【0109】図10に示すグラフは縦軸に現像スリーブ
141の回転数(rpm)をとり、横軸に流れ込み電流
(μA)をとっている。ここで、現像スリーブ141は
材質をSUSとし、表面のRzを20μm、外径φ20
とし、像担持体10と現像スリーブ141との間隔は5
00μmであり、搬送量は15mg/cm2であり、現
像直流バイアスは−650V、現像交流バイアスは2.
0kV、8kHzである。かかるグラフから流れ込み電
流を0.5μAとすれば、現像スリーブ141の回転数
を220rpmとし、流れ込み電流を4.0μAとすれ
ば、現像スリーブ141の回転数を170rpmとし、
流れ込み電流を7.5μAとすれば、現像スリーブ14
1の回転数を150rpmとなっている。
【0110】図11は定着温度と流れ込み電流との関係
を示すグラフである。
【0111】図11に示すグラフは縦軸に定着温度
(℃)をとり、横軸に流れ込み電流(μA)をとってい
る。定着装置として熱ローラにPFAコートローラ、圧
着ローラにシリコンゴムローラ(フッ素樹脂コート)と
した。かかるグラフから流れ込み電流を0.5μAとす
れば、定着温度を230℃とし、流れ込み電流を4.0
μAとすれば、定着温度を208℃とし、流れ込み電流
を7.5μAとすれば、定着温度を185℃となってい
る。
【0112】従って、ROM340は、図5〜図11に
示した流れ込み電流と各種のプロセス条件とを内容とす
るルックアップテーブルを格納してあることになる。
【0113】モータドライバ350は、MPU310か
らの制御信号でモータ351を駆動するものであり、M
PU310から設定した駆動時間や回転数でモータ35
1を回転駆動する。モータ351は現像スリーブ141
と像担持体10を駆動するものである。
【0114】スイッチ361は現像バイアス電源(図示
せず)を断続するものであり、スイッチ362は転写用
電源180を断続するものであり、スイッチ363は分
離用電源190を断続するものであり、スイッチ364
は帯電用電源(図示せず)を断続するものであり、スイ
ッチ365は半導体レーザのレーザパワーを制御するも
のである。
【0115】定着温度センサ391は、上述したように
サーミスタ等で構成しており、熱ローラ211の表面温
度を検出して熱ローラ211の定着ヒータ213をオン
・オフするために設けたものである。
【0116】以上が本実施の形態における画像形成プロ
セス制御回路300の概略構成である。
【0117】(評価特性)下記の項目について測定を行
った。
【0118】(1)細線再現性(2dotライン測定) a)測定機材 印字評価システム:YA−MAN社製 RT−2000
型 b)測定方法 転写紙(XEROX4024 20ポンド紙)の上に形
成された細線を上記測定機材により線幅を測定した。実
際には、線画像の濃度分布データをとってその最大値の
半値における全幅を線幅とした。
【0119】(2)画像かぶり・文字チリ、キャリア付
着 a)測定機材 デジタルマイクロスコープ:キーエンス
社製 VH−6200型 b)測定方法 非画像部及び文字部分をマイクロスコープで200倍に
拡大して画像かぶりと文字チリ、キャリア付着の有無を
判断した。
【0120】(3)画像濃度 マクベス濃度計で測定した。
【0121】(4)帯電むら、文字太り、分離によるハ
ジキ、転写による画像ハジキ 測定方法 プリント画像を目視で帯電むら、文字太り、
分離によるハジキ、転写による画像ハジキの有無を判断
した。
【0122】(5)混色数 a)測定機材 デジタルマイクロスコープ:キーエンス
社製 VH−6200型 b)測定方法 イエローパッチ部に混色したブラックト
ナーをマイクロスコープで200倍に拡大して混色して
いるトナー数をカウントした。
【0123】
【表1】
【0124】表1は流れ込み電流を検出して図5に示し
たように帯電器12のワイヤバイアスを制御した実施例
とワイヤバイアスを−4kVに固定した比較例を示した
ものである。比較例に示したようにワイヤバイアスを制
御しなければ、5000プリントで画像濃度1.30を
下回り、30000プリントで0.66になってしま
い、18000コピーで画像かぶりを発生し、2100
0コピーで帯電むらを発生している。これに対して、実
施例は流れ込み電流に基づいて帯電器12のワイヤバイ
アスを制御することにより画像かぶり及び帯電むらを発
生しなくなり、画像濃度も1.35〜1.42で良好で
ある。
【0125】
【表2】
【0126】表2は流れ込み電流を検出して図6に示し
たように半導体レーザのレーザパワーを制御した実施例
と前述の半導体レーザのレーザパワーを200μWに固
定した比較例を示したものである。比較例に示したよう
に半導体レーザのレーザパワーを制御しなければ、2d
otラインの再現性において3000プリントで170
μm±5μmから外れだし、混色数において9000プ
リントで40個/mm2を越え、18000プリントで
文字チリとなる。これに対して、実施例は流れ込み電流
に基づいて半導体レーザのレーザパワーを制御したこと
により、2dotラインの再現性において170μm±
5μmに収まっており、混色数において35個/mm2
以内であり、文字チリも発生してない。
【0127】
【表3】
【0128】
【表4】
【0129】表3は前述の現像交流バイアスを2.0k
V、現像スリーブ141の回転数を170rpmに固定
した比較例を示したものであり、表4は流れ込み電流を
検出して図9に示したように現像スリーブ141の回転
数を170rpmに固定して現像交流バイアスを制御し
た実施例である。
【0130】表3に示した比較例では現像交流バイアス
を制御しなければ、画像濃度において5000プリント
で1.30未満となり、7000プリント以降でキャリ
ア付着を生じ、混色数において7000プリントで40
個/mm2を越え、15000プリントで画像かぶりを
生じ、2dotラインの再現性において5000プリン
トで170μm±5μmから外れる。これに対して、表
4に示した実施例は流れ込み電流に基づいて現像交流バ
イアスを制御したことにより、画像濃度1.33〜1.
41に収まり、キャリア付着と画像かぶりもなく、混色
数において35個/mm2以内であり、2dotライン
の再現性において170μm±5μmに収まっている。
【0131】
【表5】
【0132】表5は流れ込み電流に基づいて図10に示
したように現像交流バイアスを2.0kVに固定し、現
像スリーブ141の回転数を制御した実施例である。画
像濃度は1.33〜1.42であり、キャリア付着、画
像かぶりのいずれもなく、2dotラインの再現性にお
いて170μm±5μmに収まっている。
【0133】なお、流れ込み電流に基づいて現像交流バ
イアス及び現像スリーブ141の回転数の両方を制御す
ればさらに良好となる。
【0134】
【表6】
【0135】表6は転写ローラ18の転写電流を22μ
Aに固定とした比較例と流れ込み電流に基づいて図7に
示したように転写ローラ18の転写電流を制御した実施
例である。
【0136】表6に示した比較例では転写電流を制御し
なければ、画像濃度において7000プリントで1.3
0未満となり、12000プリント以降で画像はじきを
生じ、混色数において9000プリントで40個/mm
2を越え、2dotラインの再現性において3000プ
リントで170μm±5μmから外れる。これに対し
て、表6に示した実施例は流れ込み電流に基づいて転写
電流を制御したことにより、画像濃度1.32〜1.4
1に収まり、画像はじきもなく、混色数において35個
/mm2以内であり、2dotラインの再現性において
170μm±5μmに収まっている。
【0137】
【表7】
【0138】表7は分離手段19の分離直流バイアスを
−500Vに固定とした比較例と流れ込み電流に基づい
て図8に示したように分離手段19の分離直流バイアス
を制御した実施例である。
【0139】表7に示した比較例では分離直流バイアス
を制御しなければ、15000プリント以降で画像はじ
きを生じるのに対して、流れ込み電流に基づいて分離直
流バイアスを制御すれば、分離不良回数も低減し、画像
はじきも生じない。
【0140】
【表8】
【0141】表8は定着温度の制御目標点を208℃に
固定とした比較例と流れ込み電流に基づいて図11に示
したように定着温度の制御目標点を制御した実施例であ
る。
【0142】表8に示した比較例では定着温度の制御目
標点を固定とすれば、9000プリント以降で文字太り
を生じるのに対して、流れ込み電流に基づいて定着温度
の制御目標点を制御すれば、定着不良回数も低減し、文
字太りも生じない。
【0143】なお、像担持体と、記録すべき画像データ
により変調された光で像担持体表面をその回動方向と交
差する方向に繰り返し露光して潜像を形成する像露光手
段と、前記潜像を現像してトナー像を形成する現像手段
と、像担持体表面に接触しながら回動してその外周面に
前記トナー像が転写される中間転写体と、この中間転写
体に転写されたトナー像を転写材に転写する転写ローラ
と、分離手段及び、上流側のレジストローラ、下流側の
搬送手段とから構成され、像担持体表面に形成された異
色の複数のトナー像は、中間転写体の外周面に順次重ね
て転写されることにより、中間転写体にカラートナー像
が形成され、該カラートナー像は転写ローラにより転写
材上に転写される画像形成装置にも同様に適用できる。
【0144】
【発明の効果】本発明は、上記構成を備えることによ
り、電子写真プロセスに影響する温湿度の変動に適切に
追従した画像プロセス条件を設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の要部構成図であ
る。
【図2】本実施の形態における画像形成プロセス制御回
路を示すブロック図である。
【図3】流れ込み電流と温湿度との関係を示したグラフ
である。
【図4】各種転写条件と流れ込み電流のバラツキとの関
係を示すグラフである。
【図5】流れ込み電流とワイヤバイアスとの関係を示し
たグラフである。
【図6】レーザパワーと流れ込み電流との関係を示した
グラフである。
【図7】転写電流と流れ込み電流との関係を示したグラ
フである。
【図8】分離直流バイアスと流れ込み電流との関係を示
したグラフである。
【図9】現像交流バイアスと流れ込み電流との関係を示
したグラフである。
【図10】現像スリーブの回転数と流れ込み電流との関
係を示したグラフである。
【図11】定着温度と流れ込み電流との関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
10 像担持体 12 帯電器 13 像露光手段 14 現像手段 18 転写ローラ 19 分離手段 21 定着装置 180 転写用電源 190 分離用電源 300 画像形成プロセス制御回路 310 MPU 320 電流計 340 ROM 350 モータドライバ 361〜365 スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持した像担持体と転写ロー
    ラの間に転写材を通過せしめ、この転写材に上記トナー
    像を静電的に一括転写する画像形成装置において、前記
    像担持体に圧着状態の前記転写ローラにバイアスを印加
    した際に前記像担持体に流れ込む電流を検知して電子写
    真プロセス条件を設定する制御手段を有することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写ローラの硬度が70度(アスカ
    ーC)以下で、転写ローラと像担持体との押圧力が25
    〜1000g/cm2で、前記転写ローラの平均気泡径
    が1〜300μmであることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記電子写真プロセス条件は帯電条件で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記電子写真プロセス条件は露光条件で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記電子写真プロセス条件は現像条件で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記電子写真プロセス条件は転写条件で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記電子写真プロセス条件は分離条件で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記電子写真プロセス条件は定着条件で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記像担持体の直径が80mm以上の円
    筒形であり、転写分離部位で前記像担持体の曲率半径が
    40mm以上であることを特徴とする請求項2〜8のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記像担持体は転写ドラムであること
    を特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の画像形成
    装置。
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