JPH11265117A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JPH11265117A
JPH11265117A JP10068421A JP6842198A JPH11265117A JP H11265117 A JPH11265117 A JP H11265117A JP 10068421 A JP10068421 A JP 10068421A JP 6842198 A JP6842198 A JP 6842198A JP H11265117 A JPH11265117 A JP H11265117A
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carrier
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JP10068421A
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Fukashi Okuyama
奥士 奥山
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持体上の現像剤の現像剤搬送量を現
像域に搬送するとき、現像剤担持体上の現像剤搬送量を
一定に保って現像域に搬送して、かつ現像剤の劣化(帯
電量の変化)をなくし、現像性を向上し、高画質な画像
を得る現像装置を提供する。 【解決手段】 トナーとキャリアからなる二成分現像剤
を回転する現像スリーブ141上で搬送し、現像剤層規
制部材143によって現像スリーブ141上の二成分現
像剤の現像剤搬送量を規制し、二成分現像剤を現像領域
内に搬送し、現像領域中の直流電界と交流電界により静
電的にトナーを像担持体上に付着させて現像する非接触
現像方式の現像装置において、現像剤層規制部材143
が非磁性の金属丸棒から成り、現像剤層規制部材143
が弾性部材144により付勢されて現像スリーブ141
に圧接し、現像スリーブ141上の現像剤搬送量を規制
する現像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に備え
られた現像装置に関し、特に、複数の現像装置を有する
カラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置の現像方式には、通常の電
子写真複写機等に用いられる正規現像方式と、デジタル
プリンタやデジタル電子写真複写機等に用いられる反転
現像方式が知られている。反転現像方式は、一般にレー
ザ、LED等を光源として用い、帯電、露光により像担
持体(以下、感光体ドラムと称す)上に形成された潜像
を、感光体ドラムの帯電極性と同極性に帯電したトナー
により現像してトナー像とする方式である。例えば、感
光体ドラムの帯電極性が負の場合、トナーの極性も負で
あり、露光により生じた電位差を利用して現像し、感光
体ドラム上にトナー像を形成する方式である。現像処理
後に、コロナ放電等を用いる転写装置により転写材をト
ナーの極性と逆極性に帯電させ、感光体ドラム上のトナ
ー像を転写材により転写させる。その後、ACコロナ放
電またはDCコロナ放電により転写材の電位を下げ、転
写材と感光体ドラムとの付着力を低減させたのち、感光
体ドラム表面から転写材を剥離し、次のプロセスに移行
する。
【0003】従来の現像装置においては、回転する感光
体ドラムに近接して、回転する現像剤担持体(以下、現
像スリーブと称す)が配置されている。該現像スリーブ
は中空円筒体状に形成されて、前記感光体ドラムに対向
する側に開口部を有するハウジングに収納されている。
該現像スリーブには、例えば−650Vの直流電圧に、
2700V、8000Hzの交流電圧が重畳された現像
バイアス電圧が印加される。該現像スリーブは、その内
部に固定された磁石体を有し、現像スリーブの外周表面
にはトナー粒子と磁性粒子(キャリア)とを混合した二
成分現像剤を担持している。
【0004】上記の現像装置は、前記トナーとキャリア
とから成る二成分現像剤を収容する現像器ハウジング、
複数の磁石体から成る磁界発生手段(マグネットロー
ル)、該磁界発生手段を内部に有し回転可能な現像剤搬
送手段である現像スリーブ、現像剤搬送ローラ、現像剤
供給ローラ、前記現像スリーブ上の現像剤層厚を所定量
に規制する現像剤層厚規制部材、現像剤攪拌スクリュー
等から構成されている。
【0005】なお、現像剤層規制部材に磁性又は非磁性
の丸棒を用いることは、既に公知である。また、現像剤
層規制部材として、剛性体に弾性部材をコートして使う
のは公知である(特開平1−283577号公報)。
【0006】前記現像器ハウジングの上部に開口したト
ナー補給口部でトナーカートリッジから前記現像器ハウ
ジング内に補給されたトナーは、回転する前記攪拌スク
リューにより前記現像器ハウジング内に収容された現像
剤と攪拌、混合されて均一なトナー濃度になり、回転す
る前記供給ローラにより前記現像スリーブの外周面上に
供給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来より知られている
現像装置は、現像スリーブ上に担持される現像剤の量を
規制する現像剤層規制部材が設置され、適量の現像剤に
より現像を行っている。この現像剤層規制部材は多種の
ものがあるが、鋼材等の磁性体を現像スリーブに対して
所定距離離して設置し、磁性体と現像スリーブ内部に固
定された磁石体との間に発生する磁力を利用することに
より、現像剤の量を規制する現像装置や磁性体と現像ス
リーブを接触させ現像剤の量を規制する現像装置があ
る。
【0008】しかし、現像スリーブに対して磁性体を所
定距離離して設置しても、取り付け精度や機械動作等に
起因する微小な距離変動で担持される現像剤の量が大き
く変化してしまう場合がある。その結果、現像性の変化
が大きくなる可能性がある。
【0009】また、磁性棒で現像スリーブに接触させる
方法は、磁性棒と現像スリーブ間の押圧力が高く、現像
剤劣化(帯電量変化)が促進される問題がある。
【0010】現在採用している非接触現像法は、感光体
ドラム上にトナーを飛翔させ、現像させるため、接触現
像法にくらべ現像性、現像安定性が悪い。この現像性、
現像安定性を向上させるためには、前述している、以下
の問題点を解決しなければならない。
【0011】a)現像スリーブ上に送られる現像剤搬送
量の変化による現像性変化。
【0012】b)現像剤層規制部材の圧力でおこる現像
剤劣化(帯電量変化)による現像性変化。
【0013】感光体ドラムの周辺に複数の現像装置を配
置してカラートナー画像を形成するカラー画像形成装置
においては、各現像装置による各色トナー画像の色安定
性が求められる。特に、感光体ドラム上に複数色のトナ
ー画像を重ね合わせて非接触現像するカラー画像形成装
置においては、各色毎の現像性、現像安定性の向上が求
められている。
【0014】本発明では、現像剤搬送量が変化せず、現
像剤劣化(帯電量変化)しない条件を、現像剤層規制部
材を非磁性金属丸棒と弾性部材の組み合わせで見出だし
た。
【0015】本発明の第1の目的は、現像スリーブ上の
現像剤の搬送量を確保しつつ、数万プリントしても現像
剤搬送量の変化を起こさず、現像性の変化を防ぐ現像装
置を提供することにある。
【0016】本発明の第2の目的は、現像剤層規制部材
と現像スリーブ間の圧力による現像剤の劣化(帯電量の
変化)を防止し、現像性の変化を防ぐ現像装置を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の現像装置は、トナーとキャリアからなる二成分現像
剤を回転する現像剤担持体上で搬送し、現像剤層規制部
材によって前記現像剤担持体上の二成分現像剤の現像剤
搬送量を規制し、前記二成分現像剤を現像領域内に搬送
し、前記現像領域中の直流電界と交流電界により静電的
にトナーを像担持体上に付着させて現像する非接触現像
方式の現像装置において、前記現像剤層規制部材が非磁
性の金属丸棒から成り、前記現像剤層規制部材が弾性部
材により付勢されて前記現像剤担持体に圧接し、現像剤
担持体上の現像剤搬送量を規制することを特徴とするも
のである(請求項1)。
【0018】また、上記目的を達成する本発明の画像形
成装置は、像担持体の像形成面の近傍に、帯電器、像露
光手段、複数の現像装置を配設し、前記像担持体の周面
に複数のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形成
して、該カラートナー像を転写材に転写する画像形成装
置において、前記複数の現像装置は、請求項1〜4の何
れかに記載の前記現像剤担持体、磁石体、現像剤層規制
部材、弾性部材を有することを特徴とするものである
(請求項5)。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の説明に先立
って、本発明の現像装置を複数組搭載した画像形成装置
の一例であるカラープリンタの構成とその作用を図1の
断面構成図によって説明する。
【0020】このカラープリンタは、像担持体上に順次
形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、転写部で
記録紙上に1回で転写してカラー画像を形成し、その
後、分離手段により像担持体面から記録紙を剥離する方
式のカラー画像形成装置である。
【0021】図1において、像担持体である感光体ドラ
ム10は、OPC感光体(有機感光体)をドラム基体上
に塗布形成したもので、接地されて図示の時計方向に駆
動回転される。11はスコロトロン帯電器で、感光体ド
ラム10周面に対し高電位の帯電電位VHの一様な帯電
をグリッド電位VGに電位保持されたグリッドとコロナ
放電ワイヤによるコロナ放電によって与えられる。この
スコロトロン帯電器11による帯電に先だって、前プリ
ントまでの感光体ドラムの履歴をなくすために発光ダイ
オード等を用いた帯電前除電器(PCL)12による露
光を行って感光体ドラム周面の除電をしておく。上記の
感光体ドラムの履歴とは、先行した画像形成時の帯電、
画像露光で作像した感光体上に残留した画像パターンを
いい、感光体メモリーとも称す。
【0022】感光体ドラム10への一様帯電ののち、像
露光手段13により画像信号に基づいた像露光が行われ
る。像露光手段13は図示しないレーザーダイオードを
発光光源とし回転するポリゴンミラー、fθレンズ、シ
リンドリカルレンズを経て反射ミラーにより光路を曲げ
られ主走査がなされるもので、感光体ドラム10の回転
(副走査)によって潜像が形成される。本実施の形態で
は文字部に対して露光を行い、露光部電位VLの方が帯
電電位VHよりも低電位となるような反転潜像を形成す
る。
【0023】感光体ドラム10の周縁には、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒色(K)等
のトナーとキャリアとから成る二成分現像剤をそれぞれ
内蔵した現像器14Y,14M,14C,14Kから成
る現像装置14が設けられている。
【0024】先ず1色目のイエローの現像が、複数の磁
石体から成る磁界発生手段を内蔵し現像剤を保持して回
転する現像スリーブ141によって行われる。現像剤は
マグネタイトをコアとしてそのまわりに絶縁性樹脂をコ
ーティングしたキャリアと、ポリエステルを主材料とし
て色に応じた顔料と荷電制御剤、シリカ、酸化チタン等
を加えたトナーとからなるもので、現像剤は後述する現
像剤層規制部材143によって現像スリーブ141上に
100〜600μmの現像剤層厚に規制されて現像領域
へと搬送される。
【0025】現像領域における現像スリーブ141と感
光体ドラム10との間隙は現像剤層厚よりも大きい50
0〜1000μmとして、この間にACバイアスVAC
DCバイアスVDCが重畳して印加される。DCバイアス
DCと感光体帯電電位VH、トナーの帯電は同極性であ
るため、ACバイアスVACによってキャリアから離脱す
るきっかけを与えられたトナーは、正帯電時にはDCバ
イアスVDCより電位の高い感光体帯電電位VHの部分に
は付着せず、DCバイアスVDCより電位の低い露光部電
位VL部分に付着し顕像化(反転現像)が行われる。
【0026】1色目の顕像化が終った後、2色目のマゼ
ンタの画像形成行程に入り、再びスコロトロン帯電器1
1による一様帯電が行われ、2色目の画像データによる
潜像が像露光手段13によって形成される。このとき1
色目の画像形成行程で行われたPCL12による除電
は、1色目の画像部に付着したトナーがまわりの電位の
急激な低下により飛び散るため行わない。
【0027】再び感光体ドラム10周面の全面に亘って
帯電電位VHに帯電された感光面のうち、1色目の画像
のない部分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現
像が行われるが、1色目の画像がある部分に対し再び現
像を行う部分では、1色目の付着したトナーにより遮光
とトナー自身のもつ電荷の影響によって、1色目の露光
部電位VLよりも若干高い電位VMの潜像が形成され、D
CバイアスVDCと電位VMの電位差に応じた現像が行わ
れる。
【0028】3色目のシアン、4色目の黒色についても
2色目のマゼンタと同様の画像形成行程が行われ、感光
体ドラム10周面上には4色の顕像が形成される。
【0029】上記各現像器14Y,14M,14C,1
4Kに新規の各色トナーを制御して補給するトナー供給
装置は、着脱可能な複数のトナーカートリッジ15
(Y,M,C,K)、トナー貯蔵手段16(Y,M,
C,K)、トナー搬送手段161(Y,M,C,K)か
ら構成されている。
【0030】一方、給紙カセット20より半月ローラ2
1を介して搬出された一枚の転写材(転写紙等)Pは、
中間給紙ローラ対22A,22Bを経て、レジストセン
サ位置近傍で一旦停止し、転写のタイミングの整った時
点で、給紙部のレジストローラ対23の回転作動により
転写域へと給紙される。
【0031】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面にトナー像を転写するため
の電圧を印加する転写ローラ等の転写手段17が圧接さ
れ、給紙された転写材Pを挟着して多色像が一括して転
写される。
【0032】次いで、転写材Pは鋸歯電極等の分離手段
18によって除電され、感光体ドラム10の周面より分
離して定着装置24に搬送され、熱ローラ(上ローラ)
241と圧着ローラ(下ローラ)242の加熱、加圧に
よってトナーを溶着したのち、排紙ローラ対25A,2
5B,25Cを経て装置外部の排紙トレイ26上に排出
される。なお、転写手段17は転写材Pの通過後、感光
体ドラム10の周面より退避離間して、次なるトナー像
の形成に備える。
【0033】一方、転写材Pを分離した感光体ドラム1
0は、クリーニング装置19のブレード191の圧接に
より残留トナーを除去・清掃され、再びPCL12によ
る除電とスコロトロン帯電器11による帯電を受けて次
なる画像形成のプロセスに入る。なお、ブレード191
は感光体ドラム面のクリーニング後、直ちに移動して感
光体ドラム10の周面より退避する。ブレード191に
よってクリーニング装置19内に掻き落された廃棄トナ
ーは、スクリュー192により排出されたのち、図示し
ない廃トナー回収容器内へ貯留される。
【0034】図2は本発明による複数組の現像器14
Y,14M,14C,14Kから成る現像装置14の断
面図である。これらの現像器14Y,14M,14C,
14Kは、各現像スリーブ141が前記感光体ドラム1
0の感光面に対向して、上下方向に平行配置されてい
る。これら複数組の現像器14Y,14M,14C,1
4Kは、ほぼ同一構造をなすから、以下、現像器14Y
を代表して、現像装置14と称して説明する。
【0035】図3は本発明の現像装置14の断面図、図
4は現像スリーブ141と周辺部材との配置関係を示す
部分拡大断面図である。
【0036】これらの図において、140はトナーとキ
ャリアとから成る二成分現像剤を収容する現像器ハウジ
ング(現像剤収容部)、141は内部に固定の磁石体を
有する磁界発生手段(マグネットロール)142を有す
る現像剤担持体である現像スリーブ、143は現像スリ
ーブ141上の現像剤層厚を所定量に規制する非磁性の
丸棒から成る現像剤層規制部材(現像剤穂立ち規制部
材)、144は現像剤層規制部材143を現像スリーブ
141側に圧接する弾性部材である。145は現像スリ
ーブ141上に付着した現像処理後の現像剤を剥ぎ取る
スクレーパ、146はスクレーパ145により現像スリ
ーブ141の周面上から除去された現像剤を現像剤攪拌
部に搬送するパドルホイール形状の現像剤搬送ローラ、
147は現像スリーブ141に現像剤を補給するパドル
形状の現像剤供給ローラ、148,149は現像剤攪拌
スクリューである。E1はAC電源、E2はDC電源で
ある。また、図示の矢印は各ローラの回転方向を示す。
なお、現像スリーブ141に圧接するスクレーパ145
の代わりに、現像剤剥ぎ取り手段として、現像スリーブ
141の外周に近接した磁石体を非接触配置してもよ
い。
【0037】現像スリーブ141内には、複数個の磁極
N1,N2,N3,N4,S1,S2,S3が交互に配
置された磁界発生手段142が固設されている。これら
の複数個の磁極のうち、互いに隣接する任意の2つの磁
極N1と磁極N4は同極性に配置され、この隣接する同
極性の磁極(剥ぎ取り磁極)N1,N4により反発磁界
が形成され、現像スリーブ141上の現像剤を剥ぎ取る
剥ぎ取り磁極部分が形成されている。磁極S1は現像剤
層規制部材143に対向する。スクレーパ145の先端
部は、剥ぎ取り磁極N1,N4のほぼ中間位置Nu付近
の現像スリーブ141に周面に圧接する。
【0038】現像スリーブ141の外径は、φ8mm以
上、φ60mm以下が望ましい。外径が、φ8mm以下
であると、画像形成に必要な少なくとも5極の磁極を有
するマグネットロール142を形成することが不可能で
ある。
【0039】また、現像スリーブ141の外径がφ60
mm以上であると、現像装置が大型化する。特に、複数
組の現像装置(例えば14(Y,M,C,K)現像器)
を有するカラープリンタ(図1参照)においては、現像
装置14が大型化すると、感光体ドラム10の外径が増
大化する。また、転写材への転写、除電後に、曲率分離
を行うことが困難になる。さらに、現像装置14と感光
体ドラム10の大型化により画像形成装置が大型化にな
ってしまう。
【0040】なお、本発明に係わる画像形成装置には、
Konica KL−2010カラープリンタ(コニカ
(株)製)改造機を使用し、現像スリーブ141の外径
はφ18mm、感光体ドラム10の外径はφ100mm
である。
【0041】現像剤層規制部材143は、非磁性ステン
レス鋼(SUS304G)等の非磁性部材から成る丸棒
により形成されている。現像剤層規制部材143は、現
像器ハウジング140の底部に貼着された弾性部材14
4により付勢されて、現像スリーブ141の周面に圧接
される。
【0042】弾性部材144は、エチレン−プロピレン
ゴム(EDPM)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム
(NBR)、シリコーンゴム(Q)、クロロプレンゴム
(CR)、アクリルゴム(ACM)、ウレタンゴム
(U)、フッ素ゴム(FKM)等又はこれらの弾性発泡
材から選ばれる。
【0043】弾性部材144の厚さは、1〜3mm、弾
性部材144の引張強度は3.1〜7.9kg/cm2
の範囲内のものが好適である。本実施の形態では、厚さ
3mm、引張強度5.5kg/cm2のウレタンフォー
ムゴムと、直径3mmの現像剤層規制部材143の組み
合わせが特に好適であった。
【0044】攪拌スクリュー148と攪拌スクリュー1
49とは、現像器ハウジング140の底部から直立した
仕切り壁140aを挟んで両側に形成された第1の撹拌
室140b及び第2の攪拌室140c内にそれぞれ平行
に配置され、互いに逆方向に駆動回転される。第1の攪
拌室140b及び第2の攪拌室140cの上部は、天板
140Aにより閉蓋されている。
【0045】トナーカートリッジ15からトナー貯蔵手
段16、トナー搬送手段161を経て補給されたトナー
は、天板140Aに穿設されたトナー補給口部(図示せ
ず)から第1の撹拌室140b内に投入、補給される。
【0046】図5は現像器14Cのマグネットロール1
42の磁力分布を示す。
【0047】現像スリーブ141上の現像剤層厚を所定
量に規制する非磁性の丸棒から成る現像剤層規制部材1
43は、弾性部材144により磁極S1付近に対向して
現像スリーブ141の周面に圧接される。現像剤層規制
部材143の圧接位置は、現像スリーブ141の回転中
心と磁極S1の中心とを結ぶ法線mに対して、現像スリ
ーブ141の回転方向下流側に+10°、回転方向上流
側に−10°の範囲内に設定される。
【0048】
【実施例】〈評価の条件〉 1.現像剤層規制部材:磁性、非磁性の2種 2.弾性部材の厚さ(t):1mm,2mm,3mmの
3種 3.現像剤層規制部材の直径(d):3mm,4mm,
5mm,6mmの4種 4.弾性部材の有無:あり又はなしの2種 5.磁極の磁束密度ピーク位置:−20°,−10°,
0°,10°,20° 6.弾性部材の引張強度:3.1,5.5,7.9,1
0.2,14.7kg/cm2の5種 7.弾性部材の材質:ウレタンフォームゴム 〈評価方法〉連続2000枚プリント相当における、現
像器の単体攪拌駆動(2時間)を行い、トナーの帯電量
(Q/M)の変化と、現像スリーブ上の現像剤搬送量
(DWS)の変化とから現像剤層規制部材の特性を評価
した。
【0049】・現像装置内のトナーの帯電量(Q/M)
評価:ブローオフ法で測定した。帯電量単位(−μC/
g)。
【0050】・現像剤搬送量(DWS)評価:現像スリ
ーブ表面の現像剤をテープで単位面積分採取し、天秤で
現像剤の単位面積当たりの重さを測定した。現像剤搬送
量単位(mg/cm2)。
【0051】現像剤搬送量変化2mg/cm2以上、ト
ナー帯電量変化2μC/g以上になると、画像不良を発
生し、評価不合格である。
【0052】〈実写条件〉実施例1及び比較例1に関し
ては4万枚耐久の実写評価を行い、現像性及び現像安定
性の評価を行った。ここではトナーの帯電量評価、現像
剤搬送量評価に加えて感光体ドラム上のトナー付着量を
行っている。
【0053】感光体ドラム上のトナー付着量(M/A)
評価:感光体ドラム10上に付着した単位面積当たりの
トナー量(重さ)を天秤で測定した。トナー付着量の単
位(mg/cm2)。
【0054】 〈現像条件〉 感光体電位: 帯電電位VH=−750V、露光部電位VL=−50V 現像電位 : VDC=−650V、VAC(p−p)=2.45kV 感光体ドラムと現像スリーブとの距離:DSD=580μm 現像スリーブの回転速度vs/感光体ドラムの回転速度vp=5 表1〜表4は、現像器の単体攪拌駆動を2時間行い、感
光体ドラム上のトナー量(M/A)と、トナーの帯電量
(Q/M)と、現像スリーブ上の現像剤搬送量(DW
S)との、各初期の測定値、2時間後の測定値、変化量
を求め、現像特性を評価したものである。
【0055】
【表1】
【0056】表1は、現像剤層規制部材の効果を示す。
比較例1は直径φ5mmの磁性の現像剤層規制部材を備
え、弾性部材を有しないものであるが、トナー帯電量
(Q/M)の変化が著しく大きく、総合評価として不合
格であった。比較例2は直径φ5mmの非磁性の現像剤
層規制部材を備え、弾性部材を有せずハウジングに固定
されたものであるが、現像剤搬送量(DWS)の変化が
やや大きく、総合評価として不合格であった。
【0057】
【表2】
【0058】表2は、非磁性の現像剤層規制部材と弾性
部材の大きさの効果を示す。これらの比較例3,4及び
実施例1〜3は、何れも現像スリーブ表面から現像剤層
規制部材固定位置までの距離(d+t)が一定の6mm
に設定した(図4参照)。
【0059】比較例3は弾性部材を有せず、直径6mm
の現像剤層規制部材がハウジングに固定されたものであ
るが、トナー帯電量(Q/M)の変化が大きく、総合評
価として不合格であった。比較例4は直径5mmの現像
剤層規制部材と厚さ1mmの薄い弾性部材とを有するも
のであるが、やはりトナー帯電量(Q/M)の変化が大
きく、総合評価として不合格であった。
【0060】実施例1は、直径d=3mmの非磁性の現
像剤層規制部材143と、厚さt=3mmの弾性部材1
44とを備えたもので、現像剤搬送量(DWS)の変化
及びトナー帯電量(Q/M)の変化は、ともに前記規定
値以下で、良好な現像特性が得られた。実施例2及び実
施例3は、現像剤層規制部材143の直径dと弾性部材
144の厚さtとを僅か変更したものであるが、何れも
前記規定値以下で、良好な現像特性が得られた。即ち、
実施例1では、直径(d=4mm)と厚さ(t=2m
m)の比が、2:1、実施例2では、直径(d=3m
m)と厚さ(t=3mm)の比が、1:1、実施例3で
は、直径(d=2mm)と厚さ(t=4mm)の比が、
1:2である。そして、直径dと厚さtの和、即ち、現
像スリーブ141表面と弾性部材144を現像装置本体
に固定する位置との距離が何れも6mmである。
【0061】
【表3】
【0062】表3は、弾性部材の引張強度の効果を示
す。表3に示す実施例及び比較例は何れも直径3mmの
非磁性の現像剤層規制部材と厚さ3mmの弾性部材を備
えたもので、弾性部材の引張強度が異なるものである。
【0063】実施例1、実施例4、実施例5は、弾性部
材144の引張強度が何れも3.1〜7.9kg/cm
2の範囲内に設定された弾性材料を使用したものであ
る。これらの弾性部材144を備えた現像装置は、現像
剤搬送量(DWS)の変化及びトナー帯電量(Q/M)
の変化が、ともに前記規定値以下で、良好な現像特性が
得られた。
【0064】比較例5、比較例6は、引張強度が前記の
範囲外の硬質の材料を使用したものであり、トナー帯電
量(Q/M)の変化が規定値以上で、現像特性不良とな
る。
【0065】
【表4】
【0066】表4は、現像スリーブ141内の磁界発生
手段142の磁束密度ピーク位置と現像剤層規制部材1
43との相対位置の設定を示す。表4に示す実施例及び
比較例は何れも直径3mmの非磁性の現像剤層規制部材
と厚さ3mmの弾性部材を備えたもので、現像剤層規制
部材143に対する磁束密度ピーク位置を変えたもので
ある。
【0067】実施例1は、現像剤層規制部材143と現
像スリーブ141とが接触する圧接位置と、現像スリー
ブ141内の磁界発生手段142の法線方向磁束密度の
ピークとを、一致させるように設定した場合の、現像特
性を示し、現像剤搬送量(DWS)の変化及びトナー帯
電量(Q/M)の変化が、ともに前記規定値以下で、優
れた現像特性が得られた。
【0068】実施例6は現像剤担持体と現像剤層規制部
材との圧接位置が、現像剤担持体内の磁石体142の法
線方向磁束密度のピークに対して、前記圧接位置を基点
として現像スリーブ141の回転方向に+10°の位置
に設定したものである。実施例7は、前記圧接位置が、
磁界発生手段142の磁束密度のピークに対して、前記
圧接位置を基点として現像スリーブ141の反回転方向
に−10°の位置に設定したものである。実施例6及び
実施例7は、ともに現像剤搬送量(DWS)の変化及び
トナー帯電量(Q/M)の変化が前記規定値以下で、優
れた現像特性が得られた。
【0069】比較例7及び比較例8は、前記圧接位置を
基点として現像スリーブ141の回転方向に+20°及
び−20°の位置に設定したものであるが、トナー帯電
量(Q/M)の変化が規定値以上で、現像特性不良とな
る。
【0070】図6は、4万枚プリントの耐久の実写評価
を行い、感光体ドラム上のトナー付着量(M/A)、ト
ナーの帯電量(Q/M)、現像スリーブ上の現像剤搬送
量(DWS)の各推移を実測した特性図である。図にお
いて、○印は実施例1に示す非磁性の現像剤層規制部材
143を有する現像装置による実測結果、□印は比較例
1に示す磁性の現像剤層規制部材143を有する現像装
置による実測結果である。
【0071】図6(a)は、感光体ドラム上のトナー付
着量mg/cm2(M/A)の推移を示す図である。実
施例1においては、初期から4万枚プリントまでの間
に、トナー付着量は0.7〜0.9mg/cm2でほぼ
一定し、安定した画像が得られる。比較例1において
は、初期から5千枚プリントまでの間に、トナー付着量
が急激に低下して濃度不良を発生する。
【0072】図6(b)は現像装置内のトナーの帯電量
(Q/M)の推移を示す図である。実施例1において
は、初期から4万枚プリントまでの間に、トナー帯電量
は−19〜−24μC/gでほぼ一定し、安定した現像
特性が得られる。比較例1においては、5千枚プリント
以降は、トナー帯電量が急激に変化して安定した現像特
性が得られない。
【0073】図6(c)は現像スリーブ上の現像剤搬送
量(DWS)の推移を示す図である。実施例1において
は、初期から4万枚プリントまでの間に、現像剤搬送量
は7〜9mg/cm2でほぼ一定し、安定した現像特性
が得られる。比較例1においては、5千枚プリント以降
は、現像剤搬送量が変化して安定した現像特性が得られ
ない。
【0074】なお、本発明の現像装置は、複数の現像器
を備えたカラー画像形成装置に限定されるものではな
く、非接触現像系の現像器1個のモノクロ画像形成装置
にも適用可能である。また、本発明の画像形成装置は、
ベルト感光体を備えた画像形成装置や、中間転写体を備
えたカラー画像形成装置タンデム方式の画像形成装置に
も適用可能である。
【0075】
【発明の効果】本発明の現像剤層規制部材と弾性部材の
最適化で、現像スリーブ上の現像剤搬送量の変化、現像
装置内のトナー帯電量の変化が低減され、感光体ドラム
上のトナー付着量の変化がなくなり、現像性、現像安定
性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置を複数組搭載したカラープリ
ンタの断面構成図。
【図2】本発明による複数組の現像器から成る現像装置
の断面図。
【図3】本発明の現像装置の断面図。
【図4】現像スリーブと周辺部材との配置関係を示す部
分拡大断面図。
【図5】マグネットロールの磁力分布を示す図。
【図6】4万枚プリントの耐久実写評価を行ったとき
の、感光体ドラム上のトナー付着量(M/A)、トナー
の帯電量(Q/M)、現像スリーブ上の現像剤搬送量
(DWS)の各推移を実測した特性図。
【符号の説明】
10 像担持体(感光体ドラム) 14 現像装置 14Y,14M,14C,14K 現像器 140 現像器ハウジング(現像剤収容部) 141 現像剤担持体(現像スリーブ) 142 磁界発生手段(マグネットロール) 143 現像剤層規制部材 144 弾性部材 145 スクレーパ 146 現像剤搬送ローラ 147 現像剤供給ローラ 148,149 現像剤攪拌スクリュー S1 磁極 N2,N3 剥ぎ取り磁極(磁極) d 現像剤層規制部材の直径 t 弾性部材の厚さ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーとキャリアからなる二成分現像剤
    を回転する現像剤担持体上で搬送し、現像剤層規制部材
    によって前記現像剤担持体上の二成分現像剤の現像剤搬
    送量を規制し、前記二成分現像剤を現像領域内に搬送
    し、前記現像領域中の直流電界と交流電界により静電的
    にトナーを像担持体上に付着させて現像する非接触現像
    方式の現像装置において、前記現像剤層規制部材が非磁
    性の金属丸棒から成り、前記現像剤層規制部材が弾性部
    材により付勢されて前記現像剤担持体に圧接し、現像剤
    担持体上の現像剤搬送量を規制することを特徴とする現
    像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤担持体表面と前記弾性部材を
    現像装置本体に固定する位置との距離が5mm〜8mm
    で、かつ、前記現像剤担持体の直径と、前記弾性部材の
    厚さとの比が、1:2ないし2:1の範囲内に設定した
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材の引張強度が、3.1〜
    7.9kg/cm2であることを特徴とする請求項1に
    記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤担持体と現像剤層規制部材と
    の圧接位置近傍における現像剤担持体内の磁石体の法線
    方向磁束密度のピークが、前記圧接位置を基点として現
    像剤担持体上の回転方向で−10°〜+10°の角度範
    囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の現像装
    置。
  5. 【請求項5】 像担持体の像形成面の近傍に、帯電器、
    像露光手段、複数の現像装置を配設し、前記像担持体の
    周面に複数のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を
    形成して、該カラートナー像を転写材に転写する画像形
    成装置において、前記複数の現像装置は、請求項1〜4
    の何れかに記載の前記現像剤担持体、磁石体、現像剤層
    規制部材、弾性部材を有することを特徴とする画像形成
    装置。
JP10068421A 1998-03-18 1998-03-18 現像装置及び画像形成装置 Pending JPH11265117A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001014484A1 (fr) * 1999-08-25 2001-03-01 Hitachi Chemical Company, Ltd. Agent adhesif, technique de raccordement pour bornes de fil et structure de fils
JP2015175861A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 富士ゼロックス株式会社 現像装置及び画像形成装置
US9864297B2 (en) 2015-09-30 2018-01-09 Ricoh Company, Ltd. Developing device and image forming apparatus and process cartridge incorporating same

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WO2001014484A1 (fr) * 1999-08-25 2001-03-01 Hitachi Chemical Company, Ltd. Agent adhesif, technique de raccordement pour bornes de fil et structure de fils
JP2015175861A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 富士ゼロックス株式会社 現像装置及び画像形成装置
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