JPH10191291A - 状態確認装置 - Google Patents

状態確認装置

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JPH10191291A
JPH10191291A JP8351238A JP35123896A JPH10191291A JP H10191291 A JPH10191291 A JP H10191291A JP 8351238 A JP8351238 A JP 8351238A JP 35123896 A JP35123896 A JP 35123896A JP H10191291 A JPH10191291 A JP H10191291A
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JP
Japan
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calling side
video
photographing
patient
thermal image
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Pending
Application number
JP8351238A
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English (en)
Inventor
Isao Mizukura
功 水庫
Mitsuo Maeda
満雄 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 親族等が患者等の安否を確実に確認すること
ができる状態確認装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 発呼側の識別番号がメモリ13に登録さ
れている場合に限り、カメラ15の映像を公衆電話回線
10を介して発呼側に伝送するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遠隔地に居住す
る患者等の安否を確認する状態確認装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば特開平5−168013号
公報に示された従来の状態確認装置を示す構成図であ
り、図において、1は双方向伝送路、2は監視者(医師
や患者の親族等)側に設置されているテレビ電話(以
下、TV電話という)、3は被写体である患者側に設置
されているテレビ電話(以下、TV電話という)であ
る。
【0003】次に動作について説明する。例えば、体の
不自由な患者等が親族等と別居している場合、親族等に
とっては患者等の安否の確認は極めて重要な問題であ
る。そこで、従来は、親族等の居住先と患者等の居住先
にそれぞれTV電話1,2を設置し、親族等が患者等の
安否を確認したいとき、親族等が患者等にTV電話をか
け、TV電話2の画面を通じて患者等の安否を確認す
る。なお、当該従来例は、監視者側と患者側を専用の双
方向伝送路1で接続し、マルチ・チャネル・アクセス方
式(周波数割当)で情報交換するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の状態確認装置は
以上のように構成されているので、患者等がTV電話の
通話に応じる場合には患者等の安否を確認することがで
きるが、患者等が体調不備等の理由でTV電話に応答す
ることができない事情が発生した場合や、患者等が留守
の場合等には、親族等は患者等の安否を確認することが
できないなどの課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、親族等が患者等の安否を確実に確
認することができる状態確認装置を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る状態確認
装置は、発呼側の識別番号が登録手段に登録されている
場合には、予め設置された撮影機の映像を公衆電話回線
を介して発呼側に伝送するようにしたものである。
【0007】この発明に係る状態確認装置は、映像伝送
手段が映像を伝送したのち、呼出音を出力するようにし
たものである。
【0008】この発明に係る状態確認装置は、映像伝送
手段が映像を伝送したのち、所定のメッセージを出力す
るようにしたものである。
【0009】この発明に係る状態確認装置は、呼出音又
はメッセージに対応して安否確認用のスイッチが投入さ
れると、その旨を示す確認信号を公衆電話回線を介して
発呼側に伝送するようにしたものである。
【0010】この発明に係る状態確認装置は、呼出音又
はメッセージが出力されたのち、所定時間経過しても安
否確認用のスイッチが投入されない場合、その旨を所定
の管理者に通報するようにしたものである。
【0011】この発明に係る状態確認装置は、判定手段
の判定結果が登録されている旨を示す場合には、一定時
間後に撮影機の映像を発呼側に伝送する旨を予告し、一
定時間後に撮影機の映像を発呼側に伝送するようにした
ものである。
【0012】この発明に係る状態確認装置は、映像の伝
送予告に対応して伝送拒否用のスイッチが投入される
と、映像の伝送を中止するようにしたものである。
【0013】この発明に係る状態確認装置は、撮影機に
より撮影された現在の映像と過去の映像を伝送するよう
にしたものである。
【0014】この発明に係る状態確認装置は、判定手段
の判定結果が登録されている旨を示す場合には、撮影機
により撮影された映像と計測手段により計測されたバイ
タル情報を公衆電話回線を介して発呼側に伝送するよう
にしたものである。
【0015】この発明に係る状態確認装置は、熱画像撮
影手段により撮影された熱画像と撮影機により撮影され
た映像との論理積の結果を伝送するようにしたものであ
る。
【0016】この発明に係る状態確認装置は、判定手段
の判定結果が登録されている旨を示す場合には、熱画像
撮影手段により撮影された熱画像を公衆電話回線を介し
て発呼側に伝送するようにしたものである。
【0017】この発明に係る状態確認装置は、熱画像撮
影手段により撮影された熱画像に基づいて撮影機の撮影
方向を制御するようにしたものである。
【0018】この発明に係る状態確認装置は、判定手段
の判定結果が登録されている旨を示す場合には、計測手
段により計測されたバイタル情報を公衆電話回線を介し
て発呼側に伝送するようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による状
態確認装置を示す構成図であり、図において、2は監視
者(医師や患者の親族等)側に設置されているテレビ電
話(以下、TV電話という)、10は公衆電話回線、1
1は被写体である患者側に設置されている電話機、12
は着信信号を受信すると発呼側の電話番号(識別番号)
を解析する解析手段であり、例えば、電話のPB信号
(プッシュボタン信号)のデコーダを含むマイクロコン
ピュータ等から構成されている。
【0020】また、13は予め映像伝送を許可する親族
等の電話番号を登録するメモリ(登録手段)、14は解
析手段12により解析された発呼側の電話番号がメモリ
13に登録されているか否かを判定する判定手段であ
り、マイクロコンピュータ等から構成されている。15
は被写体である患者等の映像を撮影するカメラ(撮影
機)、16は判定手段14の判定結果が登録されている
旨を示す場合には、カメラ15の映像を公衆電話回線1
0を介して発呼側に伝送する映像伝送手段であり、マイ
クロコンピュータ等から構成されている。
【0021】また、17は映像伝送手段16が映像を伝
送したのち、呼出音を出力するスピーカ(呼出手段)、
18はスピーカ17から呼出音が鳴ると患者等が投入す
る安否確認用のスイッチ、19は患者等が呼出音に対応
して安否確認用のスイッチ18を投入すると、その旨を
示す確認信号を公衆電話回線10を介して発呼側に伝送
する確認信号伝送手段であり、マイクロコンピュータ等
から構成されている。なお、図2はこの発明の実施の形
態1による状態確認装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【0022】次に動作について説明する。まず、親族等
が患者等の安否を確認する場合、TV電話2から患者等
の電話機11に電話をかける。そして、電話機11が着
信信号を受信すると(ステップST1)、解析手段12
が着信信号を解析して発呼側の電話番号を検出する(ス
テップST2)。
【0023】そして、判定手段14は、解析手段12が
発呼側の電話番号を検出すると、その発呼側の電話番号
がメモリ13に登録されているか否かを判定する(ステ
ップST3)。そして、映像伝送手段16は、判定手段
14の判定結果が発呼側の電話番号がメモリ13に登録
されていない旨を示す場合には、安否確認とは無関係の
通常の電話であると判断し、呼出音をスピーカ17から
出力させる(ステップST4)。なお、この場合の以下
の動作は、通常の電話機と同様であるので説明を省略す
る。
【0024】また、映像伝送手段16は、判定手段14
の判定結果が発呼側の電話番号がメモリ13に登録され
ている旨を示す場合には、親族等による安否確認のため
の電話であると判断し、カメラ15により撮影された現
在の映像を公衆電話回線10を介して発呼側に伝送する
(ステップST5)。これにより、患者等の事情に拘わ
らず、強制的にカメラ15の映像が親族等に伝送される
ので、患者等の安否を確認することができる。即ち、患
者等がカメラ15の撮影範囲内に存在すれば、仮に患者
等が体調不備等の理由から倒れていても、カメラ15の
映像により患者等の安否を確認することができる。な
お、患者等がカメラ15の撮影範囲内に存在していない
場合には、直接、患者等の安否を確認することはできな
いが、少なくとも当該撮影範囲内では倒れていないこと
を確認することができ、患者等が留守であることを確認
することができる。
【0025】そして、映像伝送手段16は、カメラ15
の映像を伝送すると、呼出音を一定時間スピーカ17か
ら出力させる(ステップST6)。そして、患者等がス
ピーカ17の呼出音に対応して一定時間内に安否確認用
のスイッチ18を投入した場合には、確認信号伝送手段
19は、その旨を示す確認信号を公衆電話回線10を介
して発呼側に伝送する(ステップST7,ST8)。こ
れにより、親族等は、患者等がカメラ15の撮影範囲内
に存在しておらず、患者等の安否を確認することができ
ない場合、あるいは、カメラ15の映像だけでは正確に
安否を確認することができない場合でも(例えば、単に
寝ているのか、倒れているのか判明できない場合)、か
かる確認信号を受信することにより患者等の安否を確実
に確認することができる。
【0026】これに対して、患者等がスピーカ17の呼
出音に対応して一定時間内に安否確認用のスイッチ18
を投入しない場合には、確認信号伝送手段19は、再
度、呼出音を一定時間スピーカ17から出力させて、安
否確認用のスイッチ18の投入の機会を再度与えるか否
かを確認するための確認信号を公衆電話回線10を介し
て発呼側に伝送する。そして、親族等から当該機会を再
度与える旨の応答信号が伝送されてきた場合には、ステ
ップST6に戻り、同様の動作を繰り返す(ステップS
T9)。一方、親族等から当該機会を再度与える旨の応
答信号が伝送されてこない場合には、一連の処理を終了
する(ステップST9)。
【0027】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、発呼側の電話番号がメモリ13に登録されて
いる場合に限り、カメラ15の映像を公衆電話回線10
を介して発呼側に伝送するようにしたので、プライバシ
ー保護の観点から不特定第三者にカメラ15の映像が伝
送されるのを防止しつつ、親族等にはカメラ15の映像
が伝送されるようになり、その結果、患者等が体調不備
等の理由で電話機11に応答することができない等の事
情が発生した場合でも、親族等は患者等の安否を確認す
ることができる効果を奏する。また、この実施の形態1
によれば、呼出音に対応して安否確認用のスイッチ18
が投入されると、その旨を示す確認信号を公衆電話回線
10を介して発呼側に伝送するようにしたので、患者等
がカメラ15の撮影範囲内に存在しておらず、患者等の
安否を確認することができない場合、あるいは、カメラ
15の映像だけでは正確に安否を確認することができな
い場合でも、親族等はかかる確認信号を受信することに
より患者等の安否を確実に確認することができる効果を
奏する。
【0028】なお、上記実施の形態1では、発呼側の電
話番号が登録されているか否かを判定するものについて
示したが、親族等が患者等の安否を確認する際に、例え
ば、PB信号で入力された入力番号が登録されているか
否かを判定するようにしてもよく、同様の効果を奏する
ことができる。
【0029】実施の形態2.上記実施の形態1では、映
像伝送手段16がカメラ15の映像を伝送したのち、ス
ピーカ17から呼出音を出力するものについて示した
が、これに限るものではなく、例えば、患者等に対して
電話機11の受話器をとって通話に応じるように促すメ
ッセージや、安否確認用のスイッチ18を投入するよう
に促すメッセージ等を出力するようにしてもよい。
【0030】実施の形態3.上記実施の形態1,2で
は、呼出音又はメッセージが出力されたのち、所定時間
経過しても安否確認用のスイッチ18が投入されない場
合には、単に一連の処理が終了するものについて示した
が、このような場合には、予めメモリ13に登録されて
いる所定の管理者(例えば、契約関係のある民生団体、
近所宅等)に電話または無線等により、安否を確認でき
ない旨を示す通報等を発生する通報手段を設けるように
してもよい。これにより、例えば、安否を確認できない
場合や患者等が倒れている場合に、素早く患者等のもと
に駆けつけることができるようになり、緊急時の対応が
可能になる効果を奏する。
【0031】実施の形態4.上記実施の形態1〜3で
は、映像伝送手段16は判定手段14の判定結果がメモ
リ13に登録されている旨を示す場合には直ちにカメラ
15の映像を伝送するものについて示したが、一定時間
後にカメラ15の映像を伝送する旨を予告し(例えば、
予告灯の点灯や予告メッセージの出力等により予告す
る)、一定時間経過後にカメラ15の映像を伝送するよ
うにしてもよい。これにより、カメラ15の映像が伝送
されることを患者等に知らせることができるため、患者
等のプライバシーを保護することができる効果を奏す
る。
【0032】実施の形態5.上記実施の形態4では、患
者等のプライバシー保護のため映像の伝送予告をするも
のについて示したが、さらに患者等のプライバシーを厳
格に保護するため、映像の伝送予告が出力された際、患
者等が映像の伝送を拒否するためのスイッチを設け、か
かるスイッチが投入された場合には映像の伝送を中止す
るようにしてもよい。なお、かかるスイッチが投入され
たことに示す確認信号を発呼側に伝送するようにすれ
ば、親族等は患者等の安否を確認することができるの
で、映像の伝送が中止されても、支障をきたすことはな
い。
【0033】実施の形態6.上記実施の形態1〜5で
は、カメラ15により撮影された現在の映像を伝送する
ものについて示したが、カメラ15により撮影された過
去の映像を蓄積する蓄積手段を設け、カメラ15により
撮影された現在の映像と過去の映像を伝送するようにし
てもよい。これにより、現在の映像には患者等が存在し
ていない場合でも、数分前の映像に患者等が存在してい
れば、患者等の安否をある程度確認することができる効
果を奏する。
【0034】実施の形態7.図3はこの発明の実施の形
態7による状態確認装置を示す構成図であり、図におい
て、図1のものと同一符号は同一または相当部分を示す
ので説明を省略する。20は患者等の脈拍数,相対血圧
又は呼吸数等のバイタル情報を計測するセンサ(計測手
段)、21は判定手段14の判定結果がメモリ13に登
録されている旨を示す場合には、センサ20により計測
されたバイタル情報を公衆電話回線10を介して発呼側
に伝送するバイタル情報伝送手段である。
【0035】次に動作について説明する。上記実施の形
態1〜6では、カメラ15の映像や安否確認用のスイッ
チ18が投入されたことによる確認信号を伝送すること
により、患者等の安否を確認するものについて示した
が、患者等のバイタル情報を伝送することにより患者等
の安否を確認するようにしてもよい。
【0036】即ち、患者等の手首等にセンサ20を装着
することにより、患者等のバイタル情報を計測する。そ
して、センサ20と無線または有線接続されたバイタル
情報伝送手段21に対してセンサ20の計測結果を伝送
する。
【0037】そして、バイタル情報伝送手段21は、判
定手段14の判定結果がメモリ13に登録されている旨
を示すとき、センサ20により計測されたバイタル情報
を公衆電話回線10を介して発呼側に伝送する。これに
より、カメラ15の映像だけでは的確に把握できない患
者等の健康状態を正確に把握することができる効果を奏
する。
【0038】実施の形態8.図4はこの発明の実施の形
態8による状態確認装置を示す構成図であり、図におい
て、図3のものと同一符号は同一または相当部分を示す
ので説明を省略する。22は熱画像を撮影するサーマル
イメージャー(熱画像撮影手段)、23はサーマルイメ
ージャー22により撮影された熱画像とカメラ15によ
り撮影された映像との論理積を演算する演算手段であ
る。
【0039】次に動作について説明する。上記実施の形
態1〜7では、カメラ15の映像を伝送するものについ
て示したが、伝送量を削減するために次のようにしても
よい。即ち、カメラ15が映像を撮影すると同時に、サ
ーマルイメージャー22が熱画像を撮影し、演算手段2
3にそれぞれ撮影結果を出力する。なお、カメラ15の
映像は、図5(a)に示すように、カメラ15の撮影範
囲内に存在するものはすべて映像に含まれるので、患者
等以外の時計や家具等の背景も映像の一部に含まれるこ
とになる。これに対して、サーマルイメージャー22の
熱画像は、所定の温度に閾値を設定することにより、図
5(b)に示すように、所定の温度以下の時計や家具等
の背景が含まれることはない。
【0040】そして、演算手段23は、カメラ15から
映像が出力され、サーマルイメージャー22から熱画像
が出力されると、各画素ごとに、カメラ15の映像とサ
ーマルイメージャー22の熱画像との論理積を求め、そ
の結果をカメラ15の映像として映像伝送手段16に出
力する。これにより、映像伝送手段16が伝送する映像
から、時計や家具等の背景が除去されるので、映像伝送
手段16が発呼側に伝送する伝送量が削減されることに
なる。
【0041】実施の形態9.上記実施の形態8では、演
算手段23の演算結果をカメラ15の映像として伝送す
るものについて示したが、サーマルイメージャー22に
より撮影された熱画像を伝送する熱画像伝送手段を映像
伝送手段16と別個に設けるようにしてもよい。これに
より、カメラ15の設置場所が暗いために患者等の映像
を撮影することができない場合でも、サーマルイメージ
ャー22の熱画像によれば、患者等がサーマルイメージ
ャー22の撮影範囲内に存在しているか否かを判別する
ことができる効果を奏する。また、患者等の体温を認識
することができるので、患者等の体温から患者等の健康
状態をある程度推測できる効果も奏する。
【0042】実施の形態10.上記実施の形態1〜9で
は、カメラ15の撮影方向については特に言及しなかっ
たが、サーマルイメージャー22の熱画像に基づいてカ
メラ15の撮影方向を制御する制御手段を設けるように
してもよい。即ち、サーマルイメージャー22の熱画像
により患者等の存在位置を概ね認識することができるの
で、制御手段が、サーマルイメージャー22の熱画像に
基づいてカメラ15の映像の中心に患者等がくるように
カメラ15の撮影方向を制御する。これにより、カメラ
15の映像による患者等の安否確認の正確度が向上する
ことになる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、発呼
側の識別番号が登録手段に登録されている場合に限り、
撮影機の映像を公衆電話回線を介して発呼側に伝送する
ように構成したので、プライバシー保護の観点から不特
定第三者に撮影機の映像が伝送されるのを防止しつつ、
親族等には撮影機の映像が伝送されるようになり、その
結果、患者等が体調不備等の理由で電話機に応答するこ
とができない等の事情が発生した場合でも、親族等は患
者等の安否を確認することができる効果がある。
【0044】また、この発明によれば、映像伝送手段が
映像を伝送したのち、呼出音を出力するように構成した
ので、撮影機の映像だけでは十分に安否を確認できない
場合に、患者等を呼び出すことができる効果がある。
【0045】また、この発明によれば、映像伝送手段が
映像を伝送したのち、所定のメッセージを出力するよう
に構成したので、撮影機の映像だけでは十分に安否を確
認できない場合に、患者等を呼び出すことができる効果
がある。
【0046】また、この発明によれば、呼出音又はメッ
セージに対応して安否確認用のスイッチが投入される
と、その旨を示す確認信号を公衆電話回線を介して発呼
側に伝送するように構成したので、患者等が撮影機の撮
影範囲内に存在しておらず、患者等の安否を確認するこ
とができない場合、あるいは、撮影機の映像だけでは正
確に安否を確認することができない場合でも、親族等は
かかる確認信号を受信することにより患者等の安否を確
実に確認することができる効果がある。
【0047】また、この発明によれば、呼出音又はメッ
セージが出力されたのち、所定時間経過しても安否確認
用のスイッチが投入されない場合、その旨を所定の管理
者に通報するように構成したので、緊急時の対応が可能
になる効果がある。
【0048】また、この発明によれば、判定手段の判定
結果が登録されている旨を示す場合には、一定時間後に
撮影機の映像を発呼側に伝送する旨を予告し、一定時間
後に撮影機の映像を発呼側に伝送するように構成したの
で、撮影機の映像が伝送されることを予め患者等に知ら
せることができるようになり、その結果、患者等のプラ
イバシーを保護することができる効果がある。
【0049】また、この発明によれば、映像の伝送予告
に対応して伝送拒否用のスイッチが投入されると、映像
の伝送を中止するように構成したので、さらに患者等の
プライバシーを厳格に保護することができる効果があ
る。
【0050】また、この発明によれば、撮影機により撮
影された現在の映像と過去の映像を伝送するように構成
したので、現在の映像には患者等が存在していない場合
でも、数分前の映像に患者等が存在していれば、患者等
の安否をある程度確認することができる効果がある。
【0051】また、この発明によれば、判定手段の判定
結果が登録されている旨を示す場合には、撮影機により
撮影された映像と計測手段により計測されたバイタル情
報を公衆電話回線を介して発呼側に伝送するように構成
したので、撮影機の映像だけでは的確に把握できない患
者等の健康状態を正確に把握することができる効果があ
る。
【0052】また、この発明によれば、熱画像撮影手段
により撮影された熱画像と撮影機により撮影された映像
との論理積の結果を伝送するように構成したので、映像
伝送手段が伝送する映像から、時計や家具等の背景が除
去されるようになり、その結果、映像伝送手段が発呼側
に伝送する伝送量が削減される効果がある。
【0053】また、この発明によれば、判定手段の判定
結果が登録されている旨を示す場合には、熱画像撮影手
段により撮影された熱画像を公衆電話回線を介して発呼
側に伝送するように構成したので、撮影機の設置場所が
暗いために患者等の映像を撮影することができない場合
でも、患者等が熱画像撮影手段の撮影範囲内に存在して
いれば、患者等の安否をある程度確認することができる
効果がある。また、患者等の体温を認識することができ
るので、患者等の健康状態をある程度推測できる効果も
ある。
【0054】また、この発明によれば、熱画像撮影手段
により撮影された熱画像に基づいて撮影機の撮影方向を
制御するように構成したので、撮影機の映像による患者
等の安否確認の正確度が向上する効果がある。
【0055】また、この発明によれば、判定手段の判定
結果が登録されている旨を示す場合には、計測手段によ
り計測されたバイタル情報を公衆電話回線を介して発呼
側に伝送するように構成したので、プライバシー保護の
観点から不特定第三者にバイタル情報が伝送されるのを
防止しつつ、親族等にはバイタル情報が伝送されるよう
になり、その結果、患者等が体調不備等の理由で電話機
に応答することができない等の事情が発生した場合で
も、親族等は患者等の安否を確認することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による状態確認装置
を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による状態確認装置
の動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態7による状態確認装置
を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態8による状態確認装置
を示す構成図である。
【図5】 演算手段23の論理演算を説明する説明図で
ある。
【図6】 従来の状態確認装置を示す構成図である。
【符号の説明】
10 公衆電話回線、12 解析手段、13 メモリ
(登録手段)、14 判定手段、15 カメラ(撮影
機)、16 映像伝送手段、17 スピーカ(呼出手
段)、18 スイッチ、19 確認信号伝送手段、20
センサ(計測手段)、21 バイタル情報伝送手段、
22 サーマルイメージャー(熱画像撮影手段)、23
演算手段。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め識別番号を登録する登録手段と、公
    衆電話回線を介して着信信号を受信すると発呼側の識別
    番号を解析する解析手段と、上記解析手段により解析さ
    れた発呼側の識別番号が上記登録手段に登録されている
    か否かを判定する判定手段と、上記判定手段の判定結果
    が登録されている旨を示す場合には、予め設置された撮
    影機の映像を公衆電話回線を介して発呼側に伝送する映
    像伝送手段とを備えた状態確認装置。
  2. 【請求項2】 映像伝送手段が映像を伝送したのち、呼
    出音を出力する呼出手段を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の状態確認装置。
  3. 【請求項3】 映像伝送手段が映像を伝送したのち、所
    定のメッセージを出力する呼出手段を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の状態確認装置。
  4. 【請求項4】 呼出音又はメッセージに対応して安否確
    認用のスイッチが投入されると、その旨を示す確認信号
    を公衆電話回線を介して発呼側に伝送する確認信号伝送
    手段を設けたことを特徴とする請求項2または請求項3
    記載の状態確認装置。
  5. 【請求項5】 呼出音又はメッセージが出力されたの
    ち、所定時間経過しても安否確認用のスイッチが投入さ
    れない場合、その旨を所定の管理者に通報する通報手段
    を設けたことを特徴とする請求項2または請求項3記載
    の状態確認装置。
  6. 【請求項6】 映像伝送手段は、判定手段の判定結果が
    登録されている旨を示す場合には、一定時間後に撮影機
    の映像を発呼側に伝送する旨を予告し、一定時間後に撮
    影機の映像を発呼側に伝送することを特徴とする請求項
    1から請求項5のうちのいずれか1項記載の状態確認装
    置。
  7. 【請求項7】 映像伝送手段は、映像の伝送予告に対応
    して伝送拒否用のスイッチが投入されると、映像の伝送
    を中止することを特徴とする請求項6記載の状態確認装
    置。
  8. 【請求項8】 撮影機により撮影された過去の映像を蓄
    積する蓄積手段を設け、映像伝送手段は撮影機により撮
    影された現在の映像と過去の映像を伝送することを特徴
    とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載
    の状態確認装置。
  9. 【請求項9】 被写体である特定人のバイタル情報を計
    測する計測手段と、判定手段の判定結果が登録されてい
    る旨を示す場合には、上記計測手段により計測されたバ
    イタル情報を公衆電話回線を介して発呼側に伝送するバ
    イタル情報伝送手段とを設けたことを特徴とする請求項
    1から請求項8のうちのいずれか1項記載の状態確認装
    置。
  10. 【請求項10】 熱画像を撮影する熱画像撮影手段と、
    上記熱画像撮影手段により撮影された熱画像と撮影機に
    より撮影された映像との論理積を演算する演算手段とを
    設け、映像伝送手段は上記演算手段の演算結果を伝送す
    ることを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいず
    れか1項記載の状態確認装置。
  11. 【請求項11】 熱画像を撮影する熱画像撮影手段と、
    判定手段の判定結果が登録されている旨を示す場合に
    は、上記熱画像撮影手段により撮影された熱画像を公衆
    電話回線を介して発呼側に伝送する熱画像伝送手段とを
    設けたことを特徴とする請求項1から請求項9のうちの
    いずれか1項記載の状態確認装置。
  12. 【請求項12】 熱画像を撮影する熱画像撮影手段と、
    上記熱画像撮影手段により撮影された熱画像に基づいて
    撮影機の撮影方向を制御する制御手段とを設けたことを
    特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項
    記載の状態確認装置。
  13. 【請求項13】 被写体である特定人のバイタル情報を
    計測する計測手段と、予め識別番号を登録する登録手段
    と、公衆電話回線を介して着信信号を受信すると発呼側
    の識別番号を解析する解析手段と、上記解析手段により
    解析された発呼側の識別番号が上記登録手段に登録され
    ているか否かを判定する判定手段と、上記判定手段の判
    定結果が登録されている旨を示す場合には、上記計測手
    段により計測されたバイタル情報を公衆電話回線を介し
    て発呼側に伝送するバイタル情報伝送手段とを備えた状
    態確認装置。
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