JP7236626B2 - 通報用移動端末、通報システム及び通報方法 - Google Patents

通報用移動端末、通報システム及び通報方法 Download PDF

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Description

本発明は、緊急事態の発生を通報する通報用移動端末、通報システム及び通報方法に関する。
犯罪や急病等の緊急事態から守るための手段として、従来よりボタン式の防犯ブザーが広く用いられている。しかし、近年では地域の人間関係が希薄化しており、ブザーがなっても救助を得られないケースも想定される。そのようなケースでは従来型の防犯ブザーが必ずしも有効とは限らない。また、保有者の意図に反してボタンが操作されてしまうと、平常時にもかかわらず大音量のブザーが鳴ってしまうという問題もある。
また、特許文献1に記載の緊急通報システムでは、移動端末の所有者の心拍数や体温の変化を検出することで、当該所有者に緊急事態が発生したと判定し、発生場所の情報とともに外部に通報するように構成するシステムが開示されている。
特開平2006-5550号公報
上述の特許文献に記載のシステムでは、移動端末の保有者の心拍数や体温がどの程度変化した場合に緊急事態の発生を判定するかについて、具体的な記載がないことから、心拍数や体温が一定値に達した場合(例えば、移動端末の保有者が走っている場合)にも、緊急事態であると誤判定してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みなされたものであり、誤作動の発生を抑え、信号生成手段を操作するための身体的や状況的な余裕がない場合に、緊急用の通報を行うことができるようにした通報用移動端末、通報システム及び通報方法を提供することを特徴とする。
本発明の一態様に係る通報用移動端末は、ネットワークを介して通信可能な通報用移動端末であって、利用者の心拍数を測定する心拍数測定部と、測定された心拍数が一定期間増加する第1の条件と、測定された心拍数が一定期間減少する第2の条件とが満たされたかどうかを判定する通報判定部と、第1の条件が満たされた後に第2の条件が満たされた場合に、緊急状態を示す通報信号を送信する通信部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様に係る通報システムは、上記の通報用移動端末と、この通報用移動端末とネットワークを介して通信可能な管理サーバとを備え、通報用移動端末は、管理サーバに対して通報信号を送信し、管理サーバは、通報信号を受信したときに、予め定められた受報者端末に対して通報用移動端末の利用者が緊急状態にあることを通知することを特徴とする。
本発明の一態様に係る通報方法は、ネットワークを介して通信可能な通報用移動端末における緊急時の通報方法であって、利用者の心拍数を測定し、測定された心拍数が一定期間増加する第1の条件と、測定された心拍数が一定期間減少する第2の条件とが満たされたかどうかを判定し、前記第1の条件が満たされた後に前記第2の条件が満たされた場合に、緊急状態を示す通報信号を送信することを特徴とする。
本発明によれば、信号生成手段を操作するための身体的や状況的な余裕がない場合に緊急通報を行うにあたり、誤作動の発生を減らすことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る通報システムの構成図である。 通報管理サーバの構成を示すブロック図である。 通報管理データの一例を示す説明図である。 携帯防犯装置を身につけた状態の一例を示す説明図である。 携帯防犯装置の構成を示すブロック図である。 心拍数の変化の一例を示すグラフである。 通報制御処理の一例を示すフローチャートである。 緊急通報がなされたときの通知先端末における表示例を示す説明図である。 緊急通報がなされた画面表示の一例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る通報システムについて、図面を参照して説明する。なお、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本実施形態に係る通報システムは、保有者(例えば子供)が保持する携帯防犯装置10と、緊急情報を受信する受報者端末12と、緊急情報の送信を管理する通報管理サーバ14とを備えており、通信ネットワーク16を介して互いに接続されている。
図2に示すように、通報管理サーバ14は、制御部20、記録装置22、通信部24及びメモリ26を備えている。制御部20は、通報管理サーバ14の動作を統括的に制御するものであり、メモリ26に記録されたシステムプログラムを実行することにより起動される。なお、通報管理サーバ14は2以上の装置から構成されてもよい。
また、制御部20は、記録装置22に記録されている通報管理プログラムが実行されることにより、通報制御部30を実行するための各種機能が備えられる。通報制御部30は、後述する携帯防犯装置10より緊急通報信号を受信したときに、後述する通報管理データ32に記録されている識別情報に対応付けられた通報先(受報者端末12)に対して、携帯防犯装置10の保有者が緊急状態にある旨の通報(緊急通報)を発する。
記録装置22は、例えばハードディスクドライブや不揮発性メモリであって、通報管理サービスを実行するための通報管理プログラムのほか、通報管理に必要な情報を記憶する通報管理データ32が記録されている。なお、通報管理プログラムは予め記録装置22にインストールされているが、通信部24によって外部サーバから通報管理プログラムをダウンロードするように構成しても良い。
図3は、通報管理データ32の一例を示したものであり、携帯防犯装置10の識別情報(例えば、保有者の識別番号、装置の製造番号、MACアドレス、電話番号)と、緊急情報の通報先(受報者端末12の保有者の電話番号、メールアドレス)といった通報先情報と、通報回数の情報とが、対応付けて記録されている。
通報回数の情報は、一定期間に受報者端末12に通報した回数をカウントしたものであり、通報制御部30は、通報回数が所定値(例えば3回)に達したときに、警察に自動的に通報するように構成される。
図2において、メモリ26はROM及びRAMから構成され、通報管理サーバ14を起動するシステムプログラムや、記録装置22に記憶されている通報管理プログラムを読み出して、後述する緊急通報サービスを実行する。通信部24は、通信ネットワーク16を通じて、携帯防犯装置10及び受報者端末12との間でデータの送受信を行う。
図4に示すように、携帯防犯装置10は携帯型の端末であり、保有者の身体に取り付けられ、保有者の心拍数を測定する。精度よく心拍数を測定するため、携帯防犯装置10は保有者の腕(例えば上腕部)に密着するように取り付けられるように構成されるのが望ましい。この場合、携帯防犯装置10は上着の袖に隠れ、外部から視認されない。あるいは、携帯防犯装置10は、例えばスマートウォッチのような時計型の端末であり、保有者の腕に密着するように取り付けられ、通常時(緊急事態が発生していない状態)では時計として利用することができてもよい。
図5に示すように、携帯防犯装置10は、制御部40、記録装置42、位置センサ44、心拍数センサ46、撮像部48、タイマ50、通信部52、メモリ54を備えている。なお、携帯防犯装置10は、上述した構成のほか、例えば通話機能や操作入力機能を備えるように構成されていても良い。これらの機能は不図示の2次電池によって駆動される。
制御部40は、携帯防犯装置10の動作を統括的に制御するものであり、メモリ54に記憶されたシステムプログラムを実行することにより、携帯防犯装置10の各種機能を実行する。また、制御部20は、記録装置22に記録されている通報判定プログラムが実行されることにより、後述する通報判定部56を実行するための各種機能が備えられる。
記録装置42は、例えば不揮発性メモリであって、緊急時の通報判定を行うための通報判定プログラムのほか、通報に係る情報を記録する通報データ58と、保有者の心拍数の経時変化を示す心拍数データ60とが記録されている。なお、通報判定プログラムは予め記録装置42にインストールされているが、通信部52によって外部サーバから通報管理プログラムをダウンロードするように構成しても良い。
位置センサ44は、例えばGPSセンサが用いられ、一定時間ごとに携帯防犯装置10の現在位置の情報を取得する。また、後述する緊急時においては、取得した現在位置情報は、通報データ58として記録装置22に記録される。
心拍数センサ46は、例えば光学式のセンサであり、一定時間ごとに身体(手首等)に光を照射して、心拍に伴う血流の変化を検出することで心拍数を測定する。測定された心拍数のデータは、心拍数データ60として記録装置22に記録される。
撮像部48は、例えば撮像素子と画像処理回路から構成され、人物や背景等の被写体を撮影して画像処理を施すことで、被写体の画像データを生成する。撮影で得られた画像データは、記録装置42に記録されて携帯防犯装置10の保有者により適宜利用される。また、後述する緊急時においては、自動で被写体の撮影を行い、得られた画像データを通報データとして記録装置42に記録する。
タイマ50は、携帯防犯装置10の現在時刻や、保有者の心拍数の計測時刻を測定し、制御部40の通報判定部56に送る。通信部52は、通信ネットワーク16を通じて、受報者端末12や通報管理サーバ14との間でデータの送受信を行う。
メモリ54はROM及びRAMから構成され、携帯防犯装置10の基本動作(撮影、通信等)を制御するための各種プログラム及び設定データが記憶され、携帯防犯装置10の起動時に制御部40によって読み出される。
通報判定部56は、心拍数センサ46により測定された保有者の心拍数をモニターし、心拍数の変化が所定条件を満たしたときに保有者に緊急事態が発生したと判定する。
図6は、緊急状態の一例として、拘束状態にある人物が息を止めた場合における心拍数の変化の一例を示したものである。時刻T1にて人物が拘束されたときに、当該人物の心拍数が急激に増加する。その後、例えば10秒以上の時間が経過した時刻T2にて人物が意図的に息を止めたとき、それまで増加していた心拍数は急激に減少していき、例えば10秒以上の時間が経過した時刻T3において最小値に達する。このように、本実施形態では、緊急事態が発生すると心拍数が一旦上昇すること、その後に保有者が意図的に息を止めると心拍数が下降することを利用する。
通報判定部56では、心拍数センサ46により測定された心拍数が所定時間(例えば10秒間)継続的に増加した後に、心拍数が所定時間(例えば10秒間)継続的に減少したことを検出することで、携帯防犯装置10の保有者が拘束等の緊迫状態にあり、救助を求めるために意図的に息を止めたと判定し、通報管理サーバ14に対して緊急通報のための通報信号(救助信号)を送信する。
図1において、受報者端末12は、例えば、携帯電話機、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、スマートフォンといった通信可能な情報処理装置であり、例えば保護者が保有する。受報者端末12には、通報管理サーバ14からの情報を受信して画面に表示するための緊急通報プログラム(いわゆる「アプリ」)がインストールされており、携帯防犯装置10から緊急通報がなされたときに、携帯防犯装置10の現在位置及び撮影された周辺画像を表示するように構成されている。当該緊急通報プログラムは、外部サーバからダウンロードすることで、受報者端末12にインストールすることができる。
本通報システムを利用するに先立ち、受報者端末12で緊急通報プログラムを起動し、携帯防犯装置10の識別番号(機器番号)を設定し、受報者端末12と携帯防犯装置10とをペアリングする。これにより、携帯防犯装置10からの緊急通報が特定の受報者端末12に届くようになる。
図7は、携帯防犯装置10における通報判定の処理手順の一例を示したものである。まず、携帯防犯装置10では、心拍数センサ46において保有者の心拍数を測定するとともに、タイマ50により測定時間を計測する(ステップS10)。そして、通報判定部56は、心拍数センサ46により測定された心拍数が、所定時間(10秒間)継続して増加しているか否かを判定する(ステップS11)。心拍数が増加していない、あるいは増加しているが10秒間継続していない場合には、ステップS10に戻り、再び保有者の心拍数の計測が行われる。
一方、心拍数が10秒間継続して増加していると判定された場合には、通報判定部56は、保有者が息を止めたかどうかを判定するために、タイマ50を駆動して時間計測を開始するとともに(ステップS12)、心拍数センサ46により保有者の心拍数を計測する(ステップS13)。通報判定部56は、心拍数センサ46により測定された心拍数が、所定時間(10秒間)継続して減少しているか否かを判定する(ステップS14)。
心拍数が10秒間継続して減少していると判定された場合には、通報判定部56は、保有者が拘束等の緊急事態にあり、救助を求めるために息を止めていると判定し、位置センサ44及び撮像部48を駆動して、携帯防犯装置10の現在位置及び周辺画像のデータを取得し、通報データ58として記録装置42に記録する(ステップS15)。そして、通報判定部56は、救助を求める旨の救助信号を、通報データ58及び携帯防犯装置10の識別情報とともに通報管理サーバ14に送信する(ステップS16)。
一方、ステップS14において、保有者の心拍数が減少していない、あるいは心拍数は減少しているが10秒間継続していない場合には、通報判定部56は、ステップS12にて計測を開始した時点から所定時間(例えば5分間)が経過したかどうかを判定する(ステップS17)。ステップS17おいて所定時間が経過していない場合には、ステップS14に戻って心拍数の計測が行われ、再び通報条件を満たしたかどうかの判定がなされる。
一方、ステップS17において所定時間が経過したと判定された場合には、通報判定部56は、携帯防犯装置10の保有者が緊急状態にないと判定し、ステップS10に戻り、再び保有者の心拍数の計測が行われる。これにより、緊急状態にない場合(例えば保有者が運動していた場合)に不必要な通報を行うのを防止することができる。
図8は、通報管理サーバ14における通報処理の手順を示したものである。通報管理サーバ14の通報制御部30では、携帯防犯装置10より救助信号を受信したかどうかを判定する(ステップS20)。通報制御部30は、救助信号を受信した場合には、当該救助信号に含まれる携帯防犯装置10の識別情報を抽出し、通報管理データ32から対応する通報先情報を検出する(ステップS21)。
その後、通報制御部30は、救助信号とともに受信した通報データ(位置データ及び画像データ)を読み出して、ステップS21にて検出された通報先に対応する受報者端末12に送信する(ステップS22)。
受報者端末12に表示された緊急通報の一例を、図9に示す。受報者端末12の画面62には、「緊急SOS」といった緊急状態にある旨を示すメッセージとともに、携帯防犯装置10の現在位置を示す地図画像64と、携帯防犯装置10の周辺の撮影画像66とが並べて表示される。また、警察へ通報するためのスライドバー68をあわせて表示するようにしても良い。これにより、携帯防犯装置10に対応する受報者端末12に対し、緊急状態にあることを確実に通報することができる。
図8において、通報制御部30は、受報者端末12への通報回数に1を加えて通報管理データ32を更新した後(ステップS23)、更新後の通報回数が所定値(例えば3回)に達したかどうかを判定し(ステップS24)、3回に達した場合には、警察に対して緊急通報を行う(ステップS25)。なお、受報者端末12において別途登録した通知先に対して、緊急通報を行うようにしても良い。これにより、当初の受報者端末12のユーザが緊急通報を確認できなかった場合にも、適切な通報先に緊急通報を配信することが可能となる。
一方、ステップS25において、通報開始時刻から所定期間における通報回数が所定値に達していない場合には、ステップS20に戻り、再び救助信号の受信の有無を判定する。
上記の実施形態では、通報管理サーバを介して緊急通報を行っているが、携帯防犯装置10に受報者端末12の連絡先情報(電話番号、メールアドレス)を記憶しておき、携帯防犯装置10から直接に受報者端末12に対して緊急通報を発するように構成しても良い。
上記の実施形態では、一定期間(例えば10秒間)継続して心拍数が増加し、その後に減少したことを検出したときに緊急通報を行っているが、この一定期間は10秒間に限られることはなく、適宜定めることができる。また、必ずしも一定期間継続して増加している必要は無く、例えば、一定期間における心拍数の増加が所定値(例えば10秒以内に40回)を上回り、その後に一定期間における心拍数の減少が所定値を上回った場合に、緊急通報を発するように構成しても良い。
以上説明したように、本携帯防犯装置10によれば、心拍数の増減に基づいて緊急事態を検知する。そのため、緊急事態に直面してい身体的あるいは状況的に余裕がない場合(例えば、手足が拘束された状態)であっても、息を止めるだけで救助を求める信号を親などの端末に送信できる。また、上腕部に携帯防犯装置10を取り付けることで、精度よく心拍を計測でき、かつ、袖に覆われることで外部から認識されるのを防ぐことができる。
(第2の実施形態)
以下に説明する第2の実施形態は、心拍数センサ46のみならず、位置センサ44を利用することで、より精度よく緊急事態を判定するものである。
本実施形態では、保有者が移動すると想定される範囲(以下、移動想定範囲という)の情報を予め設定しておく。そして、保有者の心拍数が増減した後に検出された位置情報が移動想定範囲の外にある場合、保有者が連れ去られた可能性が高いため、緊急事態であると判断される。一方、位置情報が移動想定範囲内である場合、誤作動である可能性が高いため、緊急事態であるとは判断されない。以下、詳しく説明する。
移動想定範囲の設定法は種々考えられる。例えば、受報者端末12にインストールされる緊急通報プログラムが移動想定範囲の設定機能を有する。同設定機能では、自宅の住所を登録すると、マップが表示される。そして、表示されたマップから任意の範囲を設定できる。同設定機能では、保有者が通う学校も登録し、学校から所定範囲内としたり、校区内を移動想定範囲としたりしてもよい。
移動想定範囲内であるか移動想定範囲外であるかの判断は、携帯防犯装置10で行ってもよいし、通報管理サーバ14で行ってもよいし、受報者端末12で行ってもよい。
移動想定範囲内であるか移動想定範囲外であるかの判断を携帯防犯装置10で行う場合、設定された移動想定範囲が受報者端末12から携帯防犯装置10に登録される。そして、図7に示す携帯防犯装置10の通報判定の処理におけるステップS15において取得した現在位置が移動想定範囲外であれば、携帯防犯装置10の通報判定部56は救助信号を通報管理サーバ14に送信する(ステップS16)。一方、現在位置が移動想定範囲内であれば、通報判定部56は救助信号を通報管理サーバ14に送信しない。
移動想定範囲内であるか移動想定範囲外であるかの判断を通報管理サーバ14で行う場合、設定された移動想定範囲を携帯防犯装置10の識別情報と関連づけて通報管理サーバ14に登録される。この場合、携帯防犯装置10の動作は図7に示すものでよいが、ステップS16では救助信号に加えて、ステップS15で検出された位置情報(すなわち、携帯防犯装置10の現在位置)も通報管理サーバ14に送信する。そして、図8に示す通報管理サーバ14の通報処理におけるステップS21において抽出された識別情報に関連づけられた移動想定範囲外に携帯防犯装置10の現在位置があれば、通報管理サーバ14の通報制御部30は通報データを受報者端末12に送信する(ステップS22)。一方、移動想定範囲内に携帯防犯装置10の現在位置があれば、通報制御部30は通報データを受報者端末12に送信しない。
移動想定範囲内であるか移動想定範囲外であるかの判断を受報者端末12で行う場合、携帯防犯装置10の動作は図7に示すものでよいが、ステップS16では救助信号に加えて、ステップS15で検出された位置情報も通報管理サーバ14に送信する。また、通報管理サーバ14の動作は図8に示すものでよい(ただし、ステップS23~S25は省略されてよい)が、ステップS22では通報データに加えて、携帯防犯装置10からの位置情報(すなわち、携帯防犯装置10の現在位置)も受報者端末12に送信する。そして、通報管理サーバ14から通報データを受信した受報者端末12は、移動想定範囲外に携帯防犯装置10の現在位置があれば、図9に示すような画面を表示する。一方、移動想定範囲内に携帯防犯装置10の現在位置があれば、図9に示すような画面を表示しないか、あるいは、移動想定範囲内において通報データが発せられた旨を表示する。
以上説明したように、携帯防犯装置10の現在位置も利用することで、より高精度に緊急事態を判定できる。
なお、上記各実施形態では、携帯防犯装置10の保有者の心拍数が増加した後に、息を止めたことによる心拍数の低下を検出して緊急通報を発するように構成しているが、通報判定部56は他のセンサ(検出手段)を組み合わせて緊急事態の判定を行ってもよい。
例えば、携帯防犯装置10に押しボタンを設けておき、保有者の心拍数が増加・減少した後に、携帯防犯装置10に別途備えられた押しボタンを操作することで緊急通報を発するように構成しても良い。あるいは、携帯防犯装置10にマイクロフォンを設けておき、保有者の心拍数が増加・減少した後に、音量レベルが所定値を超えた場合(例えば大声や叫び声が発せられた場合)に緊急通報を発するようにしても良い。
また、携帯防犯装置10に湿度センサを設けておき、皮膚近傍の空気湿度との差から保有者の発汗量を計測し、保有者の心拍数が増加・減少した後に計測された発汗量の変化が所定値を超えた場合に緊急通報を発するように構成しても良い。また、携帯防犯装置10に温度センサを設けておき、保有者の心拍数が増加・減少した後に体温の変化が所定値を超えた場合に緊急通報を発するように構成することもできる。
また、携帯防犯装置10に加速度センサを設けておき、保有者の心拍数が増加・減少した後に急激な加速度変化を検出した場合(例えば、携帯防犯装置10の保有者が腕を急激に複数回振った場合)にも、緊急通報を発するように構成しても良い。
これらの検出手段は、適宜組み合わせて構成しても良い。
上記実施形態では、携帯防犯装置10より緊急通報を発するように構成されているが、それ以外にも、例えば緊急通報を発するとともに、携帯防犯装置10より受報者端末12(予め設定された着信先)に対して自動で電話をかけるように構成しても良い。これにより、受報者端末12のユーザ(例えば親)において、携帯防犯装置10から聞こえてくる音から状況を把握することが可能となる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
10 携帯防犯装置
12 受報側端末
14 通報管理サーバ
30 通報制御部
32 通報管理データ
46 心拍数センサ
56 通報判定部

Claims (11)

  1. ネットワークを介して通信可能な通報用移動端末であって、
    利用者の心拍数を測定する心拍数測定部と、
    測定された心拍数が一定期間増加する第1の条件と、測定された心拍数が一定期間減少する第2の条件とが満たされたかどうかを判定する通報判定部と、
    前記第1の条件が満たされた後に前記第2の条件が満たされた場合に、緊急状態を示す通報信号を送信する通信部と、を備えたことを特徴とする通報用移動端末。
  2. 前記通報用移動端末の現在位置情報を取得する位置情報取得部を備え、
    前記第2の条件が満たされた場合に、前記通報信号とともに前記現在位置情報を送信することを特徴とする、請求項1記載の通報用移動端末。
  3. 前記通報用移動端末の現在位置情報を取得する位置情報取得部を備え、
    前記通報判定部は、前記第1の条件及び前記第2の条件に加え、前記通報用移動端末の現在位置が所定範囲から外れたという第3の条件が満たされたがどうかを判定し、
    前記通信部は、前記第1の条件が満たされた後に前記第2の条件が満たされ、かつ、前記第3の条件が満たされた場合に、前記通報信号を送信することを特徴とする、請求項1又は2記載の通報用移動端末。
  4. 前記通報用移動端末の周辺画像の画像データを生成する撮像部を備え、
    前記第2の条件が満たされた場合に、前記通報信号とともに前記画像データを送信することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか記載の通報用移動端末。
  5. 前記通信部は、前記第1の条件が満たされた後の所定期間に前記第2の条件が満たされない場合には、前記通報信号を送信しないことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか記載の通報用移動端末。
  6. 予め指定された通話先との間で通話を行う通話機能を備え、前記通報信号を送信する際に前記通話先に対して電話をかけることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか記載の通報用移動端末。
  7. 前記通報用移動端末は、利用者の上腕に取り付けられるように構成される、請求項1ないし6のいずれか記載の通報用移動端末。
  8. 請求項1~7のいずれか記載の通報用移動端末と、前記通報用移動端末とネットワークを介して通信可能な管理サーバとを備えた通報システムであって、
    前記通報用移動端末は、前記管理サーバに対して前記通報信号を送信し、
    前記管理サーバは、前記通報信号を受信したときに、予め定められた受報者端末に対して、前記通報用移動端末の利用者が緊急状態にあることを通知することを特徴とする、通報システム。
  9. 前記管理サーバは、前記通報用移動端末から受信した前記通報信号が所定回数に達したときに、前記受報者端末とは異なる通報先に対して、前記通報用移動端末の利用者が緊急状態にあることを通知することを特徴とする、請求項8記載の通報システム。
  10. 請求項2に記載の通報用移動端末を備え、
    前記管理サーバは、前記通報信号を受信し、かつ、前記前記通報用移動端末の現在位置が所定範囲から外れたという第3の条件が満たされたときに、前記予め定められた受報者端末に対して、前記通報用移動端末の利用者が緊急状態にあることを通知する、請求項8又は9記載の通報システム。
  11. ネットワークを介して通信可能な通報用移動端末における緊急時の通報方法であって、
    利用者の心拍数を測定し、
    測定された心拍数が一定期間増加する第1の条件と、測定された心拍数が一定期間減少する第2の条件とが満たされたかどうかを判定し、
    前記第1の条件が満たされた後に前記第2の条件が満たされた場合に、緊急状態を示す通報信号を送信することを特徴とする、通報方法。
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