JPH1018941A - 可変吐出量高圧ポンプ - Google Patents
可変吐出量高圧ポンプInfo
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- JPH1018941A JPH1018941A JP8171336A JP17133696A JPH1018941A JP H1018941 A JPH1018941 A JP H1018941A JP 8171336 A JP8171336 A JP 8171336A JP 17133696 A JP17133696 A JP 17133696A JP H1018941 A JPH1018941 A JP H1018941A
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- F02M59/00—Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
- F02M59/20—Varying fuel delivery in quantity or timing
- F02M59/36—Varying fuel delivery in quantity or timing by variably-timed valves controlling fuel passages to pumping elements or overflow passages
- F02M59/366—Valves being actuated electrically
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M59/00—Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
- F02M59/44—Details, components parts, or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M59/02 - F02M59/42; Pumps having transducers, e.g. to measure displacement of pump rack or piston
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- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M63/00—Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
- F02M63/02—Fuel-injection apparatus having several injectors fed by a common pumping element, or having several pumping elements feeding a common injector; Fuel-injection apparatus having provisions for cutting-out pumps, pumping elements, or injectors; Fuel-injection apparatus having provisions for variably interconnecting pumping elements and injectors alternatively
- F02M63/0225—Fuel-injection apparatus having a common rail feeding several injectors ; Means for varying pressure in common rails; Pumps feeding common rails
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B49/00—Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
- F04B49/22—Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by means of valves
- F04B49/24—Bypassing
- F04B49/243—Bypassing by keeping open the inlet valve
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B53/00—Component parts, details or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B23/00 or F04B39/00 - F04B47/00
- F04B53/16—Casings; Cylinders; Cylinder liners or heads; Fluid connections
- F04B53/162—Adaptations of cylinders
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作製が容易となると共に、摺動面の潤滑にお
いて高い能力を有する可変吐出量高圧ポンプを得ること
が課題である。 【解決手段】 回転駆動され、周囲にカム面を備えたカ
ムシャフト１１と、カム面に沿って変位するタペット１
６と、タペット１６を保持するハウジング１３と、タペ
ットの往復運動に伴って往復運動する柱形状のプランジ
ャ２７と、プランジャ２７を収納する円筒状のシリンダ
２２と、シリンダ２２と協力してポンプ室を構成する小
径凹部を有するシリンダヘッド２０と、シリンダヘッド
２０に取り付けられ、ポンプ室に連通する燃料供給通路
に外部の燃料を導入する燃料取入手段３０と、通電状態
に応じて燃料供給通路の開閉を行う電磁弁３０と、ポン
プ室で圧縮された燃料を吐出する燃料吐出手段２８と、
シリンダをシリンダヘッドに当接させ密着させる固定手
段２３とを備えている。
いて高い能力を有する可変吐出量高圧ポンプを得ること
が課題である。 【解決手段】 回転駆動され、周囲にカム面を備えたカ
ムシャフト１１と、カム面に沿って変位するタペット１
６と、タペット１６を保持するハウジング１３と、タペ
ットの往復運動に伴って往復運動する柱形状のプランジ
ャ２７と、プランジャ２７を収納する円筒状のシリンダ
２２と、シリンダ２２と協力してポンプ室を構成する小
径凹部を有するシリンダヘッド２０と、シリンダヘッド
２０に取り付けられ、ポンプ室に連通する燃料供給通路
に外部の燃料を導入する燃料取入手段３０と、通電状態
に応じて燃料供給通路の開閉を行う電磁弁３０と、ポン
プ室で圧縮された燃料を吐出する燃料吐出手段２８と、
シリンダをシリンダヘッドに当接させ密着させる固定手
段２３とを備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁弁の通電タ
イミングによって、燃料の吐出量を可変する可変吐出量
高圧ポンプに関するものである。
イミングによって、燃料の吐出量を可変する可変吐出量
高圧ポンプに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５は例えば特開平４−３６０７３号公
報に開示された従来の可変吐出量高圧ポンプの断面図で
ある。従来の可変吐出量高圧ポンプ１０６は、エンジン
のクランク軸によって回転されるカムシャフト１１１を
備えている。このカムシャフト１１１の周囲には、カム
面１１２が形成されている。カム面１１２は、カムシャ
フト１１１が回転することによって上昇しまた下降す
る。カム面１１２は、カム山を２個備えたいわゆる２山
カムである。
報に開示された従来の可変吐出量高圧ポンプの断面図で
ある。従来の可変吐出量高圧ポンプ１０６は、エンジン
のクランク軸によって回転されるカムシャフト１１１を
備えている。このカムシャフト１１１の周囲には、カム
面１１２が形成されている。カム面１１２は、カムシャ
フト１１１が回転することによって上昇しまた下降す
る。カム面１１２は、カム山を２個備えたいわゆる２山
カムである。
【０００３】カムシャフト１１１は、ハウジング１１３
の下部（車両の搭載状態であって、図５において下側）
のカム室１１４内に配設されている。ハウジング１１３
は、内部に概略円筒状の部屋１１５を備え、その部屋１
１５の内部にタペット１１６が筒方向に往復運動可能に
支持されている。タペット１１６は、カム面１１２側に
カムローラ１１８を備え、結果的にカムシャフト１１１
が回転すると、カムローラ１１８がカム面１１２に接触
しながら回転し、タペット１１６がカム面１１２の変化
に応じて上下に変位する。
の下部（車両の搭載状態であって、図５において下側）
のカム室１１４内に配設されている。ハウジング１１３
は、内部に概略円筒状の部屋１１５を備え、その部屋１
１５の内部にタペット１１６が筒方向に往復運動可能に
支持されている。タペット１１６は、カム面１１２側に
カムローラ１１８を備え、結果的にカムシャフト１１１
が回転すると、カムローラ１１８がカム面１１２に接触
しながら回転し、タペット１１６がカム面１１２の変化
に応じて上下に変位する。
【０００４】ハウジング１１３の上部（車両の搭載状態
であって、図５において上側）には、中心部が部屋１１
５の内部に侵入した状態で、シリンダ１２０が固着され
ている。このシリンダ１２０の中心部分には、断面円形
で棒状の孔であるプランジャ摺動部１２０ａが貫通して
穿孔されている。このプランジャ摺動部１２０ａにはプ
ランジャ１２７が軸方向に往復運動可能に収納されてい
る。このプランジャ１２７は、断面円形の棒状をなし、
下端において、タペット１１６に接続されている。この
ため、タペット１１６が往復運動を行うと、タペット１
１６の動作に伴ってプランジャ１２７がプランジャ摺動
部１２０ａの内部で往復運動を行う。
であって、図５において上側）には、中心部が部屋１１
５の内部に侵入した状態で、シリンダ１２０が固着され
ている。このシリンダ１２０の中心部分には、断面円形
で棒状の孔であるプランジャ摺動部１２０ａが貫通して
穿孔されている。このプランジャ摺動部１２０ａにはプ
ランジャ１２７が軸方向に往復運動可能に収納されてい
る。このプランジャ１２７は、断面円形の棒状をなし、
下端において、タペット１１６に接続されている。この
ため、タペット１１６が往復運動を行うと、タペット１
１６の動作に伴ってプランジャ１２７がプランジャ摺動
部１２０ａの内部で往復運動を行う。
【０００５】プランジャ１２７の上端面と、シリンダ１
２０のプランジャ摺動部１２０ａの内周の面とにより囲
まれた部分に、ポンプ室１２１が形成されている。プラ
ンジャ１２７は、その上端面でポンプ室１２１内の燃料
を圧縮する。
２０のプランジャ摺動部１２０ａの内周の面とにより囲
まれた部分に、ポンプ室１２１が形成されている。プラ
ンジャ１２７は、その上端面でポンプ室１２１内の燃料
を圧縮する。
【０００６】シリンダ１２０には、燃料を可変吐出量高
圧ポンプ１０６に導入するための燃料取入手段１２８が
取り付けられている。また、図示しない制御装置によっ
て通電制御される電磁弁１３０が取り付けられている。
電磁弁１３０は、自らの外周に螺刻された雄ねじ部１３
０ａを、シリンダ１２０の取付部に螺刻された雌ねじ部
１２０ｂに螺号されて締着される。そして底面を段部に
当接するように締め付けられて固定される。
圧ポンプ１０６に導入するための燃料取入手段１２８が
取り付けられている。また、図示しない制御装置によっ
て通電制御される電磁弁１３０が取り付けられている。
電磁弁１３０は、自らの外周に螺刻された雄ねじ部１３
０ａを、シリンダ１２０の取付部に螺刻された雌ねじ部
１２０ｂに螺号されて締着される。そして底面を段部に
当接するように締め付けられて固定される。
【０００７】この電磁弁１３０は、燃料をポンプ室１２
１に導く燃料供給通路１３１の開閉を行うものである。
そして、例えば電磁弁１３０は通電されたれた状態で燃
料供給通路１３１を閉じ、通電が停止された状態で燃料
供給通路１３１を開く。
１に導く燃料供給通路１３１の開閉を行うものである。
そして、例えば電磁弁１３０は通電されたれた状態で燃
料供給通路１３１を閉じ、通電が停止された状態で燃料
供給通路１３１を開く。
【０００８】シリンダ１２０には、またポンプ室１２１
で圧縮された燃料を可変吐出量高圧ポンプ１０６の外部
へ吐出するための燃料吐出手段１３２が取り付けられて
いる。燃料吐出手段１３２の内部には、逆止弁１３３が
設けられている。
で圧縮された燃料を可変吐出量高圧ポンプ１０６の外部
へ吐出するための燃料吐出手段１３２が取り付けられて
いる。燃料吐出手段１３２の内部には、逆止弁１３３が
設けられている。
【０００９】次に、可変吐出高圧ポンプ１０６の動作を
説明する。燃料取入手段１２８、燃料供給通路１３１を
介してポンプ室１２１へ燃料が供給される。そして、プ
ランジャ１２７の上昇途中、制御装置の働きで、電磁弁
１３０が通電されると、電磁弁１３０は、燃料供給通路
１３１を閉じる。するとプランジャ１２７の上昇に伴っ
て圧縮されたポンプ室１２１内の燃料が、燃料供給通路
１３１より逃げなくなり、加圧されて高圧となる。そし
て、ポンプ室１２１内の圧力が逆止弁１３３に打ち勝つ
圧力となると、逆止弁１３３を押し開き、加圧した燃料
を燃料吐出手段１３２より外部へ吐出する。
説明する。燃料取入手段１２８、燃料供給通路１３１を
介してポンプ室１２１へ燃料が供給される。そして、プ
ランジャ１２７の上昇途中、制御装置の働きで、電磁弁
１３０が通電されると、電磁弁１３０は、燃料供給通路
１３１を閉じる。するとプランジャ１２７の上昇に伴っ
て圧縮されたポンプ室１２１内の燃料が、燃料供給通路
１３１より逃げなくなり、加圧されて高圧となる。そし
て、ポンプ室１２１内の圧力が逆止弁１３３に打ち勝つ
圧力となると、逆止弁１３３を押し開き、加圧した燃料
を燃料吐出手段１３２より外部へ吐出する。
【００１０】一般に、４気筒のエンジンの場合、エンジ
ンのクランク軸が１回転する間に、可変吐出高圧ポンプ
は燃料を４回吐出しなければならない。そのためこの例
のような２山カムを有する可変吐出高圧ポンプ１０６に
おいては、エンジン１基に対して、可変吐出高圧ポンプ
１０６が２基備えられる。近年、可変吐出量高圧ポンプ
の吐出量を増加をさせてポンプの数を減らすために、カ
ム面１１２のカム山をさらに多くし、カムシャフト１１
１の１回転に対するプランジャ１２７の摺動回数が増や
される方向にある。
ンのクランク軸が１回転する間に、可変吐出高圧ポンプ
は燃料を４回吐出しなければならない。そのためこの例
のような２山カムを有する可変吐出高圧ポンプ１０６に
おいては、エンジン１基に対して、可変吐出高圧ポンプ
１０６が２基備えられる。近年、可変吐出量高圧ポンプ
の吐出量を増加をさせてポンプの数を減らすために、カ
ム面１１２のカム山をさらに多くし、カムシャフト１１
１の１回転に対するプランジャ１２７の摺動回数が増や
される方向にある。
【００１１】このように構成された従来の可変吐出量高
圧ポンプ１０６においては、シリンダ１２０のプランジ
ャ摺動部１２０ａの内周面は、プランジャ１２７を摺動
させ且つ燃料を圧縮するために非常に精度よく加工され
なけらばならない。そして、シリンダ１２０のプランジ
ャ摺動部１２０ａの内周面は、最終的に組み立てが完了
したときにおいて、プランジャ１２７の摺動を妨げるよ
うな変形があってはならない。すなわち、プランジャ摺
動部１２０ａが軸方向に湾曲するような変形、あるいは
プランジャ摺動部１２０ａの内面が内側に突出するよう
な変形があってはならない。その結果、シリンダ１２０
は、電磁弁１３０や燃料吐出手段１３２を取り付けたた
めに発生する取付部の変形が、プランジャ摺動部１２０
ａに影響を及ぼさないように、全体が高い剛性を持つよ
うに構成されている。
圧ポンプ１０６においては、シリンダ１２０のプランジ
ャ摺動部１２０ａの内周面は、プランジャ１２７を摺動
させ且つ燃料を圧縮するために非常に精度よく加工され
なけらばならない。そして、シリンダ１２０のプランジ
ャ摺動部１２０ａの内周面は、最終的に組み立てが完了
したときにおいて、プランジャ１２７の摺動を妨げるよ
うな変形があってはならない。すなわち、プランジャ摺
動部１２０ａが軸方向に湾曲するような変形、あるいは
プランジャ摺動部１２０ａの内面が内側に突出するよう
な変形があってはならない。その結果、シリンダ１２０
は、電磁弁１３０や燃料吐出手段１３２を取り付けたた
めに発生する取付部の変形が、プランジャ摺動部１２０
ａに影響を及ぼさないように、全体が高い剛性を持つよ
うに構成されている。
【００１２】図６は従来の可変吐出量高圧ポンプ１０６
の組立完了後の状態におけるシリンダ１２０の構造解析
結果を示す。図はシリンダ１２０の断面の片側のみが記
載され他側は省略されている。図はシリンダ１２０の上
部に電磁弁１３０を固定することによって発生する力に
よってシリンダ１２０が変形する様子を示したものであ
る。電磁弁１３０は、自らの外周に螺刻された雄ねじ部
１３０ａを、取付部に螺刻された雌ねじ部１２０ｂに螺
号されて締着される。そして自らの底面を取付面の段部
に当接するように締め付けられて固定される。そのた
め、取付部を広げるように働く力Ｑと、また底面が当接
することによる反作用で取付部が上方向に押される力Ｐ
が働く。
の組立完了後の状態におけるシリンダ１２０の構造解析
結果を示す。図はシリンダ１２０の断面の片側のみが記
載され他側は省略されている。図はシリンダ１２０の上
部に電磁弁１３０を固定することによって発生する力に
よってシリンダ１２０が変形する様子を示したものであ
る。電磁弁１３０は、自らの外周に螺刻された雄ねじ部
１３０ａを、取付部に螺刻された雌ねじ部１２０ｂに螺
号されて締着される。そして自らの底面を取付面の段部
に当接するように締め付けられて固定される。そのた
め、取付部を広げるように働く力Ｑと、また底面が当接
することによる反作用で取付部が上方向に押される力Ｐ
が働く。
【００１３】力Ｐは約３６００ｋｇｆであり、力Ｑは約
１３００ｋｇｆである。この力ＰとＱとにより、シリン
ダ１２０のプランジャ摺動部１２０ａは図に点線でしめ
されるように変形する。シリンダ１２０は、上述したよ
うに電磁弁１３０や燃料吐出手段１３２を取り付けたこ
とによる変形がプランジャ摺動部１２０ａに影響を及ぼ
さないように高い剛性を持つように構成されている。そ
のため、電磁弁１３０が固定された状態で、プランジャ
摺動部１２０ａの変形は図に示すように０．６μと小さ
い。
１３００ｋｇｆである。この力ＰとＱとにより、シリン
ダ１２０のプランジャ摺動部１２０ａは図に点線でしめ
されるように変形する。シリンダ１２０は、上述したよ
うに電磁弁１３０や燃料吐出手段１３２を取り付けたこ
とによる変形がプランジャ摺動部１２０ａに影響を及ぼ
さないように高い剛性を持つように構成されている。そ
のため、電磁弁１３０が固定された状態で、プランジャ
摺動部１２０ａの変形は図に示すように０．６μと小さ
い。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の可変吐出量高圧ポンプにおいては、シリンダ１２
０には、電磁弁１３０および燃料吐出手段１３２が取り
付けられるための取り付け部が形成され、さらに燃料が
導かれるための燃料供給通路１３１が形成される。その
ためその形状は複雑である。そして、電磁弁１３０およ
び燃料吐出手段１３２を取り付けることによって発生す
る力がその他の部分に影響を及ぼさないように高い剛性
を持つように構成されている。一方、シリンダ１２０の
プランジャ摺動部１２０ａは、プランジャ１２７の往復
運動を可能にし、且つ燃料を圧縮するため、高精度が要
求された。そのため、シリンダ１２０を精密に作製する
ことは容易なものではなかった。
従来の可変吐出量高圧ポンプにおいては、シリンダ１２
０には、電磁弁１３０および燃料吐出手段１３２が取り
付けられるための取り付け部が形成され、さらに燃料が
導かれるための燃料供給通路１３１が形成される。その
ためその形状は複雑である。そして、電磁弁１３０およ
び燃料吐出手段１３２を取り付けることによって発生す
る力がその他の部分に影響を及ぼさないように高い剛性
を持つように構成されている。一方、シリンダ１２０の
プランジャ摺動部１２０ａは、プランジャ１２７の往復
運動を可能にし、且つ燃料を圧縮するため、高精度が要
求された。そのため、シリンダ１２０を精密に作製する
ことは容易なものではなかった。
【００１５】一方、近年のカムの多山化に比例して、プ
ランジャ１２７の摺動速度が速くなったてきたが、その
結果、プランジャ１２７の焼き付きが発生し安くなって
きた。そのため、プランジャ摺動部１２０ａの加工精度
は、さらに高い加工精度が要求されてきており、またプ
ランジャ摺動部１２０ａの潤滑においても、高い能力の
潤滑が要求されてきている。
ランジャ１２７の摺動速度が速くなったてきたが、その
結果、プランジャ１２７の焼き付きが発生し安くなって
きた。そのため、プランジャ摺動部１２０ａの加工精度
は、さらに高い加工精度が要求されてきており、またプ
ランジャ摺動部１２０ａの潤滑においても、高い能力の
潤滑が要求されてきている。
【００１６】この発明は、上記の課題を解決するために
なされたもので、作製が容易となると共に、摺動面の潤
滑において高い能力を有する可変吐出量高圧ポンプを得
ることを目的とする。
なされたもので、作製が容易となると共に、摺動面の潤
滑において高い能力を有する可変吐出量高圧ポンプを得
ることを目的とする。
【００１７】
【課題を解決するための手段】請求項１の可変吐出量高
圧ポンプにおいては、回転駆動され、周囲にカム面を備
えたカムシャフトと、カム面に向けて押しつけられ、カ
ム面に沿って変位するタペットと、タペットを往復運動
可能に保持するハウジングと、タペットに接続され、タ
ペットの往復運動に伴って往復運動するリード類を有し
ない柱形状のプランジャと、プランジャを往復運動可能
に収納する円筒状のシリンダと、シリンダの一端面と当
接し密着する当接面を有し、当接面にシリンダと連通し
プランジャの頭部と協同してポンプ室を構成する小径凹
部を有するシリンダヘッドと、シリンダヘッドに取り付
けられ、ポンプ室に連通する燃料供給通路に外部の燃料
を導入する燃料取入手段とシリンダヘッドに取り付けら
れ通電状態に応じて燃料供給通路の開閉を行う電磁弁
と、シリンダヘッドに取り付けられポンプ室で圧縮され
た燃料を吐出する燃料吐出手段と、シリンダをシリンダ
ヘッドに当接させ密着させる固定手段とを備えている。
圧ポンプにおいては、回転駆動され、周囲にカム面を備
えたカムシャフトと、カム面に向けて押しつけられ、カ
ム面に沿って変位するタペットと、タペットを往復運動
可能に保持するハウジングと、タペットに接続され、タ
ペットの往復運動に伴って往復運動するリード類を有し
ない柱形状のプランジャと、プランジャを往復運動可能
に収納する円筒状のシリンダと、シリンダの一端面と当
接し密着する当接面を有し、当接面にシリンダと連通し
プランジャの頭部と協同してポンプ室を構成する小径凹
部を有するシリンダヘッドと、シリンダヘッドに取り付
けられ、ポンプ室に連通する燃料供給通路に外部の燃料
を導入する燃料取入手段とシリンダヘッドに取り付けら
れ通電状態に応じて燃料供給通路の開閉を行う電磁弁
と、シリンダヘッドに取り付けられポンプ室で圧縮され
た燃料を吐出する燃料吐出手段と、シリンダをシリンダ
ヘッドに当接させ密着させる固定手段とを備えている。
【００１８】請求項２の可変吐出量高圧ポンプにおいて
は、シリンダは、厚肉円筒部と薄肉円筒部から構成さ
れ、厚肉円筒部と薄肉円筒部との間に形成された段部を
シリンダヘッド方向に押圧されて、厚肉円筒部側の端面
をシリンダヘッドの当接面に密着されている。
は、シリンダは、厚肉円筒部と薄肉円筒部から構成さ
れ、厚肉円筒部と薄肉円筒部との間に形成された段部を
シリンダヘッド方向に押圧されて、厚肉円筒部側の端面
をシリンダヘッドの当接面に密着されている。
【００１９】請求項３の可変吐出量高圧ポンプにおいて
は、シリンダヘッドは、当接面と小径凹部を中心にして
形成した大径凹部を有し、固定手段は、円盤状の固定手
段本体を有し、固定手段本体の中央に穿孔された貫通孔
にシリンダの薄肉円筒部を貫通させ、固定手段の外周に
形成された雄ねじ部を大径凹部の雌ねじ部にねじ係合さ
せ、シリンダの段部をシリンダヘッド方向に押圧し、大
径凹部の内面と、シリンダの厚肉円筒部の外側面と、固
定手段本体の主面によって、低圧燃料ギャラリーが形成
されている。
は、シリンダヘッドは、当接面と小径凹部を中心にして
形成した大径凹部を有し、固定手段は、円盤状の固定手
段本体を有し、固定手段本体の中央に穿孔された貫通孔
にシリンダの薄肉円筒部を貫通させ、固定手段の外周に
形成された雄ねじ部を大径凹部の雌ねじ部にねじ係合さ
せ、シリンダの段部をシリンダヘッド方向に押圧し、大
径凹部の内面と、シリンダの厚肉円筒部の外側面と、固
定手段本体の主面によって、低圧燃料ギャラリーが形成
されている。
【００２０】
実施の形態１．図１は本発明の可変吐出量高圧ポンプの
断面図である。また図２はコモンレール式の燃料噴射装
置の概略ブロック図である。
断面図である。また図２はコモンレール式の燃料噴射装
置の概略ブロック図である。
【００２１】まず、燃料噴射装置１の説明を行う。本実
施の形態のエンジン２は、４気筒の４サイクルエンジン
で、各気筒には、燃焼室に燃料を噴射するインジェクタ
３が設けられている。インジェクタ３による燃料の噴射
時期および噴出期間は、各インジェクタ３に設けられた
噴射制御用電磁弁４のＯＮ−ＯＦＦ状態によって制御さ
れている。
施の形態のエンジン２は、４気筒の４サイクルエンジン
で、各気筒には、燃焼室に燃料を噴射するインジェクタ
３が設けられている。インジェクタ３による燃料の噴射
時期および噴出期間は、各インジェクタ３に設けられた
噴射制御用電磁弁４のＯＮ−ＯＦＦ状態によって制御さ
れている。
【００２２】一方、各インジェクタ３は各気筒に共通な
コモンレール５に接続されている。コモンレール５は、
燃料の高圧蓄圧器で、噴射制御用電磁弁４が開弁してい
る間、コモンレール５内に蓄えられた高圧燃料が、イン
ジェクタ３よりエンジン２の燃焼室へ噴射される。
コモンレール５に接続されている。コモンレール５は、
燃料の高圧蓄圧器で、噴射制御用電磁弁４が開弁してい
る間、コモンレール５内に蓄えられた高圧燃料が、イン
ジェクタ３よりエンジン２の燃焼室へ噴射される。
【００２３】コモンレール５には、消費された燃料を補
充して、常に高い燃料圧力を保つ、本発明を適用した可
変吐出高圧ポンプ６が、燃料配管７を介して接続されて
いる。可変吐出高圧ポンプ６は、燃料タンク８から周知
の低圧ポンプ９を経て吸入された燃料を、必要に応じて
高圧に加圧し、コモンレール５に供給するものである。
燃料噴射装置１を制御する制御装置１０は、例えばクラ
ンク角の検出センサや、エンジン２の回転速度センサ、
負荷センサなどのエンジン状態の情報を入力する。そし
て、制御装置１０は、各情報より決定される最適の噴射
時期や噴射期間となるように、噴射制御電磁弁４へＯＮ
−ＯＦＦの制御信号を出力する．同時に、制御装置１０
は、可変吐出量高圧ポンプ６へも、コモンレール５へ供
給する燃料の量が最適となるように、制御信号を出力す
る。
充して、常に高い燃料圧力を保つ、本発明を適用した可
変吐出高圧ポンプ６が、燃料配管７を介して接続されて
いる。可変吐出高圧ポンプ６は、燃料タンク８から周知
の低圧ポンプ９を経て吸入された燃料を、必要に応じて
高圧に加圧し、コモンレール５に供給するものである。
燃料噴射装置１を制御する制御装置１０は、例えばクラ
ンク角の検出センサや、エンジン２の回転速度センサ、
負荷センサなどのエンジン状態の情報を入力する。そし
て、制御装置１０は、各情報より決定される最適の噴射
時期や噴射期間となるように、噴射制御電磁弁４へＯＮ
−ＯＦＦの制御信号を出力する．同時に、制御装置１０
は、可変吐出量高圧ポンプ６へも、コモンレール５へ供
給する燃料の量が最適となるように、制御信号を出力す
る。
【００２４】次に、可変吐出量高圧ポンプ６を説明す
る。可変吐出量高圧ポンプ６は、エンジン２のクランク
軸によって回転されるカムシャフト１１を備える。カム
シャフト１１は、クランク軸が１回転することによって
１／２回転するように設けられている。このカムシャフ
ト１１の周囲には、カム面１２が形成されている。カム
面１２は、カムシャフト１１が１回転することによっ
て、４回の上昇下降工程をなす。すなわち４山カムの形
態をなしている。
る。可変吐出量高圧ポンプ６は、エンジン２のクランク
軸によって回転されるカムシャフト１１を備える。カム
シャフト１１は、クランク軸が１回転することによって
１／２回転するように設けられている。このカムシャフ
ト１１の周囲には、カム面１２が形成されている。カム
面１２は、カムシャフト１１が１回転することによっ
て、４回の上昇下降工程をなす。すなわち４山カムの形
態をなしている。
【００２５】カムシャフト１１は、ハウジング１３の下
部（車両の搭載状態であって、図１において下側）のカ
ム室１４内に配設されている。ハウジング１３は、内部
に概略円筒状の部屋１５を備え、その部屋１５の内部に
タペット１６が筒方向に往復運動可能に支持されてい
る。このタペット１６は、スプリング１７によってカム
面１２側に付勢されている。タペット１６は、カム面１
２側にカムローラ１８を備え、結果的にカムシャフト１
１が回転すると、カムローラ１８がカム面１２に沿って
回転し、タペット１６がカム面１２の変化に応じて変位
する。なお、カムシャフト１１が１回転すると、タペッ
ト１６が円筒状の部屋１５内で４往復する。
部（車両の搭載状態であって、図１において下側）のカ
ム室１４内に配設されている。ハウジング１３は、内部
に概略円筒状の部屋１５を備え、その部屋１５の内部に
タペット１６が筒方向に往復運動可能に支持されてい
る。このタペット１６は、スプリング１７によってカム
面１２側に付勢されている。タペット１６は、カム面１
２側にカムローラ１８を備え、結果的にカムシャフト１
１が回転すると、カムローラ１８がカム面１２に沿って
回転し、タペット１６がカム面１２の変化に応じて変位
する。なお、カムシャフト１１が１回転すると、タペッ
ト１６が円筒状の部屋１５内で４往復する。
【００２６】ハウジング１３の上部（車両の搭載状態で
あって、図１において上側）には、シリンダヘッド２０
が円筒状の部屋１５を塞ぐように配置されている。シリ
ンダヘッド２０の下部は、ハウジング１３側から概略す
り鉢状の窪みである大径凹部２０ａが形成されている。
大径凹部２０ａの中腹には、周方向に沿って段部２０ｂ
が形成されている。そして大径凹部２０ａの底面である
当接面２０ｃの中央には、円筒形の貫通孔である小径凹
部を構成する小径凹部２０ｄが形成されている。
あって、図１において上側）には、シリンダヘッド２０
が円筒状の部屋１５を塞ぐように配置されている。シリ
ンダヘッド２０の下部は、ハウジング１３側から概略す
り鉢状の窪みである大径凹部２０ａが形成されている。
大径凹部２０ａの中腹には、周方向に沿って段部２０ｂ
が形成されている。そして大径凹部２０ａの底面である
当接面２０ｃの中央には、円筒形の貫通孔である小径凹
部を構成する小径凹部２０ｄが形成されている。
【００２７】概略円筒状のシリンダ２２が、シリンダヘ
ッド２０の大径凹部２０ａの中央の当接面２０ｃに一端
面を当接させて、かつ円筒を小径凹部２０ｄに連通する
ように配置され、固定手段２３によって固定されてい
る。シリンダ２２は、一端部が肉厚にされ、短尺の薄肉
円筒部２２ａと長尺の薄肉円筒部２２ｂとから構成され
ている。そして肉厚にされた厚肉円筒部２２ａ側の端面
をシリンダヘッド２０の当接面２０ｃに当接されてい
る。
ッド２０の大径凹部２０ａの中央の当接面２０ｃに一端
面を当接させて、かつ円筒を小径凹部２０ｄに連通する
ように配置され、固定手段２３によって固定されてい
る。シリンダ２２は、一端部が肉厚にされ、短尺の薄肉
円筒部２２ａと長尺の薄肉円筒部２２ｂとから構成され
ている。そして肉厚にされた厚肉円筒部２２ａ側の端面
をシリンダヘッド２０の当接面２０ｃに当接されてい
る。
【００２８】一方、固定手段２３は、肉厚円盤状の本体
２３ａと本体２３ａの外周から主面に直角に延びる円筒
部２３ｂとから構成されている。固定手段２３は、本体
２３ａの中央に穿孔された貫通孔２３ｃにシリンダ２２
の薄肉円筒部２２ｂを貫通させている。そして、本体２
３ａの外周部に螺刻された雄ねじ部２３ｄを、シリンダ
ヘッド２０の大径凹部の内側に形成された雌ねじ部２０
ｅにねじ係合させて、シリンダ２２の薄肉円筒部２２ａ
と薄肉円筒部２２ｂとの間に形成された段部２２ｃを、
シリンダヘッド２０側に押圧するように、締着されてい
る。
２３ａと本体２３ａの外周から主面に直角に延びる円筒
部２３ｂとから構成されている。固定手段２３は、本体
２３ａの中央に穿孔された貫通孔２３ｃにシリンダ２２
の薄肉円筒部２２ｂを貫通させている。そして、本体２
３ａの外周部に螺刻された雄ねじ部２３ｄを、シリンダ
ヘッド２０の大径凹部の内側に形成された雌ねじ部２０
ｅにねじ係合させて、シリンダ２２の薄肉円筒部２２ａ
と薄肉円筒部２２ｂとの間に形成された段部２２ｃを、
シリンダヘッド２０側に押圧するように、締着されてい
る。
【００２９】固定手段２３によって、一体にされたシリ
ンダヘッド２０とシリンダ２２と固定手段２３は、従来
と同じようにハウジング１３とシリンダヘッド２０との
間に設けられた図示しない通しボルトによって図の上下
方向に締め付けられて接続されている。そして、ハウジ
ング１３とシリンダヘッド２０との間、およびハウジン
グ１３と固定手段２３との間、並に固定手段２３とシリ
ンダ２２との間には、Ｏリング２４が配置され、気密性
が保たれている。そしてシリンダ２２の薄肉円筒部２２
ａの外側面および固定手段２３の本体２３ａの主面並び
にシリンダヘッド２０の大径凹部２０ａの内面とによっ
て円筒状の部屋である低圧燃料ギャラリー２５が形成さ
れている。
ンダヘッド２０とシリンダ２２と固定手段２３は、従来
と同じようにハウジング１３とシリンダヘッド２０との
間に設けられた図示しない通しボルトによって図の上下
方向に締め付けられて接続されている。そして、ハウジ
ング１３とシリンダヘッド２０との間、およびハウジン
グ１３と固定手段２３との間、並に固定手段２３とシリ
ンダ２２との間には、Ｏリング２４が配置され、気密性
が保たれている。そしてシリンダ２２の薄肉円筒部２２
ａの外側面および固定手段２３の本体２３ａの主面並び
にシリンダヘッド２０の大径凹部２０ａの内面とによっ
て円筒状の部屋である低圧燃料ギャラリー２５が形成さ
れている。
【００３０】シリンダ２２の内側は、精度良く加工され
た円筒の摺動面２２ｄが形成されている。そしてシリン
ダ２２の内部には、断面円形の棒状のプランジャ２７が
摺動面２２ｄに案内されて、軸方向に往復運動可能に収
納されている。プランジャ２７の頭部と、シリンダヘッ
ド２０の小径凹部２０ｄは協同してポンプ室２１を構成
している。プランジャ２７は下端においてタペット１６
と接続されている。このため、タペット１６が往復運動
を行うと、タペット１６の動作に伴ってプランジャ２７
がシリンダ２２の内部で往復運動を行う。そして、プラ
ンジャ２７はその頭部でポンプ室２１内の燃料の圧縮を
する。
た円筒の摺動面２２ｄが形成されている。そしてシリン
ダ２２の内部には、断面円形の棒状のプランジャ２７が
摺動面２２ｄに案内されて、軸方向に往復運動可能に収
納されている。プランジャ２７の頭部と、シリンダヘッ
ド２０の小径凹部２０ｄは協同してポンプ室２１を構成
している。プランジャ２７は下端においてタペット１６
と接続されている。このため、タペット１６が往復運動
を行うと、タペット１６の動作に伴ってプランジャ２７
がシリンダ２２の内部で往復運動を行う。そして、プラ
ンジャ２７はその頭部でポンプ室２１内の燃料の圧縮を
する。
【００３１】シリンダヘッド２０には、燃料をポンプ室
２１に導くための燃料取入手段２８が取り付けられてい
る。そして燃料供給通路２９によって低圧燃料ギャラリ
ー２５に連通されている。
２１に導くための燃料取入手段２８が取り付けられてい
る。そして燃料供給通路２９によって低圧燃料ギャラリ
ー２５に連通されている。
【００３２】シリンダヘッド２０には、さらに制御装置
１０によって通電制御される電磁弁３０が取り付けられ
ている。この電磁弁３０は、低圧燃料ギャラリー２５と
ポンプ室２１とを連通する燃料供給通路３１の開閉を行
う周知な構造のもので、例えば電磁弁３０が通電された
れた状態で燃料供給通路３１が閉じられ、通電が停止さ
れた状態で燃料供給通路３１を開くものである。
１０によって通電制御される電磁弁３０が取り付けられ
ている。この電磁弁３０は、低圧燃料ギャラリー２５と
ポンプ室２１とを連通する燃料供給通路３１の開閉を行
う周知な構造のもので、例えば電磁弁３０が通電された
れた状態で燃料供給通路３１が閉じられ、通電が停止さ
れた状態で燃料供給通路３１を開くものである。
【００３３】シリンダヘッド２０には、さらにまたポン
プ室２１で圧縮された燃料を可変吐出量高圧ポンプ６の
外部へ導くための燃料吐出手段３２が取り付けられてい
る。燃料吐出手段３２は、燃料配管７が接続されるジョ
イントで、燃料吐出手段３２に接続された燃料配管７は
さらにコモンレール５に接続されている。なお、燃料吐
出手段３２の内部には、逆止弁３３が設けられており、
コモンレール５に蓄えられた燃料が、可変吐出高圧ポン
プ６へ逆流するのを防いでいる。
プ室２１で圧縮された燃料を可変吐出量高圧ポンプ６の
外部へ導くための燃料吐出手段３２が取り付けられてい
る。燃料吐出手段３２は、燃料配管７が接続されるジョ
イントで、燃料吐出手段３２に接続された燃料配管７は
さらにコモンレール５に接続されている。なお、燃料吐
出手段３２の内部には、逆止弁３３が設けられており、
コモンレール５に蓄えられた燃料が、可変吐出高圧ポン
プ６へ逆流するのを防いでいる。
【００３４】次に、燃料噴射装置１および可変吐出高圧
ポンプ６の動作を説明する。エンジン２か運転してクラ
ンク軸が回転し、プランジャ２７が下降するときは、電
磁弁３０の通電は制御装置１０により停止されている。
そのため、燃料取入手段２８→燃料供給通路２９→低圧
燃料ギャラリー２５→燃料供給通路３１→ポンプ室２１
の順で燃料が供給される。
ポンプ６の動作を説明する。エンジン２か運転してクラ
ンク軸が回転し、プランジャ２７が下降するときは、電
磁弁３０の通電は制御装置１０により停止されている。
そのため、燃料取入手段２８→燃料供給通路２９→低圧
燃料ギャラリー２５→燃料供給通路３１→ポンプ室２１
の順で燃料が供給される。
【００３５】プランジャ２７が上昇するときは、電磁弁
３０が通電されているときと、通電が停止されていると
きがある。電磁弁３０の通電が制御装置１０によって停
止されているときは、プランジャ２７は、その上昇に伴
ってポンプ室２１内の燃料を圧縮しようとするが、燃料
供給通路３１が開いている。そのため、ポンプ室２１の
圧力が逆止弁３３を開弁する圧力に至らず、結果的に燃
料は燃料供給通路３１を通って燃料取入手段２８の図示
しないリリーフジョイントにより燃料タンク８へ戻され
る。
３０が通電されているときと、通電が停止されていると
きがある。電磁弁３０の通電が制御装置１０によって停
止されているときは、プランジャ２７は、その上昇に伴
ってポンプ室２１内の燃料を圧縮しようとするが、燃料
供給通路３１が開いている。そのため、ポンプ室２１の
圧力が逆止弁３３を開弁する圧力に至らず、結果的に燃
料は燃料供給通路３１を通って燃料取入手段２８の図示
しないリリーフジョイントにより燃料タンク８へ戻され
る。
【００３６】また、プランジャ２７の上昇途中、制御装
置１０の働きで、電磁弁３０が通電されると、プランジ
ャ２７の上昇に伴って圧縮されたポンプ室２１内の燃料
が、燃料供給通路３１より逃げなくなり、加圧されて高
圧となる。そして、ポンプ室２１内の圧力が逆止弁３３
に打ち勝つ圧力となると、逆止弁３３を押し開き、加圧
した燃料を燃料吐出手段３２より、コモンレール５内へ
吐出する。
置１０の働きで、電磁弁３０が通電されると、プランジ
ャ２７の上昇に伴って圧縮されたポンプ室２１内の燃料
が、燃料供給通路３１より逃げなくなり、加圧されて高
圧となる。そして、ポンプ室２１内の圧力が逆止弁３３
に打ち勝つ圧力となると、逆止弁３３を押し開き、加圧
した燃料を燃料吐出手段３２より、コモンレール５内へ
吐出する。
【００３７】図３は本発明の可変吐出量高圧ポンプの組
立完了後の状態におけるシリンダの構造解析結果を示
す。図はシリンダ２２の断面の片側のみが記載され他側
は省略されている。シリンダ２２は、薄肉円筒部２２ａ
と薄肉円筒部２２ｂの段部２２ｃをシリンダヘッド２０
側に押圧されて固定されている。そのとき固定手段２３
によって力Ｐが作用している。力Ｐは約３６００ｋｇｆ
である。この力Ｐにより、シリンダ２２の内周面である
摺動面２２ｄは図に点線でしめされるように変形する。
すなわち、段部２２ｃ付近の摺動面２２ｄが外側に環状
に膨らむ。そして、プランジャ２７の外周面と摺動面２
２ｄとの間に部屋が形成される。
立完了後の状態におけるシリンダの構造解析結果を示
す。図はシリンダ２２の断面の片側のみが記載され他側
は省略されている。シリンダ２２は、薄肉円筒部２２ａ
と薄肉円筒部２２ｂの段部２２ｃをシリンダヘッド２０
側に押圧されて固定されている。そのとき固定手段２３
によって力Ｐが作用している。力Ｐは約３６００ｋｇｆ
である。この力Ｐにより、シリンダ２２の内周面である
摺動面２２ｄは図に点線でしめされるように変形する。
すなわち、段部２２ｃ付近の摺動面２２ｄが外側に環状
に膨らむ。そして、プランジャ２７の外周面と摺動面２
２ｄとの間に部屋が形成される。
【００３８】この部屋は、ポンプが動作したとき、プラ
ンジャ２７とシリンダ２２との間の間隙より漏れた燃料
が、この部屋に溜まる。そして、プランジャ２７の摺動
に対して充分に潤滑を与える。
ンジャ２７とシリンダ２２との間の間隙より漏れた燃料
が、この部屋に溜まる。そして、プランジャ２７の摺動
に対して充分に潤滑を与える。
【００３９】このような構成の可変吐出量高圧ポンプ６
においては、電磁弁３０、燃料吐出手段３２、燃料取入
手段２８を取り付けて支持するシリンダヘッド２０と、
プランジャ２７を収納するシリンダ２２とが別体であ
る。その結果、シリンダ２２の形状は、概略円筒状と単
純になった。シリンダ２２は、プランジャ２７を案内す
るため、従来と同じように加工が精密に行われる必要が
あるが、形状が単純なためその加工は容易である。
においては、電磁弁３０、燃料吐出手段３２、燃料取入
手段２８を取り付けて支持するシリンダヘッド２０と、
プランジャ２７を収納するシリンダ２２とが別体であ
る。その結果、シリンダ２２の形状は、概略円筒状と単
純になった。シリンダ２２は、プランジャ２７を案内す
るため、従来と同じように加工が精密に行われる必要が
あるが、形状が単純なためその加工は容易である。
【００４０】また、最終的に組み立てが完了したとき
に、電磁弁３０や燃料吐出手段３２の取り付けによるシ
リンダヘッド２０の変形を、シリンダ２２が受けないの
で、シリンダヘッド２０はことさらに高い剛性を持たな
くてもよい。
に、電磁弁３０や燃料吐出手段３２の取り付けによるシ
リンダヘッド２０の変形を、シリンダ２２が受けないの
で、シリンダヘッド２０はことさらに高い剛性を持たな
くてもよい。
【００４１】またシリンダ２２は、シリンダヘッド２０
から別体とされているので、プランジャ２７の摺動を妨
げるような変形をすることがない。一方シリンダ２２
は、固定手段２３で締着されることにより、プランジャ
２７の外周と協力して部屋を形成されるように変形する
ので、漏れた燃料がこの部屋に溜まり、プランジャ２７
の摺動に対して充分に潤滑を与える。この潤滑は、プラ
ンジャ２７の摺動に対して高い能力を有する。そのた
め、プランジャ２７の焼き付け等の不具合に対し効果的
に機能する。そして、近年のカムの多山化に比例するプ
ランジャ１２７の高速の摺動に対しても、充分に対応で
きる高い能力の潤滑を提供する。
から別体とされているので、プランジャ２７の摺動を妨
げるような変形をすることがない。一方シリンダ２２
は、固定手段２３で締着されることにより、プランジャ
２７の外周と協力して部屋を形成されるように変形する
ので、漏れた燃料がこの部屋に溜まり、プランジャ２７
の摺動に対して充分に潤滑を与える。この潤滑は、プラ
ンジャ２７の摺動に対して高い能力を有する。そのた
め、プランジャ２７の焼き付け等の不具合に対し効果的
に機能する。そして、近年のカムの多山化に比例するプ
ランジャ１２７の高速の摺動に対しても、充分に対応で
きる高い能力の潤滑を提供する。
【００４２】またプランジャ２７が仮に焼き付いたと
き、可変吐出量高圧ポンプ６が分解されて、プランジャ
２７とシリンダ２２が交換されるが、その場合において
も、シリンダ２２は、シリンダヘッド２０から別体とさ
れているので、従来のものに比べて作業が容易である。
き、可変吐出量高圧ポンプ６が分解されて、プランジャ
２７とシリンダ２２が交換されるが、その場合において
も、シリンダ２２は、シリンダヘッド２０から別体とさ
れているので、従来のものに比べて作業が容易である。
【００４３】実施の形態２．図４は本発明の可変吐出量
高圧ポンプの他の例を示す断面図である。本実施の形態
においては、シリンダヘッド２０の各機器の取付位置に
おいて、電磁弁３０と燃料吐出手段３２の位置が入れ替
わっている。そして、電磁弁３０は、シリンダ２２に対
して直角となるように取り付けられている。その他の構
成は実施の形態１と同様である。
高圧ポンプの他の例を示す断面図である。本実施の形態
においては、シリンダヘッド２０の各機器の取付位置に
おいて、電磁弁３０と燃料吐出手段３２の位置が入れ替
わっている。そして、電磁弁３０は、シリンダ２２に対
して直角となるように取り付けられている。その他の構
成は実施の形態１と同様である。
【００４４】一般に電磁弁３０は、燃料吐出手段３２よ
り大径である。そして、燃料吐出手段３２より、シリン
ダヘッド２０を変形させる量が大きい。そのため、従来
では、電磁弁３０の取り付けが、プランジャの摺動部に
悪い影響を与えないように、電磁弁３０の取付方向は、
プランジャの摺動部に対してその軸の延長上に配置され
ていた。しかし、本実施の形態の可変吐出量高圧ポンプ
においては、シリンダヘッド２０の変形は、シリンダ２
２に、プランジャ２７の摺動を妨げるような悪い影響を
及ぼすことがない。そのため、シリンダ２２に対して直
角となるように取り付けることも可能である。
り大径である。そして、燃料吐出手段３２より、シリン
ダヘッド２０を変形させる量が大きい。そのため、従来
では、電磁弁３０の取り付けが、プランジャの摺動部に
悪い影響を与えないように、電磁弁３０の取付方向は、
プランジャの摺動部に対してその軸の延長上に配置され
ていた。しかし、本実施の形態の可変吐出量高圧ポンプ
においては、シリンダヘッド２０の変形は、シリンダ２
２に、プランジャ２７の摺動を妨げるような悪い影響を
及ぼすことがない。そのため、シリンダ２２に対して直
角となるように取り付けることも可能である。
【００４５】このような構成の可変吐出量高圧ポンプに
おいては、電磁弁３０をシリンダ２２に対して直角とな
るように配置しても、電磁弁３０の取り付けがシリンダ
２２をプランジャ２７の摺動を妨げるように変形するこ
とがない。また。電磁弁３０をシリンダ２２に対して直
角となるように配置することが可能なので、燃料供給通
路３１が短くなり装置の特性を良くすることができる。
すなわち、燃料供給通路３１が短くなることにより、加
工が容易となり、燃料の流量抵抗を小さくすることがで
きる。
おいては、電磁弁３０をシリンダ２２に対して直角とな
るように配置しても、電磁弁３０の取り付けがシリンダ
２２をプランジャ２７の摺動を妨げるように変形するこ
とがない。また。電磁弁３０をシリンダ２２に対して直
角となるように配置することが可能なので、燃料供給通
路３１が短くなり装置の特性を良くすることができる。
すなわち、燃料供給通路３１が短くなることにより、加
工が容易となり、燃料の流量抵抗を小さくすることがで
きる。
【００４６】また電磁弁３０をシリンダ２２に対して直
角となるように配置することにより、装置全体をコンパ
クトにすることができる。また、シリンダヘッド２０は
特別に高い剛性を有する必要はなく、さらに電磁弁３０
は、シリンダヘッド２０のどこに配置されてもよいの
で、設計が容易である。
角となるように配置することにより、装置全体をコンパ
クトにすることができる。また、シリンダヘッド２０は
特別に高い剛性を有する必要はなく、さらに電磁弁３０
は、シリンダヘッド２０のどこに配置されてもよいの
で、設計が容易である。
【００４７】
【発明の効果】請求項１の可変吐出量高圧ポンプにおい
ては、回転駆動され、周囲にカム面を備えたカムシャフ
トと、カム面に向けて押しつけられ、カム面に沿って変
位するタペットと、タペットを往復運動可能に保持する
ハウジングと、タペットに接続され、タペットの往復運
動に伴って往復運動するリード類を有しない柱形状のプ
ランジャと、プランジャを往復運動可能に収納する円筒
状のシリンダと、シリンダの一端面と当接し密着する当
接面を有し、当接面にシリンダと連通しプランジャの頭
部と協同してポンプ室を構成する小径凹部を有するシリ
ンダヘッドと、シリンダヘッドに取り付けられ、ポンプ
室に連通する燃料供給通路に外部の燃料を導入する燃料
取入手段とシリンダヘッドに取り付けられ通電状態に応
じて燃料供給通路の開閉を行う電磁弁と、シリンダヘッ
ドに取り付けられポンプ室で圧縮された燃料を吐出する
燃料吐出手段と、シリンダをシリンダヘッドに当接させ
密着させる固定手段とを備えている。そのため、シリン
ダは、シリンダヘッドと別体であり、また単純な形状な
ので加工が容易である。シリンダヘッドは、組み立てた
ときに生じる変形をシリンダに伝えることがないので、
ことさらに高い剛性を有しなくともよい。そして、シリ
ンダは組立完了後に、プランジャの摺動を妨げるような
変形をされることがない。そのため、装置の品質が向上
する。
ては、回転駆動され、周囲にカム面を備えたカムシャフ
トと、カム面に向けて押しつけられ、カム面に沿って変
位するタペットと、タペットを往復運動可能に保持する
ハウジングと、タペットに接続され、タペットの往復運
動に伴って往復運動するリード類を有しない柱形状のプ
ランジャと、プランジャを往復運動可能に収納する円筒
状のシリンダと、シリンダの一端面と当接し密着する当
接面を有し、当接面にシリンダと連通しプランジャの頭
部と協同してポンプ室を構成する小径凹部を有するシリ
ンダヘッドと、シリンダヘッドに取り付けられ、ポンプ
室に連通する燃料供給通路に外部の燃料を導入する燃料
取入手段とシリンダヘッドに取り付けられ通電状態に応
じて燃料供給通路の開閉を行う電磁弁と、シリンダヘッ
ドに取り付けられポンプ室で圧縮された燃料を吐出する
燃料吐出手段と、シリンダをシリンダヘッドに当接させ
密着させる固定手段とを備えている。そのため、シリン
ダは、シリンダヘッドと別体であり、また単純な形状な
ので加工が容易である。シリンダヘッドは、組み立てた
ときに生じる変形をシリンダに伝えることがないので、
ことさらに高い剛性を有しなくともよい。そして、シリ
ンダは組立完了後に、プランジャの摺動を妨げるような
変形をされることがない。そのため、装置の品質が向上
する。
【００４８】請求項２の可変吐出量高圧ポンプにおいて
は、シリンダは、厚肉円筒部と薄肉円筒部から構成さ
れ、厚肉円筒部と薄肉円筒部との間に形成された段部を
シリンダヘッド方向に押圧されて、厚肉円筒部側の端面
をシリンダヘッドの当接面に密着されている。そのた
め、シリンダの段部付近の内周面が周方向に環状に膨ら
む。そして、プランジャの外周面とシリンダの内周面と
の間で部屋が形成される。そして、可変吐出量高圧ポン
プが動作したとき、プランジャとシリンダの間隙より漏
れた燃料が、この部屋に溜まる。そして溜まった燃料
は、プランジャの摺動に対して、適度に潤滑を与える。
そのため、プランジャの摺動がより円滑になり装置の性
能が安定する。
は、シリンダは、厚肉円筒部と薄肉円筒部から構成さ
れ、厚肉円筒部と薄肉円筒部との間に形成された段部を
シリンダヘッド方向に押圧されて、厚肉円筒部側の端面
をシリンダヘッドの当接面に密着されている。そのた
め、シリンダの段部付近の内周面が周方向に環状に膨ら
む。そして、プランジャの外周面とシリンダの内周面と
の間で部屋が形成される。そして、可変吐出量高圧ポン
プが動作したとき、プランジャとシリンダの間隙より漏
れた燃料が、この部屋に溜まる。そして溜まった燃料
は、プランジャの摺動に対して、適度に潤滑を与える。
そのため、プランジャの摺動がより円滑になり装置の性
能が安定する。
【００４９】請求項３の可変吐出量高圧ポンプにおいて
は、シリンダヘッドは、当接面と小径凹部を中心にして
形成した大径凹部を有し、固定手段は、円盤状の固定手
段本体を有し、固定手段本体の中央に穿孔された貫通孔
にシリンダの薄肉円筒部を貫通させ、固定手段の外周に
形成された雄ねじ部を大径凹部の雌ねじ部にねじ係合さ
せ、シリンダの段部をシリンダヘッド方向に押圧し、大
径凹部の内面と、シリンダの厚肉円筒部の外側面と、固
定手段本体の主面によって、低圧燃料ギャラリーが形成
されている。そのため、低圧燃料ギャラリーの形成が容
易となる。
は、シリンダヘッドは、当接面と小径凹部を中心にして
形成した大径凹部を有し、固定手段は、円盤状の固定手
段本体を有し、固定手段本体の中央に穿孔された貫通孔
にシリンダの薄肉円筒部を貫通させ、固定手段の外周に
形成された雄ねじ部を大径凹部の雌ねじ部にねじ係合さ
せ、シリンダの段部をシリンダヘッド方向に押圧し、大
径凹部の内面と、シリンダの厚肉円筒部の外側面と、固
定手段本体の主面によって、低圧燃料ギャラリーが形成
されている。そのため、低圧燃料ギャラリーの形成が容
易となる。
【図１】 本発明の可変吐出量高圧ポンプの断面図であ
る。
る。
【図２】 コモンレール式の燃料噴射装置の概略ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図３】 本発明の可変吐出量高圧ポンプの組立完了後
の状態におけるシリンダの構造解析結果を示す。
の状態におけるシリンダの構造解析結果を示す。
【図４】 本発明の可変吐出量高圧ポンプの他の例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図５】 従来の可変吐出量高圧ポンプの断面図であ
る。
る。
【図６】 従来の可変吐出量高圧ポンプの組立完了後の
状態におけるシリンダの構造解析結果を示す。
状態におけるシリンダの構造解析結果を示す。
１１ カムシャフト、１３ ハウジング、１６ タペッ
ト、２０ シリンダヘッド、２０ａ 大径凹部、２０ｄ
小径凹部、２０ｅ 雌ねじ部、２２ シリンダ、２２
ａ 薄肉円筒部、２２ｂ 厚肉円筒部、２２ｃ 段部、
２３ 固定手段、２３ａ 本体（固定手段本体）、２３
ｃ 貫通孔、２３ｄ 雄ねじ部、２５低圧燃料ギャラリ
ー、２７ プランジャ、２８ 燃料取入手段、３０ 電
磁弁、３２ 燃料吐出手段。
ト、２０ シリンダヘッド、２０ａ 大径凹部、２０ｄ
小径凹部、２０ｅ 雌ねじ部、２２ シリンダ、２２
ａ 薄肉円筒部、２２ｂ 厚肉円筒部、２２ｃ 段部、
２３ 固定手段、２３ａ 本体（固定手段本体）、２３
ｃ 貫通孔、２３ｄ 雄ねじ部、２５低圧燃料ギャラリ
ー、２７ プランジャ、２８ 燃料取入手段、３０ 電
磁弁、３２ 燃料吐出手段。
Claims (3)
- 【請求項１】 回転駆動され、周囲にカム面を備えたカ
ムシャフトと、 上記カム面に向けて押しつけられ、該カム面に沿って変
位するタペットと、 上記タペットを往復運動可能に保持するハウジングと、 上記タペットに接続され、該タペットの往復運動に伴っ
て往復運動するリード類を有しない柱形状のプランジャ
と、 上記プランジャを往復運動可能に収納する円筒状のシリ
ンダと、 上記シリンダの一端面と当接し密着する当接面を有し、
該当接面に上記シリンダと連通し上記プランジャの頭部
と協同してポンプ室を構成する小径凹部を有するシリン
ダヘッドと、 上記シリンダヘッドに取り付けられ、上記ポンプ室に連
通する燃料供給通路に外部の燃料を導入する燃料取入手
段と、 上記シリンダヘッドに取り付けられ通電状態に応じて上
記燃料供給通路の開閉を行う電磁弁と、 上記シリンダヘッドに取り付けられ上記ポンプ室で圧縮
された燃料を吐出する燃料吐出手段と、 上記シリンダを上記シリンダヘッドに当接させ密着させ
る固定手段とを備えたことを特徴とする可変吐出量高圧
ポンプ。 - 【請求項２】 上記シリンダは、厚肉円筒部と薄肉円筒
部から構成され、該厚肉円筒部と該薄肉円筒部との間に
形成された段部を該シリンダヘッド方向に押圧されて、
厚肉円筒部側の端面を上記シリンダヘッドの上記当接面
に密着されていることを特徴とする請求項１記載の可変
吐出量高圧ポンプ。 - 【請求項３】 上記シリンダヘッドは、上記当接面と上
記小径凹部を中心にして形成した大径凹部を有し、 上記固定手段は、円盤状の固定手段本体を有し、該固定
手段本体の中央に穿孔された貫通孔に上記シリンダの薄
肉円筒部を貫通させ、該固定手段の外周に形成された雄
ねじ部を上記大径凹部の雌ねじ部にねじ係合させ、上記
シリンダの上記段部を上記シリンダヘッド方向に押圧
し、 上記大径凹部の内周面と、上記シリンダの厚肉円筒部の
外周面と、上記固定手段本体の主面によって、低圧燃料
ギャラリーが形成されていることを特徴とする請求項２
記載の可変吐出量高圧ポンプ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8171336A JPH1018941A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 可変吐出量高圧ポンプ |
| US08/795,243 US5957674A (en) | 1996-07-01 | 1997-02-10 | Variable-discharge high pressure pump |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8171336A JPH1018941A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 可変吐出量高圧ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1018941A true JPH1018941A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15921343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8171336A Pending JPH1018941A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 可変吐出量高圧ポンプ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5957674A (ja) |
| JP (1) | JPH1018941A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1013921A2 (en) * | 1998-12-25 | 2000-06-28 | Denso Corporation | Fuel injection pump |
| JP2006528300A (ja) * | 2003-07-18 | 2006-12-14 | デルファイ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | コモンレール燃料ポンプ |
| US7287967B2 (en) | 2000-04-18 | 2007-10-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | High-pressure pump having small initial axial force of a clamping bolt |
| JP2013527365A (ja) * | 2010-04-14 | 2013-06-27 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 高圧ポンプ |
| JP2013155642A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-15 | Denso Corp | 高圧燃料ポンプ |
| JP2017057859A (ja) * | 1999-02-09 | 2017-03-23 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関の高圧燃料供給ポンプ |
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| DE102014220937B4 (de) | 2014-10-15 | 2016-06-30 | Continental Automotive Gmbh | Antriebsvorrichtung zum Antreiben einer Kraftstoffhochdruckpumpe sowie Kraftstoffhochdruckpumpe |
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1996
- 1996-07-01 JP JP8171336A patent/JPH1018941A/ja active Pending
-
1997
- 1997-02-10 US US08/795,243 patent/US5957674A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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|---|---|
| US5957674A (en) | 1999-09-28 |
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