JPH1018374A

JPH1018374A - 温水給水栓

Info

Publication number: JPH1018374A
Application number: JP9084270A
Authority: JP
Inventors: Henri Bernard Peteri; ベルナルドペテリヘンリー; Niels Theodoor Peteri; セオドーアペテリニールズ
Original assignee: PETERI BV
Current assignee: PETERI BV
Priority date: 1996-02-28
Filing date: 1997-02-27
Publication date: 1998-01-20
Anticipated expiration: 2017-02-27
Also published as: DE69712392T2; EP0792970A1; DK0792970T3; NL1002478C2; JP4094697B2; ES2176607T3; CA2198764A1; US5871029A; ATE217375T1; EP0792970B1; DE69712392D1; CA2198764C

Abstract

(57)【要約】【課題】フランス特許公開公報９９０９６５号による
給水栓の利点を有しつつ、しかも、吐出管の高さを調整
するときにユーザーが吐出管でやけどをする心配がな
く、温水又は沸騰水用に適している温水給水栓を提供す
る。【解決手段】温水を給水するための水平部３に設置され
る給水栓であって、導入口８ａによって温水源と接続可
能でかつ流出口８ｂによって給水管１２を介し回転自在
の吐出管２に接続された開閉コック８を備え、吐出管の
内側には配管材５の直管部分が設けられ、この配管材５
の直管部分は、管案内ハウジング１内に設けられたガイ
ド手段１ａ，１ｂ，１６において把持され、これによっ
て吐出管２が、配管材５の直管部分の縦の中心線方向に
位置調整可能であるとともに前記ガイド手段１ａ，１
ｂ，１６の作用によって任意の調整位置で保持される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、水平部に設置され
る給水栓であって、導入口によって水源と接続可能でか
つ流出口によって給水管を介し回転自在の吐出管に接続
された開閉コックを備え、吐出管の内側には配管材の直
管部分が設けられ、この配管材の直管部分は、管案内ハ
ウジング内に設けられたガイド手段において把持され、
これによって吐出管が、配管材の直管部分の縦の中心線
方向に位置調整可能であるとともにガイド手段の作用に
よって任意の調整位置で保持されるものに関する。

【０００２】

【従来の技術】温水給水用に一般に用いられている国内
の給水栓においては、給水栓への水の供給は給水栓設置
面の下方から行われ、給水栓からの吐き出しは回転可能
な吐出管によって行われる。多くの場合、国内のキッチ
ンにおいては、混合給水栓が水切り台（ｄｒａｉｎｂｏ
ａｒｄ、以下同じ）の流し槽の上方に設けられており、
これによって温水と冷水が混合され、混合された水が流
し槽の上方において所望の温度で流れ出る。典型的な吐
出管は鉛直軸まわりに回転可能であるが、流し槽上方に
おけるこの吐出管の吐き出し側開口部の高さは、この場
合全く制限がない。噴流の下方で手を洗うのに十分な高
さでなければならないのには違いないが、吐き出し側開
口部が高い位置にある場合であっても、実際のところ、
泡立ち噴流の場合でさえ、流し槽の外側に水の一部が飛
び出す心配はない。しかも、多くの混合給水栓では、低
温で用いられることから高温液滴が手の上にふりかかる
心配はまずない。このキッチンの給水栓は、通常は、主
に手を洗うためと台所用品の洗浄・すすぎのために用い
られる。

【０００３】しかし、給水栓が、暖かい飲物を飲んだり
暖かい食べ物の準備をするために、主として沸点に近い
温度のお湯を食器や台所用品等に注ぐために用いられる
場合は、本質的に異なる状況となる。実際上、温水を用
いるこのような場合のために提唱された一公知例とし
て、米国特許公報３，５８１，０５７号記載のものがあ
る。この公知技術は、加熱時の水の膨張による給水栓の
吐出管からのしずくの後垂れを防止する方法に関するも
のであることは間違いない。しかしながら、水切り台及
び流し槽に対する吐出管の配置については特に言及して
いない。すなわち、開閉コックの操作ノブが設けられ栓
の吐出管が配置されるハウジングが、水切り台上に固定
されるようになっている。この方法においては、温水が
流れ出る吐き出し側開口部は流し槽の上方に配置され、
水切り台表面からの高さはごくわずかでしかない。その
ため、水が手の上で飛散する可能性は小さい。これを用
いるのは、特に、耳のあるカップへ注湯する場合に適当
であり、そのようなカップは、注湯している間は栓の下
に保持される。しかしこの方法はそれ自体に欠点もあ
る。それは、お湯を注ぐ間、吐出管下方の水切り台の上
にカップやボウルを置くことができれば、注湯がもっと
楽になり手が自由になるからである。しかも、深底なべ
や保温ポットへお湯を注ぐのが当然不可能であるという
欠点もある。そして水が、大気圧での沸点よりも加熱さ
れ、１００℃に冷えた蒸気とともに吐き出し側開口部か
ら流れ出るような場合には、食器や台所用品への注湯は
ますます困難となる。

【０００４】このような課題を解決する給水栓の公知例
として、米国特許公報５，３４３，５５２号記載のもの
がある。この公知技術は、特に沸騰水の給水用に用いら
れる給水栓に関するものであり、この給水栓では、水が
吐き出されるときの蒸気の量が比較的低減されているこ
とが必要とされる。またこの栓によって、水に溶けてい
る揮発性物質を取り除くことができる。そしてこの給水
栓では、深底なべや保温ポットに注湯するために、吐出
管は水切り台のかなり上方に位置している。このこと
は、必然的に背が低いカップやグラスに注湯するときは
それらを吐出管の下に手で保持しなければならないこと
を意味し、また蒸気が発生する結果、噴霧によってしば
しば手の上に高温液滴がふりかかるという課題が生じ
る。この噴霧の飛散は、国内の使用においては深刻な欠
点である。

【０００５】まず、お湯を出すときの噴霧飛散の低減に
ついて、問題の解決が求められる。これについて、渦巻
きの作用によって蒸気と水とをより穏やかに分離する試
みが行われてきた。しかしながら、小規模な渦巻きを現
出させることが不可能であったため、しずくの後垂れに
よる不都合が生じ、また一方初期的に冷水が流れるのを
最小限にするという目的が全く達成されなかった。しか
も、細い吐出管の末端部に美観を損なわないような渦巻
きを形成するのが非常に困難であった。

【０００６】ところで、「発明の属する技術分野」の項
で述べたような給水栓が、フランス特許公開公報９９０
９６５号により公知である。この給水栓においては、
吐出管は、配管材の直管部分の縦の中心線方向に位置調
整可能であり、またガイド手段の作用によって任意の調
整位置で保持される。この公報による給水栓において
は、注湯対象である食器や台所用品の上縁近くに吐出管
を位置させることができる可能性を示している。このこ
とは、配管材の直管部分を多少とも選択的に水切り台の
下に位置させることが可能であることを示している。こ
れにより、水の飛散は防止される。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ランス特許公開公報９９０９６５号による給水栓は、
温水又は沸騰水の給水栓としては不適当であるという大
きな欠点がある。それは、水が、排出管、特に配管材の
直管部分の、内側のみならず外側も流れるという事実に
よる。そのため、この水が高温であったり沸騰している
場合には、完全に又は部分的に引き込まれた状態におい
て配管材の直管部分の外側もまた高温に熱されており、
ユーザーが配管材のその部分でやけどをしてしまう可能
性がある。しかもこのとき、配管材の直管部分の内側と
外側との両方に高温の水が接触しているため、配管材の
その部分を遮熱しても役に立たない。

【０００８】本発明の目的は、フランス特許公開公報９
９０９６５号による給水栓の利点を有しつつ、しか
も、吐出管の高さを調整するときにユーザーが吐出管で
やけどをする心配がなく、温水又は沸騰水用に適してい
る温水給水栓を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために、「発明の属する技術分野」の項で述
べたような給水栓は、以下のような特徴を備える。すな
わち、その給水栓は、温水又は沸騰水を給水するための
ものであり、水源は温水源であり、給水管は、回転継手
を介し吐出管と回転可能に接続された第１の端部と回転
を拘束するために開閉コックの流出口に接続された第２
の端部とを備えた可撓性のホースを有し、この可撓性の
ホースは、ループ形状を維持するとともに吐出管の位置
調整の際にも屈曲しないのに十分な程度にしなやかであ
る一方、吐出管の回転の際の微小なねじりのみに耐えら
れる程度の剛性を備えている。このように構成した給水
栓においては、吐出管の内側にのみ温水が流れるという
利点がある。すなわち、吐出管の外側は直接温水には接
触しない。これにより、ユーザーがやけどをすることな
く吐出管を握ることができる。また、可撓性のホースは
ループ形状を構成している。これにより、配管材の直管
部分の縦の中心線方向への位置調整が可能となる移動ス
ペースを提供している。さらに、この可撓性のホースは
適宜の値に選択された剛性を備えていることにより、例
えばＯリングとして形成される回転継手における摩擦に
抗し、吐出管の回転の際のねじりで絞られ閉塞するのが
防止される。これにより、吐出管は何の問題も生じるこ
となく際限なく回転することができる。

【００１０】またユーザーが自らの手に火傷を負うのを
防止するために、本発明をさらに改良するならば、吐出
管及び管案内ハウジング内に断熱材を設けるのが特に好
ましい。

【００１１】本発明のさらなる改良によれば、可撓性の
ホースは、テフロン材料（ＰＴＦＥ）で構成される。こ
の合成材料は、１００℃より高温の水に対しても耐えら
れる材料である。しかもこの材料は、カルシウムの沈澱
を伴わない。そして、もし必要であれば、ホースに、ス
テンレス鋼が編み込まれた補強材を設ける。このような
ホース厚さや補強材構造といった内部構成のバリエーシ
ョンにより、一般に、可撓性のホースは適当なしなやか
さと十分なねじり剛性を持つことができる。

【００１２】本発明の実際的なさらなる改良によれば、
ガイド手段は、鉛直方向位置調整を行うためのものであ
り、かつ、配管材の直管部分は、鉛直方向に位置調整可
能となっている。このように鉛直方向に調整可能とする
ことにより、最小限の配管材直管部分長さで、吐出管の
吐き出し側開口部の著しい高さ調整を可能とする。

【００１３】本発明のさらなる改良によれば、把持は、
管案内ハウジング内に設けたばねにより実現する。この
ばねは、配管材の直管部分に把持力を作用させる。必要
ならば、ばねと配管材の直管部分との間に例えばテフロ
ン材料の中間層を設けてもよい。

【００１４】また、開閉コックは、水平部の上に別個に
設けてもよいが、管案内ハウジングに内蔵させてもよ
い。後者の構成によれば、給水栓を１つのユニットとし
て提供することができ、かつ給水栓を設置するときの組
み立て作業が軽減されるという利点がある。

【００１５】また、管案内ハウジングが、給水栓を組み
立てるための固定用ナットと係合するねじ部を下端部に
備えている場合、迅速に組み立て可能な給水栓を得るこ
とができる。すなわち、水切り台の１つの丸孔におい
て、固定用ナットを締めることにより管案内ハウジング
を取り付けることができることを意味する。これによる
さらなる利点は、水切り台の穴中心を通る鉛直軸まわり
の所望の相対位置に、管案内ハウジングを取り付けるこ
とができることである。これにより、給湯栓が流し槽の
左側に配置するか右側に配置するかに関係なく、栓の操
作ノブを流し槽において手の届くたいていの位置に設置
することができる。

【００１６】必要ならば、管案内ハウジングの下部に
は、例えば表示灯を配置可能なリングが設けられてお
り、このリングは、給水栓の組立時において、管案内ハ
ウジングが固定される前であれば、管案内ハウジングに
対し所望の位置に相対回転可能となっている。

【００１７】さらに、飛散の防止を図る場合には、湯沸
かし器への接続のために、吐出管の吐き出し側開口部に
噴流を誘起するジェットノズルを設ける。

【００１８】安全性の観点のおける、本発明のさらなる
改良によれば、開閉コックは、開閉コックがそのまま開
くのを防止する予防手段を備えることができる。この予
防手段は、例えば、開閉コックを開くために設けられ押
された状態でのみ回転可能となっている操作ノブを備え
た開閉コックによって実現できる。

【００１９】

【発明の実施の形態】考え得る他の実施形態を容認しつ
つ、以下、本発明の一実施形態を図１及び図２を参照し
つつ説明する。図１は、水切り台（ｄｒａｉｎｂｏａｒ
ｄ）に設置される典型的な温水給水栓の図２中Ｉ−Ｉ断
面による縦断面図である。また図２は、図１に示された
温水給水栓の上面図である。

【００２０】これら図１及び図２において、本実施形態
による温水給水栓は、開閉コック８を備えている。この
開閉コック８は、導入口８ａによって導入管９を介し温
水源と接続可能となっており、流出口８ｂによって給水
管１２を介し回転自在（図２中矢印及び破線参照）の吐
出管２に接続されている。この吐出管２の内側には、配
管材５の直管部分が設けられており、さらにこの配管材
５の直管部分は、管案内ハウジング１のガイド部１ａ，
１ｂにおいて把持されている。これによって、吐出管２
は、配管材５の直管部分の中心線方向に位置調整可能と
なっており（図１中矢印及び破線参照）、さらにガイド
部１ａ，１ｂの作用によって、調整された任意の位置に
おいて保持される。なおこのとき、配管材５の直管部分
は、鉛直方向にスライド可能とするために、管案内ハウ
ジング１に回転可能に取り付けられている。

【００２１】ガイド部１ａ，１ｂは、鉛直方向位置調整
を行うためのものであり、配管材５の直管部分は鉛直方
向に位置調整可能である。しかも、ガイド部１ａ，１ｂ
には、管案内ハウジング１内に配置されるばね１６が設
けられており、このばね１６が、配管材５の直管部分に
把持力を作用させるようになっている。なお、開閉コッ
ク８も管案内ハウジング１に内蔵されている。そして、
把持用のばね１６は、管案内ハウジング１内に収納され
て吐出管２内の配管材５の直管部分に付勢力を与え、こ
てによって吐出管２は、比較的スムーズに動くことがで
きる一方で調整された任意の位置で保持可能となってい
る。

【００２２】給水管１２と吐出管２との結合部には、Ｏ
リング１９を含む回転継手１３が設けられている。この
回転継手１３は、吐出管２に対する給水管１３の相対回
転を許容するとともに、防水シールを確保するものであ
る。給水管１２は、可撓性のホースで構成されており、
ループ形状を維持するのに十分なしなやかさを備えると
ともに吐出管２の鉛直方向位置調整の際にも屈曲しない
ようになっている。そして給水管１２は、吐出管２の回
転の際の微小なねじりのみに耐えられる程度の剛性を備
えている。これらにより、給水管１２は、ホースのねじ
れによる閉塞を防止できるようになっている。

【００２３】吐出管２と管案内ハウジング１内には、そ
れぞれ断熱材１４，１５が設けられている。管案内ハウ
ジング１においては、この断熱によって開閉コック８と
管案内ハウジング１との間の熱的な接触が制限されるよ
うになっている。

【００２４】管案内ハウジング１は、その下端部にねじ
部１８が備えられており、給水栓を組み立てるための固
定用ナット６と係合するようになっている。また管案内
ハウジング１の下部にはリング７が設けられており、こ
のリング７は、給水栓の組立時において、管案内ハウジ
ング１が固定される前であれば、管案内ハウジング１に
対し所望の位置に相対回転可能となっている。またリン
グ７には、例えば表示灯を配置可能であり、その表示灯
に、例えばこの温水給水栓に接続された湯沸かし器の加
熱状態を表示させることができる。また明らかに、この
リング７には銘柄を表示したプレートを設けることも可
能である。そしてこのとき、リング７は回転可能である
ことから、そのプレートはユーザーの視界に合致するよ
うに回転させることができる。

【００２５】なお、この温水給水栓を湯沸かし器へ接続
するとき、水の飛散を抑制し蒸気と水とを効果的に分離
するためには、吐出管２の吐き出し側開口部に噴流を誘
起するジェットノズル１７を設けるのが特に好ましい。

【００２６】また開閉コック８には、コックを開くため
の操作ノブ４が設けられているが、このノブ４は、安全
性の観点から、押された状態でのみ回転可能となってい
る。

【００２７】また管案内ハウジング１の下部は大径の短
管形状を備えており、これによって吐出管２内の配管材
５の直管部分を通すスペース、及び導入管９及び給水管
１２のためのスペースを確保している。この短管形状部
分は水切り台３の丸孔を貫通して配置されるが、この短
管形状部分に固定用ナット６を係合させ、これによって
管案内ハウジング１を水切り台３に把持させてもよい。
この構造の利点は、管案内ハウジング１を固定する前で
あれば、流し槽に対する給水栓の位置に関係なく管案内
ハウジング１を所望の方向に取り付けることができるこ
とである。すなわちこの場合、開閉コック８の操作ノブ
４を所望の方向に設置することができる。このようにし
てハウジング１を水切り台に配置した後、導入管９に接
続開口１０を取付けて給水システムに接続することがで
きる。

【００２８】なお、上記実施形態において、給水管１２
のホースとしては、例えばテフロン材料（ＰＴＦＥ）の
ものを用いる。また、このホースに、ステンレス鋼が編
み込まれた補強材を設けてもよい。

【００２９】本発明は、上述した典型的な実施形態に限
定されることなく、発明の技術的範囲を逸脱しない限り
において種々の変形が可能である。例えば、開閉コック
８と管案内ハウジング１とを分離した構造もまた選択可
能である。この構造においては組立作業が若干増えるこ
ととなるが、このような構造が美観上の理由から好まれ
る場合もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態による温水給水栓の図２中
Ｉ−Ｉ断面による縦断面図である。

【図２】図１に示された温水給水栓の上面図である。

【符号の説明】

１管案内ハウジング１ａ，ｂガイド部（ガイド手段）２吐出管３水切り台（水平部）４操作ノブ５配管材６固定用ナット７リング８開閉コック８ａ導入口８ｂ流出口１２給水管１６ばね（ガイド手段）１７ジェットノズル１８ねじ部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】水平部（３）に設置される給水栓であっ
て、導入口（８ａ）によって水源と接続可能でかつ流出
口（８ｂ）によって給水管（１２）を介し回転自在の吐
出管（２）に接続された開閉コック（８）を備え、前記
吐出管の内側には配管材（５）の直管部分が設けられ、
この配管材（５）の直管部分は、管案内ハウジング
（１）内に設けられたガイド手段（１ａ，１ｂ，１６）
において把持され、これによって前記吐出管（２）が、
前記配管材（５）の直管部分の縦の中心線方向に位置調
整可能であるとともに前記ガイド手段（１ａ，１ｂ，１
６）の作用によって任意の調整位置で保持されるものに
おいて、前記給水栓は、温水又は沸騰水を給水するためのもので
あり、前記水源は温水源であり、前記給水管（１２）は、回転継手を介し前記吐出管
（２）と回転可能に接続された第１の端部と回転を拘束
するために前記開閉コックの流出口（８ｂ）に接続され
た第２の端部とを備えた可撓性のホースを有し、この可撓性のホース（１２）は、ループ形状を維持する
とともに前記吐出管（２）の位置調整の際にも屈曲しな
いのに十分な程度にしなやかである一方、前記吐出管
（２）の回転の際の微小なねじりのみに耐えられる程度
の剛性を備えていることを特徴とする給水栓。
【請求項２】請求項１記載の給水栓において、前記吐出
管（２）及び管案内ハウジング（１）内に断熱材（１
４，１５）を設けたことを特徴とする給水栓。
【請求項３】請求項１又は２記載の給水栓において、前
記可撓性のホース（１２）は、テフロン材料（ＰＴＦ
Ｅ）で構成されていることを特徴とする給水栓。
【請求項４】請求項１〜３のいずれか１項記載の給水栓
において、前記可撓性のホース（１２）に、ステンレス
鋼が編み込まれた補強材を設けたことを特徴とする給水
栓。
【請求項５】請求項１〜４のいずれか１項記載の給水栓
において、前記ガイド手段（１ａ，１ｂ）は、鉛直方向
位置調整を行うためのものであり、かつ、前記配管材
（５）の直管部分は、鉛直方向に位置調整可能となって
いることを特徴とする給水栓。
【請求項６】請求項１〜５のいずれか１項記載の給水栓
において、前記管案内ハウジング（１）内にばね（１
６）を設け、このばね（１６）が、前記配管材の直管部
分に把持力を作用させることを特徴とする給水栓。
【請求項７】請求項１〜６のいずれか１項記載の給水栓
において、前記開閉コック（８）は、前記管案内ハウジ
ング（１）に内蔵されていることを特徴とする給水栓。
【請求項８】請求項１〜７のいずれか１項記載の給水栓
において、前記管案内ハウジング（１）は、給水栓を組
み立てるための固定用ナット（６）と係合するねじ部
（１８）を下端部に備えていることを特徴とする給水
栓。
【請求項９】請求項８記載の給水栓において、前記管案
内ハウジング（１）の下部には、例えば表示灯を配置可
能なリング（７）が設けられており、このリング（７）
は、給水栓の組立時において、前記管案内ハウジング
（１）が固定される前であれば、該管案内ハウジング
（１）に対し所望の位置に相対回転可能となっているこ
とを特徴とする給水栓。
【請求項１０】請求項１〜９のいずれか１項記載の給水
栓において、湯沸かし器への接続のために、前記吐出管
（２）の吐き出し側開口部に、噴流を誘起するジェット
ノズル（１７）を設けたことを特徴とする給水栓。
【請求項１１】請求項１〜１０のいずれか１項記載の給
水栓において、前記開閉コックは、該開閉コック（８）
がそのまま開くのを防止する予防手段を備えていること
を特徴とする給水栓。
【請求項１２】請求項１１記載の給水栓において、前記
開閉コック（８）は、該開閉コック（８）を開くための
操作ノブ（４）が設けられており、この操作ノブは、押
された状態でのみ回転可能となっていることを特徴とす
る給水栓。