JPH10170376A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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JPH10170376A
JPH10170376A JP33331796A JP33331796A JPH10170376A JP H10170376 A JPH10170376 A JP H10170376A JP 33331796 A JP33331796 A JP 33331796A JP 33331796 A JP33331796 A JP 33331796A JP H10170376 A JPH10170376 A JP H10170376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure sensor
sensor
capacitance
sensor chip
signal processing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33331796A
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English (en)
Inventor
Hideo Suzuki
秀夫 鈴木
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサの外部周辺に接近した導体により構成
される寄生容量を抑制し、入出力特性の直線性が良好
で、外部導体の影響による出力変動が小さい静電容量型
圧力センサを提供することである。 【解決手段】 センサチップ30と信号処理回路71を
導電性を有する樹脂材料で成型されたケース41,43
に収納し、ケースをガードとして用いる。ケース外部の
導体とケース内部の配線間に発生する静電容量を抑制す
る。つまり、センサチップ30の静電容量と並列に存在
する寄生容量を減少させることにより、良好な直線性で
安定な入出力特性を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は対向した電極面の静
電容量の変化を検出する静電容量型圧力センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の静電容量型圧力センサとして一
般に図4および図5に示す圧力センサが知られている。
図4は圧力センサの断面図であり、図5は圧力センサの
上部封止筐体43を除いた状態の外観斜視図である。
【0003】シリコン基板10には、圧力に応じて変形
するダイアフラム部11が形成され、ガラス基板20上
には固定電極21が形成されている。図示のようにシリ
コン基板10とガラス基板20とはその一部において接
合され、ダイアフラム部11の下側にはキャビティー部
12が形成されている。
【0004】これらシリコン基板10及びガラス基板2
0によってセンサチップ30が構成され、センサチップ
30はガラス基板20によってケースとしての下部封止
筐体41上に接着されている。また、センサチップ30
を構成するガラス基板20及びセンサチップ30が配置
された下部封止筐体41に大気圧導入用、または被測定
圧力と比較する圧力を導入する為の通路42が形成され
ている。下部封止筐体41には、モールド成型時に一緒
に作成されたボンディングパッド51,52,53が配
置されている。ガラス基板20の上面には固定電極21
を引き出したボンディングパッド23と、ダイアフラム
部11に形成した可動電極13を引き出したボンディン
グパッド22が形成されている。
【0005】ボンディングパッド22,23は各々は信
号処理回路71に形成されたボンディングパッド24,
25にリード線61,62によって接続される。
【0006】また、信号処理回路71には、入出力パッ
ド26,27,28が形成されており、これらボンディ
ングパッド26,27,28は、下部封止筐体41に植
設されたリード端子51,52,53からリード線8
3,84,85によって接続されている。
【0007】そして、下部封止筐体41と被測定圧力導
入の為の導入路(穴)44を設けた上部封止筐体43と
は超音波溶着等によってシールされる。
【0008】図示の従来型の静電容量型圧力センサで
は、ダイアフラム部11に圧力が加わると、圧力の大き
さに応じてダイアフラム部11が変形する。ダイアフラ
ム部11の変形によって、可動電極13と固定電極21
との間のギャップが変化することになる。ここで、可動
電極13と固定電極21との間には、c=ξ(A/d)
の関係がある。なお、c:静電容量、ξ:空気の誘電
率、A:電極面積、d:電極間ギャップである。
【0009】従って、電極間ギャップの変化によって静
電容量が変化することになり、さらに、圧力と電極間ギ
ャップとの間には一定の相関関係があるから、静電容量
を検出することによって圧力を知ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の静電
容量形圧力センサでは、図6の等価回路に示すように、
被検出圧力によって変化するセンサチップの静電容量C
sは、1,2pFと微小であり、センサチップ30及び
信号処理回路71を封止筐体に配置し、センサチップ3
0のボンディングパッド22,23を信号処理回路71
のボンディングパッド24,25とをリード線61,6
2によって接続する。
【0011】しかしながら、ボンディングパッド22,
23,24,25及びリード線61,62及び信号処理
回路71の配線パターン周辺に、外部の導体91が接近
した場合には、導体91を介して構成される静電容量C
d1、Cd2、センサチップの静電容量Csと並列に存
在する寄生容量となり、センサチップの静電容量の逆数
特性を用いる場合に直線性を低下させる欠点を有してい
た。
【0012】また、周辺の外部導体の接近距離が変化し
た場合には、寄生容量が変化しセンサ出力が不安定にな
る欠点を有していた。
【0013】そこで、本発明の技術的課題(目的)は、
センサの外部周辺に接近した導体により構成される寄生
容量を抑制し、入出力特性の直線性が良好で、外部導体
の影響による出力変動が小さい静電容量型圧力センサを
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、封止筐
体と、この封止筐体内に収納され電極部が形成された第
1の基板および圧力に応じて変形するダイアフラム部が
形成された第2の基板から成り、前記ダイアフラム部お
よび前記電極部が互いに対向してギャップを形成するよ
うに構成されたセンサチップと、このセンサチップにボ
ンディングワイヤを介して接続されるボンディングパッ
トが形成され、前記ダイアフラム部の変形を電気信号と
して処理する信号処理回路と、前記封止筐体に植設され
前記信号処理回路と接続するための入出力用リード端子
とを備えた圧力センサにおいて、前記封止筐体は、導電
性を有する樹脂材料を使用したことを特徴とする静電容
量型圧力センサが得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態による静電容
量型圧力センサでは、センサチップと信号処理回路とを
収納するケースは、導電性を有する樹脂材料で成型され
てどり、ケースをガードとして用いる。すなわち、ケー
ス外部の導体とケース内部の配線間に発生する静電容量
を抑制するものである。
【0016】本発明の実施の形態による静電容量型圧力
センサを以下の実施例において図面に基づき説明する。
【0017】
【実施例】本発明の静電容量型圧力センサは、ケースと
しての下・上部封止筐体41,43にシリコン基板10
およびガラス基板20を収納している。シリコン基板1
0には、圧力に応じて変形するダイアフラム部11が形
成され、ガラス基板20上には固定電極21が形成され
ている。図示のようにシリコン基板10とガラス基板2
0とはその一部において接合されており、これによっ
て、ダイアフラム部11の下側にはキャビティー部12
が形成されることになる。
【0018】これらシリコン基板10及びガラス基板2
0によってセンサチップ30が構成され、センサチップ
30はガラス基板20によって下部封止筐体41上に接
着されている。また、センサチップ30を構成するガラ
ス基板20及びセンサチップ30が配置された下部封止
筐体41に大気圧導入用、または被測定圧力と比較する
圧力を導入する為の通路42が形成されている。下部封
止筐体41は、モールド成型時に一緒に作成された絶縁
体部分45を備え、リード端子51,52,53が植設
・配置されている。ガラス基板20の上面には固定電極
21を引き出したボンディングパッド23と、ダイアフ
ラム11に形成した可動電極13を引き出したボンディ
ングパッド22が形成されている。
【0019】ボンディングパッド22,23の各々は信
号処理回路71に形成されたボンディングパッド24,
25にリード線(ボンディングワイヤー)61,62に
よって接続される。
【0020】また、信号処理回路71には、入出力用ボ
ンディングパッド26,27,28が形成されている。
これら入出力用パッド26,27,28は、下部封止筐
体41の絶縁体部分45に植設されたリード端子51,
52,53と入出力用リード線83,84,85を介し
て接続されている。
【0021】そして、下部封止筐体41と被測定圧力導
入の為の導入路(穴)44を設けた上部封止筐体43と
は超音波溶着等によってシールされる。
【0022】封止筐体41,43は、導電性を有する樹
脂材料による成型品であり、回路のGNDあるいは回路
の安定電位に接続することによって、封止筐体41,4
3の外部周辺に接近する導体91とケース内部の配線間
に発生する静電容量を抑制する為のガードとする。
【0023】つまり、センサチップの静電容量と並列に
存在する寄生容量を減少させることにより、良好な直線
性で安定な入出力特性を得ることができる。
【0024】従って、図3の等価回路に示すように、被
検出圧力によって変化するセンサチップの静電容量Cs
と並列に、ボンディングパッド22,23,24,25
及びリード線61,62及び信号処理回路71の配線パ
ターン周辺に、発生する静電容量Cdを小さく抑制する
ことができる。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の静電容
量型圧力センサによれば、センサチップと信号処理回路
を導電性を有する樹脂材料で成型されたケースに収納
し、ケースをガードとして用いることにより、ケース外
部の導体とケース内部の配線間に発生する静電容量を抑
制することができる。
【0026】この結果、センサチップの静電容量と並列
に存在する寄生容量を減少させる良好な直線性で安定な
入出力特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電容量型圧力センサによる一実施例
の断面図である。
【図2】図1の静電容量型圧力センサの上部封止筐体4
3を除いた外観斜視図である。
【図3】本発明の静電容量型圧力センサの等価回路であ
る。
【図4】従来の静電容量型圧力センサの断面図である。
【図5】図4の従来の静電容量型センサの上部封止筐体
43を除いた外観図である。
【図6】図4および図5の従来の静電容量型圧力センサ
の等価回路である。
【符号の説明】
10 シリコン基板 11 ダイアフラム部 12 キャビティー部 13 可動電極 20 ガラス基板 21 固定電極 22,23,24,25,26,27,28 ボンデ
ィングパッド 30 センサチップ 41 下部封止筐体 42 通路 43 上部封止筐体 44 導入路(穴) 45 絶縁体部分 51,52,53 リード端子 61,62 リード線(ボンディングワイヤ) 71 信号処理回路 83,84,85 入出力用リード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封止筐体と、この封止筐体内に収納され
    電極部が形成された第1の基板および圧力に応じて変形
    するダイアフラム部が形成された第2の基板から成り、
    前記ダイアフラム部および前記電極部が互いに対向して
    ギャップを形成するように構成されたセンサチップと、
    このセンサチップにボンディングワイヤを介して接続さ
    れるボンディングパットが形成され、前記ダイアフラム
    部の変形を電気信号として処理する信号処理回路と、前
    記封止筐体に植設され前記信号処理回路と接続するため
    の入出力用リード端子とを備えた圧力センサにおいて、
    前記封止筐体は、導電性を有する樹脂材料を使用したこ
    とを特徴とする静電容量型圧力センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の静電容量型圧力センサ
    において、前記封止筐体は、絶縁体部分を備え、この絶
    縁体部分に前記入出力用リード端子を植設したことを特
    徴とする静電容量型圧力センサ。
JP33331796A 1996-12-13 1996-12-13 静電容量型圧力センサ Withdrawn JPH10170376A (ja)

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Effective date: 20040302