JPH10213505A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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Publication number
JPH10213505A
JPH10213505A JP2963297A JP2963297A JPH10213505A JP H10213505 A JPH10213505 A JP H10213505A JP 2963297 A JP2963297 A JP 2963297A JP 2963297 A JP2963297 A JP 2963297A JP H10213505 A JPH10213505 A JP H10213505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
pressure chamber
sensor
chamber
reference pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP2963297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Suzuki
秀夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲温度が変化した場合でも、出力変動が小
さい静電容量型の圧力センサを提供すること。 【解決手段】 固定電極21が形成されたガラス基板2
0と、圧力に応じて変形するダイアフラム部11が形成
されたシリコン基板10とからなり、前記ダイアフラム
部11と前記固定電極21とが互いに対向してギャップ
を形成するように構成されたセンサチップ30を具備
し、前記センサチップ30に被測定圧力を印加するため
に圧力の導入穴44を設けた被測定圧力室48、及び前
記ダイアフラム部を境界面として、前記被測定圧力室4
8と接する基準圧力を印加するための基準圧力室42を
構成する圧力センサにおいて、前記被測定圧力室48と
基準圧力室42を連通孔47にて接続した構造、又は前
記基準圧力室42と外部雰囲気を連通孔47にて接続し
た構造によって、周囲温度の変化による基準圧力室42
の圧力変化を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向した電極面の
静電容量の変化を検出する静電容量型の圧力センサに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の静電容量型の圧力センサとし
て、一般に、図3に示す圧力センサが知られている。
【0003】図3に示すように、シリコン基板10に
は、圧力に応じて変形するダイアフラム部11が形成さ
れ、ガラス基板20上には、固定電極21が形成されて
いる。シリコン基板10とガラス基板20とは、その一
部において接合されており、これによって、ダイアフラ
ム部11の下側には、キャビティー部12が形成されて
いる。
【0004】これらシリコン基板10及びガラス基板2
0から、センサチップ30が構成される。センサチップ
30は、ガラス基板20によって下部封止筐体41上に
接着されている。
【0005】又、センサチップ30を構成するガラス基
板20及びセンサチップ30が配置された下部封止筐体
41には、基準圧力室42が設けられている。
【0006】又、下部封止筐体41には、モールド成型
時に一緒に作製されたリード端子51,52,53が配
置されている。ガラス基板20の上面には、前記固定電
極21を引き出したボンディングパッド23と、前記ダ
イアフラム部11に形成した可動電極13を引き出した
ボンディングパッド22が形成されている。
【0007】該ボンディングパッド22,23各々は、
信号処理回路71に形成されたボンディングパッド2
4,25とリード線61,62によって接続されてい
る。
【0008】又、前記信号処理回路71には、入出力パ
ッド26,27,28が形成されている。これらの入出
力パッド26,27,28は、下部封止筐体41に取り
付けられたリード端子51,52,53とリード線8
3,84,85によって接続されている。
【0009】そして、下部封止筐体41と被測定圧力導
入のための導入穴44を設けた上部封止筐体43とは、
超音波溶着等によってシールされている。
【0010】従来の静電容量型の圧力センサでは、ダイ
アフラム部11に圧力が加わると、被測定圧力と前記基
準圧力室42の基準圧力の差に応じてダイアフラム部1
1が変形する。
【0011】ダイアフラム部11の変形によって、可動
電極13と固定電極21とのギャップが変化することに
なる。ここで、可動電極13と固定電極21との間に
は、C=ξ(A/d)の関係がある。なお、C:静電容
量、ξ:空気の誘電率、A:電極面積、d:電極間ギャ
ップである。
【0012】従って、電極間ギャップの変化によって、
静電容量が変化することになり、更に、圧力と電極間ギ
ャップとの間には、一定の相関関係があるから、静電容
量を検出することによって圧力を知ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電容量型の圧
力センサでは、被測定圧力と前記基準圧力室42の基準
圧力の差に応じて変化するセンサチップの静電容量Cs
を検出しており、周囲温度の変化によって、前記基準圧
力室の内圧が変化するために、センサ出力が温度特性を
持つ欠点を有していた。
【0014】本発明の目的は、周囲温度が変化した場合
でも、出力変動が小さい静電容量型の圧力センサを提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、電極が形成さ
れた第1の基板と、圧力に応じて変形するダイアフラム
部が形成された第2の基板とからなり、前記ダイアフラ
ム部と前記電極とが互いに対向してギャップを形成する
ように構成されたセンサチップを具備し、前記センサチ
ップに被測定圧力を印加するために圧力の導入穴を設け
た被測定圧力室、及び前記ダイアフラム部を境界面とし
て、前記被測定圧力室と接する基準圧力を印加するため
の基準圧力室を有する圧力センサであって、前記被測定
圧力室と前記基準圧力室を連通孔にて接続した構造、又
は前記基準圧力室と外部雰囲気を連通孔にて接続した構
造によって、周囲温度の変化による基準圧力室の圧力変
化を低減することができる圧力センサである。
【0016】ここで、前記連通孔の断面積は、前記被測
定圧の圧力の導入穴の断面積と比較して、十分小さく設
定し、被測定圧の圧力変化を安定して検出することが可
能である。
【0017】本発明によれば、基準圧力室を断面積の十
分小さい連通孔を用いて、被測定圧力側、又は大気雰囲
気側に解放することにより、被測定圧力の変化周期と比
較して、変化周期の大きい周囲温度の変化による基準圧
力室の内圧変化を抑制することができる。
【0018】つまり、周囲温度の影響の小さいセンサ出
力を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の静電容量型の圧
力センサについて、図面に基づき説明する。
【0020】図1は、本発明の静電容量型の圧力センサ
を示す断面図である。
【0021】図1に示すように、シリコン基板10に
は、圧力に応じて変形するダイアフラム部11が形成さ
れ、ガラス基板20上には、固定電極21が形成されて
いる。シリコン基板10とガラス基板20とは、その一
部において接合されており、これによって、ダイアフラ
ム部11の下側には、キャビティー部12が形成される
ことになる。
【0022】これらシリコン基板10及びガラス基板2
0によって、センサチップ30が構成され、センサチッ
プ30は、ガラス基板20によって下部封止筐体41上
に接着されている。
【0023】又、センサチップ30を構成するガラス基
板20及びセンサチップ30が配置された下部封止筐体
41に、大気導入用、又は被測定圧力と比較する圧力を
導入するための通路が形成されている。
【0024】下部封止筐体41には、モールド成型時に
一緒に作製されたリード端子51,52,53が配置さ
れている。
【0025】ガラス基板20の上面には、前記固定電極
21を引き出したボンディングパッド23と、前記ダイ
アフラム部11に形成した可動電極13を引き出したボ
ンディングパッド22が形成されている。
【0026】該ボンディングパッド22,23各々は、
信号処理回路71に形成されたボンディングパッド2
4,25とワイヤー61,62によって接続されてい
る。
【0027】又、前記信号処理回路71には、入出力パ
ッド26,27,28が形成されている。これら入出力
パッド26,27,28は、下部封止筐体41に取り付
けられたリード端子51,52,53とリード線83,
84,85によって接続されている。
【0028】そして、下部封止筐体41と被測定圧力導
入のための導入穴44を設けた上部封止筐体43とは、
超音波溶着等によってシールされている。
【0029】又、センサチップ30を構成するガラス基
板20、及びセンサチップ30が配置された下部封止筐
体41には、基準圧力室42が設けられている。
【0030】又、上部封止筐体43によって、被測定圧
力室48が設けられている。
【0031】前記基準圧力室42と被測定圧力室48
は、連通孔47によって接続されている。
【0032】ここで、連通孔47の断面積は、前記圧力
の導入穴44の断面積と比較して、十分小さく設定し、
被測定圧の変化速度には、前記基準圧力室42の圧力は
追従せず、ほぼ一定と見なすことができる。
【0033】又、周期の長いセンサ周囲温度の変化によ
って生じる前記基準圧力室42内の気体の膨張収縮する
体積は、前記連通孔47を通じて移動するため、基準圧
力室42の圧力は、周囲温度に依存せず、一定に保たれ
る。
【0034】つまり、センサチップの静電容量と並列に
存在する寄生容量を減少させることにより、良好な直線
性で安定な入出力特性を得ることができる。
【0035】図2に、前記基準圧力室42と大気雰囲気
を連通孔47によって接続した他の実施の形態を示す。
この例でも、図1の圧力センサと同様に、良好な直線性
で安定な入出力特性を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、周囲温度が変化した場合でも、出力変動が小さい静
電容量型の圧力センサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電容量型の圧力センサを示す断面
図。
【図2】本発明の他の静電容量型の圧力センサを示す断
面図。
【図3】従来の静電容量型の圧力センサの構造例を示す
断面図。
【符号の説明】
10 シリコン基板 11 ダイアフラム部 12 キャビティー部 13 可動電極 20 ガラス基板 21 固定電極 22,23,24,25 ボンディングパッド 26,27,28 入出力パッド 30 センサチップ 41 下部封止筐体 42 基準圧力室 43 上部封止筐体 44 導入穴 45 絶縁体 47 連通孔 48 被測定圧力室 51,52,53 リード端子 61,62,83,84,85 リード線 71 信号処理回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極が形成された第1の基板と、圧力に
    応じて変形するダイアフラム部が形成された第2の基板
    とからなり、前記ダイアフラム部と前記電極とが互いに
    対向してギャップを形成するように構成されたセンサチ
    ップを具備し、前記センサチップに被測定圧力を印加す
    るために圧力の導入穴を設けた被測定圧力室、及び前記
    ダイアフラム部を境界面として、前記被測定圧力室と接
    する基準圧力を印加するための基準圧力室を有する圧力
    センサにおいて、前記被測定圧力室と前記基準圧力室を
    連通孔にて接続した構造を有することを特徴とする圧力
    センサ。
  2. 【請求項2】 電極が形成された第1の基板と、圧力に
    応じて変形するダイアフラム部が形成された第2の基板
    とからなり、前記ダイアフラム部と前記電極とが互いに
    対向してギャップを形成するように構成されたセンサチ
    ップを具備し、前記センサチップに被測定圧力を印加す
    るために圧力の導入穴を設けた被測定圧力室、及び前記
    ダイアフラム部を境界面として、前記被測定圧力室と接
    する基準圧力を印加するための基準圧力室を有する圧力
    センサにおいて、前記基準圧力室と外部雰囲気を連通孔
    にて接続した構造を有することを特徴とする圧力セン
    サ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1875774A1 (en) * 2006-05-09 2008-01-09 BSE Co., Ltd. Directional silicon condenser microphone having additional back chamber
JP2008533950A (ja) * 2006-05-09 2008-08-21 ビーエスイー カンパニー リミテッド 付加的なバックチェンバを有し、基板に音響ホールが形成されたシリコンコンデンサマイクロホン
CN109374194A (zh) * 2018-11-22 2019-02-22 华中科技大学 一种参考压力可调的柔性压力传感器阵列及其制备方法

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