JPH08128909A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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Publication number
JPH08128909A
JPH08128909A JP28892394A JP28892394A JPH08128909A JP H08128909 A JPH08128909 A JP H08128909A JP 28892394 A JP28892394 A JP 28892394A JP 28892394 A JP28892394 A JP 28892394A JP H08128909 A JPH08128909 A JP H08128909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminals
electrode
sensor chip
pressure
board
Prior art date
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Pending
Application number
JP28892394A
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English (en)
Inventor
Hideo Suzuki
秀夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検出圧力によって変化するセンサチップの
静電容量に、リード端子間に発生する寄生容量が影響し
て直線性を悪化させない構造の静電容量型圧力センサを
供する。 【構成】 センサチップ30の出力端子22,23と接
続するリード端子51,52間にガードのための導体7
1を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対向した電極間の静電
容量の変化により圧力を検出する静電容量型圧力センサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の静電容量型圧力センサとして、
一般に、図3に示す圧力センサが知られている。図3
で、(a)は外観斜視図であり、(b)は断面図であ
る。
【0003】シリコン基板10には、圧力に応じて変形
するダイアフラム部11が形成され、ガラス基板20上
には固定電極21が形成されている。図示のように、シ
リコン基板10とガラス基板20とは、その一部におい
て接合されており、これによって、ダイアフラム部11
の下側にはキャビティー部12が形成されることにな
る。
【0004】これらシリコン基板10及びガラス基板2
0によってセンサチップ30が構成され、センサチップ
30はガラス基板20によって下部封止匡体41上に接
着されている。又、センサチップ30を構成するガラス
基板20及びセンサチップ30が配置された下部封止匡
体41に、大気圧導入用、又は被測定圧力と比較する圧
力を導入するための通路42が形成されている。下部封
止匡体41には、モールド成型時に一緒に作製されたリ
ード端子51,52が配置されている。ガラス基板20
の上面には、前記固定電極21を引き出したボンディン
グパッド23と、前記ダイアフラム部に形成した可動電
極13を引き出したボンディングパッド22が形成され
ている。
【0005】前記リード端子52と前記ボンディングパ
ッド23とは、リード線61によって電気的に接続さ
れ、前記リード端子51と前記ボンディングパッド22
とは、リード線62によって接続されている。
【0006】下部封止匡体41と被測定圧力導入のため
の導入路44を設けた上部封止匡体43とは、超音波溶
着によってシールされる。
【0007】図3に示す従来型の静電容量型圧力センサ
では、ダイアフラム部11に圧力が加わると、圧力の大
きさに応じてダイアフラム部11が変形する。ダイアフ
ラム部11の変形によって、可動電極13と固定電極2
1との間のギャップが変化することになる。ここで、可
動電極13と固定電極21との間には、c=ξ(A/
d)の関係がある。なお、c:静電容量、ξ:空気の誘
電率、A:電極間ギャップである。
【0008】従って、電極間ギャップの変化によって静
電容量が変化することになり、更に、圧力と電極間ギャ
ップとの間には、一定の相関関係があるから、静電容量
を検出することによって、圧力を知ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電容量型圧力
センサでは、図4の等価回路に示すように、被検出圧力
によって変化するセンサチップの静電容量Csは、1,
2pFと微小であり、センサチップを封止匡体に配置
し、前記センサチップの出力端子を外部回路と接続する
ために、封止匡体に形成されたリード端子に接続される
が、前記リード端子間には静電容量Cdが存在するた
め、前記センサチップの静電容量Csと並列に存在する
寄生容量となり、前記センサチップの静電容量の逆数特
性を用いる場合に、直線性を低下させる欠点を有してい
た。
【0010】本発明の技術的課題は、リード端子間の静
電容量に起因する寄生容量の発生を抑制し、出力特性の
直線性の良好な静電容量型圧力センサを提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】電極部が形成された第1
の基板と、圧力に応じて変形するダイアフラム部が形成
された第2の基板とを有し、前記ダイアフラム部と前記
電極部とがギャップを挟んで互いに対向する関係となる
ように、前記第1及び前記第2の基板が接合されたセン
サチップを備え、前記ダイアフラム部に加わる圧力に応
じて前記ギャップの幅を変化させて、該ギャップ幅の変
化による前記ダイアフラム部と前記電極部との間の静電
容量の変化によって、前記圧力を検出するようにした静
電容量型圧力センサにおいて、前記センサチップを該セ
ンサチップの電極出力端子を接続するリード端子間に導
体を具備した封止匡体に配置することによって、センサ
チップの静電容量と並列に存在する寄生容量の発生を抑
制する。
【0012】
【作用】本発明によれば、センサチップの出力端子を接
続するリード端子間に導体を具備し、該導体を前記リー
ド端子間のガードとして用いることにより、リード端子
間に発生する静電容量を抑制することができる。つま
り、センサチップの静電容量と並列に存在する寄生容量
を減少させることにより、良好な直線性の出力特性を得
ることができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の静電容量型圧力センサにつ
いて、図面に基づき説明する。図1は、本発明の静電容
量型圧力センサを示し、図1(a)は外観斜視図、図1
(b)は断面図である。
【0014】シリコン基板10には圧力に応じて変形す
るダイアフラム部11が形成され、ガラス基板20上に
は固定電極21が形成されている。図示のように、シリ
コン基板10とガラス基板20とは、その一部において
接合されており、これによって、ダイアフラム部11の
下側には、キャビティー部12が形成されることにな
る。
【0015】これらシリコン基板10及びガラス基板2
0によってセンサチップ30が構成され、センサチップ
30はガラス基板20の部分が接着するように下部封止
匡体41上に配置されている。又、センサチップ30を
構成するガラス基板20、及びセンサチップ30が配置
された下部封止匡体41に、大気圧導入用、又は被測定
圧力と比較する圧力を導入するための通路42が形成さ
れている。下部封止匡体41には、モールド成型時に一
緒に作製されたリード端子51,52が配置されてい
る。ガラス基板20の上面には、前記固定電極21を引
き出したボンディングパッド23と、前記ダイアフラム
部11に形成した可動電極13を引き出したボンディン
グパッド22が形成されている。
【0016】前記リード端子52と前記ボンディングパ
ッド23とは、リード線61によって電気的に接続さ
れ、前記リード端子51と前記ボンディングパッド22
とは、リード線62によって接続されている。
【0017】前記リード端子51,52の間に導体71
を形成し、該導体71をGNDあるいは回路上の安定電
位に接続することによって、前記リード端子51,52
間に発生する静電容量を抑制するためのガードとする。
【0018】従って、図2の等価回路に示すように、被
検出圧力によって変化するセンサチップの静電容量Cs
と並列に、前記リード端子51,52に発生する静電容
量Cdを小さく抑制することができる。
【0019】又、前記リード端子51,52の間に該リ
ード端子51(あるいは52)と同形状のリード端子を
配置し、該リード端子をGNDあるいは回路上の安定位
置に接続することによってガードとする構成でもよい。
【0020】なお、下部封止匡体41と被測定圧力導入
のための導入路44を設けた上部封止匡体43とは、超
音波溶着によってシールされる。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、センサチップの出力端子を接続するリード端子間に
導体を具備し、該導体を前記リード端子間のガードとし
て用いることにより、リード端子間に発生する静電容量
を抑制することができる。つまり、センサチップの静電
容量と並列に存在する寄生容量を減少させることによ
り、良好な直線性の出力特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電容量型圧力センサの構造例を示
し、図1(a)は外観斜視図、図1(b)は断面図。
【図2】本発明の静電容量型圧力センサの等価回路を示
す図。
【図3】従来の静電容量型圧力センサの構造例を示し、
図3(a)は外観斜視図、図3(b)は断面図。
【図4】従来の静電容量型圧力センサの等価回路を示す
図。
【符号の説明】
10 シリコン基板 11 ダイアフラム部 12 キャビティー部 13 可動電極 20 ガラス基板 21 固定電極 22,23 ボンディングパッド(出力端子) 30 センサチップ 41 下部封止匡体 42 通路 43 上部封止匡体 44 導入路 51,52 リード端子 61,62 リード線 71 導体 Cd,Cs 静電容量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極部が形成された第1の基板と、圧力
    に応じて変形するダイアフラム部が形成された第2の基
    板とからなり、前記ダイアフラム部と前記電極部とが互
    いに対向してギャップを形成するように構成されたセン
    サチップを具備する静電容量型圧力センサにおいて、前
    記第1の基板と第2の基板とに接続したそれぞれのリー
    ド端子の間に導体を配置したことを特徴とする静電容量
    型圧力センサ。
JP28892394A 1994-10-28 1994-10-28 静電容量型圧力センサ Pending JPH08128909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28892394A JPH08128909A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 静電容量型圧力センサ

Applications Claiming Priority (1)

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JP28892394A JPH08128909A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 静電容量型圧力センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08128909A true JPH08128909A (ja) 1996-05-21

Family

ID=17736555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28892394A Pending JPH08128909A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 静電容量型圧力センサ

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JP (1) JPH08128909A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103267153A (zh) * 2013-05-30 2013-08-28 莆田市清华园电器发展有限公司 水压力感应开关

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103267153A (zh) * 2013-05-30 2013-08-28 莆田市清华园电器发展有限公司 水压力感应开关

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