JPH0921716A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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JPH0921716A
JPH0921716A JP17104995A JP17104995A JPH0921716A JP H0921716 A JPH0921716 A JP H0921716A JP 17104995 A JP17104995 A JP 17104995A JP 17104995 A JP17104995 A JP 17104995A JP H0921716 A JPH0921716 A JP H0921716A
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JP
Japan
Prior art keywords
capacitance
pressure sensor
type pressure
capacitance type
sensor chip
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Pending
Application number
JP17104995A
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English (en)
Inventor
Hideo Suzuki
秀夫 鈴木
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電容量型圧力センサにおいて、直線性の良
好な出力特性を得る。 【解決手段】 ガラス基板20には固定電極21が形成
され、シリコン基板10にはダイヤフラム部11が形成
され、このダイヤフラム部には所定のギャップをおいて
固定電極に対向する可動電極13が設けられて、これに
よって、センサチップ30が構成される。C/V変換I
C71はダイヤフラム部に加わる被測定圧力によって変
化するギャップの間隔に応じて変化する静電容量を電圧
に変換して出力する。センサチップとC/V変換ICと
はワイヤーボンディングによって電気的に接続されてい
る。このように、センサチップとC/V変換ICとを直
接ワイヤーボンディングによって電気的に接続している
から、寄生容量を抑制することができ、直線性の良好な
出力特性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は互いに対向した電極
間の静電容量の変化によって圧力を検出する静電容量型
圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の静電容量型圧力センサ
として、図3に示す静電容量型圧力センサが知られてい
る。図3を参照して、図示の静電容量型圧力センサはシ
リコン基板10及びガラス基板20を備えており、シリ
コン基板10には電極(可動電極)13を有するダイヤ
フラム部11が形成されている。また、ガラス基板20
上には可動電極13と対向する固定電極21が形成され
ている。シリコン基板10及びガラス基板20とは所定
の間隔をおいてその一部で互いに接合されており、この
結果、シリコン基板10とガラス基板20との間におい
てダイヤフラム部11の下側にはキャビティー部12が
形成されることになる。そして、これらシリコン基板1
0及びガラス基板20によってセンサチップ30が構成
される。
【0003】上述のセンサチップ30はガラス基板20
側で下部封止筐体41上に接着されており、下部封止筐
体41及びガラス基板20には、固定電極21の下側に
達する通路42が形成されている。下部封止筐体41に
は一対のリード端子51及び52(図3(b))が配設
されており、これらリード端子51及び52は下部封止
筐体41のモールド成型の際図示の位置に位置決めされ
る。
【0004】ガラス基板20の上面には所定の間隔をお
いて一対のボンディングパッド22及び23が形成され
ており、これらボンディングパッド22及び23はそれ
ぞれ可動電極13及び固定電極21に接続されている。
さらに、これらボンディングパッド22及び23はそれ
ぞれリード線62及び61によってリード端子51及び
52に接続されている。
【0005】図3(a)に示すように、リード端子51
及び52は下部封止筐体41からその一部が露出してお
り、これらリード端子51及び52は静電容量/電圧
(C/V)変換IC71に接続される。具体的には、C
/V変換IC71は下部封止筐体41の裏面に装着(接
着)されており、C/V変換IC71に形成されたボン
ディングパッド24及び25がそれぞれリード線81及
び82を介してリード端子51及び52に接続されてい
る。
【0006】C/V変換IC71には入出力パッド26
乃至28が形成されており、これら入出力パッド26乃
至28はそれぞれ下部封止筐体41に取り付けられたリ
ード端子91乃至93にリード線83乃至85によって
接続されている。上記のリード端子91乃至93はリー
ド端子51及び52と同様に下部封止筐体41をモール
ド成型する際、図示の位置に位置決めされる。
【0007】図示のように、下部封止筐体41の裏面に
はカバー45が取り付けられ、これによって、C/V変
換IC71等がカバー45によって覆われることにな
る。一方、下部封止筐体41の上側において、下部封止
筐体41には上部封止筐体43が配設され、超音波溶着
によってシールされる。つまり、下部封止筐体41と上
部封止筐体43とによってその内部に密閉空間が形成さ
れることになる。上部封止筐体43には導入路44が形
成されており、この導入路44は密閉空間に繋がってい
る。
【0008】上述の静電容量型圧力センサで圧力を検出
する際には、通路42から大気圧又は被測定圧力と比較
される既知の圧力(以下総称して既知圧力と呼ぶ)が導
入される。一方、導入路44からは被測定圧力が導入さ
れる。つまり、導入路44から密閉空間に被測定圧力
(流体)が導入され、通路42から既知圧力が導入され
る。この結果、ダイアフラム部11は被測定圧力に応じ
て変形することになる。そして、ダイアフラム部11の
変形によって、可動電極13と固定電極21との間のギ
ャップが変化することになる。
【0009】いま、可動電極13と固定電極21とによ
る静電容量をCとしたとき、C=ξ(A/d)の関係が
ある。ここで、ξは空気の誘電率、Aは電極面積、dは
電極間ギャップを表す。従って、上述のように、可動電
極13と固定電極21との間のギャップdが変化する
と、静電容量Cが変化する。一方、前述のように、ダイ
ヤフラム部11、つまり、可動電極13は被測定圧力に
応じて変化(移動)するから(被測定圧力とギャップと
の間には一定の関係があるから)、静電容量Cを検出す
ることによって被測定圧力を知ることができる。
【0010】この静電容量Cの変化は、C/V変換IC
71によって電圧に変換され、この電圧値によって被測
定圧力が検出されることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
静電容量型圧力センサの等価回路は図4に示す回路で表
される。上述のセンサチップの静電容量をCsで表す
と、この静電容量Csは通常の状態(圧力検出前の状
態)で1.2pFと微小である。一方、図3に示すよう
に静電容量型圧力センサを構成すると、図4に示すよう
に、リード端子51及び52間に静電容量Cdが存在す
る。図4から明らかなように、この静電容量Cdは静電
容量Csと並列に存在する寄生容量となる。この結果、
静電容量Csの逆数特性を用いて圧力を検出する場合に
は、圧力と静電容量との変化がリニアの関係にならない
という問題点がある。つまり、検出の際の直線性が低下
するという問題点がある。
【0012】いずれにしても、従来の静電容量型圧力セ
ンサでは精度よく圧力を検出できないという問題点があ
る。
【0013】本発明の目的は精度よく圧力を検出するこ
とのできる静電容量型圧力センサを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1の
電極が形成された第1の基板と、所定のギャップをおい
て前記第1の電極に対向する第2の電極を有するダイヤ
フラム部が形成された第2の基板とを有するセンサチッ
プと、前記ダイヤフラム部に加わる被測定圧力によって
変化する前記ギャップの間隔に応じて変化する静電容量
を電圧に変換して出力する静電容量電圧変換器とを有す
る静電容量型圧力センサにおいて、前記センサチップと
前記静電容量電圧変換器とはワイヤーボンディングによ
って電気的に接続されていることを特徴とする静電容量
型圧力センサが得られる。
【0015】本発明では、センサチップと晴天容量電圧
変換器とを直接ワイヤーボンディングによって電気的に
接続しているから、寄生容量を抑制することができ、そ
の結果、直線性の良好な出力特性を得ることができる。
つまり、精度よく圧力を検出することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明について実施例によっ
て説明する。
【0017】図1を参照して、図1に示す静電容量型圧
力センサにおいて図2に示す静電容量型圧力センサと同
一の構成要素については同一の参照番号を付し説明を省
略する。
【0018】図示の静電容量型圧力センサは、下部封止
筐体41aを備えている。この下部筐体41aはその上
面が開口され、仕切壁411によって第1及び第2の室
に実質的に分離され、これら第1及び第2の室は貫通部
412によって連通している。図3に関連して説明した
センサチップ30は第1の室に配設され、ガラス基板2
0側で下部封止筐体41a上に接着されている。
【0019】前述のように、ガラス基板20の上面には
所定の間隔をおいて一対のバンディングパッド22及び
23が形成されており、これらボンディングパッド22
及び23はそれぞれ可動電極13及び固定電極21に接
続されている。
【0020】C/V変換IC71にはボンディングパッ
ド24及び25及び入出力パッド26乃至28が形成さ
れており、C/V変換IC71は第2の室に配設され、
下部封止筐体41a上に接着されている。ボンディング
パッド24及び25はそれぞれリード線72及び73に
よってボンディングパッド22及び23に接続される。
この際、リード線72及び73は貫通部412を通って
ボンディングパッド24及び25とボンディングパッド
22及び23とを接続する。その後、貫通部412には
封止樹脂48が充填され封止される。
【0021】下部封止筐体41aにおいて、第2の室に
はカバー46が取り付けられ、これによって、C/V変
換IC71等がカバー46によって覆われることにな
る。一方、第1の室上には上部封止筐体43が配設さ
れ、超音波溶着によって下部封止筐体41aと接合され
シールされる。
【0022】図1に示す静電容量型圧力センサの等価回
路を図2に示す。図1に示す静電容量型圧力センサで
は、センサチップとC/V変換ICとを直接ワイヤーボ
ンディングによって電気的に接続しているから、図2に
示すように、センサチップとC/V変換ICとを接続す
るライン間に発生する静電容量を抑制することができ
る。つまり、リード線72及び73間に発生する静電容
量Cdを小さくすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではセンサ
チップとC/V変換ICとを直接ワイヤーボンディング
によって電気的に接続しているから、寄生容量を抑制す
ることができ、その結果、直線性の良好な出力特性を得
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による静電容量型圧力センサの一実施例
を示す図であり、(a)は断面図、(b)は一部省略し
て示す斜視図である。
【図2】図1に示す静電容量型圧力センサの等価回路を
示す図である。
【図3】従来の静電容量型圧力センサを示す図であり、
(a)は断面図、(b)は一部省略して示す斜視図であ
る。
【図4】図3に示す静電容量型圧力センサの等価回路を
示す図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板 11 ダイヤフラム部 12 キャビティー部 13 可動電極 20 ガラス基板 21 固定電極 22,23,24,25,26,27,28 ボンディ
ングパッド 30 センサチップ 41,41a 下部封止筐体 42 通路 43 上部封止筐体 44 導入路 45,46 カバー 71 C/V変換IC

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電極が形成された第1の基板と、
    所定のギャップをおいて前記第1の電極に対向する第2
    の電極を有するダイヤフラム部が形成された第2の基板
    とを有するセンサチップと、前記ダイヤフラム部に加わ
    る被測定圧力によって変化する前記ギャップの間隔に応
    じて変化する静電容量を電圧に変換して出力する静電容
    量電圧変換器とを有する静電容量型圧力センサにおい
    て、前記センサチップと前記静電容量電圧変換器とはワ
    イヤーボンディングによって電気的に接続されているこ
    とを特徴とする静電容量型圧力センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された静電容量型圧力セ
    ンサにおいて、第1及び第2の室を有する筐体を備え、
    前記第1の室には前記センサチップが配置され、前記第
    2の室には前記静電容量電圧変換器が配置されており、
    前記第1の室と前記第2の室とを連通する貫通部を通し
    て前記ワイヤーボンディングがなされ、前記貫通部は封
    止用樹脂で封止されていることを特徴とする静電容量型
    圧力センサ。
JP17104995A 1995-07-06 1995-07-06 静電容量型圧力センサ Pending JPH0921716A (ja)

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