JPH1016874A - 電動補助車両 - Google Patents
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- JPH1016874A JPH1016874A JP8174944A JP17494496A JPH1016874A JP H1016874 A JPH1016874 A JP H1016874A JP 8174944 A JP8174944 A JP 8174944A JP 17494496 A JP17494496 A JP 17494496A JP H1016874 A JPH1016874 A JP H1016874A
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Abstract
品重量を低減でき、さらにはヒステリシスの発生を防止
して検出値の変動を回避できるとともに、アシストフィ
ーリングを向上できる電動補助車両を提供する。 【解決手段】 クランク軸13に入力されたペダル踏力
と電動モータ82からの補助力との合力を出力するパワ
ーユニット83と、上記ペダル踏力を検出する踏力検出
装置86と、該検出装置86により検出されたペダル踏
力に基づいて上記電動モータ82からの補助力を可変制
御するコントロールユニット85とを備えた電動補助自
転車80を構成する場合に、上記パワーユニット83
を、クランク軸13と同軸配置され、遊星ギヤ101に
ペダル踏力が入力されサンギヤ100から出力される遊
星ギヤ機構92を備えたものとし、上記踏力検出装置8
6を、上記サンギヤ100に設けられた押圧アーム10
0aにより反力を受けるコイルばね130を押圧する反
力受部125と、上記サンギヤ100に設けられた回動
アーム部100aの回動角度を検出する角度検出部12
6とに分離形成する。
Description
た補助駆動力を電動モータから車輪に供給するようにし
た電動補助車両に関する。
電動モータからの補助駆動力との合力を車輪に供給する
ようにした電動補助自転車が注目されている(例えば、
特願平6−324686号参照)。この電動補助自転車
は、ペダル踏力と電動モータからの補助駆動力との合力
を出力するパワーユニットと、ペダル踏力を検出する踏
力検出装置と、該踏力検出値に応じて上記電動モータの
出力を可変制御するコントロールユニットとを備えてい
る。
12に示すように、反力受け部と角度検出部とを一体に
組み合わせた構造のものがある。即ち、この踏力検出装
置200は、クランク軸201に作用するペダル踏力の
大きさに応じて図示反時計方向に回動するトルク板20
2と、該トルク板202の当接部202aに当接可能に
軸支された角度検出部としての回動レバー203と、該
回動レバー203を反時計方向に付勢する反力受け部2
04とを備えており、上記回動レバー203に固着され
た回転軸203aの回動角度をポテンショメータ205
で検出するように構成されている。また上記反力受け部
204は、支持板206に固定されたシリンダ部207
と、該シリンダ部207内に摺動自在に挿入されたピス
トン部208との間にコイルばね204aを介在させた
構造となっている。
踏力検出装置では、ポテンショメータ205に回動角度
を入力する回転軸203aにトルク板202からの踏力
及びスプリング204aからの反力の両方が作用するこ
とから、この荷重に耐えうるようにするために上記回転
軸203aを大径にするとともに大径の軸受で確実に支
持する構造が必要であり、このためコストが上昇すると
ともに、部品重量が増えるという問題がある。
回動レバー203との間、及び回動レバー203とピス
トン部208との間が摺動構造であるばかりか、スプリ
ング204aの傾きを規制するためにスプリング204
a内にてシリンダ部207とピストン部208とについ
ても摺動させる構造を採用しているので、摺動部が多く
摺動抵抗の影響により作動時にヒステリシスが発生する
といった問題、即ちペダル踏力の増加時と減少時とで検
出値が変動するといった問題がある。さらに回動レバー
203の押圧力によりピストン部の軸芯が傾いた場合に
は、ピストン部208とシリンダ部207との摺動がス
ムーズでなくなり補助駆動力によるアシストフィーリン
グが悪化するという問題がある。
たもので、ポテンショメータへの回動角度入力用の回転
軸への荷重を軽減してコスト及び部品重量を低減でき、
さらにはヒステリシスの発生を防止して検出値の変動を
回避できるとともに、アシストフィーリングを改善でき
る電動補助車両を提供することを目的としている。
ンク軸に入力されたペダル踏力と電動モータからの補助
力との合力を出力するパワーユニットと、上記ペダル踏
力を検出する踏力センサと、該踏力センサにより検出さ
れたペダル踏力に基づいて上記電動モータからの補助力
を可変制御するコントロールユニットとを備えた電動補
助車両において、上記パワーユニットを、クランク軸か
らのペダル踏力が、遊星ギヤ,リングギヤ,サンギヤの
何れか1つに入力され、残る2つのうちの何れか一方か
ら出力される遊星ギヤ機構を備えたものとし、上記踏力
センサを、上記残る2つのうちの何れか他方のギヤに設
けられた押圧アームにより該他方のギヤに作用する反力
を受ける付勢ばねを押圧するように構成された反力受部
と、該反力受部と分離形成され上記他方のギヤの回動角
度を検出する角度検出部とを備えたものとしたことを特
徴としている。
記角度検出部を、上記何れか他方のギヤに設けられた回
動アームによりセンサ軸を回動又は軸方向に進退させ、
該センサ軸の回動角度又は進退量を検出するように構成
したものとしたことを特徴としている。
て、上記反力受部を、コイルばねの自由端又は固定端の
何れか一方内に該フィルばねの内径より若干小径で該コ
イルばね内に所定長さを延在びする棒体を挿入して保持
し、該コイルばねの自由端を押圧アームで押圧した構造
のものとしたことを特徴としている。
て、上記反力受部を、コイルばねの自由端に嵌合するば
ね押さえを押圧アームにピン結合したものとしたことを
特徴としている。
記コイルばねの自由端又は固定端のいずれか他方にこれ
と同軸をなし、かつ外周に若干の隙間をあけて該コイル
バネを保持するガイド筒体を配設したことを特徴として
いる。
て添付図面に基づいて説明する。図1ないし図7は、請
求項1〜3の発明の一実施形態による電動補助自転車を
説明するための図であり、図1は電動補助自転車の左側
面図、図2は補助駆動装置の左側面図、図3〜図5はそ
れぞれパワーユニットの左側面図,平面図,断面底面
図、図6,図7はそれぞれ踏力検出装置の左側面図,構
成図である。ここで、本実施形態でいう前後左右とは自
転車に乗車した状態での前後左右である。
り、これの車体フレーム2は、前輪3が回転自在に支持
されたフロントフォーク4を回動自在に支持するヘッド
パイプ2aと、該ヘッドパイプ2aから後方に斜め下方
に延びるメインチューブ2bと、該メインチューブ2b
の後端部から上方に起立するシートチューブ2cとを一
体に結合して構成されている。
2cとの結合部には取付けブラケット5が溶接されてお
り、該ブラケット5は側面視で大略円弧状をなしチュー
ブ結合部を左,右から覆う左, 右側壁5a,5bと該両
側壁間を後部から上部にかけて覆う上壁5cとからなる
横断面略コ字状の板金製のものである。
左, 右一対のチェーンステー6の前端部が接続されてお
り、各チェーンステー6の後端部と上記シートチューブ
2cの上端部とは左, 右一対のシートステー7で連結さ
れている。このチェーンステー6とシートステー7とは
後輪ブラケット8を介して一体に結合されており、該ブ
ラケット8に後輪9が回転自在に支持されている。上記
フロントフォーク4の上端にはハンドル10が装着され
ており、また上記シートチューブ2cの上端にはサドル
11が装着されたシートピラーチューブ12が高さ調整
可能に挿着されている。
1が懸架支持されている。この駆動装置81は、クラン
ク軸13に入力されたペダル踏力により後輪9を回転駆
動する人力駆動機構と、電動モータ82からの補助駆動
力により後輪9を回転駆動する電動駆動機構とを備えて
いる。なお、上記ペダル踏力と補助駆動力とはパワーユ
ニット83内で合力された後に後輪9に伝達される。
ト5に固定されたパワーユニット83内にクランク軸1
3を車幅方向に貫通するようにかつ回転自在に配置し、
該クランク軸13の両端にクランク14を固着し、該ク
ランク14の先端にペダル15を回転自在に装着し、上
記クランク軸13に入力されたペダル踏力を後述する遊
星歯車式増速機構92からチェーンスプロケット17,
チェーン18,フリーホイール(不図示)を介して後輪
9に伝達するように構成されている。
の補助力と上記ペダル踏力との合力を出力するパワーユ
ニット83と、上記電動モータ82に電源を供給するバ
ッテリ84と、該電動モータ82からの補助力を可変制
御するコントロールユニット85,及び上記ペダル踏力
を検出する踏力検出装置86とを備えている。
内部には直列接続された多数のNi−Cd単電池が収納
されている。該バッテリ84は、車体フレーム2を構成
するシートチューブ2cの後方に該チューブ2cに沿っ
て配置されており、該バッテリ84の下端部は取付けブ
ラケット5の上壁5cにボルト88aで固定された有底
筒状の支持ボックス88内に嵌装されている。この嵌装
によりバッテリ下部の放電雌端子84aは支持ボックス
88側の放電雄端子(不図示)と電気的に接続されてい
る。またバッテリ84の上端部は左, 右のシートステー
7,7間を通って上方に突出し、両シートステー7,シ
ートチューブ2c,及びリヤフェンダ9aで囲まれて支
持されており、上方向にのみ出し入れ可能となってい
る。上記バッテリ84の上部には把手87a,及び充電
用端子87bが装着されている。
ャスト製のユニットケース90内に遊星ローラ式減速機
構91,遊星歯車式増速機構92,及び上記踏力検出装
置86を収納して構成されている。上記ユニットケース
90は、大略有底筒状のケース本体93と、該ケース本
体93の左側壁に形成された開口を閉塞する蓋部材94
とからなり、該蓋部材94はケース本体93にボルト9
5により着脱可能に締結されている。
部にはそれぞれ車幅方向に延びるボス部93a,93b
が一体形成されている。このケース本体93はこれのボ
ス部93a,93bを上記取付けブラケット5の左, 右
側壁5a,5b間に位置させボルト89a,89a,ナ
ット89b,89bにより締め付け固定されている。ま
た上記ケース本体93の前端開口のフランジ部には上記
電動モータ82のフランジ部がボルト締め固定されてお
り、該モータ82の回転軸82aはクランク軸13と直
角方向に向けて配置されている。
ク軸13が車幅方向に挿入されており、該クランク軸1
3の両端部はケース外方に突出している。このクランク
軸13の左側端部は軸受96を介して蓋部材94のボス
部により回転自在に支持されている。また上記クランク
軸13の右側端部には軸受97を介して略筒状の合力軸
98が相対回転自在に挿着されており、該合力軸98の
軸方向中央部には大径の出力歯車98aが一体形成され
ている。上記合力軸98は軸受99を介してケース本体
93のボス部により回転自在に支持されており、該合力
軸98の外端に上記チェーンスプロケット17がスプラ
イン結合されている。
述の遊星歯車増速機構92が装着されている。これはク
ランク軸13に回転自在に挿着された太陽歯車100
と、該太陽歯車100の周囲に自転公転自在に噛合する
3個の遊星歯車101と、各遊星歯車101に噛合する
大略碗状をなす外周歯車102とを備えている。また上
記各遊星歯車101はクランク軸13に後輪からの回転
力がクランク軸に伝わるのを阻止するワンウェイクラッ
チ103を介して装着されたキャリア104に回転自在
に支持されている。
98の出力歯車98aがリベットにより固定されてい
る。これにより人力によりクランク軸13に入力された
踏力は遊星歯車増速機構92の外周歯車102を介して
出力歯車98aに伝わり、チェーンスプロケット17,
チェーン18を介して後輪9に伝達される。
ローラに相当)には上記遊星ローラ式減速機構91が装
着されている。これは上記回転軸82aと同軸をなすよ
うに固定された大径円筒状の外輪110と、該外輪11
0と上記回転軸82aとの間に配設され、両者82a,
110に当接する複数個の遊星ローラ111と、該遊星
ローラ111を軸受112を介して回転自在に支持する
ピン113とを備えている。また上記外輪111の両端
面には各遊星ローラ111の軸方向移動を規制するガイ
ド板114,115が配設されており、該ガイド板11
4,115はボルト116によりモータ82のフランジ
部に共締め固定されている。なお外輪110の外周面は
モータ82をケース本体93に固定する際のインロー部
として機能し、これによってモータ軸と後述の歯車部材
118との同心度が高精度に出るようにしている。
117が固定されており、該キャリア117の軸芯には
出力歯車部材118の軸部が挿入されている。この出力
歯車部材118は軸受119を介してケース本体93に
回転自在に支持されており、該出力歯車部材118は上
記合力軸98の出力歯車98aに噛合している。また上
記出力歯車部材118の軸部とキャリア117とはワン
ウェイクラッチ120を介在させて連結されており、該
ワンウェイクラッチ120は人力のみによる走行時に踏
力がモータ82側に伝わるのを回避している。これによ
りモータ82の駆動力は、遊星ローラ式減速機構91に
より減速されてキャリア117から出力歯車部材118
を介して合力軸98に伝達され、ここでクランク軸13
からの踏力と合力されて後輪9に伝達される。
置86が配設されている。この踏力検出装置86は、図
6,図7に示すように、上記ケース本体93の底部に配
設された反力受部125と、該ケース本体93の上壁後
部に配設された角度検出部126とからなり、この両者
125,126はケース本体93の外周面に沿って分離
配置されている。
3の底壁に膨出形成された受け部93cの開口に支持板
127をボルト締め固定し、上記受け部93c内にコイ
ルばね130を配置するとともに、該コイルばね130
の自由端側内にフランジ131aが一体形成された円筒
状の棒部材(棒体)131を挿入し、該フランジ131
aの下面と支持板127との間でコイルばね130を支
持して構成されている。上記棒部材131はコイルばね
130の内面に若干の隙間をあけて摺接しており、該コ
イルばね130の略中央部まで延びている。
93の上壁に形成された取付け座93dにポテンショメ
ータ132をボルト締め固定してなるものである。該ポ
テンショメータ132のセンサ軸133は上記クランク
軸13と直角に向けて配置されており、ケース本体93
内に突出している。また上記センサ軸133の先端には
回動レバー135が固定されており、該回動レバー13
5はセンサ軸方向に見て不図示のスプリングにより時計
方向に付勢されている(図7参照)。
延びる押圧アーム部100a及び回動アーム部100b
が周方向に間をあけて一体形成されている。この押圧ア
ーム部100aの先端にはローラ137が軸支されてお
り、該ローラ137は上記棒部材131のフランジ13
1aの上面に転接している。また上記ローラ137には
ケース本体93に進退可能に螺挿された零点調整用スト
ッパボルト138が当接しており、該ストッパボルト1
38により上記押圧アーム部100aの時計方向への回
動が規制されている。上記回動アーム部100bは上記
センサ軸133の回動レバー135に当接している。
力とコイルばね130の付勢力とがバランスする位置ま
で太陽歯車100が反時計方向に回動し、これに伴って
回動アーム部100bが回動する。これにより回動レバ
ー135を介してセンサ軸133が回動し、これの回転
角度をポテンショメータ132が検出し、該検出値をリ
ード線(不図示)を介してコントロールユニット85に
出力する。
は車速センサ140が配設されている。これは上記ケー
ス本体93の取付け座93eにセンサ本体141をボル
ト締め固定し、該センサ本体141の検出部142をケ
ース本体93内に突出して構成されている。この検出部
142は、上記外周歯車102の外周面に所定ピッチで
形成された歯部102aに微小隙間をあけて対向してい
る。上記車速センサ140は上記外周歯車102の回転
に伴う歯部102aの磁気抵抗の変化を検出し、該検出
値をリード線140aを介して上記コントロールユニッ
ト85に出力するようになっている。ここで、上記歯部
102aは外周歯車102の内歯を鍛造成形する際に同
時に形成されたものである。
ト本体85aとこれを収容するコントロールボックス8
5bとからなり、該コントロールボックス85bは上記
ケース本体93の後壁面に沿って配置されている。上記
コントロールボックス85bには取付け片85c,85
dが一体に突出形成されており、該取付け片85c,8
5dは上記ケース本体93に形成されたボス部にボルト
145により締め付け固定されている。
半部,ポテンショメータ132,及び車速センサ140
は上記取付けブラケット5内に位置しており、該ブラケ
ト5の左, 右側壁5a,5b及び上壁5cにより囲まれ
ている。
上記ポテショメータ132の検出値からペダル15に加
えられたペダル踏力の大きさを求めるとともに、車速セ
ンサ140からの車速を読み込み、内蔵する補助駆動力
制御マップに基づいて補助駆動力を演算し、該補助駆動
力に対応した電流をバッテリ84から電動モータ82に
給電するように構成されている。この補助駆動力は、乗
員のペダル踏力1に対して車速が0〜15Km/hでは
略1:1に設定され、15Km/hを越えた時点から次
第に小さくなり、24Km/hに達した時点でゼロにな
るように設定されている。
る。本実施形態によれば、太陽歯車100に押圧アーム
部100a,回動アーム部100bを角度間隔をあけて
一体形成し、該押圧アーム部100aに作用する反力を
受けるコイルばね130を押圧する反力受け部125
と、上記回動アーム部100bにより回動するセンサ軸
133とを周方向に分離させたので、該センサ軸133
には回動アーム部100bの回転力だけが作用すること
となる。
入力するためのセンサ軸133にはほとんど荷重が作用
しないので、従来のように踏力及び反力の両方の荷重を
受ける場合に比べてセンサ軸133の軸径を小さくでき
るとともに、軸支構造を簡略化でき、コスト低減及び軽
量化を図ることができる。
フランジ131aが一体形成されると共に、コイルばね
内径より若干小径でコイルばねの略中央部まで延びる棒
部材131を挿入し、該フランジ131aを押圧アーム
部100aで押圧するようにしたので、コイルばねの傾
きを規制しつつ図12に示すシリンダとピストンとを摺
動させるようにしたものに比較して摺動抵抗を削減で
き、該摺動抵抗が起因していると考えられるヒステリシ
スの発生を防止して検出値の変動を回避できる。
造ではないので、ピストンの軸心が回動レバー203の
押す力により傾いて摺動がスムーズでなくなるといった
ことがなく検出動作がスムーズとなり、補助駆動力によ
るアシストフィーリングを向上できる。またフランジ1
31aにローラ137を転接させる構造としたので、押
圧アーム部を摺接させる場合に比べてこの点からも検出
動作を円滑に行うことができる。又、いっそうコイルば
ねの傾きを規制できる。
とを分離形成したので、反力受け部125を収納するケ
ース本体93の受け部93cの突出寸法を小さくするこ
とができ、ケース全体を小型化できるとともに、パワー
ユニット83を車体に搭載する際のレイアウト上の自由
度を向上できる。
ョメータ134及び車速センサ140をユニットケース
83の外周面に沿って配置し、該ユニットケース83に
固定したので、組付け工数,部品点数を削減でき、コス
トを低減できる。また上記コントロールユニット85周
辺の配索を簡素化でき、車体搭載時のレイアウト上の自
由度を向上できるとともに、車体全体を小型化できる。
部,ポテンショメータ132,及び車速センサ140を
取付けブラケット5内に配置し、該ブラケット5により
覆ったので、飛び石等による損傷を防止でき、またケー
ス本体93とブラケット5との間の空きスペースを有効
利用して配置でき、この点からも小型化を図ることがで
きる。
5が、コイルばね130の自由端側内に棒部材131を
挿入したものである場合を説明したが、この反力受け部
125において、図8に示すように、コイルばね130
の外周に若干の隙間をあけてガイド筒体145を装着
し、該ガイド筒体145を支持板127に固着してもよ
い。このようにした場合には、コイルばね130と棒部
材131との隙間を比較的大きくしながらコイルばね1
30の倒れをより一層確実に防止でき、かつ摺動抵抗を
小さくでき、ひいては反力受け部125の作動信頼性,
耐久性を向上できる。
部材131´のように、コイルばね130の固定端側内
に設けても良い。またこの場合、コイルばね130の自
由端側内にはばね押え131aを設ける。これによりコ
イルばね130の傾きをより一層確実に防止できる。
をケース本体93の上壁前部に配置したが、この車速セ
ンサの配置位置はこれに限定されるものではなく、例え
ば図8に示すように、ケース本体93の後壁の反力受け
部125と角度検出部126との間に配置してもよい。
形態による踏力検出装置を説明するための図であり、図
中、図5,図6と同一符号は同一又は相当部分を示す。
ニットケース90内に遊星ローラ式減速機構91,遊星
歯車式増速機構92,及び踏力検出装置160を収納し
て構成されており、基本的構造は上記実施形態と略同様
であり、異なる部分についてのみ説明する。
各遊星ローラ111を軸支する各ピン113は円板状の
キャリア151に固定されている。このキャリア151
のボス部151aには出力歯車152の軸部152aが
スプライン結合されており、該軸部152aは一対の軸
受153,153を介してケース本体93に支持されて
いる。
各遊星歯車101には外周歯車155が噛合しており、
この外周歯車155の底部には円筒状の合力軸155a
が一体形成されており、該合力軸155aは軸受97,
99を介してクランク軸13,ケース本体93に相対回
転自在に支持されている。
156が挿着されており、該出力歯車156には上記出
力歯車152が噛合している。この出力歯車156は軸
受158を介してケース本体93に支持されている。
パウル式ワンウェイクラッチ157を介在させて連結さ
れている。このワンウェイクラッチ157は、図11に
示すように、合力軸155aと出力歯車156との間に
爪片157aを介設し、該爪片157aを付勢ばね(不
図示)により上記出力歯車156の内周面に形成された
係合歯156a側に付勢した構造のもので、これにより
人力のみによる走行時にペダル踏力が出力歯車156か
らモータ82側に伝わるのを回避している。
3の底壁に配設された反力受け部125と、前部に配設
された角度検出部126とを分離形成して構成されてお
り、基本的な構造は上記実施形態と略同様である。
0の固定端を支持する支持板161に円筒状のストッパ
部161aを一体形成し、上記コイルばね130の自由
端に嵌装されたばね押え162にフランジ162aを一
体形成するとともに、該フランジ162aに連結部16
2bを一体形成して構成されている。この連結部162
bには上記各遊星歯車101が噛合する太陽歯車100
の押圧アーム部100aがピン163を介して軸支され
ており、これにより押圧アーム部100aとばね押え1
62とはピン結合されている。また上記押圧アーム10
0aの基部には回動アーム部100bが逆L字状をなす
ように突出形成されており、該回動アーム部100bは
センサ軸133の回動レバー135に当接している。な
お、この構造は図6,図7のものと同様である。
コイルばね130の自由端に嵌合されたばね押え162
とをピン163により回動可能に連結したので、摺動抵
抗もなく上述のローラを転接させる構造に比べてコイル
ばね130の倒れをより一層抑制でき、信頼性,耐久性
をさらに向上できる。
達される出力歯車156と、該モータ駆動力及び人力の
踏力との合力を出力する合力軸155aとをワンウェイ
クラック157を介在させて連結したので、人力による
走行時の踏力が出力歯車156に伝わることはなく、該
出力歯車156と出力歯車152との噛み合いによる騒
音の発生を回避できる。
軸155a側に配置したので、出力歯車152側にワン
ウェイクラッチを配置した場合に比較して該出力歯車1
52の軸方向長さを短くでき、それだけパワーユニット
150の全長を縮小でき、小型化を図ることができる。
即ち、図5に示すように出力歯車とキャリアとの間にニ
ードル式ワンウェイクラッチを配設する場合には、その
構造上出力歯車の軸長が長くなり、それだけ大型化する
という問題がある。
めの構造として、外周歯車(リングギヤ)102の外周
面に歯部(凸部)102aを所定ピッチで形成し、該歯
部102aによる磁気抵抗の変化を車速センサ140で
検出する構造を採用したが、この車速検出構造としては
図14又は図15に示す構造も採用可能である。
ピッチの孔200aを形成したものを環状に成形してな
るリング200を上記外周歯車102の外周面に圧入に
より嵌合固着した例であり、該孔200aによる磁気抵
抗の変化を車速センサ140で検出する。
を外周歯車102の外周面に嵌合固着する方法であるの
で、例えば冷間鍛造や切削加工により歯部(凸部)10
2aを形成するものに比較して内周面に形成されている
歯のピッチ等の精度への影響が小さい。また上記孔20
0aのピッチを自由に選択できる。
aの背面側に凸部98bを所定ピッチで形成し、該凸部
98bによる磁気抵抗の変化を車速センサ140で検出
するようにした例である。この凸部98bは、歯98c
を鍛造により形成する際に同時に形成したものである。
部98bを成形するようにしたので、部品点数,加工工
数の増加を回避できる。また本実施形態の出力歯車(傘
歯車)の背面は平坦になっているので、上記凸部98b
による凹凸形状を明瞭に形成でき、車速検出精度を向上
できる。
補助車両によれば、踏力センサを、反力受部と角度検出
部とに分離形成した構造とし、また請求項2の発明では
上記角度検出部を入力ギヤ,出力ギヤ以外のギヤに設け
られた回動アームによりセンサ軸を回動させる構造とし
たので、上記角度検出部の回転軸にはほとんど荷重が作
用しなくなり、従来の、ペダル踏力及びその反力が作用
するものに比較して回転軸を細径にできるとともに、該
回転軸を片持ち軸受構造により支持できる等その支持構
造を簡略化でき、コスト低減及び軽量化が図れる効果が
ある。
イルばね内に棒体を挿入し、該棒体に形成されたフラン
ジを押圧アームで押圧する構造としたので、従来のシリ
ンダピストン摺動構造のものに比較して摺動抵抗がほと
んどなくなり、該摺動抵抗に起因すると考えられるペダ
ル踏力増加時と減少時とで検出値が変動するというヒス
テリシスを防止できる効果があり、また摺動抵抗による
引っ掛かりがなくアシストフィーリングを向上できる効
果がある。
ムとをピン結合したので、コイルばねの倒れを防止で
き、長期使用における信頼性,耐久性を向上できる効果
がある。
周に摺接するガイド筒体を配設したので、棒体とコイル
ばねとの摺動抵抗を小さくしつつコイルばねの倒れを確
実に防止でき、長期使用における信頼性,耐久性をより
一層向上できる効果がある。
助自転車の左側面図である。
図である。
を示す一部断面側面図である。
置を示す側面図である。
である。
断面図である。
ある。
示す断面図である。
変形例を示す図である。
変形例を示す図である。
サ) 92 遊星歯車増速機構(遊星ギ
ヤ機構) 100 太陽歯車 100a 押圧アーム部 100b 回動アーム部 101 遊星歯車 125 反力受け部 126 角度検出部 130 コイルばね 131,162 棒部材 133 センサ軸 145 ガイド筒体
Claims (5)
- 【請求項1】 クランク軸に入力されたペダル踏力と電
動モータからの補助力との合力を出力するパワーユニッ
トと、上記ペダル踏力を検出する踏力センサと、該踏力
センサにより検出されたペダル踏力に基づいて上記電動
モータからの補助力を可変制御するコントロールユニッ
トとを備えた電動補助車両において、上記パワーユニッ
トを、クランク軸からのペダル踏力が、遊星ギヤ,リン
グギヤ,サンギヤの何れか1つに入力され、残る2つの
うちの何れか一方から出力される遊星ギヤ機構を備えた
ものとし、上記踏力センサを、上記残る2つのうちの何
れか他方のギヤに設けられた押圧アームにより該他方の
ギヤに作用する反力を受ける付勢ばねを押圧するように
構成された反力受部と、該反力受部と分離形成され上記
他方のギヤの回動角度を検出する角度検出部とを備えた
ものとしたことを特徴とする電動補助車両。 - 【請求項2】 請求項1において、上記角度検出部を、
上記何れか他方のギヤに設けられた回動アームによりセ
ンサ軸を回動又は軸方向に進退させ、該センサ軸の回動
角度又は進退量を検出するように構成したものとしたこ
とを特徴とする電動補助車両。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、上記反力受部
を、コイルばねの自由端又は固定端の何れか一方内に該
コイルばねの内径より若干小径で該コイルばね内に所定
長さ延在する棒体を挿入して保持し、該コイルばねの自
由端を押圧アームで押圧した構造のものとしたことを特
徴とする電動補助車両。 - 【請求項4】 請求項1又は2において、上記反力受部
を、コイルばねの自由端に嵌合するばね押さえを押圧ア
ームにピン結合したものとしたことを特徴とする電動補
助車両。 - 【請求項5】 請求項3において、上記コイルばねの自
由端又は固定端のいずれか他方にこれと同軸をなし、か
つ外周に若干の隙間をあけて該コイルバネを保持するガ
イド筒体を配設したことを特徴とする電動補助車両。
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