JPH10162778A - 反射形高圧放電灯 - Google Patents
反射形高圧放電灯Info
- Publication number
- JPH10162778A JPH10162778A JP33304696A JP33304696A JPH10162778A JP H10162778 A JPH10162778 A JP H10162778A JP 33304696 A JP33304696 A JP 33304696A JP 33304696 A JP33304696 A JP 33304696A JP H10162778 A JPH10162778 A JP H10162778A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer tube
- light
- tube
- reflecting
- discharge lamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 照明器具を用いたり、照明器具に反射板や遮
光板等を付加することなく、外管に反射膜、赤外線を反
射し吸収する多層膜、紫外線を反射し吸収する多層膜を
形成することにより、所望の配光特性が得られるばかり
でなく、ランプ特性が良好な反射形高圧放電灯を提供す
る。 【解決手段】 内部に一対の電極、始動用ガス、水銀お
よび金属ハロゲン化物を封入してなる発光管と、不活性
ガスを封入するとともに、発光管を収容した外管と、外
管の外表面全体に設けられた赤外線を反射し、吸収する
多層膜と、外管の一部を窓部として、光が放射される部
分を設け、該窓部には、紫外線を反射し、吸収する多層
膜が形成され、窓部以外の外管の外表面には、発光管か
らの光を反射する反射膜が形成されていることを特徴と
する。
光板等を付加することなく、外管に反射膜、赤外線を反
射し吸収する多層膜、紫外線を反射し吸収する多層膜を
形成することにより、所望の配光特性が得られるばかり
でなく、ランプ特性が良好な反射形高圧放電灯を提供す
る。 【解決手段】 内部に一対の電極、始動用ガス、水銀お
よび金属ハロゲン化物を封入してなる発光管と、不活性
ガスを封入するとともに、発光管を収容した外管と、外
管の外表面全体に設けられた赤外線を反射し、吸収する
多層膜と、外管の一部を窓部として、光が放射される部
分を設け、該窓部には、紫外線を反射し、吸収する多層
膜が形成され、窓部以外の外管の外表面には、発光管か
らの光を反射する反射膜が形成されていることを特徴と
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属ハロゲン化物
を封入した反射形高圧放電灯に関する。
を封入した反射形高圧放電灯に関する。
【０００２】
【従来の技術】高圧放電灯を用いて照射範囲を限定した
照明を行なう場合、高圧放電灯自体には何の細工もせ
ず、照明器具に反射板や遮光板を付加することで、照明
範囲を限定し、所望の配光特性を得ていた。
照明を行なう場合、高圧放電灯自体には何の細工もせ
ず、照明器具に反射板や遮光板を付加することで、照明
範囲を限定し、所望の配光特性を得ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】道路照明、景観照明、
工場照明等に使用される高圧放電灯のほとんどは、高圧
放電灯単体では所望の配光特性を得ることが困難なた
め、高圧放電灯単体で使用されることは稀であり、照明
器具と組み合わせて所望の配光特性を得たり、照明器具
に反射板や遮光板等を付加させて所望の配光特性を得て
いる。
工場照明等に使用される高圧放電灯のほとんどは、高圧
放電灯単体では所望の配光特性を得ることが困難なた
め、高圧放電灯単体で使用されることは稀であり、照明
器具と組み合わせて所望の配光特性を得たり、照明器具
に反射板や遮光板等を付加させて所望の配光特性を得て
いる。
【０００４】また、既に照明器具が設置してあって、配
光特性の変更を必要とする場合、容易に配光特性を変更
するのは難しく、新たに照明器具に様々な加工をしなけ
ればならないという問題がある。
光特性の変更を必要とする場合、容易に配光特性を変更
するのは難しく、新たに照明器具に様々な加工をしなけ
ればならないという問題がある。
【０００５】本発明は、従来の上記問題点を解消するた
めになされたもので、照明器具を用いたり、照明器具に
反射板や遮光板等を付加することなく、外管に反射膜、
赤外線を反射し吸収する多層膜、紫外線を反射し吸収す
る多層膜を形成することにより、所望の配光特性が得ら
れるばかりでなく、ランプ特性が良好な反射形高圧放電
灯を提供することを目的とする。
めになされたもので、照明器具を用いたり、照明器具に
反射板や遮光板等を付加することなく、外管に反射膜、
赤外線を反射し吸収する多層膜、紫外線を反射し吸収す
る多層膜を形成することにより、所望の配光特性が得ら
れるばかりでなく、ランプ特性が良好な反射形高圧放電
灯を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明は、外管と発光管からなる高圧放電灯の外管
の外表面全体に赤外線を反射し、吸収する多層膜を形成
し、外管の一部を窓部として、光が放射される部分を設
け、該窓部には、紫外線を反射し、吸収する多層膜が形
成され、窓部以外の外管の外表面には、発光管からの光
を反射する反射膜が形成されているものである。
め、本発明は、外管と発光管からなる高圧放電灯の外管
の外表面全体に赤外線を反射し、吸収する多層膜を形成
し、外管の一部を窓部として、光が放射される部分を設
け、該窓部には、紫外線を反射し、吸収する多層膜が形
成され、窓部以外の外管の外表面には、発光管からの光
を反射する反射膜が形成されているものである。
【０００７】前記赤外線を反射し、吸収する多層膜の上
に反射膜を形成することにより、熱による反射膜の劣化
が防止できるうえ、紫外線を反射し、吸収する多層膜を
形成することで、可視光のみが窓部より透過され、有害
な光が出ず、目に優しいものとなる。
に反射膜を形成することにより、熱による反射膜の劣化
が防止できるうえ、紫外線を反射し、吸収する多層膜を
形成することで、可視光のみが窓部より透過され、有害
な光が出ず、目に優しいものとなる。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に実施例について説明する。図
１は、本発明に係わる高圧放電灯の一実施例を示す図で
ある。図において、１は外管で、その外表面全体に屈折
率の異なる２種の物質を交互に重ね合わせて多層に積層
して、赤外線を反射し、吸収する多層膜２を形成する。
この赤外線を反射し、吸収する多層膜２の物質としてＳ
ｉＯ2（酸化けい素）とＴｉＯ 2（酸化チタン）を積層し
たものがあげられる。
１は、本発明に係わる高圧放電灯の一実施例を示す図で
ある。図において、１は外管で、その外表面全体に屈折
率の異なる２種の物質を交互に重ね合わせて多層に積層
して、赤外線を反射し、吸収する多層膜２を形成する。
この赤外線を反射し、吸収する多層膜２の物質としてＳ
ｉＯ2（酸化けい素）とＴｉＯ 2（酸化チタン）を積層し
たものがあげられる。
【０００９】そして、この赤外線を反射し、吸収する多
層膜２の上に外管表面積の５０％以上８０％以下の範囲
に反射膜３として、Ａｌ（アルミニウム）を蒸着し、残
りの２０％以上５０％以下の範囲の窓部４には、ＳｉＯ
2とＴｉＯ2を積層した紫外線を反射し、吸収する多層膜
５が形成される。
層膜２の上に外管表面積の５０％以上８０％以下の範囲
に反射膜３として、Ａｌ（アルミニウム）を蒸着し、残
りの２０％以上５０％以下の範囲の窓部４には、ＳｉＯ
2とＴｉＯ2を積層した紫外線を反射し、吸収する多層膜
５が形成される。
【００１０】図２は、窓部４に形成される紫外線を反射
し、吸収する多層膜５の分光透過率であり、図３は、外
管１の外表面全体に形成される赤外線を反射し、吸収す
る多層膜２の反射率を示す図である。上記窓部４に入射
される発光管６からの直接光と反射膜３によって反射さ
れた光は、赤外線を反射し、吸収する多層膜２と紫外線
を反射し、吸収する多層膜５によって、可視光線のみが
透過される。なお、発光管６は両端に一対の電極を封着
し、内部に始動用不活性ガスと共に水銀および金属ハロ
ゲン化物が封入されている。
し、吸収する多層膜５の分光透過率であり、図３は、外
管１の外表面全体に形成される赤外線を反射し、吸収す
る多層膜２の反射率を示す図である。上記窓部４に入射
される発光管６からの直接光と反射膜３によって反射さ
れた光は、赤外線を反射し、吸収する多層膜２と紫外線
を反射し、吸収する多層膜５によって、可視光線のみが
透過される。なお、発光管６は両端に一対の電極を封着
し、内部に始動用不活性ガスと共に水銀および金属ハロ
ゲン化物が封入されている。
【００１１】前記のように、外管の外表面積全体に設け
られた多層膜により発光管から放射される赤外線が反射
されるので、発光管全体が保温され、金属ハロゲン化物
の蒸気圧が上がり、光学特性が良好となる。また、前記
窓部に設けられた多層膜により発光管から放射される紫
外線はカットされ、ランプ特性が良好となる。
られた多層膜により発光管から放射される赤外線が反射
されるので、発光管全体が保温され、金属ハロゲン化物
の蒸気圧が上がり、光学特性が良好となる。また、前記
窓部に設けられた多層膜により発光管から放射される紫
外線はカットされ、ランプ特性が良好となる。
【００１２】なお、前記窓部を外表面積の２０〜５０％
に規定するのは、２０％未満では、外球内で発光管から
の光の乱反射が多くなり、光が外球外に効率良く出て来
ないからである。また、５０％を超えると、ランプ上方
へ逃げる光が多くなり、下方への光が有効に出てこない
からである。
に規定するのは、２０％未満では、外球内で発光管から
の光の乱反射が多くなり、光が外球外に効率良く出て来
ないからである。また、５０％を超えると、ランプ上方
へ逃げる光が多くなり、下方への光が有効に出てこない
からである。
【００１３】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
本発明によれば、照明器具を用いないで、所望の配光特
性を高圧放電灯のみで得られるばかりでなく、ランプ特
性が良好となる利点がある。
本発明によれば、照明器具を用いないで、所望の配光特
性を高圧放電灯のみで得られるばかりでなく、ランプ特
性が良好となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係わる高圧放電灯の一実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図２】本発明に係わる赤外線を反射し、吸収する多層
膜の分光透過率を示す図である。
膜の分光透過率を示す図である。
【図３】本発明に係わる紫外線を反射し、吸収する多層
膜の反射率を示す図である。
膜の反射率を示す図である。
【符号の説明】 １ 外管 ２ 赤外線を反射し、吸収する多層膜 ３ Ａｌ反射膜 ４ 窓部 ５ 紫外線を反射し、吸収する多層膜 ６ 発光管
Claims (2)
- 【請求項１】内部に一対の電極、始動用ガス、水銀およ
び金属ハロゲン化物を封入してなる発光管と、不活性ガ
スを封入するとともに、発光管を収容した外管と、外管
の外表面全体に設けられた赤外線を反射し、吸収する多
層膜と、外管の一部を窓部として、光が放射される部分
を設け、該窓部には、紫外線を反射し、吸収する多層膜
が形成され、窓部以外の外管の外表面には、発光管から
の光を反射する反射膜が形成されていることを特徴とす
る反射形高圧放電灯。 - 【請求項２】前記外管の外表面積全体に設けられた赤外
線を反射し、吸収する多層膜と、外管表面積の５０％以
上８０％以下の範囲に設けられた反射膜と、残りの外管
の外表面積の２０％以上５０％以下の範囲に設けられた
紫外線を反射し、吸収する多層膜とを具備していること
を特徴とする請求項１記載の反射形高圧放電灯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33304696A JPH10162778A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 反射形高圧放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33304696A JPH10162778A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 反射形高圧放電灯 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10162778A true JPH10162778A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18261672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33304696A Pending JPH10162778A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 反射形高圧放電灯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10162778A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1555685A2 (en) * | 2003-12-10 | 2005-07-20 | General Electric Company | Optimized ultraviolet reflecting multi-layer coating for energy efficient lamps |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP33304696A patent/JPH10162778A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1555685A2 (en) * | 2003-12-10 | 2005-07-20 | General Electric Company | Optimized ultraviolet reflecting multi-layer coating for energy efficient lamps |
| EP1555685A3 (en) * | 2003-12-10 | 2010-03-17 | General Electric Company | Optimized ultraviolet reflecting multi-layer coating for energy efficient lamps |
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