JPH10161750A - 移動速度制御システム - Google Patents

移動速度制御システム

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Publication number
JPH10161750A
JPH10161750A JP32060596A JP32060596A JPH10161750A JP H10161750 A JPH10161750 A JP H10161750A JP 32060596 A JP32060596 A JP 32060596A JP 32060596 A JP32060596 A JP 32060596A JP H10161750 A JPH10161750 A JP H10161750A
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JP
Japan
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speed
deceleration
movement
control
column
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Application number
JP32060596A
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English (en)
Inventor
Koji Shirota
幸司 城田
Tatsuya Saito
達哉 斉藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体の移動を高速かつショックを少なくして
行う。 【解決手段】 台形速度パターンにより、現在位置から
目的位置に移動する。このとき、減速部分において、速
度が十分に低くなったときに、一定期間所定の低速で物
体を移動する。これによって、目的位置における停止時
の物体の慣性によるショックの発生を抑制できる。ま
た、加速部分および減速部分を放物線の組み合わせで、
S字状のパターンとすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NCマシンの工具
などの移動を制御する移動速度制御装置、特に移動停止
時の速度制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、機械加工、機械組み付け等各
種の作業において、NC(数値制御)マシンが広く利用
されている。このようなNCマシンにおいては、三軸の
移動などにより工具を任意の位置に移動する。この際、
工具の移動には、実際に加工を行う移動と、加工を開始
する位置までの空送りの移動がある。そして、特に空送
りの移動においては、目標位置までなるべく早く移動し
たいという要望がある。
【0003】一方、現在位置から目標位置までの移動を
考えると、現在位置での速度0から加速し、その後減速
して、目的位置で速度0となる。そこで、この移動の制
御には、台形速度パターンがよく利用される。この台形
速度パターンは、加速度一定の加速部分と、一定速度の
定速部分と、減速度一定の減速部分からなっている。こ
のため、加速度、定速時速度、減速度を決定しておけ
ば、移動する2点の座標を与えることで、その移動速度
パターンを簡単に算出でき、さらに得られた速度パター
ンに基づいて、2点間移動を容易に制御できる。
【0004】そして、この台形速度パターンにおいて、
目標位置までなるべく早く移動するためには、加速度お
よび減速度を大きくすればよい。ところが、加速度およ
び減速度が大きいと、始動時および停止時におけるショ
ックが大きくなり、高精度の位置決めを必要とする機械
的移動系に悪影響がでる。また、機械系の慣性により動
作の追従が困難になり、停止時にショックが発生した
り、制御の収束性が悪化して位置決め精度も悪化するこ
とになる。
【0005】そこで、始動時に加速度を徐々に大きくし
たり、停止時に減速度を徐々に小さくすることも提案さ
れている。例えば、シグモイド関数を利用して、加速時
および減速時の速度パターンをS字型に制御することが
提案されている。この手法によれば、始動時および停止
時のショックを少なくすることができ、上述のような問
題を解消できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シグモイド関
数を利用すると、滑らかに(緩やかに)速度を変化させ
ようとするため、同一距離の移動に余分に時間を要する
という問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、始動時および停止時のシ
ョックを少なくしつつ、短い時間で移動が行える移動制
御システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、物体を現在位
置から目標位置まで移動させる際の移動速度を制御する
移動速度制御システムであって、現在位置からの移動開
始後に所定の加速度一定の加速区間を有し、目標位置に
至る前に所定の減速度一定の減速区間を有すると共に、
目標位置に至る直前に、減速区間における減速度より減
速度の小さなソフト減速区間を挿入配置することを特徴
とする。
【0009】このように、本発明では、目標位置に至る
直前に減速度の小さなソフト減速区間を挿入配置する。
従って、このソフト減速区間において、移動物体の慣性
を小さくすることができ、目標位置での停止の際のショ
ックをやわらげることができる。また、移動は基本的に
台形速度パターンにより行われるため、その制御等が非
常に容易である。
【0010】また、本発明は、上記ソフト減速区間は、
所定の低速度の定速区間であることを特徴とする。この
ように、ソフト減速区間を定速にすることで、その制御
が非常に容易なものになる。また、低速であるため、十
分な移動物体の慣性の低減を図ることができる。
【0011】また、本発明は、物体を現在位置から目標
位置まで移動させる際の移動速度を制御する移動速度制
御システムであって、現在位置からの移動開始後に所定
の加速度の加速区間を有し、目標位置に至る前に所定の
減速区間を有すると共に、上記減速区間は、現在位置に
近い高速側において上に凸の放物線に従い移動速度が変
化する領域を有し、目標位置座標に近い低速側において
下に凸の放物線に従い移動速度が変化する領域を有する
ことを特徴とする。
【0012】このように、本発明では、放物線を組み合
わせて、減速区間を形成する。そこで、目標位置におけ
る停止の際に、移動速度が徐々に0に近づくため、停止
時のショックを低減できる。また、放物線の組み合わせ
は、数学的に比較的簡単であり、その制御も容易であ
る。また、減速区間の時間を延長しなくてもS字速度パ
ターンによる制御が行える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。このシステムは、自動車のクレイモデルの作成
用に構成されている。
【0014】図1は、本実施形態のシステムの全体構成
を示している。このシステムは、基準面1に対して左側
に半面モデル2が用意されており、右側には、反転モデ
ル作成用のワーク5が用意されている。以下、半面モデ
ル2の側を計測側、ワーク5の側を転写側という。
【0015】「計測側の構成」計測側には直交三次元計
測器(以下、計測器という)10が設置されている。計
測器10のベース11は、定盤上を移動可能に設けられ
ている。ベース11には、コラム軸12が鉛直に固定さ
れており、コラム軸12にコラムヘッド13が嵌めら
れ、コラムヘッド13にアーム軸14が嵌められてい
る。コラムヘッド13はコラム軸12に沿って上下に移
動可能であり、アーム軸14はコラムヘッド13に支持
されて水平方向に移動可能である。アーム軸14の先端
には、プローブ15が取り付けられている。
【0016】コラム軸12にはコラム軸リニアスケール
16が固定されており、このコラム軸リニアスケール1
6は、0.005mm間隔で、N極とS極に交互に着磁
されたマグネスケールである。コラムヘッド13には、
コラム軸リニアスケール16と対向するようにコラム軸
リーディングヘッド17が固定されている。コラム軸リ
ーディングヘッド17は磁気抵抗素子を有し、コラムヘ
ッド13の上下動に伴うスケール上の磁極(N、S)の
変化を検出する。計測器10は、磁極の変化の回数に基
づいてコラムヘッド13の上下方向の移動量を求め、こ
の移動量からプローブ15先端の高さ位置を求める。
【0017】同様に、アーム軸14にはアーム軸リニア
スケール18が固定されており、コラムヘッド13に
は、アーム軸リニアスケール18と対向するようにアー
ム軸リーディングヘッド19が固定されている。そし
て、アーム軸リーディングヘッド19の検出結果に基づ
いて、計測器10は、アーム軸14の水平方向の移動量
を求め、この移動量からプローブ15先端の水平方向の
位置を求める。
【0018】ここで、計測器10は、作業者Aにより、
以下のように使用される。作業者Aは半面モデル2上の
代表点を決め、アーム軸14を動かして代表点にプロー
ブ15を接触させる。作業者Aは、半面モデル2上の複
数の点を代表点として選ぶ。さらに作業者Aは、ベース
11を移動し、モデル全体について同様の作業を行う。
ここで代表点は、作業者Aにより任意の位置に設定さ
れ、例えばコーナー部分では多数の代表点が設定され
る。
【0019】計測器10は、半面モデル2に対するプロ
ーブ15の接触を検出し、接触時のプローブ15先端の
位置座標(すなわち対応点の位置座標)を求める。位置
座標の検出は、ベース11の位置とコラム軸リーディン
グヘッド17、アーム軸リーディングヘッド19の出力
に基づいて行われる。計測器10は、検出した位置座標
を、順次、制御部50へ出力する。
【0020】「転写側の構成」一方、転写側には、ベー
ス21が移動可能に設けられ、ベース21には、コラム
軸22が鉛直に固定されている。そして、計測側と同様
に、コラム軸22にはコラムヘッド23が嵌められ、コ
ラムヘッド23にアーム軸24が嵌められている。コラ
ムヘッド23はコラム軸22に沿って上下に移動可能で
あり、アーム軸24はコラムヘッド23に支持されて水
平方向に移動可能である。
【0021】アーム軸24の先端には、ボーリングヘッ
ドユニット25が取り付けられている。このボーリング
ヘッドユニット25は、水平方向および垂直方向に向け
て取り付け可能である。
【0022】コラムヘッド23には、コラム軸駆動ユニ
ット26が取り付けられている。コラム軸駆動ユニット
26は、コラム軸22に対してコラムヘッド23を上下
移動させるためのユニットである。
【0023】さらに、コラムヘッド23には、アーム軸
駆動ユニット37が取り付けられている。アーム軸駆動
ユニット37は、コラムヘッド23に対してアーム軸2
4を水平移動させるためのユニットであり、コラム軸駆
動ユニット26と同様の構成を有する。従って、アーム
軸駆動ユニット37のモータが回転すると、アーム軸2
4が水平方向に移動する。アーム軸24と共に、ボーリ
ングヘッドユニット25も水平方向に移動する。
【0024】また、コラム軸22には、コラム軸リニア
スケール38が取り付けられ、コラムヘッド23には、
コラム軸リニアスケール38と対向するようにコラム軸
リーディングヘッド39が取り付けられている。アーム
軸24には、アーム軸リニアスケール40が取り付けら
れ、コラムヘッド23には、アーム軸リニアスケール4
0と対向するようにアーム軸リーディングヘッド41が
取り付けられている。各スケールおよびヘッドの構成は
計測側と同様である。そして、各ヘッドは、磁極(N、
S)の変化を検出するごとにパルス信号を生成する。
【0025】その他、転写側には、作業者によって操作
される操作リモコン42が備えられている。
【0026】「制御部の構成」図1に示すように、制御
部50は、制御用コンピュータ51および制御盤52を
備える。制御部50には、計測器10から代表点の位置
座標が入力される。また、制御部50には、転写側のコ
ラム軸リーディングヘッド39、アーム軸リーディング
ヘッド41からパルス信号が入力され、操作リモコン4
2から各ボタンのON/OFFを示す信号が入力され
る。制御部50は、入力信号に基づいて、コラム軸駆動
ユニット36およびアーム軸駆動ユニット37へ制御信
号を出力する。
【0027】その他、制御部50には、図示しないデザ
インCAD用のワークステーションからCADデータが
入力される。このCADデータには、ワークステーショ
ン上でデザインされた形状を示す情報が示されている。
このCADデータも、計測器10から送られた情報と同
様に処理される。
【0028】図2には、制御部50の構成が示されてい
る。制御用コンピュータ51のインターフェイス部53
には、上記のように、計測器10から三次元座標データ
(代表点の位置座標)が入力される。三次元座標データ
は、制御用コンピュータ51のメモリ領域のFIFO
(First In First Out)処理部に、入力順にストックさ
れる。制御用コンピュータ51は、制御盤52からの要
求に応じ、入力時と同じ順番で三次元座標データを出力
する。また、制御用コンピュータ51にはディスプレイ
54が接続されている。制御用コンピュータ51の拡張
スロット55には、PIO(Parallel Input Output)
ボード56およびDSP(Digital SignalProcessor)
ボード57が入れられており、さらにDSPボード57
と接続されているA/D・D/Aボード58およびPI
Oカウンタボード59からなる。
【0029】制御盤52は、リモコン制御部60とモー
タ制御部61からなり、制御盤52には100Vの交流
電流が供給されている。リモコン制御部60は、PIO
ボード56および操作リモコン42と接続されており、
操作リモコン42のボタン操作に関する情報をPIOボ
ード56へ出力する。リモコン制御部60は、インター
ロック・駆動回路62、運転準備・非常停止回路63お
よびブレーキ・クラッチ回路64からなる。インターロ
ック・駆動回路62は、操作リモコン42のスタートボ
タン43、復帰ボタン46、バックステップボタン47
およびセーフティボタン48と接続され、運転準備・非
常停止回路63は、停止ボタン44、及び、図示しない
制御盤前面の非常停止ボタン及び運転準備ボタンと接続
されている。また、ブレーキ・クラッチ回路64はクラ
ッチ開放ボタン45と接続され、さらに、アーム軸駆動
ユニット37およびコラム軸駆動ユニット26の電磁摩
擦クラッチ31および保持ブレーキ35と接続されてい
る。ブレーキ・クラッチ回路64には、電源装置65よ
り24Vの直流電流が供給され、この直流電流は電磁摩
擦クラッチ31および保持ブレーキ35へ供給される。
【0030】一方、モータ制御部61のアーム軸ドライ
バ66にはA/D・D/Aボード58が接続され、ま
た、アーム軸ドライバ66は、アーム軸駆動ユニット3
7のモータ33およびエンコーダ36に接続されてい
る。A/D・D/Aボード58からアーム軸ドライバ6
6へは、モータ制御用の制御指令が入力される。アーム
軸ドライバ66は、制御指令とエンコーダ33からの入
力信号に基づき、モータ33へモータ駆動用の電流を供
給する。同様に、コラム軸ドライバ67は、A/D・D
/Aボード58およびコラム軸駆動ユニット26と接続
され、制御指令に従って、モータ33へモータ駆動用の
電流を供給する。
【0031】アーム軸デテクタ68は、転写側のアーム
軸リーディングヘッド41と接続され、また、PIOカ
ウンタボード59に接続されている。アーム軸リーディ
ングヘッド41からアーム軸デテクタ68へは、前述の
ように、パルス信号(磁気(NS)パルス信号)が入力
される。アーム軸デテクタ68は、入力信号に基づい
て、DSPボード57での処理用のパルス信号を生成し
てPIOカウンタボード59へ出力する。同様に、コラ
ム軸デテクタ69は、コラム軸リーディングヘッド39
からの入力信号に基づいて、DSPボード57での処理
用のパルス信号を生成してPIOカウンタボード59へ
出力する。なお、アーム軸デテクタ68およびコラム軸
デテクタ69には、電源装置70より5Vの直流電流が
供給されている。また電源装置70は、PIOボード5
6に対して12Vの直流電流を供給している。
【0032】「DSP制御ループの構成」図3は、DS
Pボード57、制御盤52およびコラム軸駆動ユニット
26を含むDSP制御ループの構成を示している。DS
P制御は、ボーリングヘッドを目標位置へ移動させるた
めの制御であり、DSP制御の制御対象は、コラム軸駆
動ユニット26やアーム軸駆動ユニット37のモータ3
3である。
【0033】DSPボード57の移動軌跡制御部71で
は、所定の移動軌跡制御ロジックが実行され、目標位置
が出力される。すなわち、計測側における代表点に対応
する対応点を求め、この対応点からアーム軸に沿ってボ
ーリンクヘッドのストローク分だけ後退した位置決め点
が求められ、この位置決め点が目標位置となる。目標位
置は、微分回路72にて微分され、目標軸移動速度に変
換される。この目標軸移動速度は、アーム軸24が上下
方向に移動する速度である(ボーリングヘッド、アーム
軸24およびコラムヘッド23は共に上下移動する)。
目標軸移動速度は、定数K1倍されることにより、モー
タ33の目標角速度に変換される。ここで、ピニオン2
9の直径を45(mm)、減速機32の減速比を33と
すると、定数K1=(2π/(45×π))×33であ
る。そして、目標角速度にフィードフォワードゲインG
がかけられて加算器73に入力される。ここで、ボーリ
ングヘッドの目標軸移動速度は、所定の速度パターンに
基づいて決定するが、これについては後述する。
【0034】一方、制御盤52のコラム軸デテクタ69
からPIOカウンタボード59へは、前述のようにパル
ス信号が入力される。このパルス信号は、コラム軸リー
ディングヘッド39に対してコラム軸リニアスケール3
8が移動した時の、スケール上の磁極の変化(N→S、
S→N)を示している。そして、スケール上では、0.
005mmごとに磁極が変化する。PIOカウンタボー
ド59は、パルス信号からパルス数を求める。このパル
ス数が、定数K3倍(K3=0.005)されてボーリ
ングヘッド先端の上下方向の実位置に変換され、実位置
が加減算器74に入力される。加減算器74では、上記
の実位置と、移動軌跡制御部71から出力された目標位
置との位置偏差が計算され、この位置偏差がPIコント
ローラ75を経由して加算器73に入力される。
【0035】加算器73が出力した角速度は、定数K2
倍されてモータ制御用の指令電圧(±10V)に変換さ
れ、そして、指令電圧が制御盤52のコラム軸ドライバ
67へ入力される。コラム軸ドライバ67は、指令電圧
に従い、モータ33へ電流を供給する。ここでは、エン
コーダ36から入力されるモータ角速度を用いたフィー
ドバック制御が行われる。モータ33は供給された電流
によって駆動され、モータ33の回転が、減速機32に
て減速された後、電磁クラッチ31を介してピニオン2
9へ伝えられる。
【0036】その他、PIOカウンタボード59が出力
したパルス数は、制御コンピュータ51へ出力される。
制御コンピュータ51では、パルス数がボーリングヘッ
ドの実位置に変換される。そして、実位置は、CRT座
標表示部76にて表示用の座標値に変換され、ディスプ
レイ54に表示される。
【0037】以上がコラム軸駆動ユニット26を制御す
るDSP制御ループである。アーム軸駆動ユニット37
を制御するDSP制御ループの構成も同様である。上記
のDSP制御により、ボーリングヘッドは、一制御単位
ごとの目標位置を順次たどる。このようにして、干渉回
避動軌跡制御ロジックにて決定された移動軌跡に従って
ボーリングヘッドが移動する。
【0038】「システムの動作」次に、本実施形態の造
形モデル反転システムの動作を説明する。計測側では、
作業者Aが、計測器10のベース11を半面モデル2の
前面側の計測開始位置に保持する。そして、作業者Aは
半面モデル2上の代表点を決め、アーム軸14を移動さ
せて代表点にプローブ15先端を接触させる。計測器1
0は、プローブ15が代表点に接触した時に、プローブ
15先端の位置座標を求める。この位置座標が、対応点
の位置として、制御コンピュータ51のインターフェイ
ス部53に入力される。作業者Aは、ベース11を計測
開始位置に保持した状態で、半面モデル2上の複数の点
(上端から下端まで)を代表点として選び、上記の作業
を行う。そして、作業者Aは、ベース11を所定距離づ
つ離れた位置に移動させ、各位置にて同様の作業を行
う。作業者Aは、ベース11を半面モデル2の前面、側
面、後面へと移動させる。この際、前面から側面に移る
時、および側面から後面に移る時には、ベース11の向
きを90度変更する。以上のようにして、中型クラスの
自動車のモデルの場合で、約1300の代表点の位置座
標が順次インターフェイス部53に入力される。入力さ
れた位置座標は、順次、制御コンピュータ51のメモリ
領域のFIFO処理部にストックされる。
【0039】一方、転写側では、下記のように、代表点
をワーク5に転写する転写作業が行われる。作業者B
は、上記の計測開始位置と対象な位置にベース21を保
持する。そして、操作リモコン42のセーフティボタン
48を押しながら、スタートボタン43を押す。制御盤
52のインターロック・駆動回路62は、スタートボタ
ン43が押されたことを示す情報をPIOボード56へ
出力する。
【0040】ここで、インターロック・駆動回路62
は、セーフティボタン48が押されていなければ、スタ
ートボタン43が押されても機能しない。これにより、
システムの安全性が確保されている。なお、復帰ボタン
46、バックステップボタン47が押された時も同様で
ある。
【0041】スタートボタン43が押されると、制御コ
ンピュータ51は、FIFO処理部に記憶された一つ目
の代表点の位置座標をDSPボード57に出力する。D
SPボード57の移動軌跡制御部71は、所定の移動軌
跡制御ロジックを実行してボーリングヘッドの移動軌跡
を求める。ここでは、まず、代表点に対応する位置決め
点の座標が求められる。位置決め点は、代表点に対する
対応点からボーリングヘッドのストロークだけ離れた点
である。そして、現在のボーリングヘッドの位置を出発
点とし、位置決め点を到達点とする移動軌跡が算出され
る。この移動軌跡は、円弧状のものであっても、コラム
軸方向に一旦進んだ後アーム軸方向に進むものでもよ
い。
【0042】算出された移動軌跡に従い、図3に示した
DSP制御ループにより、コラム軸駆動ユニット26お
よびアーム軸駆動ユニット37が制御される。そして、
ボーリングヘッドが移動軌跡上を位置決め点へ向けて移
動する。
【0043】ボーリングヘッドが位置決め点へ到達する
と、DSPボード57は、アーム軸ドライバ66、コラ
ム軸ドライバ67への指令電圧を0Vにする。また、制
御盤52のブレーキ・クラッチ回路64が、コラム軸駆
動ユニット26およびアーム軸駆動ユニット37の保持
ブレーキ35への電流を遮断し、保持ブレーキ35がモ
ータ33にブレーキをかける。これにより、コラムヘッ
ド23がコラム軸22に対して動かないように保持さ
れ、また、アーム軸24がコラムヘッド23に対して動
かないように保持される。従って、ボーリングヘッド
は、位置決め点にて、移動しないように保持される。
【0044】ボーリングヘッドが保持されると、作業者
Bは、ボーリングヘッドユニット25のスイッチを入れ
てボーリングヘッドを回転させる。そして、作業者B
は、ボーリングヘッドを押してストロークだけ移動させ
る。この作業で、ボーリングヘッドによりワーク5にド
リル穴が開けられる。ドリル穴の底は対応点と一致す
る。
【0045】作業者Bは、ボーリングヘッドを元の位置
に戻し、再び、セーフティボタン48を押しながら、ス
タートボタン43を押す。これに応じて、制御用コンピ
ュータ51は、FIFO処理部から2番目の代表点の位
置座標を出力する。DSPボード57の移動軌跡制御部
71は、ボーリングヘッドの現在位置を位置決め点に更
新し、代表点から位置決め点を求める。そして、位置決
め点を出発点、位置決め点を到達点とする移動軌跡を求
める。
【0046】作業者Bにより、スタートボタン43を押
す作業と、ボーリングヘッドを使った穴開け作業が繰り
返される。これにより、順次、代表点がワーク5へ転写
される。そして、ベース21を最初に保持した位置での
転写作業が終了すると(すなわち、計測側で計測開始位
置にて求められた全代表点の転写が終了すると)、作業
者Bはベース21を移動する。作業者Bは、ベース21
を所定距離づつ離れた位置に移動し、各位置にて同様の
作業を行う。この所定距離は、ベース11を移動する際
の距離と同じに設定されている。作業者Bは、計測側と
同様に、コラム軸21をワーク5の前面、側面、後面へ
と移動させ、前面から側面に移る時、および側面から後
面に移る時には、ベース21の向きを90度変更する。
【0047】ワーク5全体の転写作業が終了すると、従
来と同様にワーク5が削られる。ドリル穴の底は反転モ
デルの表面上の点を示しているので、ドリル穴を加工用
目印としてワーク5が削られる。この際、作業者は、へ
ら等を使い、ドリル穴がなくなるまでドリル穴周辺の粘
土を削る。このようにして、半面モデルと対称な反転モ
デルが作成される。
【0048】次に、操作リモコン42の他のボタンが押
された時の動作を説明する。停止ボタン44が押される
と、運転準備・非常停止回路63は、アーム軸ドライバ
66およびコラム軸ドライバ67にモータ33への電流
供給を停止させる。また、ブレーキ・クラッチ回路64
に電磁摩擦クラッチ31を開放させ、保持ブレーキ35
を解除させる。
【0049】また、クラッチ開放ボタン45がON状態
の時は、ブレーキ・クラッチ回路64が電磁摩擦クラッ
チ31を開放し、OFF状態の時は電磁摩擦クラッチ3
1を接続する。
【0050】また、復帰ボタン46が押されると、電磁
摩擦クラッチ31が接続され、現在の目標位置への移動
が自動スタートされる。すなわち、復帰時点で設定され
ている次の位置決め点への移動軌跡が算出され、この移
動軌跡に従ってボーリングヘッドが移動する。
【0051】また、バックステップボタン47が押され
ると、一つ前の位置決め点への移動が自動スタートされ
る。すなわち、現在の位置決め点を出発点とし、一つ前
の位置決め点を到達点とする移動軌跡が算出され、この
移動軌跡に従ってボーリングヘッドが移動する。
【0052】「台形速度パターンによる移動」ここで、
本実施形態においては、転写側のボーリングヘッドを1
つの位置決め点から次に位置決め点に送る際に、台形速
度パターンを用いて移動速度を決定する。そこで、ここ
で使用する速度パターンについて、以下に説明する。
【0053】(第1制御例)第1制御例について、図4
のフローチャートおよび図5の速度パターンに基づいて
説明する。まず、各軸移動距離dを演算算出する(S1
1)。d=|目標座標−現在座標|である。この例で
は、まずコラム軸方向に移動し、その後アーム軸方向に
移動する。そこで、以下の説明では、1軸方向の移動に
ついてのみ説明する。軸移動距離dが算出された場合に
は、次に定速部分の時間Tcを次式で演算する(S1
2)。
【0054】
【数1】Tc=d/Vmax−{Ta+(1+Ksf)
Td+2Ksf・Tsf}/2 ここで、Vmaxは各軸到達目標速度(定速部分の移動
速度)、Taは各軸加速時定数(Vmaxまで加速する
のに必要な時間)、Tdは各軸減速時定数(Vmaxか
らKsf・Vmaxまで減速するのに必要な時間)、T
sfは各軸ソフト減速継続時間(予め定めたKsf・V
maxでの移動の継続時間)、Ksfはソフト減速係数
(予め定めた値)である。
【0055】このようにして、Tcが求められた場合に
は、求められたTcが0以上か否かを判定する(S1
3)。すなわち、加速部分の加速により、移動速度がV
maxに至るか否かについて判定する。
【0056】S13において、Tcが0以上であった場
合には、加速部分の速度指令Vaを出力し始動する(S
14)。この速度指令Vaは、 Va=(Vmax/Ta)・t で決定される。ここで、tは時間であり、この速度指令
Vaにより、一定の加速度(Vmax/Ta)で速度V
maxまで加速する。
【0057】そして、時刻Taに至った(速度Vmax
に至った)場合には、定速部分の速度指令Vc=Vma
xを出力する(S15)。これによって、一定速度Vm
axでの定速の移動が行われる。次に、時刻Ta+Tc
に至った場合には、減速部分の速度指令Vdを出力する
(S16)。このVdは、次式によって決定される。
【数2】Vd=−{(1−Ksf)・Vmax/Td}
・t+{Vmax+(1ーKsf)・Vmax/Td}
・(Ta+Tc) これによって、一定の減速度で速度が減少する。そし
て、時刻Ta+Tc+Tdに至った(速度がKsf・V
maxに至った)場合には、ソフト減速部分の速度指令
Vsfを出力する(S17)。このVsfは、 Vsf=Vmax・Ksf で決定される。そして、時刻がTa+Tc+Td+Ts
fに至った場合には、速度ゼロ指令を出力し、停止する
(S18)。
【0058】次に、S13においてTc<0であり、定
速部分が存在しない場合について説明する。すなわち、
S13において、Tc<0の場合には、Tc=0となる
ような変換係数K1を演算する(S19)。この変換係
数K1は、次式によって算出する。
【0059】
【数3】 これは、上述の数1において、VmaxおよびTa、T
d、TsfにK1を掛けておき、Tc=0とすることに
よって、求められる。すなわち、
【数4】d/K1・Vmax=K1{Ta+(1+Ks
f)Td+2Ksf・Tsf}/2 を解くことによって得られる。
【0060】変換係数K1が得られた場合には、このK
1を用いて設定パラメータを変換する(S20)。すな
わち、Vmax←K1・Vmax、Ta←K1・Ta、
Td←K1・Td、Tsf←K1・Tsfとする。
【0061】このように、パラメータを変換することに
より、その後の加速部分、減速部分ソフト減速部分にお
ける速度指令は同一の式によって算出できる。また、T
c=0であるため、S15はその時間が0となる。この
ため、上述のS14からS18をそのまま行えばよい。
【0062】図の例では、S14〜S18に対応する動
作について、別のフローとして示してある。まず、加速
部分の速度指令Vaを出力する(S21)。この状態
で、時刻Ta=K1・Taに至った場合には減速部分の
速度指令Vdを出力する(S22)。これは、定速部分
がなく、Tc=0だからであり、これによって加速部分
の終了後直ぐに減速部分が続く。次に、時刻Ta+Td
=K1・(Ta+Td)に至った場合には、ソフト減速
部分の速度指令Vsfを出力する(S23)。そして、
時刻Ta+Td+Tsf=K1(Ta+Td+Tsf)
に至った場合には、速度ゼロ指令を出力し(S24)、
移動動作を終了する。
【0063】このように、停止前に所定時間Tsfまた
はTsf=K1・Tsfの低速度の定速移動区間が形成
される。従って、慣性によるショックを抑制して、好適
な停止制御が行える。また、そのための制御も非常に簡
単である。
【0064】この説明では、1軸の移動についてのみ説
明した。しかし、上述のように、本実施形態では、2軸
の移動が必要である。この場合、図6に示すように、ア
ーム側の移動が終了に十分近づいた時(移動が所定の%
以上終了したとき)、コラム側の移動を開始する。そこ
で、アーム軸方向の移動終了直前には、両軸方向で移動
が行われる。そして、目標位置に到達したときにコラム
側の移動が終了する。
【0065】また、この制御による現在位置から目標位
置までの軌跡は、図7に示したようにものになる。
【0066】(第2制御例)次に、第2制御例につい
て、図8のフローチャートおよび図9の速度パターンに
基づいて説明する。まず、各軸移動距離dを演算する
(S31)。これは、上述の場合と同様に、d=|目標
座標−現在座標|により算出する。次に、定速部分の時
間Tscを Tsc=d/Vmax−(Tsa+Tsd)/2 により演算する(S32)。ここで、Vmaxは各軸到
達目標速度、Tsaは各軸S字加速時定数、Tsdは各
軸S字減速時定数である。
【0067】次に、計算された定速部分の時間Tscが
0以上か否かを判定する(S33)。Tsc≧0であっ
た場合には、定速部分が存在する。そこで、加速部分
(放物線1)の速度指令V1を出力し、移動を開始する
(S34)。このV1は、 V1=(2Vmax/Tsa2)・t2 により算出する。従って、時刻tがTsa/2になった
ときに、V1はVmax/2となる。そして、時刻tが
Tsa/2になったときには、加速部分(放物線2)の
速度指令V2を出力する(S35)。このV2は、 V2=−(2Vmax/Tsa2)・(t−Tsa)2
Vmax により算出する。従って、時刻がTsaになったとき
に、V2はVmaxとなり加速が終了する。
【0068】次に、時刻がTsaになったときには、定
速部分の速度指令Vscを出力する(S36)。そし
て、時刻がTsa+Tscになったとき、すなわちTs
cの時間の定速部分が終了したときには、減速部分(放
物線3)の速度指令V3を出力する(S37)。この速
度指令V3は、 V3=−(2Vmax/Tsd2)・(t−Tsa−T
sc)2+Vmax により算出する。そして、時刻Tsa+Tsc+Tsd
/2になり、V3がVmax/2になった時には、減速
部分(放物線4)の速度指令V4を出力する(S3
8)。この速度指令V4は、 V4=−(2Vmax/Tsd2)・(t−Tsa−T
sc−Tsd)2 により算出する。そして、時刻Tsa+Tsc+Tsc
+Tsdに至り、V4は0となった時には、速度ゼロ指
令を出力し、移動を停止する(S39)。
【0069】次に、S33においてTsc<0であり、
定速部分が存在しない場合について説明する。すなわ
ち、S33において、Tsc<0の場合には、Tsc=
0となるような変換係数K2を演算する(S40)。こ
の変換係数K2は、次式によって算出する。
【0070】
【数5】 これは、上述のTscを求める式において、Vmaxお
よびTa、Td、TsfにK2を掛けておき、Tsc=
0とすることによって、求められる。すなわち、
【数6】d/K2・Vmax=K2(Tsa+Tsd)
/2 を解くことによって得られる。
【0071】変換係数K2が得られた場合には、このK
2を用いて設定パラメータを変換する(S41)。すな
わち、Vmax←K2・Vmax、Tsa←K2・Ts
a、Tsd←K2・Tsdとする。
【0072】このように、パラメータを変換することに
より、その後の加速部分(放物線1、2)、減速部分
(放物線3、4)における速度指令は同一の式によって
算出できる。また、Tsc=0であるため、S36はそ
の時間が0となる。このため、上述のS34からS39
をそのまま行えばよい。
【0073】図の例では、S34〜39に対応する動作
について、不要な工程であるS36に対応する工程を削
除した別のフローとして示してある。すなわち、加速部
分(放物線1)の速度指令V1の出力(S42)、加速
部分(放物線2)の速度指令V2の出力(S43)、減
速部分(放物線3)の速度指令V3の出力(S44)、
減速部分(放物線4)の速度指令V4の出力(S45)
を順に出力した後、速度ゼロ指令を出力し処理を終了す
る(S46)。
【0074】このように、放物線の組み合わせという非
常に簡単な手法で、滑らかな始動、停止が行える軸移動
制御が行える。また、放物線を用いたこの制御では、上
述の台形制御に対し、移動に要する時間が長くなるとい
うことがない。
【0075】また、この例においても2軸の移動が必要
である。そこで、上述の場合と同様に、アーム側の移動
が終了に十分近づいた時、コラム側の移動を開始し、目
的位置に到達したときにコラム側の移動が終了する。こ
れについて、図10に示す。また、このような制御を行
った場合の移動軌跡を図11に示す。
【0076】「その他の構成」上述の例では、本発明の
移動速度制御システムを造形モデル反転システムに適用
した例について説明した。しかし、本移動速度制御シス
テムは、NCデバイスにおける工具のから送りなど各種
の物体移動における速度制御に利用することができる。
また、3軸の移動にも利用でき、また円弧状の軌跡の移
動にも利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態が適用される造形モデル反
転システムの構成を示す説明図である。
【図2】 図1のシステムを制御する制御部の構成を示
すブロック図である。
【図3】 DSPボード、制御盤およびコラム軸駆動ユ
ニットを含むDSP制御ループの構成を示すブロック図
である。
【図4】 制御例1の軸移動の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】 制御例1の軸移動速度のパターンを示す図で
ある。
【図6】 制御例1の2軸移動のパターンを示す図であ
る。
【図7】 制御例1の2軸移動の軌跡を示す図である。
【図8】 制御例2の軸移動の動作を示すフローチャー
トである。
【図9】 制御例2の軸移動速度のパターンを示す図で
ある。
【図10】 制御例2の2軸移動のパターンを示す説明
図である。
【図11】 制御例2の2軸移動の軌跡を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 基準面、2 半面モデル、5 ワーク、10 直交
三次元計測器、15プローブ、22 コラム軸、23
コラムヘッド、24 アーム軸、25 ボーリングヘッ
ドユニット、26 コラム軸駆動ユニット、37 アー
ム軸駆動ユニット、38 コラム軸リニアスケール、3
9 コラム軸リーディングヘッド、40 アーム軸リニ
アスケール、41 アーム軸リーディングヘッド、42
操作リモコン、50 制御部、51 制御用コンピュ
ータ、52 制御盤。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体を現在位置から目標位置まで移動さ
    せる際の移動速度を制御する移動速度制御システムであ
    って、 現在位置からの移動開始後に所定の加速度一定の加速区
    間を有し、目標位置に至る前に所定の減速度一定の減速
    区間を有すると共に、 目標位置に至る直前に、減速区間における減速度より減
    速度の小さなソフト減速区間を挿入配置することを特徴
    とする移動速度制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、 上記ソフト減速区間は、所定の低速度の定速区間である
    ことを特徴とする移動速度制御システム。
  3. 【請求項3】 物体を現在位置から目標位置まで移動さ
    せる際の移動速度を制御する移動速度制御システムであ
    って、 現在位置からの移動開始後に所定の加速度の加速区間を
    有し、目標位置に至る前に所定の減速区間を有すると共
    に、 上記減速区間は、現在位置に近い高速側において上に凸
    の放物線に従い移動速度が変化する領域を有し、目標位
    置座標に近い低速側において下に凸の放物線に従い移動
    速度が変化する領域を有することを特徴とする移動速度
    制御システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008220022A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Taiheiyo Cement Corp 位置決め制御装置および位置決め制御方法
JP2012253987A (ja) * 2011-06-07 2012-12-20 Panasonic Corp モータ駆動装置
JP2014048095A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Mitsutoyo Corp 産業機械、産業機械の制御方法、形状測定装置及び形状測定装置の制御方法
JP2014061577A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Via Mechanics Ltd 加工機の制御方法及びプログラム、並びに穴明け加工装置
JP2014206940A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 株式会社安川電機 機器制御システム及びコントローラ

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