JPH10157079A - 段ボールシート用印刷機およびその運転方法 - Google Patents

段ボールシート用印刷機およびその運転方法

Info

Publication number
JPH10157079A
JPH10157079A JP33895396A JP33895396A JPH10157079A JP H10157079 A JPH10157079 A JP H10157079A JP 33895396 A JP33895396 A JP 33895396A JP 33895396 A JP33895396 A JP 33895396A JP H10157079 A JPH10157079 A JP H10157079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
transfer roll
printing
flexo
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33895396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Isowa
英一 磯輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isowa Corp
Original Assignee
Isowa Industry Co Ltd
Isowa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isowa Industry Co Ltd, Isowa Corp filed Critical Isowa Industry Co Ltd
Priority to JP33895396A priority Critical patent/JPH10157079A/ja
Publication of JPH10157079A publication Critical patent/JPH10157079A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Presses (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキソインキを循環させることなく段ボー
ルシートに所要の印刷を行ない、印刷オーダの変更等に
伴う色替えを短時間で行なう。 【解決手段】 インキ転移ロール21の中空部21a
に、冷却水が充填される。インキ転移ロール21および
絞りロール22の間に画成されるインキ貯留部Aに対
し、フレキソインキの供給および回収を行なう供給・回
収装置28が両ロール21,22の上方に配設される。
インキ貯留部Aの上方に、稀釈液をインキ貯留部Aに供
給する稀釈液供給管53が配設される。インキ転移機構
20は、カバー体54で囲繞される。インキ貯留部Aに
近接する位置に、貯留部Aに貯留されているフレキソイ
ンキの貯留量を検出するインキ量検出手段55が配設さ
れ、該手段55による検出値に基づいて供給・回収装置
28が作動制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、段ボールシート
用印刷機およびその運転方法に関し、更に詳細には、フ
レキソインキを循環させることなく使用して段ボールシ
ートに所要の印刷を行なうと共に、印刷オーダの変更等
に伴い残留する旧オーダのフレキソインキを回収して、
無駄に廃棄されるインキ量を抑制すると共に、そのイン
キ替えを迅速に行ない得るよう構成した段ボールシート
用印刷機およびその運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】段ボールシートに印刷を行なう方法とし
て、所謂フレキソ印刷が一般に知られている。このフレ
キソ印刷は、流動性に富む低粘度の水性インキ(フレキ
ソインキ)を使用するものであって、インキ乾燥が速い
ため印刷後にダイカッタフォルダグルア等の次工程と直
結することができ、段ボール工場において印刷加工後の
シートを一時保管することなく、迅速に次工程へ移送す
ることができる。また、インキ転移機構を極めて簡単に
なし得る等の利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記フレキソ印刷で
は、フレキソインキを常に循環させるシステムを採用し
ているので、色替えの際は、印刷機内に循環するフレキ
ソインキの回収に時間を要し、かつ循環経路内で多量の
フレキソインキが残留し、更には多量の水でロールおよ
び循環系を洗浄する必要がある。このためフレキソイン
キの損失を生ずると共に、洗浄廃液の処理設備が必要と
なってコスト高となる欠点を有している。また色替えに
際しては、上記の作業を行なうため時間が掛かり、機械
稼働効率を下げ、生産性に著しく影響を及ぼしていた。
【0004】ここで、最近の業界は、多品種かつ少量の
段ボールシートを加工する小ロット対応に迫られてお
り、その傾向は年を追って顕著なものとなっている。こ
れを印刷機に関して考察すると、多種・少量の段ボール
シートの印刷に対応するために、限られた時間内で色替
えを行なう必要があることを意味する。しかるに前記小
ロットの印刷に伴う頻繁なオーダ変更の要請に対して
は、フレキソ印刷では色替えに時間を要するために対応
が不充分である。また、洗浄廃液を処理する問題も内在
しており、このような小ロットの印刷に対しては適して
いなかった。
【0005】
【発明の目的】本件出願人は、前述したフレキソ印刷に
おける各種の問題は、フレキソインキを循環させるため
に起因することに着目し、該インキを如何にしたら循環
させることなく使用し得るようになるかを種々試験し
た。その結果、極めて高い速乾性を有しているフレキソ
インキではあっても、所要量の貯留状態であれば良好な
印刷を行ない得ることが確認された。しかし、フレキソ
インキを非循環の貯留状態に保持したとしても、インキ
転移機構での絞りロールとインキ転移ロールとで絞り調
節する際の摩擦熱等によるフレキソインキの温度上昇や
周囲の雰囲気等に起因して、該インキの粘度が上昇して
しまって、印刷精度が低下する要因となることを確認し
た。すなわち、フレキソインキを所要量の貯留状態に保
持すると共に、運転中におけるフレキソインキの粘度上
昇を抑制することにより、該インキを循環させることな
く使用し得ることを知見するに至った。
【0006】従ってこの発明は、前述した従来の技術に
内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、フレキソインキを循環させるこ
となく段ボールシートに所要の印刷を行ない、これによ
って印刷オーダの変更等に伴う色替えを短時間で行ない
得る段ボールシート用印刷機およびその運転方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明に係る段ボールシート用印
刷機は、印版を装着した版胴と、この版胴に対向配置し
た圧胴と、前記版胴に対し近接・離間自在に配設され、
その近接時には該版胴に装着した印版に接触して回転す
るインキ転移ロールと、このインキ転移ロールに運転中
は常に接触し、インキ量の絞り調節を行なうインキ量調
節部材とを備える段ボールシート用印刷機において、前
記インキ転移ロールおよびインキ量調節部材における軸
方向の両端部に位置し、該転移ロールおよび調節部材の
間に画成されるインキ貯留部の長手方向両端部を閉成す
る堰部材と、前記インキ転移ロールおよびインキ量調節
部材の上方に配設されて前記インキ貯留部の長手方向に
移動可能で、該貯留部へのフレキソインキの供給並びに
残留インキの回収を選択的に行なう供給・回収装置と、
前記インキ量調節部材またはインキ転移ロールに対し接
離自在に配設され、その接触時に該調節部材または転移
ロールに転移しているフレキソインキを掻き取り除去す
るスクレーパと、前記インキ貯留部に貯留されるフレキ
ソインキの温度上昇を抑制する冷却手段とから構成した
ことを特徴とする。
【0008】前記目的を達成するため、本願の別の発明
に係る段ボールシート用印刷機の運転方法は、印版を装
着した版胴と、この版胴に対向配置した圧胴と、前記版
胴に対し近接・離間自在に配設され、その近接時には該
版胴に装着した印版に接触して回転するインキ転移ロー
ルと、このインキ転移ロールに運転中は常に接触し、イ
ンキ量の絞り調節を行なうインキ量調節部材とを備える
段ボールシート用印刷機において、前記インキ転移ロー
ルおよびインキ量調節部材の間に画成されるインキ貯留
部の長手方向両端部を堰部材により閉成したもとで、イ
ンキ貯留部の上方に配設されて該貯留部の長手方向に移
動可能な供給・回収装置から、インキ貯留部へフレキソ
インキを非循環的に供給することにより該インキを貯留
し、前記インキ貯留部に貯留されているフレキソインキ
を、前記インキ転移ロールを介して印版に転移させると
共に、相互に反対方向に回転する前記版胴と圧胴との間
に段ボールシートを通過させて、該シートに所要の印刷
を行ない、この印刷運転中は、前記インキ貯留部に貯留
されているフレキソインキの温度上昇を冷却手段により
抑制し、オーダ変更に伴う色替えに際しては、前記イン
キ貯留部に残留しているフレキソインキを、前記供給・
回収装置により回収し、次いで、前記インキ転移ロール
およびインキ量調節部材の間に洗浄液を供給し、該イン
キ量調節部材またはインキ転移ロールにスクレーパを接
触させて該スクレーパによる洗浄廃液の掻き取りを行な
うようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る段ボールシー
ト用印刷機およびその運転方法につき、好適な実施例を
挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0010】
【第1実施例について】図1は、第1実施例に係る段ボ
ールシート用印刷機の概略側面図であって、段ボールシ
ートへの印刷状態で示す。また図2は、第1実施例に係
る印刷機を備えたフレキソプリンタスロッタを示すもの
であって、該フレキソプリンタスロッタ11は、段ボー
ルシート12の供給装置13、2基の印刷機10,1
0、クリーザ14およびスロッタ15の各ユニットを直
列に配列して構成される。そして、これらのユニットを
通過する段ボールシート12に所要の印刷を施すと共
に、クリージングその他スロッティング等の諸加工を順
次施すようになっている。
【0011】図示の印刷機10は、段ボールシート12
の給送方向と交差する方向に所定間隔離間した機枠1
6,16(一部のみ図示)の間に、印版17が着脱自在に
装着される版胴18と、段ボールシート12のパスライ
ンを挟む下方に対向配置した圧胴19とを回転自在に備
えていて、これら版胴18および圧胴19は相互に反対
方向への回転がなされる。
【0012】前記版胴18の上方には、図1に示す如
く、印版17にフレキソインキを転移させるインキ転移
機構20が配設されている。このインキ転移機構20
は、供給されたフレキソインキを印版17に直接転移さ
せるインキ転移ロール21と、該ロール21に圧接され
てインキ量の絞り調節を行なうインキ量調節部材として
の絞りロール22と、絞りロール22の回転軸を中心と
してインキ転移ロール21を所要の角度範囲で変位させ
得る揺動機構23とから基本的に構成されている。そし
て該揺動機構23を選択的に作動させることにより、イ
ンキ転移ロール21を、前記印版17に接触させてフ
レキソインキを該印版17に転移させるインキ転移位置
(図5)と、前記印版17から離間してインキ転移不能
状態とする待機位置(図6)とに変位させ得るものであ
る。すなわちインキ転移ロール21は、前記版胴18に
対し近接・離間自在に配設され、近接時には該版胴18
に装着した印版17に接触して回転可能となっている。
このインキ転移ロール21の表面には、微細な窪みを所
要のパターンで凹設したアニロックスが形成され、これ
ら微細窪みは、一定量のフレキソインキを溜めると共に
ロール回転時のインキ飛散を防止するべく機能してい
る。なおインキ転移ロール21には鉄系金属材質が採用
されるが、金属ロールの表面にセラミックス被膜を爆発
溶射等の手段により形成し、このセラミックス被膜にア
ニロックスを彫刻するようにしてもよい。更に、インキ
転移ロール21として、アニロックスの彫刻を施してな
い鉄ロール(メッキだけを施したもの)や、単なるゴムロ
ールも好適に使用可能である。
【0013】前記インキ転移ロール21に隣接して配設
される絞りロール22は、インキ転移ロール21と運転
中は常に接触すると共に、該ロール21と同速若しくは
低速で回転して、インキ転移ロール21の表面における
余剰インキの絞り調節を行なうべく機能する。この絞り
ロール22は、鉄系の金属材質またはゴム等の柔軟な材
質のものとするのが好適である。なおゴム系材質を使用
する場合は、その硬度を、ロールの長短に応じて例えば
ショアー硬度50〜75度の範囲内で適宜選択すること
が推奨される。
【0014】前記インキ転移ロール21は、図1に示す
如く中空に形成され、その中空部21aに所定量の冷却
手段としての冷却水70を充填させ得るよう構成されて
いる。そして、印刷運転中におけるインキ転移ロール2
1と絞りロール22との周速差に起因する摩擦熱の発生
を、当該冷却水70によって抑制することで、インキ貯
留部A(後述)に貯留されているフレキソインキの温度上
昇を抑制し得るようになっている。
【0015】前記インキ転移機構20の揺動機構23
は、機枠16,16に回転自在に配設した絞りロール2
2における機枠16内部に臨む両軸端部に回転自在に枢
支された一対の支持ブラケット24,24(図1および図
5には一方のみ図示)を備え、該支持ブラケット24,2
4間にインキ転移ロール21が回転自在に枢支されてい
る。各支持ブラケット24におけるインキ転移ロール2
1が枢支される側の上端部に、保持部材25が夫々配設
されると共に、機枠16,16間に回転自在に枢支した
切換え軸26に偏心的に配設した対応の偏心輪27が、
各保持部材25に回転自在に枢支してある。また切換え
軸26は、図示しないモータまたはエアシリンダにより
回転駆動されるようになっている。従って、モータまた
はエアシリンダを付勢して偏心輪27,27を所定中心
角で回動させることにより、インキ転移ロール21を、
図5に示す如く、印版17に接触させてフレキソイン
キの転移を行なうインキ転移位置と、図6に示す如
く、印版17から離間してフレキソインキの転移を不能
とする待機位置とを選択し得るものである。また両方の
ロール21,22に異なる回転を与える機構について
は、それ自体は公知であるので説明は省略する。なお、
インキ転移ロール21は、後述するインキ替えを行なう
場合および段ボールシート12が通紙されなくなった際
に、揺動機構23を介して待機位置に移動されるよう設
定されている。
【0016】前記インキ転移ロール21および絞りロー
ル22においては、両ロール21,22を圧接させた際
に、これら両ロールの長手方向の接触領域にインキ貯留
部Aを画成し得るようになっている。そしてこのインキ
貯留部Aにフレキソインキを供給すると共に、該貯留部
Aに残留するフレキソインキを回収する供給・回収装置
28が、前記両ロール21,22の上方に配設されてい
る。なお、印刷時のインキ供給量が少なすぎると、印刷
面にカスレや抜けを生ずる。そこで図3および図4に示
す如く、この供給・回収装置28は、インキ供給量を印
刷物の図柄に合わせて、必要個所に重点的にフレキソイ
ンキを供給し得るようになっている。すなわち、前記機
枠16,16の上端間に両ロール21,22と平行なガイ
ドレール29が架設され、該レール29に、複数のロー
ラ30を介して移動台31が移動自在に支持されてい
る。そしてこの移動台31は、例えばモータにより走行
される無端チェン(図示せず)に接続されて、ガイドレー
ル29に沿って往復移動するよう構成されている。
【0017】前記移動台31には、該移動台31の移動
方向に離間する一対のブラケット32,32が、前記絞
りロール22の上方に垂下し、その下端に載置板33が
水平に配設されている。そして両ブラケット32,32
の間に臨む載置板上に、所定量のフレキソインキが貯留
されるインキポット34が着脱自在に装着されるように
なっている。また、図7において右側のブラケット32
から外方に延出する載置板33には、取付台42を介し
てチュービングポンプ35および該ポンプ35を駆動す
る可逆モータ36が配置されている。チュービングポン
プ35には、可撓性のチューブ37が着脱自在に介挿さ
れ、該チューブ37の一方の端部37aに、剛性を有す
るパイプ38(例えば銅パイプ)が連通接続されて、この
パイプ38がインキポット34に貯留したフレキソイン
キに浸漬されている。また可撓性チューブ37の他方の
端部37bは、後述するホルダ45に装着されて一端を
前記インキ貯留部Aの上方に臨ませている剛性を有する
パイプ40(例えば銅パイプ)の他端に連通接続されてい
る。
【0018】前記チュービングポンプ35の基本構造は
公知のものであって、所定の軌道に沿って移動する複数
のローラ41により可撓性チューブ37を連続的にしご
くことにより、該チューブ内のフレキソインキを所定方
向に押出すものである。すなわち、前記可逆モータ36
を正転方向に付勢してチュービングポンプ35のローラ
41を、図7において時計方向に移動すると、可撓性チ
ューブ37内のフレキソインキが端部37bからパイプ
40に押出され、これによりインキポット34のフレキ
ソインキをインキ貯留部Aに供給する。また前記可逆モ
ータ36を逆転方向に付勢してローラ41を反時計方向
に移動すると、可撓性チューブ37内のフレキソインキ
は端部37aからパイプ38に押出され、これによりイ
ンキ貯留部Aのフレキソインキをインキポット34に回
収するよう設定されている。
【0019】前記チュービングポンプ35の取付台42
に配設されたブラケット43の上面に、図7に示す如
く、エアシリンダ44が倒立配置され、該シリンダ44
におけるブラケット43の下面に垂下するピストンロッ
ド44aにホルダ45が配設されている。このホルダ4
5には、図示形状に折曲形成したパイプ40が、複数の
保持具46を介して着脱自在に配設され、該パイプ40
の一方の端部に、前記チュービングポンプ35から延出
する可撓性チューブ37の端部37bが連通接続される
(図5参照)。またパイプ40の他方の端部は、ホルダ4
5から所定長さ垂下してインキ貯留部Aの上方に臨むと
共に、この端部にノズル47が接続されている。すなわ
ち、印刷オーダの変更等に伴うインキ替えに際し、エア
シリンダ44を所要方向に付勢することにより、パイプ
40に接続したノズル47をインキ貯留部Aに残留して
いる旧オーダのフレキソインキに浸漬させることが可能
である(図9(b)参照)。そして、この状態で前記可逆モ
ータ36を逆転方向に付勢すれば、インキ貯留部Aに残
留するフレキソインキをインキポット34に回収するこ
とができる。なお、適宜の手段によりチュービングポン
プ35自体を昇降させて、ノズル47の高さ位置を変え
るようにすることも可能である。
【0020】前記載置板33には、適宜の手段を介して
洗浄液供給管(図示せず)が配設され、該洗浄液供給管の
開口部はインキ貯留部Aに臨んでいる。この洗浄液供給
管には、適宜の固定位置に配置した洗浄液タンクが、パ
イプ(何れも図示せず)を介して接続されており、該タン
クに貯留された洗浄液は、圧縮空気により供給管に圧送
されるようになっている。すなわち、供給・回収装置2
8は、その印刷運転時には前記可撓性チューブ37およ
びパイプ38,40を介して前述のインキ貯留部Aにフ
レキソインキを供給する。また段ボールシート12にお
ける印刷オーダの変更等に伴う色替えに際しては、前記
インキ貯留部Aに残留する旧オーダのフレキソインキを
回収すると共に、図示しない洗浄液供給管を介して貯留
部Aに洗浄液を供給するよう構成されている。
【0021】前記各支持ブラケット24には、図8に示
す如く、支持部材48を介してエアシリンダ49が倒立
配置され、該エアシリンダ49のピストンロッド49a
に板状の堰部材50が配設されている。この堰部材50
は、印刷運転時にエアシリンダ49の付勢により下降さ
れ、該堰部材50をインキ転移ロール21と絞りロール
22の軸方向端部に密着させることによって、両ロール
21,22の間に画成されるインキ貯留部Aを閉成し、
前記供給・回収装置28から供給されるフレキソインキ
や洗浄液を、該貯留部Aに非循環状態で貯留し得るよう
になっている。またインキ洗浄に際しては、該堰部材5
0を必要に応じてエアシリンダ49の逆付勢により上昇
して前記インキ貯留部Aを開放し、該貯留部Aに残留し
ているフレキソインキを洗い流した洗浄廃液を長手方向
の両端部から排出し得るよう構成される。なお、インキ
転移ロール21および絞りロール22の軸方向両端部よ
り下方に樋部材51が夫々配設され、前記堰部材50の
開放動作によりインキ貯留部Aから流出する洗浄廃液を
樋部材51で受けて、後述するインキパン52に回収す
るようになっている。
【0022】前記インキ貯留部Aの上方には、水または
適宜の溶剤等の稀釈液の供給源(図示せず)に連通する稀
釈液供給管(稀釈液供給手段)53が配設され、該管53
に穿設された供給孔53aを介して稀釈液をインキ貯留
部Aに供給し得るよう構成されている。すなわち、印刷
運転中における適時に稀釈液供給管53から所要量の稀
釈液をインキ貯留部Aに供給することで、該貯留部Aに
貯留されているフレキソインキの粘度を常に一定に保持
した状態で印刷を行ない得る。なお、稀釈液供給管53
からの稀釈液の供給は、インキ貯留部Aに貯留されてい
るフレキソインキの粘度を検出する手段(図示せず)の検
出値を基に行なったり、またはタイマ等による所定時間
間隔毎に行なわれる。
【0023】前記インキ転移機構20は、図1に示す如
く、カバー体54で囲繞され、前記インキ貯留部Aに貯
留されているフレキソインキの水分量が、周囲の雰囲気
(主に湿度)に影響されて変化したり、空気の流れ等によ
って水分が蒸発して乾燥するのが抑制されるようになっ
ている。このカバー体54は、インキ転移機構20を囲
繞する箱型に成形されると共に、その底部には、版胴1
8に配設される印版17とインキ転移ロール21との接
触を許容する開口54aが長手方向に沿って形成されて
いる。なお、カバー体54としては、内部が視認可能な
透明材により成形することが推奨される。
【0024】前記インキ貯留部Aに近接する位置に、該
貯留部Aに貯留されているフレキソインキの貯留量を検
出するインキ量検出手段55が配設され、該手段55に
よる検出値に基づいて前記供給・回収装置28のチュー
ビングポンプ35を駆動する可逆モータ36が作動制御
されて、インキ貯留部Aに常に所要量のフレキソインキ
を貯留するよう設定される。このインキ量検出手段55
としては、対向式または反射式の光電センサやテレビカ
メラまたはフロートスイッチ、あるいは触針式のセンサ
等の各種の手段が適宜に使用される。なお、インキ量検
出手段55は、インキ貯留部Aの長手方向の両端部近傍
に夫々配設することが推奨される。
【0025】前記絞りロール22に近接した略接線位置
には、オーダ変更等によるインキ替えに際し、旧オーダ
のフレキソインキの洗浄を行なうための長尺のブレード
状板体からなるスクレーパ56が配設されている(図4
参照)。このスクレーパ56は、絞りロール22の回転
方向に対し逆らう方向に、その先端を接線方向に沿って
指向させており、適宜のモータ57により正逆回転され
てロール表面に接離自在となっている。そしてフレキソ
インキの洗浄に際しては、インキ転移機構20に関連し
て設けた前記揺動機構23を作動させ、絞りロール22
の回転軸を中心として前記インキ転移ロール21を、図
6に示す如く反時計方向に変位させることにより、印版
17から離間する待機位置に臨ませる。次いで、モータ
57を付勢してスクレーパ56を絞りロール22に接触
させることにより、該ロール22に転移している洗浄廃
液やフレキソインキが掻き上げ除去される。そして、こ
の除去された洗浄廃液やフレキソインキは、スクレーパ
57の下方に設けたインキパン52に回収されるように
なっている。このインキパン52には、廃液タンクに連
通する廃液管(何れも図示せず)が接続され、該インキパ
ン52に回収された廃液は所要部位に設けた廃液タンク
に集められるよう構成してある。なお、前記樋部材51
に排出された洗浄廃液を、インキパン52を介すことな
く、直接廃液タンクに導くようにしてもよい。前記スク
レーパ56の配設位置は、図1に示す位置に限らず、該
スクレーパ56で除去された洗浄廃液やフレキソインキ
がインキ貯留部Aに流れ込まない位置であれば任意の位
置に設定し得る。例えば図1において絞りロール22の
回転中心を挟む左右の位置や上側であってもよい。また
スクレーパ56をインキ転移ロール21側に設けても、
同様に作用する。
【0026】前記スクレーパ56は、鉄系の金属材質や
ゴム等の柔軟な材質が適宜選択される。なお、前記絞り
ロール22がゴム等の柔軟な材質の場合は、スクレーパ
56はロール22の硬度より低い硬度の材料(例えば硬
度の低いゴム板等)を使用することが推奨される。これ
により、該スクレーパ56を絞りロール22に当接して
フレキソインキを掻き取る際に、絞りロール22が損傷
するのを防止できる。なお、この場合にスクレーパ56
全体を軟質の材料で構成する必要は必ずしもなく、金属
材質のスクレーパ56の先端に別途軟質材料を設けるよ
うにしてもよい。また図示例のスクレーパ56は、その
先端を絞りロール22の回転方向に対し逆らう方向に指
向させてあるが、これに限られるものではない。逆に該
スクレーパ56を、絞りロール22の回転方向に対し順
方向に指向させた状態で、該ロール22の表面に対し接
離自在に構成してもよい。更に、スクレーパ56を絞り
ロール22に対して当接および離間させる手段として、
エアシリンダ等のリニアアクチュエータも使用可能であ
る。
【0027】
【第1実施例の作用について】次に、前述した構成に係
る第1実施例の段ボールシート用印刷機の作用につき、
その運転方法との関係で説明する。印刷の準備作業とし
て、前述した揺動機構23を作動させ、絞りロール22
の回転軸を中心としてインキ転移ロール21を時計方向
に変位させる。これにより図5に示すように、インキ
転移機構20のインキ転移ロール21は版胴18(印版
17)に接触させられる。またスクレーパ56は、絞
りロール22から離間している。更に、両ロール2
1,22の軸方向の両端部に設けた堰部材50,50は下
降位置にあって、前記インキ貯留部Aにおける長手方向
の両端部を閉成している。また供給・回収装置28の
チュービングポンプ35に介挿した可撓性チューブ37
は、その一方の端部37aに接続するパイプ38をイン
キポット34に貯留したインキに浸漬すると共に、他方
の端部37bをパイプ40の一端に接続している。そし
て、このパイプ40の他端に接続したノズル47は、イ
ンキ貯留部Aの上方に臨んでいる(図9(a)参照)。
【0028】この状態で前記可逆モータ36を正転方向
に付勢すると、チュービングポンプ35のローラ41が
時計方向に移動し、該ローラ41による可撓性チューブ
37の連続的なしごきによって、インキポット34中の
フレキソインキは、回転中のインキ転移ロール21と絞
りロール22との間(インキ貯留部A)に供給される。こ
のフレキソインキは、両ロール21,22の軸端に臨む
堰部材50,50に規制された非循環の状態で貯留され
る。なお、前記供給・回収装置28を軸方向に移動させ
つつフレキソインキの供給を行なえば、インキ貯留部A
に短時間で所定量のフレキソインキを貯留することがで
きる。
【0029】これにより版胴18に装着した印版17の
表面には、インキ転移ロール21を介して、適正量のフ
レキソインキが転移される。この状態の下で、前記供給
装置13より、段ボールシート12を1枚づつ版胴18
と圧胴19との間に供給することにより、該シート12
には所要の印刷が施される。フレキソインキは速乾性で
あるから、印刷後は直ちに別の印刷機10および後工程
のクリーザ14やスロッタ15に送り込むことができ
る。また、インキ貯留部Aに貯留されているフレキソイ
ンキが消費され、その貯留量が所定値以下になったこと
を前記インキ量検出手段55が検出すると、前記可逆モ
ータ36によりチュービングポンプ35が作動され、イ
ンキポット34からフレキソインキが貯留部Aに補給さ
れる。すなわち、イキン貯留部Aには常に所要量のフレ
キソインキが貯留され、該インキはインキ転移ロール2
1と絞りロール22の間全体に行き渡っているので、印
刷時に幅方向の色ムラを生ずることがなく、従ってオペ
レータは印刷状態を常に監視する必要がない。
【0030】前述した印刷運転に際し、インキ転移ロー
ル21と絞りロール22との周速差に起因して、両ロー
ル間の長手方向接触領域に摩擦熱を生ずる。しかるにイ
ンキ転移ロール21の内部には冷却水70が充填してあ
るので、該冷却水70によりインキ転移ロール21が冷
却され、当該ロール外周面も常に冷却状態に保持されて
いる。従って、両ロール間における前記摩擦熱の発生は
有効に抑制され、インキ貯留部Aに貯留されているフレ
キソインキの温度上昇が抑えられる。しかも、インキ転
移機構20はカバー体54で囲繞されているから、外部
雰囲気の変化や空気流によってフレキソインキの水分が
蒸発して粘度が変化するのも抑制されている。従って、
フレキソインキを循環させなくても、インキ粘度の変化
に伴う印刷むらの発生を確実に防止することができる。
【0031】なお、印刷条件等によっては、インキ粘度
の変化を抑制する前述した構成を採用していても、印刷
運転中にインキ転移ロール21と絞りロール22とでフ
レキソインキを絞り調節することによって該インキの粘
度が高くなる場合も考えられる。しかるに、第1実施例
に係る印刷機10では、稀釈液供給管53を介してイン
キ貯留部Aに稀釈液を供給するようにしているから、該
貯留部Aに貯留されているフレキソインキの粘度は常に
一定に保たれる。従って、当該印刷機10においては、
フレキソインキを常に良好な状態に保持したもとで、段
ボールシート12に綺麗な印刷を施すことができる。ま
たフレキソインキを循環していないので、従来循環のた
めに必要であったフレキソインキを省くことができ、イ
ンキ購入時のロット単位を少なくすることができ、在庫
費用を軽減させ得る。
【0032】前記供給装置13による段ボールシート1
2の供給が停止すると、前記揺動機構23は逆作動され
て、絞りロール22の回転軸を中心としてインキ転移ロ
ール21は反時計方向に変位し、図6に示すように版胴
18(印版17)から離間する待機位置に移動される。な
お、この待機位置においてもインキ転移ロール21およ
び絞りロール22は常に回転している。
【0033】印刷オーダの変更等に伴う色替えのため
に、使用するフレキソインキを替える場合は、以下の手
順でインキ回収および洗浄がなされる。段ボールシート
12が通紙されなくなったことで待機位置に移動したイ
ンキ転移機構20に対し、前記チュービングポンプ35
によるインキ供給を停止した状態で、前記エアシリンダ
44を付勢してロッド44aを延出することにより、ホ
ルダ45と共にパイプ40およびノズル47を下降さ
せ、図9(b)に示す如く、該ノズル47をインキ貯留部
Aに残留する旧オーダのフレキソインキに浸漬させる。
次いで、可逆モータ36を逆転方向に付勢し、チュービ
ングポンプ35のローラ41を反時計方向に移動させる
ことにより、インキ貯留部Aに残留するインキはパイプ
40,38および可撓性チューブ37を介して吸上げら
れて、前記インキポット34に回収される。これによ
り、使用されることなく貯留部Aに残留しているフレキ
ソインキを回収することができ、該インキが無駄に廃棄
されるのを防止し得る。なお、この際に前記供給・回収
装置28をインキ貯留部Aの長手方向へ移動させながら
フレキソインキの回収を同時に行なえば、回収時間の短
縮を図ることができる。
【0034】印刷オーダの変更の際にインキ貯留部Aに
残留するフレキソインキの殆どは、前記供給・回収装置
28により回収されるが、前記インキ転移ロール21の
アニロックス内には微量のフレキソインキが残留してい
る。そこで、前記供給・回収装置28に配設した洗浄液
供給管を介して、両ロール21,22間に画成される前
記インキ貯留部Aに洗浄液を供給する。この貯留部A
は、前記堰部材50,50によって長手方向の両端部を
閉成されているので、洗浄液は軸方向の全体に行き亘っ
た状態で貯留されることとなる。この状態で所定時間だ
けインキ転移ロール21および絞りロール22を同一周
速で空回転させる洗浄運転を行なった後、堰部材50,
50を上昇させてインキ貯留部Aを開放すれば、インキ
転移ロール21に残留するフレキソインキを洗い流した
洗浄廃液は、該貯留部Aの両端から前記樋部材51に排
出される。更にこの洗浄廃液は、前記樋部材51よりイ
ンキパン52に排出され、ここから図示しない廃液タン
クに回収される。なお、前記洗浄液をインキ貯留部Aに
供給するに際し、前記供給・回収装置28を貯留部Aの
長手方向へ移動させつつ行なえば、洗浄時間を短縮する
ことができる。
【0035】次に、前記インキ転移ロール21および絞
りロール22を空回転させた状態で、前記スクレーパ5
6を絞りロール22に当接することで、該ロール22に
付着している洗浄廃液を掻き上げ除去する。このスクレ
ーパ56で掻き上げ除去された洗浄廃液は、前記インキ
パン52を介して廃液タンクに回収される。
【0036】このようにオーダ変更に伴う色替えに際
し、インキ貯留部Aに残留するフレキソインキを回収し
得るので、無駄に廃棄されるフレキソインキを極めて少
なく抑えることができ、フレキソインキの節約が図られ
る。また、極めて少量の洗浄液を使用するだけで、イン
キ転移ロール21に付着するフレキソインキを確実に除
去し得る。更に、フレキソインキを循環させないからイ
ンキ循環系の洗浄を行なう必要がないので、短時間でオ
ーダチェンジができて多種少量の小ロット印刷に好適に
対応することができる。またインキ洗浄に使用される洗
浄液の量も少ないから、洗浄廃液を極めて少なく抑える
ことができ、公害防止に大きく貢献することができる。
【0037】なお、インキ洗浄に際しては、前述した方
法の他に、前記洗浄廃液を回収した後、前記スクレー
パ56を絞りロール22に当接し、該ロール22に付着
するフレキソインキを除去するようにしてもよい。ま
た、前記スクレーパ56により絞りロール22のフレ
キソインキを掻き取った後、該スクレーパ56をロール
22に当接した状態のまま、インキ転移ロール21と絞
りロール22の間に洗浄液を供給することにより洗浄を
行なうようにするか、または絞りロール22のフレキ
ソインキを掻き取った後、一旦スクレーパ56をロール
22から離し、洗浄液がロール軸方向全体に行き渡った
のを見計らって、該スクレーパ56を再び絞りロール2
2に当接し、洗浄廃液をインキパン52に回収するよう
にしてもよい。の場合は、インキ転移ロール21
に残留するフレキソインキの殆どをスクレーパ56を介
して除去することができるので、両ロール21,22の
間に供給する洗浄液を極めて小量で済ませることができ
る。
【0038】また、インキ転移ロール21と絞りロー
ル22との絞り間隔を広くすることで、インキ貯留部A
に残留するフレキソインキを絞りロール22の表面に厚
い皮膜として転移させた状態で、これをスクレーパ56
により掻き取り除去するようにしてもよい。そして、イ
ンキ転移ロール21と絞りロール22との絞り間隔を広
げた状態での運転を所定時間に亘って行なった後、イン
キ転移ロール21と絞りロール22との絞り間隔を狭く
した状態でスクレーパ56により掻き取り除去を行なえ
ば、インキ転移ロール21のアニロックス内に残留する
僅かなフレキソインキが、絞りロール22に転移して確
実に除去される。なお、洗浄廃液を除去する場合におい
ても、同様な工程を行なうことで確実かつ短時間での廃
液除去をなし得る。
【0039】
【第2実施例について】図10は、第2実施例に係る段
ボールシート用印刷機を概略側面で示すものであって、
版胴18と圧胴19およびフレキソインキの供給・回収
装置28の基本構成は、第1実施例と同一である。但
し、インキ転移機構20におけるインキ転移ロール21
のインキ量を調節する機構が相違している。すなわち、
インキ転移ロール21が回転自在に枢支される一対の支
持ブラケット24,24に、長尺板体からなるインキ量
調節部材としての調節板58が転移ロール21の回転方
向に対して順方向に、その先端を接線方向に沿って指向
させている。そして、インキ転移ロール21および調節
板58の間に、供給・回収装置28から供給されるフレ
キソインキを貯留するためのインキ貯留部Aが画成され
ると共に、該貯留部Aの長手方向両端は堰部材50,5
0により閉成されるよう構成されている。
【0040】前記調節板58はモータ59に接続され、
該モータ59の正逆付勢により、その先端とロール表面
との間隔を調節することにより、インキ転移ロール21
の表面におけるインキ量を調節するよう構成される。な
お、モータ59に代えてエアシリンダ等のリニアアクチ
ュエータにより、調節板58とインキ転移ロール21と
の間隔調節を行なうようにしてもよい。
【0041】前記インキ転移ロール21に近接した位置
に、長尺板体からなるスクレーパ60が配設され、この
スクレーパ60は、流体圧シリンダ61に接続してロー
ル表面に接離自在となっている。そして、スクレーパ6
0がインキ転移ロール21に接触することにより、該ロ
ール21に転移したフレキソインキや洗浄廃液の除去が
なされ、この除去されたフレキソインキや洗浄廃液は、
スクレーパ60の下方に設けたインキパン52に回収さ
れるようになっている。またスクレーパ60の駆動源と
しては、第1実施例と同様にモータであってもよい。こ
のスクレーパ60の配設位置は、図10に示す位置に限
らず、該スクレーパ60で除去されたフレキソインキや
洗浄廃液がインキ貯留部Aに入らない位置であれば任意
の位置に設定し得る。例えば図10においてインキ転移
ロール21の右側や上側であってもよい。
【0042】なお、前記インキ転移ロール21を、印
版17に接触させてフレキソインキの転移を行なうイン
キ転移位置と、印版17から離間してフレキソインキ
の転移を不能とする待機位置とに変位させる揺動機構2
3は、基本的には第1実施例と同一である。但し、各支
持ブラケット24は、外側(対向する他方の支持ブラケ
ット24から離間する側)に突設した突出軸62を介し
て機枠16に回転自在に枢支されている。そして、前記
切換え軸26を回転させることにより、支持ブラケット
24,24は突出軸62,62を中心として回動し、イン
キ転移ロール21をインキ転移位置と待機位置とに変位
させるよう構成される。
【0043】
【第2実施例の作用について】次に、前述した第2実施
例に係る段ボールシート用印刷機の作用につき説明す
る。なお、基本的な作用は第1実施例と同じであるの
で、異なる部分についてのみ説明することとする。印刷
の準備作業としては、図10に示すように、調節板58
の先端とインキ転移ロール21の表面との隙間を、前記
モータ59を付勢して適正な値に調節すると共に、イン
キ転移ロール21からスクレーパ60を離間させる。そ
して、調節板58とインキ転移ロール21との間に画成
したインキ貯留部Aに、前記供給・回収装置28を介し
てフレキソインキを供給して所要量を非循環状態で貯留
させる。
【0044】この状態で印刷運転を開始すると、前記供
給装置13から版胴18と圧胴19との間に供給される
段ボールシート12には所要の印刷が施される。なお、
この第2実施例においても、インキ貯留部Aには常に所
要量のフレキソインキが非循環状態で貯留されると共
に、適時に稀釈液が供給されてフレキソインキの粘度は
一定に保たれる。また、インキ転移ロール21の中空部
21aに充填されている冷却水70およびインキ転移機
構20を囲繞するカバー体54によっても、インキ貯留
部Aに貯留されているフレキソインキの粘度変化は抑制
され、段ボールシート12に良好な印刷を施すことがで
きる。なお、前記供給装置13による段ボールシート1
2の供給が停止すると、前記揺動機構23は逆作動され
て、前記突出軸62,62を中心としてインキ転移ロー
ル21を反時計方向に変位させることにより、インキ転
移ロール21を待機位置に臨ませる。
【0045】印刷オーダの変更等に伴う色替えのため
に、使用するフレキソインキを替える場合は、以下の手
順でインキ回収および洗浄がなされる。段ボールシート
12が通紙されなくなったことで待機位置に移動したイ
ンキ転移機構20に対し、供給・回収装置28によりイ
ンキ貯留部Aに残留しているフレキソインキが回収され
る。次に、調節板58を該ロール21に接触させ、前記
供給・回収装置28に配設した洗浄液供給管を介して、
前記インキ貯留部Aに洗浄液を供給して貯留させた状態
で、所定時間だけ洗浄運転を行なった後、インキ貯留部
Aから洗浄廃液を外部に排出する。また前記流体圧シリ
ンダ61を付勢して、スクレーパ60をインキ転移ロー
ル21に適正圧で接触させることにより、転移ロール2
1の表面に付着している洗浄廃液はスクレーパ60によ
り掻き上げ除去されてインキパン52に回収され、イン
キ洗浄が完了する。
【0046】なお、フレキソインキを回収した後、ス
クレーパ60によりインキ転移ロール21に付着するフ
レキソインキを除去するようにしたり、スクレーパ6
0によりインキ転移ロール21のフレキソインキを掻き
取った後、該スクレーパ60をロール21に当接した状
態のまま、インキ貯留部Aに洗浄液を供給することによ
り洗浄を行なうようにしてもよい。更に、スクレーパ6
0によるフレキソインキの除去に際しては、インキ転移
ロール21と調節板58との間隔を拡げてインキを転移
ロール21表面に付着させた状態で行なうことで効率的
な掻き上げ除去がなされる。また、第1実施例に関して
説明したその他の方法も、適宜採用可能なこと勿論であ
る。
【0047】
【変更例について】図11は、インキ転移ロールを冷却
するための変更例を示すものであって、中空に形成され
たインキ転移ロール21の両軸端に、中空部21aに連
通する中空回転軸63,63が形成されている。そして
両中空回転軸63,63は、前記支持ブラケット24,2
4に配設した軸受64,64を介して回転自在に枢支し
てある。また、一方の回転軸63の支持ブラケット24
から外方に突出する開放端部には、ロータリジョイント
65を介して冷却水供給管66が液密に接続され、他方
の回転軸63の支持ブラケット24から外方に突出する
開放端部には、ロータリジョイント65を介して冷却水
排出管67が液密に接続されている。そして冷却水供給
管66および冷却水排出管67からなる管路系には、図
示しない冷却水供給源から冷却水70が循環供給され、
インキ転移ロール21の中空部21aを冷却水で充填す
るようになっている。
【0048】すなわち図11の変更例においては、印刷
機10の運転に際して前記インキ転移機構20における
インキ転移ロール21の中空部21aには、その回転時
において前記管路系を介して冷却水70が循環供給され
る。従って、インキ転移ロール21と絞りロール22ま
たはインキ転移ロール21と調節板58との間に生ずる
摩擦熱の発生は有効に抑制され、インキ貯留部Aに供給
されるフレキソインキが温度上昇することはなく、イン
キ粘度の変化や印刷むらの発生を未然に防止し得る。
【0049】図12および図13は、インキ転移機構2
0における揺動機構の変更例を示すものであって、絞り
ロール22およびインキ転移ロール21が枢支される各
支持ブラケット24に、機枠16に配設されたエアシリ
ンダ71のピストンロッド71aが連結される。そし
て、一対のエアシリンダ71,71を同期して正逆付勢
することで、インキ転移ロール21を、インキ転移位
置と待機位置とに選択移動させるようになっている。
【0050】前述した各実施例では、1基の供給・回収
装置によりフレキソインキの供給と回収とを行なうよう
にしたが、本願はこれに限定されるものでなく、複数の
供給・回収装置を直列に配設してもよい。この場合は、
各供給・回収装置は短い領域を移動すればよいので、イ
ンキ貯留部の必要個所に迅速にフレキソインキを供給す
ることができる。また各実施例では、インキ貯留部への
インキ供給およびインキ回収をチュービングポンプを使
用して行なう場合につき説明したが、本願はこれに限定
されるものでなく、正逆付勢可能なポンプであれば、そ
の他の種類のものも採用し得るものである。例えば、イ
ンキタンクを収納する箱体の内部を減圧状態と加圧状態
とに変化させることで、該タンク内のフレキソインキを
インキ貯留部に供給したり、該貯留部に残留するフレキ
ソインキを回収する構成を採用し得る。
【0051】前記絞りロールを中空とし、その中空部に
冷却水を充填したり循環供給して、該絞りロールを冷却
するようにしてもよい。またインキ転移ロールや絞りロ
ールの内部に冷気を循環供給することも可能である。更
に、冷却手段としてカバー体の内部に冷却装置を配設
し、該冷却装置によりカバー体内の温度調整を行なうこ
とで、インキ貯留部に貯留されているフレキソインキの
温度上昇を抑制することが可能である。また、前記カバ
ー体の内部の湿度を、適宜の湿度調節手段を介して一定
に保持する構成を採用することもできる。更にまた、イ
ンキ貯留部に稀釈液を供給する手段を、供給・回収装置
に設けるようにしてもよい。またインキ量検出手段は、
インキ貯留部の長手方向に複数を配設することができ
る。
【0052】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る段ボ
ールシート用印刷機およびその運転方法によれば、イン
キ転移ロールとインキ量調節部材との間に画成したイン
キ貯留部に、供給・回収装置を介して常に所要量のフレ
キソインキを非循環状態で貯留するよう構成すると共
に、冷却手段によりインキ貯留部に貯留されているフレ
キソインキの温度上昇を抑制することで該インキの粘度
変化を抑えるようにした。これにより、従来は循環が必
要であったフレキソインキを循環させることなく使用す
ることが可能となり、インキ使用量を低減し得ると共
に、常時循環させるための機構を省略し得る利点があ
る。またインキ貯留部に稀釈液を供給することで、フレ
キソインキの粘度変化を更に抑制することができる。更
に、カバー体によりインキ貯留部を囲繞することで、該
貯留部に貯留されているフレキソインキが、外部雰囲気
からの影響により粘度変化を来たすのを抑制することが
でき、常に良好な状態で印刷を行ない得る。
【0053】印刷オーダの変更等に伴う色替えに際し、
インキ貯留部に残留するフレキソインキを供給・回収装
置を介して回収し得るので、無駄に廃棄されるフレキソ
インキを極めて少なく抑制することができ、フレキソイ
ンキの節約が図られると共に、色替に要する時間を極め
て短縮し得る。すなわち、多種・小量の段ボールシート
の印刷に充分対応することができる。しかも前記の如く
フレキソインキの常時循環は必要としないために、洗浄
廃液は極めて少量となり、フレキソインキの大幅な節約
が図られると共に公害防止の見地からも極めて有利であ
る。更に、フレキソインキの循環機構を必要としないの
で、省スペースと低コストとを実現し得る。しかも色替
えを短時間で行ない得るので、機械稼働効率が上がり、
生産性が向上する利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る印刷機の全体を示す
概略側面図である。
【図2】第1実施例に係る印刷機を備えたフレキソプリ
ンタスロッタの概略構成図である。
【図3】第1実施例に係る印刷機全体の概略斜視図であ
る。
【図4】第1実施例に係る印刷機のインキ転移機構およ
び供給・回収装置の概略構成を示す概略斜視図である。
【図5】第1実施例に係る印刷機の概略側面図であっ
て、段ボールシートへの印刷状態で示すものである。
【図6】第1実施例に係る印刷機の概略側面図であっ
て、印刷終了後におけるインキ洗浄状態を示すものであ
る。
【図7】第1実施例に係る印刷機の供給・回収装置を示
す概略正面図である。
【図8】第1実施例に係る印刷機の堰部材の配設部位を
示す要部概略正面図である。
【図9】第1実施例に係る印刷機における供給・回収装
置のインキ供給状態とインキ回収状態とを示す説明図で
ある。
【図10】本発明の第2実施例に係る印刷機を示す概略
側面図である。
【図11】インキ転移ロールを冷却する構成の変更例を
示す説明図である。
【図12】インキ転移機構における揺動機構の変更例を
示す一部説明側面図である。
【図13】インキ転移機構における揺動機構の変更例を
示す一部説明正面図である。
【符号の説明】
12 段ボールシート 17 印版 18 版胴 19 圧胴 21 インキ転移ロール 22 絞りロール(インキ量調節部材) 28 供給・回収装置 50 堰部材 53 稀釈液供給管(稀釈液供給手段) 54 カバー体 55 インキ量検出手段 56 スクレーパ 58 調節板(インキ量調節部材) 60 スクレーパ 70 冷却水(冷却手段) A インキ貯留部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印版(17)を装着した版胴(18)と、この版
    胴(18)に対向配置した圧胴(19)と、前記版胴(18)に対し
    近接・離間自在に配設され、その近接時には該版胴(18)
    に装着した印版(17)に接触して回転するインキ転移ロー
    ル(21)と、このインキ転移ロール(21)に運転中は常に接
    触し、インキ量の絞り調節を行なうインキ量調節部材(2
    2)とを備える段ボールシート用印刷機において、 前記インキ転移ロール(21)およびインキ量調節部材(22)
    における軸方向の両端部に位置し、該転移ロール(21)お
    よび調節部材(22)の間に画成されるインキ貯留部(A)の
    長手方向両端部を閉成する堰部材(50,50)と、 前記インキ転移ロール(21)およびインキ量調節部材(22)
    の上方に配設されて前記インキ貯留部(A)の長手方向に
    移動可能で、該貯留部(A)へのフレキソインキの供給並
    びに残留インキの回収を選択的に行なう供給・回収装置
    (28)と、 前記インキ量調節部材(22)またはインキ転移ロール(21)
    に対し接離自在に配設され、その接触時に該調節部材(2
    2)または転移ロール(21)に転移しているフレキソインキ
    を掻き取り除去するスクレーパ(56,60)と、 前記インキ貯留部(A)に貯留されるフレキソインキの温
    度上昇を抑制する冷却手段(70)とから構成したことを特
    徴とする段ボールシート用印刷機。
  2. 【請求項2】 前記インキ転移ロール(21)の内部に冷却
    手段としての液体(70)を充填し、この液体(70)により該
    インキ転移ロール(21)での発熱を抑制することでフレキ
    ソインキの温度上昇を抑えるようにした請求項1記載の
    段ボールシート用印刷機。
  3. 【請求項3】 前記インキ貯留部(A)の上方に、該貯留
    部(A)へ稀釈液を供給する稀釈液供給手段(53)を配設し
    た請求項1または2記載の段ボールシート用印刷機。
  4. 【請求項4】 前記インキ貯留部(A)でのフレキソイン
    キの貯留量を検出するインキ量検出手段(55)を備え、該
    検出手段(55)による検出値に基づいて前記供給・回収装
    置(28)を制御することで常に所要量のフレキソインキを
    インキ貯留部(A)に貯留するよう構成した請求項1〜3
    の何れかに記載の段ボールシート用印刷機。
  5. 【請求項5】 前記インキ貯留部(A)をカバー体(54)で
    囲繞し、該貯留部(A)に貯留されているフレキソインキ
    への外部雰囲気からの影響を抑制するようにした請求項
    1〜4の何れかに記載の段ボールシート用印刷機。
  6. 【請求項6】 印版(17)を装着した版胴(18)と、この版
    胴(18)に対向配置した圧胴(19)と、前記版胴(18)に対し
    近接・離間自在に配設され、その近接時には該版胴(18)
    に装着した印版(17)に接触して回転するインキ転移ロー
    ル(21)と、このインキ転移ロール(21)に運転中は常に接
    触し、インキ量の絞り調節を行なうインキ量調節部材(2
    2)とを備える段ボールシート用印刷機において、 前記インキ転移ロール(21)およびインキ量調節部材(22)
    の間に画成されるインキ貯留部(A)の長手方向両端部を
    堰部材(50,50)により閉成したもとで、インキ貯留部(A)
    の上方に配設されて該貯留部(A)の長手方向に移動可能
    な供給・回収装置(28)から、インキ貯留部(A)へフレキ
    ソインキを非循環的に供給することにより該インキを貯
    留し、 前記インキ貯留部(A)に貯留されているフレキソインキ
    を、前記インキ転移ロール(21)を介して印版(17)に転移
    させると共に、相互に反対方向に回転する前記版胴(18)
    と圧胴(19)との間に段ボールシート(12)を通過させて、
    該シート(12)に所要の印刷を行ない、 この印刷運転中は、前記インキ貯留部(A)に貯留されて
    いるフレキソインキの温度上昇を冷却手段(70)により抑
    制し、 オーダ変更に伴う色替えに際しては、前記インキ貯留部
    (A)に残留しているフレキソインキを、前記供給・回収
    装置(28)により回収し、 次いで、前記インキ転移ロール(21)およびインキ量調節
    部材(22)の間に洗浄液を供給し、該インキ量調節部材(2
    2)またはインキ転移ロール(21)にスクレーパ(56,60)を
    接触させて該スクレーパ(56,60)による洗浄廃液の掻き
    取りを行なうようにしたことを特徴とする段ボールシー
    ト用印刷機の運転方法。
  7. 【請求項7】 前記インキ貯留部(A)に残留しているフ
    レキソインキを前記供給・回収装置(28)により回収した
    後、前記インキ量調節部材(22)およびインキ転移ロール
    (21)を接触回転させつつ、該インキ量調節部材(22)また
    はインキ転移ロール(21)にスクレーパ(56,60)を接触さ
    せて該スクレーパ(56,60)によるフレキソインキの掻き
    取りを行なって、インキ転移ロール(21)およびインキ量
    調節部材(22)の間に残留するフレキソインキを除去し、
    その後に洗浄液の供給を行なうようにした請求項6記載
    の段ボールシート用印刷機の運転方法。
JP33895396A 1996-12-04 1996-12-04 段ボールシート用印刷機およびその運転方法 Pending JPH10157079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33895396A JPH10157079A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 段ボールシート用印刷機およびその運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33895396A JPH10157079A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 段ボールシート用印刷機およびその運転方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10157079A true JPH10157079A (ja) 1998-06-16

Family

ID=18322893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33895396A Pending JPH10157079A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 段ボールシート用印刷機およびその運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10157079A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006027271A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Heidelberger Druckmas Ag 温度調節をする方法
KR100879425B1 (ko) * 2002-05-01 2009-01-20 가부시키가이샤 우메타니 세이사쿠쇼 인쇄 방법 및 이 방법에 이용하는 인쇄기
JP2009059496A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Toppan Printing Co Ltd 有機el用印刷機
JP2012526689A (ja) * 2009-05-19 2012-11-01 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 水溶性フィルムを印刷する方法
CN107225852A (zh) * 2017-06-19 2017-10-03 盐城市协和机械有限公司 背绒砂纸印刷机
CN115674897A (zh) * 2022-11-04 2023-02-03 沧州铭洋自动化技术有限公司 瓦楞纸板数字印刷用喷墨装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100879425B1 (ko) * 2002-05-01 2009-01-20 가부시키가이샤 우메타니 세이사쿠쇼 인쇄 방법 및 이 방법에 이용하는 인쇄기
JP2006027271A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Heidelberger Druckmas Ag 温度調節をする方法
JP2009059496A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Toppan Printing Co Ltd 有機el用印刷機
JP2012526689A (ja) * 2009-05-19 2012-11-01 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 水溶性フィルムを印刷する方法
CN107225852A (zh) * 2017-06-19 2017-10-03 盐城市协和机械有限公司 背绒砂纸印刷机
CN115674897A (zh) * 2022-11-04 2023-02-03 沧州铭洋自动化技术有限公司 瓦楞纸板数字印刷用喷墨装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5265535A (en) Printing machine for corrugated board sheet
JP4163923B2 (ja) 凹版印刷機
US20060032387A1 (en) Flexographic ink printing machine
JPH10157079A (ja) 段ボールシート用印刷機およびその運転方法
JP3370600B2 (ja) フレキソ印刷機
EP0951998B1 (en) Printing machine for corrugated board sheets and method of cleaning ink fountain of the machine
JP4671801B2 (ja) 掻き取りブレードを有する印刷機
JP2534949B2 (ja) 段ボ―ルシ―ト用印刷機
JP3002218U (ja) 段ボールシート用印刷機のインキ供給・回収機構
JP3053666U (ja) 印刷機
JPH0640015A (ja) 段ボールシート用印刷機のインキ回収方法
JP2951637B1 (ja) 段ボールシート印刷機及び該印刷機のインキ供給部の洗浄方法
JP2000280447A (ja) 印刷機におけるインキ供給装置
JP3523499B2 (ja) 印刷機
CN111845039A (zh) 一种方便刮墨的印刷机
JPH06262755A (ja) 段ボールシート用印刷機
CN112046128A (zh) 凹版印刷机的同向封闭式刮刀装置
JP2777760B2 (ja) 段ボールシート用印刷機
JP2016068351A (ja) 版胴交換用のリフターを備えた印刷装置
JPH06297689A (ja) 段ボールシート用印刷機のインキ回収装置
JP2948570B1 (ja) 段ボールシート印刷機
JP3573623B2 (ja) 印刷機の液体排出装置
CN217476826U (zh) 一种高精度柔板印刷机
JP2727302B2 (ja) 印刷装置
JPH05200985A (ja) 段ボールシート用印刷機