JP3523499B2 - 印刷機 - Google Patents

印刷機

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JP3523499B2
JP3523499B2 JP25421398A JP25421398A JP3523499B2 JP 3523499 B2 JP3523499 B2 JP 3523499B2 JP 25421398 A JP25421398 A JP 25421398A JP 25421398 A JP25421398 A JP 25421398A JP 3523499 B2 JP3523499 B2 JP 3523499B2
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雅昭 石榑
守正 庄司
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷機に関し、
更に詳細には、印刷オーダの変更等に伴い無駄に廃棄さ
れるインキ量を抑制することのできる印刷機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】段ボールシートの印刷に用いられるフレ
キソ印刷機は、例えば実開平4−87244号公報に開
示されるように、回転自在に配設されたインキロールと
絞りロールとの間に供給されたフレキソインキを、版胴
に装着された印版にインキロールを介して転移させるよ
う構成される。このフレキソ印刷機で使用されるフレキ
ソインキは高度に速乾性であるため、常に循環させて乾
燥固化を防止する必要がある。そのため該印刷機では、
インキタンク中のフレキソインキを、ポンプおよび供給
管を介して前記両ロールの間に供給すると共に、ここに
滞留したフレキソインキを、両ロールの両端部から樋部
材および回収管を介して前記タンクに回収する循環機構
が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のフレキ
ソ印刷機では、印刷オーダの変更等に伴う色替えを容易
に行なう観点から、印刷機における操作側(両ロールの
軸方向一端部側)の下方にインキタンクを設置してい
る。このため、インキタンクから両ロール間の上方にお
ける軸方向略中央にまで配管している供給管の管路が長
くなっている。また両ロールの間に滞留しつつ両端から
流出するフレキソインキを、その両端部に設けた樋部材
で夫々受けているため、両樋部材からインキタンクまで
配管している回収管の管路も長くなっているのが現状で
ある。
【0004】ところで最近の業界は、多品種かつ少量の
段ボールシートを加工する小ロット対応に迫られてお
り、その傾向は年を追って顕著なものとなっている。こ
れを印刷機に関して考察すると、多種・少量の段ボール
シートの印刷に対応するために、限られた時間内で色替
えを行なう必要があることを意味する。しかるに、前述
したようにインキの循環系が長い従来のフレキソ印刷機
では、色替えの際は多量の水でロールおよび循環系を洗
浄する必要があり、インキの完全回収は無理でかなりの
損失を生ずると共に、公害防止対策の見地から洗浄廃液
の処理設備が必要となってコスト高となる問題があっ
た。また色替えに時間を要するため、ロスタイムが多く
なって生産能率の低下を招いていた。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
する欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案された
ものであって、印刷オーダの変更等に伴い無駄に廃棄さ
れるインキや洗浄に伴い発生する廃液の量を抑制すると
共に、回収・洗浄作業を短時間で行ない得る印刷機を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の発明は、印版を装着した版胴と圧
胴との間に段ボールシートを通過させて、この段ボール
シートに所要の印刷を行なう印刷機において、版胴の印
版と接触して回転するインキ転移ロールと、インキ量の
絞り調節を行なう調節手段と、インキ転移ロールと調節
手段との間にインキ貯留部を画成する規制部材と、所定
量のインキが貯留される複数のインキ容器と、各インキ
容器において、一方の開口部がこのインキ容器に挿入さ
れると共に、他方の開口部をインキ貯留部に臨ませた管
体と、各インキ容器が収納される密閉容器(38,51)と、
インキ容器の内部を加圧状態とすることで管体を介して
インキ容器からインキ貯留部ヘインキを供給させると共
にインキ容器の内部を負圧状態とすることで管体を介し
てインキ貯留部からインキ容器にインキを回収させるイ
ンキ移送手段と、を有し、インキ容器、管体、密閉容器
およびインキ移送手段は夫々2基設けられ、一方のイン
キ容器、管体、密閉容器およびインキ移送手段からなる
組によりインキ貯留部にインキを供給しているときに
は、他方のインキ容器、管体、密閉容器およびインキ移
送手段からなる組によりインキ貯留部からインキを回収
するよう構成したことを特徴としている。
【0007】上記の目的を達成するために、本発明の第
2の発明は、印版を装着した版胴と圧胴との間に段ボー
ルシートを通過させて、この段ボールシートに所要の印
刷を行なう印刷機において、版胴の印版と接触して回転
するインキ転移ロールと、インキ量の絞り調節を行なう
調節手段と、インキ転移ロールと調節手段との間にイン
キ貯留部を画成する規制部材と、所定量のインキが貯留
されるインキ供給容器と、このインキ供給容器に一方の
開口部が挿入されると共に、他方の開口部をインキ貯留
部に臨ませた供給用管体と、インキ供給容器が収納され
る供給用密閉容器と、この供給用密閉容器に収納したイ
ンキ供給容器の内部を加圧状態とすることで供給用管体
を介してインキ供給容器からインキ貯留部ヘインキを供
給するインキ供給手段と、所定量のインキが貯留可能な
インキ回収容器と、このインキ回収容器に一方の開口部
が挿入されると共に、他方の開口部をインキ貯留部に臨
ませた回収用管体と、インキ回収容器が収納される回収
用密閉容器と、この回収用密閉容器に収納したインキ回
収容器の内部を負圧状態とすることで回収用管体を介し
てインキ貯留部からインキ回収容器にインキを回収する
インキ回収手段と、を有し、インキ供給手段によるイン
キ供給を行ないつつインキ回収手段によるインキ回収を
行なうことで、インキ貯留部に貯留されているインキを
滞留させることなく動的状態に保持するよう構成したこ
とを特徴としている。
【0008】本発明において、好ましくは、インキ供給
容器、インキ回収容器、インキ供給手段およびインキ回
収手段は、インキ貯留部の上方に配設される。本発明に
おいて、好ましくは、インキ供給容器、インキ回収容
器、インキ供給手段およびインキ回収手段は、インキ貯
留部に沿って移動自在に構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る印刷機につ
き、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以
下説明する。図1は、実施例に係るフレキソ印刷機を段
ボールシートへの印刷状態で示す概略側面図であって、
図示のフレキソ印刷機10は、段ボールシート11の給
送方向と交差する方向に所定間隔離間した機枠12,1
2(一部のみ図示)の間に、印版13が着脱自在に装着さ
れて段ボールシート11のパスラインの上方に配置され
た版胴14と、段ボールシート11のパスラインを挟む
下方に対向配置した圧胴15とを回転自在に備えてい
て、これら版胴14および圧胴15は相互に反対方向へ
の回転がなされる。
【0010】前記版胴14の上方には、印版13にフレ
キソインキを転移させるインキ転移機構16が配設され
ている。このインキ転移機構16は、供給されたフレキ
ソインキを印版13に直接転移させるインキ転移ロール
17と、該ロール17に圧接されてインキ量の絞り調節
を行なう調節手段としての絞りロール18と、絞りロー
ル18の回転軸を中心としてインキ転移ロール17を所
要の角度範囲で変位させ得る揺動機構19とから基本的
に構成されている。そして該揺動機構19を選択的に作
動させることにより、後述する如くインキ転移ロール1
7を、前記印版13に接触させてフレキソインキを該
印版13に転移させるインキ転移位置と、前記印版1
3から離間してインキ転移不能状態とするインキ洗浄位
置とに変位させ得るようになっている。
【0011】すなわちインキ転移ロール17は、前記版
胴14に対し近接・離間自在に配設され、近接時には該
版胴14に装着した印版13に接触して回転可能となっ
ている。このインキ転移ロール17の表面には、微細な
窪みを所要のパターンで凹設したアニロックスが形成さ
れ、これら微細窪みは、一定量のフレキソインキを溜め
ると共にロール回転時のインキ飛散を防止するべく機能
している。なおインキ転移ロール17には鉄系金属材質
が採用されるが、金属ロールの表面にセラミックス被膜
を爆発溶射等の手段により形成し、このセラミックス被
膜にアニロックスを彫刻するようにしてもよい。更に、
インキ転移ロール17として、アニロックスの彫刻を施
してない鉄ロール(メッキだけを施したもの)や、単なる
ゴムロールも好適に使用可能である。
【0012】前記インキ転移ロール17に隣接して配設
される絞りロール18は、インキ転移ロール17と運転
中は常に接触すると共に、該転移ロール17より低速で
回転して、インキ転移ロール17の表面における余剰イ
ンキの絞り調節を行なうべく機能する。この絞りロール
18は、鉄系の金属材質またはゴム等の柔軟な材質のも
のとするのが好適である。なおゴム系材質を使用する場
合は、その硬度を、ロールの長短に応じて例えばショア
ー硬度50〜75度の範囲内で適宜選択することが推奨
される。
【0013】前記インキ転移ロール17および絞りロー
ル18を備えるインキ転移機構16において、絞りロー
ル18の回転軸を中心として、前記インキ転移ロール1
7を所要角度範囲で変位させ得る前記揺動機構19が設
けられている。すなわち、機枠12,12に回転自在に
配設した絞りロール18の機枠12内部に臨む両軸端部
に、支持ブラケット20,20(一方のみを図示)が回転
自在に枢支され、該支持ブラケット20,20間にイン
キ転移ロール17が回転自在に枢支されている。各支持
ブラケット20におけるインキ転移ロール17が枢支さ
れる側の上端部に、対応する機枠12に一端が枢支され
たエアシリンダ21のピストンロッド21aが回動自在
に連結されており、一対のエアシリンダ21,21を同
期して付勢することで、インキ転移ロール17を、印
版13に接触させてフレキソインキの転移を行なうイン
キ転移位置と、印版13から離間してフレキソインキ
の転移を不能とするインキ洗浄位置とに選択的に位置さ
せ得るよう構成してある。なお揺動機構19は、適宜の
検知手段(図示せず)により前記版胴14と圧胴15との
間に段ボールシート11が通紙されているか否かを検出
して、該シート11が通紙されていないときは、インキ
転移ロール17を印版13から自動的に離間させるよう
設定されている。また両方のロール17,18に異なる
回転を与える機構については、それ自体は公知であるの
で説明は省略する。
【0014】前記各支持ブラケット20の下端にストッ
パボルト22が配設されると共に、支持ブラケット2
0,20の下方に臨む機枠12,12間に調節軸23が回
転自在に枢支され、前記インキ転移ロール17をインキ
転移位置に位置決めした際に、前記各ストッパボルト2
2が、調節軸23に偏心的に配設した対応の偏心輪24
に当接するよう構成される。この調節軸23は、図示し
ないモータまたはエアシリンダ等の作動手段により回動
されるようになっており、該作動手段で偏心輪24,2
4を所要中心角で回動することで、インキ転移位置にお
けるインキ転移ロール17の位置を微調節し得るように
なっている。
【0015】前記インキ転移ロール17および絞りロー
ル18においては、両ロール17,18を圧接させた際
に、これら両ロールの長手方向の接触領域にインキ貯留
部Aを画成し得るよう構成される。そして、このインキ
貯留部Aへのフレキソインキの供給または該貯留部Aに
貯留されるフレキソインキの回収を選択的に行なう2基
のインキ供給・回収装置25,26が、前記両ロール1
7,18の上方に近接して配設されている。
【0016】実施例のインキ供給・回収装置25,26
は、インキ貯留部Aの全幅(両ロール17,18の軸方向
全長)に亘って移動自在に配設されているので、その移
動機構につき先ず説明する。前記機枠12,12の上端
間にインキ転移ロール17および絞りロール18と平行
な横桁27が架設され、図2に示す如く、該横桁27の
上面に形成したガイドレール28に、ローラ29,29
を介して移動台30が移動自在に支持されている。横桁
27には、長手方向に所定間隔離間して一対のスプロケ
ット31,31(一方のみ図示)が回転自在に枢支される
と共に、一方のスプロケット31は駆動モータ32によ
り正逆回転されるよう構成してある。また両スプロケッ
ト31,31間に無端チェン33が巻掛けられると共
に、該無端チェン33の所要部位が前記移動台30に固
定されている。従って、駆動モータ32を正逆付勢して
無端チェン33を走行させることにより、該チェン33
の走行に伴って移動台30はガイドレール28に沿って
往復移動する。また前記駆動モータ32は、移動台30
の移動方向に離間して配設された一対の位置センサ(図
示せず)の何れか一方が移動台30を検出した条件で回
転方向が切換え制御され、該移動台30は前記インキ貯
留部Aの幅方向の所要の領域を往復移動するよう構成さ
れる。なお、駆動モータ32の回転系に配設したエンコ
ーダ等の回転検出器からの信号を基に、該モータ32の
回転方向を制御して移動台30の往復移動範囲を規定す
るようにしてもよい。
【0017】前記移動台30には、図2に示す如く、該
移動台30の移動方向に離間する一対のブラケット3
4,34が、前記絞りロール18の上方に垂下し、その
下端に載置板35が水平に配設されている。そして、こ
の載置板35上に、第1インキ供給・回収装置25およ
び第2インキ供給・回収装置26が配設される。なお、
前記載置板35の底面に案内ローラ36,36が回転自
在に枢支され、この案内ローラ36,36は、前記両ロ
ール17,18と平行に設けたガイド37に摺動自在に
当接し、移動台30および載置板35が円滑に移動し得
るよう構成されている。
【0018】前記載置板35の図2における右側に配設
された第1インキ供給・回収装置25は、右側のブラケ
ット34から外方に延出する載置板35上に配設された
第1密閉容器38を備え、該密閉容器38の内部に、所
定量のフレキソインキが貯留される第1インキ容器39
が、両部材38,39の内部空間が連通した状態で取出
し自在に収納される。第1密閉容器38は、上方に開放
する本体40と、該本体40の上部開口を覆う着脱自在
な蓋体41とからなり、前記第1インキ容器39を内部
に収納した状態で内部空間を気密状態とし得るよう構成
される。なお、オーダ変更に伴う色替えに際しては、第
1インキ容器39を交換することで対応し得るようにな
っている。また色替えに伴う洗浄運転に際しては、第1
密閉容器38の内部に洗浄液(水)が貯留される洗浄液容
器を収納し、後述するように該洗浄液容器に貯留されて
いる洗浄液を用いてインキ転移ロール17および絞りロ
ール18の洗浄を行なうよう構成される。
【0019】前記第1密閉容器38の蓋体41には、第
1管体42が内外方向に貫通して気密的に取付けられ、
該管体42の一方の開口部42aは、第1密閉容器38
に収納された前記第1インキ容器39に貯留したフレキ
ソインキに浸漬されるようになっている。また第1管体
42の他方の開口部42bは、図1に示すように、第1
ホルダ43に装着されて前記インキ貯留部Aに臨んでい
る。第1ホルダ43は、載置板35に配設された第1昇
降装置44により上昇位置と下降位置との間を昇降移動
され、その上昇位置では、後述する液面センサ60,6
0でインキ貯留部Aに貯留される液位が規定されるフレ
キソインキに、第1管体42の他方の開口部42bを浸
漬させる位置に臨ませるよう設定される。また第1ホル
ダ43の下降位置では、第1管体42の他方の開口部4
2bを、インキ貯留部Aの底部に臨ませて、残留してい
るフレキソインキを最大限回収し得るよう構成されてい
る。なお、第1管体42の構造を更に詳細に述べると、
蓋体41に取付けられた剛性を有する第1チューブと、
前記第1ホルダ43に配設された剛性を有する第2チュ
ーブおよび両チューブを接続する可撓性を有する第3チ
ューブとから構成され、第3チューブが可撓することに
よって第1ホルダ43の昇降動を許容するよう構成して
いる。また第1ホルダ43の昇降動を許容するものであ
れば、第1管体42を1本物としてもよい。
【0020】前記第1インキ供給・回収装置25は、図
3に示す如く、前記第1密閉容器38の蓋体41に連結
された管路45を介して接続される第1インキ移送装置
(インキ移送手段)46を備えている。この第1インキ移
送装置46は、管路45を介して第1密閉容器38およ
び第1インキ容器39の内部を外気圧力より高める(加
圧状態とする)加圧装置47と、管路45を介して第1
密閉容器38および第1インキ容器39の内部を外気圧
力より低くする(負圧状態とする)減圧装置48と、管路
45に介挿されて両装置47,48と第1密閉容器38
との連通状態を切換える切換弁49とから構成される。
すなわち、切換弁49により第1密閉容器38と加圧装
置47とを連通したもとで、該加圧装置47を作動して
第1密閉容器38に収納されている第1インキ容器39
の内部を加圧状態とすることで、該インキ容器39に貯
留されているフレキソインキが第1管体42を介してイ
ンキ貯留部Aに供給される。また切換弁49を切換えて
第1密閉容器38と減圧装置48とを連通したもとで、
該減圧装置48を作動して第1密閉容器38に収納され
ている第1インキ容器39の内部を負圧状態とすること
で、インキ貯留部Aに貯留されているフレキソインキが
第1管体42を介して第1インキ容器39に吸引回収さ
れる。なお、前述したように実施例では第1インキ供給
・回収装置25は、インキ供給およびインキ回収の両機
能を備えるものであるので、第1インキ容器39がイン
キ供給容器またはインキ回収容器として機能し、第1管
体42が供給用管体または回収用管体として機能し、第
1密閉容器38が供給用密閉容器または回収用密閉容器
として機能し、第1インキ移送装置46がインキ供給手
段またはインキ回収手段として機能するようになってい
る。
【0021】前記載置板35の図2における左側に配設
された第2インキ供給・回収装置26は、前記第1イン
キ供給・回収装置25と同一の構成を有するものであっ
て、第2インキ容器50が収納される第2密閉容器5
1、加圧装置47、減圧装置48および切換弁49を備
える第2インキ移送装置52および第2管体53から構
成される。そして、第2密閉容器51に取付けられた第
2管体53の一方の開口部53aは、前記第2インキ容
器50に貯留したフレキソインキに浸漬されていると共
に、他方の開口部53bは第2ホルダ54に装着されて
前記インキ貯留部Aに臨んでいる。また第2ホルダ54
も、第1ホルダ43と同様に載置板35に配設された第
2昇降装置55により上昇位置と下降位置との間を昇降
移動され、第2管体53の他方の開口部53bを、フレ
キソインキに浸漬させる位置またはインキ貯留部Aの底
部に臨ませ得るよう構成してある。なお、第1インキ供
給・回収装置25と同様に第2インキ供給・回収装置2
6もインキ供給およびインキ回収の両機能を備えるもの
であるので、第2インキ容器50がインキ供給容器また
はインキ回収容器として機能し、第2管体53が供給用
管体または回収用管体として機能し、第2密閉容器51
が供給用密閉容器または回収用密閉容器として機能し、
第2インキ移送装置52がインキ供給手段またはインキ
回収手段として機能するようになっている。
【0022】実施例では、第1インキ移送装置46によ
りインキ貯留部Aにインキ供給を行なっているときに
は、第2インキ移送装置52によりインキ貯留部Aから
のインキ回収を行ない、また逆に第1インキ移送装置4
6によりインキ貯留部Aからのインキ回収を行なってい
るときには、第2インキ移送装置52によりインキ貯留
部Aにインキ供給を行なうことで、インキ貯留部Aに貯
留されているフレキソインキを滞留させることなく動的
状態に保持して、高度に速乾性であるフレキソインキの
乾燥固化を防止するようにしている。また前記駆動モー
タ32により移動台30を左右方向に移動させつつ、両
インキ移送装置46,52を作動すれば、インキ貯留部
Aの全幅に亘ってフレキソインキの供給と回収とが行な
われ、該貯留部Aに貯留されているフレキソインキ全体
に運動が効率的に付与される。なお実施例では、移動台
30の移動方向によって、前記第1および第2インキ移
送装置46,52の作動状態が選択されるようになって
いる。例えば図2において移動台30が左方向(第2イ
ンキ供給・回収装置26が前進側となる方向)に移動す
る際には、第1インキ供給・回収装置25でインキ供給
を行なうと共に第2インキ供給・回収装置26でインキ
回収を行ない、移動台30を右方向(第1インキ供給・
回収装置25が前進側となる方向)に移動する際には、
第1インキ供給・回収装置25でインキ回収を行なうと
共に第2インキ供給・回収装置26でインキ供給を行な
うよう設定される。すなわち、第1管体42が供給用管
体として機能している場合は、他方の第2管体53が回
収用管体として機能し、逆に第1管体42が回収用管体
として機能している場合は、第2管体53が供給用管体
として機能するよう構成される。また前記第1インキ移
送装置46および第2インキ移送装置52は、インキ回
収時よりインキ供給時の方が能力が高くなるよう設定さ
れ、インキ回収を行ないつつインキ貯留部Aにフレキソ
インキが貯留されるよう構成される。
【0023】前記各支持ブラケット20には、図1に示
す如く、支持部材56を介してエアシリンダ57が倒立
配置され、該エアシリンダ57のピストンロッド57a
に板状の規制部材58が配設されて昇降可能に構成され
る。そして、各エアシリンダ57の付勢により規制部材
58を下降することで、図4に示す如く、インキ転移ロ
ール17と絞りロール18の軸方向端部に密着させて両
ロール17,18の間に画成されるインキ貯留部Aを閉
成し、前記インキ供給・回収装置25,26から供給さ
れるフレキソインキを、該貯留部Aに貯留し得るように
なっている。またインキ転移ロール17および絞りロー
ル18の軸方向両端部より下方に樋部材59が配設さ
れ、洗浄運転に際して前記規制部材58をエアシリンダ
57の逆付勢により上昇させてインキ貯留部Aを開放す
ることで、該貯留部Aから流出する洗浄液をこの樋部材
59で受けて、後述するインキパン63に回収するよう
になっている。
【0024】前記インキ貯留部Aにおける幅方向の両端
近傍の上方に、印刷運転時に該貯留部Aに貯留されるフ
レキソインキの液位(液面レベル)を検出する液面センサ
60,60が配設され、該センサ60,60の検出条件に
よって第1および第2インキ供給・回収装置25,26
の運転を制御し、常に一定量のフレキソインキをインキ
貯留部Aに貯留するよう構成される。
【0025】前記絞りロール18に近接した略接線位置
には、オーダ変更等による色替えに際し、フレキソイン
キの洗浄を行なうための長尺のブレード状板体からなる
スクレーパ61が配設されている。このスクレーパ61
は、絞りロール18の回転方向に対し逆らう方向に、そ
の先端を接線方向に沿って指向させており、エアシリン
ダ62により正逆方向に揺動されてロール表面に接離自
在となっている。そして洗浄運転に際しては、前記エア
シリンダ62を付勢してスクレーパ61を絞りロール1
8に接触させることにより、該ロール18に転移してい
る洗浄液が掻き上げ除去される。この除去された洗浄液
は、スクレーパ61の下方に設けたインキパン63に排
出される。またインキパン63には、廃液タンク(図示
せず)に連通する廃液管64が接続され、該インキパン
63に排出された廃液は所要部位に設けた廃液タンクに
集められるようになっている。なお洗浄運転時には、前
記インキ転移機構16に関連して設けた前記揺動機構1
9により、絞りロール18の回転軸を中心として前記イ
ンキ転移ロール17が変位されて、印版13から離間す
るインキ洗浄位置に臨ませられるよう設定される。
【0026】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係るフレキソ
印刷機の作用につき説明する。印刷運転に際し、前記イ
ンキ転移ロール17および絞りロール18の軸方向の両
端部に設けた規制部材58,58は下降位置にあって、
前記インキ貯留部Aにおける長手方向の両端部を閉成し
ている。また、前記移動台30はインキ貯留部Aの右端
部側に位置すると共に、第1および第2インキ供給・回
収装置25,26の第1および第2ホルダ43,54が対
応の昇降装置44,55により上昇位置に夫々位置決め
され、第1および第2管体42,53の他方の開口部4
2b,53bを、夫々インキ貯留部Aに貯留されるフレ
キソインキに浸漬可能な位置に臨ませている。なお、第
1および第2管体42,53の一方の開口部42a,53
aは、前記対応する第1および第2密閉容器38,51
に収納されている第1および第2インキ容器39,50
に貯留されているフレキソインキに浸漬されている。
【0027】この状態で、先ず第1および第2インキ供
給・回収装置25,26では、インキ貯留運転が行なわ
れる。すなわち、前記第1インキ移送装置46の第1密
閉容器38に加圧装置47を連通すると共に、第2イン
キ移送装置52の第2密閉容器51に加圧装置47を連
通し、両加圧装置47,47を作動する。これにより、
第1および第2密閉容器38,51に収納されている第
1および第2インキ容器39,50の内部が加圧状態と
なり、両インキ容器39,50に貯留されているフレキ
ソインキが第1または第2管体42,53を介してイン
キ貯留部Aに供給される。このフレキソインキは、両ロ
ール17,18の軸端に臨む規制部材58,58に規制さ
れた状態で貯留される。そして、インキ貯留部Aに所定
量のフレキソインキが貯留された以後は、第1および第
2インキ供給・回収装置25,26では、以下に説明す
るインキ供給・回収運転が行なわれる。なお、インキ貯
留運転に際しては、前記移動台30はインキ貯留部Aに
対して移動しても移動しなくてもよい。
【0028】前記第1および第2インキ供給・回収装置
25,26のインキ供給・回収運転では、前記駆動モー
タ32を所要方向に回転して移動台30を左方に移動さ
せると共に、前記第1インキ移送装置46の第1密閉容
器38に連通する加圧装置47を作動し、第2インキ移
送装置52の第2密閉容器51に連通する減圧装置48
を作動する。この場合は、第1密閉容器38に収納され
ている第1インキ容器39の内部が加圧状態となり、該
インキ容器39に貯留されているインキが第1管体42
を介してインキ貯留部Aに供給される。また第2密閉容
器51に収納されている第2インキ容器50の内部が負
圧状態となり、インキ貯留部Aに貯留しているフレキソ
インキは、第2管体53を介して第2インキ容器50に
吸引回収される(図5参照)。
【0029】このように第1インキ供給・回収装置25
でインキ貯留部Aにフレキソインキを供給しつつ、該貯
留部Aに貯留されたフレキソインキを第2インキ供給・
回収装置26で回収することで、インキ貯留部Aのフレ
キソインキは滞留することなく動的状態に保持される。
これにより、高度に速乾性であるフレキソインキの乾燥
固化は確実に防止される。また、前述したように第1お
よび第2インキ移送装置46,52の運転が制御され
て、インキ回収量よりインキ供給量の方が多くなるよう
設定されているので、フレキソインキが消費されない限
りはインキ貯留部Aに貯留されるフレキソインキの量が
次第に増える。
【0030】また、前記移動台30が左側の位置センサ
で検出されると、前記駆動モータ32が逆転されて移動
台30が右方に移動すると共に、前記第1および第2イ
ンキ移送装置46,52の切換弁49,49が切換えられ
て、第1密閉容器38に減圧装置48が連通し、第2密
閉容器51に加圧装置47が連通する。そして、第1イ
ンキ移送装置46の減圧装置48が作動すると共に、第
2インキ移送装置52の加圧装置47が作動する。すな
わちこの場合は、第1密閉容器38に収納されている第
1インキ容器39の内部が負圧状態となり、インキ貯留
部Aに貯留しているフレキソインキが第1管体42を介
して第1インキ容器39に吸引回収されると共に、第2
密閉容器51に収納されている第2インキ容器50の内
部が加圧状態となり、該インキ容器50に貯留されてい
るフレキソインキが第2管体53を介してインキ貯留部
Aに供給される。
【0031】前記インキ貯留部Aにフレキソインキが貯
留されている状態で、図示しない上流側のストッカよ
り、段ボールシート11を1枚づつ版胴14と圧胴15
との間に供給すると、前記揺動機構19が適宜の検知手
段によるシート検出により作動し、インキ転移機構16
のインキ転移ロール17が版胴14(印版13)に接触し
て、印版13の表面に適正量のフレキソインキが転移さ
れて、該シート11に所要の印刷が施される。フレキソ
インキは高度に速乾性であるから、印刷後は直ちに後工
程のダイカッタやフォルダグルワ等に送り込むことがで
きる。またフレキソインキはインキ転移ロール17と絞
りロール18の間全体に行き渡っているので、印刷時に
幅方向の色ムラを生ずることがなく、従ってオペレータ
は印刷状態を常に監視する必要がない。
【0032】印刷オーダの変更等に伴う色替えのため
に、使用するフレキソインキを替える場合は、以下の手
順でインキ回収および洗浄がなされる。なお、印刷運転
が終了して前記版胴14と圧胴15との間に段ボールシ
ート11が通紙されなくなった時点で、インキ転移機構
16のインキ転移ロール17は、前記揺動機構19によ
り版胴14(印版13)から離間するインキ洗浄位置に移
動されている。
【0033】先ず、前記インキ転移ロール17と絞りロ
ール18の回転を停止したもとで、前記第1および第2
ホルダ43,54を下降位置まで下降し、第1および第
2管体42,53の他方の開口部42b,53bをインキ
貯留部Aの底部に夫々臨ませる。そして、前記第1イン
キ移送装置46の第1密閉容器38に減圧装置48を連
通すると共に、第2インキ移送装置52の第2密閉容器
51に減圧装置48を連通し、両減圧装置48,48を
作動する。これにより、第1および第2密閉容器38,
51に収納されている第1および第2インキ容器39,
50の内部が負圧状態となり、インキ貯留部Aに貯留さ
れているフレキソインキは、第1または第2管体42,
53を介して対応するインキ容器39,50に吸引回収
される。また、このとき前記移動台30を左右方向に移
動し、インキ貯留部Aの幅方向の全体に管体42,53
の他方の開口部42b,53bを臨ませることで、フレ
キソインキを短時間で回収することができる。すなわ
ち、使用されることなくインキ貯留部Aに残留している
フレキソインキを効率的に回収することができ、該イン
キが無駄に廃棄されるのを防止し得る。
【0034】次に、未使用のフレキソインキが回収され
た前記第1および第2インキ容器39,50を、洗浄液
が貯留されている洗浄液容器と夫々交換し、各洗浄液容
器の内部に対応する管体42,53の一方の開口部42
a,53aを挿入して洗浄液に浸漬させる。また、前記
エアシリンダ62を付勢して、スクレーパ61を絞りロ
ール18に適正圧で接触させると共に、前記両規制部材
58,58をエアシリンダ57,57の逆付勢により上昇
させてインキ貯留部Aを開放する。そして、前記インキ
転移ロール17および絞りロール18を同一周速で空回
転させると共に、前記移動台30を左右方向に移動させ
つつ、両インキ供給・回収装置25,26で洗浄液容器
の洗浄液をインキ貯留部Aに供給する。これにより、イ
ンキ貯留部Aに供給されて両ロール17,18に付着す
るフレキソインキを洗浄した洗浄液は、貯留部Aの幅方
向両端部から流出して前記樋部材59,59を介してイ
ンキパン63に排出されると共に、絞りロール18の表
面に付着している洗浄液は、前記スクレーパ61により
掻き上げ除去され、該洗浄液はインキパン63に排出さ
れる。なお、両インキ供給・回収装置25,26で洗浄
液容器の洗浄液をインキ貯留部Aに供給することで、前
記両管体42,53(フレキソインキの循環系)も同時に
洗浄される。また洗浄運転に際しては、前記移動台30
を移動させることなく、定位置(例えば両ロール17,1
8の軸方向略中央)で洗浄液の供給を行なうようにして
もよい。
【0035】前述した洗浄運転が完了した後、前記両イ
ンキ供給・回収装置25,26に装着されている洗浄液
容器を、新たなオーダに係るフレキソインキを貯留した
第1および第2インキ容器39,50に取り替え、前記
第1および第2管体42,53の一方の開口部42a,5
3aを対応する第1または第2インキ容器39,50に
貯留したフレキソインキに浸漬することにより、色替え
が完了する。
【0036】実施例のフレキソ印刷機10では、インキ
貯留部Aに近接する上方に配設した2基のインキ供給・
回収装置25,26によりインキ供給とインキ回収とを
同時に行なうことで、インキ貯留部Aに貯留される高度
に速乾性であるフレキソインキを滞留させることなく動
的状態に保持して乾燥固化を防止することができる。し
かも第1および第2インキ容器39,50とインキ貯留
部Aとは近接しているので、インキ循環系を構成する2
本の管体42,53の長さ寸法は短く、該管体42,53
内に付着残留するインキを少なくすることができると共
に、インキ移送装置46,52自体の洗浄は必要ないの
で、インキロスを少なく抑えることができる。更に、イ
ンキ循環系が短かいのでその洗浄を短時間で行なうこと
ができ、従って短時間でオーダチェンジができて多種少
量の小ロット印刷に好適に対応することができる。また
インキ洗浄に使用される洗浄液の量は、従来のフレキソ
印刷機においては約60リットル程度必要であったのに
対し、当該印刷機では2リットル程度で済み、洗浄廃液
を極めて少なく抑えることができ、公害防止に大きく貢
献することができる。
【0037】なお実施例では、第1インキ供給・回収装
置25および第2インキ供給・回収装置26は、何れも
インキ供給とインキ回収とを行なう場合につき説明した
が、一方の装置をインキ供給の専用機とし、他方の装置
をインキ回収の専用機とすることもできる。また、洗浄
運転に際してインキ貯留部Aに洗浄液を供給する手段と
しては、前述したように洗浄液容器を用いることなく、
洗浄液供給源に接続してインキ貯留部Aの上方に配設し
た洗浄液供給管を用いることが可能である。更に、洗浄
液供給管を載置板35に配設し、洗浄液の供給に際して
移動台30を左右方向に移動してインキ貯留部Aの全体
に洗浄液を迅速に供給させることも可能である。
【0038】また、前記載置台35に圧縮空気の吹出口
を設け、移動台30を左右方向に移動させつつ吹出口か
ら吹出される圧縮空気でインキ貯留部Aに残留している
洗浄液を軸端側に移動させて、前記樋部材59,59に
排出させることもできる。この場合は、洗浄運転をより
短時間で行なうことができて好適である。
【0039】
【別実施例について】図6〜図9は、フレキソ印刷機に
おけるインキ供給・回収機構部の別実施例を夫々示す概
略図であって、その基本構成は図1〜図5に関連して説
明したところと同一であるので、異なる部分についての
み説明するものとする。また、同一部材には同じ符号を
付すものとする。
【0040】
【第1別実施例】図6に示す第1別実施例では、前記第
1インキ供給・回収装置25の第1密閉容器38および
第2インキ供給・回収装置26の第2密閉容器51を、
1基のインキ移送装置(インキ移送手段)65に共通的に
接続し、該移送装置65によりフレキソインキの供給と
回収とを行なうよう構成している。すなわち、インキ移
送装置65は、前述した第1または第2インキ移送装置
46,52と同様に、密閉容器38,51の内部空間を加
圧状態とし得る加圧装置47と、密閉容器38,51の
内部空間を負圧状態とし得る減圧装置48とを備える。
そして、加圧装置47および減圧装置48が方向制御弁
66に接続されると共に、該方向制御弁66から導出す
る第1管路67が第1密閉容器38に連通接続され、同
じく方向制御弁66から導出する第2管路68が第2密
閉容器51に連通接続されている。この方向制御弁66
は、加圧装置47を第1密閉容器38および第2密閉
容器51に連通する状態、第1密閉容器38に加圧装
置47を連通すると共に第2密閉容器51に減圧装置4
8を連通する状態、第1密閉容器38に減圧装置48
を連通すると共に第2密閉容器51に加圧装置47を連
通する状態、および減圧装置48を第1密閉容器38
および第2密閉容器51に連通する状態とに切換え制御
されるようになっている。
【0041】すなわち第1別実施例においては、前記イ
ンキ貯留運転に際して前記方向制御弁66が、加圧装
置47を第1密閉容器38および第2密閉容器51に連
通する状態に切換え制御されたもとで、加圧装置47の
みが作動される。すなわち、第1および第2密閉容器3
8,51に収納されている第1インキ容器39および第
2インキ容器50の内部が何れも加圧状態となり、両容
器39,50に貯留されているフレキソインキがインキ
貯留部Aに供給される。
【0042】前記インキ貯留部Aに所定量のフレキソイ
ンキが貯留された以後の印刷運転に際しては、前記方向
制御弁66が、第1密閉容器38に加圧装置47を連
通すると共に第2密閉容器51に減圧装置48を連通す
る状態、または第1密閉容器38に減圧装置48を連
通すると共に第2密閉容器51に加圧装置47を連通す
る状態に切換え制御されたもとで、加圧装置47および
減圧装置48が作動される。すなわち、印刷運転時には
第1インキ容器39または第2インキ容器50の何れか
一方に貯留されているフレキソインキがインキ貯留部A
に供給されると共に、該貯留部Aのフレキソインキを第
2インキ容器50または第1インキ容器39の何れか一
方に回収する運転が行なわれる。これにより、インキ貯
留部Aに貯留されるフレキソインキは滞留することなく
動的状態に保持され、高度に速乾性であるフレキソイン
キの乾燥固化は確実に防止される。なお、方向制御弁6
6のまたはの状態は、前記移動台30の移動方向が
変わる毎に切換え制御される。
【0043】また回収・洗浄運転に際しては、前記方向
制御弁66を、減圧装置48を第1密閉容器38およ
び第2密閉容器51に連通する状態に切換えたもとで、
減圧装置48のみを作動することで、インキ貯留部Aの
フレキソインキは2基のインキ容器39,50に回収さ
れる。この第1別実施例における洗浄運転は、第1およ
び第2インキ容器39,50を洗浄液が貯留された洗浄
液容器に取り替えて、該洗浄液容器の洗浄液をインキ貯
留部Aに供給したり、外部供給源に接続する洗浄液供給
管を介してインキ貯留部Aに洗浄液を供給することで行
なわれる。
【0044】
【第2別実施例】図7に示す第2別実施例では、前記載
置板35に第1インキ供給・回収装置25のみが配設さ
れ、印刷運転時にはこの第1インキ供給・回収装置25
で、第1インキ容器39のフレキソインキをインキ貯留
部Aに供給する運転のみが行なわれるよう構成される。
また、インキ貯留部Aの長手方向一端近傍(図の左側で
例えばフレキソ印刷機10の機枠12)に第2インキ供
給・回収装置26が固定的に配設され、該装置26の第
2管体53における他方の開口部53bが、対応する側
の規制部材58を介してインキ貯留部Aの底部近傍に臨
ませられている。そして印刷運転時には、この第2イン
キ供給・回収装置26で、インキ貯留部Aに貯留されて
いるフレキソインキを第2インキ容器50に回収する運
転のみが行なわれるよう構成される。すなわち第2別実
施例では、第1インキ供給・回収装置25が備える第1
インキ移送装置46がインキ供給手段として機能し、第
2インキ供給・回収装置26が備える第2インキ移送装
置52がインキ回収手段として機能する。
【0045】第2別実施例においては、前記第1インキ
供給・回収装置25の第1インキ容器39からインキ貯
留部Aにフレキソインキを供給するのと同時に、該貯留
部Aのフレキソインキを第2インキ供給・回収装置26
の第2インキ容器50に回収することで、インキ貯留部
Aに貯留されるフレキソインキを滞留させることなく動
的状態に保持するようになっている。なおこの別例にお
いては、印刷運転に際して第1インキ供給・回収装置2
5(移動台30)を左右方向に移動させることは必須でな
く、定位置でフレキソインキを供給すればよい。また洗
浄運転に際しては、第1インキ供給・回収装置25の運
転を停止したもとで、第2インキ供給・回収装置26の
みを運転してフレキソインキを回収してもよいし、第1
インキ供給・回収装置25を運転して該装置25でもイ
ンキ回収を並行して行なうことも可能である。なお洗浄
運転は、前述した実施例と同様に行ない得る。
【0046】また、前記構成において第1インキ供給・
回収装置25をフレキソインキの回収専用とし、第2イ
ンキ供給・回収装置26をフレキソインキの供給専用と
してもよい。更に、インキ供給専用に設定されたインキ
供給・回収装置25,26のインキ移送装置46,52と
しては、加圧装置47のみを備える構成を採用し、イン
キ回収専用に設定されたインキ供給・回収装置25,2
6のインキ移送装置46,52としては、減圧装置48
のみを備える構成を採用し得る。
【0047】
【第3別実施例】図8および図9は第3別実施例を示す
ものであって、1基のインキ供給・回収装置のみを備え
ている点で、前述した実施例とは異なっている。但し、
インキ供給・回収装置自体の基本構成は、図1〜図5に
関連して説明したところと同一である。すなわち、前記
載置板35上には、例えば第1インキ供給・回収装置2
5が配置され、第1管体42は、その一方の開口部42
aが第1インキ容器39に貯留したフレキソインキに浸
漬されていると共に、他方の開口部42bが前記インキ
貯留部Aの底部近傍に臨んでいる。そして、この第3別
実施例では、印刷運転に際して第1インキ供給・回収装
置25を構成する第1インキ移送装置46の切換弁49
が、第1密閉容器38に対して加圧装置47または減圧
装置48を連通する状態を適宜間隔で反復されて、第1
インキ容器39中のフレキソインキをインキ貯留部Aに
供給する運転と、インキ貯留部Aのフレキソインキを第
1インキ容器39に回収する運転とが交互に行なわれる
よう構成される。
【0048】第3別実施例においては、印刷運転に際し
て先ず切換弁49により第1密閉容器38と加圧装置4
7とを連通した状態で加圧装置47を作動することで、
第1インキ容器39のフレキソインキが第1管体42を
介してインキ貯留部Aに供給される。そして、所定時間
後に切換弁49を切換えて第1密閉容器38と減圧装置
48とを連通した状態で減圧装置48を作動すること
で、インキ貯留部Aに貯留されているフレキソインキが
第1管体42を介して第1インキ容器39に回収され
る。このように第1インキ供給・回収装置25によるイ
ンキの供給と回収とを適宜間隔で反復することで、イン
キ貯留部Aに貯留されるフレキソインキは滞留すること
なく動的状態に保持される。また回収・洗浄運転に際し
ては、第1密閉容器38と減圧装置48とを連通した状
態で減圧装置48を作動することで、インキ貯留部Aに
残留するフレキソインキを第1インキ容器39に回収す
ることができる。なお、印刷運転または回収・洗浄運転
に際しては、第1インキ供給・回収装置25をインキ貯
留部Aに沿って移動させたり、あるいは定位置に保持し
たまま行なうことが選択可能である。
【0049】
【変更例について】図10は、前述した実施例に係るフ
レキソ印刷機において、インキ転移機構16におけるイ
ンキ量の絞り調節を行なう調節手段として、絞りロール
18に代えて調節板69を採用したものである。すなわ
ち、インキ転移ロール17が回転自在に枢支される一対
の支持ブラケット20,20に、長尺板体からなる調節
板69が転移ロール17の回転方向に対して順方向に、
その先端を接線方向に沿って指向させている。この調節
板69はモータ70に接続され、該モータ70の正逆付
勢により、その先端とロール表面との間隔を調節自在に
構成されて、インキ転移ロール17の表面におけるイン
キ量を調節するべく機能する。なお、モータ70に代え
てエアシリンダ等のリニアアクチュエータにより、調節
板69とインキ転移ロール17との間隔調節を行なうよ
うにしてもよい。
【0050】前記インキ転移ロール17および調節板6
9の上方には、両部材の長手方向にインキ貯留部Aが画
成されると共に、該貯留部Aの長手方向両端は、前述し
た規制部材58,58により閉成および開放を選択的に
行なうよう構成されている。そして調節板69の先端と
インキ転移ロール17の表面との隙間を、前記モータ7
0を付勢して適正な値に調節すると共に、規制部材5
8,58によりインキ貯留部Aにおける長手方向の両端
部を閉成した状態で、前記第1および第2インキ供給・
回収装置25,26によるフレキソインキの供給と回収
とが反復されることで、インキ転移ロール17と調節板
69とにより画成されたインキ貯留部Aに貯留されるフ
レキソインキは滞留することなく動的状態に保持され
る。
【0051】なお、変更例に示す調節板69を用いたイ
ンキ転移機構16は、前述した各別実施例のインキ供給
・回収機構部を採用したフレキソ印刷機にも採用可能で
ある。またインキ転移ロール17に対する調節板69に
おける先端の向きは、図示の順方向でなく逆らう方向と
してもよく、この場合には調節板69を略V字状とし
て、インキ転移ロール17から離間する側にフレキソイ
ンキを貯留させるため堰部材を設ける必要がある。
【0052】
【変形例について】実施例、別実施例および変更例に係
る印刷機においては、循環を必要とするフレキソインキ
を用いる場合を前提としているが、当該印刷機の機構で
は、インキ循環させる必要のない、低粘度かつ高度に速
乾性のグリコール系インキを用いて印刷を行なうことが
可能である。例えば図1〜図5に示す実施例では、前記
グリコール系インキが貯留された第1インキ容器を第1
密閉容器に収納した第1インキ供給・回収装置における
第1管体の一方の開口部をグリコール系インキに浸漬す
ると共に、他方の開口部をインキ貯留部の上方に臨ませ
る。そして、第2インキ供給・回収装置を停止した状態
で、印刷運転に際しては、第1インキ供給・回収装置の
みを運転してグリコール系インキを第1インキ容器から
インキ貯留部に供給し、回収・洗浄運転に際しては、イ
ンキ貯留部に残留しているグリコール系インキを第1イ
ンキ供給・回収装置を作動して第1インキ容器に回収す
る。このグリコール系インキは循環を必要としないの
で、従来循環のために必要であったインキを省くことが
でき、インキ購入時のロット単位を少なくすることがで
き、在庫費用を軽減させることができるものである。そ
して、このような構成では、第1インキ供給・回収装置
の第1管体が、インキ供給回路およびインキ回収回路を
兼用することとなる。
【0053】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る印刷
機によれば、インキ転移ロールと調節手段との間に画成
したインキ貯留部に近接してインキ容器を配置したこと
で、インキの循環系を短かくすることができ、無駄に廃
棄されるインキを極めて少なく抑制することができ、イ
ンキの大幅な節約が図られる。また、インキ循環系が短
いので洗浄運転に際しての洗浄液の量を少なくすること
が可能となり、洗浄廃液は極めて少量となり、公害防止
の見地からも極めて有利である。更に、印刷オーダの変
更等に伴う色替えに際しての洗浄時間を短縮することが
でき、多種少量の小ロット印刷に好適に対応することが
できる。
【0054】また本願の別の発明に係る印刷機によれ
ば、インキ転移ロールと調節手段との間に画成したイン
キ貯留部に近接してインキ供給手段とインキ回収手段と
を配置したことで、インキの循環系を短かくすることが
でき、無駄に廃棄されるインキを極めて少なく抑制する
ことができ、インキの大幅な節約が図られる。また、イ
ンキ循環系が短いので洗浄運転に際しての洗浄液の量を
少なくすることが可能となり、洗浄廃液は極めて少量と
なり、公害防止の見地からも極めて有利である。更に、
印刷オーダの変更等に伴う色替えに際しての洗浄時間を
短縮することができ、多種少量の小ロット印刷に好適に
対応することができる。
【0055】更に、本願の別の発明に係る印刷機によれ
ば、インキの循環系を1基のインキ移送手段と管体とで
構成したので、無駄に廃棄されるインキを更に少なく抑
制し得ると共に、洗浄運転に際しての洗浄液の量も少な
くすることが可能とる。また構成も簡単になり、コスト
を低減し得る利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るフレキソ印刷機の概略側
面図である。
【図2】実施例に係るフレキソ印刷機におけるインキ供
給・回収装置を示す要部概略正面図である。
【図3】実施例に係るフレキソ印刷機におけるインキ供
給・回収装置を示す概略図である。
【図4】実施例に係るフレキソ印刷機におけるインキ転
移機構を示す要部概略斜視図である。
【図5】実施例に係るフレキソ印刷機におけるインキ供
給・回収装置の概略構成図である。
【図6】第1別実施例に係るインキ供給・回収機構部の
概略構成図である。
【図7】第2別実施例に係るインキ供給・回収機構部の
概略構成図である。
【図8】第3別実施例に係るインキ供給・回収機構部の
概略正面図である。
【図9】第3別実施例に係るインキ供給・回収機構部の
概略構成図である。
【図10】変更例に係るフレキソ印刷機の概略側面図で
ある。
【符号の説明】
11 段ボールシート 13 印版 14 版胴 15 圧胴 17 インキ転移ロール 18 絞りロール(調節手段) 38 第1密閉容器(供給用密閉容器、回収用密閉容器) 39 第1インキ容器(インキ供給容器、インキ回収容
器) 42 第1管体(供給用管体、回収用管体) 42a 一方の開口部 42b 他方の開口部 46 第1インキ移送装置(インキ移送手段、インキ供給
手段、インキ回収手段) 47 加圧装置 48 減圧装置 50 第2インキ容器(インキ供給容器、インキ回収容
器) 51 第2密閉容器(供給用密閉容器、回収用密閉容器) 52 第2インキ移送装置(インキ移送手段、インキ供給
手段、インキ回収手段) 53 第2管体(供給用管体、回収用管体) 53a 一方の開口部 53b 他方の開口部 58 規制部材 69 調節板(調節手段) A インキ貯留部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 31/20 B41F 31/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印版(13)を装着した版胴(14)と圧胴(15)
    との間に段ボールシート(11)を通過させて、この段ボー
    ルシート(11)に所要の印刷を行なう印刷機において、 前記版胴(14)の印版(13)と接触して回転するインキ転移
    ロール(17)と、 インキ量の絞り調節を行なう調節手段(18,69)と、 前記インキ転移ロール(17)と調節手段(18,69)との間に
    インキ貯留部(A)を画成する規制部材(58,58)と、 所定量のインキが貯留される複数のインキ容器(39,50)
    と、 前記各インキ容器(39,50)において、一方の開口部(42a,
    53a)がこのインキ容器(39,50)に挿入されると共に、他
    方の開口部(42b,53b)をインキ貯留部(A)に臨ませた管体
    (42,53)と、 前記各インキ容器(39,50)が収納される密閉容器(38,51)
    と、 前記インキ容器(39,51)の内部を加圧状態とすることで
    前記管体(42,53)を介してインキ容器(39,51)からインキ
    貯留部(A)ヘインキを供給させると共にインキ容器(39,5
    1)の内部を負圧状態とすることで前記管体(42,53)を介
    してインキ貯留部(A)からインキ容器(39,51)にインキを
    回収させるインキ移送手段(46,52)と、を有し、 前記インキ容器(39,51)、管体(42,53)、密閉容器(38,5
    1)およびインキ移送手段(46,52)は夫々2基設けられ、
    一方のインキ容器(39,51)、管体(42,53)、密閉容器(3
    8,51)およびインキ移送手段(46,52)からなる組によりイ
    ンキ貯留部(A)にインキを供給しているときには、他方
    のインキ容器(51,39)、管体(53,42)、密閉容器(51,38)
    およびインキ移送手段(52,46)からなる組によりインキ
    貯留部(A)からインキを回収するよう構成したことを特
    徴とする印刷機。
  2. 【請求項2】 印版(13)を装着した版胴(14)と圧胴(15)
    との間に段ボールシート(11)を通過させて、この段ボー
    ルシート(11)に所要の印刷を行なう印刷機において、 前記版胴(14)の印版(13)と接触して回転するインキ転移
    ロール(17)と、 インキ量の絞り調節を行なう調節手段(18,69)と、 前記インキ転移ロール(17)と調節手段(18,69)との間に
    インキ貯留部(A)を画成する規制部材(58,58)と、 所定量のインキが貯留されるインキ供給容器(39)と、 このインキ供給容器(39)に一方の開口部(42a)が挿入さ
    れると共に、他方の開口部(42b)をインキ貯留部(A)に臨
    ませた供給用管体(42)と、 前記インキ供給容器(39)が収納される供給用密閉容器(3
    8)と、 この供給用密閉容器(38)に収納したインキ供給容器(39)
    の内部を加圧状態とすることで前記供給用管体(42)を介
    してインキ供給容器(39)からインキ貯留部(A)ヘインキ
    を供給するインキ供給手段(46)と、 所定量のインキが貯留可能なインキ回収容器(50)と、 このインキ回収容器(50)に一方の開口部(53a)が挿入さ
    れると共に、他方の開口部(53b)をインキ貯留部(A)に臨
    ませた回収用管体(53)と、 前記インキ回収容器(50)が収納される回収用密閉容器(5
    1)と、 この回収用密閉容器(51)に収納したインキ回収容器 (50)
    の内部を負圧状態とすることで前記回収用管体(53)を介
    してインキ貯留部(A)からインキ回収容器(50)にインキ
    を回収するインキ回収手段(52)と、を有し、 前記インキ供給手段(46)によるインキ供給を行ないつつ
    前記インキ回収手段(52)によるインキ回収を行なうこと
    で、前記インキ貯留部(A)に貯留されているインキを滞
    留させることなく動的状態に保持するよう構成したこと
    を特徴とする印刷機。
  3. 【請求項3】 前記インキ供給容器(39)、インキ回収容
    器(50)、インキ供給手段(46)およびインキ回収手段(52)
    は、インキ貯留部(A)の上方に配設される請求項2記載
    の印刷機。
  4. 【請求項4】 前記インキ供給容器(39)、インキ回収容
    器(50)、インキ供給手段(46)およびインキ回収手段(52)
    は、インキ貯留部(A)に沿って移動自在に構成される請
    求項2又は3記載の印刷機。
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