JPH1014861A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH1014861A
JPH1014861A JP8171411A JP17141196A JPH1014861A JP H1014861 A JPH1014861 A JP H1014861A JP 8171411 A JP8171411 A JP 8171411A JP 17141196 A JP17141196 A JP 17141196A JP H1014861 A JPH1014861 A JP H1014861A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体腔内挿入部、特に湾曲部の外径を太くする
ことなく、処置具挿通チャンネル近くの湾曲方向のワイ
ヤ受けのずれ量を少なくし、湾曲反り上り等の湾曲不良
を解消し操作性を向上させる。 【解決手段】 湾曲部7の関節駒28には、ほぼ上下左
右4方向にワイヤ受け35を固定した駒と、ほぼ上下方
向にワイヤ受け35を固定した駒とがあり、適切な配列
で連結してある。処置具挿通チャンネル27は、挿入部
2内の左下側のスペースに挿通してあり、湾曲部4にお
いては、下側と左側のワイヤ受け35と関節駒28の内
面との間に収納してある。ここで、下側と左側のワイヤ
受け35の外径は、上側と右側のワイヤ受け35の外径
よりも小さいものが用いられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡、更に詳しく
は湾曲部に設けられる操作ワイヤのワイヤ受け部分に特
徴のある内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長の挿入部を挿入する
ことにより体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて処
置具挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種治
療処置のできる内視鏡が広く用いられている。
【0003】このような内視鏡として、実開昭60−3
2903号公報や、特開平5−38325号公報が知ら
れている。
【0004】前者は、体腔内挿入部の外径を太くするこ
となく処置具挿通チャンネルの外径を太くした湾曲構造
を得るために、関節駒の内面4カ所に突出したワイヤ受
けの間隔を90°より広げてその広がったワイヤ受け内
に処置具挿通チャンネルを挿入配置したものである。こ
こで、用いられているワイヤ受けの形状(外径含む)は
4カ所共全て同じものであると図面より読み取れる。
【0005】後者は、内視鏡湾曲部を湾曲させる際の操
作力量が小さくて済み、かつ、スムーズに湾曲部を湾曲
させるために、湾曲部の複数の湾曲方向のうち、最大湾
曲角が大きい湾曲方向を除く湾曲方向に対応する操作ワ
イヤを挿通したワイヤ受けの少なくとも1つを関節駒の
中心を通る湾曲方向から、ずれた位置に設けたものであ
る。ここで用いられているワイヤ受けの形状(外径含
む)も上下左右4カ所共全て同じものであると図面より
読み取れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実開昭60−3290
3号公報と特開平5−38325号公報共に、湾曲部内
のワイヤ受けの間隔を90°間隔でなく、本来の上下左
右湾曲方向の中心軸からずらして設置している。特に外
径の太い処置具挿通チャンネルを具備した内視鏡におい
ては、その収納スペースに近いワイヤ受けを本来の上下
左右湾曲方向から大きく(約15°以上)ずらしてい
る。
【0007】ここで、ワイヤ受けのずれが大きいと、図
18に示すように、湾曲部101を下側もしくは左側ま
たは右側へ曲げた時に、本来曲がるべき方向と違う方向
に曲がってしまう、いわゆる、湾曲反り上りという現象
が生じ、湾曲操作性に支障が出る可能性がある。図18
(b)の本来曲がるべき方向と実際に曲がる方向とのず
れ角(α)を湾曲反り上り量と呼び、この値が大きい
(30°を越える)と湾曲操作性に支障が出やすい。
【0008】また、視野の上側へ湾曲させてから湾曲部
101をストレートに戻した時にも、図19に示すよう
に、真っ直ぐに戻らずに左もしくは右へ曲がってしまう
ような湾曲部反りの現象が生じ、内視鏡検査に支障が出
る可能性があった。図19(b)の本来曲がるべき方向
と実際に曲がる方向とのずれ角(β)の値が大きい(3
0°を越える)と湾曲反り上りと同様に内視鏡検査に支
障が出やすい。
【0009】このため、従来より上側のみならず、下、
左、右側のワイヤ受けの本来の上下左右湾曲方向からの
ずれを体腔内挿入部の外径を太くすることなく、少なく
することが望まれている。特に、下側の湾曲反り上りが
大きいと左右湾曲を多用する必要があるので、左、右方
向に比べて改善が望まれている。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、体腔内挿入部、特に湾曲部の外径を太くするこ
となく、処置具挿通チャンネル近くの湾曲方向のワイヤ
受けのずれ量を少なくすることで、湾曲反り上り等の湾
曲不良を解消した操作性の良い内視鏡を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡は、互い
に回転自在に連結された複数の関節駒の内面に設けた複
数のワイヤ受けを介して、前記複数の関節駒内に挿通さ
れる複数の操作ワイヤに応動して、前記複数の関節駒が
湾曲する湾曲部と、前記湾曲部内に挿通した処置具挿通
チャンネルとを有する内視鏡において、前記処置具挿通
チャンネルの近傍側に設けられる前記ワイヤ受けの外径
を、他の位置の内面に設けられた前記ワイヤ受けの外径
より小さくして構成される。
【0012】本発明の内視鏡では、前記処置具挿通チャ
ンネルの近傍側に設けられる前記ワイヤ受けの外径を、
他の位置の内面に設けられた前記ワイヤ受けの外径より
小さくすることで、体腔内挿入部、特に湾曲部の外径を
太くすることなく、処置具挿通チャンネル近くの湾曲方
向のワイヤ受けのずれ量を少なくし、湾曲反り上り等の
湾曲不良を解消し操作性を向上させることを可能とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0014】図1ないし図12は本発明の第1の実施の
形態に係わり、図1は内視鏡の構成を示す構成図、図2
は図1の内視鏡の先端構成部の先端面の構成を示す構成
図、図3は図2のA−B−O−C−D線の挿入軸方向の
断面を示す断面図、図4は図3のJ−J線断面を示す断
面図、図5は図3のK−K線断面を示す断面図、図6は
図3のL−L線断面を示す断面図、図7は図1の湾曲部
の作用を説明する説明図、図8は図2のE−F−G−B
−H線の挿入軸方向の断面を示す断面図、図9は図1の
操作部の外観を示す外観図、図10は図9の操作部の挿
入軸方向の断面を示す断面図、図11は図10の前方送
水管路の洗滌を説明する説明図、図12は図9の前方送
水口金を塞ぐキャップの構成を示す構成図である。
【0015】図1に示すように、内視鏡1は、体腔内に
挿入される挿入部2と、挿入部2の基端側の操作部3
と、操作部3より延出され先端にコネクタ4を備えたユ
ニバーサルコード5とを備えて構成されている。
【0016】前記挿入部2は、図示しない撮像手段(例
えばCCD)を有する先端構成部6と、この先端構成部
6に連接された上下左右に湾曲可能な湾曲部7と、湾曲
部7に連設された可撓性を有する可撓管8とから構成さ
れる。
【0017】ユニバーサルコード5のコネクタ4は、図
示しない光源装置を内設したビデオプロセッサ9に接続
され、内視鏡1の撮像手段からの撮像信号をユニバーサ
ルコード5を介してビデオプロセッサ9に伝送するよう
になっている。
【0018】このビデオプロセッサ9は、内視鏡1から
の撮像信号を処理する信号処理回路(図示せず)を有し
ており、処理した信号がビデオプロセッサ9に接続され
たモニタ10に伝送され画像表示されるようになってい
る。
【0019】また、前記操作部3には、湾曲部7を遠隔
的に湾曲操作する操作ノブ11が設けられている。そし
て、この操作ノブ11を湾曲操作することによって後述
する4本の操作ワイヤ12を引っ張り操作し、湾曲部7
を上(U)下(D)・左(L)右(R)の4方向に湾曲
できるようになっている。
【0020】先端構成部6は、先端に、図2に示すよう
に、観察窓13、照明窓14、吸引口を兼ねる処置具挿
入口15、観察窓13を洗浄、水切りする送気送水ノズ
ル16及び、被検者の患部の血液、粘液等を洗浄する前
方送水ノズル17を具備している。
【0021】図2のE−F−G−B−H線の挿入軸方向
の断面である図8に示すように、挿入部2内には、送気
送水ノズル16に連通する送気送水パイプ18と、前方
送水ノズル17に連通する前方送水パイプ19が先端硬
質部材20に接着または半田付により水密に固定してあ
り隣接している。
【0022】ここで、先端部の外径を極力小さくして被
検者の苦痛を軽減するために送気送水パイプ18と前方
送水パイプ19は極力近づけてある。一方、送気送水パ
イプ18と前方送水パイプ19の先端硬質部材20から
の突出長は違えてあり、送気送水パイプ18の方が、前
方送水パイプ19より長くしてある。
【0023】送気送水パイプ18には、まず位置決め用
のチューブ、パイプなどの管状部材21が挿入され、管
状部材21に突き当たるように可撓性の送気送水チュー
ブ22が管状部材21に被せてあり、糸縛り接着で水密
に固定されている。さらに、管状部材21と送気送水チ
ューブ22に跨がるように保護用の熱収縮チューブ23
が固定してある。前方送水パイプ19には前記熱収縮チ
ューブ23を避ける前側に可撓性の前方送水チューブ2
4と保護用の熱収縮チューブ25が前方送水パイプ19
と前方送水チューブ24に跨がるように固定してある。
【0024】図8からわかるように、照明窓14に連結
される可撓性で折れやすいライトガイドファイバ26が
短い方のパイプである前方送水パイプ19の横に配置し
てある。これは、折れやすいライトガイドファイバ26
が硬質部材であるパイプに接触するのを防ぐための配慮
である。
【0025】前記操作部3を詳細に説明すると、操作部
3には、図9に示すように、前記操作ノブ11と、フリ
ーズ及びレリーズ等のリモートスイッチ40との間に、
前記前方送水ノズル17に連通する後述する前方送水口
金41があり、ここには、不使用時にフタをするゴムや
エラストマー等の弾性材料からなるキャップ42が着脱
可能に固定してある。なお、図9(a)は操作部3を上
部から見た図を示し、図9(b)は図9(a)の矢印方
向から操作部3を見た図を示している。
【0026】ここで、リモートスイッチ40もゴムやエ
ラストマー等の弾性材料で水密的に覆われている。リモ
ートスイッチ40の弾性材料が押し込まれて一番低くな
る位置よりもキャップ42の高さはさらに低くなるよう
にしてあるので、キャップ42がリモートスイッチ40
の横にあってもスイッチ操作に支障を生じることはな
い。また、リモートスイッチ40とキャップ42は同材
質でできているので、キャップ42がちょうどスイッチ
を操作しない時の指置き部の働きをすることにもなる。
【0027】キャップ42の固さはリモートスイッチ4
0の弾性材料の硬さと同じかもしくは軟らかくしてあ
り、スイッチ操作時に指がキャップ42に触れても違和
感がなく痛く感じないようにしてある。
【0028】操作部3の挿入軸方向の断面である図10
に示すように、前方送水チューブ24は操作部3内にお
いて、テーパカン43と連結ナット44により操作部3
側の前方送水チューブ45が固定された口金46に水密
的に固定してある。
【0029】前方送水チューブ45は操作部3内で、図
10のように滑らかに屈曲して配置してあり、図11の
ようにキャップ42を開けた時に、管路内全長をブラッ
シングするための掃除用ブラシ47をスムーズに挿入、
抜去できるようになっている。また、チューブと口金や
パイプとの連結部内面は掃除用ブラシ47がひっかかり
にくいようにテーパ状にしてあったり、面取りがしてあ
り滑らかになっている。また、内視鏡検査中や検査終了
後の前方送水管路の洗滌時には、ねじ込むことで前方送
水口金41と水密的に連結できる洗滌チューブ48を介
してシリンジ49を用いて手動で送液、送気することが
できる。
【0030】キャップ42は、図12に示すような形状
をしており、キャップ本体部50と前方送水口金41周
囲への固定部51と両者の連結部52よりなり、連結部
52の外表面には判別用の記号、名称等が記載された文
字部53が設けられている。
【0031】キャップ本体部50には、キャップ42の
開閉をしやすくするための指かけ部54が連結部52の
反対側に出っ張っている。また、内側には、前方送水口
金41のフランジ部55(図10参照)の下に入り込ん
で、抜け止めとなる前記フランジ部55より内径の細い
ひっかかり部56を有している。このひっかかり部56
は、図12に示すように他の部分よりも内径が大きいへ
こみ部57を中心対象で2カ所に有している。また、こ
のへこみ部57は連結部52の出る方向に対して垂直方
向に設けてある。
【0032】つまり、キャップ本体部50を、図10の
ように前方送水口金41のフランジ部54の下のスペー
スのはめ込む時に、ひっかかり部56に一部(ここでは
2カ所)へこみ部57が設けてあるので、へこみ部57
がないものに比べてひっかかり部56が変形しやすくな
り、装着力量が軽くなるという利点を有している。ま
た、連結部52に対して垂直方向にへこみ部57がある
ので、キャップ本体部50の外面を指で押してへこませ
た時にへこみ部57が広がりやすく、キャップ42の洗
滌・消毒時に中の空気が抜けやすいという利点を有して
いる。さらに、指かけ部54を連結部52の反対側のみ
に設けたので、横にリモートスイッチ40があってもス
イッチ操作のじゃまにならないという利点を有してい
る。
【0033】一方、図2のA−B−O−C−D線の挿入
軸方向の断面である図3に示すように、前記処置具挿入
口15には可撓性で滑り性の良い材質例えばフッ素樹脂
材が形成された他の内臓物より厚肉(0.4〜0.6m
m)で大内径の処置具挿通チャンネル27が連通してい
る。
【0034】また、図3に示すように、前記湾曲部7
は、短い円筒状をした関節駒28をリベット等の連結部
材29により交互に多数連結して、湾曲自在に構成した
湾曲管30を内設していると共に、湾曲管30を覆って
金属製のブレード31とその外周に弾性を有する被覆チ
ューブ32を有している。
【0035】湾曲管30の先端には、操作ワイヤ12を
ロー付等により強固に固定するための切り欠き部33を
有している。切り欠き部33は、図3のJ−J線断面で
ある図4よりわかるように、内蔵物との干渉を避けるよ
うに本来の上下左右方向に対し下側と左側がずらした位
置に設けられている。撮像手段である固体撮像素子34
のある右側の切り欠き部33aは、他の方向に比べてス
ペースが少ないので、切り欠き部33aに操作ワイヤ1
2を固定した後にカシメなどの手段で内側への突出量が
少なくなるようにつぶしている。
【0036】図3のK−K線断面である図5に示すよう
に、関節駒28には、ほぼ上下左右4方向にワイヤ受け
35を固定した駒と、ほぼ上下方向にワイヤ受け35を
固定した駒とがあり、図3のように適切な配列で連結し
てある。
【0037】処置具挿通チャンネル27は、挿入部2内
の左下側のスペースに挿通してあり、湾曲部4において
は、下側と左側のワイヤ受け35と関節駒28の内面と
の間に収納してある。ここで、下側と左側のワイヤ受け
35の外径は、上側と右側のワイヤ受け35の外径より
も小さいものが用いられている。
【0038】また、下側と左側のワイヤ受け35の内径
は上側と右側のワイヤ受け35の内径よりも小さくし、
肉厚が同じにしてある。この結果、上側と右側のワイヤ
受け35と操作ワイヤ12とのクリアランスは、下側と
左側のワイヤ受け35と操作ワイヤ12とのクリアラン
スよりも大きくなり、操作ワイヤ12牽引時の磨耗は
上、右側よりも少なくなる。ここで、上側の湾曲角度は
180°〜210°に設定してあり、その他の湾曲角度
は90°〜100°に設定してある。
【0039】なお、ワイヤ受けと操作ワイヤとのクリア
ランスを湾曲方向により変えることは、一般の内視鏡に
おいても以下のような効果を有する。つまり、例えば上
部消化管用内視鏡の場合、湾曲角度は、上方向が他の方
向に比べ2倍以上に大きく、その分操作ワイヤとワイヤ
受けとの牽引時の摩擦も上方向が大きくなり、上側の操
作ワイヤの耐性が他の操作ワイヤより劣るといった不具
合があるが、本実施の形態のように、湾曲部の複数の関
節駒に固定したワイヤ受けと操作ワイヤとのクリアラン
スを、湾曲角度が一番大きい方向のものがそれ以外のも
のより大きくすることで、湾曲部を含む挿入部外径を太
くすることなく、湾曲部の操作ワイヤの耐性を湾曲方向
に関わらず向上させることができ、耐久性の優れた内視
鏡が実現できる。
【0040】次に、図5及び図3のL−L線断面である
図6からわかるように、対象物の配光不良を防ぐために
照明系であるライトガイドファイバ26が挿入部内にお
いて2本具備し、さらにその太さが異なるものにおい
て、湾曲部4内での折れ等の損傷を防ぐための可撓性の
保護チューブ36の肉厚を本数が多く太い方を、本数が
少なく細い方に比べて薄肉にしてある。これは、本数が
少なく細い方は腰がなく折れやすいのに比べて本数が多
く太い方は折れにくいためで、挿入部2の外径を太くす
ることなく適切な保護ができる肉厚のものが組み込まれ
ている。
【0041】固体撮像素子34からの信号を送受する信
号ケーブル37にもライトガイドファイバ26と同様に
保護チューブ38が被せてあるが、一番損傷しにくいの
でライトガイドファイバ26の保護チューブ36よりも
さらに薄肉のものが用いられている。
【0042】ライトガイドファイバー26の細い方の保
護チューブ36は0.3〜0.4mmで、太い方の保護
チューブ36の肉厚は0.2〜0.25mmで、信号ケ
ーブル37の保護チューブ38の肉厚は0.1〜0.1
5mmに、本実施の形態では設定してあり、全て発泡性
のフッ素樹脂材が用いられている。
【0043】上記の図4ないし図6よりわかるように、
操作ワイヤ12は、上側は、湾曲部4先端の切り欠き部
33(図4)も湾曲部4の中央部のワイヤ受け35(図
5)も可撓管5のコイルパイプ39の固定部(図6)
も、全て本来の上側(真上側)にあるが、他の方向は内
蔵物との干渉を避けるためにずらしてある。
【0044】つまり、本来の上下左右方向を0°とした
時そこからのずれ角を示す右下左方向は以下のようにな
っている。
【0045】 方 向 図4 図5 図6 右 0° 下へ8° 下へ8° 下 左へ10° 右へ10° 右へ15° 左 上へ20° 上へ12° 上へ15° ここで、図5と図6を比較すると、処置具挿通チャンネ
ル27をはさむ下側と左側が図5より図6の方が大きく
ずらしてあることがわかる。これは、湾曲反り上り等の
湾曲異常の原因となる湾曲部4では極力ずれ角を小さく
する必要より狭めてあるが、そうでない可撓管5の先端
部では、全体の内蔵物の働きを考えてコイルパイプ39
を固定したためである。
【0046】本実施の形態の内視鏡1では、挿入部2を
被検者の体腔内へ挿入して湾曲操作を行った時、湾曲部
4内の処置具挿通チャンネル27の横のワイヤ受け35
の外径が小さいものを用いて極力本来の上下左右方向に
近づけたので、湾曲反り上りや視野の上側へ湾曲させて
からストレートに戻した時の湾曲部反りの現象が少な
く、内視鏡の操作性が良好である。
【0047】つまり、本実施の形態では、図7に示すよ
うに、処置具挿通チャンネル27を湾曲部7内で、関節
駒28内面とワイヤ受け35外面との間のスペースに収
納(挿入配置)し、処置具挿通チャンネル27の近くに
設けたワイヤ受け35の外径を他の箇所(例えば上側)
のワイヤ受け35の外径より小さくした。
【0048】そのため、処置具挿通チャンネル27近く
のワイヤ受け35の外径を少なくとも1つは他より小さ
くすることで,処置具挿通チャンネル27をはさむ2つ
のワイヤ受け35の外面間の距離(例えば図7のh1と
h2)が同じでも,2つのワイヤ受け35の中心間の距
離を近づけることができる。これにより、湾曲部7の外
径を太くすることなく、本来の90°間隔の上下左右湾
曲方向からワイヤ受け35の取り付け部までの角度のず
れを少なくできる。この結果、下もしくは、左、右方向
に湾曲させた時に生じる湾曲反り上り等の現象が軽減で
き、湾曲操作性に支障が生じることを防げる。
【0049】図7に示した例によると、従来、4カ所の
ワイヤ受けの外径が同じものを使っていた時は、たとえ
ば、下側と左側のワイヤ受けのずれ量が約30°あった
のに対し、本実施の形態のように処置具挿通チャンネル
27に近い下側と左側のワイヤ受け35を他の箇所(こ
こでは上側と右側)に比べ小さいものを使うことによ
り、下側はずれ量0になり、左側も約10°まで少なく
できる。
【0050】なお、ワイヤ受け35のずれ量が10°近
くであれば、湾曲反り上りや湾曲部をストレートに戻し
た時の湾曲部反りの現象は非常に少なくなり、実使用上
の支障が生じないことが、本実施の形態での検討により
わかっている。
【0051】図13及び図14は本発明の第2の実施の
形態に係わり、図13は内視鏡の湾曲部の中央付近の横
断面を示す断面図、図14は図13の湾曲部に連設され
る可撓管の先端付近の横断面を示す断面図である。
【0052】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0053】本実施の形態の湾曲部7では、図13に示
すように、ワイヤ受け35の外径が下側のみ小さく、他
はそれよりも大きいものが、関節駒28の内周にロー付
等により固定してある。さらに処置具挿通チャンネル2
7のある側の関節駒28の内周にも他のワイヤ受け35
よりも外径が小さく、中に操作ワイヤ12を通さないダ
ミーのワイヤ受け71を2ヶ関節駒28の内周に固定し
てある。
【0054】ここで、図13において関節駒28の内径
をd1 とし、図14に示すように可撓管8の内径をd2
とした時、d1 >d2 の関係になっている。また、関節
駒28の挿入部中心から処置具挿通チャンネル27まで
の距離h1 と可撓管8の先端部の挿入部中心から処置具
挿通チャンネル27までの距離h2 とした時、h1<h2
の関係になるようにダミーのワイヤ受け71の外径を
設定してある。
【0055】このように構成した第2の実施の形態で
は、第1の実施の形態の効果に加え、保持部材であるダ
ミーのワイヤ受け71の関節駒28への固定が他のワイ
ヤ受け39の固定と同じ手段で行え、組立作業性が良い
点と1ヶでなく2ヶという複数個設けているので処置具
挿通チャンネル27に接触する箇所が増え、集中した力
が働かず損傷しにくいという効果を有している。
【0056】図15は本発明の第3の実施の形態に係る
内視鏡の湾曲部の中央付近の横断面を示す断面図であ
る。
【0057】第3の実施の形態は、第2の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0058】本実施の形態は、第2の実施の形態で示し
た図13のダミーのワイヤ受け71の代わりに、図15
に示すように、関節駒28の処置具挿通チャンネル27
のある側をプレス等の手段で他の箇所に比べて中心寄り
にへこませた内面凸部75を有している点が第2の実施
の形態と異なる。
【0059】第2、第3の実施の形態共に、湾曲操作を
行った時の処置具挿通チャンネル27の移動量が少ない
ので、湾曲反り上り等の湾曲不良が生じたり、他の内蔵
物を圧迫して損傷するという不具合が生じにくいという
利点を有している。
【0060】また、特に第3の実施の形態は、保持部材
を関節駒28を内側へプレスして内面凸部75を設けて
いるので、ダミーのワイヤ受け71が不要であり、ダミ
ーのワイヤ受け71を固定することも不要であり、安く
作れるという効果がある。
【0061】図16及び図17は本発明の第4の実施の
形態に係わり、図16は内視鏡の湾曲部の挿入軸方向の
断面を示す断面図、図17は図16のM−M線断面を示
す断面図である。
【0062】第4の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0063】本実施の形態では、図16に示すように、
湾曲部7の被覆チューブ32の管軸方向の肉厚を内側に
処置具挿通チャンネル27のある下と左の中間方向の全
長に渡って細長く他の部分の肉厚よりも厚くしてある。
つまり、図17に示すように、処置具挿通チャンネル2
7のある下と左の中間方向の肉厚をT、その他の部分の
肉厚をtとすると、T>tをなるように構成している。
また、肉厚の変化は、図17のように薄い部分から厚い
部分へ滑らかに移行させてある。さらに、下側のワイヤ
受け35の外径dは他のワイヤ受け外径Dより小さくな
っている。
【0064】このように構成することで、第1の実施の
形態の効果に加え、通常リベット等の連結部材29やワ
イヤ受け35のある上下左右方向に湾曲部7を曲げるの
で、この方向の被覆チューブ32の厚さは厚くしたくな
い。本実施例は左下側を厚肉にしているので通常使用時
の湾曲力量が重くなることがなく、且つ内側の鉗子チャ
ンネル27による湾曲部7の反り上りを少なくする効果
を有している。
【0065】ここで、本実施の形態は、厚肉部分を左下
一方向のみにしたが、湾曲反り上りを少なくするために
さらに右上の方向も合わせた2方向にしても上下左右を
はずした4方向にしてもよい。
【0066】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されず、例えば第1の実施の形態の被覆チューブ32を
湾曲部7の先端側に比べて後端側を約0.2〜0.5m
m厚くして先端側から曲がりやすくしたものと組み合わ
せても良く、この方がさらに湾曲反り上りやストレート
に戻した時の反りの軽減に有効である。この他、各実施
の形態を組み合わせたりすることも可能であるし、ワイ
ヤ受け35と関節駒28は別体でなく一体のものでも当
然よい。発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可
能である。
【0067】[付記] (付記項1) 互いに回転自在に連結された複数の関節
駒の内面に設けた複数のワイヤ受けを介して、前記複数
の関節駒内に挿通される複数の操作ワイヤに応動して、
前記複数の関節駒が湾曲する湾曲部と、前記湾曲部内に
挿通した処置具挿通チャンネルとを有する内視鏡におい
て、前記処置具挿通チャンネルの近傍側に設けられる前
記ワイヤ受けの外径を、他の位置の内面に設けられた前
記ワイヤ受けの外径より小さくしたことを特徴とする内
視鏡。
【0068】(付記項2) 外径の小さい前記ワイヤ受
けは、少なくとも視野の下側として配置されることを特
徴とする付記項1に記載の内視鏡。
【0069】(付記項3) 外径の小さい前記ワイヤ受
けは、処置具挿通チャンネルをはさむ両側に配置される
ことを特徴とする付記項1または2に記載の内視鏡。
【0070】(付記項4) 連結部材により互いに回転
自在に連結された複数の関節駒の内面に設けた複数のワ
イヤ受けを介して、前記複数の関節駒内に挿通される複
数の操作ワイヤに応動して、前記複数の関節駒が少なく
とも4方向に湾曲する湾曲部と、前記湾曲部の外周を被
覆する被覆チューブとを有する内視鏡において、前記被
覆チューブは、前記湾曲部の長手方向に対して、前記連
結部材が配置されていない方向の肉厚を厚肉にしたこと
を特徴とする内視鏡。
【0071】(付記項5) 前記連結部材で連結してあ
る方向は、視野に対して上下左右方向であり、前記被覆
チューブの肉厚が厚肉にしてある方向は、前記上下左右
方向の中間方向であることを特徴とする付記項4に記載
の内視鏡。
【0072】(付記項6) 前記被覆チューブの厚肉部
分から薄肉部分へは、滑らかに肉厚が変化していること
を特徴とする付記項4または5に記載の内視鏡。
【0073】(付記項7) 前記被覆チューブの肉厚の
厚肉方向は、前記湾曲部内を挿通する処置具挿通チャン
ネルに近接した方向であることを特徴とする付記項4、
5または6のいずれか1つに記載の内視鏡。
【0074】従来より、湾曲部の被覆チューブをその管
軸方向に沿って一部細長く厚肉にしたものとしては、特
開平4−357923号公報が知られている。
【0075】これは、隣り合う節輪間に被覆チューブが
落ち込んで穿孔することを防ぐものであり、節輪の連結
部材であるリベットのある方向を他の方向より厚肉にし
たものである。
【0076】特開平4−357923号の欠点は通常多
用する湾曲方向(リベットのある方向と一致)が厚肉に
なっているので、湾曲に要する力量が重くなり、曲げに
くい点である。
【0077】そこで、付記項4または5の内視鏡では、
前記被覆チューブにおいて、前記湾曲部の長手方向に対
して、前記連結部材が配置されていない方向の肉厚を厚
肉にすることで、通常多用する湾曲方向の湾曲に要する
力量を重くすることなく、湾曲反り上り等の湾曲不良を
解消し操作性を向上させることを可能とする。
【0078】また、付記項6の内視鏡では、付記項4ま
たは5の内視鏡の効果に加え、滑らかに肉厚を変化させ
ることで、変化点での亀裂発生等の不具合がなく、被検
者の咽頭通過時等のひっかりの防止を可能とする。
【0079】さらに、付記項7の内視鏡では、付記項
4、5または6の内視鏡の効果に加え、処置具挿通チャ
ンネルの突っ張りによる原因の湾曲反り上りをそれに近
接した方向の被覆チューブを厚肉にして曲がりにくくす
ることで、本来の上下左右方向に曲がりやすくして湾曲
不良を少なくすることを可能とする。
【0080】(付記項8) 互いに回転自在に連結され
た複数の関節駒の内面に設けた複数のワイヤ受けを介し
て、前記複数の関節駒内に挿通される複数の操作ワイヤ
に応動して、前記複数の関節駒が湾曲する湾曲部と、前
記湾曲部の基端側に連結する可撓管と、前記湾曲部と前
記可撓管内に挿通した処置具挿通チャンネルとを有する
内視鏡において、前記処置具挿通チャンネルの配置位置
を、前記可撓管先端部内に対して前記湾曲部内におい
て、前記湾曲部及び前記可撓管よりなる挿入部の中心よ
りに保持する保持部材を前記湾曲部内に設けたことを特
徴とする内視鏡。
【0081】(付記項9) 前記湾曲部の前記複数の関
節駒の内径が、前記可撓管の内径よりも大きいことを特
徴とする付記項8に記載の内視鏡。
【0082】(付記項10) 前記保持部材は、前記処
置具挿通チャンネルに近接させて前記複数の関節駒の内
部に設けた、前記操作ワイヤを挿通させないワイヤ受け
であることを特徴とする付記項8または9に記載の内視
鏡。
【0083】(付記項11) 前記操作ワイヤを挿通さ
せない前記ワイヤ受けを複数設けたことを特徴とする付
記項10に記載の内視鏡。
【0084】(付記項12) 前記保持部材は、前記処
置具挿通チャンネルを前記挿入部の中心よりに配置させ
る、前記関節駒の一部を中心寄りにへこませた内面凸部
であることを特徴とする付記項8または9に記載の内視
鏡。
【0085】従来より、例えば特開平2−135313
号公報に記載されているように、湾曲によるライトガイ
ドの折れ防止のためにスコープ管路内の中央部にライト
ガイドを配設させる保持部材を具備した内視鏡や、特開
平2−109537号公報に記載されているように、安
価に湾曲部内蔵物のアバレを防止するために湾曲管内周
方向ワイヤガイド間に、内蔵物の移動を規制する移動規
制部材を設けた内視鏡がある。
【0086】これら特開平2−135313号公報及び
特開平2−109537号公報の内視鏡は、共に処置具
挿通チャンネルは挿入部中心でなく湾曲部の周囲に収納
されている。処置具挿通チャンネルは湾曲部内蔵物の中
で一番厚肉で、外径が大きく曲がりにくいことが一般的
であり、この処置具挿通チャンネルが湾曲部内の周囲に
収納されていると、湾曲操作を行った時の湾曲部内での
チャンネルの移動量が大きく、湾曲反り上り等の湾曲不
良が生じたり、他の内蔵物を圧迫して損傷するという不
具合がある。
【0087】そこで、付記項8または9の内視鏡では、
前記処置具挿通チャンネルの配置位置を、前記可撓管先
端部内に対して前記湾曲部内において、前記湾曲部及び
前記可撓管よりなる挿入部の中心よりに保持する保持部
材を前記湾曲部内に設けることで、湾曲操作を行って
も、湾曲部内でのチャンネルの移動量を少なくして、湾
曲反り上り等の湾曲不良を少なくすると共に、他の内蔵
物の圧迫を少なくし損傷を防止することを可能とする。
【0088】また、付記項10の内視鏡では、付記項8
または9の内視鏡の効果に加え、保持部材の組立作業性
の向上を可能とする。
【0089】さらに、付記項11または12の内視鏡で
は、処置具挿通チャンネルと、保持部材の接触箇所を増
やすことで処置具挿通チャンネルの損傷を防ぐことを可
能とする。
【0090】(付記項13) 互いに回転自在に連結し
た複数の関節駒の内側に設けた複数のワイヤ受けを介し
て、前記複数の関節駒内に挿通される複数の操作ワイヤ
に応動して、前記複数の関節駒が湾曲する湾曲部を有
し、前記湾曲部の複数の湾曲方向の最大湾曲角が異なる
内視鏡において、前記湾曲部の複数の湾曲方向のうち、
最大湾曲角が最も大きい湾曲方向に設けた前記ワイヤ受
けと前記操作ワイヤとのクリアランスが、他の前記ワイ
ヤ受けと前記操作ワイヤとのクリアランスよりも大きい
ことを特徴とする内視鏡。
【0091】従来の内視鏡は、全ての湾曲方向のワイヤ
受けと操作ワイヤとのクリアランスはその湾曲角度にか
かわらず同じであった。通常の上部消化管内視鏡の湾曲
角度は、上側の湾曲方向が、他の湾曲方向に比べて2倍
以上大きく、その分、ワイヤとワイヤ受けとの牽引時の
磨耗も大きいため、上側のワイヤの耐性が他の方向より
も劣るという不具合がある。
【0092】そこで、付記項13の内視鏡では、前記湾
曲部の複数の湾曲方向のうち、最大湾曲角が最も大きい
湾曲方向に設けた前記ワイヤ受けと前記操作ワイヤとの
クリアランスを、他の前記ワイヤ受けと前記操作ワイヤ
とのクリアランスよりも大きくすることで、湾曲部を含
む挿入部外径を太くすることなく、湾曲部の操作ワイヤ
の耐性を湾曲する方向にかかわらず向上させ、優れた耐
久性を有する内視鏡の実現を可能とする。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内視鏡によ
れば、処置具挿通チャンネルの近傍側に設けられるワイ
ヤ受けの外径を、他の位置の内面に設けられたワイヤ受
けの外径より小さくしているので、体腔内挿入部、特に
湾曲部の外径を太くすることなく、処置具挿通チャンネ
ル近くの湾曲方向のワイヤ受けのずれ量を少なくし、湾
曲反り上り等の湾曲不良を解消し操作性を向上させるこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡の構成
を示す構成図
【図2】図1の内視鏡の先端構成部の先端面の構成を示
す構成図
【図3】図2のA−B−O−C−D線の挿入軸方向の断
面を示す断面図
【図4】図3のJ−J線断面を示す断面図
【図5】図3のK−K線断面を示す断面図
【図6】図3のL−L線断面を示す断面図
【図7】図1の湾曲部の作用を説明する説明図
【図8】図2のE−F−G−B−H線の挿入軸方向の断
面を示す断面図
【図9】図1の操作部の外観を示す外観図
【図10】図9の操作部の挿入軸方向の断面を示す断面
【図11】図10の前方送水管路の洗滌を説明する説明
【図12】図9の前方送水口金を塞ぐキャップの構成を
示す構成図
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡の湾
曲部の中央付近の横断面を示す断面図
【図14】図13の湾曲部に連設される可撓管の先端付
近の横断面を示す断面図
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡の湾
曲部の中央付近の横断面を示す断面図
【図16】本発明の第4の実施の形態に係る内視鏡の湾
曲部の挿入軸方向の断面を示す断面図
【図17】図16のM−M線断面を示す断面図
【図18】従来の内視鏡の湾曲部の作用を説明する第1
の説明図
【図19】従来の内視鏡の湾曲部の作用を説明する第2
の説明図
【符号の説明】
1…内視鏡 2…挿入部 3…操作部 4…コネクタ 5…ユニバーサルコード 6…先端構成部 7…湾曲部 8…可撓管 9…ビデオプロセッサ 10…モニタ 11…操作ノブ 12…操作ワイヤ 13…観察窓 14…照明窓 15…処置具挿入口 16…送気送水ノズル 17…前方送水ノズル 27…処置具挿通チャンネル 28…関節駒 29…連結部材 30…湾曲管 31…ブレード 32…被覆チューブ 33、33a…切り欠き部 34…固体撮像素子 35…ワイヤ受け 36、38…保護チューブ 37…信号ケーブル 39…コイルパイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに回転自在に連結された複数の関節
    駒の内面に設けた複数のワイヤ受けを介して、前記複数
    の関節駒内に挿通される複数の操作ワイヤに応動して、
    前記複数の関節駒が湾曲する湾曲部と、 前記湾曲部内に挿通した処置具挿通チャンネルとを有す
    る内視鏡において、 前記処置具挿通チャンネルの近傍側に設けられる前記ワ
    イヤ受けの外径を、他の位置の内面に設けられた前記ワ
    イヤ受けの外径より小さくしたことを特徴とする内視
    鏡。
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