JPH10146923A - 多層構造物 - Google Patents
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- JPH10146923A JPH10146923A JP9299118A JP29911897A JPH10146923A JP H10146923 A JPH10146923 A JP H10146923A JP 9299118 A JP9299118 A JP 9299118A JP 29911897 A JP29911897 A JP 29911897A JP H10146923 A JPH10146923 A JP H10146923A
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- B32B2439/00—Containers; Receptacles
- B32B2439/70—Food packaging
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- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B2439/00—Containers; Receptacles
- B32B2439/80—Medical packaging
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- Laminated Bodies (AREA)
- Wrappers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多層構造物、特にポリオレフィン、オレフ
ィンコポリマーまたはポリケトンからなる層に直接結合
したポリケトン／ポリオレフィンまたはオレフィンコポ
リマーブレンドからなる少なくとも１つの層を包含する
多層構造物を提供する。 【解決手段】 第１層をポリケトン、ポリオレフィン、
あるいはオレフィンとアクリルモノマーまたはビニルエ
ステルとのコポリマーのいずれかとし、第２層をポリケ
トンおよび少なくとも１種のオレフィンあるいはオレフ
ィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポ
リマーのブレンドとし、第１および第２層を直接結合さ
せる。
ィンコポリマーまたはポリケトンからなる層に直接結合
したポリケトン／ポリオレフィンまたはオレフィンコポ
リマーブレンドからなる少なくとも１つの層を包含する
多層構造物を提供する。 【解決手段】 第１層をポリケトン、ポリオレフィン、
あるいはオレフィンとアクリルモノマーまたはビニルエ
ステルとのコポリマーのいずれかとし、第２層をポリケ
トンおよび少なくとも１種のオレフィンあるいはオレフ
ィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポ
リマーのブレンドとし、第１および第２層を直接結合さ
せる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層構造物、特に
ポリオレフィン、オレフィンコポリマーまたはポリケト
ンからなる層に直接結合したポリケトン／ポリオレフィ
ンまたはオレフィンコポリマーのブレンドからなる少な
くとも１つの層を包含する多層構造物に関する。
ポリオレフィン、オレフィンコポリマーまたはポリケト
ンからなる層に直接結合したポリケトン／ポリオレフィ
ンまたはオレフィンコポリマーのブレンドからなる少な
くとも１つの層を包含する多層構造物に関する。
【０００２】
【従来の技術】本発明において、ポリケトンを（ａ）一
酸化炭素から誘導される単位および（ｂ）１種以上のオ
レフィン不飽和化合物から誘導される単位の交互構造を
有する線状ポリマーと定義する。
酸化炭素から誘導される単位および（ｂ）１種以上のオ
レフィン不飽和化合物から誘導される単位の交互構造を
有する線状ポリマーと定義する。
【０００３】そのようなポリケトンは、次式： （式中、Ｒ基は独立的に水素またはヒドロカルビル基、
ｍは大きい整数）の反復単位を有するものであり、これ
らは幾つかの特許、例えばUS3694412 に開示されてい
る。ポリケトンを製造する方法は、US3694412 に開示さ
れ、更にEP181014、EP121965およびEP619335にも開示さ
れている。
ｍは大きい整数）の反復単位を有するものであり、これ
らは幾つかの特許、例えばUS3694412 に開示されてい
る。ポリケトンを製造する方法は、US3694412 に開示さ
れ、更にEP181014、EP121965およびEP619335にも開示さ
れている。
【０００４】ポリケトンの層からなる多層構造物は公知
である。WO95/09212は、第１ポリオレフィン層および第
２ポリケトン層からなる多層構造物を開示している。し
かし、そのような多層構造物は、第１層と第２層を互い
に接着するオレフィン含有接着ブレンドである中間の第
３層を更に包含するものである。ポリケトンの層を含む
単純な２層構造物は、US5,232,786 に開示されている。
しかし、これらは、第２層が分解ポリブチレン、ナイロ
ン−６、ナイロン−１２、コポリエーテルエステルおよ
びＰＶＣであることを特徴とするものである。
である。WO95/09212は、第１ポリオレフィン層および第
２ポリケトン層からなる多層構造物を開示している。し
かし、そのような多層構造物は、第１層と第２層を互い
に接着するオレフィン含有接着ブレンドである中間の第
３層を更に包含するものである。ポリケトンの層を含む
単純な２層構造物は、US5,232,786 に開示されている。
しかし、これらは、第２層が分解ポリブチレン、ナイロ
ン−６、ナイロン−１２、コポリエーテルエステルおよ
びＰＶＣであることを特徴とするものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、ポリケ
トンを最初にポリオレフィン（またはオレフィンコモノ
マー）とあるいはその逆もまた同様にブレンドすれば、
多層構造物中においてポリオレフィンまたはオレフィン
コモノマーをポリケトンと旨く結合させ得ることを発見
した。
トンを最初にポリオレフィン（またはオレフィンコモノ
マー）とあるいはその逆もまた同様にブレンドすれば、
多層構造物中においてポリオレフィンまたはオレフィン
コモノマーをポリケトンと旨く結合させ得ることを発見
した。
【０００６】
【課題を解決するための手段】従って、本発明によれ
ば、第１層がポリケトン、ポリオレフィンあるいはオレ
フィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコ
モノマーのいずれかからなり、かつ第２の層がポリケト
ンおよび少なくとも１種のポリオレフィンあるいはオレ
フィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコ
モノマーのブレンドからなる多層構造物であって、第１
および第２層が直接結合している多層構造物が提供され
る。
ば、第１層がポリケトン、ポリオレフィンあるいはオレ
フィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコ
モノマーのいずれかからなり、かつ第２の層がポリケト
ンおよび少なくとも１種のポリオレフィンあるいはオレ
フィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコ
モノマーのブレンドからなる多層構造物であって、第１
および第２層が直接結合している多層構造物が提供され
る。
【０００７】本発明の多層構造物の利点は、構造物中に
溶融接着剤を必要としないことである。
溶融接着剤を必要としないことである。
【０００８】
【発明の実施の形態】前述の多層構造物の第１層は、ポ
リケトン、ポリオレフィン、あるいはオレフィンとアク
リルモノマーまたはビニルエステルとのコポリマーのい
ずれかからなる。前述の多層構造物の第２層は、ポリケ
トンおよび少なくとも１種のオレフィンあるいはオレフ
ィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポ
リマーのブレンドからなる。
リケトン、ポリオレフィン、あるいはオレフィンとアク
リルモノマーまたはビニルエステルとのコポリマーのい
ずれかからなる。前述の多層構造物の第２層は、ポリケ
トンおよび少なくとも１種のオレフィンあるいはオレフ
ィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポ
リマーのブレンドからなる。
【０００９】本発明の目的について上述したように、ポ
リケトンを（ａ）一酸化炭素から誘導される単位および
（ｂ）１種以上のオレフィン不飽和化合物から誘導され
る単位の交互構造を有する線状ポリマーと定義する。適
するオレフィン単位は、Ｃ２〜Ｃ１２のアルファ−オレ
フィン、この置換誘導体、スチレンあるいはスチレンの
アルキル置換誘導体から誘導されるものである。このよ
うなオレフィンは、Ｃ２〜Ｃ６の標準的なアルファ−オ
レフィンから選択されるのが好ましく、オレフィン単位
がエチレンから誘導されるのが特に好ましく、あるいは
エチレンと１種以上のＣ３〜Ｃ６の標準的なアルファ−
オレフィン、特にプロピレンとの混合物から誘導される
のが最も好ましい。これらの最も好適な物質中におい
て、Ｃ３〜Ｃ６の標準的なアルファ−オレフィン単位に
対するエチレン単位とモル比は１以上であり、２〜３０
の範囲であるのが最も好ましい。典型的には、ポリケト
ンはエチレン／プロピレン／ＣＯのコポリマーであり、
プロピレンはポリマーに対して５〜８重量％、例えば６
重量％である。
リケトンを（ａ）一酸化炭素から誘導される単位および
（ｂ）１種以上のオレフィン不飽和化合物から誘導され
る単位の交互構造を有する線状ポリマーと定義する。適
するオレフィン単位は、Ｃ２〜Ｃ１２のアルファ−オレ
フィン、この置換誘導体、スチレンあるいはスチレンの
アルキル置換誘導体から誘導されるものである。このよ
うなオレフィンは、Ｃ２〜Ｃ６の標準的なアルファ−オ
レフィンから選択されるのが好ましく、オレフィン単位
がエチレンから誘導されるのが特に好ましく、あるいは
エチレンと１種以上のＣ３〜Ｃ６の標準的なアルファ−
オレフィン、特にプロピレンとの混合物から誘導される
のが最も好ましい。これらの最も好適な物質中におい
て、Ｃ３〜Ｃ６の標準的なアルファ−オレフィン単位に
対するエチレン単位とモル比は１以上であり、２〜３０
の範囲であるのが最も好ましい。典型的には、ポリケト
ンはエチレン／プロピレン／ＣＯのコポリマーであり、
プロピレンはポリマーに対して５〜８重量％、例えば６
重量％である。
【００１０】ポリケトンは、20,000〜1,000,000 の範囲
の重量平均分子量を有するものが適しており、好ましく
は50,000〜250,000 の範囲であり、例えば60,000〜150,
000の範囲である。好適なポリケトンは、60,000〜150,0
00 の範囲の重量平均分子量を有するエチレン／プロピ
レン／ＣＯ ターポリマーである。
の重量平均分子量を有するものが適しており、好ましく
は50,000〜250,000 の範囲であり、例えば60,000〜150,
000の範囲である。好適なポリケトンは、60,000〜150,0
00 の範囲の重量平均分子量を有するエチレン／プロピ
レン／ＣＯ ターポリマーである。
【００１１】第１層中に包含され（第１層がポリオレフ
ィンあるいはオレフィンとアクリルモノマーまたはビニ
ルエステルとのコポリマーである場合）、かつ第２層か
らなる、ポリケトンおよびポリオレフィンあるいはオレ
フィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコ
ポリマーのブレンド中に包含されるポリマーがポリオレ
フィンである場合、これをホモポリマー、または２種以
上のオレフィン、例えばエチレンまたはプロピレンのコ
ポリマー、特に高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、低密
度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、線状低密度ポリエチレン
（ＬＬＤＰＥ）または超低密度ポリエチレン（ＶＬＤＰ
Ｅ）とすることができる。ポリオレフィンがエチレンの
コポリマーである場合、コモノマーは典型的には１種以
上のアルファ−オレフィンである。適するアルファ−オ
レフィンには、３〜１０個の炭素原子を有するもの、例
えばプロピレン、ブテン−１、ヘキセン−１、４−メチ
ルペンテン−１およびオクテン−１が含まれる。典型的
には、ＬＬＤＰＥはエチレンと上述の少なくとも１種の
アルファ−オレフィン、好ましくは４〜８個の炭素原子
を有するもの、例えばブテン−１、ヘキセン−１、４−
メチルペンテン−１またはオクテン−１とのコポリマー
である。ＶＬＤＰＥには、典型的には少なくとも１種、
好ましくは２種の上述のアルファ−オレフィンが含まれ
る。
ィンあるいはオレフィンとアクリルモノマーまたはビニ
ルエステルとのコポリマーである場合）、かつ第２層か
らなる、ポリケトンおよびポリオレフィンあるいはオレ
フィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコ
ポリマーのブレンド中に包含されるポリマーがポリオレ
フィンである場合、これをホモポリマー、または２種以
上のオレフィン、例えばエチレンまたはプロピレンのコ
ポリマー、特に高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、低密
度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、線状低密度ポリエチレン
（ＬＬＤＰＥ）または超低密度ポリエチレン（ＶＬＤＰ
Ｅ）とすることができる。ポリオレフィンがエチレンの
コポリマーである場合、コモノマーは典型的には１種以
上のアルファ−オレフィンである。適するアルファ−オ
レフィンには、３〜１０個の炭素原子を有するもの、例
えばプロピレン、ブテン−１、ヘキセン−１、４−メチ
ルペンテン−１およびオクテン−１が含まれる。典型的
には、ＬＬＤＰＥはエチレンと上述の少なくとも１種の
アルファ−オレフィン、好ましくは４〜８個の炭素原子
を有するもの、例えばブテン−１、ヘキセン−１、４−
メチルペンテン−１またはオクテン−１とのコポリマー
である。ＶＬＤＰＥには、典型的には少なくとも１種、
好ましくは２種の上述のアルファ−オレフィンが含まれ
る。
【００１２】ポリオレフィンがプロピレンである場合、
これはアタクチック、シンジオタクチックまたはアイソ
タクチックポリプロピレンとすることができる。
これはアタクチック、シンジオタクチックまたはアイソ
タクチックポリプロピレンとすることができる。
【００１３】他のポリオレフィンも公知であり、本発明
において使用することができる。
において使用することができる。
【００１４】第１層または第２層のブレンドがオレフィ
ンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポリ
マーからなる場合、コポリマーは典型的にはアクリルモ
ノマーまたはビニルエステルを１〜９０重量％、好まし
くは５〜６０重量％、例えば４５〜５５重量％包含す
る。アクリルモノマーは、オレフィンと重合し得る任意
のアクリルモノマー、例えばアクリル酸、メタクリル
酸、またはこれらのエステル、例えばメチルまたはエチ
ルアクリレートとすることができ、同様にビニルエステ
ルは、オレフィンと重合し得る任意のビニルエステル、
例えばビニルアセテートとすることができる。オレフィ
ンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポリ
マーの典型は、エチレン／アクリル酸コポリマー、エチ
レン／エチルアクリレートコポリマー、エチレン／ビニ
ルアセテートコポリマー、並びにエチレン／メチルアセ
テートコポリマーである。
ンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポリ
マーからなる場合、コポリマーは典型的にはアクリルモ
ノマーまたはビニルエステルを１〜９０重量％、好まし
くは５〜６０重量％、例えば４５〜５５重量％包含す
る。アクリルモノマーは、オレフィンと重合し得る任意
のアクリルモノマー、例えばアクリル酸、メタクリル
酸、またはこれらのエステル、例えばメチルまたはエチ
ルアクリレートとすることができ、同様にビニルエステ
ルは、オレフィンと重合し得る任意のビニルエステル、
例えばビニルアセテートとすることができる。オレフィ
ンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポリ
マーの典型は、エチレン／アクリル酸コポリマー、エチ
レン／エチルアクリレートコポリマー、エチレン／ビニ
ルアセテートコポリマー、並びにエチレン／メチルアセ
テートコポリマーである。
【００１５】オレフィンとアクリルモノマーまたはビニ
ルエステルとのコポリマーは、20,000〜1,000,000 の範
囲の重量平均分子量を有するものが典型であり、好まし
くは40,000〜250,000 の範囲、例えば60,000〜150,000
の範囲である。
ルエステルとのコポリマーは、20,000〜1,000,000 の範
囲の重量平均分子量を有するものが典型であり、好まし
くは40,000〜250,000 の範囲、例えば60,000〜150,000
の範囲である。
【００１６】２種以上のポリオレフィンあるいはオレフ
ィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポ
リマーのブレンドを、本発明において使用することがで
きる。多層構造物の第１層がポリオレフィンあるいはオ
レフィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとの
コポリマーである場合、ポリオレフィンあるいはオレフ
ィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポ
リマーは、ポリケトンとそのようなポリマーとのブレン
ド中に包含されるポリオレフィンあるいはオレフィンと
アクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポリマー
と同一または別物とすることができるが、同一であるの
が好ましい。
ィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポ
リマーのブレンドを、本発明において使用することがで
きる。多層構造物の第１層がポリオレフィンあるいはオ
レフィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとの
コポリマーである場合、ポリオレフィンあるいはオレフ
ィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポ
リマーは、ポリケトンとそのようなポリマーとのブレン
ド中に包含されるポリオレフィンあるいはオレフィンと
アクリルモノマーまたはビニルエステルとのコポリマー
と同一または別物とすることができるが、同一であるの
が好ましい。
【００１７】本発明の多層構造物は、少なくとも第１層
および第２層を包含するが、上述のように規定したブレ
ンドからなる第２層は、上述のように規定した第１およ
び第２層の直接の接触を与える３層以上の層を包含する
ことができる。第３層は、非常に様々な物質、例えばＰ
ＥＴ、ポリカーボネート、ポリスチレン、あるいはポリ
塩化ビニルからなり得る。これらは、シートまたはフィ
ルムなどのように平らのもの、パイプやチューブなどの
ような形状のもの、または容器等に吹込み成形すること
により更に加工されたものとすることができる。
および第２層を包含するが、上述のように規定したブレ
ンドからなる第２層は、上述のように規定した第１およ
び第２層の直接の接触を与える３層以上の層を包含する
ことができる。第３層は、非常に様々な物質、例えばＰ
ＥＴ、ポリカーボネート、ポリスチレン、あるいはポリ
塩化ビニルからなり得る。これらは、シートまたはフィ
ルムなどのように平らのもの、パイプやチューブなどの
ような形状のもの、または容器等に吹込み成形すること
により更に加工されたものとすることができる。
【００１８】本発明は、ポリケトン、ポリオレフィン、
あるいはオレフィンとアクリルモノマーまたはビニルエ
ステルとのコモノマーからなる第１層、並びにポリケト
ンおよび少なくとも１種のポリオレフィンあるいはオレ
フィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコ
モノマーのブレンドからなる第２層からなり、かつ第１
および第２層が直接結合している多層フィルムまたはシ
ートを熱形成することにより製造される製品を包含す
る。
あるいはオレフィンとアクリルモノマーまたはビニルエ
ステルとのコモノマーからなる第１層、並びにポリケト
ンおよび少なくとも１種のポリオレフィンあるいはオレ
フィンとアクリルモノマーまたはビニルエステルとのコ
モノマーのブレンドからなる第２層からなり、かつ第１
および第２層が直接結合している多層フィルムまたはシ
ートを熱形成することにより製造される製品を包含す
る。
【００１９】特に、このような製品および物質は、様々
な用途、例えば食品、医療、製薬並びに産業用の包装に
有用である。特にこれらは、耐薬品性並びに溶媒遮断性
のために、例えば燃料ライン、パイプ並びにタンクに有
用である。
な用途、例えば食品、医療、製薬並びに産業用の包装に
有用である。特にこれらは、耐薬品性並びに溶媒遮断性
のために、例えば燃料ライン、パイプ並びにタンクに有
用である。
【００２０】本発明を下記する実施例を参照して更に説
明する。
明する。
【００２１】
【実施例】ＬＤＰＥ（ＢＰケミカルズから供給のＬＤ13
20ＡＡ、１９０℃および２．１６ｋｇ荷重における溶融
流速＝2 ｇ／１０分、密度＝９２３ｋｇ／ｍ３）および
５０／５０の重量比のＬＬＤＰＥ／ポリケトンのブレン
ドから３層同時押出物を製造した。ＬＬＤＰＥは、ＢＰ
ケミカルズから供給のＬＬ０２０９ＡＡ、１９０℃およ
び２．１６ｋｇ荷重における溶融流速＝０．９ｇ／１０
分、密度＝９２０ｋｇ／ｍ３を使用した。ポリケトン
は、２００℃の融点と４４ｇ／１０分（２４０℃、５ｋ
ｇの荷重）のＭＦＲを有していた。ツインスクリュー押
出機中において溶融配合することによりブレンドを製造
した。同時押出物は、溶融したＬＤＰＥを単一スクリュ
ー押出機（バレルの設定温度＝２２０℃）を用いて並び
に溶融したＬＬＤＰＥ／ポリケトンのブレンドを別の単
一スクリュー押出機（バレルの設定温度＝２２０℃）を
用いて、３層フィルムを製造するよう設計されたダイ中
に供給することにより製造した。ＬＤＰＥは、ブレンド
の中間にあるフィルム（５０μｍ）と共に２つの外側の
層（共に２５μｍ）を形成した。３層間で良好な接着が
達成されたが、これはフィルムの操作において剥離層を
生じないものである。フィルムの酸素遮断性は、典型的
なＬＤＰＥのみに対して約２倍以上向上していた。フィ
ルムの酸素透過率は、２３℃並びに相対湿度０％におい
て８９ｃｃ．ｍｍ／ｍ２／日／気圧であった。
20ＡＡ、１９０℃および２．１６ｋｇ荷重における溶融
流速＝2 ｇ／１０分、密度＝９２３ｋｇ／ｍ３）および
５０／５０の重量比のＬＬＤＰＥ／ポリケトンのブレン
ドから３層同時押出物を製造した。ＬＬＤＰＥは、ＢＰ
ケミカルズから供給のＬＬ０２０９ＡＡ、１９０℃およ
び２．１６ｋｇ荷重における溶融流速＝０．９ｇ／１０
分、密度＝９２０ｋｇ／ｍ３を使用した。ポリケトン
は、２００℃の融点と４４ｇ／１０分（２４０℃、５ｋ
ｇの荷重）のＭＦＲを有していた。ツインスクリュー押
出機中において溶融配合することによりブレンドを製造
した。同時押出物は、溶融したＬＤＰＥを単一スクリュ
ー押出機（バレルの設定温度＝２２０℃）を用いて並び
に溶融したＬＬＤＰＥ／ポリケトンのブレンドを別の単
一スクリュー押出機（バレルの設定温度＝２２０℃）を
用いて、３層フィルムを製造するよう設計されたダイ中
に供給することにより製造した。ＬＤＰＥは、ブレンド
の中間にあるフィルム（５０μｍ）と共に２つの外側の
層（共に２５μｍ）を形成した。３層間で良好な接着が
達成されたが、これはフィルムの操作において剥離層を
生じないものである。フィルムの酸素遮断性は、典型的
なＬＤＰＥのみに対して約２倍以上向上していた。フィ
ルムの酸素透過率は、２３℃並びに相対湿度０％におい
て８９ｃｃ．ｍｍ／ｍ２／日／気圧であった。
【００２２】更に、多層構造物（３層）を下記する方法
を用いて製造した：多層構造物の個々の成分の圧縮成形
シートを１５０ｍｍ×１５０ｍｍ×約１２０μｍの「額
縁」鋳型を用いて別々に製造した。鋳型を完全に満たす
ために、試料の質量を計算するべきであり、かつ各々の
物質に対して成形温度、圧力、並びに時間を決定するべ
きである、即ち各々の物質の調和したシートを達成する
ためである。約０．２５ｍｍの厚さのＰＴＦＥシートを
成形裏材料として使用する。
を用いて製造した：多層構造物の個々の成分の圧縮成形
シートを１５０ｍｍ×１５０ｍｍ×約１２０μｍの「額
縁」鋳型を用いて別々に製造した。鋳型を完全に満たす
ために、試料の質量を計算するべきであり、かつ各々の
物質に対して成形温度、圧力、並びに時間を決定するべ
きである、即ち各々の物質の調和したシートを達成する
ためである。約０．２５ｍｍの厚さのＰＴＦＥシートを
成形裏材料として使用する。
【００２３】シートを続いて「サンドイッチ成形」し、
所望の多層構造物を製造する。これは、１５０ｍｍ×１
５０ｍｍ×約３６０μｍの鋳型を使用することにより達
成される。３つの個々のシートは、再度ＰＴＦＥを成形
裏材料として使用し、所望する順で鋳型内に置く。次い
で、鋳型を３０秒間予備加熱した加圧していないプレス
内に置く。圧力を１０秒間、１０トンまで増加させ、次
いで鋳型を加圧下で冷却する。最初のプレス温度は、物
質並びに物質の組合せに依存する。例えば、３つの半結
晶質物質において、プレス温度は最も融点の高い物質の
融点より少なくとも２０℃以上高い温度が典型である。
所望の多層構造物を製造する。これは、１５０ｍｍ×１
５０ｍｍ×約３６０μｍの鋳型を使用することにより達
成される。３つの個々のシートは、再度ＰＴＦＥを成形
裏材料として使用し、所望する順で鋳型内に置く。次い
で、鋳型を３０秒間予備加熱した加圧していないプレス
内に置く。圧力を１０秒間、１０トンまで増加させ、次
いで鋳型を加圧下で冷却する。最初のプレス温度は、物
質並びに物質の組合せに依存する。例えば、３つの半結
晶質物質において、プレス温度は最も融点の高い物質の
融点より少なくとも２０℃以上高い温度が典型である。
【００２４】生じたシートは、次いで接着性、即ち多層
シートが剥離せずに操作し得るかを評価する。
シートが剥離せずに操作し得るかを評価する。
【００２５】評価した物質および構造物： ５０／５０ブレンド ポリケトン（Ｍｐｔ２２４℃、ＭＦＲ２５ｇ／１０分
［２５０℃，５ｋｇ］） 線状低密度ポリエチレン ＬＬ０２０９ＡＡ７０／３０
ブレンド ＥＭＡＣ（エチレン−メチルアクリレートコポリマー）
ＳＰ２２６０（ＭＦＲ２ｇ／１０分［１９０℃，２．１
６ｋｇ］および密度０．９４７ｇ／ｃｃ）、ケバロン[C
heveron]ケミカル カンパニー ポリケトン（Ｍｐｔ２２４℃、ＭＦＲ２５ｇ／１０分
［２５０℃，５ｋｇ］） これらのブレンドは、ポリケトンとＢＰケミカルズ、ポ
リエチレンＰＣ００２−４０（ＭＦＲ０．２ｇ／１０分
［１９０℃，２．１６ｋｇ］および密度０．９４０ｇ／
ｃｃ）との間で別々に「サンドイッチ成形」した。両方
の場合において、３層間で良好な接着が達成されたが、
これらは多層構造物の操作において剥離層を生じないも
のである。
［２５０℃，５ｋｇ］） 線状低密度ポリエチレン ＬＬ０２０９ＡＡ７０／３０
ブレンド ＥＭＡＣ（エチレン−メチルアクリレートコポリマー）
ＳＰ２２６０（ＭＦＲ２ｇ／１０分［１９０℃，２．１
６ｋｇ］および密度０．９４７ｇ／ｃｃ）、ケバロン[C
heveron]ケミカル カンパニー ポリケトン（Ｍｐｔ２２４℃、ＭＦＲ２５ｇ／１０分
［２５０℃，５ｋｇ］） これらのブレンドは、ポリケトンとＢＰケミカルズ、ポ
リエチレンＰＣ００２−４０（ＭＦＲ０．２ｇ／１０分
［１９０℃，２．１６ｋｇ］および密度０．９４０ｇ／
ｃｃ）との間で別々に「サンドイッチ成形」した。両方
の場合において、３層間で良好な接着が達成されたが、
これらは多層構造物の操作において剥離層を生じないも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ グレアム ボナー イギリス国、イーエイチ６ ４エスキュ ー、スコットランド、エディンバラ、ダー ビー ストリート 23
Claims (14)
- 【請求項１】 第１層がポリケトン、ポリオレフィン、
あるいはオレフィンとアクリルモノマーまたはビニルエ
ステルとのコモノマーのいずれかからなり、かつ第２層
がポリケトンおよび少なくとも１種のポリオレフィンあ
るいはオレフィンとアクリルモノマーまたはビニルエス
テルとのコモノマーのブレンドからなる多層構造物であ
って、第１および第２層が直接結合していることを特徴
とする多層構造物。 - 【請求項２】 第１層が、ポリケトンからなることを特
徴とする請求項１記載の多層構造物。 - 【請求項３】 ポリケトンが、エチレン／プロピレン／
ＣＯ ターポリマーであることを特徴とする請求項２記
載の多層構造物。 - 【請求項４】 ポリケトンが、60,000〜150,000 の範囲
の重量平均分子量を有することを特徴とする請求項３記
載の多層構造物。 - 【請求項５】 第１層が、ポリオレフィンからなること
を特徴とする請求項１記載の多層構造物。 - 【請求項６】 ポリオレフィンが、ポリエチレンである
ことを特徴とする請求項５記載の多層構造物。 - 【請求項７】 ポリエチレンが、ホモポリマーであるこ
とを特徴とする請求項６記載の多層構造物。 - 【請求項８】 ポリエチレンが、エチレンと少なくとも
１種のアルファ−オレフィンとのコモノマーであること
を特徴とする請求項５記載の多層構造物。 - 【請求項９】 第１層およびポリケトンとポリオレフィ
ンとのブレンド中の双方に包含されるポリオレフィンが
同一であることを特徴とする請求項６記載の多層構造
物。 - 【請求項１０】 第１層が、オレフィンとアクリルモノ
マーまたはビニルエステルとのコモノマーであることを
特徴とする請求項１記載の多層構造物。 - 【請求項１１】 コポリマーが、エチレンとメチルアク
リレートとのコポリマーであることを特徴とする請求項
１０記載の多層構造物。 - 【請求項１２】 第２層が、ポリケトンおよびオレフィ
ンとアクリルモノマー並びにビニルエステルとのコポリ
マーのブレンドからなることを特徴とする請求項１記載
の多層構造物。 - 【請求項１３】 コポリマーが、エチレンとメチルアク
リレートとのコポリマーであることを特徴とする請求項
１２記載の多層構造物。 - 【請求項１４】 請求項１〜１３のいずれか１つの項に
記載の多層構造物から製造される製品。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB9622716.0 | 1996-10-31 | ||
| GBGB9622716.0A GB9622716D0 (en) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | Multi-layer structures |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10146923A true JPH10146923A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=10802255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9299118A Pending JPH10146923A (ja) | 1996-10-31 | 1997-10-30 | 多層構造物 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0839645A3 (ja) |
| JP (1) | JPH10146923A (ja) |
| GB (1) | GB9622716D0 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013513695A (ja) * | 2009-12-11 | 2013-04-22 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 優れた引張特性およびダーツ特性を備える光分解性フィルム |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AUPN236595A0 (en) | 1995-04-11 | 1995-05-11 | Rescare Limited | Monitoring of apneic arousals |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3247998C2 (de) * | 1982-12-24 | 1986-02-06 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Siegelbare transparente polyolefinische Mehrschichtfolie |
| US5064724A (en) * | 1988-01-28 | 1991-11-12 | Shell Oil Company | Increased regrind usage in coextruded structures |
| US5232786A (en) * | 1992-05-08 | 1993-08-03 | Shell Oil Company | Multi-layer structures containing polyketone polymers |
| GB9319973D0 (en) * | 1993-09-28 | 1993-11-17 | Bp Chem Int Ltd | Adhesive blends |
| GB9403700D0 (en) * | 1994-02-25 | 1994-04-13 | Bp Chem Int Ltd | Polymer blends |
-
1996
- 1996-10-31 GB GBGB9622716.0A patent/GB9622716D0/en active Pending
-
1997
- 1997-10-24 EP EP97308505A patent/EP0839645A3/en not_active Withdrawn
- 1997-10-30 JP JP9299118A patent/JPH10146923A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013513695A (ja) * | 2009-12-11 | 2013-04-22 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 優れた引張特性およびダーツ特性を備える光分解性フィルム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0839645A2 (en) | 1998-05-06 |
| EP0839645A3 (en) | 1999-08-11 |
| GB9622716D0 (en) | 1997-01-08 |
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