JPH10146682A - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JPH10146682A
JPH10146682A JP8306622A JP30662296A JPH10146682A JP H10146682 A JPH10146682 A JP H10146682A JP 8306622 A JP8306622 A JP 8306622A JP 30662296 A JP30662296 A JP 30662296A JP H10146682 A JPH10146682 A JP H10146682A
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JP
Japan
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work
holding member
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probe
welding
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JP8306622A
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English (en)
Inventor
Takeji Arai
武二 新井
Shigeo Furuyama
重雄 古山
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10146682A publication Critical patent/JPH10146682A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/122Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
    • B23K20/1245Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding characterised by the apparatus
    • B23K20/126Workpiece support, i.e. backing or clamping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウム等のごとき非鉄金属の板状のワ
ークの摩擦溶接を行うことのできる摩擦溶接装置を提供
すること。 【解決手段】 フレームに一体に備えた支持テーブル1
1上に、溶接すべき第1,第2のワークW1,W2の接
合面を接合した状態で支持するワーク保持部材13を着
脱交換可能に設け、上記第1,第2のワークW1,W2
を前記ワーク保持部材13に不動状態に固定するための
ワーク固定装置25A,25Bを設け、固定された第
1,第2のワークW1,W2の接合面に摩擦熱を生じせ
しめるためのプローブ55Pを備えてなる溶接工具55
を駆動回転可能に備えかつ前記接合面に沿う方向へ移動
可能の加工ヘッド43を設けてなり、加工ヘッド43
は、プローブ55Pの先端部が進行方向へ先行するよう
に傾斜可能に設けてある。また、一方のワークの接合面
を所定の位置に位置決めするための位置決めストッパー
17を設けてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアルミニウ
ムおよびその合金や銅およびその合金等の非鉄金属の板
状のワークの摩擦溶接を行う溶接装置に係り、さらに詳
細には、溶接すべき第1のワークと第2のワークとの接
合面にプローブを回転しつつ進入させ、このプローブの
回転によってプローブとワークの接合面との間に摩擦熱
を生じせしめる形式の溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る先行例として特表平7−5
05090号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記先行例は、溶接す
べき第1,第2のワークの接合面にプローブを回転しつ
つ進入せしめてプローブとワークとの間に摩擦熱を発生
せしめ、この摩擦熱によってワークの接合面を軟化し溶
接する構成である。先行例においては第1,第2のワー
クを水平に突き合せての溶接は可能であるが、例えばワ
ークをL字形状あるいはT字形状に溶接することは困難
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明
は、フレームに一体に備えた支持テーブル上に、溶接す
べき第1,第2のワークの接合面を接合した状態で支持
するワーク保持部材を着脱交換可能に設け、上記第1,
第2のワークを前記ワーク保持部材に不動状態に固定す
るためのワーク固定装置を設け、固定された第1,第2
のワークの接合面に摩擦熱を生じせしめるためのプロー
ブを備えてなる溶接工具を駆動回転可能に備えかつ前記
接合面に沿う方向へ移動可能の加工ヘッドを設けてなる
ものである。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
発明において、加工ヘッドは、プローブの先端部が進行
方向へ先行するように傾斜可能に設けてなるものであ
る。
【0006】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、ワーク保持部材は、一方のワーク
を垂直に支持し、他方のワークを水平に支持するための
垂直面と水平面とを備えた構成である。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、一方のワークの接合面を所定の位
置に位置決めするための位置決めストッパーを、ワーク
保持部材のワーク支持面上のワークと当接可能の位置と
当接を回避した位置とへ移動可能に設けてなるものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1,図2を参照するに、本例に
係る溶接装置1は、左右のサイドフレーム3L,3Rを
備えており、上記サイドフレーム3L,3Rの上部は前
後の上部ビーム部材5,7によって一体的に連結してあ
り、下部は下部ビーム9によって一体的に連結してあ
る。
【0009】上記下部ビーム9上には支持テーブル11
が固定してあり、この支持テーブル11上には溶接すべ
き第1,第2の板状のワークW1,W2の接合面を接合
した状態で支持するワーク保持部材13が着脱交換可能
に設けられている。さらに、前記支持テーブル11の前
後には、前記ワークW1,W2を水平に支持する補助テ
ーブル15R,15Fが設けられている。
【0010】また、前記支持テーブル11の前側の複数
箇所には、第1のワークW1の接合面を所定の位置に位
置決めするための位置決めストッパー17が設けてあ
る。より詳細には、図1,図3に示すように、前側の補
助テーブル15Fの左右方向の複数箇所には切欠部19
が形成してあり、この切欠部19に対応して前記支持テ
ーブル11に取付けたブラケット21にピン23を介し
て前記位置決めストッパー17が取付けてある。
【0011】上記位置決めストッパー17は、図3に示
すように、前記ワーク保持部材13のワーク支持面上の
第1のワークW1を当接可能の位置決め位置と、前記ピ
ン23を軸として補助テーブル15Fの上面から没入す
るように回動してワークとの当接を回避した回避位置と
へ移動可能に設けてある。
【0012】したがって、前記位置決めストッパー17
を位置決め位置へ位置せしめた状態においてワークW1
を当接し位置決めすると、上記ワークW1の接合面を所
定の位置に正確に位置決めすることができる。
【0013】前記ワーク保持部材13上の第1,第2の
ワークW1,W2を不動状態に固定するために第1,第
2のワーク固定装置25A,25Bが設けてある。
【0014】より詳細には、前記後側のビーム部材7の
下部の左右方向の複数箇所にはブラケット27が取付け
てあり、各ブラケット27には、第1のワークW1を押
圧する押圧パッド29を下端部に備えたベルクランク状
の押圧アーム31がピン33を介して回動可能に取付け
てある。そして、上記各押圧アーム31の上部は、各ブ
ラケット27に装着した押圧シリンダ35に往復動可能
に備えたピストンロッド35Pと適宜に連結してある。
【0015】上記構成により、押圧シリンダ35のピス
トンロッド35Pによって押圧アーム31の上部を押圧
することにより、当該押圧アーム31の下端部でもって
第1のワークW1をワーク保持部材13に不動状態に押
圧固定することができるものである。
【0016】前記第2のワーク固定装置25Bは前側の
ビーム部材5に装着してある。すなわち、上記ビーム部
材5の左右方向の複数箇所には、下端部に押圧パッド2
9を備えたL形状の押圧アーム37がガイド部材39を
介して上下動可能に支持されている。そして、ビーム部
材5に装着した複数の押圧シリンダ41における上下動
自在のピストンロッド41Pが各押圧アーム37と適宜
に連結してある。
【0017】したがって、押圧シリンダ41を作動する
ことにより、押圧アーム37によってワーク保持部材1
3上の第2のワークW2を不動状態に押圧固定すること
ができるものである。
【0018】前記第1,第2のワークW1,W2の接合
面の摩擦溶接を行う加工ヘッド43が接合面に沿って左
右方向へ移動可能に設けられている。
【0019】より詳細には、前記ビーム部材7には左右
方向に延伸したガイド部材45が取付けてあり、このガ
イド部材45にはスライド部材47が左右方向へ往復動
可能に支持されている。そして、このスライド部材47
に備えたナット部材49には、左右のサイドフレーム3
L,3Rに両端側を回転自在に支持されたボールネジ5
1が螺合してある。このボールネジ51は、サイドフレ
ーム3Rに装着したサーボモータ(図示省略)と連結し
てあり、前記スライド部材47の左右方向の移動速度お
よび移動位置は、速度、位置検出器の1例として前記サ
ーボモータに備えたロータリーエンコーダ(図示省略)
によって検出できるようになっている。
【0020】前記スライド部材47には前記加工ヘッド
43が左右方向へ僅かに回動可能に装着してある。この
加工ヘッド43には下方向へ下端部を突出したスピンド
ル53が回転自在かつ上下動可能に支持されており、こ
のスピンドル53の下端部には、前記第1,第2のワー
クW1,W2の接合面との間に摩擦熱を発生せしめるた
めのプローブ55Pを備えた溶接工具55が着脱交換可
能に取付けてある。
【0021】上記溶接工具55は、アルミニウム又はそ
の合金あるいは銅又はその合金等の非鉄金属等よりなる
ワークW1,W2よりも硬度の大きな例えば工具鋼や超
硬合金等よりなるものであって、大径のシャンク部の下
面の中央部からワークの板厚にほぼ等しい長さの小径の
プローブ55Pを突出して備えた構成である。
【0022】以上のごとき構成において、位置決めスト
ッパー17を、図3に示すように、位置決め位置へ位置
決めした状態において、ワークW1を補助テーブル15
R上に載置し、上記位置決めストッパー17に当接し位
置決めすることにより、ワークW1の接合面をワーク保
持部材13上の所定位置(加工ヘッド43に備えた溶接
工具55の垂直下方位置)に位置決めできる。
【0023】上述のごとくワークW1の位置決めを行っ
た後、ワーク固定装置25Aにおける押圧シリンダ35
のピストン35Pによって押圧アーム31の上部を押圧
すると、ワークW1は押圧アーム31の下端部に備えた
押圧パッド29によって不動状態に押圧固定される。
【0024】ワークW1を押圧固定した後、位置決めス
トッパー17を回避位置へ移動し、補助テーブル15F
上にワークW2を載置すると共に、当該ワークW2の接
合面をワークW1の接合面に当接することにより、ワー
クW2の位置決めが行われる。その後、ワーク固定装置
25Bにおける押圧シリンダ41を作動することによ
り、押圧アーム37によってワークW2は補助テーブル
15F上に不動状態に固定される。
【0025】なお、第1,第2のワークW1,W2の接
合面を接合した状態としては、両方の接合面を当接して
もよく、また僅かに離反した状態でも良いものである。
【0026】上述のごとく、ワークW1,W2の接合面
を互に接合し、かつワークW1,W2を不動状態に固定
した後、加工ヘッド43に備えたスピンドル53をモー
タMによって回転し、スピンドル53を下降してスピン
ドル53の下端部に備えた溶接工具55におけるプロー
ブ55Pの下端部を接合面の接合部に当接すると、ワー
クW1,W2に対する溶接工具55の相対的な回転によ
って摩擦熱が発生し、この摩擦熱によってワークW1,
W2の接合面の1部が軟化される。
【0027】ワークW1,W2の接合面の1部が軟化し
た後、溶接工具55におけるプローブ55Pを前記軟化
部に没入し、溶接工具55における大径のシャンク部の
下面でもってワークW1,W2の上面および軟化した部
分を押圧した状態に保持して、加工ヘッド43を接合面
に沿って左右方向に移動すると、前記プローブ55Pの
回転とワークW1,W2の接合面との間の摩擦熱による
軟化領域は接合面に沿って次第に移動する。
【0028】ワークW1,W2の接合面の軟化した金属
は、プローブ55Pの回転によってプローブ55Pの移
動方向の後側へ撹拌され乍ら移動され固化するので、ワ
ークW1,W2の接合面は溶接されるものである。
【0029】前述のごとく、溶接工具55の大径のシャ
ンク部の下面でもってワークW1,W2の上面を押圧し
た状態でもって接合面に沿って移動するとき、溶接工具
55の移動方向の前側にワークの盛り上りが生じて抵抗
が大きくなることがある。この場合、溶接工具55のシ
ャンク部の下面の移動方向の前側が高くなるように溶接
工具55を僅かに傾斜する。
【0030】本例においては、左右方向へ移動可能のス
ライダ部材47に対して加工ヘッド43が左右方向へ僅
かに回動可能(傾斜可能)に設けてあるので、前記溶接
工具55におけるシャンク部の下面の移動方向の前側が
僅かに高くなるように傾斜した状態にすることが容易で
あり、加工ヘッド43を僅かに左右方向(移動方向)に
傾斜した状態のまま左右方向へ移動することができるも
のである。
【0031】すなわち、本例においては、ワークW1,
W2に対して溶接工具55を移動方向に対して先端部側
が先行するように僅かに傾斜した状態に保持することが
できる。したがって、ワークW1,W2の接合面と溶接
工具55におけるプローブ55Pとの間の摩擦熱によっ
て上記接合面の溶接を行うとき、溶接工具55の移動方
向の前側におけるワークの盛り上りによる抵抗を抑制で
きるものである。
【0032】図4は、前述した位置決めストッパー17
の変更例を示すもので、この変更例は、支持テーブル1
1内に小型のエアーシリンダなどのごとき適宜のアクチ
ュエータ57を複数設け、前記ワーク保持部材13の上
面に対して出没可能に設けた位置決めストッパー59を
前記アクチュエータ57によって上下動する構成とした
ものである。
【0033】上記構成によれば、ワーク保持部材13の
上面に対する複数の位置決めストッパー59の出没を迅
速に行うことができ、ワーク保持部材13上への第1,
第2のワークW1,W2の位置決めを能率良く行うこと
ができるものである。
【0034】図5,図6は、第1,第2のワークW1,
W2をL字形状又はT字形状に溶接する場合に利便なワ
ーク保持部材を示すものである。すなわち、ワーク保持
部材13は、第1のワークW1を垂直に支持する垂直面
13Vと第2のワークW2を水平に支持する水平上面1
3Hとを備えた2個の部材13A,13Bに分割してあ
り、両部材13A,13Bでもって第1のワークW1を
垂直に挟持固定する構成である。
【0035】そして、溶接工具55におけるプローブ5
5Pは、矢印55Pで示す位置において回転し、ワーク
W1,W2との間に摩擦熱を発生せしめ、プローブ55
PをワークW1,W2の軟化した部分に没入した状態に
おいて左右方向(図5,図6においては紙面に垂直な方
向)へ移動することにより、前述したのと同様にワーク
W1,W2の摩擦溶接を行うものである。
【0036】なお、図6に示す場合には、溶接工具55
におけるプローブ55Pの先端部は第2のワークW2を
貫通して第1のワークW1に達するものである。
【0037】既に理解されるように、本例によれば、支
持テーブル11に対してワークW1,W2の溶接形状に
対応してワーク保持部材13を適宜に着脱交換すること
により、種々の溶接形状に対応し得るものである。
【0038】図7,図8はワーク保持部材のさらに別の
例を示すものである。図7,図8において、支持テーブ
ル11上には、左右方向(図7において上下方句)に延
伸した調節保持部材61が前後方向(図8において左右
方向)へ位置調節可能に設けてあると共に、この調節保
持部材61に対向して締付け保持部材63が接近離反す
る方向である前後方向へ移動可能に設けてある。
【0039】前記調節保持部材61を前後方向へ位置調
節するために、本例においては、調節保持部材61の左
右方向の複数箇所には調節ネジ65が前方向へ水平に取
付けてあり、各調節ネジ65には、支持テーブル11に
固定した前側ブラケット67Fに回転可能に支持された
ナット部材69に螺合してある。
【0040】したがって、各ナット部材69を回転する
ことにより、調節保持部材61を前後方向に位置調節す
ることができる。
【0041】前記調節保持部材61の左右方向の複数箇
所には、第1のワークW1を支持するワーク支持部材7
1が上下位置調節可能に設けられている。すなわち、調
節保持部材61の複数箇所には上下方向の溝73が形成
してあり、この溝73に回転可能に配置された上下調節
ネジ75に前記ワーク支持部材71の基部が螺合してあ
る。
【0042】したがって、各上下調節ネジ75を回転す
ることによってワーク支持部材71を上下に調節するこ
とができ、ワークW1の上下方向の寸法が種々の場合で
あっても、ワークW1の上面を、例えば調節保持部材6
1等の上面に一致した状態あるいは上記上面より適宜に
突出した状態に調節することができる。
【0043】前記締付け保持部材63は前記調節保持部
材61との間にワークW1を挟持固定する作用をなすも
のであって、この締付け保持部材63の前面には前記ワ
ーク支持部材71を受け入れ自在の溝77が形成してあ
り、後面には楔部材79が固定してある。
【0044】そして、上記締付け保持部材63と支持テ
ーブル11の後側に固定した後側ブラケット67Rとの
間には、前記楔部材79に摺接した可動楔部材81を一
体に備えたスライド板83が配置してある。このスライ
ド板83を往復動するために、前記後側ブラケット67
Rに取付けたシリンダ85に備えたピストンロッド85
Pが連結部材87を介してスライド板83に連結してあ
る。
【0045】したがって、前記シリンダ85を作動し、
楔部材81,79を介して締付け保持部材63を調節保
持部材61側へ移動することにより、調節保持部材61
との間にワークW1を挟持固定することができるもので
ある。
【0046】この例においては、調節保持部材61を前
後に調節することにより、ワークW1の厚さが変化する
場合であっても、上記ワークW1の溶接すべき位置を加
工ヘッド43に備えた溶接工具55のプローブ55Pに
対応して位置決めすることができると共に、第1,第2
のワークW1,W2をL字形状あるいはT字形状に溶接
する場合に容易に対応することができるものである。
【0047】図9,図10は、溶接装置の第2例を示す
ものである。この第2例に係る溶接装置101におい
て、前述した溶接装置1の構成と同一機能を奏する部分
には同一符号を付して重複した説明は省略することとす
る。
【0048】この第2例において前述した第1例と大き
く異なる構成は、スライド部材47AをC形状のフレー
ムとなし、上記スライド部材47Aの上部に加工ヘッド
43を左右方向に僅かに傾斜可能に装着し、下部ビーム
9の前側に取付けた左右方向のガイド部材45に前記ス
ライド部材47Aの下部を左右方向へ移動可能に支持
し、かつスライド部材47Aを左右方向へ移動するため
のボールネジ51を下部ビーム9の前側に設けた構成で
ある。
【0049】また、第2のワークW2をワーク保持部材
13上に不動状態に押圧固定するための第2のワーク固
定装置における押圧アーム37Aを、上部側がほぼ
「ワ」字形状に屈曲した形状のベルクランク状となし、
ピン103を介して下部ビーム9に固定したブラケット
(図示省略)に上下に回動可能に枢着して、押圧アーム
37Aの上部側をワークW2のパスライン(ワーク保持
部材13の上面高さ位置)に対して出没自在に構成して
ある。そして、上記押圧アーム37Aを回動するための
押圧シリンダ41Aは下部ビーム9に取付けてあり、こ
の押圧シリンダ41Aのピストンロッド41APはピン
105を介して前記押圧アーム37Aの下端部に連結し
てある。
【0050】上記構成のごとき第2例に係る溶接装置1
01においても前述した第1例の溶接装置1と同様に、
ワーク保持部材13上に第1,第2のワークW1,W2
の接合面を当接した状態に押圧固定でき、かつ加工ヘッ
ド43のスピンドル53に取付けた溶接工具55のプロ
ーブ55PとワークW1,W2の接合面との間に摩擦熱
を生じせしめて、ワークW1,W2の溶接を行うことが
できるものである。
【0051】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、要するに請求項1に係る発明は、フレームに一体に
備えた支持テーブル上に、溶接すべき第1,第2のワー
クの接合面を接合した状態で支持するワーク保持部材を
着脱交換可能に設け、上記第1,第2のワークを前記ワ
ーク保持部材に不動状態に固定するためのワーク固定装
置を設け、固定された第1,第2のワークの接合面に摩
擦熱を生じせしめるためのプローブを備えてなる溶接工
具を駆動回転可能に備えかつ前記接合面に沿う方向へ移
動可能の加工ヘッドを設けてなるものであるから、第
1,第2のワークの接合面の位置へ溶接工具のプローブ
を臨ませ、プローブの回転により接合面とプローブとの
間に摩擦熱を発生させ、この摩擦熱によって接合面が軟
化し溶接できるものである。
【0052】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
発明において、加工ヘッドは、プローブの先端部が進行
方向へ先行するように傾斜可能に設けてなるものである
から、溶接工具におけるシャンク部の下面でもってワー
ク上面を押圧して移動するとき、上記下面の移動方向の
前側が僅かに高くなるように傾斜し、移動方向の前側に
おけるワークの盛り上りの発生を抑制でき、抵抗を抑制
しての移動が行われ得るものである。
【0053】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、ワーク保持部材は、一方のワーク
を垂直に支持し、他方のワークを水平に支持するための
垂直面と水平面とを備えた構成であるから、第1,第2
のワークをL字形状あるいはT字形状に突き合わせて溶
接を行うとき、第1,第2のワークを正確に直角に位置
決めすることができるものである。
【0054】請求項4に係る発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、一方のワークの接合面を所定の位
置に位置決めするための位置決めストッパーを、ワーク
保持部材のワーク支持面上のワークと当接可能の位置と
当接を回避した位置とへ移動可能に設けてなるものであ
るから、第1,第2のワークの接合面を、加工ヘッドに
備えた溶接工具に対して常に正確に位置決めすることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1例に係る溶接装置の斜視説明図であ
る。
【図2】同上の溶接装置の側断面説明図である。
【図3】位置決めストッパーの1例を示す説明図であ
る。
【図4】位置決めストッパーの第2例を示す説明図であ
る。
【図5】ワーク保持部材の第2例を示す説明図である。
【図6】ワーク保持部材の第2例の変形例を示す説明図
である。
【図7】ワーク保持部材の別形態を示す平面説明図であ
る。
【図8】ワーク保持部材の別形態を示す側断面説明図で
ある。
【図9】溶接装置の第2例を示す斜視説明図である。
【図10】溶接装置の第2例を示す側断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 溶接装置 11 支持テーブル 13 ワーク保持部材 17 位置決めストッパー 25A,25B ワーク固定装置 31,37 押圧アーム 35,41 押圧シリンダ 43 加工ヘッド 47 スライド部材 53 スピンドル 55 溶接工具 55P プローブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに一体に備えた支持テーブル上
    に、溶接すべき第1,第2のワークの接合面を接合した
    状態で支持するワーク保持部材を着脱交換可能に設け、
    上記第1,第2のワークを前記ワーク保持部材に不動状
    態に固定するためのワーク固定装置を設け、固定された
    第1,第2のワークの接合面に摩擦熱を生じせしめるた
    めのプローブを備えてなる溶接工具を駆動回転可能に備
    えかつ前記接合面に沿う方向へ移動可能の加工ヘッドを
    設けてなることを特徴とする溶接装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、加工ヘ
    ッドは、プローブの先端部が進行方向へ先行するように
    傾斜可能に設けてなることを特徴とする溶接装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の発明において、
    ワーク保持部材は、一方のワークを垂直に支持し、他方
    のワークを水平に支持するための垂直面と水平面とを備
    えた構成であることを特徴とする溶接装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の発明において、
    一方のワークの接合面を所定の位置に位置決めするため
    の位置決めストッパーを、ワーク保持部材のワーク支持
    面上のワークと当接可能の位置と当接を回避した位置と
    へ移動可能に設けてなることを特徴とする溶接装置。
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