JPH10136202A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10136202A
JPH10136202A JP8291747A JP29174796A JPH10136202A JP H10136202 A JPH10136202 A JP H10136202A JP 8291747 A JP8291747 A JP 8291747A JP 29174796 A JP29174796 A JP 29174796A JP H10136202 A JPH10136202 A JP H10136202A
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JP
Japan
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image
image processing
company
unit
pattern
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JP8291747A
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English (en)
Inventor
Kotaro Yonenaga
晃太郎 米永
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジェネレーション・コピーを作成する際に、
特定パターンにコピーをした装置の製造会社名などの情
報も含ませ、これを判別することによりジェネレーショ
ン・コピーを行った画像形成装置と同等のコピー品質を
実現する。 【解決手段】 入力されたフルカラー画像信号を画像処
理して出力画像信号を得るとともに、その画像信号に製
造会社名や機種などの情報を含む特定パターンを付加す
る画像処理装置において、入力信号のなかの特定パター
ンを認識するパターン認識部を有し、特定パターンから
ジェネレーション・コピーをした画像処理装置を製造し
た会社名、機種などを判別し、その会社や機種などに応
じて画像処理の処理内容を適宜変更してジェネレーショ
ン・コピーを行った画像処理装置と同等のコピー品質に
よってコピーを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力画像信号に人
間の目には識別しにくい特定のパターンを付加する画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年各社よりフルカラーの画像処理装置
が提供されているが、各社毎に色再現性、階調再現性、
トナー特性、解像力などが異なっている。そのため、会
社毎にコピー品質が異なっており、これは同一会社の製
品でも機種毎に異なっているのが現状である。
【0003】一方、複写機の高画質化、カラー化に伴
い、証券や紙幣などの不正複写防止のため、複写物に装
置固有の特定パターンである追跡パターンを付加して、
不正複写物から使用した装置を特定する技術も、例えば
特開平4−294682号公報などで提案されている。
この追跡パターンによりその複写物が、複写物を原稿と
して用いたいわゆるジェネレーション・コピーであるこ
とが判別できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ジェネレーション・コピーでは、階調が飛んだり、解像
力が劣化したり、粒状性が悪化したり、色再現性が悪化
するなどの原因で画像が劣化してしまうことは否めなか
った。また、このような画像の劣化を改善するよういオ
ペレータもしくはユーザが操作部を操作して調整するに
は、多大の時間を要旨、また、熟練度も必要であった。
【0005】そこで、本発明の目的は、ジェネレーショ
ン・コピーを作成する際に、オペレータやユーザが操作
をすることなく、ジェネレーション・コピーを行った画
像形成装置と同等のコピー品質を実現することにある。
【0006】また、他の目的は、ジェネレーション・コ
ピーを作成する際に、オペレータやユーザが操作をする
ことなく、ジェネレーション・コピーを行った画像形成
装置と同等のコピー品質を実現するために、特定パター
ンからジェネレーション・コピーを行った画像形成装置
の製造会社名や機種を特定し、特定された機種に応じて
最適な画像形成条件を設定することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の手段は、入力されたフルカラー画像信号を画
像処理して出力画像信号を得るとともに、その画像信号
に製造会社名の情報を含む特定パターンを付加する画像
処理装置において、入力信号のなかの前記特定パターン
を認識するパターン認識手段を有し、このパターン認識
手段によって前記特定パターンから前記製造会社名を判
別することを特徴としている。
【0008】前記目的を達成するため、第2の手段は、
第1の手段における特定パターンにその機種番号の情報
も含ませ、前記パターン認識手段は前記機種番号も判別
することを特徴としている。
【0009】前記目的を達成するため、第3の手段は、
第1の手段における特定パターンに画像処理のパラメー
タを更に含ませ、判別された会社名および/または機種
番号により前記パターン認識手段は画像処理のパラメー
タを変更するように前記画像処理装置に指示信号を出力
することを特徴としている。
【0010】前記目的を達成するため、第4の手段は、
第1の手段に会社別、機種別に画像処理のパラメータの
追加する手段を備えていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の画
像処理装置をデジタルフルカラー複写機(以下、単に複
写機と称する)に適用した場合を例にとった実施の形態
について説明する。
【0012】最初に図2に示す機構図によって複写機の
機構を説明する。
【0013】複写機は大きく分けて、原画を読み取り画
像信号として出力するスキャナ部200と、このスキャ
ナ部200からの画像信号に基づいて画像を形成するプ
リンタ部400と、複数種類の用紙をストック可能な給
紙部480とから構成されている。
【0014】スキャナ部200は、直流電源装置20
1、原画が載置されるコンタクトガラスで構成されたプ
ラテン202、このプラテン202上の原画に走査光を
照射する照明ランプ203、原画からの反射光を結像レ
ンズ205に導くための第1、第2、第3反射ミラー2
04A,204B, 204C、電荷結合素子(CC
D)の撮像デバイス(以下、CCDと称する)207で
構成された画像読取り手段250を有している。直流電
源装置201には、電力受容プラグ201Pや電源スイ
ッチ201SWが設けられている。プラテン202の図
2の左側には個体識別用バーコード板202Bおよびシ
ェーディング補正用白板202SHが設けられている。
照明ランプ203と第1反射ミラー204Aは移動可能
な第1キャリッジ208に取り付けられ、第2反射ミラ
ー204Bと第3反射ミラー204Cは移動可能な第2
キャリッジ209に取り付けられている。
【0015】画像読取り手段250は、基本画像処理回
路がプリントされた回路基板などで構成された基本画像
処理手段300上に取り付けられている。この基本画像
処理手段300の上方には、拡張画像処理回路がプリン
トされた回路基板などで構成された拡張画像処理手段3
50が取り付けられている。205Xはレンズ光軸、2
30F1,230F2は通信用光ファイバコネクタであ
る。
【0016】原画は、複写すべき面を下に向け、かつ読
取り開始位置がプラテン202の図2において左端の画
像先端基準位置202Sとなるようにプラテン202上
に載置される。CCD207は、カラー撮像機能を備
え、赤フィルタで覆われ1次元配列された4752画素
のレッド撮像部、緑フィルタで覆われ1次元配列された
4752画素のグリーン撮像部、青フィルタで覆われ同
じく1次元配列された4752画素のブルー撮像部が主
走査方向に3列平行に並べられた構造になっている。3
本の走査線は殆ど近接しており、具体的には原画180
画素に換算して4/16mm間隔であるのと等価であ
る。なお、主走査方向はこれら1次元のCCD207に
よる走査方向を指し、これと直交する方向を副走査と称
することにする。
【0017】原画を読取るときは、第1キャリッジ20
8は副走査方向速度Vsubで、第2キャリッジ209
はVsub/2の速度で、ステッピングモータで構成さ
れた走査モータや駆動ワイヤ(ともに図示しない)によ
って光学的共役関係を維持したまま図2において左端か
ら右端に向かって移動する。この移動方向が副走査方向
となる。副走査方向速度Vsubは、基準速度に対して
1/8倍ないし4倍まで1%刻みで可変であり、他のモ
ジュールからのコマンドで任意の速度が選択される。
【0018】第1キャリッジ208および第2キャリッ
ジ209の移動により、プラテン202上の原画の読取
りが開始されると、CCD207は結像レンズ205を
介して投影される各色の原画を主走査線単位で読み取
る。CCD207総画素数は4752個で、主走査1ラ
インを原画換算で16画素/mmに分解し、サンプル化
して読み取り、原画からの画素単位のRGB反射光に応
じたアナログ電圧を出力する。
【0019】プリンタ部400は、像担持体としてのド
ラム状の感光体414を有し、この感光体414の周囲
にはこの感光体414の表面を帯電する帯電手段41
9、一様に帯電された感光体414の表面上に半導体レ
ーザ光を照射して静電潜像を形成するレーザ露光手段4
41、感光体414上の静電潜像に各色トナーを供給し
て現像し、各色毎にトナー像を得る現像手段420、感
光体414上に形成された各色毎のトナー像を順次転写
するエンドレスベルト状の中間転写体415、中間転写
体415に転写した後に感光体414に残留したトナー
像をクリーニングするためのクリーニング手段421が
配設されている。感光体414は図2において反時計方
向にそして中間転写体415は同図において時計方向に
駆動モータ414Mによりそれぞれ回転される。レーザ
露光手段441は、fθレンズ442やポリゴンミラー
443などを有し、基本画像処理手段300や拡張画像
処理手段350からの信号を受けてレーザダイオードユ
ニット(図示しない)からのレーザ光を出力する。この
レーザ光はポリゴンミラー443上に当てられ、ポリゴ
ンミラー443で反射したレーザ光はfθレンズ442
を通して感光体414上に照射される。ここで、ポリゴ
ンミラー443を回転させてレーザ光を走査することに
より、1ラインずつ感光体414上に画像データを書き
込む。
【0020】現像手段420は、シアン(C)トナーを
収容したシアン現像装置420C、イエロー(Y)トナ
ーを収容したイエロー現像装置420Y、マゼンタ
(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置420M、そ
して黒(K)トナーを収容した黒現像装置420Kの4
つの現像装置が円筒体内に回転可能に収められ、これら
現像装置を回転させて各色のトナーが感光体414上に
供給される。感光体414上のトナー像は、Cトナー
像、Mトナー像、Yトナー像、Kトナー像の順で中間転
写体414に重ねられる。
【0021】中間転写体415には、感光体414上に
上記のようにトナー像を中間転写体415に転写するた
めの1次転写コロトロン416と、中間転写体415に
転写されたフルカラーの画像を転写紙に転写するための
2次転写コロトロン417が配列されている。転写紙は
両面複写兼用の自動給紙カセット412から給紙ロール
413A、搬送ロール対413Fそしてレジストロール
対418Rを通って2次転写コロトロン417上に送ら
れてくる。2次転写コロトロン417により中間転写体
415の画像が転写された転写紙は、搬送ベルト422
によって定着装置423に送られる。定着装置423
は、定着ロール423Aと定着バックアップロール42
3Bとを有し、未定着フルカラー画像は転写紙に定着さ
せる。定着装置423から排出された転写紙は、片面複
写の場合は、搬送ロール対413Jを通り、排出ロール
424から機外に排出される。両面複写の場合は、排出
切り替えロール425が転写紙を自動給紙カセット41
2に再度送るように切り替わり、転写紙は搬送ロール対
413Hを介して、再び自動給紙カセット412に送
る。
【0022】プリンタ部400にはさらに、商用電源プ
ラグ401Pや電源スイッチ401SWを有する電源装
置401、給紙ロール413Bを有する手差し給紙トレ
イ412Bが設けられている。
【0023】プリンタ部400は、図示しない通信制御
手段に入力されるC,M,Y,Kの各色について主走
査、副走査とも画素密度1/16mmもしくは1/24
mmの2ビット記録データに基づいて、転写紙上に転写
を行う。C,M,Y,K各色ともに記録ドット密度1/
16mmまたは1/24mmのドットパターンからなる
フルカラーの可視画像を形成し、出力する。この2つの
記録ドット密度のドットの選択は、モード選択コマンド
で予め指定される。デフォルトはドット密度1/16m
mである。
【0024】次に画像処理回路の電気的な構成を図1の
ブロック図により説明する。
【0025】画像処理回路は、A/D変換器102、ス
キャナ画像補正部103、色補正・UCR部104、フ
ィルタ部105、γ補正部106、ディザ処理部10
7、パターン付加部108、ビデオコントロール部10
9、書き込みユニット110、画像分離部111、パタ
ーン認識部112、CPU113、メモリ114を備え
ている。
【0026】これらの構成をその動作とともに更に詳し
く説明すると、CCD207で読み取った原稿のR,
G,B信号は、A/D変換器102でそれぞれ8ビット
のデジタル信号に変換される。変換された8ビットの
R,G,B信号は、スキャナ画像補正部103でシェー
ディング補正などの処理が施される。処理された8ビッ
トのR,G,B信号は、色補正・UCR部104と、画
像分離部111、パターン認識部112にそれぞれ入力
される。
【0027】色補正・UCR部104では、R,G,B
信号を演算によりY,M,C,Bk信号に変換して、1
スキャンごとに1色ずつ出力する。また、Bkトナー分
をY,M,C信号から取り除くURC処理も行う。画像
分離部111では、同一原稿上にある文字部、写真部
(網点)を検出し、文字部と写真部の分離を行う。文字
部は地肌と画像部に差があり、写真部(網点)は中間調
レベルが多いという特徴がある。この特徴を検出し、総
合判定で黒文字部、色文字部、絵柄部を分離している。
この判定結果が、バスを介してCPU113や各処理部
に送信され、それに応じた処理パラメータが設定され
る。
【0028】パターン認識部112では、入力される
R,G,B信号から、原稿に付加されている特定パター
ンを認識して認識判定結果をCPU113や各処理部に
送信し、ジェネレーションコピー用の処理パラメータを
設定する。なお、このパターン認識部112は、紙幣な
どの有価証券の偽造防止用の認識回路と兼用するように
してもよい。
【0029】フィルタ105は、MTF補正を行い、画
質モードの選択に応じてフィルタ係数を選択する。例え
ば、文字などの場合にはエッジ部を強調させ、写真など
の場合には平滑化を行う。γ補正部106では、Y,
M,C,Bk信号ごとに画像濃度に応じ、プリンタ部4
00の特性に合わせてγ補正を行う。ディザ処理部10
7では、文字モード時には例えば1×1のような小サイ
ズマトリックス単位で、写真モード時は例えば2×1の
ような大サイズマトリックス単位で階調処理を行う。
【0030】パターン付加部108では、その複写機固
有の特定パターン、すなわち製造メーカや機種名、画像
処理パラメータ等を表すパターンを画像に付加する。な
お、この特定パターンは通常目立ち難いY信号に付加す
る。
【0031】ビデオコントロール部109では、後段の
書き込みユニット110を駆動するのに適した形態(同
期、周波数など)に各色のビデオ信号を制御して、書き
込みユニット110に送信する。CPU113は、操作
部(図示しない)からの情報や、画像分離部111、パ
ターン認識部112からの判定情報からメモリ114と
データのやりとりをして、各処理部に最適なパラメータ
設定を行う。
【0032】次に上記の画像処理回路の動作手順を図3
のゼネラルフローチャートにより説明する。この例では
製造メーカのA社は2種類の機種を製造し、BおよびC
社はそれぞれ1種類の機種を製造していると仮定してい
る。
【0033】最初に、パターン認識部112によって、
原稿中に特定パターンがあるか否かを判定する(ステッ
プ1001)。特定パターンがあると判定された場合に
は、その特定パターンからその製造メーカがA社である
かを判定し(ステップ1002)、A社の場合はその機
種が「機種1」であるかを判定する(ステップ100
3)。機種が「機種1」であると判定された場合には、
予め設定されているA社の「機種1」のジェネレーショ
ンモードに設定し、γ補正、MTF補正、ディザ補正、
画像分離の閾値、AD変換器102の基準電圧、UCR
/UCA処理、地肌除去処理などの画像処理パラメータ
をその機種の最適値に設定する(ステップ1004)。
そして設定されジェネレーションモードで画像形成を行
う(ステップ1005)。製造メーカがA社であっても
その機種が「機種1」ではないと判定された場合には、
A社の「機種2」のジェネレーションモードに設定する
(ステップ1006)。
【0034】ステップ1001で、特定パターンがない
と判定された場合は、ステップ1005により通常の画
像形成と同じようにして画像形成が行われる。また、ス
テップ1002において、製造メーカがA社でないと判
定された場合には、その製造メーカがB社であるかどう
かを判定し(ステップ1007)、B社の場合はB社用
のジェネレーションモードに複写機を設定する(ステッ
プ1008)。さらに、B社でもない場合は、C社用の
ジェネレーションモードに複写機を設定する(ステップ
1009)。
【0035】図4は図3におけるジェネレーションモー
ド設定のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0036】すなわち、装置特有の各特性の誤差を縮め
るようにジェネレーションモードを設定し(ステップ2
001)、通常の原稿のコピー時の誤差を縮小するよう
に画像処理のパラメータを設定する(ステップ200
2)。この場合、認識可能な特定パターンを付加する複
写機の誤差データを保持し、その誤差を縮めるような画
像処理パラメータを適当な値に設定する。
【0037】上述したジェネレーションモードの設定に
ついて次に説明する。
【0038】図5は各社、各機種毎の画像濃度と原稿画
像との関係を例示する特性図、図6は各社、各機種毎の
不具合を改善するためのγ特性図、図7はジェネレーシ
ョンコピーによってYMCに比べBkの方が階調飛びが
大きい場合のγ特性図、図8はフィルタ処理の度合いを
説明するための図、図9はディザ処理のマトリックスを
示す説明図、図10は文字部、写真部の濃度分布および
画像分離の閾値を示す特性図である。
【0039】図5の特性図から判るように、原稿の濃度
に対し出力される画像濃度は各社、各機種毎に異なって
いる。また、図6に示すように、各社各機種毎の不具合
を改善するためのγ特性も異なっている。これは各社毎
各機種毎に原稿濃度に対する画像濃度が異なるため、各
々に適したγ特性にすることにより逆補正して、階調飛
びを改善することができる。図7はジェネレーションコ
ピーによって、Y,M,C色に比べて、Bk色の方が階
調飛びが大きい場合のγ特性図を示している。また、図
8に示すように、各社各機種毎にMTF補正の度合いが
違うので、それに応じてシャープ、ソフトの度合いを変
えることにより、ざらつき感、画像のボケ具合を補正す
ることができる。なお、図8においては、右に行くほど
エッジが強調され、左に行くほど平滑化され、画像がソ
フトになる。図示するように、通常原稿用の値よりジェ
ネレーション時の各社各機種の値が異なる場合、ジェネ
レーション時にエッジ強調気味であれば、ジェネレーシ
ョン設定時は1ステップ左とし、平滑気味であれば逆の
設定になり、各社各機種毎に適した設定にする。
【0040】図9はディザ処理のマトリックスを示す説
明図で、ジェネレーションコピー時には、一般的に解像
力が劣化するので、通常原稿時に比べ、マトリックス・
サイズを小さくすれば解像力はアップする。そこで、例
えば、図示するように通常時の写真モード時2×1であ
ったものをジェネレーション時は1×1にする。また、
図10に示すように、ジェネレーション用閾値は通常用
閾値よりも高く設定されている。
【0041】図11は、図1の画像分離部111の内部
構成を示すブロックである。
【0042】画像分離部111は、エッジ分離部111
a、網点分離部111b、文字色分離部111c、総合
判定部111dとから構成されている。
【0043】通常原稿時に比べて、ジェネレーションコ
ピー時はエッジ強調気味みになるので、特に写真部での
誤分離を防止するために、連続性検出の閾値を高くす
る。また、網点分離部111b、文字色分離部111c
においても、各検出レベルを変更することにより、誤分
離改善が可能になる。
【0044】図12は、UCR処理における各色濃度を
示す説明図である。
【0045】同図(a)は下色除去前の各色濃度を示
し、(b),(c)はそれぞれUCR100%、UCR
80%時の各色濃度を示している。通常原稿文字モード
時、UCR100%とすると、ジェネレーションコピー
時には画像全体のざらつき感を抑えるため、UCR80
%処理をする。
【0046】図13は、地肌除去時の原稿濃度と画像濃
度の関係を示す特性図である。
【0047】地肌除去は、原稿のハイライト部に閾値を
設けて、閾値以下の濃度を画像濃度0とする機能であ
る。図中の0〜4は、その閾値レベルを表し、通常原稿
時にレベル3とすれば、ジェネレーション原稿ではハイ
ライト部の濃度が通常原稿に比べて低いので、レベル1
に設定すれば、地肌の飛ばし過ぎを防止することができ
る。なお、この地肌除去の機能は、図1におけるγ補正
部106に含まれている。
【0048】図14は、原稿反射率とスキャナ読取り出
力の関係を示す特性図である。
【0049】スキャナ読取り出力とは、A/D変換器1
02への入力信号のことであり、ジェネレーション原稿
の場合、地肌汚れなどで白部のスキャナ読取り出力が低
下した場合、それを補正するために、A/D変換器10
2の基準電圧(RFE電圧)を下げる、これにより、地
肌汚れ防止と、階調劣化防止が実現できる。
【0050】なお、複写機は各社とも続々と新機種を発
売しており、発売以前に販売が開始されている他社のデ
ータや機種に関する追跡パターンデータ及び画像処理デ
ータは予め設定しておくことは可能であるが、その後に
発売された機種のデータは取り込むことはできない。そ
こで、この実施の形態においては、新機種が発売された
場合、図示しない複写機の操作部の各種キーなどによる
入力手段により、新機種の追跡パターンや画像処理パラ
メータを入力し、図1のパターン認識部112に格納す
るようにしている。
【0051】なお、上述の実施の形態においては複写機
を例に取って説明したが、同様な画像処理を行うカラー
プリンタなどへの応用に可能である。
【0052】
【発明の効果】これまでの説明から明らかなように、請
求項1記載の発明によれば、特定パターンが付加された
複写物を原稿として用いた場合、特定パターンから画像
処理装置の製造会社名を判別でき、その製造会社の画像
処理パラメータを知ることができるので、その画像処理
パラメータを使用する画像処理装置の画像処理パラメー
タに設定することができ、ジェネレーションコピーの画
質を向上させることができる。
【0053】請求項2記載の発明によれば、特定パター
ンは、製造会社名だけではなく機種も特定することがで
きるので、きわめて簡単にジェネレーションコピーに使
用した画像処理装置が特定でき、迅速に処理することが
できる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、特定パター
ンは、画像処理のパラメータも含んでおり、そのパラメ
ータに設定させるので、自動的にジェネレーションコピ
ーの画質向上を達成することができる。
【0055】請求項4記載の発明によれば、会社別、機
種別に画像処理のパラメータの追加する機能を有してい
るので、新機種が販売されても、新機種の画像処理のパ
ラメータを簡単に取り込むことができ、それに対応した
画像処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における画像処理回路の
電気的な構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態における複写機の機構を
示す図である。
【図3】図1の画像処理回路の動作手順を説明するゼネ
ラルフローチャートである。
【図4】図3におけるジェネレーションモード設定のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】各社、各機種毎の画像濃度と原稿画像との関係
を例示する特性図である。
【図6】各社、各機種毎の不具合を改善するためのγ特
性図である。
【図7】ジェネレーションコピーによってYMCに比べ
Bkの方が階調飛びが大きい場合のγ特性図である。
【図8】フィルタ処理の度合いを説明するための図であ
る。
【図9】ディザ処理のマトリックスを示す説明図であ
る。
【図10】文字部、写真部の濃度分布および画像分離の
閾値を示す特性図である。
【図11】図1の画像分離部の内部構成を示すブロック
図である。
【図12】UCR処理における各色濃度を示す説明図で
ある。
【図13】地肌除去時の原稿濃度と画像濃度の関係を示
す特性図である。
【図14】原稿反射率とスキャナ読取り出力の関係を示
す特性図である。
【符号の説明】
103 スキャナ画像補正部 104 色補正・UCR部 105 フィルタ 106 γ補正部 107 ディザ処理部 108 パターン付加部 110 書き込みユニット 111 画像分離部 112 パターン認識部 113 CPU 200 スキャナ部 400 プリンタ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたフルカラー画像信号を画像処
    理して出力画像信号を得るとともに、その画像信号に製
    造会社名の情報を含む特定パターンを付加する画像処理
    装置において、 入力信号のなかの前記特定パターンを認識するパターン
    認識手段を備え、このパターン認識手段によって前記特
    定パターンから前記製造会社名を判別することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記特定パターンはその機種番号の情報
    も含み、前記パターン認識手段は前記機種番号も判別す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記特定パターンは画像処理のパラメー
    タを更に含み、前記パターン認識手段は判別された会社
    名および/または機種番号に応じて画像処理のパラメー
    タを変更するように前記画像処理装置に指示信号を出力
    することを特徴とする請求項1または2記載の画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 会社別、機種別に画像処理のパラメータ
    を追加する手段を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
JP8291747A 1996-11-01 1996-11-01 画像処理装置 Pending JPH10136202A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0541811A (ja) * 1991-08-05 1993-02-19 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像の再生方法及び画像処理装置
JPH05292264A (ja) * 1992-04-09 1993-11-05 Ricoh Co Ltd 画像処理装置

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