JP3734675B2 - 画像形成装置およびその画像処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の色処理モード等の各画像形成モードを有する画像形成装置、およびその画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像形成装置としてのカラー複写装置では、画像読取部の固体撮像素子で走査した原稿を電気信号の画像情報に変換し、その電気信号をカラー画像形成部に入力してカラー画像を形成している。固体撮像素子としては、一般的にRGB(赤、緑、青)の各フィルタが受光部上に備えられたカラーCCDセンサが用いられている。
【0003】
原稿を走査することにより得られた画像情報の電気信号は、カラー画像形成部で出力される前に、原稿に忠実な画像形成が行われるように画像処理される。つまり、固体撮像素子を有する画像読取部やカラー画像形成部等の入出力手段の入出力特性値に合わせ、忠実な画像形成が行われるように画像情報の電気信号を制御する画像処理が行われる。
【0004】
入出力手段の入出力特性値は、構成する部品や制御方法等により異なるために、装置毎に入出力特性値を設定する必要がある。この設定方法として、基準原稿を画像読取部で読取り、入出力特性値を設定する方法、および、画像読取部より得られた画像情報の電気信号を基にカラー画像形成部で画像形成物として出力し、出力された画像形成物を、再度、画像読取部で読取り、入出力特性値を設定する方法などが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような画像形成装置は、通常の文字画像の原稿や、網点画像を含む原稿や、写真画像を含む原稿といった種々な原稿に対する複数の画像形成モードを有しているため、従来の入出力特性値の設定方法では、各画像形成モード毎に、それぞれに対応する基準原稿を使用しそれぞれ別々に入出力特性値の設定を行う必要があり、各入出力特性値の設定に非常に手間取るという問題を有している。
【0006】
つまり、従来では、画像形成モードの数に対応する回数の入出力特性値の設定を行うために設定作業時間が長くなってしまうという問題と、基準原稿が画像形成モード毎に異なる場合には、使用すべき基準原稿を誤って異なる基準原稿を使用して誤設定を行ってしまい、再設定のために、やはり設定作業時間が長くなってしまうという問題が生じている。
【0007】
本発明は、この問題に鑑み1回だけ基準原稿を読み取ることで同時に複数の入出力特性値を設定可能とし、入出力特性値の設定作業時間を短縮することや、誤設定を未然に防止できる画像形成装置およびその画像処理方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、以上の課題を解決するために、原稿を読取る画像読取部と、読取られた原稿の画像データを基に画像形成を行う画像形成部とを、複数の画像形成モードにてそれぞれ画像形成できるように有する画像形成装置において、階調パターンが形成されている基準原稿を前記画像読取部で画像データとして読取り、それぞれの画像形成モードに対応する各入出力特性値を上記画像データからそれぞれ設定する第1設定手段を備えていることを特徴としている。
【0009】
上記構成によれば、複数の画像形成モード毎に複数回の入出力特性値の設定作業を行うことを省いて、基準原稿の1回の読取りにより、複数の画像形成モードに対応する各入出力特性値を同時に設定できるので、各入出力特性値の設定作業時間を大幅に短縮することができ、調整コストを低減することができる。
【0010】
上記画像形成装置においては、さらに、前記複数の画像形成モードが、通常の原稿を読取り画像形成を行う第1の画像形成モードと、画像形成部により複製された原稿に対して読取り画像形成を行う第2の画像形成モードとを有し、
第1設定手段は、第1の画像形成モードに用いる第1の入出力特性値と、第2の画像形成モードに用いる第2の入出力特性値とを、前記画像読取部で前記の基準原稿を読取ることでそれぞれ設定するようになっていてもよい。
【0011】
上記構成によれば、通常の原稿に対する画像形成だけでなく、1回以上、複製(コピー)された原稿について画像形成の場合にも基の原稿と遜色のない良好な複製された原稿が得られるように、基準原稿を1回読取るだけで、通常の原稿および複製された原稿のそれぞれに対応する各入出力特性値を、短時間の作業で設定することができる。
【0012】
上記画像形成装置では、前記第1設定手段は、第1の入出力特性値を、前記の基準原稿を前記の画像読取部で読取り生成された第1の画像データと、予め記憶されている目標値とを比較することで作成し、かつ、第2の入出力特性値を、各入出力特性値の間の相違に対応させた、予め記憶されている固定値により、前記の第1の画像データを補正した第2の画像データと前記の目標値とを比較することで作成するようになっていることが好ましい。
【0013】
上記構成によれば、第2の入出力特性値は、第1の画像データを予め設定して記憶させた固定値により補正した第2の画像データと、第1の入出力特性値を求めたときに使用した目標値とを比較して設定される。
【0014】
このことから、上記構成では、基準となる原稿を1回だけ読み取った第1の画像データを基に、第1の入出力特性値と第2の入出力特性値の両方を同時に設定することができて、各入出力特性値の設定を迅速化できる。
【0015】
また、上記構成では、第2の入出力特性値の設定には、第1の入出力特性値を求めるときに使用する目標値を用いるので、第2の入出力特性値の設定を迅速化および簡素化できる。よって、上記構成では、精度が高い各入出力特性値を自動的に、簡便に瞬時に作成し設定することができる。
【0016】
上記画像形成装置においては、階調パターンが形成されている基準原稿を前記の画像読取部で読取った画像データを、第1の入出力特性値を基に画像形成部に出力し、画像形成部にて複製された基準原稿を、前記の画像読取部で読取ることにより第2の入出力特性値を設定する第2設定手段をさらに有していてもよい。
【0017】
上記構成によれば、基準原稿に基づいて画像形成部で形成した複製された基準原稿を第2の入出力特性値を設定するときに用いるため、実際に用いる複製された原稿に対応した第2の入出力特性値を設定できるので、第2の画像形成モードで使用する第2の入出力特性値をさらに精度良く設定することができる。
【0018】
上記画像形成装置では、さらに、前記第2の画像形成モードに使用する第2の入出力特性値を設定するときに、第2の入出力特性値を調整できる操作部を有していてもよい。
【0019】
上記構成によれば、複製された原稿に対し画像形成を行う第2の画像形成モードにおいて、使用者が操作部により所望する第2の入出力特性値に設定でき、複製された原稿からの画像形成、つまりコピーtoコピーにおいても、例えば好みの色再現が可能な第2の入出力特性値を設定することができる。
【0020】
上記画像形成装置においては、さらに、基準原稿上に対し、第2の入出力特性値の設定用であることを示すパターンを検出する検出手段と、上記パターンが検出されたときに、前記第2の入出力特性値を設定する第2設定手段とを備えていてもよい。
【0021】
上記構成によれば、読取り時に読取り原稿が必要とする、例えば複製された基準原稿であるか否かが自動的に検出手段により判別されるため、第2の入出力特性値の設定時に誤って別の原稿(例えば基の基準原稿)を使用することによる誤った設定がされてしまうことを未然に防止することができる。
【0022】
上記画像形成装置では、さらに、前記第2の画像形成モードに使用する第2の入出力特性値を設定するときに、前記の基準原稿を前記の画像読取部で読取り、前記画像形成部で形成される際に、再読取り用の複製された基準原稿上にパターンを付加して画像形成部より出力する付加手段を有していてもよい。
【0023】
上記構成では、複製された基準原稿に対し、パターンを付加することにより、上記の複製された基準原稿と基の基準原稿との違いを明確化できるので、複製された基準原稿を用いる場合に、基の基準原稿を用いるといった誤った設定作業を回避できて、設定作業を確実化でき、また、設定作業の遅延も防止できる。
【0024】
上記画像形成装置においては、前記付加手段は、パターンを再読取り用の複製された基準原稿における、搬送方向の先端部に設けるようになっていることが好ましい。
【0025】
上記構成によれば、第2の入出力特性値の設定用に設置された、階調パッチ等を有する基準原稿に対して、パターンが先端部に設けられているので、容易に複製された基準原稿か否かを判別できる。よって、上記構成では、読取り設定を目的とした画像処理に入る前に、第2の入出力特性値の設定用の再読取りされた、複製された基準原稿か否かを判別でき、設定のための基準原稿の間違えを、より確実に回避できる。
【0026】
上記画像形成装置では、さらに、前記パターンが検出されなかったときには第2の入出力特性値を設定することを禁止する禁止手段を有していてもよい。上記構成によれば、基準原稿を間違えた場合に瞬時に設定処理動作を停止し調整者に対して報知することができるので、設定作業の遅延を軽減できる。
【0027】
上記画像形成装置においては、さらに、前記第2設定手段では、前記の複製された基準原稿を画像読取部により読取って得られた第3の画像データと、予め記憶されている前記の目標値とを比較することで、第2の入出力特性値を作成し設定するようになっていてもよい。
【0028】
上記構成によれば、複製された基準原稿を読取った第3の画像データを、目標値との比較対象とするため、実際に用いる複製された基準原稿の第3の画像データに基づいて第2の入出力特性値を設定できるので、精度の高い第2の入出力特性値を設定することができる。
【0029】
本発明の画像形成装置の画像処理方法は、前記の課題を解決するために、複数の画像形成モードにて画像形成を可能とし、それぞれの画像形成モードに対応する各入出力特性値を備え、階調パターンが形成されている基準原稿を、画像データとして読取り、入出力特性値の設定のための予め設定された目標値と、上記画像データとから、第1の画像形成モードに対応した第1の入出力特性値を設定し、各入出力特性値の相違に対応した固定値により、上記画像データから疑似画像データを生成して、その疑似画像データと上記目標値とから第2の画像形成モードに対応した第2の入出力特性値を設定することを特徴としている。
【0030】
上記方法によれば、第2の画像形成モードに対応した、疑似画像データを、第1の画像形成モードに対応した画像データから生成することにより、複数の画像形成モード毎に複数回の入出力特性値の設定作業を行うことを省いて、基準原稿の1回の読取りにより、複数の画像形成モードに対応する各入出力特性値を同時に設定できるので、各入出力特性値の設定作業時間を大幅に短縮することができ、調整コストを低減することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図1ないし図14に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0032】
本発明の画像形成装置に係る実施の形態例であるデジタルカラー複写機1では、図2に示すように、箱形状である複写機本体1aの上面に、光透過性を有する原稿台111及び操作パネルが設けられ、複写機本体1aの内部に、上記原稿から電気信号の原稿画像情報を生成するための画像データ入力部(画像読取部)40、および上記原稿画像情報から原稿の画像に応じた複写物を形成するための画像データ出力部(画像形成部)42が設けられている。
【0033】
原稿台111の上面には該原稿台111に対して開閉可能な状態で支持され、原稿台111面に対して所定の位置関係を有した両面自動原稿送り装置(RADF;Recirculating Automatic Document Feeder)112が装着されている。
【0034】
両面自動原稿送り装置112は、まず、原稿の一方の面が原稿台111の所定位置において画像データ入力部40に対向するよう原稿を搬送し、この一方の面についての画像読取りが終了した後に、原稿の他方の面が原稿台111の所定位置において画像データ入力部40に対向するよう原稿を反転して原稿台111に向かって搬送するようになっている。
【0035】
そして、両面自動原稿送り装置112は、1枚の原稿について両面の画像読取りが終了した後にこの原稿を排出し、次の原稿についての両面搬送動作を実行するようになっている。
【0036】
以上の原稿の搬送および表裏反転の動作は、デジタルカラー複写機1の全体の動作に関連して制御されるものである。画像データ入力部40は、両面自動原稿送り装置112により原稿台111上に搬送されてきた原稿の画像を読み取るために、原稿台111の下方に配置されている。
【0037】
画像データ入力部40は、原稿を走査して読み取るために、上記原稿からの反射光を導くための、該原稿台111の下面に沿って平行に往復移動する第1および第2走査ユニット113、114と、上記第1および第2走査ユニット113、114からの光を集光する光学レンズ115と、光学レンズ115からの光を電気信号に変換する光電変換素子であるカラーCCD40aとを有している。
【0038】
第1走査ユニット113は原稿画像表面を露光する露光ランプと、原稿からの反射光像を所定の方向に向かって偏向する第1ミラーとを有し、原稿台111の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の走査速度で平行に往復移動するものである。
【0039】
第2走査ユニット114は、第1走査ユニット113の第1ミラーにより偏向された原稿からの反射光像をさらに所定の方向に向かって偏向する第2および第3ミラーとを有し、第1走査ユニット113と一定の速度関係を保って平行に往復移動するものである。
【0040】
光学レンズ115は、第2走査ユニット114の第3ミラーにより偏向された原稿からの反射光像を縮小し、縮小された光像を、カラーCCD40a上の所定位置に結像させるものである。
【0041】
カラーCCD40aは、結像された光像を順次光電変換して電気信号として出力するものである。カラーCCD40aは、白黒画像あるいはカラー画像を読取り、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分に色分解したラインデータを出力することのできる3ラインのカラーのCCDラインセンサである。このカラーCCD40aにより電気信号に変換された原稿画像情報は、さらに、図示しない画像処理部に転送されて所定の画像データ処理が施される。
【0042】
次に、前述の画像データ出力部42の構成、および画像データ出力部42に係わる各部の構成について説明する。画像データ出力部42の下方には、用紙トレイ内に積載収容されている用紙(記録媒体)Pを1枚ずつ分離して画像データ出力部42に向かって供給する給紙機構211が設けられている。
【0043】
そして、1枚ずつ分離供給された用紙Pは、画像データ出力部42の手前に配置された一対のレジストローラ212によりタイミングが制御されて画像データ出力部42に搬送される。さらに、用紙Pの両面に画像を形成する場合には、片面に画像が形成された用紙Pは、画像データ出力部42の画像形成にタイミングを合わせて画像データ出力部42に再供給されるように搬送される。
【0044】
画像データ出力部42の下方、かつ、給紙機構211の上方には、転写搬送ベルト機構213が配置されている。転写搬送ベルト機構213は、駆動ローラ214と従動ローラ215との間に略平行に伸びるように張架された転写搬送ベルト216に用紙Pを静電吸着させて搬送する構成となっている。
【0045】
さらに、用紙搬送路における転写搬送ベルト機構213の下流側には、用紙P上に転写形成されたトナー像を用紙P上に定着させるための定着装置217が配置されている。この定着装置217の一対の定着ローラ間におけるニップ部を通過した用紙Pは、搬送方向切換えゲート218を経て、排出ローラ219により複写機本体1aの外壁に取り付けられている排紙トレイ220上に排出される。
【0046】
切換えゲート218は、定着後の用紙Pの搬送経路を、複写機本体1aの外へ用紙Pを排出する経路と、画像データ出力部42に向かって用紙Pを再供給する経路との間で選択的に切換えるものである。切換えゲート218により再び画像データ出力部42に向かって搬送方向が切換えられた用紙Pは、スイッチバック搬送経路221を介して表裏反転された後、画像データ出力部42へと再度供給される。
【0047】
また、画像データ出力部42における転写搬送ベルト216の上方には、転写搬送ベルト216に近接して、第1の画像形成ステーションPa、第2の画像形成ステーションPb、第3の画像形成ステーションPc、および第4の画像形成ステーションPdが、用紙搬送経路上流側から順に並設されている。
【0048】
転写搬送ベルト216は駆動ローラ214によって、図2において矢印Z(反時計方向)で示す方向に摩擦駆動され、前述したように給紙機構211を通じて給送される用紙Pを静電吸着によって保持し、用紙Pを画像形成ステーションPa〜Pdへと順次搬送する。
【0049】
各画像形成ステーションPa〜Pdは、実質的に同一の構成を有している。各画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdは、図1に示す矢印F方向に回転駆動される各感光体ドラム222a、222b、222c、222dをそれぞれ含んでいる。
【0050】
各感光体ドラム222a〜222dの周辺には、感光体ドラム222a〜222dをそれぞれ一様に帯電する帯電器223a、223b、223c、223dと、感光体ドラム222a〜222d上に形成された静電潜像をそれぞれ現像する現像装置224a、224b、224c、224dと、現像された感光体ドラム222a〜222d上のトナー像を用紙Pへ転写する転写用放電器225a、225b、225c、225dと、感光体ドラム222a〜222d上に残留するトナーを除去するクリーニング装置226a、226b、226c、226dとが感光体ドラム222a〜222dの回転方向に沿って順次配置されている。
【0051】
また、各感光体ドラム222a〜222dの上方には、各レーザービームスキャナ42b、42c、42d、42eがそれぞれ設けられている。
【0052】
各レーザービームスキャナ42b〜42eは、原稿画像情報(画像データ)に応じて変調されたドット光を発する半導体レーザー素子(図示せず)、半導体レーザー素子からのレーザービームを主走査方向に偏向させるためのポリゴンミラー(偏向装置)240a〜240dと、ポリゴンミラー240a〜240dにより偏向されたレーザービームを感光体ドラム222a〜222d表面に結像させるためのfθレンズ241a〜241dやミラー242a〜242d、243a〜243dなどから構成されている。
【0053】
レーザービームスキャナ42bにはカラーの原稿画像情報の黒色成分像に対応する画素信号が、レーザービームスキャナ42cには、上記原稿画像情報のシアン色成分像に対応する画素信号が、レーザービームスキャナ42dには、上記原稿画像情報のマゼンタ色成分像に対応する画素信号が、そして、レーザービームスキャナ42eには、上記原稿画像情報のイエロー色成分像に対応する画素信号がそれぞれ入力される。
【0054】
これにより、色変換された原稿画像情報に対応する静電潜像が各感光体ドラム222a〜222d上に形成される。そして、現像装置224aには黒色のトナーが、現像装置224bにはシアン色のトナーが、現像装置224cにはマゼンタ色のトナーが、現像装置224dにはイエロー色のトナーがそれぞれ収容されており、感光体ドラム222a〜222d上の静電潜像は、これら各色のトナーにより現像される。
【0055】
これにより、画像データ出力部42にて色変換された原稿画像情報が各色のトナー像として再現される。また、第1の画像形成ステーションPaと給紙機構211との間には用紙吸着用(ブラシ)帯電器228が設けられている。この用紙吸着用帯電器228は転写搬送ベルト216の表面を帯電させるものである。給紙機構211から供給された用紙Pは、転写搬送ベルト216上に確実に吸着させた状態で第1の画像形成ステーションPaから第4の画像形成ステーションPdの間を、位置ずれを防止しながら搬送される。
【0056】
一方、第4の画像形成ステーションPdと定着装置217との間で駆動ローラ214のほぼ真上部には除電器229が設けられている。この除電器229には転写搬送ベルト216に静電吸着されている用紙Pを転写搬送ベルト216から分離するための交流電流が印加されている。
【0057】
上記構成のデジタルカラー複写機1においては、用紙Pとしてカットシート状の紙が使用される。この用紙Pは、給紙カセットから送り出されて給紙機構211の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その用紙Pの先端部分がセンサ(図示せず)にて検知され、このセンサから出力される検知信号に基づいて一対のレジストローラ212により一旦停止される。
【0058】
そして、用紙Pは各画像形成ステーションPa〜Pdとタイミングをとって図2の矢印Z方向に回転している転写搬送ベルト216上に送られる。このとき転写搬送ベルト216には前述したように用紙吸着用帯電器228により所定の帯電が施されているので、用紙Pは、各画像形成ステーションPa〜Pdを通過する間、安定して搬送供給される。
【0059】
各画像形成ステーションPa〜Pdにおいては、各色のトナー像が、それぞれ形成され、転写搬送ベルト216により静電吸着されて搬送される用紙Pの支持面上で重ね合わされる。第4の画像形成ステーションPdによる画像の転写が完了すると、用紙Pは、その先端部分から順次、除電器229により転写搬送ベルト216上から剥離され、定着装置217へと導かれる。最後に、トナー画像が定着された用紙Pは、用紙排出口(図示せず)から排紙トレイ220上へと排出される。
【0060】
なお、上述の説明ではレーザービームスキャナ42b〜42eによって、レーザービームを走査して、感光体ドラム222a〜222dを露光することにより、感光体ドラム222a〜222dへの光書き込みを行なう。しかし、レーザービームスキャナの代わりに、発光ダイオードアレイと結像レンズアレイからなる書き込み光学系(LEDヘッド)を用いてもよい。LEDヘッドはレーザービームスキャナに比べ、サイズも小さく、また可動部分がなく無音である。よって、複数個の光書き込みユニットを必要とするタンデム方式のデジタルカラー複写機1などの画像形成装置では、好適に用いることができる。
【0061】
次にデジタルカラー複写機1に搭載されているカラー画像情報の画像処理部の構成および機能を説明する。このデジタルカラー複写機1に含まれている画像処理部は、例えば図3に示すように、画像データ入力部40、画像処理部41、画像データ出力部42、ハードディスク装置もしくはRAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成される画像メモリ43、中央処理装置(CPU)44、画像編集部45、および各インターフェース46、47を有している。
【0062】
画像データ入力部40は、白黒原稿あるいはカラー原稿画像を読取りRGBの色成分に色分解した画像ラインデータを出力することのできる3ラインのカラーCCD40a、カラーCCD40aにて読み取られた画像ラインデータのライン画像レベルを補正するシェーディング部40b、3ラインのカラーCCD40aにて読み取られた画像ラインデータのずれを補正するラインバッファなどのライン合わせ部40c、3ラインのカラーCCD40aから出力される各色の画像ラインデータの色データを補正するセンサー色補正部40d、各画素の信号の変化にめりはりを付与するよう補正するMTF補正部40e、画像の明暗を補正して視感度補正を行うγ補正部40fなどを備えている。
【0063】
γ補正部40fは、相異なる原稿に対して複数のγ入出力特性データ(入出力特性値)を有しており、用いる原稿に応じて、複数のγ入出力特性データを選択使用できるようになっている。
【0064】
画像処理部41は、画像データ入力部40から入力されるカラー画像信号であるRGB信号よりモノクロデータを生成するモノクロデータ生成部41a(白黒原稿)と、RGB信号を、各記録部であるレーザービームスキャナ42b〜42eに対応したYMC信号に変換し、またクロック変換する入力処理部41b、入力された画像データが文字部なのか網点写真なのか印画紙写真なのかをそれぞれを分離する領域分離部41c、入力処理部41bから出力されるYMC信号に基づいて下色除去処理を行い黒生成する黒生成部41d、各色変換テーブルに基づいてカラー画像信号の各色を調整する色補正部41e、設定されている倍率に基づいて入力された画像情報を倍率変換するズーム処理部41f、及び空間フィルタ部41g、多値誤差拡散や多値ディザなどの階調性を表現するための中間調処理部41hなどから成っている。
【0065】
中間調処理された各色画像データは画像メモリ43にいったん貯えられる。画像メモリ43は画像処理部41からシリアル出力される8ビット4色(32ビット)の画像データを順次受け取り、バッファに一時的に貯えながら32ビットのデータから8ビット4色の画像データに変換して色毎の画像データとして記憶管理する4基のハードディスク(回転記憶媒体)43a、43b、43c、43dを有している。
【0066】
また各画像形成ステーションPa〜Pdの位置が異なるため、画像メモリ43の遅延バッファメモリ43e(半導体メモリ)に各色画像データを一旦記憶させ、それぞれ時間をずらして出力すことにより、各レーザービームスキャナ42b〜42eに対する、それぞれの各画像データの送りタイミングを合わせ色ずれを防ぐようになっている。
【0067】
画像データ出力部42は中間調処理部41hからの各色画像データに基づいてパルス幅変調を行うレーザーコントロールユニット42a、レーザーコントロールユニット42aから出力される各色の画像信号に応じたパルス幅変調信号に基づいてレーザー記録を行う各色のレーザービームスキャナ42b、42c、42d、42eからなる。
【0068】
中央処理装置(CPU)44は、画像データ入力部40、画像処理部41、画像メモリ43、画像データ出力部42、さらに後述する画像編集部45、およびインターフェース46、47を所定のシーケンスに基づいてコントロールするためのものである。また画像編集部45は、画像データ入力部40、画像処理部41、あるいは後述するインターフェースを経て一旦画像メモリ43に記憶された画像データに対して所定の画像編集を施すためのものである。画像データの編集作業は、画像合成用メモリ(図示せず)を用いて行われる。
【0069】
さらに、インターフェース46は、デジタルカラー複写機1とは別に設けられた外部の画像入力処理装置(通信携帯端末、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等)からの画像データを、IR等の無線によって受け入れるための通信インターフェース手段である。
【0070】
なお、このインターフェース46から入力される画像データも、一旦画像処理部41に入力して色空間補正などを行うことでデジタルカラー複写機1の画像データ出力部42で取扱うことのできるデータレベルに変換してハードディスク43a、43b、43c、43dに記憶管理されることとなる。
【0071】
さらに、インターフェース47はパーソナルコンピュータ(図示せず)により作成された画像データを入力するプリンタインターフェースであり、またFAX受信した画像データを受け入れるための白黒またはカラーFAXインターフェースでもある。このインターフェース47から入力される画像データは、すでにCMYK信号であり、一旦、中間調処理部41hを施して画像メモリ43のハードディスク43b、43c、43d、43eに記憶管理されることとなる。
【0072】
次に、デジタルカラー複写機1全体の制御構成について説明する。
【0073】
図4はデジタルカラー複写機1の装置全体の各部を中央処理装置(CPU)44により動作管理している状態を示すブロック図である。画像データ入力部40、画像処理部41、画像メモリ43、画像データ出力部42、及び中央処理装置(CPU)44の詳細については、図3に基づいて説明した前述の通りであって、重複するのでここでの説明は省略する。
【0074】
中央処理装置44は、その他、RADF、スキャナ部、レーザープリンタ部などデジタルカラー複写機1を構成する各駆動機構部をシーケンス制御により管理すると共に、各部へ制御信号を出力している。さらに、操作パネルからなる操作基板ユニット49が、中央処理装置44に対し相互通信可能な状態で接続されており、操作パネルの操作に応じて操作者が設定入力した複写モード内容を示す制御信号を中央処理装置44に転送するように設けられている。制御信号が入力された中央処理装置44は、デジタルカラー複写機1全体を設定された複写モードに応じて動作するように制御している。
【0075】
また、中央処理装置44からはデジタルカラー複写機1の各種動作状態を示す制御信号を操作基板ユニット49へと転送して、操作基板ユニット49側ではこの制御信号により装置が現在どのような状態にあるのか操作者に示すように表示部などにより動作状態を表示するようになっている。
【0076】
次に、操作パネルについて以下に説明する。
【0077】
図5は、デジタルカラー複写機1における操作パネルの操作基板ユニット49を表したものである。この操作パネルの操作基板ユニット49の左部分には、カラー表示のタッチパネル液晶表示装置20(以後カラーLCDと呼称する)が配置されていて、その右側にテンキー21、スタートキー26、クリアキー25、割込キー22及び全解除キー27が配置されている。
【0078】
このカラーLCD20の画面上には、後述するように、種々の画面が切換えて表示される。これらの画面中では、種々の条件を設定するタッチキーが配置されており、タッチキーを指で直接押圧操作して、各種の条件設定が可能になっている。
【0079】
また、操作のガイダンスや警告等もこのカラーLCD20に表示される。カラーLCD20の右側に配置されたキー群のうち、テンキー21はカラーLCD画面における数値を入力するのに使用するキーである。スタートキー26は複写動作の開始を指示するためのキーである。スタートキー26の上部のキーはカラー画像を形成する場合のキーでありスタートキー26の下部のキーは白黒画像を形成する場合のキーである。
【0080】
クリアキー25はカラーLCD20に表示される設定値をクリアしたり複写動作の中断を行うキーであり、全解除キー27は複写条件の設定をデフォルト値に戻すためのキーであり、割込キー22は実行中の複写を一時中断して他の複写を許容するためのキーである。
【0081】
続いて、画像像形成装置の画像処理方法について以下に説明する。
【0082】
本発明に係る画像形成装置は、原稿の画質の種類〔原稿が通常の印刷物や写真等のオリジナル原稿か、1度以上複写機等で複製(コピー)された原稿〕に応じて複数の画像形成モードを有している。
【0083】
これらの各画像形成モードは、操作パネルのカラーLCD20の条件キーにより原稿の種類を選択することで切換えができるようになっている。図6に示す操作パネルのカラーLCD20の画面では、コピー原稿が選択されている状態を示している。
【0084】
オリジナル原稿を選択するためには条件キーを押すことにより切換えることができる。つまり、条件キー“原稿”を押す毎にコピー、オリジナルが交互に表示され表示内容に応じて画像形成モードが切換えられるようになっている。
【0085】
画像形成モードの切換えは、入出力特性テーブルの切換えによって行い、例えば、オリジナル原稿の場合はγ特性▲1▼が選択され、コピー原稿の場合にはγ特性▲2▼が選択される。
【0086】
これは、図7に示すように、オリジナル原稿を読取った場合とオリジナル原稿をコピーした複製物を再度読取った場合とでは、特にハイライト(高明度)の部分で読取り値が互いに異なり、複製物はハイライトの部分がオリジナル原稿を読取った場合に比べ明るい値になってしまうからである。
【0087】
したがって、このような画像形成装置では、何ら画像処理を施さずにコピーすると、カラー画像の形成においては明るさの違いだけでなく色が異なってしまうことになり、コピーtoコピーを行うに従いどんどん色合いも変化するという不都合を生じることになる。
【0088】
そこで、従来では、画像形成装置に設定しているそれぞれの原稿に対する入出力特性テーブル(例えば、γ特性▲1▼とγ特性▲2▼)はそれぞれの画像形成装置毎に異なるため、通常はメーカの組み立て工場の調整時や画像形成装置を使用する場所に設置する時などに画像形成装置に対し、それぞれ設定する作業が行われており、上記の各設定作業をそれぞれ行うため、上記各設定作業に手間取るという問題を生じている。
【0089】
一方、本発明では、上記問題を回避するために、1回の基準原稿の読取りにより、原稿がオリジナルかコピーかに応じた、γ特性といった入出力特性テーブルを選択してコピーtoコピーを繰り返しても色差が大きくならないように設定されている。
【0090】
次に、本発明に係る画像形成装置およびその画像処理方法における各入出力特性テーブルを設定する方法について詳細に説明する。本発明では、入出力特性テーブルを設定する場合には、画像形成装置を入出力特性テーブル設定モードにし、図8に示す基準原稿2を画像データ入力部40にて読取ることにより、γ特性▲1▼とγ特性▲2▼とを同時に設定するようになっている。
【0091】
まず、操作パネルより、テンキー21等を予め決められた順番に押した後にスタートキー26の上部のキーを押すことにより入出力特性テーブル設定モードに画像形成装置を設定する。入出力特性テーブル設定モードに設定されると図9に示す画面が操作パネルのカラーLCD20に表示される。
【0092】
設定モードの“自動”はγ特性▲1▼およびγ特性▲2▼を基準原稿を1回読取ることで設定するモードであり、作業時間を短縮した設定モードである。設定モードの“手動”はγ特性▲2▼のみを使用者の好みに応じて設定するモードであり、きめ細かな設定を行うことができるようになっている。
【0093】
まず、図1のブロック図、図8の基準原稿を示す説明図、および図10のフローチャートを用いて自動設定モードについて説明する。(ステップ1、以下、ステップをSと略す)では操作パネルのカラーLCD20の表示画面より“自動”を選択し、図8に示す基準原稿2を画像データ入力部40の原稿台111に三角マーク2aを、原稿台111の原稿基準に合わせて置き、操作パネルのスタートキー26の上部のカラースタートキーを押す。画像データ入力部40では原稿としての基準原稿2の基準パッチの読取りが開始され(S2)、例えば、γ補正部40fでの、γ特性である入出力特性値(以下、入出力特性テーブルという)に基づき、画像データ(1) が生成される(S3)。
【0094】
生成された画像データ(1) については、比較部(第1設定手段)3において、目標値メモリ部3aにて予め記憶されている、基準原稿2に対応した目標値との比較が行われ(S5)、γ特性▲1▼の入出力特性テーブルが新たに作成され(S6)図示しないメモリに記憶される(S7)。このとき、新たに作成されたγ特性▲1▼の入出力特性テーブルを、例えば、γ補正部40fに記憶されている、以前の入出力特性テーブルと書き換えてもよい。
【0095】
一方、基準原稿2を読取り生成された画像データ(1) に対し、固定値メモリ部4aにて予め記憶されている固定値を加算部(第1設定手段)4にて加算(補正)し別の画像データ(2) を生成し(S4)、この別の画像データ(2) とγ特性▲1▼作成時に用いた目標値を用いて同様に比較を行い(S5’)、γ特性▲2▼の入出力特性テーブルが同時に作成され(S6’)、γ特性▲1▼と異なるγ特性▲2▼の入出力特性テーブルがメモリに格納される(S7’)。このとき、新たに作成されたγ特性▲2▼の入出力特性テーブルを、例えば、γ補正部40fに記憶されている、以前の入出力特性テーブルと書き換えてもよい。
【0096】
なお、上記では、入出力特性テーブルをγ補正部40fに記憶されているものを例として挙げたが、画像形成装置の他の各部の画像処理に用いる各パラメータについても同様に適用できる。また、上記画像データ(2) は、例えば、複製原稿用の基準原稿を、画像データ入力部40にて読取った場合に相当する、疑似画像データであるといえる。
【0097】
さらに、詳しく説明すると、図8の基準原稿には、例えば、複数色(R、G、B、C、M、Y、K)の階調パターンが形成されており、カラーパッチはおのおの12パッチで、無彩色の(白→黒)の階調パターンは24パターンがそれぞれ形成されている。画像データ入力部40での基準原稿2の読取りはK(無彩色)の24パターンが読取られ図11に示すようにパッチNO.(BK1〜BK24)までの各成分データが各色毎にそれぞれ生成される。
【0098】
つまり、R成分のRXi(RX1〜RX24)、G成分のGXi(GX1〜GX24)、B成分のBXi(BX1〜BX24)がそれぞれ形成される。予め記憶されている目標値もR成分のRRi(RR1〜RR24)、G成分のGRi(GR1〜GR24)、B成分のBRi(BR1〜BR24)と各成分毎に設けられている。
【0099】
また、別の画像データ(2) は基準原稿2の複製原稿2bを読取った場合の予測値でR成分のRX’i(RX’1〜RX’24)、G成分のGX’i(GX’1〜GX’24)、B成分のBX’i(BX’1〜BX’24)であり、予め実験等で求めておいた固定値のR成分のRCi(RC1〜RC24)、G成分のGCi(GC1〜GC24)、B成分のBCi(BC1〜BC24)を加算することで求める。
【0100】
【数1】
Figure 0003734675
【0101】
比較部3では、基準原稿2で生成された(RXi、GXi、BXi)と算出された(RX’i、GX’i、BX’i)とがそれぞれ(RRi、GRi、BRi)と比較されγ特性▲1▼とγ特性▲2▼とがそれぞれ画像形成装置に設定される。
【0102】
次に、前述の手動設定モードについて図1、図10、図12、図13、図14を用いて説明する。図10に示すように、操作パネルより手動モードが選択されると(S1)、図14に示すように、手動設定モードでは基準原稿2を読取り(S10)、画像データ(1) を生成し(S11)、その画像データ(1) から、予め設定されている入出力特性テーブル(γ特性▲1▼)に基づいて画像データ出力部42にて画像形成を行い基準原稿2の複製原稿2bを作成する。
【0103】
このとき画像処理を行い複製原稿2bには基準原稿2にない画像(認識マーク)を付加して形成する(S12、S13)。本実施の形態では図13のように基準原稿2の先端部に設けられている三角マーク2aを塗りつぶすことで行っているが、これに限った方法だけでなく文字やパターンを所定の位置に新たに追加してもよい。
【0104】
続いて、形成された基準原稿2のコピーである複製原稿2bを画像データ入力部40の原稿台111に塗りつぶされた三角マーク2aを原稿基準に合わせて置き、再び読取りを行う(S14)。
【0105】
もし、この読取り時に塗りつぶされた三角マーク2aが認識部5で、認識パターンメモリ部5aにて予め格納されている認識パターンに基づいて検出されなかった場合には(S15)、使用している原稿が正しくないと判定され設定作業を中止し、操作パネルのカラーLCD20の表示部に警告文(例えば“正しくコピーされた複製原稿を使用してください”)が表示されて終了するようになっている(S16)。そしてこの場合は、終了するか再度実行するか何れかを選択することになる。
【0106】
一方、この読取りで塗りつぶされた三角マーク2aが認識部5で検出された場合は(S15)、手動設定用の正しい複製原稿2bが使用されていると判定され、画像データ(3) が生成され(S17)、読取られた画像データ(3) が比較部3に送られる。
【0107】
このとき、前述の中央処理装置(第2設定手段)44からの指示にしたがって、加算部4では加算を実行せずに(つまり、上記画像データ(3) は前述の疑似画像データに相当するものとなっている)、比較部3に画像データ(3) をそのまま送る。送られた画像データ(3) は、比較部3において、γ特性▲1▼を作成時に用いた目標値と同様に比較され(S18)、γ特性▲2▼の入出力特性テーブルが新たに作成され(S19)、操作パネル上に表示される(S20)。
【0108】
さらに、手動設定モードでは、γ特性▲2▼を設定後に操作パネルからの直接変更設定ができるようになっている。図12は手動設定モードのγ特性▲2▼の直接変更画面であり、R、G、Bのキーにより各色成分毎に選択して表示させ、左右の矢印キーにてパッチNO.を指定し、上下の矢印キーにて選択した調整点の値を調整し実行キーで値を確定することができるようになっている。図12ではパッチNO.10が選択されていることを示している(S21)。
【0109】
設定完了は終了キー操作する事により行われ(S22)、終了キー操作後は以前に作成され格納されていたγ特性▲2▼の入出力特性テーブルに変更調整されたγ特性▲2▼の入出力特性テーブルが上書きされる(S23)。
【0110】
このように、本発明では基準原稿2の1回の読取りにより、通常のオリジナル原稿に対する入出力特性テーブルと、1回以上コピーされた複製物の原稿に対する入出力特性テーブルとが同時に画像形成装置に設定することができるので、工場での組立て調整時や画像形成装置を使用場所に設置するときに行う装置毎の入出力特性テーブル設定作業を簡素化でき、装置の調整に要する時間を大幅に短縮できる。
【0111】
また、従来では、複製物をコピーするコピーtoコピーでは元の原稿からの色差が大きくなり易いという問題を生じている。一方、本願発明では、上記問題を回避するために、コピーtoコピー用の入出力特性テーブルを別に設けることにより、複製物からのコピーであっても元の原稿のコピーとあまり遜色のないコピーを得ることができる。
【0112】
さらに、本願発明では、コピーtoコピー用の入出力特性テーブルを単独で調整可能であり、使用者の好みや別の画像形成装置で作成された複製物に合わせて自由に調整できるモードにてきめ細かな入出力特性テーブルの画像形成装置への設定を行うことができる。
【0113】
【発明の効果】
本発明の画像形成装置は、以上のように、階調パターンが形成されている基準原稿を画像読取部で画像データとして読取り、それぞれの画像形成モードに対応する各入出力特性値を上記画像データからそれぞれ設定する第1設定手段を有する構成である。
【0114】
それゆえ、上記構成は、複数の画像形成モード毎に複数回の入出力特性値の設定作業を行うことを省いて、基準原稿の1回の読取りにより、複数の画像形成モードに対応する各入出力特性値を同時に設定できるので、各入出力特性値の設定作業時間を大幅に短縮することができ、調整コストを低減することができるという効果を奏する。
【0115】
本発明の画像形成装置の画像処理方法は、以上のように、複数の画像形成モードにて画像形成を可能とし、それぞれの画像形成モードに対応する各入出力特性値を備え、階調パターンが形成されている基準原稿を、画像データとして読取り、入出力特性値の設定のための予め設定された目標値と、上記画像データとから、第1の画像形成モードに対応した第1の入出力特性値を設定し、各入出力特性値の相違に対応した固定値により、上記画像データから疑似画像データを生成して、その疑似画像データと上記目標値とから第2の画像形成モードに対応した第2の入出力特性値を設定する方法である。
【0116】
それゆえ、上記方法は、第2の画像形成モードに対応した、疑似画像データを、第1の画像形成モードに対応した画像データから生成することにより、複数の画像形成モード毎に複数回の入出力特性値の設定作業を行うことを省いて、基準原稿の1回の読取りにより、複数の画像形成モードに対応する各入出力特性値を同時に設定できるので、各入出力特性値の設定作業時間を大幅に短縮することができ、調整コストを低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の要部ブロック図である。
【図2】上記画像形成装置の概略断面図である。
【図3】上記画像形成装置全体の概略ブロック図である。
【図4】上記画像形成装置の各部の相互関係を示すブロック図である。
【図5】上記画像形成装置の操作パネルの概略平面図である。
【図6】上記操作パネルのカラーLCDにおける表示例を示す説明図である。
【図7】上記画像形成装置における、オリジナル原稿と、それから複製された原稿との間での読取りデータの違いを示すグラフである。
【図8】上記画像形成装置に用いる基準原稿の説明図である。
【図9】上記カラーLCDのγ特性の設定初期画面例を示す説明図である。
【図10】上記画像形成装置の画像処理方法を示すフローチャートである。
【図11】上記画像形成装置の画像処理方法における、基準原稿からの各成分データを示す説明図である。
【図12】上記カラーLCDのγ特性▲2▼の変更画面例を示す説明図である。
【図13】上記画像形成装置に用いる基準原稿からの複製原稿の説明図である。
【図14】上記画像形成装置の、他の画像処理方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 基準原稿
3 比較部(第1設定手段)
3a 目標値メモリ部
4 加算部(第1設定手段)
4a 固定値メモリ部
40 画像データ入力部

Claims (7)

  1. 原稿を読取る画像読取部と、読取られた原稿の画像データを基に画像形成を行う画像形成部とを備え、通常の原稿を読取って第1の入出力特性値に基づいて画像形成を行う第1の画像形成モードと、複製された原稿を読取って第2の入出力特性値に基づいて画像形成を行う第2の画像形成モードとを有する画像形成装置において、
    濃淡を有する複数のパッチからなる階調パターンが形成されている基準原稿を上記画像読取部で画像データとして読取り、上記第1の画像形成モードに用いる第1の入出力特性値と上記第2の画像形成モードに用いる第2の入出力特性値とを上記画像データからそれぞれ設定する第1設定手段を備え、
    上記第1設定手段は、
    上記第1の入出力特性値を、上記の基準原稿を上記画像読取部で読取り生成された第1の画像データと予め記憶されている目標値とを比較することで作成し、
    上記第2の入出力特性値を、予め記憶されている固定値を用いて上記第1の画像データを補正して得た第2の画像データと上記目標値とを比較することで作成し、
    上記固定値は、上記の基準原稿を上記画像読取部で読取り生成された上記の第1の画像データと上記の基準原稿を上記画像読取部で読取って上記画像形成部により複製した複製基準原稿を上記画像読取部で読取り生成された画像データとの差に相当することを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記基準原稿を上記画像読取部で読取った画像データを上記第1の入出力特性値を基に上記画像形成部に出力して得た複製基準原稿を上記画像読取部で読取ることで生成された第3の画像データと上記目標値とを比較することで、上記第2の入出力特性値を設定する第2設定手段をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記第2設定手段を用いて上記第2の入出力特性値を設定するときに、第2の入出力特性値を調整できる操作部を有していることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 上記複製基準原稿であることを示すパターンを検出する検出手段を備え、
    上記第2設定手段は、上記パターンが検出されたときに上記第2の入出力特性値を設定し、上記パターンが検出されなかったときには上記第2の入出力特性値を設定しないことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 上記複製基準原稿を上記画像形成部で形成する際に、上記複製基準原稿であることを示すパターンを付加する付加手段を有していることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 上記付加手段は、パターンを複製基準原稿における、搬送方向の先端部に設けるようになっていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 通常の原稿を読取って第1の入出力特性値に基づいて画像形成を行う第1の画像形成モードと、複製された原稿を読取って第2の入出力特性値に基づいて画像形成を行う第2の画像形成モードとを有する画像形成装置の画像処理方法であって、
    濃淡を有する複数のパッチからなる階調パターンが形成されている基準原稿を画像データとして読取り、上記第1の画像形成モードに用いる第1の入出力特性値と上記第2の画像形成モードに用いる第2の入出力特性値とを上記画像データからそれぞれ設定するステップを有し、
    該ステップにおいて、上記第1の入出力特性値を、上記の基準原稿を読取り生成された第1の画像データと予め記憶されている目標値とを比較することで作成し、上記第2の入出力特性値を、予め記憶されている固定値を用いて上記第1の画像データを補正して得た第2の画像データと上記目標値とを比較することで作成し、
    上記固定値は、上記の基準原稿を読取り生成された第1の画像データと上記の基準原稿を複製した複製基準原稿を読取り生成された画像データとの差に相当することを特徴とする画像形成装置の画像処理方法。
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