JPH10133672A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH10133672A
JPH10133672A JP8289794A JP28979496A JPH10133672A JP H10133672 A JPH10133672 A JP H10133672A JP 8289794 A JP8289794 A JP 8289794A JP 28979496 A JP28979496 A JP 28979496A JP H10133672 A JPH10133672 A JP H10133672A
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カラオケ装置に従来からある機能を用いて、ア
ーケードゲームで流行っている「プリントクラブ(商
標)」の機能を実現する。 【解決手段】カラオケ歌唱者の画像をモニタ39に映し
出すためのビデオカメラ40で利用者の姿や顔を撮影
し、その画像にイラストのフレームや好みのカラオケ曲
の曲名などを合成してビデオプリンタ42でプリントす
る。この動作は、カラオケ演奏用の楽曲データとほぼ同
じに構成で作成されているICMスクリプトデータ(ビ
デオプリントスクリプトデータ)によって実行され、楽
曲データを選曲するのと同じ選曲コード(曲番号)を入
力する操作でこれを実行させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラオケ歌唱の
合間にカラオケ装置利用者の画像をプリントする機能を
備えたカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アーケードゲーム装置として、利用者の
姿や顔などをビデオカメラで撮影した画像をシール用紙
にプリントして出力する装置(プリントクラブ:商標)
が人気を集めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、カラオケボッ
クスなどでもこのプリント装置を設置することによって
顧客サービスを向上したいが、カラオケ装置と別体にこ
のような装置を設置しようとすると、設置場所に問題が
生じる。また、このプリント装置はカラオケ装置とは異
なる操作で扱う必要があるため、顧客がその操作方法を
覚えるのは面倒であった。
【0004】その一方で、カラオケ装置にビデオカメラ
を備え、カラオケ歌唱者の画像をモニタに表示する機能
を備えたカラオケ装置も実用化されている。
【0005】この発明は、カラオケ装置に従来からある
機能および操作方法を用いて、利用者の姿や顔などの画
像をプリントする機能を備えたカラオケ装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、カラオケ曲の選曲コードを入力するリモコン装置
と、ビデオカメラと、該ビデオカメラで撮影された歌唱
者の画像および前記カラオケ曲の歌詞などを表示するモ
ニタとを備えたカラオケ装置において、ビデオプリンタ
と、前記リモコン装置から前記選曲コードと同様の構成
のビデオプリントモード指定コードが入力されたとき前
記ビデオプリンタによって前記ビデオカメラが所定のタ
イミングに撮影した画像をプリントするプリント処理手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】この出願の請求項2の発明は、前記プリン
ト処理手段を、前記リモコン装置から入力された選曲コ
ードおよび該選曲コードで選曲されるカラオケ曲の曲名
の一方または両方を、前記ビデオカメラが所定のタイミ
ングに撮影した画像に合成してプリントする手段とした
ことを特徴とする。
【0008】この出願の請求項3の発明は、前記プリン
ト処理手段を、前記リモコン装置によって選択された態
様で前記画像をプリントするとともに、さらに、該選択
された態様の履歴を記録することを特徴とする。
【0009】この出願の請求項4の発明は、前記プリン
ト処理手段を、前記ビデオプリンタ、モニタなどを制御
するイベントデータを含むプリント処理データに基づい
て実行される手段とし、該プリント処理データを音源装
置などを制御するイベントデータを含む楽曲データとと
もに記憶する記憶装置と、前記楽曲データをカラオケ装
置にダウンロードする配信センタから前記プリント処理
データの一部または全部をダウンロードして前記記憶手
段に既に記憶されているプリント処理データを更新する
プリント処理データダウンロード手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0010】<作用>請求項1のカラオケ装置はビデオ
カメラを備えており、歌唱者の画像がカラオケ装置にモ
ニタに表示されるようになっている。そして、カラオケ
曲の選曲コードと同様の構成のビデオプリントモード指
定コードが入力されると、前記ビデオカメラが所定のタ
イミングに撮影した画像をプリント出力する。ビデオカ
メラは利用者の姿や顔を撮影するように設置されている
ため、所望のポーズをとったタイミングの画像を用いれ
ば利用者が所望の画像をプリントすることができ、カラ
オケ装置の機能を用いて流行のプリント装置と同様の機
能を実現することができる。
【0011】また、請求項2の発明では、ビデオカメラ
の画像をプリントするときに、カラオケ曲を選曲する選
曲コードの入力を受け付けて、この選曲コードおよびそ
の曲名を上記ビデオカメラの画像に合成し、これをプリ
ントする。これにより、好みの曲の曲名や選曲コードを
利用者の画像と一緒にプリントすることができ、曲名を
メッセージとして用いたプリントを作成したり、自分の
レパートリーのリストをこのプリント集で作成したりす
ることができる。
【0012】請求項3の発明では、フレーム,プリント
色や分割数などのプリントの態様を、カラオケ装置の利
用者が使い慣れているカラオケ装置に付属のリモコン装
置の操作で選択できるようにして自由な選択を可能にし
た。また、この選択の履歴をログとして保存することに
より、利用者の嗜好を集計することができるようにし
た。これにより、利用者の本当の嗜好を知ることがで
き、このビデオプリント機能の内容をこれに合わせて更
新してゆくことができる。
【0013】請求項4の発明では、上記機能をスクリプ
トデータなどのプリント処理データで実現するようにし
た。スクリプトデータはコンパイルされた実行形式のプ
ログラムと異なり、一部の書き換えが容易である。ま
た、このプリント処理データをカラオケ演奏用の楽曲デ
ータと同じ記憶手段に記憶するとともに、楽曲データを
ダウンロードする配信センタからダウンロードするよう
にした。これにより、既存の通信カラオケ装置の資産を
そのまま用いてこの機能を実現することができ、配信セ
ンタからのダウンロードによってプリント処理データの
一部または全部の機能を更新することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
カラオケ装置のブロック図である。このカラオケ装置
は、ビデオカメラ40を備え、カラオケ曲の演奏時に歌
唱者の姿や顔などの画像をモニタ39に表示することが
できる。カラオケ曲の選曲は、赤外線リモコン装置であ
るコマンダ50から選曲コードである曲番号を入力する
ことによって行われる。また、このカラオケ装置は、カ
ラオケ曲を演奏していないとき、前記ビデオカメラ40
で撮影した歌唱者の画像をビデオプリンタ42からプリ
ント出力するビデオプリント機能を備えている。このビ
デオプリント機能は、前記コマンダ50から特定の曲番
号8900−00を入力することによって実行される。
カラオケ装置は、この曲番号が入力されるとビデオプリ
ントモードとなり、ビデオプリントスクリプトデータを
読み出し、このデータに記述された手順を実行すること
によって上記機能を実現する。ビデオプリントスクリプ
トデータは、カラオケ装置でカラオケ演奏以外の種々の
機能を実現するICMスクリプトデータの1つであり、
カラオケ演奏用の楽曲データと同様に、通信回線−通信
制御部26を介して配信センタからダウンロードされ、
ハードディスク装置27に記憶されている。
【0015】カラオケ装置全体の動作を制御するCPU
20には、バスを介してROM21,RAM22,ハー
ドディスク装置27,通信制御部26,コマンダ受信部
23,操作部24,表示部25,音源29,音声データ
処理部30,DSP31,文字パターン展開部36,L
Dチェンジャ37,表示制御部38およびシリアルイン
タフェース41が接続されている。シリアルインタフェ
ース41にはビデオプリンタ42および課金装置43が
接続されている。
【0016】また、表示制御部38には文字パターン展
開部36,LDチェンジャ37,ビデオカメラ40,モ
ニタ39およびビデオプリンタ42が接続されている。
ビデオカメラ40は、モニタ39の上、または、伸縮・
揺動可能なアーム上に設置され、モニタ39を見ながら
歌唱する歌唱者の方向に向けられている。表示制御部3
8は、VRAM38aを備えており、LDチェンジャ3
7から入力される背景映像に文字パターン展開部36か
ら入力される歌詞の文字パターンをスーパーインポーズ
したり、ビデオカメラ40から入力された歌唱者の画像
に曲名,曲番号などの文字パターンを合成してVRAM
38a上に展開する。この画像データが信号化されてモ
ニタ39に出力され、モニタ39はこれを表示される。
また、ビデオプリントモード時にはこのVRAM38a
上にイラストのフレームや好みの曲名などが前景として
展開され、その後ろに利用者の画像が合成される。そし
て、所定タイミングの画像がVRAM38aにキャプチ
ャされ、ビデオプリンタ42に入力される。ビデオプリ
ンタ42は昇華熱転写型プリンタで構成されており、V
RAM38aから入力された画像データを銀塩写真に近
い階調で光沢のある専用紙にプリントする。ビデオプリ
ンタ42にセットされる専用紙は裏糊のシール用紙であ
る。このシール用紙は、無分割用,4分割用,9分割
用,16分割用の4種類があり、それぞれ1個,4(2
×2)個,9(3×3)個,16(4×4)個の角丸四
角形の型抜きが施されている。
【0017】ROM21には、システムプログラム,カ
ラオケ演奏プログラム,ICM実行プログラム,ローダ
および文字パターンデータが記憶されている。システム
プログラムは、この装置の基本動作を制御するプログラ
ムである。カラオケ演奏プログラムは、楽曲データを読
み出してカラオケ演奏を実行するプログラムであり、カ
ラオケ装置が起動するとこのプログラムはRAM22に
常駐する。ここで、カラオケ演奏は、楽曲データの楽音
トラック(図3参照:以下同じ)のデータに基づいて音
源29を駆動し、楽曲データの音声データを音声データ
処理部30で再生し、さらにDSP制御トラックのデー
タに基づいてDSP31を制御することによってカラオ
ケ演奏音を発生するとともに、歌詞トラックのデータに
基づいて文字パターン展開部36で歌詞の文字パターン
を生成し、ヘッダのジャンルデータに基づいてLDチェ
ンジャ37で所定の背景映像を再生し、ビデオカメラ4
0で歌唱者の姿や顔を撮影し、表示制御部38でこれら
の画像データを合成してモニタ39に表示するなどの動
作である。ICM実行プログラムは、ビデオプリントス
クリプトデータなどのICMスクリプトデータを読み出
し、このスクリプトに記述されている手順を実行するプ
ログラムである。ビデオプリントスクリプトデータによ
る動作については後述する。ローダは、配信センタから
楽曲データやICMデータをダウンロードするためのプ
ログラムである。文字パターンデータは、コード情報と
して与えられる歌詞,曲名や情報の内容などを文字パタ
ーンに展開するためのデータである。この文字パターン
データは文字パターン展開部36が歌詞データに基づい
て歌詞を表示するときやICMスクリプトデータに基づ
いてモニタ39に文字を表示するときに用いられる。
【0018】RAM22には、カラオケ演奏実行時にハ
ードディスク装置27から読み出された楽曲データを記
憶するエリアやICMスクリプトの実行時にハードディ
スク27から読み出されたICMスクリプトデータを記
憶するエリアが設けられている。また、このICMスク
リプトの実行中に発生した各種データを記憶するレジス
タエリアも設定される。
【0019】通信制御部26は通信回線を介して配信セ
ンタと交信し、楽曲データやICMスクリプトデータを
ダウンロードするためのコントローラである。通信制御
部26はDMA回路を内蔵しており、ダウンロードされ
た楽曲データやICMスクリプトデータをCPU20を
介さずに直接ハードディスク装置27に書き込むことが
できる。ハードディスク装置27には約1万曲の楽曲デ
ータを記憶した楽曲データファイル27aおよびICM
スクリプトデータを記憶したICMスクリプトデータフ
ァイル27bが設定されている。
【0020】ここで、コマンダ50は、図2に示すよう
に種々のキー群51〜56、赤外線発光部57およびL
CD表示部58を備えている。キー群はAキー,Bキー
を含むテンキー51,メモリ/セットキー52,スター
トキー53,転送キー54,取り消しキー55,キーコ
ンキー56からなっている。曲番号をカラオケ装置本体
に入力する場合には、まず、メモリ/セットキー52を
オンして今から曲番号の送信を行う旨を装置本体に知ら
せ、テンキー51を操作して曲番号を入力する。入力内
容はLCD表示部58に表示される。曲番号を間違った
場合には取り消しキー55をオンして入力内容を取り消
して入力しなおすことができる。曲番号は6桁の数値
「XXXX−YY」で構成されており、上位4桁のXX
XXが歌手番号、下位2桁のYYがその歌手の歌手別歌
番号になっている。また、8900の歌手番号はICM
スクリプトデータを指定する歌手番号になっており、8
900−yyの曲番号を入力すると、カラオケ曲の演奏
ではなく、その番号で指定されるICMスクリプトデー
タが読み出され、スクリプトが実行される。上記ビデオ
プリントスクリプトデータの曲番号は8900−00で
ある。曲番号の入力ののち、転送キー54をオンすると
入力された曲番号がカラオケ装置本体に転送され、置数
バッファに記憶される。この置数バッファに記憶された
内容をカラオケ曲の予約リストに登録するためには、再
度メモリ/セットキー52をオンする。予約リストに登
録されたカラオケ曲を演奏するためには、スタートキー
53をオンする。カラオケ曲の演奏中に取り消しキー5
5をオンするとその曲の演奏が中止される。
【0021】また、キーコンキー56はシーソー構造に
なっており、キーの右側が▲キー56b、キーの左側が
▼キー56aになっている。▲キー56bを1回オンす
ると演奏のキーが半音上昇する。また、▼キー56aを
1回オンすると演奏のキーが半音低下する。また、キー
コンキー56,スタートキー53および取り消しキー5
5は、後述のビデオプリントモード時にもフレームの選
択やカラーモードの選択のために使用される。
【0022】上記のようにキーが操作されると、コマン
ダ50は、その操作されたキーに対応する赤外線コード
信号を赤外線発光部57から出力する。コマンダ受信部
23は、この赤外線コード信号を受信してデータに復元
し、このデータをCPU20に伝達する。CPU20は
このデータに対応する処理を実行する。操作部24はカ
ラオケ装置のフロントパネルに設けられており、上記コ
マンダ50と同様のテンキーなどのキースイッチ群を備
えている。表示部25も操作部24と同様カラオケ装置
のフロントパネルに設けられており、現在演奏中の曲番
号や予約曲数などを表示するLEDマトリクス表示器を
含んでいる。
【0023】音源29は、楽曲データに含まれる楽音デ
ータに基づいて楽音信号を形成する。音声データ処理部
30は、楽曲データに含まれる音声データに基づいてバ
ックコーラスなどの音声信号を再生する。音源29が形
成した楽音信号および音声データ処理部30が再生した
音声信号はDSP31に入力される。DSP31は、こ
れら楽音信号および音声信号に対してリバーブ,エコー
などの効果を付与する。DSP31が付与する効果の種
類や程度は、楽曲データに含まれているDSP制御デー
タに基づいて制御される。効果が付与された楽音信号,
音声信号はD/Aコンバータ33でカラオケ演奏音のア
ナログ信号に変換されたのちアンプ33に出力される。
アンプにはマイク34から歌唱音声信号も入力される。
アンプ33はカラオケ演奏音と歌唱音声信号をミキシン
グ・増幅してスピーカ35を駆動する。
【0024】また、文字パターン展開部36は、カラオ
ケ演奏時には楽曲データの歌詞トラックの文字コードデ
ータを文字パターンに展開する。ICMスクリプトの実
行時にはスクリプトによって指示された文字をパターン
に展開する。LDチェンジャ37はカラオケ演奏時に所
定の動画の背景映像を再生する。文字パターン展開部3
6が展開した文字パターン、LDチェンジャ37が再生
した背景映像およびビデオカメラ40が撮影した歌唱者
の画像は表示制御部38によって合成され、モニタ39
に表示される。また、ビデオプリントモード時には、表
示制御部38には利用者によって選択されたフレームや
カラオケ曲の曲名,曲番号などが表示され、前記フレー
ム内にビデオカメラ40が撮影した利用者の画像が表示
される。利用者がキャプチャ操作(この実施形態では▲
キー56bのオン)をすると、その瞬間の画像が表示制
御部38のVRAM38aにキャプチャされる。
【0025】ビデオプリンタ42および課金装置43
は、それぞれRS232Cなどのシリアルインタフェー
スでカラオケ装置本体と接続されており、カラオケ装置
本体のCPU20の指示に基づいて動作し、該シリアル
インタフェースを介して自己の状態をCPU20に通知
する。ビデオプリンタ42,課金装置43はともにカラ
オケ装置本体やLDチェンジャ37などとともに縦積み
のラックに収納されている。課金装置43はコインチェ
ッカ44,クレジットカウンタ45および表示器46を
有している。コインチェッカ44は投入されたコインが
真貨であるか否かを判定し、真貨であればクレジットカ
ウンタ45にカウントアップを指示する装置である。コ
インとしては専用のコインを用いてもよいが一般的には
100円硬貨が使用される。クレジットカウンタ45は
コインチェッカ44からの指示に基づいてカウント値を
加算し、カラオケ装置本体のCPU20からの指示に基
づいてカウント値を減算または加算する。カラオケ装置
は、プログラムやICMスクリプトデータの設定によ
り、カラオケ曲の演奏やビデオプリントなどの機能に課
金をすることができる。たとえば、カラオケ演奏に1ク
レジットの課金をした場合、1曲のカラオケ演奏を実行
したときCPU20から課金装置43に対して1クレジ
ットの課金指示が入力され、クレジットカウンタ45は
この指示に基づいてカウント値から1クレジットを減算
する。コインとして100円硬貨を用いた場合、1クレ
ジットは100円となる。なお、一般的なカラオケボッ
クスなどではカラオケ曲の演奏を課金対象とせず、ビデ
オプリント機能に対して3クレジット程度が課金され
る。表示器46は現在のクレジット数を表示するための
ものであり、2桁程度の7セグメント表示器で構成され
ている。
【0026】図3は楽曲データおよびICMスクリプト
データの構成例を示す図である。同図(A)楽曲データ
全体の構成を示しており、同図(B)はトラックの例と
して楽音トラック中のメロディトラックの構成を示して
いる。楽曲データは、ヘッダ,楽音トラック,歌詞トラ
ック,音声制御トラック,DSP制御トラックからなっ
ている。ヘッダは、この楽曲データに関する種々のデー
タが書き込まれる部分であり、曲名,ジャンル,発売
日,曲の演奏時間などのデータを含んでいる。
【0027】楽音トラック,歌詞トラック,音声制御ト
ラック,DSP制御トラックの各トラックは全て同図
(B)に示すようなMIDIフォーマットで記述されて
いる。MIDIフォーマットは、複数のイベントデータ
と各イベントデータ間の時間間隔を示すデュレーション
データΔtからなっている。シーケンスプログラムは、
所定のテンポクロックでΔtをカウントし、Δtをカウ
ントアップしたときこれに続くイベントデータを読み出
して所定の処理部へ出力する。
【0028】楽音トラックは、メロディトラック,リズ
ムトラックを初めとして種々のパートのトラックを含ん
でいる。楽音トラックのイベントデータは楽音の発音や
楽音の消音などを指示するノートオンイベントデータや
ノートオフイベントデータなどで構成されている。
【0029】歌詞トラックは、モニタ39上に歌詞を表
示するためのシーケンスデータを記憶したトラックであ
る。このシーケンスデータは楽音データではないが、イ
ンプリメンテーションの統一をとり、作業工程を容易に
するためこのトラックもMIDIデータ形式のシステム
・エクスクルーシブ・メッセージで記述されている。音
声制御トラックは、音声データ部に記憶されている音声
データの発生タイミングや再生ピッチなどを指定するシ
ーケンストラックである。音声データ部には、音源29
で合成しにくいバックコーラスやハーモニー歌唱などの
人声が記憶されている。DSP制御トラックには、DS
P31の動作を制御するDSP制御データがデュレーシ
ョンデータとともに書き込まれている。
【0030】同図(C)はICMスクリプトデータの構
成を示す図である。ICMスクリプトデータも上記楽曲
データとほぼ同様の構成になっており、このICMスク
リプトデータのスクリプト名,リリース日などのデータ
が書き込まれるヘッダ、スクリプトデータ本体、およ
び、該スクリプトの実行時に使用される複数の画像デー
タなどからなっている。ビデオプリントスクリプトデー
タの場合、利用者の選択を受け付けたり、その選択によ
って分岐する場面があるため、スクリプトデータを複数
のトラックに分割して記述している。スクリプトトラッ
クとしては図4のメインルーチンを実行するためのメイ
ンスクリプト、図5〜図9の動作を実行するためのサブ
スクリプトがあり、画像データとしては図10に示され
る種々の画面構成データや20種類のフレーム画像デー
タなどがある。フレーム画像データは、プリントの周辺
部を装飾するイラスト画像であり、図10(D)にその
一部を示す。
【0031】図4〜図9は同カラオケ装置のビデオプリ
ントスクリプトデータによって実行されるビデオプリン
トモードの動作を示すフローチャートである。また、図
10はビデオプリントモード時のモニタ39の表示例を
示す図である。上述したようにビデオプリントモード
は、ビデオカメラ40で撮影された利用者の画像をビデ
オプリンタ42でプリントするモードである。また、単
に利用者の画像をプリントするのみでなく、プリントに
イラストのフレームをはめ込んだり、好きな曲の曲名・
曲番号を表示したりすることができ、また、1枚のシー
トを4分割,9分割,16分割などの分割数に分割して
各区画に同じプリントをすることもできる。また、上述
したようにこのプリントは、裏糊面のシール用紙に行わ
れるためノートなどの任意のものに利用者の姿や顔が写
ったシールを貼りつけることができる。
【0032】図4はこのビデオプリントモードのメイン
動作を示すフローチャートである。曲番号が入力される
と(s1)、この曲番号が8900−00であるかを判
断する(s2)。上述したようにこの8900−00が
ビデオプリントスクリプトデータを指定する曲番号であ
る。これ以外の番号が入力された場合には対応するカラ
オケ演奏や他のICMスクリプトの実行などの処理動作
に進む。8900−00が入力された場合には、ビデオ
プリントモードに移行し、ビデオプリントスクリプトデ
ータを読み出すことによってs3以下の動作を実行す
る。
【0033】ビデオプリントスクリプトデータの読み出
しにより、まず、図10(A)に示すような初期表示画
面を表示するとともに(s3)、初期設定処理を実行す
る(s4)。初期設定処理は、レジスタのリセットやビ
デオプリンタ42の状態の確認などの動作である。な
お、この場合において、ビデオプリンタ42が動作でき
ない状態の場合には、このビデオプリントモードの動作
を中断して、ビデオプリンタ42の状態をモニタ39に
表示する。
【0034】初期設定が正常に終了すると、プリントの
分割数を選択する(s5)。この動作では1枚のシート
全体に1個の画像をプリントするか、これを1/2(線
比率)に縮小して4(2×2)個の画像をプリントする
か、1/3に縮小して9(3×3)個の画像をプリント
するか、または、1/4に縮小して16(4×4)個の
画像をプリントするかを選択する。この分割数の選択を
利用者に開放してもよいが、この実施形態のビデオプリ
ンタ42では、分割数に合わせて型抜きしたシール用紙
を使用するため、この分割数の設定は、事前に用紙のセ
ット時に係員モードで行われ、ここではその設定内容を
読み込むようになっている。なお、常に型抜きしないシ
ートを使用する場合や複数種類の型抜きシートを複数ト
レイから選択できる場合などは、利用者が分割数を選択
できるようにすればよい。
【0035】そして、曲番号入力動作を実行する(s
6:図5)。ここで入力される曲番号は、その曲番号と
曲名をプリントに焼き込むためのものであり、このビデ
オプリントモードにおいて演奏されるものではないが、
ビデオプリントモード終了後カラオケ演奏モードに移行
したときに優先的な割込動作でこの曲の演奏を行わせる
こともできる。
【0036】図5に曲番号入力動作の詳細を示す。ま
ず、図10(B)のような選択画面を表示する(s2
0)。この画面は、ビデオプリント時に好みの曲名、選
曲番号をプリントするか否かを選択させる画面である。
この画面の表示中に、▼キー56aまたは▼キー56b
を押下してYES/NOを選択し、スタートキー53を
オンすることによって選択した内容を確定する(s2
1)。この選択内容がYESであればs22以下の動作
に進み、選択内容がNOであればこの曲番号入力動作を
終了してメイン動作に戻る。
【0037】なお、このビデオプリントモードの動作に
おいて、他の画面が表示されている場面でも、上記キー
コンキー56(▼キー56a,▲キー56b)およびス
タートキー53を操作することによって全ての選択操作
をすることができる。また、どの画面表示時においても
取り消しキー55をオンすることによってこのビデオプ
リントモードを中止しカラオケ演奏モードにもどること
ができる。
【0038】s22では曲番号の入力を受け付ける。こ
こで入力される曲番号は通常のカラオケ演奏モード時に
入力されるものと同じ歌手番号−歌手別曲番号からなる
6桁のものである。曲番号が入力されると、この曲番号
のカラオケ曲の曲名を楽曲データファイル27aに含ま
れるディレクトリファイルから検索する(s23)。こ
の曲番号に対応する曲名がある場合には、その曲番号・
曲名を表示中の画面(図10(B))の該当欄に表示す
るとともにこの曲名と曲番号をRAM22に設定されて
いるレジスタに記憶する(s25)。そしてこの動作を
終了する。動作を終了したとき、図10(B)の画面は
モニタ39から消去されるがレジスタの記憶内容は保持
される。もし検索の結果、入力された曲番号に対応する
曲がない場合には(s24)、s22にもどって再度曲
番号の入力を受け付ける。
【0039】図4において、曲番号入力動作(s6)を
終了すると、次はフレーム選択動作を実行する(s7:
図6)。フレームは、図10(D)にその一例を示すよ
うに、プリントの周辺部を装飾するイラストであり、ジ
ャンルに応じて20種類が用意されている。利用者はキ
ーコンキー56、スタートキー53を操作して20種類
のフレームのなかから1つを選択することができる。
【0040】図6はフレーム選択動作の詳細を示すフロ
ーチャートである。まず、図10(C)に示すようなジ
ャンル選択画面を表示する(s30)。ここで、ジャン
ルは撮影人数によって分けられており、1人用のジャン
ルとして「一人で撮ろう!」、2人用のジャンルとして
「二人で撮ろう!」、3人以上用のジャンルとして「み
んなで撮ろう!A」、「みんなで撮ろう!B」、「みん
なで撮ろう!C」が割り当てられている。また、フレー
ムなしでプリントするために「フレームなし」のジャン
ルも設定されている。「一人で撮ろう!」、「二人で撮
ろう!」、「みんなで撮ろう!A」、「みんなで撮ろう
!B」、「みんなで撮ろう!C」の各ジャンルはそれぞ
れ4つのフレームを含んでおり、いずれかのジャンルが
選択されると、そのジャンルに含まれるフレームが一覧
表示され、さらにこのなかから1つが選択可能になる。
【0041】図10(C)のジャンル選択画面が表示さ
れたのち、利用者によって▲キー56bがオンされると
ジャンルを指定しているカーソルを1つ上に移動する
(s31→s35)。また、▼キー56aがオンされる
とカーソルを1つ下に移動する(s32→s36)。ま
たスタートキー53がオンされた場合にはそのときの選
択を確定したことになるため、s34からs37に進
み、選択内容、すなわち、現在カーソルのあるジャンル
が「フレームなし」であるかを判断する(s37)。フ
レームなしが選択された場合にはs37から直接s46
に進んで選択結果のログを記録してこの動作を終了す
る。
【0042】フレームなし以外のジャンルが選択された
場合には(s37)、s38に進んで選択されたジャン
ルのフレーム群を表示する。図8(D)はジャンル「1
人で撮ろう!」のフレーム群の表示例を示している。こ
のような画面が表示されているときに▲キー56b,▼
キー56aがオンされると(s39,s40)、フレー
ムを指定するカーソルを1つずつ上または下に移動させ
る(s42,s43)。ここで、フレーム群の上下は図
6(B)に示すような順に設定されているものとする。
ただし、中央の5番のフレームは「戻る」の選択ボタン
である。すなわち、▼キー56bがオンされることによ
り図6(B)の矢印の順序でカーソルを移動させ、▲キ
ー56aがオンされるとこれと逆の順序でカーソルを移
動させる。そしてスタートキー53がオンされた場合に
はs41からs44に進み、選択対象が「戻る」である
か否かを判断する。「戻る」が選択された場合にはs4
4からs30に戻って、もう一度ジャンル選択画面の表
示からやり直す。また「戻る」以外のフレームが選択さ
れた場合には、選択されたフレームの識別番号をRAM
22に設定されているレジスタに記憶し(s45)、選
択結果のログを記録して(s46)、この動作を終了す
る。
【0043】図4において、上記フレーム選択動作が終
了すると、課金処理動作(s8:図7)およびカラーモ
ード選択動作(s9:図8)を実行する。課金処理動作
は課金装置43から一定のクレジット数を減算する処理
である。図7の課金処理動作の詳細フローにおいて、課
金装置43から現在のクレジット数を入力し(s5
0)、これが一定値以上であれば(s51)、該一定額
のクレジットの減算を課金装置43に対して指示して
(s52)、以下のカラーモード選択動作(s9:図
8)およびプリント実行動作(s10:図9)に進む。
課金装置43は上記減算指示に基づいてクレジットカウ
ンタ45のカウント値を減算する。一方、課金装置43
から入力されるクレジット数が前記一定値に満たない場
合には、モニタ39に「クレジットが足りません。コイ
ンを投入してください。」の文言を表示して(s5
3)、s50にもどる。こののち、s50→s51→s
53の動作を繰り返し、課金装置43にコインが投入さ
れ、クレジットカウンタ45がカウントアップされてそ
の値が前記一定値以上になればs51からs52に進
む。なお、s50→s51→s53の動作を繰り返して
いるときにコマンダ50の取り消しキー55がオンされ
るとこのループから抜けてビデオプリントモードを終了
する。
【0044】図8のカラーモード選択の詳細フローにお
いて、まず、図10(E)に示すようなカラーモード選
択画面を表示する(s60)。同図に示すように、利用
者はカラーモードとして「モノクロ」、「カラー」、
「セピア」のいずれかを選択することができる。図10
(E)のカラーモード選択画面が表示されたのち、利用
者によって▲キー56bがオンされるとカラーモードを
指示するカーソルを1つ左に移動する(s61→s6
4)。また、▼キー56aがオンされるとカーソルを1
つ右に移動する(s62→s65)。またスタートキー
53がオンされた場合にはそのとき指示されているカラ
ーモードの選択を確定するためs63からs66に進
み、現在カーソルが指示しているカラーモードの番号を
RAM22に設定されているレジスタに記憶する。この
のち、この選択結果のログを記録してカラーモード選択
動作を終了する。
【0045】カラーモード選択動作が終了すると、プリ
ント実行動作(s10:図9)を実行する。図9はプリ
ント実行動作を示すフローチャートである。まず、ビデ
オプリント用の画像をVRAM38a上に展開し、モニ
タ39に表示するためにフレームと曲名,曲番号を表示
する。フレーム選択動作で20種類のフレームのうちい
ずれかが選択されたかを判断し(s70)、フレームが
選択されている場合には選択されたフレームの画像デー
タを表示制御部38に入力する。表示制御部38はこの
フレームの画像データをVRAM38aに書き込むこと
によってモニタ39に表示する(s71)。そして、曲
番号入力動作で曲番号の入力があったかを判断し(s7
2)、曲番号の入力があった場合には入力された曲番号
および曲名を表示制御部38に入力する。表示制御部3
8は、VRAM38a上でこの曲名・曲番号を前記フレ
ームの前面に合成する。合成結果はモニタ39に表示さ
れる(s73)。フレームと曲名・曲番号とを合成した
画像データの表示例を図10(F)に示す。この表示の
のち、ビデオカメラ40が撮影している利用者のライブ
画像を前記フレームおよび曲名・曲番号の後方に合成し
て表示する(s74)。
【0046】上記の動作により、モニタ39にフレー
ム、曲名・曲番号、および、その後方に合成された利用
者の画像が表示されると、利用者は自由に移動して映る
大きさや位置を好みに合わせてポーズを決めたのち▲キ
ー56aをオンしてそのときの画像をキャプチャする。
キャプチャした画像が好みでない場合には▼キー56a
をオンする。好みの画像がキャプチャされるとスタート
キー53をオンする。利用者がこのような操作を行う
と、カラオケ装置は以下のように動作する。
【0047】▲キー56bがオンされると(s75)、
その瞬間に表示制御部38のVRAM38aに記憶され
ている画像データをキャプチャして、以後のビデオカメ
ラ40からの入力をマスクする(s76)。これによ
り、モニタ39には▲キー56aがオンされた瞬間の静
止画が表示される。こののち、▼キー56aがオンされ
ると(s77)、画像データのキャプチャを解除して再
度ビデオカメラ40から入力されるリアルタイムのライ
ブ画像をモニタ39に表示する(s74)。また、画像
データがキャプチャされているときにスタートキー53
がオンされた場合には(s78)、そのときVRAM3
8aに記憶されている画像データをビデオプリンタ42
に出力する(s80)。ビデオプリンタ42はこの画像
データをシール用の専用紙にプリントして放出する。
【0048】このプリントに約1分の時間が必要である
ため、この時間にカラオケ装置は以下の動作を実行す
る。まず、ビデオプリントモードの実行を完了した旨の
ログを記録したのち(s81)、曲番号入力動作(s
6)で曲番号の入力があったかを判断する(s82)。
曲番号の入力があった場合には、その曲を歌うか否かを
訊ねる画面を表示し(s83)、歌う旨のキー入力があ
った場合には(s84)、割込予約モードで優先的にこ
の曲のカラオケ演奏動作に進む。これにより、プリント
待ちの時間を利用してそのプリントに合成した曲を歌う
ことができる。一方、歌わない旨のキー入力があった場
合(s84)、または、曲番号の入力がなかった場合
(s82)には終了画面を表示したのち(s85)、通
常のカラオケ演奏モードに移行して動作を終了する。
【0049】図11は上記ICMスクリプトデータのダ
ウンロード動作を示すフローチャートである。ICMス
クリプトデータもカラオケ演奏用の楽曲データと同様に
配信センタからダウンロードされる。ICMスクリプト
データのダウンロードは楽曲データのダウンロードと同
じ機会に行うようにしてもよく、別の機会に行うように
してもよい。ICMスクリプトデータは、2週間に1回
程度の頻度で新たなバージョンのものダウンロードされ
る。各バージョンに含まれるデータ群は、新規のICM
スクリプトデータのほか、既にダウンロードされている
ICMスクリプトデータを更新するデータも含まれてい
る。
【0050】配信センタと回線が接続されると、まず、
配信センタに対して既にダウンロード済の最終バージョ
ンを通知する(s90)。配信センタはこの最終バージ
ョンを受信してこれよりも新しいバージョンのデータを
選択し、このデータをダウンロードしてくる。まず、配
信センタからダウンロードするデータの内容を受信する
(s91)。ダウンロードするデータの内容とは、新規
データであるか既にダウンロード済のデータの更新であ
るか、更新の場合にはデータの全部を更新するか一部の
み更新するかなどの内容である。この内容をs92,s
93で判断し、新規データのダウンロードの場合にはs
92からs94に進む。s94では、ダウンロードされ
るICMスクリプトデータの曲番号(8900−XX)
を受信する。続いてこのICMスクリプトデータのデー
タ本体を受信し(s95)、上記曲番号でハードディス
ク装置27上に確保された新規エリアにこれを書き込む
(s96)。また、既にダウンロード済のICMスクリ
プトデータの全部を更新する場合には、s93からs1
00に進み、更新されるICMスクリプトデータの曲番
号を受信する(s100)。次にこのICMスクリプト
データのデータ本体を受信し(s101)、上記曲番号
のICMスクリプトデータを全部この新たなデータに書
き換える(s102)。また、既にダウンロード済のI
CMスクリプトデータの一部を更新する場合には、s9
3からs103に進み、更新されるICMスクリプトデ
ータの曲番号および更新するデータ名、すなわち、スク
リプトトラック名または画像データ名を受信する(s1
03,s104)。次にこの更新するデータの本体を受
信し(s105)、上記指定されたデータをこの新たな
データに書き換える(s106)。ダウンロードすべき
全てのデータが終了するまで(s107)上記動作を繰
り返し実行する。ダウンロードが終了するとICMスク
リプトデータの実行履歴を記録したログをアップロード
して動作を終了する。上記ログはビデオプリントモード
の場合、s46,s67およびs81で記録されたもの
である。
【0051】このように、ICMスクリプトデータは、
楽曲データと同様に、配信センタからダウンロードされ
てハードディスク装置27に記憶される。また、既にダ
ウンロードされているICMスクリプトデータの一部に
対応する新たなデータをダウンロードしてこのICMス
クリプトデータを更新することもできる。たとえば、上
記ビデオプリントスクリプトデータにおいては、ログを
検査した結果、人気のないフレームがあった場合、これ
に代わる新たなフレームをダウンロードして前記人気の
ないフレームと差し換えることができる。また、ICM
スクリプトデータの機能の一部を変更する場合には、変
更すべき機能を実行するスクリプトトラックのみをダウ
ンロードして差し換えるなどの処理が可能になる。
【0052】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
カラオケ演奏用の楽曲データを選択するための選曲コー
ドと同様の構成のビデオプリントモード指定コードを入
力することにより、ビデオカメラで撮影された利用者の
画像をプリントすることができるため、利用者は、カラ
オケ曲を選曲するときと同じ操作で流行のプリント装置
の機能を実行させることができ、カラオケ装置の機能を
向上して利用者のサービス向上を図ることができる。
【0053】請求項2の発明によれば、利用者の姿や顔
の画像に好みの曲の曲名および曲番号を合成してプリン
トすることができるため、曲名をメッセージとして利用
したり、自分の好きな曲のリストをこのビデオプリント
で作成したりすることができ、ビデオプリント機能とカ
ラオケ装置が従来より備えているカラオケ曲の演奏機能
とを結合して新たなサービスを提供することができる。
【0054】請求項3の発明によれば、フレームやカラ
ーモードなどのプリントの態様をリモコン装置の操作で
選択することができるためビデオプリント装置の操作に
習熟していなくてもカラオケ装置の操作と同じような操
作で行うことができ、カラオケ装置の利用者が容易に種
々の態様のビデオプリントを楽しむことができる。ま
た、この態様選択のログを記録しておくことにより、カ
ラオケ装置利用者の嗜好を収集することができ、これに
基づいてビデオプリント機能をサービスを的確に更新し
てゆくことができる。
【0055】請求項4の発明によれば、上記機能をスク
リプトなどのプリント処理データで実行するようにし、
このプリント処理データをカラオケ演奏の楽曲データと
同じ記憶手段に記憶し、楽曲データをダウンロードする
配信センタからダウンロードするようにしたことによ
り、従来より通信カラオケシステムが有する資産をその
まま用いて各カラオケ装置において、この機能を実現す
ることができる。また、実行形式のプログラムでないた
め、一部データのみの差し換えも容易であり、必要な部
分のみをダウンロードしてこのプリント処理データを更
新することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロ
ック図
【図2】同カラオケ装置に付属するコマンダの外観図
【図3】同カラオケ装置で使用される楽曲データおよび
ICMスクリプトデータの構成を示す図
【図4】ビデオプリントモード時の動作を示すフローチ
ャート
【図5】ビデオプリントモード時の動作を示すフローチ
ャート
【図6】ビデオプリントモード時の動作を示すフローチ
ャート
【図7】ビデオプリントモード時の動作を示すフローチ
ャート
【図8】ビデオプリントモード時の動作を示すフローチ
ャート
【図9】ビデオプリントモード時の動作を示すフローチ
ャート
【図10】ビデオプリントモード時のモニタ表示の例を
示す図
【図11】ICMスクリプトデータのダウンロード時の
動作を示すフローチャート
【符号の説明】
27…ハードディスク装置、27a…楽曲データ記憶エ
リア、27b…ICMスクリプトデータ記憶エリア、3
8…表示制御部、39…モニタ、40…ビデオカメラ、
42…ビデオプリンタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ曲の選曲コードを入力するリモ
    コン装置と、ビデオカメラと、該ビデオカメラで撮影さ
    れた歌唱者の画像および前記カラオケ曲の歌詞などを表
    示するモニタとを備えたカラオケ装置において、 ビデオプリンタと、 前記リモコン装置から前記選曲コードと同様の構成のビ
    デオプリントモード指定コードが入力されたとき、前記
    ビデオプリンタによって、前記ビデオカメラが所定のタ
    イミングに撮影した画像をプリントするプリント処理手
    段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 前記プリント処理手段は、前記リモコン
    装置から入力された選曲コードおよび該選曲コードで選
    曲されるカラオケ曲の曲名の一方または両方を、前記ビ
    デオカメラが所定のタイミングに撮影した画像に合成し
    てプリントする手段である請求項1に記載のカラオケ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記プリント処理手段は、前記リモコン
    装置によって選択された態様で前記画像をプリントする
    とともに、さらに、該選択された態様の履歴を記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 前記プリント処理手段は、前記ビデオプ
    リンタ、モニタなどを制御するイベントデータを含むプ
    リント処理データに基づいて実行される手段であり、 該プリント処理データを、音源装置などを制御するイベ
    ントデータを含む楽曲データとともに記憶する記憶装置
    と、 前記楽曲データをカラオケ装置にダウンロードする配信
    センタから、前記プリント処理データの一部または全部
    をダウンロードして前記記憶手段に既に記憶されている
    プリント処理データを更新するプリント処理データダウ
    ンロード手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載のカラオケ装置。
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JPH10221758A (ja) * 1997-02-06 1998-08-21 Ishikawa Seisakusho:Kk カラオケ装置
JP2005102102A (ja) * 2003-08-20 2005-04-14 Isao Inaba 楽曲演奏装置付き画像印刷装置および方法

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