JPH11109980A - カラオケ装置 - Google Patents
カラオケ装置Info
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- JPH11109980A JPH11109980A JP9275618A JP27561897A JPH11109980A JP H11109980 A JPH11109980 A JP H11109980A JP 9275618 A JP9275618 A JP 9275618A JP 27561897 A JP27561897 A JP 27561897A JP H11109980 A JPH11109980 A JP H11109980A
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- Japan
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Abstract
とを可能にしたカラオケ装置を提供する。 【解決手段】 カラオケ曲を演奏しながら、歌唱区間を
検出し、歌唱区間であると検出された区間のみマイク8
から入力される歌唱音声信号のみを録音用DSP32に
入力して録音する。すなわち、カラオケ演奏音は記録し
ない。そして、この歌唱区間がカラオケ曲のどの部分で
あるか歌唱区間毎に記録する。これにより、再生すると
きには再度カラオケ曲を演奏しながら、この録音音声を
タイミングに合わせて再生することにより、同じ歌唱を
再度聞くことができる。また、歌唱のみ録音されている
ため記憶容量が少なくてすみ、周波数変換などの加工も
あとから容易にできる。
Description
唱する歌唱音声信号を録音することができるカラオケ装
置に関する。
オケ曲を歌唱するのみならず、この歌唱音声を録音でき
るようにしたものがある。たとえば、CD録音装置を備
え、カラオケ曲の演奏と歌唱をCDシングル盤として録
音できるようにしたものがあった。
D録音装置では、録音はいわゆる一発録音であり録り直
しができないという欠点があり、歌唱者が最良の歌唱を
録音できるとは限らないことから、利用率が高くないと
いう問題点があった。
を客観的に聞き直してみたいと考える者もいるが、CD
シングルの録音には約1000円の料金が必要であるた
め、これを利用して自分の歌唱を聞きなおす利用者は少
なかった。
きなおすことができ、再利用することができるカラオケ
装置を提供することを目的とする。
明は、楽曲データに基づいてカラオケ曲の演奏を実行す
る手段と、該カラオケ曲に合わせて入力される歌唱音声
信号のみを前記カラオケ曲の進行と対応づけて録音する
録音手段と、を備えたことを特徴とする。
ケ曲の歌唱区間を検出する歌唱区間検出手段を備えると
ともに、前記録音手段を前記歌唱区間検出手段が検出し
た歌唱区間のみを録音する手段としたことを特徴とす
る。
間検出手段は、前記楽曲データに基づいて歌唱区間を検
出する手段であることを特徴とする。
間検出手段は、前記マイクから入力される歌唱音声信号
に基づいて歌唱区間を検出する手段であることを特徴と
する。
段で録音された歌唱音声信号を、前記カラオケ曲の新た
な演奏と同期して再生する再生手段を備えたことを特徴
とする。
せて歌唱される歌唱音声信号のみを該カラオケ演奏の進
行に対応づけて録音する。録音手法としては、たとえば
ハードディスクレコーディングを用いればよい。歌唱音
声信号はマイクから入力されるため、このマイクの音声
のみを録音すれば音源などから発生されるカラオケ演奏
音を排除して歌唱音声信号のみを録音することができ
る。また、さらにマイクに回り込むカラオケ演奏音をリ
ダクション回路で除去するようにしてもよい。歌唱音声
信号のみを録音することにより、加工が容易であり無音
区間が多いため圧縮率も高くすることができる。
における歌唱区間を検出して、この歌唱区間のみ録音す
る。これにより、録音時間を短縮してデータ量を少なく
することができる。また、この歌唱区間の検出は、楽曲
データに基づいて行ってもよく(請求項3)、入力され
る歌唱音声信号に基づいて行ってもよい(請求項4)。
は、ガイドメロディ、歌詞の色変えデータ、歌唱区間を
指示するマーク、楽曲に付随した模範歌唱などの歌唱音
声データのうち少なくとも1つは含まれているため、こ
れを利用して歌唱区間を検出する。楽曲データに含まれ
ている上記データに基づいて歌唱区間を検出すればカラ
オケ演奏の進行と一致した正確な検出が可能になる。
される歌唱音声信号は、歌唱者が実際に歌っている信号
であるため、これに基づいて歌唱区間を検出することに
より、曲の歌唱タイミングからずれていても歌唱者が実
際に歌唱した部分のみを録音することができる。歌唱音
声信号に基づく歌唱区間の検出は、そのレベルに基づい
て行うのが一般的であるが、マイクから入力される信号
にはカラオケ演奏音が若干回り込むため、回り込み信号
をキャンセルするしきい値を設定し、これを超える信号
が入力されたとき歌唱区間であると判断するようにすれ
ばよい。この場合において、音源が発生したカラオケ演
奏音信号に基づいてマイクへの回り込みレベルを予測
し、上記しきい値をアクティブに変化させるようにして
もよい。また、レベル検出の周波数帯を歌唱音声帯域に
限定するようにしてもよい。
検出と請求項4の発明による歌唱区間の検出を併用して
もよい。
録音された歌唱音声信号を前記カラオケ曲の新たな演奏
と同期して再生する。前記歌唱音声信号の録音は、カラ
オケ曲の進行に対応づけて行われているため、カラオケ
曲を演奏しながらその進行に対応させて再生することに
より、生で歌っているのと同じようにカラオケ歌唱を再
現することができる。これにより、たとえば、自分の歌
唱を客観的に聞きなおすことができ、自分の歌唱とデュ
エットするなどの新たな歌唱形態が可能になる。また、
再生する歌唱音声信号を加工しながら再生することによ
り、種々のバリエーションが可能になる。
カラオケ装置のブロック図である。図2は同カラオケ装
置のカラオケ演奏部18のブロック図である。このカラ
オケ装置は、CDレコーダ9を備えており、利用者のカ
ラオケ歌唱を録音することができる。この場合に、歌唱
音声信号を一旦ハードディスク17に記録し、この歌唱
がよかった場合にこれをCDレコーダ9に入力してシン
グルCDに書き込む。また、このハードディスク17に
記録する信号はカラオケ曲の歌唱区間における歌唱音声
信号のみであり、歌唱区間以外は録音せず、また、録音
時にも歌唱音声信号のみを録音しカラオケ演奏音を録音
しない。これにより、記憶容量を少なくするとともに、
加工を容易にしている。
制御するCPU10には、バスを介してROM11,R
AM12,ハードディスク17,通信制御部16,コマ
ンダ受信部13,操作部14,表示部15,文字パター
ン展開部19,表示制御部20,カラオケ演奏部18お
よびインタフェース21,22,23が接続されてい
る。インタフェース21には外付けのCD−ROMチェ
ンジャ4が接続されている。インタフェース22にはC
Dレコーダ5が接続されている。また、インタフェース
23には課金装置6が接続されている。
れている。ハードディスク17には、システムプログラ
ム、カラオケ演奏プログラム、ローダ、文字パターンデ
ータ、および、約1万曲の楽曲データなどが記憶されて
いるとともに、歌唱音声信号を録音する歌唱録音エリア
が設定されている。システムプログラムは、この装置の
基本動作を制御するプログラムである。カラオケ演奏プ
ログラムは、楽曲データを読み出してカラオケ演奏を実
行するプログラムである。これらのプログラムはカラオ
ケ装置が起動すると前記起動プログラムによって読み出
され、RAM12に常駐する。
るプログラム記憶エリア、演奏するカラオケ曲の楽曲デ
ータをハードディスク記憶装置17から読み出して記憶
する演奏楽曲データ記憶エリア、および、コマンダ2か
ら入力された曲番号を順番に登録する予約リストなどが
設定されている。
ンタと交信し、楽曲データなどをダウンロードするため
の制御部である。通信制御部16はDMA回路を内蔵し
ており、ダウンロードされた楽曲データをCPU10を
介さずに直接ハードディスク記憶装置17に書き込むこ
とができる。このダウンロード動作は前記ローダプログ
ラムによって制御される。
ており、このキー群を操作してカラオケ曲を指定する選
曲番号を送信することができるとともに、カラオケ装置
に対して録音モード,再生モードやCD記録モードなど
のモードを設定/解除することができる。コマンダ受信
部13は、コマンダ2から送信されてくる上記コマンド
信号を受信してCPU10に入力する。
ルに設けられており、上記コマンダ2と同様のテンキー
などのキースイッチ群を備えている。表示部15もカラ
オケ装置のフロントパネルに設けられており、現在演奏
中の曲番号や予約曲数などを表示するLEDマトリクス
表示器を含んでいる。
歌詞トラックのデータに基づいて読み出された文字パタ
ーンをVRAM上に展開し、これを背景映像と同期した
映像信号として出力する回路である。CD−ROMチェ
ンジャ4は、CPU10から指定された背景映像を再生
する。CPU10は楽曲データのヘッダに含まれるジャ
ンルデータに基づいて背景映像を選択する。再生された
映像信号は表示制御部20に出力される。表示制御部2
0は背景映像上に歌詞の文字パターンをスーパーインポ
ーズで合成してモニタ7に表示する。
オケ装置本体1やCD−ROMチェンジャ4などととも
に縦積みのラックに収納されている。課金装置6はコイ
ンチェッカ44,クレジットカウンタ45および表示器
46を有している。コインチェッカ44は投入されたコ
インが真貨であるか否かを判定し、真貨であればクレジ
ットカウンタ45にカウントアップを指示する装置であ
る。コインとしては、通常の貨幣、専用のコインなどを
用いることができるが、シングルCDの録音機能は10
00円程度の課金サービスとして提供されるためこの課
金装置6が取り扱うコインは100円または500円硬
貨が適当である。クレジットカウンタ45はコインチェ
ッカ44からの指示に基づいてカウント値を加算し、カ
ラオケ装置本体のCPU10からの指示に基づいてカウ
ント値を減算または加算する。表示器46は現在のクレ
ジット数を表示するためのものであり、2桁程度の7セ
グメント表示器で構成されている。
音源30は、楽曲データに含まれる楽音データに基づい
て楽音信号を形成する。音声用DSP31は、楽曲デー
タに含まれる音声データに基づいてバックコーラスなど
の音声信号を再生する。音源30が形成した楽音信号お
よび音声データ処理部31が再生した音声信号はミュー
ジックエフェクタ38に入力される。ミュージックエフ
ェクタ38は、これら楽音信号および音声信号に対して
リバーブ,エコーなどの効果を付与する。このミュージ
ックエフェクタ38はDSPで構成されており、これが
付与する効果の種類や程度は、楽曲データに含まれてい
る効果制御データに基づいて制御される。効果が付与さ
れたカラオケ演奏の信号はスピーカアンプ40に入力さ
れる。
れる歌唱音声信号は、A/Dコンバータ35a,35b
を介してパッチベイ用DSP41に入力される。このパ
ッチベイ用DSP41には、録音用DSP32,再生用
DSP33,ボイスエフェクタ36,ハモリアンプ37
およびスピーカアンプ40が接続されている。スピーカ
アンプ40はD/Aコンバータ39a,39bを介して
接続されている。ボイスエフェクタ36はDSPで構成
されており、入力された歌唱音声信号に対してエコーな
どの効果を付与する。また、ハモリアンプ37もDSP
で構成されており、入力された歌唱音声信号の周波数を
変換してハーモニーパートの歌唱音声信号を生成する機
能や正確な音程の歌唱音声信号を生成する機能を有して
いる。パッチベイ用DSP41は、CPU10からの指
示に基づいてこれらの機器を任意に接続することができ
る。
示す。同図(A)は通常動作時の接続形態を示してい
る。同図(B)は録音時の接続形態を示している。同図
(C)は再生時の接続形態を示している。同図(A)に
おいてマイク1(8a)の信号はボイスエフェクタ36
に入力され、効果が付与されたこの信号はハモリアンプ
37に入力されている。ハモリアンプ37ではこの歌唱
パートと同じ音高の歌唱信号を(ダブッて)生成しこれ
をD/A1(39a)に出力している。そして、マイク
2(8b)の歌唱音声信号はボイスエフェクタ36を介
してD/A2(39b)に出力されている。
信号は、ボイスエフェクタ36およびハモリアンプ37
を介してD/A1に出力されるとともに、生のまま録音
用DSP32に出力される。これにより、通常と同じよ
うに効果が付与された歌唱音声がカラオケ演奏音と一緒
にスピーカ3から出力されるとともに、何も効果が付与
されていない生の歌唱音声信号がハードディスクレコー
ディングされる。
ングされた歌唱音声信号とマイク1から入力される生の
歌唱音声信号とでデュエットする場合の接続を示してい
る。ハードディスクレコーディングされていた歌唱音声
信号が再生用DSP33で伸長されてボイスエフェクタ
36およびハモリアンプ37に入力される。同時にマイ
ク1から入力される生の歌唱音声信号がボイスエフェク
タ36に入力される。そして両歌唱音声信号ともD/A
1,2を介してスピーカアンプ40に出力される。
ての機器を任意に接続することができ、接続形態として
は上記のほか、録音用DSP32と再生用DSP33を
同時に使用した重ね録音や、ボイスエフェクタ36やハ
モリアンプ37を使用して効果を付与した歌唱音声信号
を録音用DSP32に入力して効果を付与した歌唱音声
信号を録音するなどの形態がある。なお、録音した歌唱
音声信号をCDシングル盤に録音する場合には、同図
(C)においてマイク1の入力をカットして録音された
歌唱音声信号とカラオケ演奏音のみがスピーカアンプ4
0に入力されるようにするとともに、CDレコーダ5に
対してスピーカアンプ40の信号を入力して記録するよ
うに指示する。
場合には録音用DSP32と再生用DSP33を1つで
兼用することもできる。また、DSPが負荷に対して十
分な余裕がある場合には音声用DSP31とも兼用する
ことが可能である。
る。同図(A)は楽曲データの全体構成を示す図であ
る。同図(B)は楽曲データのトラックの構成を示す図
である。楽曲データは、ヘッダ,楽音トラック,歌詞ト
ラック,音声制御トラック,効果制御トラック,ガイド
メロディトラック,制御マークトラックおよび音声デー
タ部からなっている。ヘッダは、この楽曲データに関す
る種々のデータが書き込まれる部分であり、曲名,ジャ
ンル,発売日,曲の演奏時間などのデータを含んでい
る。
ラック,効果制御トラック,ガイドメロディトラック,
制御マークトラックの各トラックは全てMIDIフォー
マットで記述されている。MIDIフォーマットは、複
数のイベントデータと各イベントデータ間の時間間隔を
示すデュレーションデータΔtからなっている。シーケ
ンスプログラムは、所定のテンポクロックでΔtをカウ
ントし、Δtをカウントアップしたときこれに続くイベ
ントデータを読み出して所定の処理部へ出力する。楽音
トラック,ガイドメロディトラック以外のデータは楽音
データではないが、インプリメンテーションの統一をと
り、作業工程を容易にするためこのトラックもMIDI
データ形式のシステム・エクスクルーシブ・メッセージ
で記述されている。
ムトラックを初めとして種々のパートのトラックを含ん
でいる。楽音トラックのイベントデータは楽音の発音や
楽音の消音などを指示するノートオンイベントデータや
ノートオフイベントデータなどで構成されている。この
データはテンポクロックに基づいて読み出され、音源3
0に入力される。
するためのシーケンスデータを記憶したトラックであ
る。イベントデータとしてはフレーズ単位で表示される
歌詞の文字や表示位置を指定する文字列データ、曲の進
行に応じて歌詞の色を変えていくための色変更データな
どがある。これらのイベントデータはテンポクロックに
基づいて読み出され、このデータに基づく文字パターン
データや色データなどが文字パターン展開部19に出力
される。歌詞の色変えは歌唱区間の進行と並行している
ため、このデータに基づいて歌唱区間を割り出すことが
可能である。
されている音声データの発生タイミングや再生ピッチな
どを指定するシーケンストラックである。音声データ部
には、音源30で合成しにくいバックコーラスやハーモ
ニー歌唱などの人声が記憶されている。音声制御トラッ
クのイベントデータはテンポクロックに基づいて読み出
され、このイベントデータが指示する音声データを音声
データ部から読み出して音声用DSP31に入力する。
音声用DSP31はこれをデコードしてミュージックエ
フェクタ38に入力する。
36およびミュージックエフェクタ38の動作を制御す
るための効果制御データがデュレーションデータととも
に書き込まれている。効果制御は、たとえば歌唱のサビ
の部分でエコーを大きくするなどの態様で行われる。
メロディが書き込まれたトラックである。このメロディ
データは歌唱ガイドのほか、ハモリアンプ37において
ダブりパートやハーモニーパートの音声信号を生成する
ときに用いられる。すなわち、このガイドメロディトラ
ックのメロディデータは歌唱区間を示しているため、こ
れに基づいて歌唱区間を検出することができる。
(コーラス1,コーラス2など)を示すマークや間奏,
エンディングなどを示すマークが記録されている。この
マークはカラオケ曲の演奏を1番で終了する1コーラス
カットなどに用いられるが、このマークを用いて歌唱区
間を検出することができる。
として実際の歌唱音声をPCM化したデータを記録して
おいてもよい。これをカラオケ演奏と並行して再生する
ことにより、該カラオケ曲の模範的な演奏を再生するこ
とができる。また、この模範歌唱データのレベルを判定
することによっても歌唱区間を検出することができる。
唱録音エリアの構成を示す図である。歌唱録音エリアの
ヘッダには、その曲の曲番号,録音年月日時分,歌唱者
のID番号,採点結果(100点満点の得点)などが記
録され、後にこれらの情報に基づいてこの歌唱音声信号
を選択することができるようになっている。1曲の歌唱
は一般的に複数の歌唱区間からなっており、歌唱録音エ
リアには歌唱区間毎に区間データが記録される。各区間
データのヘッダには、その歌唱区間のスタートタイミン
グのクロックカウント数が書き込まれる。クロックカウ
ント数は、曲がスタートしてからのテンポクロックのカ
ウント数である。
ように行われる。カラオケ演奏がスタートするとき、歌
唱録音エリアのヘッダにこの曲の曲番号,録音年月日時
分,歌唱者のID番号などのデータが書き込まれる。そ
してテンポクロックが起動し、このテンポクロックのカ
ウント値に応じて各トラックのイベントデータが読み出
されてゆく。そして、歌唱区間のスタートを検出すると
(この歌唱区間の検出は、上記歌詞の色変更データ,ガ
イドメロディデータ,制御マークデータなどに基づいて
おこなわれる。)、そのときのテンポクロックのカウン
ト値を区間データのヘッダとして書き込み、この区間の
ハードディスクレコーディングを開始する。ハードディ
スクレコーディングは、マイク8から入力される歌唱音
声信号を録音用DSP32でディジタル変換し、このデ
ータを圧縮して前記区間データのエリアに記録すること
で行われる。この録音はマイク8の入力のみについて行
われるが、さらに、マイク8に回り込んで入力されるカ
ラオケ演奏音をキャンセルするようにしてもよい。そし
て、コーラス1エンドマークが読み出されるまでこれを
継続する。曲が終了するまで歌唱区間が検出される毎に
上記動作を繰り返し行う。採点機能が動作している場合
には、歌唱終了後、ヘッダに採点結果の得点を書き込
む。
の再生は以下のように行われる。歌唱録音エリアが指定
されると、ヘッダからこの曲の曲番号が読み出され、対
応する楽曲データが選曲される。この楽曲データの演奏
がスタートすると、この演奏のためのテンポクロックを
監視し、区間データのスタートタイミングになると、こ
の区間データを再生用DSP33に入力して歌唱を再生
する。録音時の演奏テンポと再生時の演奏テンポが異な
っている場合には、サンプリング周波数を変えるなどし
てテンポを一致させる。
フローチャートである。図6はカラオケ演奏に並行して
歌唱音声を録音するときの動作を示すフローチャートで
ある。曲番号でカラオケ曲が選択されると(s1)、ま
ず、この曲の歌唱音声信号を録音するための歌唱録音エ
リアを確保し(s2)、選択された楽曲データを読み出
す(s3)。そして、歌唱記録エリアのヘッダに選曲さ
れた楽曲データの曲番号を書き込む(s4)。このの
ち、カラオケ曲の演奏をスタートする(s5)。演奏は
楽曲データの各トラックのデータをタイミングデータに
従って読み出して行くことで実行される。イベントデー
タが読み出されると(s6)、そのイベントデータが演
奏データ(演奏トラックのデータ)であるかを判断し
(s10)、演奏データの場合にはこのデータを音源3
0に出力して楽音を発生させる(s11)。演奏データ
以外のイベントデータが読み出された場合には対応する
他の処理(s12)を実行する。
(s7)、区間データのヘッダに曲がスタートしてから
いままでのテンポクロックのカウント値(時間データ)
を書き込み(s13)、録音をスタートする(s1
4)。一方、歌唱区間の終了が検出された場合には(s
8)、現在実行している録音動作を終了する(s1
5)。なお、歌唱区間の検出は、歌詞トラックの歌詞色
変更データ、ガイドメロディトラックのノートデータ、
制御マークトラックのコーラススタート(エンド)マー
ク、模範歌唱データの音量レベルなどで検出することが
できるとともに、マイク8から入力される音声信号のレ
ベルに基づいて判断することもできる。また、これらの
検出方式を併用してもよい。以上の動作をカラオケ曲が
終了するまで実行し(s16)、カラオケ曲が終了すれ
ば動作を終了する。
る動作を示すフローチャートである。ハードディスク1
7に複数の歌唱録音エリアが設定され、そのうち1つを
指定して再生する場合の動作を示している。また、CD
録音モードが設定されている場合には、この歌唱および
並行して演奏されるカラオケ演奏をCDシングル盤に記
録する。
0)、この録音データのヘッダをハードディスク17か
ら読み出し(s21)、この録音がどの楽曲データの歌
唱を録音したものであるかを割り出す。そして、この楽
曲データをハードディスク17から読み出す(s2
2)。なお、ハードディスクレコーディングされている
歌唱音声信号のデータは膨大であるため、RAM12に
は読みださず、逐次HDD17から読み出して再生する
ようにしている。そして、CD録音モードが選択されて
いるかを判断する(s23)。選択されている場合には
CDレコーダ9を起動する(s24)。こののち、カラ
オケ曲の演奏を実行し(s25)、録音区間がくれば
(s26)、録音データを再生する(s27)。これを
曲が終了するまで実行する(s28)。
用者が録音モード,再生モードを指定したときに行うよ
うにしてもよく、常時カラオケ歌唱をFIFOで録音し
ておき、利用者が再生を指定したとき再生するようにし
てもよい。
アを1つ設けても複数設けてもよい。複数設ける場合に
は、記憶装置の容量の許す限り格納するようにしてもよ
い。また、複数設ける場合には録音データを識別する必
要があるが、曲番号のみで録音データを識別する場合に
は1の曲番号に対して録音データは1つのみ記録可能で
ある。また、録音時刻や歌唱者のIDなどを識別情報と
して記録する場合には、識別情報が重複しないかぎり複
数のデータを記録することができる。
ゲームと連動して点数を基準に保存するかどうかを決定
することもできる。この場合、基準点以上/以下の場合
に保存する、曲毎の最高/最低点の場合に保存するなど
の方式がある。
この区間のみ録音するようにしているが、全曲にわたっ
て歌唱のみを録音しても加工性が損なわれることはな
い。また、無音区間が多いため、伴奏も一緒に録音する
場合に比べて圧縮率も高くすることができる。また、上
記のように歌唱区間を検出してこの歌唱区間のみを録音
する場合には、実際に録音する区間は検出された歌唱区
間よりも前後に若干余裕をもたせて歌唱がずれた場合で
もカバーできるようにしておくことが好ましい。
歌唱は2本のマイクのうちいずれか一方のみであっても
両方であってもよい。また、デュエット曲などで歌唱区
間に応じて歌唱すべきマイクが指定されている場合に
は、その歌唱区間に対応したマイクの音声を切り換えな
がら録音すればよい。
やハモリをかけない生の音声を録音するようにし、再生
時にエフェクトやハモリをかけるようにしているが、エ
フェクトやハモリをかけた後の音声を録音するようにし
てもよい。また、マイク1,マイク2の両方から入力さ
れる音声を録音する場合、両マイクから入力される音声
に対するエフェクトの有無、ハモリの有無をそれぞれ別
に設定して録音できるようにしてもよい。上記パッチベ
イ用DSP41であればこれが可能である。
生は、カラオケ演奏と一緒に行うようにしているが、カ
ラオケの演奏なしで歌唱のみを再生することもできる。
イミングは、利用者が再生を指定したときに再生するよ
うにしてもよく、カラオケ曲のリクエストがないとき、
直前に録音した歌唱音声信号を歌唱つきのBGMとして
再生するなどの方式がある。
わせてマイク8から新たな歌唱を入力してデュエットす
る場合、再生された歌唱音声信号を周波数変換して他パ
ートの歌唱に変換し、マイク8から入力される歌唱音声
信号とデュエットするようにしてもよい。また、この逆
にマイク8から入力される歌唱音声信号を周波数変換し
て他のパートに変換するようにしてもよい。この場合に
おいて、最初に歌唱した(録音した)歌唱者と後で歌唱
する歌唱者が同一である必要はない。
ようにしてもよい。すなわち、複数回同じ曲を録音し、
各歌唱(テイク)の良かった部分をつなぎ合わせて1曲
分の歌唱を作り上げるなどである。
歌唱音声信号のみをカラオケ曲の進行に合わせて記録す
るようにしたことにより、加工が容易で圧縮率の高い録
音が可能になる。
して、この歌唱区間のみ録音するようにしたことによ
り、録音時間を短縮してデータ量を少なくすることがで
きる。この歌唱区間の検出を、請求項3の発明のよう
に、ガイドメロディ,歌詞の色変えデータ,制御マー
ク,楽曲に付随した模範歌唱などの歌唱音声データなど
の楽曲データに含まれているデータに基づいて行うこと
により、カラオケ演奏の進行と一致した正確な検出が可
能になる。さらに、この歌唱区間の検出を請求項4の発
明のように、マイクから入力される歌唱音声信号に基づ
いて判断することにより、歌唱者が実際に歌唱した部分
のみを検出して録音することができる。
ラオケ曲の進行に対応づけて録音された歌唱音声信号を
カラオケ曲を演奏しながらその進行に対応させて再生す
ることにより、同時に歌唱しているのと同じようにカラ
オケ曲を再生することができる。これにより、たとえ
ば、自分の歌唱を客観的に聞きなおすことができ、自分
の歌唱とデュエットするなどの新たな歌唱形態が可能に
なる。
ック図
図
リアの構成を示す図
マイク、17…ハードディスク、18…カラオケ演奏
部、32…録音用DSP、33…再生用DSP、41…
パッチベイ用DSP
Claims (5)
- 【請求項1】 楽曲データに基づいてカラオケ曲の演奏
を実行する手段と、 該カラオケ曲に合わせて入力される歌唱音声信号のみを
前記カラオケ曲の進行と対応づけて録音する録音手段
と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。 - 【請求項2】 前記カラオケ曲の歌唱区間を検出する歌
唱区間検出手段を備え、 前記録音手段は、前記歌唱区間検出手段が検出した歌唱
区間のみを録音する手段である請求項1に記載のカラオ
ケ装置。 - 【請求項3】 前記歌唱区間検出手段は、前記楽曲デー
タに基づいて歌唱区間を検出する手段である請求項2に
記載のカラオケ装置。 - 【請求項4】 前記歌唱区間検出手段は、前記マイクか
ら入力される歌唱音声信号に基づいて歌唱区間を検出す
る手段である請求項2に記載のカラオケ装置。 - 【請求項5】 前記録音手段で録音された歌唱音声信号
を、前記カラオケ曲の新たな演奏と同期して再生する再
生手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のカラ
オケ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27561897A JP3975526B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | カラオケ装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27561897A JP3975526B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | カラオケ装置 |
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JPH11109980A true JPH11109980A (ja) | 1999-04-23 |
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ID=17557971
Family Applications (1)
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