JPH10132360A - 空気調和系の運転方法および空気調和装置 - Google Patents

空気調和系の運転方法および空気調和装置

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JPH10132360A
JPH10132360A JP8288329A JP28832996A JPH10132360A JP H10132360 A JPH10132360 A JP H10132360A JP 8288329 A JP8288329 A JP 8288329A JP 28832996 A JP28832996 A JP 28832996A JP H10132360 A JPH10132360 A JP H10132360A
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heat exchanger
outlet
temperature
throttle mechanism
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Yasuhiro Arai
康弘 新井
Kenji Yamazaki
健治 山崎
Tetsuya Koido
哲也 小井戸
Ai Sorai
愛 空井
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1吸込み・2吹出し方式の室内機の特徴を損な
うことなく、理想的な温度環境実現に寄与できる空気調
和系の運転方法および空気調和装置を提供する。 【解決手段】吸込口4、上側吹出口6、下側吹出口1
1、上側熱交換器17、上側ファン15と、下側熱交換
器18、下側ファン16を含み、床面近傍に配置されて
使用される室内機を備えてなる空気調和装置において、
上側熱交換器17と下側熱交換器18とを副絞り機構1
9を介して直列に接続し、冷房運転時には上側熱交換器
17から下側熱交換器18を通る経路で冷媒を流し、暖
房運転時には逆の経路で冷媒を流すようにし、少なくと
も冷房運転時および暖房運転時には下側吹出口11から
吹出される空気の温度より低い温度の空気を上側吹出口
6から吹出させるべく副絞り機構19および主絞り機構
26のいずれか一方を制御する制御手段32を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下に吹出口を有
し、床面近傍に配置されて使用される室内機を備えた空
気調和系の運転方法および空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、家庭用の空気調和装置で
は、暖房と冷房とを兼用できるヒートポンプ式のものが
主流を占めつつある。このような空気調和装置におい
て、その室内機は、設置スペースの問題から天井に近い
壁に取り付けられる、いわゆる壁掛けタイプのものが多
い。このタイプの室内機は、前面部に室内空気を吸込む
吸込口を有し、この吸込口から吸い込んだ室内空気を熱
交換器に接触させた後に下部に形成された吹出口から斜
め下前方へ向けて吹き出す構成となっている。
【0003】しかし、壁掛け方式で、前面吸込み・斜め
下方吹出し構成の室内機にあっては次のような問題があ
った。すなわち、このタイプの室内機では、冷房運転時
においては冷気が下方に降りてくるため、部屋全体を均
一に冷却でき、快適感をほぼ満たすことができるが、暖
房運転時においては暖気が床面に届き難いため足元の床
面が暖まり難く、暖房時の快適感に欠ける問題があっ
た。
【0004】なお、暖房時の快適感を向上させるため
に、室内機を床面あるいは床面近傍に設置し、暖気を床
面に這わせる方式も考えられが、このような設置形態で
は、冷房運転時に冷気が床面近傍に集中して供給される
ため、部屋全体を均一な温度に冷房し難く、冷房時の快
適感に欠けるばかりか、効率の低下を招くことになる。
【0005】そこで、最近では、上述した不具合を解消
するために、前面に設けられた吸込口を介して吸込まれ
た室内空気の一部を上側吹出口から吹出す上側吹出路
と、上記吸込口を介して吸込まれた室内空気の残りを下
側吹出口から吹出す下側吹出路とを有し、床面近傍に配
置されて使用される室内機を備えてなる空気調和装置が
出現している。
【0006】この1吸込み・2吹出し方式で、床面近傍
に配置されて使用される室内機では、床面方向および部
屋の高さ方向中間部へ向けて気流を吹出すことができる
ので、冷房時は勿論のこと、暖房時においても部屋全体
の温度をほぼ均一化させることができる。
【0007】しかしながら、快適性の面から考察する
と、部屋全体の温度をほぼ均一化することが必ずしも快
適感を満たすとは限らない。すなわち、部屋内で生活す
る人間にとって温度的に快適な環境とは、各部位の受け
る体感温度が各器官を良好に働かせ得る温度条件のとき
である。1吸込み・2吹出し方式で、床面近傍に配置さ
れて使用される室内機を備えた従来の空気調和装置で
は、部屋全体の温度をほぼ均一化させることに傾注して
おり、居住者が真に望む快適感を考慮に入れると改善す
る余地が残されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、1吸込み
・2吹出し方式で、床面近傍に配置されて使用される室
内機を備えた従来の空気調和装置では、居住者が真に望
む快適感を考慮に入れると改善する余地が残されてい
た。
【0009】そこで本発明は、部屋内で生活する人間に
とって理想的な温度環境を作り出すことが可能な空気調
和系の運転方法および空気調和装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る運転方法では、室内空気を吸込むた
めの吸込口と、この吸込口を介して吸込まれた室内空気
の一部を上側吹出口から吹出す上側吹出路と、この上側
吹出路内に配置された上側熱交換器および上側ファン
と、前記吸込口を介して吸込まれた前記室内空気の残り
を下側吹出口から吹出す下側吹出路と、この下側吹出路
内に配置された下側熱交換器および下側ファンとを含
み、床面近傍に配置されて使用される室内機を備えてな
る空気調和系を運転するに当り、少なくとも冷房運転時
および暖房運転時には、前記下側吹出口から吹出される
空気の温度より低い温度の空気を前記上側吹出口から吹
出させる上下有温度差運転を行うようにしている。
【0011】また、上記目的を達成するために、請求項
2に係る空気調和装置では、室内空気を吸込むための吸
込口と、この吸込口を介して吸込まれた室内空気の一部
を上側吹出口から吹出す上側吹出路と、この上側吹出路
内に配置された上側熱交換器および上側ファンと、前記
吸込口を介して吸込まれた前記室内空気の残りを下側吹
出口から吹出す下側吹出路と、この下側吹出路内に配置
された下側熱交換器および下側ファンとを含み、床面近
傍に配置されて使用される室内機を備えてなる空気調和
装置において、前記上側熱交換器と前記下側熱交換器と
を副絞り機構を介して直列に接続してなる直列回路と、
主絞り機構を含み、前記直列回路とで少なくとも冷房運
転および暖房運転の冷凍サイクルを構成する冷凍サイク
ル要素群と、冷房運転時には前記上側熱交換器から前記
下側熱交換器を通る経路で冷媒を流し、暖房運転時には
前記下側熱交換器から前記上側熱交換器を通る経路で冷
媒を流す冷媒通流方向切換手段と、少なくとも冷房運転
時および暖房運転時には前記下側吹出口から吹出される
空気の温度より低い温度の空気を前記上側吹出口から吹
出させるべく前記副絞り機構および前記主絞り機構のい
ずれか一方を制御する上下温度差形成手段とを備えてい
る。
【0012】なお、請求項2に係る空気調和装置におい
て、前記上下温度差形成手段は、冷房運転時には前記上
側熱交換器の上流側温度と下流側温度との差が所定とな
るように前記主絞り機構の絞り量を調整して温度差を形
成するものでもよい。
【0013】また、前記上下温度差形成手段は、暖房運
転時には前記副絞り機構の絞り量を調整して温度差を形
成するものでもよい。また、少なくとも冷房運転時にお
いて前記下側吹出路から吹出す空気流に揺らぎを生じさ
せるように前記下側ファンを制御する制御系をさらに備
えていてもよい。
【0014】請求項1に係る運転方法および請求項2に
係る装置では、少なくとも冷房運転時および暖房運転時
に、下側吹出口から吹出される空気の温度より低い温度
の空気を上側吹出口から吹出させる上下有温度差運転を
行っているので、いわゆる頭寒足熱を実現する温度環境
を作り出すことができ、快適感の一層の向上に寄与でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施形態を説明する。図1には本発明の一実施形態に係
る空気調和装置の冷凍サイクルを含む構成図が示されて
いる。
【0016】同図において、1は室内機を示している。
この室内機1は、断面形状がたとえば台形で、紙面と直
交する方向に細長く形成された筐体2を備えている。筐
体2の前面壁には、室内空気を図中太矢印3で示すよう
に吸込むための吸込口4が形成されている。吸込口4を
境にして上側に位置している前面壁には吸込口4を介し
て吸込まれた室内空気の一部を図中太矢印5で示すよう
に斜め上前方に向けて吹出す上側吹出口6が形成されて
いる。この上側吹出口6はファンノーズ7と背面ケーシ
ング8とで形成された上側吹出路9を介して吸込口4に
通じている。また、吸込口4を境にして下側に位置して
いる前面壁には吸込口4を介して吸込まれた室内空気の
うちの残りを図中太矢印10で示すように斜め下前方に
向けて吹出す下側吹出口11が形成されている。この下
側吹出口11はファンノーズ12と背面ケーシング13
とで形成された下側吹出路14を介して吸込口4に通じ
ている。
【0017】上側吹出路9内および下側吹出路14内に
は、図中太矢印3で示す方向の吸込み力および図中太矢
印5,10で示す方向の吹出力を与えるための横流式の
上側ファン15と下側ファン16とが配置されており、
これら上側ファン15および下側ファン16と吸込口4
との間には上側熱交換器17と下側熱交換器18とが配
置されている。上側熱交換器17および下側熱交換器1
8は、フィン付の冷媒管を紙面と直交する方向に蛇行さ
せて形成されている。そして、上側熱交換器17を構成
している冷媒管の下端と下側熱交換器18を構成してい
る冷媒管の上端との間には電動制御式あるいは電子制御
式の副絞り機構19が設けられている。すなわち、上側
熱交換器17と下側熱交換器18とは副絞り機構19を
介して直列に接続された直列回路を構成している。
【0018】上記のように構成された室内機1は、図2
に示すように、部屋21を仕切っている壁21の内面に
床面23との間に数10cmの間隔を設けて取り付けられ
ている。
【0019】上側熱交換器17を構成している冷媒管の
上端は、配管25、電動制御式あるいは電子制御式の主
絞り機構26、室外熱交換器27、電動切換式の四方弁
28を介して圧縮機29の吸込口に接続されている。そ
して、圧縮機29の吐出口は、四方弁28、配管30を
介して下側熱交換器18を構成している冷媒管の下端に
接続されている。すなわち、これらは副絞り機構19を
介して直列に接続された上側熱交換器17と下側熱交換
器18とで冷凍サイクルを構成している。なお、室外熱
交換器27には、ファン31が付設されている。
【0020】上述した圧縮機29の運転停止制御、四方
弁28の切換制御、上側ファン15および下側ファン1
6の運転停止制御、副絞り機構19の絞り量制御、主絞
り機構26の絞り量制御、ファン31の運転停止制御
は、制御装置32からの指令に基づいて行われる。
【0021】すなわち、制御装置32は、各部要所に配
置された温度センサによって検出された室温T0 、室内
機1の上側熱交換器17を構成している冷媒管の上端部
内蒸発温度T1 、同じく上側熱交換器17を構成してい
る冷媒管の下端部内蒸発温度T2 、室内機1の下側熱交
換器18を構成している冷媒管の中間部内蒸発温度T
3 、圧縮機29の吸込みガス温度T4 、圧縮機29の吐
出ガス温度T5 、室外熱交換器27の冷媒管内温度T
6 、室外温度T7 を導入し、外部から与えられる冷房運
転指令S1 、暖房運転指令S2 、暖気味除湿運転指令S
3 に応じて前述した冷凍サイクルを構成している各要素
を後述する関係に制御するように構成されている。な
お、室内温度T0 の制御は、圧縮機29のオン、オフ制
御あるいは圧縮機29の回転数制御で行われる。
【0022】次に、上記のように構成された空気調和
系、つまり空気調和装置の運転形態を説明する。 (冷房運転)冷房運転指令S1 を与えると、制御装置3
2は、四方弁28を図示とは逆の接続形態、つまり圧縮
機29の吐出ガスが四方弁28〜室外熱交換器27〜主
絞り機構26〜室内機1の上側熱交換器17〜副絞り機
構19〜室内機1の下側熱交換器18〜四方弁28〜圧
縮機29の吸込口の経路で流れるように切換える。
【0023】次に、副絞り機構19を全開に制御し、上
側ファン15、下側ファン16を所定の回転数で回転開
始させ、さらに圧縮機29を回転開始させるとともにフ
ァン31を回転開始させる。
【0024】圧縮機29から吐出した高温、高圧の冷媒
ガスは、四方弁28を通過後、室外熱交換器27で室外
空気と熱交換して凝縮し、その後に主絞り機構26で絞
られて低圧の気液2相状態になる。その後、室内機1の
上側熱交換器17で室内空気と熱交換して蒸発し、低
温、低圧のガスとなって下側熱交換器18を通過後、圧
縮機29で再び圧縮されて高温、高圧のガスとなる。
【0025】このとき、制御装置32は、室内機1の上
側熱交換器17を構成している冷媒管の上端部内蒸発温
度T1 と下端部内蒸発温度T2 との差が所定となるよう
に主絞り機構26の絞り量を調節する。すなわち、この
ときのモリエル線図を図3に示すように、上側熱交換器
17が蒸発域に、下側熱交換器18が過熱域となるよう
に主絞り機構26の絞り量を調整する。
【0026】この運転形態の場合、上側ファン15およ
び下側ファン16がそれぞれ運転状態にあるので、図4
に示すように、上側吹出口6からは蒸発温度に応じた冷
たい空気Aが、また下側吹出口11からは室温に近い温
度の空気Bが吹出されることになる。そして、一定時間
経過すると、制御装置32は、下側吹出路11から吹出
す空気流に揺らぎを生じさせるように,下側ファン16
の回転数を不規則に増減させる制御を行う。
【0027】このような冷房運転形態であると、たとえ
ば吸込口4から吸込まれる空気温度が27℃、下側吹出
口11から吹出される空気温度が25℃、上側吹出口6
から吹出される空気温度が15゜Cとすると、居住者に
当たる冷気は上方向、室内温度に近い等温風は下方向な
ので、足元の冷やし過ぎを防止でき、頭寒足熱の環境を
作り出すことができ、快適性を一層向上できることにな
る。
【0028】なお、不規則なゆらぎを伴う下側吹出口1
1からの吹出し風は、扇風機の風に近いため、扇風機併
用運転の効果をもたらし、一般的な上吹出し方式の室内
機を床面近傍に配置したものに比べて冷房時の設定温度
を上げことができ、居住空間平均温度をたとえば27℃
から28℃にシフトできるので、大きな省エネルギ効果
が期待できる。
【0029】(暖房運転)暖房運転指令S2 を与える
と、制御装置32は、四方弁28を図に示す接続形態、
つまり圧縮機29の吐出ガスが四方弁28〜室内機1の
下側熱交換器18〜副絞り機構19〜室内機1の上側熱
交換器17〜主絞り機構26〜室外熱交換器27〜四方
弁28〜圧縮機29の吸込口の経路で流れるように切換
える。
【0030】次に、副絞り機構19および主絞り機構2
6を所定の絞り量に制御し、上側ファン15、下側ファ
ン16を所定の回転数で回転開始させ、さらに圧縮機2
9を回転開始させるとともにファン31を回転開始させ
る。
【0031】圧縮機29から吐出した高温、高圧の冷媒
ガスは、四方弁28を通過後、下側交換器18で室内空
気と熱交換して凝縮した後、副絞り機構19で絞られ、
凝縮温度が低下した状態でさらに上側熱交換器17で室
内空気と熱交換する。この冷媒は、主絞り機構26で絞
られて低圧の気液2相状態となり、その後に室外熱交換
器27で室外空気と熱交換して蒸発し、低温、低圧のガ
スとなって圧縮機29に吸込まれて再び高温、高圧のガ
スとなる。
【0032】このとき、制御装置32は、室内機1の上
側熱交換器17を構成している冷媒管の上端部内蒸発温
度T1 と室内機1の下側熱交換器18を構成している冷
媒管の中間部内蒸発温度T3 との差が所定となるように
副絞り機構19の絞り量を調節する。すなわち、このと
きのモリエル線図を図5に示すように、2凝縮温度を実
現させるために、下側熱交換器18は第1の凝縮域、上
側熱交換器17は第1の凝縮域より低温の第2の凝縮域
となるように副絞り機構19の絞り調整が行われる。
【0033】このような暖房運転形態であると、たとえ
ば図6に示すように、上側吹出口6からの吹出し温度を
30℃、下側吹出口11からの吹出し温度を40℃に設
定して吹出すことができるので、足元が暖かく、頭部近
辺が冷たい、いわゆる頭寒足熱環境を実現でき、暖房時
の快適性を向上させることができる。また、上方の冷た
い暖気が下方の暖かい暖気を押さえ込む効果が得られる
ので、暖房の設定温度を下げることができ、居住空間平
均温度をたとえば24℃から23℃にシフトできるの
で、大きな省エネルギ効果が得られる。
【0034】(暖気味除湿運転)暖気味除湿運転指令S
3 を与えると、制御装置32は、四方弁28を図に示す
接続形態、つまり圧縮機29の吐出ガスが四方弁28〜
室内機1の下側熱交換器18〜副絞り機構19〜室内機
1の上側熱交換器17〜主絞り機構26〜室外熱交換器
27〜四方弁28〜圧縮機29の吸込口の経路で流れる
ように切換える。
【0035】次に、主絞り機構26を全開に制御し、上
側ファン15、下側ファン16を所定の回転数で回転開
始させ、さらに圧縮機29を回転開始させる。この場
合、ファン31は回転させない。
【0036】圧縮機29から吐出した高温、高圧の冷媒
ガスは、四方弁28を通過後、下側交換器18で室内空
気と熱交換して凝縮した後、副絞り機構19で絞られて
低圧の気液2相状態になる。この冷媒は、上側熱交換器
17で室内空気と熱交換して蒸発し、低温、低圧のガス
ととなり、室外熱交換器27を通過後、圧縮機29で再
び圧縮されて高温、高圧のガスとなる。
【0037】このとき、制御装置32は、室内機1の上
側熱交換器17を構成している冷媒管の中間部内蒸発温
度T1 と圧縮機29の吸込みガス温度T4 との差が所定
となるように副絞り機構19の絞り量を調整する。すな
わち、このときのモリエル線図を図7に示すように、下
側熱交換器18が凝縮器、上側熱交換器17が蒸発器と
なるように副絞り機構19の絞り量を調整する。
【0038】この運転形態では、たとえば図8に示すよ
うに、上側吹出口6から冷気、下側吹出口11から暖気
が室内に吹出すことになるので、足元が暖かく、頭部近
辺が冷たい、いわゆる頭寒足熱環境を実現でき、除湿運
転時の快適性を向上させることができる。さらに、暖房
サイクルによる暖気味除湿運転なので、低外気温多湿時
に除湿しながら部屋の温度を高めることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、1吸込
み・2吹出し方式で、床面近傍に配置されて使用される
室内機を備えた空気調和系の特徴を損なうことなく、よ
り快適な室内温度環境の実現に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気調和装置の構成
【図2】同装置における室内機の設置形態を説明するた
めの図
【図3】同装置の冷房運転時におけるモリエル線図を示
す図
【図4】同装置の冷房運転時における室内機からの吹出
し形態を説明するための図
【図5】同装置の暖房運転時におけるモリエル線図を示
す図
【図6】同装置の冷房運転時における室内機からの吹出
し形態を説明するための図
【図7】同装置の暖気味除湿運転時におけるモリエル線
図を示す図
【図8】同装置の暖気味除湿運転時における室内機から
の吹出し形態を説明するための図
【符号の説明】
1…室内機 4…吸込口 6…上側吹出口 7…上側吹出路 11…下側吹出口 14…下側吹出路 15…上側ファン 16…下側ファン 17…上側熱交換器 18…下側熱交換器 19…副絞り機構 21…部屋 22…壁 23…床面 26…主絞り機構 27…室外熱交換器 28…四方弁 29…圧縮機 32…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 空井 愛 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内空気を吸込むための吸込口と、この吸
    込口を介して吸込まれた室内空気の一部を上側吹出口か
    ら吹出す上側吹出路と、この上側吹出路内に配置された
    上側熱交換器および上側ファンと、前記吸込口を介して
    吸込まれた前記室内空気の残りを下側吹出口から吹出す
    下側吹出路と、この下側吹出路内に配置された下側熱交
    換器および下側ファンとを含み、床面近傍に配置されて
    使用される室内機を備えてなる空気調和系を運転するに
    当り、 少なくとも冷房運転時および暖房運転時には、前記下側
    吹出口から吹出される空気の温度より低い温度の空気を
    前記上側吹出口から吹出させる上下有温度差運転を行う
    ことを特徴とする空気調和系の運転方法。
  2. 【請求項2】室内空気を吸込むための吸込口と、この吸
    込口を介して吸込まれた室内空気の一部を上側吹出口か
    ら吹出す上側吹出路と、この上側吹出路内に配置された
    上側熱交換器および上側ファンと、前記吸込口を介して
    吸込まれた前記室内空気の残りを下側吹出口から吹出す
    下側吹出路と、この下側吹出路内に配置された下側熱交
    換器および下側ファンとを含み、床近傍に配置されて使
    用される室内機を備えてなる空気調和装置において、 前記上側熱交換器と前記下側熱交換器とを副絞り機構を
    介して直列に接続してなる直列回路と、 主絞り機構を含み、前記直列回路とで少なくとも冷房運
    転および暖房運転の冷凍サイクルを構成する冷凍サイク
    ル要素群と、 冷房運転時には前記上側熱交換器から前記下側熱交換器
    を通る経路で冷媒を流し、暖房運転時には前記下側熱交
    換器から前記上側熱交換器を通る経路で冷媒を流す冷媒
    通流方向切換手段と、 少なくとも冷房運転時および暖房運転時には前記下側吹
    出口から吹出される空気の温度より低い温度の空気を前
    記上側吹出口から吹出させるべく前記副絞り機構および
    前記主絞り機構のいずれか一方を制御する上下温度差形
    成手段とを具備してなることを特徴とする空気調和装
    置。
  3. 【請求項3】前記上下温度差形成手段は、冷房運転時に
    は前記上側熱交換器の上流側温度と下流側温度との差が
    所定となるように前記主絞り機構の絞り量を調整して温
    度差を形成することを特徴とする請求項2に記載の空気
    調和装置。
  4. 【請求項4】前記上下温度差形成手段は、暖房運転時に
    は前記副絞り機構の絞り量を調整して温度差を形成する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の空気調和装
    置。
  5. 【請求項5】少なくとも冷房運転時において前記下側吹
    出路から吹出す空気流に揺らぎを生じさせるように前記
    下側ファンを制御する制御系をさらに備えていることを
    特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
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