JPH10131745A - 燃焼式ヒータの排気管構造 - Google Patents
燃焼式ヒータの排気管構造Info
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- JPH10131745A JPH10131745A JP8284190A JP28419096A JPH10131745A JP H10131745 A JPH10131745 A JP H10131745A JP 8284190 A JP8284190 A JP 8284190A JP 28419096 A JP28419096 A JP 28419096A JP H10131745 A JPH10131745 A JP H10131745A
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- exhaust pipe
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- water
- pipe
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- Pending
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract
タの排気管が水の凍結により閉塞されるのを防止する。 【解決手段】 車体前部に搭載した燃焼式ヒータ3から
出る排気ガスを車体後部に排出する排気管9を車体前後
方向に配置し、その最下点を排気管の前後方向中央より
も前方に位置させるとともに、前記最下点に排水孔を形
成する。燃焼式ヒータ3から排出された排気ガスは排気
管9内で温度低下し、含まれた水蒸気が凝縮して水が生
成するが、その水は前記排水孔から排出されて排気管9
内に滞留し難くなる。排気管9に滞留した少量の水が凍
結しても、前記最下点は排気管9の前部に位置していて
燃焼式ヒータ3の運転時に効果的に加熱されるため、そ
の氷は速やかに融けて排気管9を閉塞することがない。
Description
焼させて車両を暖房する燃焼式ヒータの排気管構造に関
する。
は、エンジンを冷却して温度上昇した冷却水を熱源とす
るヒータで車室の暖房を行っている。しかしながら、電
気モータを動力源とするいわゆる電気自動車では、電気
モータの発生する熱がエンジンのそれと比べて小さいた
め、灯油等の燃料を燃焼させる燃焼式ヒータにより車室
の暖房を行っている。また北欧等の寒冷地向き仕様の自
動車には、エンジンの運転停止時にも暖房が行えるよう
に燃焼式ヒータを搭載したものがある。
タの排気管は、エンジンルームに搭載したヒータ本体か
ら略鉛直下方に延び、その下端はエンジンルーム内に開
口している。
載車両の燃焼式ヒータを電気自動車に搭載した場合、車
両の走行中に燃焼式ヒータから排出される白煙がドライ
バーの視野に入って視認性を低下させたり故障と誤認さ
れたりする可能性があるばかりか、排気ガスのスメルが
車室内に侵入して快適性を損なう可能性がある。
から排気管を車体後部まで延長し、排気ガスが車体後方
に排出されるようにすれば、上記各問題点が解消され
る。しかしながら、車体前部から車体後部まで延びる排
気管を設けると、排気ガス中に含まれる水蒸気が凝縮し
た水が排気管の底部に溜まり、燃焼式ヒータの運転を停
止した後に気温が低下すると前記水が凍結してしまい、
排気管の通路断面積が減少する問題がある。
で、燃焼式ヒータの排気管が水の凍結により閉塞される
のを防止することを目的とする。
明では、燃焼式ヒータから排出された排気ガスは排気管
内で温度低下し、含まれた水蒸気が凝縮して水が生成す
る。燃焼式ヒータの排気ガスの圧力は比較的に低いた
め、排気管の外部に排出されなかった水の一部が排気管
の最下点に滞留して気温の低下に伴って凍結する。しか
しながら、前記最下点は排気管の前部に位置して燃焼式
ヒータの運転時に効果的に加熱されるため、排気管の最
下点において凍結した氷は速やかに融けて排気管を閉塞
することがない。
に含まれた水蒸気が凝縮して生成した水が排気管の最下
点に設けた排水孔から排出されるため、排気管内に滞留
する水を減少させることができる。
バーで排水孔を覆うことにより、泥水等が排水孔を詰ま
らせることが防止される。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
で、図1は電気自動車の全体側面図、図2は図1の2部
拡大図、図3は図2の要部拡大断面図、図4は図3の4
−4線断面図、図5は図1の5部拡大図である。
部に走行用の電気モータ1を収納する電気モータ室2が
設けられており、この電気モータ室2に燃焼式ヒータ3
が配置される。燃焼式ヒータ3は、灯油を燃焼させて加
熱した温水を熱交換機を通して循環させ、熱交換機を通
過する温水で加熱した空気を車室に供給して暖房を行う
ようになっている。燃焼式ヒータ3のヒータ本体4から
下方に延びる排気マニホールド5に、前部排気管6、中
央排気管7及び後部排気管8に3分割された排気管9が
接続される。中央排気管7は車体の下部に設けたバッテ
リボックス10の左側面に沿って車体前後方向に延び、
その後端に接続された後部排気管8はリヤアクスル11
の上部を迂回するように屈曲し、その後端はリヤバンパ
ー12の下部に開口している。排気管9の高さが最も低
くなる最下点は、排気管9の前後方向中間部よりも燃焼
ヒータ3に近い位置である中央排気管7の前端部近傍に
設定されている。
うに、中央排気管7の略中央部に溶接したフック13
が、車体に溶接したフック14にラバー製の吊り下げ部
材15を介して係止される。中央排気管7の最下点の下
壁には小径(例えば、直径3mm)の前部排水孔71 が
形成される。前部排水孔71 の下方及び前方を覆うよう
に、中央排気管7の下面に排水孔カバー16が溶接され
る。
気管8の上方屈曲部82 の後側に溶接したフック17
が、車体に溶接したフック18にラバー製の吊り下げ部
材19を介して係止される。前記上方屈曲部82 の前方
の下壁には前記第1排水孔71と同径の後部排水孔81
が形成される。後部排水孔81 の下方及び前方を覆うよ
うに、後部排気管8の下面に排水孔カバー20が溶接さ
れる。
の作用を説明する。
ると、その排気ガスは車体後部まで延びる排気管9の後
端から排出されるので、排気ガスの白煙やスメルがドラ
イバーの運転操作や快適性に影響を及ぼすことがないだ
けでなく、電気自動車Vの停止時に排気ガスの白煙が発
生しても、それが車体前部から発生するものでないため
に故障と誤認されることがない。また排気管9の全長が
長くなるため、排気吐出音が低減して排気サイレンサー
を廃止することができる。
スが発生すると、排気ガス中に含まれる水蒸気が凝縮し
て排気管9内に水が生成する。燃焼ヒータ3の排気ガス
の圧力は低く、しかも排気管9の後部には上向きの屈曲
部82 が存在するため、排気管9内の水は重力で最下点
に集まり、前部排水孔71 から排出される。燃焼ヒータ
3の運転停止後に排気管9の温度が低下し、更に気温が
氷点下になると、排出されずに前部排水孔71 の近傍に
滞留した水が凍結する場合がある。しかしながら、排気
管9の最下点が燃焼ヒータ3に近い位置に配置されてい
ることから、次に燃焼ヒータ3の運転を再開したときに
高温の排気ガスを排気管9の凍結部に効果的に作用さ
せ、凍結部の氷を速やかに融かして排気管9の閉塞を防
止することができる。また、電気自動車Vの走行時に泥
水等が排気管9に掛かったとき、その泥水等を排水孔カ
バー16,20で遮ることにより、前部排水孔71 及び
後部排水孔81 の詰まりを防止することができる。
停車したとき、排気管9内の水は屈曲部82 の直前の後
部排水孔81 の部分に集まり、この後部排水孔81 から
排出されるため、凍結による排気管9の閉塞が防止され
る。
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
ヒータ3を例示したが、本発明はエンジンを動力源とす
る自動車の燃焼式ヒータに対しても適用することができ
る。また請求項1に記載された発明では、前部排水孔7
1 及び後部排出孔81 は必ずしも必要ではなく、省略す
ることも可能である。更に請求項2に記載された発明で
は、後部排水孔81 は必ずしも必要ではなく、省略する
ことも可能である。
明によれば、車体前部に搭載した燃焼式ヒータから出る
排気ガスを車体後部に排出する排気管を車体前後方向に
配置し、その排気管の最下点を該排気管の前後方向中央
よりも前方に位置させたので、排気管から出る白煙やス
メルがドライバーに与える影響を軽減することができ、
しかも排気管の最下点に水が滞留して凍結しても、その
氷を排気ガスの熱で速やかに融かして排気管の閉塞を回
避することができる。
ば、排気管の最下点に排水孔を形成したので、排気管内
で凝縮した水を排水孔から排出し、排気管内に滞留する
水を減少させることができる。
ば、排水孔の外側を排水孔カバーで覆ったので、泥水等
によって排水孔が詰まることがない。
Claims (3)
- 【請求項1】 車体前部に搭載した燃焼式ヒータ(3)
から出る排気ガスを車体後部に排出する排気管(9)を
車体前後方向に配置し、その排気管(9)の最下点を該
排気管(9)の前後方向中央よりも前方に位置させたこ
とを特徴とする、燃焼式ヒータの排気管構造。 - 【請求項2】 排気管(9)の最下点に排水孔(71 )
を形成したことを特徴とする、請求項1記載の燃焼式ヒ
ータの排気管構造。 - 【請求項3】 排水孔(71 )の外側を排水孔カバー
(16)で覆ったことを特徴とする、請求項2記載の燃
焼式ヒータの排気管構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8284190A JPH10131745A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 燃焼式ヒータの排気管構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8284190A JPH10131745A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 燃焼式ヒータの排気管構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10131745A true JPH10131745A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17675347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8284190A Pending JPH10131745A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 燃焼式ヒータの排気管構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10131745A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104210352A (zh) * | 2013-06-03 | 2014-12-17 | 赵莹莹 | 汽车涉水防熄火排气管 |
JP2017101613A (ja) * | 2015-12-02 | 2017-06-08 | トヨタ自動車株式会社 | 機関用の排気管 |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP8284190A patent/JPH10131745A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104210352A (zh) * | 2013-06-03 | 2014-12-17 | 赵莹莹 | 汽车涉水防熄火排气管 |
JP2017101613A (ja) * | 2015-12-02 | 2017-06-08 | トヨタ自動車株式会社 | 機関用の排気管 |
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