JPH10128847A - 発泡シートのエンボス加工方法 - Google Patents
発泡シートのエンボス加工方法Info
- Publication number
- JPH10128847A JPH10128847A JP28823396A JP28823396A JPH10128847A JP H10128847 A JPH10128847 A JP H10128847A JP 28823396 A JP28823396 A JP 28823396A JP 28823396 A JP28823396 A JP 28823396A JP H10128847 A JPH10128847 A JP H10128847A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- embossing
- foamed sheet
- roll
- heated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C59/00—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
- B29C59/02—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing
- B29C59/04—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing using rollers or endless belts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】エンボス加工がなされた発泡体であっても、エ
ンボス加工が施されていない側にカールすることがない
発泡シートのエンボス加工方法を提供する。 【解決手段】エンボスロールと、このエンボスロールと
軸を平行に対向配置された押えロール間に発泡シートを
供給して、発泡シートの片面にエンボス加工するにあた
り、予め発泡シートの両面を、その軟化温度以上融点以
下に加熱する。
ンボス加工が施されていない側にカールすることがない
発泡シートのエンボス加工方法を提供する。 【解決手段】エンボスロールと、このエンボスロールと
軸を平行に対向配置された押えロール間に発泡シートを
供給して、発泡シートの片面にエンボス加工するにあた
り、予め発泡シートの両面を、その軟化温度以上融点以
下に加熱する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡シートのエン
ボス加工方法に関する。
ボス加工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、発泡シートのエンボス加工に
あたっては、ロール表面に凹凸模様を施したエンボスロ
ールと、このエンボスロールと軸を平行に対向配置され
た押えロール間に発泡シートを供給して、発泡シートの
片面にエンボス加工するを施す方法が使用されている
（特開昭５９−７１８３５号公報等）。この方法は、図
３に示すように、差出装置ａから巻取装置ｂ間で発泡シ
ートｃが移送される間に、順に加熱装置ｄ、エンボス加
工装置ｅおよび引取装置ｆが設けられた装置に発泡シー
トｃを供給する方法であって、発泡シートｃは電気ヒー
ター等からなる加熱装置ｄによって軟化温度まで加熱さ
れエンボス加工装置ｅに導かれる。
あたっては、ロール表面に凹凸模様を施したエンボスロ
ールと、このエンボスロールと軸を平行に対向配置され
た押えロール間に発泡シートを供給して、発泡シートの
片面にエンボス加工するを施す方法が使用されている
（特開昭５９−７１８３５号公報等）。この方法は、図
３に示すように、差出装置ａから巻取装置ｂ間で発泡シ
ートｃが移送される間に、順に加熱装置ｄ、エンボス加
工装置ｅおよび引取装置ｆが設けられた装置に発泡シー
トｃを供給する方法であって、発泡シートｃは電気ヒー
ター等からなる加熱装置ｄによって軟化温度まで加熱さ
れエンボス加工装置ｅに導かれる。
【０００３】この場合、エンボス加工は、発泡シートｃ
の片面に施されるので、発泡シートｃのエンボス加工が
施される側のみ加熱していた。
の片面に施されるので、発泡シートｃのエンボス加工が
施される側のみ加熱していた。
【０００４】しかし、この方法によると、加熱された側
（エンボス加工が施される側）のみが塑性変形され、加
熱されない側は弾性変形するので、加熱されない側にカ
ールされ、エンボス加工が施されていない側に表皮材を
接着するときに貼着けにくいなどの問題が発生してい
た。
（エンボス加工が施される側）のみが塑性変形され、加
熱されない側は弾性変形するので、加熱されない側にカ
ールされ、エンボス加工が施されていない側に表皮材を
接着するときに貼着けにくいなどの問題が発生してい
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の課題を解決し、エンボス加工がなされた発泡体であっ
ても、エンボス加工が施されていない側にカールするこ
とがない発泡シートのエンボス加工方法を提供すること
にある。
の課題を解決し、エンボス加工がなされた発泡体であっ
ても、エンボス加工が施されていない側にカールするこ
とがない発泡シートのエンボス加工方法を提供すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のエンボス加工方
法は、エンボスロールと、このエンボスロールと軸を平
行に対向配置された押えロール間に発泡シートを供給し
て、発泡シートの片面にエンボス加工するにあたり、予
め発泡シートの両面を、その軟化温度以上に加熱するも
のである。
法は、エンボスロールと、このエンボスロールと軸を平
行に対向配置された押えロール間に発泡シートを供給し
て、発泡シートの片面にエンボス加工するにあたり、予
め発泡シートの両面を、その軟化温度以上に加熱するも
のである。
【０００７】上記発泡シートとしては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂等の熱
可塑性樹脂を発泡したシートが好適に使用されるが、加
熱することによって軟化されるものであれば、特に限定
されない。
ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂等の熱
可塑性樹脂を発泡したシートが好適に使用されるが、加
熱することによって軟化されるものであれば、特に限定
されない。
【０００８】上記発泡シートの発泡倍率は特に限定され
ないが、通常は３〜５０倍である。上記発泡シートの厚
みも特に限定されないが、通常は１〜１０ｍｍである。
上記発泡シートの加熱温度は、低すぎるとエンボス加工
を施す際に、発泡シートがカールしてしまい、高すぎる
と発泡シートが溶融してしまうので、発泡シートの軟化
点以上融点以下に限定される。
ないが、通常は３〜５０倍である。上記発泡シートの厚
みも特に限定されないが、通常は１〜１０ｍｍである。
上記発泡シートの加熱温度は、低すぎるとエンボス加工
を施す際に、発泡シートがカールしてしまい、高すぎる
と発泡シートが溶融してしまうので、発泡シートの軟化
点以上融点以下に限定される。
【０００９】上記加熱方法としては、電気ヒーター、遠
赤外ヒーターなど従来公知の方法が使用でき、発泡体内
部まで加熱できる遠赤外ヒーターが好ましい。
赤外ヒーターなど従来公知の方法が使用でき、発泡体内
部まで加熱できる遠赤外ヒーターが好ましい。
【００１０】（作用）本発明のエンボス加工方法は、エ
ンボスロールと、このエンボスロールと軸を平行に対向
配置された押えロール間に発泡シートを供給して、発泡
シートの片面にエンボス加工するにあたり、予め発泡シ
ートの両面を、その軟化温度以上融点以下に加熱するも
のであるから、発泡シートの両面が塑性変形され、片面
にエンボス加工されてしかもカールすることのないエン
ボス加工品が得られる。
ンボスロールと、このエンボスロールと軸を平行に対向
配置された押えロール間に発泡シートを供給して、発泡
シートの片面にエンボス加工するにあたり、予め発泡シ
ートの両面を、その軟化温度以上融点以下に加熱するも
のであるから、発泡シートの両面が塑性変形され、片面
にエンボス加工されてしかもカールすることのないエン
ボス加工品が得られる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しつ
つ、詳細に説明する。図１は、本発明のエンボス加工方
法を示す工程図である。
つ、詳細に説明する。図１は、本発明のエンボス加工方
法を示す工程図である。
【００１２】図１において差出装置１から巻取装置２間
で発泡シート３が移送される間に、順に赤外線ヒーター
からなる加熱装置４、４’エンボス加工装置５および引
取装置６が設けられている。発泡シート３は予め発泡シ
ートの両面を加熱する赤外線ヒーターからなる加熱装置
４、４’によって発泡シートの軟化温度まで加熱され、
エンボス加工装置５に導かれる。 エンボス加工装置５
は図２に示すようにエンボスロール７と、これと軸を平
行にして対向配置された押えロール８から構成され、エ
ンボスロール７の外周には、所定の凹凸模様９が形成さ
れている。
で発泡シート３が移送される間に、順に赤外線ヒーター
からなる加熱装置４、４’エンボス加工装置５および引
取装置６が設けられている。発泡シート３は予め発泡シ
ートの両面を加熱する赤外線ヒーターからなる加熱装置
４、４’によって発泡シートの軟化温度まで加熱され、
エンボス加工装置５に導かれる。 エンボス加工装置５
は図２に示すようにエンボスロール７と、これと軸を平
行にして対向配置された押えロール８から構成され、エ
ンボスロール７の外周には、所定の凹凸模様９が形成さ
れている。
【００１３】軟化した発泡シート３がこのエンボス加工
装置５を通過すると発泡シート３の片方の表面に凹凸模
様９に対応するエンボス模様が形成される。その後、発
泡シート３は引取装置６に引き取られて巻取装置２に巻
き込まれる。
装置５を通過すると発泡シート３の片方の表面に凹凸模
様９に対応するエンボス模様が形成される。その後、発
泡シート３は引取装置６に引き取られて巻取装置２に巻
き込まれる。
【００１４】
【実施例】本発明を実施例をもってさらに詳しく説明す
る。
る。
【００１５】（実施例１）図１記載の差出装置１に厚み
３ｍｍポリエチレンの３０倍発泡シート（積水化学社
製、商品名「ソフトロン」、軟化温度８０℃、融点１１
０℃）をセットして、赤外線ヒーターからなる加熱装置
４、４’によって発泡シートの両面の表面温度を９０℃
まで加熱した。加熱された発泡シート、エンボス加工装
置５に導かれる。エンボス加工装置５は図２に示すよう
な直径２００ｍｍのエンボスロール７と、これと軸を平
行にして対向配置された直径２００ｍｍの押えロール８
から構成されている。エンボスロール７と押えロール８
との間のクリアランスは１．２ｍｍとされ、エンボスロ
ール７の外周には、一片が５ｍｍ、高さが２ｍｍの三角
錐の所定の凹凸模様（突起）９が形成されている。
３ｍｍポリエチレンの３０倍発泡シート（積水化学社
製、商品名「ソフトロン」、軟化温度８０℃、融点１１
０℃）をセットして、赤外線ヒーターからなる加熱装置
４、４’によって発泡シートの両面の表面温度を９０℃
まで加熱した。加熱された発泡シート、エンボス加工装
置５に導かれる。エンボス加工装置５は図２に示すよう
な直径２００ｍｍのエンボスロール７と、これと軸を平
行にして対向配置された直径２００ｍｍの押えロール８
から構成されている。エンボスロール７と押えロール８
との間のクリアランスは１．２ｍｍとされ、エンボスロ
ール７の外周には、一片が５ｍｍ、高さが２ｍｍの三角
錐の所定の凹凸模様（突起）９が形成されている。
【００１６】軟化した発泡シート３をこのエンボス加工
装置５に通過させ、発泡シート３の片方の表面に、突起
９に対応する三角錐の凹部が形成された。三角錐の凹部
が形成された発泡シートを引取装置（ピンチロール）６
で１０ｍｍ／ｍｉｎで引き取り、巻取装置２に巻き込
み、エンボス加工シートを得た。
装置５に通過させ、発泡シート３の片方の表面に、突起
９に対応する三角錐の凹部が形成された。三角錐の凹部
が形成された発泡シートを引取装置（ピンチロール）６
で１０ｍｍ／ｍｉｎで引き取り、巻取装置２に巻き込
み、エンボス加工シートを得た。
【００１７】得られたエンボス加工シートを常温で８０
分間放置し、３００×３００ｍｍに切断し、平滑な面状
において、肉眼で観察したところ、カールは見られなか
った。
分間放置し、３００×３００ｍｍに切断し、平滑な面状
において、肉眼で観察したところ、カールは見られなか
った。
【００１８】（比較例１）発泡シート３の押えロール側
を加熱しなかったこと以外は実施例１と同様にしてエン
ボスシートを得た。なお発泡シート３の押えロール側の
温度は３５℃であった。
を加熱しなかったこと以外は実施例１と同様にしてエン
ボスシートを得た。なお発泡シート３の押えロール側の
温度は３５℃であった。
【００１９】得られたエンボス加工シートを実施例１と
同様にして観察したところ、中心部が３２ｍｍカールし
た。
同様にして観察したところ、中心部が３２ｍｍカールし
た。
【００２０】
【発明の効果】本発明の発泡シートのエンボス加工方法
は、上述の如きものであるから、一方にカールすること
のないエンボス加工品が得られる。従ってエンボス加工
シートに他の成形体を貼り付けやすく、接着性が向上す
る。その結果仕上がりのきれいなエンボス加工シート積
層体を得ることができる。
は、上述の如きものであるから、一方にカールすること
のないエンボス加工品が得られる。従ってエンボス加工
シートに他の成形体を貼り付けやすく、接着性が向上す
る。その結果仕上がりのきれいなエンボス加工シート積
層体を得ることができる。
【図１】本発明のエンボス加工方法を示す工程図であ
る。
る。
【図２】本発明に使用されるエンボス加工装置近傍の拡
大図である。
大図である。
【図３】従来のエンボス加工方法を示す工程図である。
３ 発泡シート ７ エンボスロール ８ 押えロール
Claims (1)
- 【請求項１】 エンボスロールと、このエンボスロール
と軸を平行に対向配置された押えロール間に発泡シート
を供給して、発泡シートの片面にエンボス加工するにあ
たり、予め発泡シートの両面を、その軟化温度以上融点
以下に加熱することを特徴とする発泡シートのエンボス
加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28823396A JPH10128847A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 発泡シートのエンボス加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28823396A JPH10128847A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 発泡シートのエンボス加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10128847A true JPH10128847A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17727563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28823396A Pending JPH10128847A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 発泡シートのエンボス加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10128847A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013010563A (ja) * | 2011-05-30 | 2013-01-17 | Sekisui Plastics Co Ltd | 容器用周側枠材とその製造方法及び容器 |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP28823396A patent/JPH10128847A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013010563A (ja) * | 2011-05-30 | 2013-01-17 | Sekisui Plastics Co Ltd | 容器用周側枠材とその製造方法及び容器 |
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