JPH10127975A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JPH10127975A
JPH10127975A JP8288897A JP28889796A JPH10127975A JP H10127975 A JPH10127975 A JP H10127975A JP 8288897 A JP8288897 A JP 8288897A JP 28889796 A JP28889796 A JP 28889796A JP H10127975 A JPH10127975 A JP H10127975A
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JP
Japan
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washing
drum
washing machine
laundry
dehydration
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JP8288897A
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English (en)
Inventor
Atsushi Fukushima
敦 福島
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯から乾燥まで連続運転を行った場合、洗
濯物にしわが生じ、アイロンがけやしわを伸ばす作業を
必要とする。 【解決手段】 洗濯機本体1内に配設された水槽4内で
水平軸を中心に自在に回転し、かつ、内部に洗濯物を収
容する回転ドラム2にて、洗い、すすぎ、脱水等の一連
の洗濯動作を行うドラム式洗濯機において、洗濯動作に
おける複数回の中間脱水時及び最終脱水の脱水回転数を
通常回転数より低く設定する運転手段を備えてなるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム式洗濯機、
ドラム式乾燥洗濯機等のドラム式洗濯機に関し、特に、
洗濯から乾燥までの連続運転を行った際の衣類のしわ等
を低減することを図ったドラム式洗濯機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、水平軸を中心に回転する横型
のドラム式洗濯機は、数多く提案されており、また、欧
州において使用されている洗濯機は、この種のドラム式
がほとんどである。この形式の洗濯機は一般に回転ドラ
ムを低速で連続回転して洗濯作業を行うが、この回転ド
ラムを用いて脱水、乾燥までも容易に行えるようになっ
ている。
【0003】このドラム式乾燥洗濯機は、洗濯機本体の
内側に、運転中の振動を吸収するためにスプリングおよ
びショックアブソーバにより懸架された水槽と、この水
槽の内側で水平軸を中心に回転するように配設されたド
ラムとの二重構造となっており、洗濯機本体の全面に操
作・表示部分が設けてあり、この操作・表示部分の裏側
に制御装置が取り付けられている。
【0004】上記水槽は、洗濯液や脱水液を貯え、か
つ、排出する機能を有している。ドラムはその周壁全体
に洗濯時の給水、脱水時の排水、および、乾燥時の温風
を通過させるために多数の小孔が設けられ、上記水槽の
上部には乾燥ユニットが取り付けられている。また、乾
燥時に温風を循環させるための循環ダクトが設けられ、
本体の正面には洗濯物を出し入れするためのドアが設け
られており、このドアは水槽との間のドアパッキンによ
り密閉する構造となっている。
【0005】上記ドラムは駆動モータにて回転させら
れ、洗濯液等は機外に排水ポンプにて排出される。ま
た、水槽と排水ポンプの間の配管経路には糸屑フィルタ
が設けられ、設置脚は本体底面に固定した、調節可能な
支持部材と設置床とこの支持部材の間に取り付けた吸振
材を介して設置面上に設置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成して
なるドラム式乾燥洗濯機であれば、洗濯から乾燥まで連
続運転を行った場合、洗濯物にしわが生じ、アイロンが
けやしわを伸ばすといった作業を必要とし、手間がかか
るという欠点があった。
【0007】本発明は、上記のような課題を解決しよう
とするものであり、洗濯物のしわの低減を図った運転手
段(運転コース)を備えることにより、しわの少ない仕
上がりを可能としたドラム式(乾燥)洗濯機を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のドラム式洗濯機
は上記目的を達成するためになされたもので、請求項1
記載の発明は、洗濯動作(洗濯工程)における複数回の
中間脱水時及び最終脱水の脱水回転数を通常回転数より
低く設定する運転手段(運転コース)を備えてなるもの
である。
【0009】また、請求項2記載の発明は、洗濯工程に
おける複数回の中間脱水時及び最終脱水の脱水時間を通
常時間より短く設定する運転手段(運転コース)を備え
てなるものである。
【0010】そして、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明の構成に加えて、運転手段にて低く設定した
各脱水時の脱水回転数を、洗濯物の量によって変化させ
るように設定する運転手段(運転コース)を備えてなる
ものである。
【0011】そしてまた、請求項4記載の発明は、請求
項2記載の発明の構成に加えて、運転手段にて短く設定
した各脱水時の脱水時間を、洗濯物の量によって変化さ
せるように設定する運転手段(運転コース)を備えてな
るものである。
【0012】本発明のドラム式洗濯機は上記構成にて、
請求項1記載の発明は、洗濯工程において行われる複数
回の中間脱水及び最終脱水の脱水回転数を通常コースの
脱水回転数より低く設定した運転コースを選ぶことによ
って、脱水回転による遠心力により生ずる洗濯物に作用
する機械力が少なくなり、それにより、洗濯物のしわの
発生が低減される。
【0013】また、請求項2記載の発明は、洗濯工程に
おいて行われる複数回の中間脱水及び最終脱水の脱水時
間を通常コースの脱水時間より短く設定した運転コース
を選ぶことによって、脱水回転による遠心力が洗濯物に
作用する時間が短くなり、洗濯物のしわの発生が低減さ
れる。
【0014】そして、請求項3記載の発明は、洗濯工程
において行われる複数回の中間脱水及び最終脱水の脱水
回転数を通常コースの脱水回転数より低く設定し、さら
にその脱水回転数を洗濯物の量によって変化させること
によって、脱水性能を損なうことなく、脱水回転による
遠心力により生ずる洗濯物に作用する機械力が少なくな
り、それにより、洗濯物のしわの発生が低減される。
【0015】そしてまた、請求項4記載の発明は、洗濯
工程において行われる複数回の中間脱水及び最終脱水の
脱水時間を通常コースの脱水時間より短く設定し、さら
にその脱水時間を洗濯物の量によって変化させることに
よって、脱水性能を損なうことなく、脱水回転による遠
心力が洗濯物に作用する時間が短くなり、洗濯物のしわ
の発生が低減される。脱水回転による遠心力により生ず
る洗濯物に作用する機械力が少なくなり、それにより、
洗濯物のしわの発生が低減される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のドラム式洗濯機の
実施の形態をドラム式乾燥洗濯機に実施した場合につい
て図面ととに説明する。図1は本発明のドラム式洗濯機
の実施の形態を示すドラム式乾燥洗濯機の内部の概略縦
断正面図、図2は本発明のドラム式洗濯機の実施の形態
を示すドラム式乾燥洗濯機の概略縦断側面図である。
【0017】図1および図2おいて、1は洗濯機本体、
2は回転ドラム、3は撹拌バッフル、4は水槽、5は高
圧ホース、6は給水弁、6aは水管路(洗濯用)、6b
は水管路(乾燥用)、7は循環ダクト、8は排水ダク
ト、9はフィルターケース、10は循環ポンプ、10a
は循環パイプ、11は排水ポンプ、12は排水ホース、
13は乾燥ユニット、14は回転軸、15はドラムプー
リ、16はモータ、17はベルト、19は設置脚、20
は操作パネル、21は制御装置、22は洗剤ケース、2
3はドア、24は圧力スイッチ、25はドアパッキン、
26はフィルター、27はスプリング、28はショック
アブソーバである。
【0018】そして、洗濯機は、全体がほぼ直方体であ
って、洗濯機本体1内に軸方向が短い、ほぼ円柱形状の
回転ドラム2と水槽4とが設けられる。この回転ドラム
2は水平方向にほぼ沿って回転軸14が配設され、回転
軸14に沿った方向の1端部(回転軸は反対側端部)が
開口する洗濯物の投入を行うためのドア23が配設され
ている。25はドアパッキンであり、ゴムなどの弾性体
からなるシール材として内嵌されている。従って、ドア
23が閉じたときには、ドアの周縁部と投入口内周縁部
とで前記シール材が挟圧されて、洗濯機本体1および水
槽4の水密が保持されるようになっている。
【0019】回転ドラム2は、洗濯物を収容して回転す
るものであって、回転ドラム2内には、中心軸に向けて
突出する山脈状に撹拌バッフル3が形成される。水槽4
は前記回転ドラム2を囲んで設けられ、洗濯水(洗剤を
含む水、すすぎ水も含む)をためるものである。この洗
濯水は、水道につながる高圧ホース5を通り給水弁6か
らの水道の開閉を行うことにより水管路6a(図2参
照)を介して水槽4内に供給される(詳しくは、一旦は
洗剤ケース22に入った後に、流路22aを介して水槽
4内に供給される)。
【0020】また、前記給水弁6内部には、乾燥・除湿
用の冷却水をドラム循環ダクト7内にシャワー状に浴び
せられるようにドラム循環ダクト7内に水道水を送る切
り替え機構も兼ね備えている。水槽4の底部には水槽4
内の洗濯水を出す排水ダクト8が設けられ、この排水ダ
クト8には、排水された洗濯水に含まれる糸屑やゴミ等
の挟雑物を除去するフィルターケース9につながり、フ
ィルター26により糸屑やゴミ等は除去される。
【0021】フィルターケース9には、洗濯水を水槽4
内に循環させる循環ポンプ10と水槽4内の洗濯水を洗
濯機外部に排水するための排水ポンプ11がつながる。
水槽4内にためられた洗濯水を循環させるときには、水
槽4内の洗濯水は排水ダクト8からフィルターケース9
内のフィルター26を通り、挟雑物が除去された後に循
環ポンプ10により水槽4内に返される。循環ポンプ1
0からは水槽4の投入口付近のドアパッキン25に開口
する循環パイプ10aにより洗濯水が水槽4内に返され
る。
【0022】また、水槽4内の洗濯水を排水するときに
は、フィルターケース9より分岐した排水ポンプ11か
ら、洗濯水が排水ホース12を通り洗濯機本体1から排
水されるようになっている。
【0023】洗濯物を乾燥するために洗濯機本体1内に
は乾燥ユニット13と循環ダクト7とが設けられてい
る。循環ダクト7は一端部、および、他端部が水槽4の
上端部、および下端部にそれぞれ連通したダクトであ
り、給水弁6から水管路6b(図1参照)を介して乾燥
・除湿用の水が内部に入るようになっている。
【0024】また、乾燥ユニット13は、循環ダクト7
の空気流路の途中に設けられていてヒータ、ファンから
構成されるものであって、送風によって循環ダクト7を
介して水槽4内に温風を送る。すなわち、洗濯物から蒸
発した水分は循環ダクト7内で水道水により除湿され、
再び乾燥ユニット13を通り乾燥した温風で洗濯物を乾
燥させる。
【0025】水槽4の中心部を貫通してドラム2の回転
中心であって投入口の反対側端部に水平な回転軸14が
固定して設けられており、この回転軸14にはドラムプ
ーリ15が固定されている。水槽4の下端部にはドラム
駆動用モータ16が設けられており、このモータ16の
回転軸とドラムプーリ15をベルト17で連結してい
る。これら水槽4、回転軸14、ドラムプーリ15およ
びドラム駆動用モータ16などは洗濯機本体1に収容さ
れている。
【0026】なお、振動吸収のため、洗濯機本体1の上
部から水槽4を防振機能を備えたスプリング27、およ
び、下部からはショックアブソーバー28により懸架さ
れており、これにより水槽4の振動を減衰させる構成で
ある。洗濯機本体1の底面には設置脚19が複数個設け
られ、これらの設置脚19で洗濯機本体1を支えてい
る。設置脚19は、本体1の振幅が大きくなったり、本
体1の振幅が設置床に伝達されることを防止している。
【0027】また、洗濯機本体1の前面上部には、運転
/停止スイッチ、および、各種操作スイッチ等のパネル
入力部20a、ならびに表示ランプ等の表示部20bが
設けられた操作パネル20が配置される。この操作パネ
ル20の内側部には洗濯機の電気的制御を行う制御装置
21が配設され、操作パネル20からの信号線が接続さ
れる。制御装置21には、ドア23の開閉を検出するド
アスイッチ、水槽4内の水位を水圧で検出する圧力スイ
ッチ24およびモータ16の回転を検出するタコメータ
16aの出力信号線が接続される。
【0028】図3はドラム式乾燥洗濯機の制御装置21
を示す回路ブロック図であり、図3において、制御装置
21は主に、電源部30、表示部20b、パネル入力部
20a、ドアスイッチ等の信号入力部31、制御部3
2、出力部33および負荷部34から成る。
【0029】電源部30は、コンセントプラグ35から
電源スイッチ36を介して商用電源が入力されて、交流
電源を変圧し、また、整流して制御用の直流電源を出力
したりクロックパルスを発振出力する。表示部20b
は、前記表示ランプの他、ブザーも鳴らす。
【0030】制御部32は、マイクロコンピュータ(以
下マイコンという)から主になり洗濯機の動作に関する
判断・指令を行うものであって、演算・記憶部を有して
いる。出力部33は、制御部の指令にしたがってドライ
ブ信号を出力するトライアックを含む半導体素子を有し
ている。
【0031】負荷部34は、前記出力部のドライブ信号
で作動し、乾燥ユニット13、給水弁6、排水ポンプ1
1、ドアロック機構(作動ソレノイド等)37、ドラム
駆動用モータ16の作動リレー38(コイル38a、接
点38b)を有している。
【0032】次に、本発明のドラム式乾燥洗濯機の実施
の形態の第1の動作について説明を行うが、基本的な洗
いから乾燥にいたる動作は従来のドラム式乾燥洗濯機と
ほぼ同様であり、その概要は次の通りである。
【0033】まず、洗い工程から脱水工程にいたる運転
の概略動作について説明すると、洗い工程はドラム2内
に洗濯物を入れ、洗剤ケース23に洗剤を入れて、電源
を投入してパネル入力部にてしわ低減運転コースキー4
0を選択し、スタートキーを押すと、洗濯運転が開始さ
れる。
【0034】そして、ドア24がロックされた後、洗濯
用給水弁6を開けて所定水位まで給水し、洗剤を溶かし
た洗濯液を上方から流し込んで洗濯物に含ませ、次にド
ラム2を低速回転させることによって洗いが行われる。
ドラム2内の洗濯物は、ドラム2の回転による遠心力と
バッフル3とでドラム2内の頂上付近まで持ち上げられ
た後、自重により落下する。(タンブリングという。)
このタンブリングを繰り返されることにより、洗濯物は
落下時の衝撃力でたたき洗いされる。
【0035】次にすすぎ工程に移る。洗いが終わると回
転ドラム2の回転は停止され、排水ポンプ12がONし
て洗濯液を排出し、排水が完了すると、中間脱水に移
り、洗濯物のアンバランス修正を目的とした低速反転動
作を行い、低速脱水回転を行う。アンバランスの修正が
完了すると次にドラムの回転数を上げて行き、高速脱水
回転を行う。その時のドラムの回転による遠心力を利用
して洗濯物をドラム2の周壁内面に押し付けることによ
って脱水を行う。この時の高速脱水回転数を通常のコー
スの脱水回転数(例えば1000rpm)に比べ、低い
回転数(例えば400rpm)で行う。
【0036】次に再び給水を行い、回転ドラム2を低速
回転することによりすすぎが行われる。すすぎが完了す
ると、再び排水が行われ、中間脱水に移る。この時も脱
水回転数を上記同様、通常に比べ、低い回転数で行う。
この一連の工程を繰り返した後、最終脱水に移る。この
時も上記同様、通常に比べ、低い回転数で脱水を行い、
洗濯工程が終了する。そして、乾燥工程は従来例と同様
に行われ、洗濯物が乾燥されて仕上がり、全工程が終了
する。
【0037】次に第2の動作について説明すると、洗い
工程は上記第1の動作と同じであり、すすぎ工程におけ
る中間脱水の高速脱水回転の時間を通常のコースの脱水
時間(例えば3分)に比べ、短い時間(例えば1分)で
行う。他の中間脱水や最終脱水における高速脱水時間も
同様に短い時間で運転する。
【0038】次に第3の動作について説明すると、ま
ず、洗い工程から脱水工程にいたる運転の概略動作につ
いてであるが、洗い工程はドラム2内に洗濯物を入れ、
洗剤ケース23に洗剤を入れて、電源を投入してパネル
入力部にてしわ低減運転コースキー40を選択し、スタ
ートキーを押すと、洗濯運転が開始される。
【0039】そして、ドア24がロックされた後、容量
検出手段により、洗濯物の容量を測定し、つぎに洗濯用
給水弁6を開けて所定水位まで給水し、洗剤を溶かした
洗濯液を上方から流し込んで洗濯物に含ませる。次にド
ラム2を低速回転させることによって洗いが行われる。
ドラム2内の洗濯物は、ドラム2の回転による遠心力と
バッフル3とでドラム2内の頂上付近まで持ち上げられ
た後、自重により落下する。(タンブリングという。)
このタンブリングを繰り返されることにより、洗濯物は
落下時の衝撃力でたたき洗いされる。
【0040】次にすすぎ工程に移る。洗いが終わると回
転ドラム2の回転は停止され、排水ポンプ12がONし
て洗濯液を排出する。排水が完了すると、中間脱水に移
り、洗濯物のアンバランス修正を目的とした低速反転動
作を行い、低速脱水回転を行う。アンバランスの修正が
完了すると次にドラムの回転数を上げて行き、高速脱水
回転を行う。
【0041】その時のドラムの回転による遠心力を利用
して洗濯物をドラム2の周壁内面に押し付けることによ
って脱水を行う。この時の高速脱水回転数を通常のコー
スの脱水回転数(例えば1000rpm)に比べ、低い
回転数で行う。この回転数は、洗濯工程の最初に検出し
た洗濯物の容量によって決定される。
【0042】次に再び給水を行い、回転ドラム2を低速
回転することによりすすぎが行われる。すすぎが完了す
ると、再び排水が行われ、中間脱水に移る。この時も脱
水回転数を上記同様、通常に比べ、低い回転数で行う。
この回転数も上記同様、事前に検出された洗濯物の容量
によって決定される。この一連の工程を繰り返した後、
最終脱水に移る。この時も上記同様、通常に比べ、低い
回転数で脱水を行い、洗濯工程が終了する。そして、乾
燥工程は従来例と同様に行われ、洗濯物が乾燥されて仕
上がり、全工程が終了する。
【0043】次に第4の動作について説明すると、洗い
工程は第3の動作と同じであり、すすぎ工程における中
間脱水の高速脱水回転の時間を通常のコースの脱水時間
(例えば3分)に比べ、短い時間(例えば1分)で行
う。この時の時間は洗濯工程の最初に検出した洗濯物の
容量によって決定される。他の中間脱水や最終脱水にお
ける高速脱水時間も同様に洗濯物の容量により決定さ
れ、かつ通常のコースより短い時間で運転する。
【0044】なお、上記実施の形態においては、ドラム
式乾燥洗濯機に実施した場合について説明したが、洗濯
のみを行うドラム式洗濯機と衣類乾燥機の組み合わせに
上記方法が適用できることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】本発明のドラム式洗濯機は上記のような
構成であるから、請求項1記載の発明は、洗濯から乾燥
まで連続運転を行った時に通常コースに比べ、洗濯物に
作用する機械力が低く抑えられるため、乾燥仕上がり時
に洗濯物のしわが少なく、アイロンがけなどの手間を少
なくすることが可能となる。
【0046】また、請求項2記載の発明は、洗濯から乾
燥まで連続運転を行った時に通常コースに比べ、機械力
が洗濯物に作用する時間が短く抑えられるため、乾燥仕
上がり時に洗濯物のしわが少なく、アイロンがけなどの
手間を少なくすることが可能となる。
【0047】そして、請求項3記載の発明は、洗濯から
乾燥まで連続運転を行った時に通常コースに比べ、洗濯
物に作用する機械力が低く抑えられ、かつ洗濯物の量に
合わせて脱水回転数を変化させているため、脱水性能を
損なうことなく、かつ乾燥仕上がり時に洗濯物のしわが
少なく、アイロンがけなどの手間を少なくすることが可
能となる。
【0048】そしてまた、請求項4記載の発明は、洗濯
から乾燥まで連続運転を行った時に通常コースに比べ、
機械力が洗濯物に作用する時間が短く抑えられ、かつ洗
濯物の量に合わせて脱水時間を変化させているため、脱
水性能を損なうことなく、かつ乾燥仕上がり時に洗濯物
のしわが少なく、アイロンがけなどの手間を少なくする
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドラム式洗濯機の実施の形態を示すド
ラム式乾燥洗濯機の概略縦断正面図である。
【図2】本発明のドラム式洗濯機の実施の形態を示すド
ラム式乾燥洗濯機の概略縦断側面図である。
【図3】本発明のドラム式洗濯機の実施の形態を示すド
ラム式乾燥洗濯機の制御装置のブロック図である。
【図4】本発明のドラム式洗濯機の実施の形態を示すド
ラム式乾燥洗濯機の操作パネルの全表示状態の説明図で
ある。
【図5】本発明のドラム式洗濯機の実施の形態を示すド
ラム式乾燥洗濯機のしわ低減コースを選ばない場合の運
転中の操作パネル表示の説明図である。
【図6】本発明のドラム式洗濯機の実施の形態を示すド
ラム式乾燥洗濯機のしわ低減コースを運転中の操作パネ
ル表示の説明図である。
【符号の説明】
1 洗濯機本体 2 ドラム 3 撹拌バッフル 4 水槽 13 乾燥ユニット 14 回転軸 19 設置脚 20 操作パネル 20a パネル入力部 20b 表示部 21 制御装置 23 ドア 29 設置面 30 電源部 31 信号入力部 32 制御部 33 出力部 34 負荷部 36 電源スイッチ 37 ドアロック機構 40 しわ低減の運転コースの選択キー 41 しわ低減コース運転中の表示

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機本体に配設された水槽内で水平軸
    を中心に自在に回転し、かつ、内部に洗濯物を収容する
    回転ドラムにて、洗い、すすぎ、脱水等の一連の洗濯動
    作を行うドラム式洗濯機において、洗濯動作における複
    数回の中間脱水時及び最終脱水の脱水回転数を通常回転
    数より低く設定する運転手段を備えてなることを特徴と
    するドラム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 洗濯機本体に配設された水槽内で水平軸
    を中心に自在に回転し、かつ、内部に洗濯物を収容する
    回転ドラムにて、洗い、すすぎ、脱水等の一連の洗濯動
    作を行うドラム式洗濯機において、洗濯動作における複
    数回の中間脱水時及び最終脱水の脱水時間を通常時間よ
    り短く設定する運転手段を備えてなることを特徴とする
    ドラム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 上記運転手段にて低く設定した各脱水時
    の脱水回転数を、洗濯物の量によって変化させるように
    設定する運転手段を備えてなることを特徴とする請求項
    1記載のドラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 上記運転手段にて短く設定した各脱水時
    の脱水時間を、洗濯物の量によって変化させるように設
    定する運転手段を備えたことを特徴とする請求項2記載
    のドラム式洗濯機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007000951A1 (ja) * 2005-06-28 2007-01-04 Sharp Kabushiki Kaisha 洗濯乾燥機
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Effective date: 20040907