JPH10125937A - ショットキーバリア半導体装置 - Google Patents

ショットキーバリア半導体装置

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JPH10125937A
JPH10125937A JP27581896A JP27581896A JPH10125937A JP H10125937 A JPH10125937 A JP H10125937A JP 27581896 A JP27581896 A JP 27581896A JP 27581896 A JP27581896 A JP 27581896A JP H10125937 A JPH10125937 A JP H10125937A
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JP
Japan
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semiconductor layer
layer
schottky barrier
semiconductor
semiconductor device
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JP27581896A
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Hideaki Yomo
秀明 四方
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショットキーバリアを形成する実用的な金属
材料が限定されていても、その金属材料と異なる障壁値
を有するショットキーバリア半導体装置を提供する。 【解決手段】 半導体層2の表面に該半導体層と接触し
てショットキーバリアを形成する金属層が設けられてな
るショットキーバリア半導体装置であって、前記半導体
層に接する金属層が少なくとも2種類の金属材料からな
る金属層3a、3bにより形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板上の動作
層とする半導体層上にショットキーバリアを形成する金
属層が設けられるショットキーバリア半導体装置に関す
る。さらに詳しくは、金属層として異なる金属材料を組
み合わせることにより、金属材料により一義的に決まる
障壁値の2種類以上の中間的な障壁値を有するショット
キーバリア半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ショットキーバリアダイオード(以下、
SBDという)は、スイッチング特性が高速で、順方向
損失が小さいため、高周波用の整流回路に広く用いられ
ている。従来のSBDは、たとえば図6(a)〜(b)
に断面説明図およびその平面説明図がそれぞれ示される
ような構造になっている。
【0003】すなわち、図6において、1はたとえばシ
リコンなどからなるn+ 型の半導体基板で、2は半導体
基板1の上にエピタキシャル成長された、たとえばn-
型の動作層となる半導体層、3はモリブデン(Mo)な
どからなり、ショットキーバリアを形成する金属層、4
は金属層3の外周近傍の半導体層2の表面側にp型ドー
パントが拡散されて、ショットキー接合の周辺部での耐
圧を向上させるために形成されたガードリングである。
5は半導体層2の表面に熱酸化法またはCVD法などに
より形成された、たとえばSiO2 などからなる絶縁膜
である。金属層3は図3(b)に平面図が示されるよう
に、周囲が絶縁膜5の上にかかるように、動作領域の半
導体層2の表面の全面に一様に設けられている。
【0004】この金属層3と半導体層2とのショットキ
ー接合により得られるSBDの順方向電圧VF や逆方向
のリーク電流IR の特性は、金属材料と半導体層との固
有の障壁値により、図7に示されるように変化する。こ
の種のショットキー接合を得るための金属材料として
は、取扱い易さ、経済性、信頼性などの点からチタン
(Ti)とMoが実用的に用いられるが、このTiとn
型シリコン半導体層との障壁値は0.6±0.02eV程
度で、Moのそれは0.7±0.02eV程度であり、そ
の中間の特性が要求される場合に適当な金属材料がな
く、所望の特性のSBDが得られない。すなわち、クロ
ムやタングステンなどの金属材料では、酸化しやすく、
また割れやすいという問題があり、実用的でない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ショットキーバリアを形成する実用的な金属材料として
は、取扱い易さや経済性などにより、ある程度限定さ
れ、そのショットキー特性もその材料により決まり、そ
の中間の特性のショットキーバリア半導体装置を得るこ
とができないという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、ショットキーバリアを形成する実用的
な金属材料が限定されていても、その金属材料と異なる
障壁値を有するショットキーバリア半導体装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、前述の任意の障壁値
を得ると共に、逆方向特性である耐圧が高く、かつ、順
方向電圧の低いショットキーバリア半導体装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるショットキ
ーバリア半導体装置は、半導体層の表面に該半導体層と
接触してショットキーバリアを形成する金属層が設けら
れてなるショットキーバリア半導体装置であって、前記
半導体層に接する金属層が少なくとも2種類の金属材料
からなっている。
【0009】この構造にすることにより、高価な白金や
酸化しやすくて割れやすいクロムなどの金属材料を使用
しなくても、所望のショットキー特性を有するショット
キーバリア半導体装置となる。しかも、2種類以上の金
属層の面積比を調整することにより、用いられる金属の
障壁値の中間のどの障壁値にもすることができ、単独の
金属では得られないショットキー特性を得ることができ
る。
【0010】前記半導体層が、該半導体層と同じ導電型
で該半導体層の不純物濃度より高い不純物濃度の高濃度
不純物領域の表面側に設けられ、前記半導体層の前記金
属層の外周部に該半導体層と異なる導電型のガードリン
グが形成され、動作領域における前記金属層と前記高濃
度不純物領域との間の前記半導体層の厚さが、前記ガー
ドリングの底面と前記高濃度不純物領域との間の前記半
導体層の厚さより小さく形成されていることが好まし
い。そのような構成にすることにより、動作領域におけ
る不純物濃度が低い半導体層は薄く、動作抵抗が小さく
なる。また、ガードリングと半導体層とのpn接合部の
半導体層は不純物濃度が低く、その厚さが厚いため、空
乏層を充分に広くして大きな耐圧が得られる。
【0011】ここに高濃度不純物領域とは、バリア金属
層と接する半導体層より不純物濃度が高く形成された半
導体基板、埋込層その他の不純物が拡散されて不純物濃
度が前記半導体層より高くされた領域を意味する。ま
た、動作領域とは、金属層と半導体層との間でショット
キーバリアが形成される領域の他、その下部の半導体基
板までを含む意味である。
【0012】前記動作領域における前記半導体層の表面
と前記ガードリングの表面とが同一面に形成されること
により、段差に伴う金属層の段切れが生じて耐圧が低く
なったり、電極金属によるショート不良が発生するのを
防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明のショットキーバリア半導体装置およびその製法につ
いて説明をする。
【0014】図1は本発明のショットキーバリア半導体
装置の一実施形態であるSBDの断面説明図である。図
1において、1はたとえば不純物濃度が1×1019程度
のn + 型のシリコンからなり、厚さがたとえば200〜
250μm程度の半導体基板で、その上に動作層となる
不純物濃度がたとえば1×1015程度のn- 型の半導体
層2が、たとえば4〜5μm程度の厚さに形成されてい
る。半導体層2の動作領域となる部分の外周部の表面に
ガードリング4とするp+ 型領域が2μm程度の深さに
設けられている。ガードリング4は、ショットキーバリ
アを形成する金属層の周辺部での逆方向特性である耐圧
が中心部のそれに比して小さくなる現象があるため、周
辺部での耐圧を向上させるために形成されている。この
ガードリング4が設けられることにより、ショットキー
接合周辺部での耐圧はガードリング4部のpn接合によ
り支配され、pn接合部での耐圧を強くすることによ
り、ショットキーバリア半導体装置の耐圧を強くするこ
とができる。
【0015】そのガードリング4上にかかるように、半
導体層2の表面にチタン(Ti)とモリブデン(Mo)
のような半導体層とショットキーバリア(ショットキー
接合)を形成する金属層3(第1の金属層であるTi金
属層3a、第2の金属層であるMo金属層3b)が設け
られている。すなわち、図1に示される例では、図1
(b)に平面図が示されるように、半導体層2の動作領
域の表面の外周部にTi金属層3aが設けられ、その中
心部にMo金属層3bがそれぞれ連続するように半導体
層2の動作領域表面に設けられている。Ti金属層3a
およびMo金属層3bの上には銀(Ag)またはアルミ
ニウム(Al)などのオーバーメタル6が設けられ、両
金属層3a、3bが完全に電気的に接続されている。こ
のオーバーメタル6は、図1(a)に示されるように、
金属層3aの側部も覆うように設けられることが、薄い
金属層3aに傷がついてショートするなどの危険性を防
ぐ点からも好ましい。また、図示されていないが、半導
体基板1の裏面にはNiやAuなどからなる電極が形成
される。なお、5は絶縁膜である。
【0016】以上のように、本発明のショットキーバリ
ア半導体装置では、半導体層2とショットキーバリアを
形成する金属層として、異なる2種類の材料の金属層3
a、3bが用いられ、その2種類の金属層3a、3bが
半導体層2の表面に電気的に接続して設けられているこ
とに特徴がある。
【0017】つぎに、このショットキーバリア半導体装
置の作用について説明をする。前述のように、半導体層
2と接する金属層の材料によって半導体との間の障壁値
が異なり、順方向電圧VF や逆方向リーク電流IR など
のショットキー特性が異なる。したがって、図1に示さ
れるように、Ti金属層3aと、Mo金属層3bとから
なるショットキーバリア半導体装置では、図1(c)に
等価回路が示されるように、Tiからなる金属層のSB
D1とMoからなる金属層のSBD2とが並列に接続さ
れたショットキーバリア半導体装置と同様に作用する。
したがって、ショットキー特性はその中間の特性とな
り、両金属層3a、3bの面積が等しければ、 VF =(VF1+VF2)/2、IR =(IR1+IR2)/2 の特性となる。なお、添字の1はSBD1の特性、添字
の2はSBD2の特性をそれぞれ示す。障壁値も両者の
平均値になり、たとえば前述のMoとTiとをそれぞれ
等面積になるように形成すると、障壁値φb はMoとT
iとの平均の0.65eV付近となり、この障壁値の順
方向電圧VF および逆方向のリーク電流I R の特性が得
られる。
【0018】両金属層の面積が等しくなければ、それぞ
れの面積比に応じて面積の大きい方の金属層の特性に近
くなり、その中間の所望の特性のショットキーバリア半
導体装置が得られる。すなわち、一方のSBD1の金属
層の面積をS1、他方のSBD2の面積をS2とする
と、そのショットキーバリア半導体装置の特性は、 VF =VF1・S1/(S1+S2)+VF2・S2/(S
1+S2) IR =IR1・S1/(S1+S2)+IR2・S2/(S
1+S2) の特性となる。その結果、それぞれの面積S1、S2を
調整することにより、2つの金属のショットキー特性の
間の所望の特性のショットキーバリア半導体装置が得ら
れる。
【0019】図1に示される例では、第1の金属層(T
i金属層3a)の中心部に第2の金属層(Mo金属層3
b)が設けられるパターンであるが、この第1の金属層
と第2の金属層とのパターンはこの例に限定されるもの
ではなく、単純に縦または横に2分したパターンで形成
されてもよいし、格子状に区切って1つの矩形ごとに第
1および第2の金属を交互に設ける構造にしてもよい。
また2種類以上の金属層が分離して半導体層上に設けら
れてその両者が電気的に接続されてもよい。第1および
第2の金属層のそれぞれの全面積により前述のように特
性が定まり、そのパターン形状には影響を受けない。ま
た、以上の例では、2種類の金属の組み合わせであった
が、3種類以上の金属を組み合わせても同様に中間の特
性を有するショットキーバリア半導体装置が得られる。
【0020】つぎに、このショットキーバリア半導体装
置の製法について、図2を参照しながら説明をする。
【0021】まず、図2(a)に示されるように、不純
物濃度が1×1019程度と高く、厚さが500μm程度
のn型の半導体基板1の表面に不純物濃度が1×1014
〜1×1016程度のn- 型半導体層2を4〜5μm程度
エピタキシャル成長して堆積する。その後、熱酸化法な
どにより動作領域の外周部に開口部を有するマスク11
を形成し、ボロンなどのp型不純物をたとえば1180
℃程度で1〜5時間程度拡散しガードリング4を形成す
る。
【0022】つぎに、図2(b)に示されるように、動
作領域の半導体層2およびガードリング4の一部が露出
するように、絶縁膜5をパターニングし、全面に第1の
金属であるTiを、たとえば真空蒸着により、0.01
〜1μm程度成膜する。そして、その周囲がガードリン
グ4上にかかり、また中心部に矩形状の貫通孔12が形
成されるようにパターニングをし、Ti金属層3aを形
成する。
【0023】つぎに、図2(c)に示されるように、全
面に第2の金属であるMoを、たとえば同様の真空蒸着
により0.01〜1μm程度成膜し、前述のTi金属層
3aの貫通孔12により露出した半導体層2の表面にの
み残るようにパターニングする。この際、エッチング液
としてMoを腐食するが、Tiを腐食しないエッチング
液を使用することにより、Moの膜のみがパターニング
されてMo金属層3bがTi金属層3aの中心部の貫通
孔12内に形成される。その後、全面にAgまたはAl
を真空蒸着などにより成膜し、両金属層3a、3bを覆
うようにパターニングすることにより、図1(a)に示
されるような断面構造のSBDが得られる。この後、半
導体基板1の裏面を研磨して薄くし、その裏面にAuま
たはNiなどの電極材料を蒸着し各チップにダイシング
することにより、SBDのチップが形成される。
【0024】図3〜5に示される例は、前述のショット
キーバリアを形成する金属層を2種類以上使用してその
障壁値を調整しながら、耐圧が高く、かつ、順方向電圧
を低くすることができるショットキーバリア半導体装置
の構造例である。
【0025】図3に示される例は、図1に示される構造
の動作領域部で半導体基板1と半導体層2との境界部か
ら半導体層2の表面近傍までの領域に同じ導電型で不純
物濃度が高い埋込層7が設けられている。その結果、動
作領域においては第1および第2の金属層、すなわちT
i金属層3aおよびMo金属層3bと高濃度不純物領域
(埋込層7)との距離d2 が、ガードリング4の底面と
高濃度不純物領域(半導体基板1)との距離d1 より小
さく形成されていることに特徴がある。他の構造は図1
に示される構造と同じで、図1と同じ符号を付してその
説明を省略する。なお、オーバーメタルは図示されてい
ない。
【0026】この構造にすることにより、動作領域にお
ける不純物濃度が低い半導体層2の厚さd2 が、たとえ
ば1μm程度と薄くでき、その下の図示しない電極に至
るまでは不純物濃度が高い埋込層7および半導体基板1
であるため順方向電圧を非常に低くすることができる。
すなわち、ショットキーバリアを形成する半導体層2の
不純物濃度が高いとオーミック接触となってショットキ
ーバリアが得られないが、接触部以外は不純物濃度を低
くする必要がなく、その半導体層2を薄くすることによ
り、動作抵抗を下げている。一方、耐圧はとくにその周
囲が弱く、ガードリング4が設けられることにより、そ
の周囲における耐圧はpn接合部における耐圧で支配さ
れている。このpn接合部の耐圧は不純物濃度が低い半
導体層2の半導体基板1までの厚さd1 が大きいほど空
乏層が広がって高い耐圧が得られるが、図3に示される
例では、この部分には埋込層7が設けられていないた
め、充分に高い耐圧が得られる。その結果、高耐圧で順
方向電圧の低いショットキーバリア半導体装置が得られ
る。
【0027】図4に示される例は、構造的には図3に示
される例と同じで、動作領域においてはTi金属層3a
およびMo金属層3bと高濃度不純物領域1aとの距離
2が、ガードリング4の底面の低濃度不純物領域(半
導体基板1b)の厚さより小さく形成されている。この
例は、あらかじめ不純物濃度の低いn- 型半導体基板1
の動作領域部に基板の両面から基板と同じ導電型の不純
物を導入して高濃度不純物領域(n+ 型半導体領域)1
aを形成し、その上に不純物濃度が低いn- 型の半導体
層2をエピタキシャル成長することにより、前述の構造
としたものである。こうすることにより、エピタキシャ
ル成長する半導体層2を薄くして動作領域部での金属層
と高濃度不純物領域との間隔を小さくすることができる
と共に、ガードリング4部は拡散領域がなく、不純物濃
度が低い半導体基板1bに形成される。その結果、図3
の例と同様に、高耐圧で順方向電圧の低いショットキー
バリア半導体装置が得られる。
【0028】図5に示される例は、金属層3a、3bと
接する半導体層に必要な低い不純物濃度のn- 型半導体
基板の裏面からn型の不純物を動作領域部で深く、両端
部で浅く拡散されるように選択拡散をし、高濃度不純物
領域1と半導体層2とを形成したものである。その結
果、半導体層2は動作領域部では浅く、その外周部では
深く形成され、その深く形成された半導体層2にガード
リング4が形成されている。そのため、動作領域部での
金属層3a、3bと高濃度不純物領域1との間隔d2
ガードリング4の下面と高濃度不純物領域1との間隔d
1 より小さく形成され、図3〜4と同様の構造になり、
高耐圧で順方向電圧の低いショットキーバリア半導体装
置が得られる。
【0029】図3〜5に示される構造は、いずれも動作
領域部の半導体基板の表面をエッチングすることにより
半導体層を薄くしていないため、動作領域における半導
体層2の表面とガードリング4の表面とが同一面に形成
され、段差に伴う金属層の段切れが生じて耐圧が低くな
ったり、電極金属によるショート不良が発生するのを防
止することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、半導体層とショットキ
ーバリアを形成する金属層として2種類以上の金属が半
導体層とそれぞれ接するように設けられているため、そ
れぞれの金属層と半導体層とが接触する面積比を変える
ことにより、それぞれの金属層固有の障壁値の中間的な
障壁値が得られる。
【0031】その結果、白金のような高価な金属材料を
使用しなくて、しかも酸化しにくく、応力にも強くて扱
いやすい金属材料を使用しながら所望のショットキー特
性が得られ、安価で信頼性の高い高性能のショットキー
バリア半導体装置が得られる。
【0032】さらに、バリア金属層と接する半導体層を
動作領域部で浅く、ガードリング部で深くなるように形
成することにより、前述の所望の障壁値が得られると共
に、高耐圧で順方向電圧の低いショットキーバリア半導
体装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショットキーバリア半導体装置の一実
施形態の説明図である。
【図2】図1のショットキーバリア半導体装置の製造工
程を示す図である。
【図3】図1のショットキーバリア半導体装置の半導体
層部の変形例を示す図である。
【図4】図1のショットキーバリア半導体装置の半導体
層部の変形例を示す図である。
【図5】図1のショットキーバリア半導体装置の半導体
層部の変形例を示す図である。
【図6】従来のショットキーバリア半導体装置の説明図
である。
【図7】半導体層と金属層との間の障壁値と順方向電圧
F および逆方向のリーク電流IR との関係図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 半導体層 3a 第1の金属層(Ti金属層) 3b 第2の金属層(Mo金属層) 4 ガードリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体層の表面に該半導体層と接触して
    ショットキーバリアを形成する金属層が設けられてなる
    ショットキーバリア半導体装置であって、前記半導体層
    に接する金属層が少なくとも2種類の金属材料からなる
    ショットキーバリア半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体層が、該半導体層と同じ導電
    型で該半導体層の不純物濃度より高い不純物濃度の高濃
    度不純物領域の表面側に設けられ、前記半導体層の前記
    金属層の外周部に該半導体層と異なる導電型のガードリ
    ングが形成され、動作領域における前記金属層と前記高
    濃度不純物領域との間の前記半導体層の厚さが、前記ガ
    ードリングの底面と前記高濃度不純物領域との間の前記
    半導体層の厚さより小さく形成されてなる請求項1記載
    のショットキーバリア半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記動作領域における前記半導体層の表
    面と前記ガードリングの表面とが同一面に形成されてな
    る請求項2記載のショットキーバリア半導体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012124329A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Rohm Co Ltd SiC半導体装置
WO2014038281A1 (ja) * 2012-09-06 2014-03-13 住友電気工業株式会社 ワイドギャップ半導体装置およびその製造方法
CN112909189A (zh) * 2019-12-03 2021-06-04 中国科学院苏州纳米技术与纳米仿生研究所 高功函数可调的三元过渡金属氮化物、其制备方法及应用

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