JPH10119577A - 車両用チルトアップ式リッド装置のシェード開閉機構 - Google Patents

車両用チルトアップ式リッド装置のシェード開閉機構

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JPH10119577A
JPH10119577A JP29783296A JP29783296A JPH10119577A JP H10119577 A JPH10119577 A JP H10119577A JP 29783296 A JP29783296 A JP 29783296A JP 29783296 A JP29783296 A JP 29783296A JP H10119577 A JPH10119577 A JP H10119577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のルーフに設けた開口部に、リッドをチ
ルトアップ可能に装着すると共に、リッドの下部に前後
に2分割されたシェードを前後にスライド可能に取付け
た車両のチルトアップ式リッド装置において、シェード
の閉状態にてリッドをチルトアップしたとき、シェード
に換気用隙間が自動的に形成されて換気が行われ、且つ
換気中でもシェードが遮光機能を充分に果たすようにす
る。 【解決手段】 リッド2及びシェード3の全閉状態に
て、リッド2がチルトアップすると、そのチルトアップ
作動に連動してフロントシェード31の後部が持ち上げ
られ、フロントシェード31の後部とリヤシェード32
の前部との間に上下方向の換気用隙間Hが形成されて換
気が行われるようにした。この換気状態ではリヤシェー
ド32の前部の上側に換気用隙間Hが形成されるので、
シェード3は遮光機能を充分に果たすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のルーフに取
付けられるチルトアップ式リッド装置のシェード開閉機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のルーフの一部に開口部を設け、該
開口部にリッド(例えば、ガラスリッド)をその前側を
ヒンジ中心として上下に回動可能なるよう装着し、チル
トアップユニットの作動により、該リッドがルーフと面
一に連なって開口部を閉じた全閉状態と、該リッドの後
部が上方へ持ち上げられたチルトアップ状態との間を開
閉作動するようになっているチルトアップ式リッド装置
は、従来より広く用いられている。
【0003】そして、チルトアップ式リッドの室内側に
は、遮光を目的とするシェードが前後方向にスライド可
能に取付けられ、該シェードは後方へスライドさせて開
き前方へスライドさせて閉じるようになっているが、後
方へスライドさせて開いたときのシェードの格納スペー
スの確保がなかなか難しいので、該シェードを前後に多
分割し、該他分割されたシェードが開口部後方の格納部
に折り畳まれて格納されるようになっている場合が多
い。
【0004】ところが、リッドのチルトアップ動作とシ
ェードの開閉動作とがそれぞれ独立して行われるものに
おいては、リッドをチルトアップして換気を行おうとす
る場合、シェードが閉状態のままでは換気が行えないの
で、シェードを手動で後方へ移動させなければならず手
間がかかる。又、リッドをチルトアップした状態で、シ
ェードを後方へ移動させなくても換気が行えるようにす
るために、シェードの一部に換気用ルーバーを設けたも
のが従来よりあるが、この構成ではリッドの全閉時でも
シェードの換気用ルーバーから光が車内にさし込み、シ
ェードの遮光という本来の目的を達成することができな
い場合がある。
【0005】そこで、車両のチルトアップ式リッド装置
において、リッドのチルトアップ作動に連動してシェー
ドが後方へスライドして開き、リッドのチルトダウン作
動に連動してシェードが前方へスライドして閉じるよう
にした装置が開発され、実公平3−26007号公報,
実開平6−22034号公報にて公開されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、リッド
のチルトアップ及びチルトダウン作動に連動してシェー
ドが後方スライド作動(開動作)及び前方スライド(閉
作動)するようにした従来装置においては、リッドをチ
ルトアップして換気を行っている状態では、シェードは
開状態となっているので、日光が室内にさし込み、遮光
しようとしてシェードを閉めると換気が行えなくなる。
つまり、シェードによって遮光した状態で換気を行うこ
とができない、という課題を有している。
【0007】本発明は上記のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両のルーフ
に形成した開口部に、ルーフをチルトアップ可能に装着
したチルトアップ式リッド装置であって、該リッドの下
部に前後に多分割されたシェードを後方へスライドさせ
て開き前方へスライドさせて閉状態とすることができる
よう取付けたものにおいて、上記前後に多分割されたシ
ェードのうちの前側シェードの後部が、上記リッドのチ
ルトアップ作動に伴って上方に持ち上げられ、該前側シ
ェードの後部とその後側のシェードの前部との間に上下
方向の換気用隙間が形成されるよう、上記前側シェード
とリッドのチルトアップ作動とを連動させる機構を設け
たことを特徴とするものであり、このように構成したこ
とによって、リッドをチルトアップすればシェードに換
気用隙間が自動的に形成されて車室内の換気が行われ、
リッドをチルトダウンすれば自動的にシェードは閉状態
に戻り、非常に便利であると共に、上記換気用隙間は、
前側シェードの後部がリフトすることによってその後側
のシェードの前部の上側に形成される隙間であるから、
換気中においてもシェードは遮光機能を充分に果たすこ
とができ、換気と遮光との両立をはかることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明のチルトアップ式リッド装
置におけるリッドとシェードとの動作を説明する図であ
り、1は車体のルーフ、2は該ルーフ1の開口部1aに
装着されるガラスリッドであり、該ガラスリッド2はそ
の前部をヒンジ中心として上下に回動可能なるよう装着
され、従来より公知のように、チルトアップユニット
(図示省略)の駆動にて、該ガラスリッド2がルーフ1
とほぼ面一に連なって開口部1aを閉じた全閉状態と、
該ガラスリッド2の後部が上方へ持ち上げられたチルト
アップ状態(開状態)との間を開閉制御されるようにな
っている。
【0011】3はガラスリッド2の下部に設けられたシ
ェードであり、該シェード3はフロントシェード31と
リヤシェード32とに前後に分割構成され、図1(A)
に示すように、該フロントシェード31とリヤシェード
32が前後に連なってガラスリッド2の下部を全面的に
覆った全閉状態と、図1(C)に示すように、フロント
シェード31とリヤシェード32とが上下に重なって開
口部1a後方のルーフ1下部に形成した格納部1b内に
格納された全開状態との間を前後にスライドできるよう
後述する左右のガイドレール4に支持される。
【0012】又、上記シェード3の全閉状態において、
図1(B)に示すように、ガラスリッド2のチルトアッ
プ作動に連動してフロントシェード31の後部が上方へ
持ち上がり、フロントシェード31の後部とリヤシェー
ド32の前部との間に上下方向の換気用隙間Hが形成さ
れた換気状態となるよう構成され、且つこの換気状態か
ら図1(C)に示す全閉状態にフロントシェード31の
後部を案内するバイパス案内部が上記ガイドレールに設
けられている。
【0013】そして、ガラスリッド2の全閉状態では、
シェード3を手動で自由に開閉することができ、ガラス
リッド2をチルトアップさせるとそれに連動して自動的
に換気用隙間Hが形成された換気状態となり、該換気状
態からフロントシェード31を手動にて後方へスライド
させることにより、ガラスリッド2がチルトアップ状態
のままでシェード3を全開状態とすることができ、又上
記換気状態からガラスリッド2をチルトダウンさせると
それに連動してフロントシェード31の後部が下降し、
自動的に図1(A)に示す全閉状態となるものである。
【0014】図2,3は、ガラスリッド2のチルトアッ
プ機構及び該ガラスリッド2とフロントシェード31と
の連動機構等の具体的構造例を示すものであり、以下図
2,3の具体的構成例を参照して本発明を更に詳しく説
明する。
【0015】図2,3において、4はルーフ開口部1a
の左右両側下部に沿って配設されたガイドレールであ
り、該ガイドレール4は、スライダ5を嵌装案内するス
ライダ案内溝部41と、シェード3を案内する上下2条
のシェード案内溝部42,43とを有し、スライダ5は
上記スライダ案内溝部41内に前後方向にスライド可能
なるよう嵌装され、従来より公知のように、図示しない
電動モータ及び減速機等よりなる駆動装置の駆動にて前
後方向に作動する駆動ワイヤ6が上記スライダ5に連結
され、上記駆動装置の駆動による駆動ワイヤ6の前後方
向作動によって、スライダ5が前後方向にスライドする
よう構成されている。
【0016】該スライダ5には、前上りに傾斜するチル
トアップ溝51が設けられ、ガラスリッド2の後部両側
にブラケット21を介して固設したガイドピン22が上
記スライダ5のチルトアップ溝51にスライド可能に嵌
合し、スライダ5の後方へのスライドにてガイドピン2
2がチルトアップ溝51内を相対的に前方へ移動してガ
ラスリッド2の後部が持ち上げられてチルトアップ状態
となり、スライダ5の前方へのスライドにてガイドピン
22がチルトアップ溝51内を相対的に後方へ移動して
ガラスリッド2をチルトダウンさせ全閉とするようにな
っている。
【0017】フロントシェード31の左右両側部には前
後のガイドピン31a,31bが固設され、前側ガイド
ピン31aが下側シェード案内溝部43内に,後側ガイ
ドピン31bが上側シェード案内溝部42内にそれぞれ
スライド可能に嵌合し、手動で開閉できるようになって
いる。又、図示は省略しているが、リヤシェード32の
左右両側部にも前後のガイド部材が固設され、該前側ガ
イド部材が下側シェード案内溝部43内に,後側ガイド
部材が上側シェード案内溝部42内にそれぞれスライド
可能に嵌合し、フロントシェード31と共に開閉するよ
うになっているが、これらフロントシェード31及びリ
ヤシェード32の手動による開閉機構は従来より公知の
ものと同じであるので、上記以上の詳しい説明は省略す
る。
【0018】上記において、ガイドレール4の上側シェ
ード案内溝部42に、シェード3の閉状態にてフロント
シェード31の後側ガイドピン31bが位置する部位か
ら上向きに分岐する立上り案内溝44aと、該立上り案
内溝44aの上端から後下がり傾斜にて上側シェード案
内溝部42になだらかに連通する傾斜案内溝44bとか
らなるバイパス案内溝部44を形成している。
【0019】又、ガイドレール4の縦壁にはリンク7の
中央部が軸8にて上下方向に回動可能に取付けられ、該
リンク7の後端部に固設したピン7aが、前記スライダ
5に形成した前下がりの傾斜溝52にスライド可能に嵌
合し、スライダ5の後方スライドにてピン7aが傾斜溝
52内を相対的に前方へ移動することにより、リンク7
が軸8を中心として図において時計方向に回動し、スラ
イダ5の前方スライドにてリンク7が図において反時計
方向に回動するようになっている。
【0020】上記リンク7の前端部にはストライカ9が
軸10にて取付けられている。該ストライカ9はリンク
7に対し下向きの回動は図示しないストッパにて規制さ
れ、且つリターンスプリング11にて下向きに付勢され
ることにより、ストライカ9は係合部9aがほぼ後ろ向
きに開口した状態にばね保持され、ガラスリッド2の全
閉状態においては、ほぼ後ろ向きに開口した係合部9a
が上側シェード案内溝部42の立上り案内溝44aへの
分岐部に位置し、この状態でフロントシェード31を閉
状態とすると、図3(A)の実線で示すようにフロント
シェード31の後側ガイドピン31bが該ストライカ9
の係合部9aに嵌入係合した状態となるよう構成されて
いる。
【0021】上記において、ガラスリッド2及びシェー
ド3の全閉状態において、フロントシェード31を手動
にて後方へ押すと、後側ガイドピン31bがストライカ
9の係合部9aから抜け出して後方へスライドし、それ
に伴ってリヤシェード32も後方へスライドし、図1
(C)に示すように、フロントシェード31とリヤシェ
ード32とが上下に重なって格納部1b内に格納された
シェード3の全開状態となる。又、格納部1b内に格納
されているフロントシェード31の前部を前方へ引っ張
りフロントシェード31を前方へスライドさせると、リ
ヤシェード32も前方へ引き出されて、図1(A)に示
すように、シェード3の全閉状態となり、そのときフロ
ントシェード31の後側ガイドピン31bがストライカ
9の係合部9aに嵌入係合した状態となる。
【0022】上記シェード3の通常の開閉の案内は、バ
イパス案内溝部44には関係なく、ガイドレール4の上
下のシェード案内溝部42,43のみで、従来通りに行
われる。
【0023】ガラスリッド2及びシェード3の全閉状態
にて、図示しないチルトアップスイッチをアップ側にオ
ンとすると、図示しない駆動装置が駆動し、駆動ワイヤ
6が後方へ作動してスライダ5を後方へスライドさせ
る。するとガイドピン22がチルトアップ溝51内を相
対的に前方へ移動してガラスリッド2の後部が持ち上げ
られ、チルトアップ状態となるが、このスライダ5の後
方スライドにより、リンク7後端部のピン7aも前下が
りの傾斜溝52内を相対的に前方へ移動し、リンク7は
軸8まわりに図において時計方向に回動し、リンク7前
端に軸10にて取付られているストライカ9も上方へ移
動する。ストライカ9の係合部9aに嵌入係合している
後側ガイドピン31bは、該ストライカ9の上方移動に
よって立上り案内溝44a内を上方へ持ち上げられ、図
1(B)に示すように、フロントシェード31の後部と
リヤシェード32の前部との間に上下方向の換気用隙間
Hが形成された換気状態となる。この換気状態では、図
1(B)の矢印のように換気用隙間Hとガラスリッド2
のチルトアップにより開となった開口部1aを通って換
気が行われると共に、シェード3による遮光機能は充分
に確保される。
【0024】チルトアップスイッチをダウン側にオンと
すると、図示しない駆動装置が前記とは逆方向に駆動
し、駆動ワイヤ6が前方へ作動してスライダ5を前方へ
スライドさせる。するとガイドピン22がチルトアップ
溝51内を相対的に後方へ移動してガラスリッド2の後
部をダウンさせ、全閉状態となる。そのスライダ5の前
方スライドにより、ピン7aも前下がり傾斜溝52内を
相対的の後方へ移動してリンク7を図において反時計方
向に回動させ、ストライカ9は下方へ移動し、後側ガイ
ドピン31bは立上り案内溝44a内を下降し、シェー
ド3は図1(A)に示す閉状態となる。
【0025】図1(B)に示す換気状態において、フロ
ントシェード31を手動にて後方へ押すと、前側ガイド
ピン31aが下側シェード案内溝部43内を後方へ移動
すると共に、後側ガイドピン31bがストライカ9の係
合部9aから離脱して傾斜案内溝44b内を後方へ移動
して上側シェード案内溝部42へと導かれ、以後はリヤ
シェード32を伴って格納部1b内へ格納され、ガラス
リッド2のチルトアップ状態にてシェード3を全開状態
とすることができる。
【0026】上記において、ストライカ9は、図3
(A)に示すように、係合部9aが後方のやや下向きに
開口するようスプリング11にてばね保持されており、
フロントシェード31の開作動時は、係合部9a内に嵌
入している後側ガイドピン31bがスプリング11のば
ね力に抗してストライカ9を上向きに回動させつつ後方
へ離脱し、又フロントシェード31の閉作動時には後側
ガイドピン31bが係合部9aの開口上縁に当たってス
トライカ9を上向きに回動させつつ係合部9a内に嵌入
係合するようになっており、この構成によりシェード3
の開作動初期及び閉作動終期の操作に節度感を与えると
共に、シェード3の全閉状態及び図1(B)に示す換気
状態においてシェード3が車体振動等で後方へずれ動く
ことがないようにしている。尚、図3(A)では、上側
シェード案内溝部42の下面部に上向きの突起42aを
形成し、シェード3の全閉状態を上記係合部9aの開口
上縁と該突起42aとで保持する例を示しており、この
ようにすればシェード3の全閉状態保持がなお一層確実
となる。
【0027】上記では、リッドをガラスで構成した所謂
ガラスリッドについて説明したが、本発明はガラスリッ
ドに限らず、透明又は半透明の合成樹脂製のリッドを用
いたチルトアップ式リッド装置にも適用可能であること
は言うまでもない。
【0028】又、図示の例では、シェード3をフロント
シェード31とリヤシェード32とに前後に2分割構成
した場合について示しているが、前後に3分割或はそれ
以上に分割構成されたシェードにも本発明は適用可能で
ある。
【0029】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、車両用の
チルトアップ式リッド装置であって、リッドの下部に後
方にスライドして開くことができるよう装着されている
シェードが前後に複数に分割構成されているものにおい
て、該シェードの閉状態にて上記リッドのチルトアップ
作動に連動して前側シェードの後部をリフトさせその後
部のシェードの前部との間に上下方向の換気用隙間を形
成し、リッドのチルトダウンに連動して該前側シェード
の後部を下降させて閉状態に戻す連動機構を設けたこと
により、リッドをチルトアップすればシェードに換気用
隙間が自動的に形成されて車室内の換気が行われ、リッ
ドをチルトダウンすれば自動的にシェードは閉状態に戻
り、非常に便利であると共に、上記換気用隙間は、前側
シェードの後部がリフトすることによってその後側のシ
ェードの前部の上側に形成される隙間であるから、車室
内換気中においてもシェードは遮光機能を充分に果たす
ことができ、換気と遮光との両立をはかることができる
もので、上記リッドのチルトアップ,チルトダウン作動
とシェードとを連動させる機構は、構成が極めて簡単で
新たな部品の追加等は最小限に抑えられ、非常に安価で
あることと相俟って、実用上多大の効果をもたらし得る
ものである。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すチルトアップ式リッ
ド装置におけるリッドとシェードとの動作を説明する断
面説明図であり、(A)はリッドとシェードとの双方が
全閉の状態、(B)はリッドがチルトアップしそれに連
動してフロントシェードの後部が上方へ持ち上げられた
換気状態、(C)はリッドが全閉でシェードを全開とし
た状態をそれぞれ示している。
【図2】本発明におけるリッドとシェードとの連動機構
の一例を示す要部の分解斜視図である。
【図3】(A),(B)及び(C)は、図2に示すリッ
ドとシェードとの連動機構部の側面図,平面図及び
(A)のC−C矢視図である。
【符号の説明】
1 車体ルーフ 1a ルーフ開口部 1b シェードの格納部 2 ガラスリッド 3 シェード 4 ガイドレール 5 スライダ 6 駆動ワイヤ 7 リンク 9 ストライカ 9a 係合部 10 軸 11 リターンスプリング 31 フロントシェード 31a 前側ガイドピン 31b 後側ガイドピン 32 リヤシェード 41 スライダ案内溝部 42 上側シェード案内溝部 43 下側シェード案内溝部 44 バイパス案内溝部 44a 立上り案内溝 44b 傾斜案内溝 51 チルトアップ溝 52 傾斜溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のルーフに形成した開口部に、ルー
    フをチルトアップ可能に装着したチルトアップ式リッド
    装置であって、該リッドの下部に前後に多分割されたシ
    ェードを後方へスライドさせて開き前方へスライドさせ
    て閉状態とすることができるよう取付けたものにおい
    て、上記前後に多分割されたシェードのうちの前側シェ
    ードの後部が、上記リッドのチルトアップ作動に伴って
    上方に持ち上げられ、該前側シェードの後部とその後側
    のシェードの前部との間に上下方向の換気用隙間が形成
    されるよう、上記前側シェードとリッドのチルトアップ
    作動とを連動させる機構を設けたことを特徴とする車両
    用チルトアップ式リッド装置のシェード開閉機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用チルトアップ式
    リッド装置のシェード開閉機構において、ルーフの開口
    部の左右両側下部に配設した左右のガイドレールにスラ
    イダがスライド可能に嵌装され、駆動装置の駆動による
    該スライダの後方スライド及び前方スライドによって上
    記リッドのチルトアップ及びチルトダウンが行われると
    共に、該スライダの後方スライドによって閉状態にある
    前側シェードの後部が持ち上げられ、該スライダの前方
    スライドにより該前側シェードの後部が下降して閉状態
    となるよう、該スライダと前側シェードとの間に連動機
    構が設けられていることを特徴とする車両用チルトアッ
    プ式リッド装置のシェード開閉機構。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のスライダと前側シェー
    ドとの間に設けられた連動機構は、一端部がスライダの
    傾斜溝にスライド可能に嵌合した状態でガイドレールに
    上下方向に回動可能に取付けられたリンクと、該リンク
    の他端部に軸着され前側シェードの閉状態にて該前側シ
    ェードの後側ガイドピンが係合する係合部をもったスト
    ライカと、該ストライカをその係合部の開口がほぼ後方
    へ向く位置にばね保持するリターンスプリングとから構
    成され、リッドの全閉状態にて前側シェードを閉とする
    と該前側シェードの後側ガイドピンが上記ストライカの
    係合部に嵌入係合し、スライダが後方へスライドしてリ
    ッドをチルトアップさせると上記リンクの他端部が上方
    へ回動し上記後側ガイドピンを上方へ移動させて換気状
    態とし、スライダが前方へスライドしてリッドをチルト
    ダウンさせると上記リンクの他端部が下方へ回動し上記
    後側ガイドピンを下方へ移動させて前側シェードを閉状
    態とするよう構成されていることを特徴とする車両用チ
    ルトアップ式リッド装置のシェード開閉機構。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車両用チルトアップ式
    リッド装置のシェード開閉機構において、左右のガイド
    レールには下側シェード案内溝部と上側シェード案内溝
    部とが設けられ、前側シェードの左右両側に設けたガイ
    ドピンのうちの前側ガイドピンが下側シェード案内溝部
    に,後側ガイドピンが上側シェード案内溝部にそれぞれ
    スライド可能に嵌装され、上側シェード案内溝部には、
    前側シェードの閉状態にて後側ガイドピンが位置する部
    位から上向きに分岐する立上り案内溝と該立上り案内溝
    の上端部から後下がりに傾斜して上側シェード案内溝部
    の後方部に連通する傾斜案内溝とからなるバイパス案内
    溝部が設けてあり、リッドの全閉状態ではストライカの
    係合部が上側シェード案内溝部の立上り案内溝への分岐
    部に位置し、リッドのチルトアップに伴ないストライカ
    の係合部が立上り案内溝に沿って上方移動し、リッドの
    チルトアップ状態ではストライカの係合部が立上り案内
    溝の上端部に位置するよう構成されていることを特徴と
    する車両用チルトアップ式リッド装置のシェード開閉機
    構。
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