JPH10118088A - 結石破砕装置 - Google Patents

結石破砕装置

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JPH10118088A
JPH10118088A JP8278219A JP27821996A JPH10118088A JP H10118088 A JPH10118088 A JP H10118088A JP 8278219 A JP8278219 A JP 8278219A JP 27821996 A JP27821996 A JP 27821996A JP H10118088 A JPH10118088 A JP H10118088A
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sheath
tube
coil
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calculus
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JP8278219A
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Tsutomu Okada
勉 岡田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、機能を損なうことなく一般的に耐久
性が劣り交換が必要なチューブシース自体を安価な構造
にして経済的に使用できる結石破砕装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】本発明の結石破砕装置は、強固なコイルシ
ース部2が柔軟なチューブシース部3上を進退する範囲
で柔軟なチューブシース部3を補強するガイドパイプ2
9および/またはチューブシース部3内に送液するルア
ロック口金36を強固なコイルシース部2側に設けた。
これにより柔軟で耐久性のないチューブシース部3が安
価な部品になり、その交換が経済的に行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体腔内に生じた結
石を破砕するための結石破砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】胆道や膀胱等の臓器内に結石が発生する
と、患者に悪影響を及ぼす。特に肥大した結石は患者に
与える苦痛が極めて大きい。そこで、内視鏡を用いて、
体腔内に結石破砕装置を導き入れ、体腔内に発生した結
石を破砕して体外に排出させたり、取り出したりする処
置が行われている。
【0003】この種の処置に用いられる結石破砕装置と
して、特公平4−30302号公報や実開平3−785
15号公報に示されたものがある。これらは可撓性シー
スに挿通した操作ワイヤの先端にバスケットを設け、こ
のバスケットを操作ワイヤとともに可撓性シース内に挿
入自在とし、可撓性シースの後端に接続された操作部に
よって、その操作ワイヤを押し引き進退することで、バ
スケット内に結石を取り込み、可撓性シースの先端部内
にバスケットを引き込んで、結石を押し潰して破砕する
ものである。
【0004】上述した結石破砕装置の可撓性シースは、
柔軟なチューブシースと、チューブシース上を進退可能
な強固なコイルシースとから構成されている。コイルシ
ースは先端がチューブシース先端から突出する第1位置
と、そのコイルシース先端からチューブシース先端が十
分突出する第2位置の間で摺動可能なものとなってい
る。さらに、チューブシースには、コイルシースが摺動
する部分を補強する補強部材と、このチューブシース内
に造影剤などの液体を送るための口金が設けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の結石破砕装置は、チューブシースが強固なコイルシー
スに比べて柔軟で耐久性が悪く、しばしばチューブシー
スのみを交換しなければならなかった。しかるに、チュ
ーブシースにはパイプ等の補強部材やその接続部材が一
体的に付いており、また、それによって、構造上、複雑
になっている。それだけにチューブシースは高価なもの
となっており、チューブシースを交換することによりユ
ーザーの経済的な負担が大きかった。
【0006】本発明は前述したような課題に着目してな
されたものであり、その目的とするところは、機能を損
なうことなく一般的に耐久性が劣り交換が必要なチュー
ブシース自体を安価な構造にして経済的に使用できる結
石破砕装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の結石破砕装置は、強固な第1のシースが柔
軟な第2のシース上を進退する範囲で第2のシースを補
強する補強手段および/または第2のシース内に送液す
る送液手段を第1のシース側に設けた。これにより、第
1のシース部が安価な部品になり、その交換が経済的に
行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]図1乃至図4を参照して、本発明の第
1実施形態を説明する。図1(a)で示すように、結石
破砕装置1は第1のシース部としてのコイルシース部2
と、このコイルシース部2内に進退自在に挿通された第
2のシース部としてのチューブシース部3と、このチュ
ーブシース部3内に進退自在に挿通されたバスケットワ
イヤ部4とから構成されている。上記コイルシース部2
は柔軟性の異なる可撓性コイルシース5,6を、接続部
材7を介して接続固定してなり、先端側可撓性コイルシ
ース5が基端側の可撓性コイルシース6より柔らかいコ
イルとしてあり、先端側部分が柔らかくなるようにして
ある。先端側コイルシース5の先端には金属製チップ8
が外嵌固定されている。手元側コイルシース6の基端に
は図1(b)に示すように、後述するスライド用操作部
9が接続されている。上記金属製チップ8の先端縁には
各稜線を滑らかに仕上げた複数、ここでは4つのワイヤ
ガイド溝10が切り欠いて設けられ、また、後端側内面
には滑らかなテーパ面11が形成されている。
【0009】図2は上記スライド用操作部9の断面図で
あり、図3(a)はその操作部9の平面図、図3(b)
はその操作部9の側面図である。上記手元側コイルシー
ス6の基端にはこれよりも大きな径を有する根本コイル
シース12が接続部材13によって接続固定されてい
る。根本コイルシース12の基端にはスライド部材14
が外嵌固定されている。スライド部材14の外周には、
軸方向に沿って開口するガイド溝15を設けた筒状のス
ライド座16が被嵌して設けられていて、上記スライド
部材14がスライド座16内を前後方向へスライド自在
に動けるように設けられている。上記ガイド溝15の基
端はスライド座16の基端面において開放している。
【0010】図3(a)で示すように、上記ガイド溝1
5の先端側部分の側壁にはこれと直交する向きに複数、
ここでは4つの切欠溝17a〜17dが、軸方向に一定
間隔で設けられている。上記スライド部材14の先端部
外周には、外周を竹の子状に形成した筒状の固定部18
が設けられ、この固定部18には上記根本コイルシース
12及び上記接続部材13を覆う樹脂製の折れ止めチュ
ーブ19の基端が圧入して固定されている。
【0011】上記スライド部材14の側部には取付孔2
0が穿設され、この取付孔20にはねじ軸21の一端部
が挿通され、ビス22によってねじ軸21を固定してい
る。このねじ軸21はスライド座16のガイド溝15を
貫通して外部に突出されており、その突出部外周には管
状の摘み部23が回転及び上下動自在なように螺着され
ている。
【0012】上記スライド座16の基端には、基端部に
係合用溝24を有する筒状の接続部材25の先端部が、
嵌め込まれた状態で、ビス26によって固定されてい
る。また、この接続部材25の基端には内周にねじ溝2
7を有するジョイント摘み28が回動自在に設けられて
いる。ジョイント摘み28の先端には、上記接続部材2
5の基端外周に形成したフランジ25aに係止する鍔2
8aが形成されている。このように構成されたスライド
手段はコイルシース部2に対してチューブシース部3を
前後にスライドさせる範囲を許容するものであり、根本
コイルシース12及びスライド部材14には強固なコイ
ルシース部2が柔軟なチューブシース部3上を進退する
範囲で、樹脂製チューブシース31を保護する補強手段
を構成するガイドパイプ29が挿通されている。このガ
イドパイプ29は固定部材30を介して上記接続部材2
5に固定されている。つまり、補強手段のガイドパイプ
29はチューブシース部3側ではなく、コイルシース部
2側に設けられている。
【0013】上記チューブシース部3は図4(a)で示
すように構成されている。すなわち、樹脂製のチューブ
シース31と、この基端に接続される本体32とからな
る。チューブシース31の基端は本体32の先端固定部
33に圧入固定されている。上記本体32の外周には上
記ジョイント摘み28をねじ込むねじ部34が設けられ
ている。このねじ部34の前方にはビス35がねじ込み
固定されている。さらに、上記本体32の外周にはルア
ロック口金36が螺着固定されている。ルアロック口金
36はチューブシース31に連通し、チューブシース3
1内に送液する送液手段を形成している。また、本体3
2の基端部内にはOリング37が内挿され、本体32の
基端部には後繋ぎ管38が螺着して取着されている。
【0014】一方、上記バスケットワイヤ部4は図1
(a)で示すように構成されている。バスケットワイヤ
部4は先端部にバスケット部39を設けてなり、このバ
スケット部39は複数、ここでは4本の弾性ワイヤ40
の先端を先端チップ41によって1つに結束するととも
に、各弾性ワイヤ40の中途部をまとめ部材42によっ
て1つにまとめてなる。上記弾性ワイヤ40は先端チッ
プ41からまとめ部材42までの間に屈折部43a〜4
3eを形成して膨らんだ籠状をなすように構成されてい
る。そして、このようなバスケット部39は操作ワイヤ
44の先端に接続固定されている。操作ワイヤ44の基
端には操作棒45が接続固定されている。
【0015】なお、本結石破砕装置1は、チューブシー
ス部3及びこのチューブシース部3に接続固定されたコ
イルシース部2に対してバスケットワイヤ部4を引っ張
る図示しない結石破砕用操作部が後繋ぎ管38の部分に
着脱自在に取り付けられる。結石破砕用操作部としては
例えば特公平4−30302号公報に示されるようにピ
ニオンラック機構を用いてバスケットワイヤ部4を強力
に牽引する手段のものでもよいし、特公平3−7851
5号公報において示されるように、その操作ワイヤ44
に連結するスライダ部材を、ガイド杆に沿って前後にス
ライドさせるような一般的な牽引操作手段のものであっ
てもよい。また、付記に記載されるもののように操作ワ
イヤを巻上げ用支軸などに巻き上げて牽引する手段のも
のであってもよいものである。
【0016】このように構成された結石破砕装置1を組
み立てる場合には、まず図4(b)に示すように、コイ
ルシース部2の基端よりチューブシース部3をその先端
部分から挿入し、コイルシース部2の基端に設けられた
接続部材25の溝24にビス35を嵌め込み、チューブ
シース部3の本体32を接続部材25の基端に突き当て
る。その後、ジョイント摘み28を回転させて、これを
本体32のねじ部34にねじ込み、コイルシース部2と
チューブシース部3とを一体的に固定する。その後、チ
ューブシース部3の先端よりバスケットワイヤ部4を、
操作棒45側からバスケット部39がチューブシース3
1内に収まるまで挿入し、次いで図示しない結石破砕用
操作部を取り付ける。以上の操作で、結石破砕装置1の
組み立てが完了する。
【0017】次に、このように組み立てられた結石破砕
装置1を用いて胆管結石を破砕する場合について説明す
る。まず、コイルシース部2の摘み部23を手元側に寄
せて接続部材25の先端にスライド部材14を突き当て
た状態とする。チューブシース31の先端は先端側コイ
ルシース5の先端から突き出して位置している。この状
態でコイルシース部2を、内視鏡のチャンネルを通じて
体腔内に挿入する。そして、チューブシース部3のチュ
ーブシース31を内視鏡の先端から突出させて十二指腸
乳頭から総胆管内へ挿入する。
【0018】次に、バスケットワイヤ部4の操作棒45
を、チューブシース部3に対して前進させることで、チ
ューブシース31の先端からバスケット部39を突出さ
せて各弾性ワイヤ40を拡開させる。そして、バスケッ
ト部39を進退または回転操作して、このバスケット部
39内に結石を取り込んだ後、操作棒45を引いてバス
ケット部39の一部をチューブシース31内に引き込
み、バスケット部39を収縮させて結石を保持する。
【0019】その後、コイルシース部2の摘み部23
を、スライド座16のガイド溝15に沿って前方へスラ
イドさせ、コイルシース部2の先端をチューブシース3
1に沿わせて総胆管内に導入していく。そして、コイル
シース部2の金属チップ8が、バスケット部39に突き
当たったところで、摘み部23を4つの切欠溝17a〜
17dのうち最も近いものに係合し、摘み部23を回転
させてスライド座16に締め付け固定する。その後、結
石破砕用操作部により操作棒45を強く引き絞ること
で、バスケット部39が強い力で収縮し、結石を破砕す
る。その後、内視鏡とともに、結石破砕装置1を体内か
ら抜去し、結石を摘出するものである。
【0020】一方、チューブシース部3はコイルシース
部2よりも耐久性がないので、使用することにより、頻
繁に交換をしなければならないが、ガイドパイプ29
は、コイルシース部2側に付設されているため、チュー
ブシース部3を交換しても、そのチューブシース部3自
体だけであり、チューブシース部3の交換に際して経済
的である。
【0021】[第2実施形態]図5及び図6を参照し
て、本発明の第2実施形態を説明する。この第2実施形
態では次の点で前述した第1実施形態のものと相違す
る。コイルシース部2の接続部材25にはルアロック口
金36を一体に設けると共に収納部46を設ける。チュ
ーブシース部3の本体32には、先端固定部33とビス
35の間に位置し、かつ間隔をおいて2つのOリング4
7a,47bが装着される。さらに、チューブシース部
3の本体32にはOリング47a,47bの間に位置し
て細径部48が設けられ、この細径部48には、チュー
ブシース31内に連通する開口49が設けられている。
そして、ルアロック口金36はチューブシース31に連
通し、チューブシース31内に送液する送液手段を形成
している。
【0022】このような構成の結石破砕装置は前述した
第1実施形態と同様、図6に示すように組み立てられ
る。そして、組み立てられた装置において、収納部46
に挿入されたチューブシース部3の本体32はコイルシ
ース部2のルアロック口金36の前後にOリング47
a、47bが位置して収納部46内面との間で水密状態
を形成する。これによりルアロック口金36とチューブ
シース31が、細径部48と開口49を介して連通す
る。
【0023】この結石破砕装置1の使用方法は前述した
第1実施形態と同じである。また、第1実施形態に比べ
て、ルアロック口金36もコイルシース部2にあるの
で、チューブシース部3の交換に際して、より経済的で
ある。
【0024】[第3実施形態]図7及び図8を参照し
て、本発明の第3実施形態を説明する。この第3実施形
態では次の点で前述した第2実施形態のものと、Oリン
グ47a,47bの部分の構成が異なるだけである。即
ち、Oリング47a,47bはコイルシース部2の接続
部材25内のルアロック口金36の前後に配されてい
る。また、チューブシース部3の本体32には細径部4
8と開口49があり、その前後にはOリング47a,4
7bに嵌合するくぼみ5Oa、50bが設けられてい
る。
【0025】このような構成の結石破砕装置は図8に示
すように組み立てられるが、この組み立てられた状態
で、チューブシース部3の本体32は、コイルシース部
2の収納部46に挿入され、Oリング47a,47bが
くぼみ50a,50bに嵌合して水密状態を形成し、ル
アロック口金36とチューブシース31を連通させる。
【0026】本実施形態では、さらに、0リング47
a,47bもコイルシース部2に内蔵させているので、
チューブシース部3の交換に際して、さらに経済的であ
る。 <付記> (1) 可撓性シースと、この可撓性シースに進退自在に
挿通された操作ワイヤと、この操作ワイヤの先端に連結
された複数の弾性ワイヤから構成されたバスケットと、
前記可撓性シースの基端に接続され、前記操作ワイヤを
進退操作する第1の操作部と、この第1の操作部の基端
に連結され、前記操作ワイヤを巻き上げ牽引する第2の
操作部とからなる操作部とを具備したことを特徴とする
結石破砕装置。
【0027】(2) 前記可撓性シースと、バスケットを有
する操作ワイヤと、第1の操作部及び第2の操作部は一
体に組み込まれていることを特徴とする第1項に記載の
結石破砕装置。
【0028】(3) 前記第1の操作部は、空洞部及び空洞
部に連絡するスリットを有する本体と、前記空洞部を摺
動可能で、細径管状部及び固定ネジを有するスライダと
から構成され、前記操作ワイヤは前記細径管状部及びス
ライダ内を通過して延出し、前記細径管状部及びスライ
ダと前記操作ワイヤは、前記固定ネジにより、着脱自在
に固定されることを特徴とする第1項に記載の結石破砕
装置。
【0029】(4) 前記第2の操作部は、収納室を有する
本体と、この本体に前記可撓性シースの軸方向と直角に
交わる向きで設けられた巻き上げ用支軸と、前記支軸に
設けられた操作ワイヤ係止手段と、前記支軸を回転させ
るハンドルとを具備することを特徴とする第1項に記載
の結石破砕装置。
【0030】(5) 前記支軸は、逆回転防止用のラチェッ
ト歯を有し、前記本体は前記ラチェット歯に噛み合う解
除可能なラチェット爪を有することを特徴とする第4項
に記載の結石破砕装置。
【0031】(6) 前記ハンドルは、前記支軸に固定さ
れ、支軸に直交する通孔を有するノブと、前記通孔に摺
動自在に設けられ、摺動移動して回転半径を決定する握
り棒とから成ることを特徴とする第4項に記載の結石破
砕装置。
【0032】(7) 前記操作ワイヤ係止手段は、支軸に設
けられた通孔と、前記通孔を通過し、第2操作部の後方
に延出した操作ワイヤの末端に設けられた、前記通孔を
通過不可能なストッパとからなることを特徴とする第4
項に記載の結石破砕装置。
【0033】(8) 前記操作ワイヤ係止手段は、支軸に設
けられたピンと、操作ワイヤ末端に設けられ前記ピンに
引掛ける引掛け部とからなることを特徴とする第4項に
記載の結石破砕装置。
【0034】(9) 前記操作ワイヤ係止手段は、支軸に設
けられ、操作ワイヤ末端を差し込む通孔であることを特
徴とする第4項に記載の結石破砕装置。 (10)前記バスケットを前記可撓性シース内に収納した状
態で、前記操作ワイヤは、前記第2の操作部の収納室先
端と支軸における係止位置との間にたるみを形成するこ
とを特徴とする第4項、第8項または第9項に記載の結
石破砕装置。
【0035】(11)前記たるみは、第1の操作部において
前記スライダが摺動する摺動距離と同等もしくはそれ以
上の長さであることを特徴とする第10項に記載の結石
破砕装置。
【0036】(12)前記可撓性シースは、金属製コイルシ
ースに、樹脂製シースが内層された2重シースであるこ
とを特徴とする第1項に記載の結石破砕装置。 (13)前記可撓性シースは、樹脂製シースと、金属製コイ
ルシースと、前記樹脂製シースの先端と前記金属製コイ
ルシースの先端が略揃う第1位置と前記樹脂製シースの
先端が前記金属製コイルシースの先端から十分長く突出
する第2位置との間で前記金属製コイルシースをスライ
ドさせるスライド機構とからなることを特徴とする第1
項に記載の結石破砕装置。
【0037】[付記] (1)所定の強度を備えた第1のシースと、この第1の
シース内に挿通され第1のシースよりも強度が低く柔軟
な第2のシースと、この第2のシース内にスライド自在
に挿通され先端に複数の弾性ワイヤからなるバスケット
が設けられた操作ワイヤと、この操作ワイヤに連結され
操作ワイヤをスライド操作するための操作部と、上記第
1のシースに対して第2のシースが後退した位置と第1
のシースの先端から第2のシースがその位置より長く突
出した位置とに第1のシースをスライドさせるスライド
操作手段とを具備した結石破砕装置において、上記第1
のシースがスライドする第2のシース上を保護する補強
手段の部材と第2のシース内に流体を送る送液手段の部
材を設け、補強手段の部材と送液手段の部材との少なく
とも一方を第2のシースから分離して、上記第1のシー
スに付設したことを特徴とする結石破砕装置。
【0038】(2)上記結石破砕装置は、第1のシース
に補強手段の部材と送液手段の部材の両方を具備し、第
1のシースと第2のシースを組み合わせた際、第1のシ
ースの送液手段の部材の前後で、第1のシースと第2の
シースの間を密封するシール手段を有し、該シール手段
の間に位置する第2のシースの基部に、第1のシースの
送液手段の部材と第2のシース内を連絡する開口が設け
られていることを特徴とする付記第1項に記載の結石破
砕装置。 (3)上記シール手段は、第2のシースに設けられてい
ることを特徴とする付記第2項に記載の結石破砕装置。 (4)上記シール手段は、第1のシース内に設けられて
いることを特徴とする付記第2項に記載の結石破砕装
置。
【0039】(付記各項毎の目的、効果) (1)、(2)、(3)、(4) 目的:耐久性が劣り、交換が必要なチューブシース(第
2のシース)を安価な構造にする。 効果:上記目的の達成。(1)、(2)、(3)、
(4)の順で効果が大きくなる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、強固なコイルシースが
柔軟なチューブシース上を進退する範囲のチューブシー
スを補強する補強手段および/またはチューブシース内
に送液する送液手段をコイルシースに設けたので、耐久
性の低いチューブシースを安価に構成でき、交換の際に
経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1実施形態に係る結石破砕装置の先
端部の断面図、(b)は同じく結石破砕装置の後端部の
側面図。
【図2】第1実施形態に係る結石破砕装置のスライド用
操作部の後端部の断面図。
【図3】(a)は第1実施形態に係る結石破砕装置のス
ライド用操作部の平面図、(b)はそのスライド用操作
部の側面図。
【図4】(a)は第1実施形態に係る結石破砕装置のチ
ューブシース部の断面図、(b)はそのスライド用操作
部にチューブシース部を組み込んだ状態の断面図。
【図5】(a)は第2実施形態に係る結石破砕装置のス
ライド用操作部の断面図、(a)は同じくその結石破砕
装置のチューブシース部の断面図。
【図6】第2実施形態に係る結石破砕装置においてスラ
イド用操作部にチューブシース部を組み込んだ状態の断
面図。
【図7】(a)は第3実施形態に係る結石破砕装置のス
ライド用操作部の断面図、(a)は同じくその結石破砕
装置のチューブシース部の断面図。
【図8】第3実施形態に係る結石破砕装置においてスラ
イド用操作部にチューブシース部を組み込んだ状態の断
面図。
【符号の説明】 1…結石破砕装置、2…コイルシース部、3…チューブ
シース部、4…バスケットワイヤ部、9…スライド用操
作部、12…根本コイルシース、14…スライド部材、
15…ガイド溝、16…スライド座、23…摘み部、2
9…ガイドパイプ、31…チューブシース、36…ルア
ロック口金、39…バスケット部、40…弾性ワイヤ、
44…操作ワイヤ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の強度を備えた第1のシースと、この
    第1のシース内に挿通され第1のシースよりも強度が低
    く柔軟な第2のシースと、この第2のシース内にスライ
    ド自在に挿通され先端に複数の弾性ワイヤからなるバス
    ケットが設けられた操作ワイヤと、この操作ワイヤに連
    結され操作ワイヤをスライド操作するための操作部と、
    上記第1のシースに対して第2のシースが後退した位置
    と第1のシースの先端から第2のシースがその位置より
    長く突出した位置とに第1のシースをスライドさせるス
    ライド操作手段とを具備した結石破砕装置において、 上記第2のシースを保護する補強手段の部材と前記第2
    のシース内に流体を送る送液手段の部材を設け、補強手
    段の部材と送液手段の部材との少なくとも一方を第2の
    シースから分離して、上記第1のシースに付設したこと
    を特徴とする結石破砕装置。
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