JPH1011759A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

Info

Publication number
JPH1011759A
JPH1011759A JP8167243A JP16724396A JPH1011759A JP H1011759 A JPH1011759 A JP H1011759A JP 8167243 A JP8167243 A JP 8167243A JP 16724396 A JP16724396 A JP 16724396A JP H1011759 A JPH1011759 A JP H1011759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sector
recording
groove
track
mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8167243A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Nagasawa
雅人 長沢
Kouichi Komawaki
康一 駒脇
Takeshi Katayama
剛 片山
Kazuhiko Nakane
和彦 中根
Sadanobu Ishida
禎宣 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8167243A priority Critical patent/JPH1011759A/ja
Publication of JPH1011759A publication Critical patent/JPH1011759A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シングルスパイラル・ランド/グルーブ記録
光ディスク媒体で、ランドトラックとグルーブトラック
の接続点を確実に検出し、またトラッキングオフセット
補償を正確におこなうことが可能な光ディスク媒体を得
る。 【解決手段】 ヘッダ領域は、物理アドレス領域PID
を4回記録し、その後ろにデータの変調信号に現れない
長いエンボスピットとミラーによって構成されたミラー
マーク領域を配置する。ミラーマーク領域はランド/グ
ルーブ極性切り替えを含むセクタにおいては2つのミラ
ーが存在するパターンから構成され、それ以外のセクタ
においては、1つのミラーが存在し、かつ極性切り替え
を含むセクタの1つ前のセクタあるいは極性切り替えの
2つ前のセクタ、もしくはその他のセクタかを判別でき
るような異なるパターンで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、案内溝によって
形成された凹部の記録トラックと案内溝の間に形成され
た凸部の記録トラックの両方に信号を記録するようにし
た書換型の光ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】既存の相変化光ディスクは、グルーブと
呼ぶ溝部分だけにデータを記録している。グルーブトラ
ック間にあるランドは、トラッキング時の案内や、隣の
グルーブ・トラックからのクロストークを抑える役目を
担っている。ここで、ランドにもデータ記録すれば、グ
ルーブの幅は同じままでトラック密度を2倍にできる
が、クロストークが大きくなるので、ランド・グルーブ
記録を使っても記録密度はそれほど上がらないと思われ
ていた。しかし、グルーブとランドの段差をλ/6(λ
は光源の波長)程度にすると、隣接トラックのクロスト
ークを抑えられることがわかり、これによってランド・
グルーブ記録により、高密度化が進んだ経緯がある。特
にランド・グルーブ記録を使わずにトラック・ピッチを
狭めるよりも、ディスクのマスタリングが容易になる利
点もあった。
【0003】ランドグルーブ記録を行う光ディスクは同
心円状の構成のものが知られており、ディスク1周分の
記録を行うとトラックジャンプを行い、隣のトラック
(例えば現在がグルーブトラックであれば、隣のランド
トラック)の書き込みを開始する。この場合、各セクタ
はセクタ番地で常に管理されているため、コンピュータ
データなどの不連続でもよいデータを記録再生するだけ
の用途には、バッファメモリ等を用いて支障なく動作が
可能である。
【0004】しかし、書換可能な光ディスクには、コン
ピュータ向け以外に、動画や音楽などの連続したデータ
を扱う場合がある。特にマルチメディア用途(データと
映像・音声を混在して用いる用途)においては、連続し
たデータが扱い易いようにCD(Compact Di
sc)と同じ螺旋状のトラックを用いることが考えられ
る。
【0005】この場合、既存の光磁気ディスクのような
同心円状のトラックにはせずに、連続的な書き込みが行
えるようにスパイラル状に構成する場合がある。ただ
し、ランドとグルーブの両方に記録するディスクでスパ
イラル状の構成にする場合、トラックの開始点からグル
ーブまたはランドのみを最後までトレースし、いずれか
が記録または再生し終わった時点で、ランドとグルーブ
を切り替えて、もう一度記録し直す必要がある。すなわ
ち、ランドとグルーブの切り替え時にディスク内周から
外周へのアクセスが必要となり、時間がかかる問題があ
る。例えばこの動作をディスク半径方向にいくつかのゾ
ーン単位に区切ったディスクで、ゾーン単位にランドと
グルーブの切り替えを行ったとしても、アクセスの間、
記録または再生をかなりの時間中断しなければならな
い。
【0006】図7は、従来のランドグルーブ記録を行う
ディスクにおけるヘッダ部の詳細を示した図で、図7
(a)はランドトラック5とグルーブトラック4の両方
にヘッダ6が形成されている場合、図7(b)はランド
5とグルーブ4の境目の位置にヘッダ7が形成されてい
る場合を示している。
【0007】上述したヘッダ部とは、データを記録する
単位であるセクタのアドレス情報などを表すために物理
的に形成した凹凸部である。具体的には、ランドと同じ
高さのピット、またはグルーブと同じ深さのピットを、
トラックのないヘッダ部に形成する。ランド・グルーブ
に適したプレピットの形成方法は数種類考えられている
が、そのうち、主な方法は図7(a)に示すような専用
アドレスを各トラック単位に持つ専用アドレス方式と、
図7(b)に示すように中間(共用)のアドレスを持つ
中間アドレス方式の二つがある。
【0008】上記の専用アドレス方式は、ランドとグル
ーブのそれぞれのセクタについて専用のプリピットを置
く。そのセクタがランドなのか、グルーブなのか、等の
多くの情報を盛り込めるので、光ディスク装置側の制御
は楽になる。ただし、ピットの幅はトラック幅よりも十
分狭くする必要がある。すなわち、トラックを形成する
のと同じレーザ光ではプレピットを形成することができ
ず、媒体の構造は難しくなる。
【0009】他方、上記中間アドレス方式は、隣り合う
ランドとグルーブでプリピットを共有する方法で、特開
平6−176404号公報に記載されている。トラック
を形成するのと同じレーザ光を使って、半径方向にグル
ーブピッチの1/4だけ位置をずらすことでピットを形
成できる。しかし、光ディスク制御側でランドかグルー
ブかを判断する必要があり、制御は複雑になる。
【0010】ここで従来のランド/グルーブ記録光ディ
スクとしては、例えば、図8に示したような特開昭63
−57859号公報に記載されたものが示されている。
図8に示されているように、ディスク基板上に刻まれた
案内溝により、グルーブ4とランド5が形成され、その
上に記録膜1が形成されている。記録ピット2はグルー
ブ4とランド5の両方の記録膜上に記録される。ディス
ク上でグルーブ4とランド5は、それぞれ連続した記録
トラックを成している。この記録媒体を記録再生する光
ディスク装置の集光スポット3はどちらかの記録トラッ
ク上を走査しながら情報を記録/再生する。従来のラン
ド/グルーブ記録フォーマットでは、案内溝がディスク
上で連続していたので、グルーブ4もランド5も記録ト
ラックが連なって、それぞれが連続した1本ずつの記録
スパイラルを構成している。
【0011】次に図9はディスク1周に相当する溝部の
グルーブトラック4と、この溝部の間に設けるやはりデ
ィスク1周に相当する溝間部のランドトラック5を交互
に接続し1本の記録スパイラルを形成するようにしたフ
ォーマットを有する光ディスクの構成を示す図である。
図9に示すようなグルーブトラック4と前記ランドトラ
ック5を交互に接続し1本の記録スパイラルを形成する
ようにしたフォーマットを有する光ディスクとしては、
例えば特開平4−38633号公報や特開平6−274
896号公報に記載されたものがある。このような光デ
ィスクのフォーマットを、ここではシングルスパイラル
・ランド/グルーブフォーマット、あるいは、SS−L
/Gフォーマットと呼ぶことにする。
【0012】SS−L/Gフォーマットのディスクは、
記録トラックがディスク上で連続しているため、データ
の連続的な記録再生に適するという大きな特長を持って
いる。たとえば、ビデオファイル用途では、データの連
続記録再生が必須である。ところが、図10に示したよ
うな従来のランド/グルーブ記録では、ランドトラック
とグルーブトラックがそれぞれ1本の記録スパイラルを
構成しているので、例えばランドトラックからグルーブ
トラックへ引き続き記録再生を行う際に、ディスク1面
中に少なくとも1箇所において、ランドトラックとグル
ーブトラックとの間をつなぐアクセスにより連続記録再
生が中断される。このことは、グルーブトラックからラ
ンドトラックへ引き続き記録再生を行う際も同様であ
る。このような記録再生の中断を避けるには、コストア
ップ要因であるバッファメモリの増設が必要になるが、
シングルスパイラル・ランド/グルーブフォーマットに
すればこれが不要になる。
【0013】SS−L/Gフォーマットのディスクにト
ラッキングサーボをかけるには、溝部の記録トラックと
溝間部の記録トラックを交互に接続している接続点を正
確に検出して、そこでトラッキングサーボ極性を溝部の
記録トラックをトラッキングするように設定するか、溝
間部の記録トラックをトラッキングするように設定する
かのサーボ極性を切り替えることが必要である。
【0014】ここで、図10は特開平7−57302号
公報に記載された、溝部の記録トラックと溝間部の記録
トラックの接続点の構成を示す図である。図において
(a)は接続点に平坦部を設ける例、(b)は所定のビ
ットパターンを設ける例である。ここで、サーボ極性の
切り替えを、上記平坦部やビットパターンにて検出する
ディスクフォーマットでは、以下のような問題が生じ、
実用上構成が不可能となっている。
【0015】例えばこのような場合、上記平坦部やビッ
トパターンは一般的にセクタのヘッダ部にしか構成でき
ない。従って図10のフォーマットでは情報トラックの
ディスク1周に1つのセクタしか構成できないこととな
ってしまう。一般的には1つのセクタ内のバイト数は、
検索性を考慮しそれほど大きくできないため、ディスク
一周内に複数のセクタを構成するのが常識となっている
ため、上述したディスク1周に1セクタは極めて非現実
的である。また、仮にディスク1周内に複数のセクタが
構成される場合には上記平坦部やビットパターンを各セ
クタに配置しなければならないため、結果的にこれら各
セクタに構成された平坦部やビットパターンを弁別し、
新たな切り替え点を検出する方法が必要となってくるこ
とは言うまでもない。このことから上述した切り替え点
の検出においては、平坦部やビットパターンが存在する
か否かで判定するのではなく、以下実施の形態にて示さ
れるような複数種類からのパターン弁別の手法が不可欠
となってくる。
【0016】以上のような事から従来のISO光磁気デ
ィスクに示される、アドレスなどを表すプリフォーマッ
トされた識別情報とユーザデータを記録する情報記録領
域を記録トラック上に分離して配置するフォーマットを
採る場合には、識別情報と溝部・溝間部の接続点とが同
様の記録形態で表されていると誤検出する問題が生じ
る。特開平7−57302号公報に開示されている例で
は接続点以外に図10(b)に示すようなピット列の入
る場所がないから誤検出の問題は生じない。しかし、プ
リフォーマットする識別情報を記録トラック中の全セク
タに配置する場合、識別情報の付加方法において、溝部
・溝間部の接続点を確実に判別できるようにしておくこ
とが必要になる。
【0017】上述したような、記録再生を行う光ディス
クにおいては、記録密度を高めるために行ったランドと
グルーブの構成以外にも、トラックオフセットの発生に
対する問題を解決する必要があった。これは、記録を行
う光ディスクが、大きなレーザパワーを必要とするた
め、3ビーム法等のビームを分割するやり方ではなく、
プッシュプル法等の1ビームでトラッキングを行う方式
が必要だったためである。
【0018】特に、記録可能型光ディスクにおいては、
光の利用効率を高めるために1ビームの光学系が用いら
れる。1例としていわゆるプッシュプル法がある。この
プッシュプル法ではレンズシフトに伴い、センサーのオ
フセットが発生するためにこれを除去する様々な方法が
検討されており、クロストークやクロスイレーズを回避
するにはランドとグルーブの各トラックに応じてそれぞ
れ異なる大きさのオフセット補償を施す必要がある。
【0019】プッシュプルトラッキングは、図11に示
すように、プリグルーブに照射した光スポットの回折分
布を用いてトラック誤差を検出し、サーボ系を構成する
方式であるため、ディスクの偏芯や傾きなどに起因する
オフセットが発生する問題がある。図11において、1
0は光ディスク、11はディスクモータ、16は光検知
器、17はレーザダイオード、14はハーフミラー、1
3は対物レンズ、12は対物レンズを駆動させるための
アクチュエータコイルである。例えば、0.7゜の傾
き、または100μmの偏芯(図11中に点線で示す対
物レンズ17の100μmの並進と等価)で、光検知器
16上の光分布15がずれるため、一般的な場合におい
ては約0.1μmのオフセットが発生してしまう。
【0020】このような現象を防ぐため、機械的、光学
的に高精度な駆動装置にするなど、各種の工夫がなされ
ている。また、CDのような再生専用システムでは、3
スポット方式などの技術が確立されているものの、この
方式は記録システムや記録/再生兼用システムには不適
当といえる。
【0021】そこで従来から、ディスク半径方向にトラ
ックピッチの約1/2ピッチだけずらしたピットを用意
するウオブルピット法が知られている。図12に、“光
メモリシンポジウム´85”財団法人光産業技術振興協
会編のp181〜p188「コンポジットトラックウオ
ブリング方式光ディスクメモリ」にて発表された、ウオ
ブルピットにおける再生出力信号を示した。この場合、
図12に示すように、トラックセンターbに対して、a
のように光スポットが上のピット8に近い方を通過した
ときには、点線eのような出力信号がウオブルピットに
より得られ、cのように下のピット9に近い方を通過し
たときは、実線dのような信号が得られ、前段のピット
8の信号振幅値から後段のピット9の信号振幅値を減算
した値がトラックずれ量の大きさと方向を示すこととな
る。このことは真の光スポット通過位置を検出できるこ
とになり、プリグルーブによる回折分布のみを用いる方
式に比べると、より高度なサーボ系が構成できる。ただ
しこの場合は、上述のウオブルピットによるトラック誤
差信号が連続して得られないため、上述のプッシュプル
法と併用することで、十分な制御帯域を確保するのが一
般的である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来のシングルスパイ
ラル・ランド/グルーブ記録光ディスク媒体は、上記の
ように構成されていたので、セクタ記録フォーマットを
採ろうとした場合、ランドトラックとグルーブトラック
の接続点を確実に検出することが難しいという問題があ
った。
【0023】また、記録可能型光ディスク装置では、1
ビームでトラッキングする光学系が用いられるので、対
物レンズのシフトに伴いトラッキングセンサーにオフセ
ットが発生する問題があった。
【0024】この発明は以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、シングルスパイラル・ランド/
グルーブフォーマットの光ディスクにおいて、ランドト
ラックとグルーブトラックの接続点を確実に検出してト
ラッキングサーボの極性を切り替えるために、識別情報
の読み取り信頼性を向上することができるような物理フ
ォーマットを有する光ディスクを得ることを目的とす
る。
【0025】また、1ビームのトラッキング検出方式を
用いても対物レンズシフトに対するトラッキングオフセ
ット補償を正確におこなうことができる物理フォーマッ
トを有する光ディスク媒体を得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ディス
クは、ディスク基板上に円周状に形成された溝部と該溝
部の間の溝間部の両方を情報記録領域とし、ディスク1
周分に相当する前記溝部の記録トラックとディスク1周
分に相当する前記溝間部の記録トラックが交互に接続さ
れて1本の記録スパイラルが形成された光ディスクにお
いて、前記記録トラックは整数個の記録セクタで構成さ
れ、前記記録セクタは、アドレス情報などを表すように
プリフォーマットされたヘッダ領域を有し、前記ヘッダ
領域は、前記記録セクタのアドレス情報を含み前記記録
セクタのトラック中心からトラックピッチの半分だけデ
ィスクの外周側もしくは内周側に変位して配置された部
分と、前記記録セクタのアドレス情報及びミラーからな
るミラー領域を含み記録セクタのトラック中心からトラ
ックピッチの半分だけディスクの内周側もしくは外周側
に変位した部分から構成され、前記ミラーマーク領域は
前記ヘッダ領域の後部に配置され、極性切り替えを含む
セクタにおいては2つのミラーが存在するパターンから
構成され、それ以外のセクタにおいては、1つのミラー
が存在し、かつ前記極性切り替えを含むセクタの1つ前
のセクタあるいは前記極性切り替えの2つ前のセクタ、
もしくはその他のセクタかを判別できるような異なるパ
ターンで構成されるものである。
【0027】さらに、前記ミラーマーク領域に含まれる
ミラーの長さは、データ部の最長ピット長と十分に区別
が可能な長さ以上にて構成されるものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
をもとに具体的に説明する。 実施の形態1.本実施の形態は、円周状の境界により複
数のゾーンに分割された、シングルスパイラル・ランド
/グルーブ記録(SS−L/G)フォーマットの光ディ
スク媒体に関するものである。
【0029】以下、本実施の形態1である光ディスク媒
体についてのセクタ領域レイアウトについて説明する。
セクタとはディスク駆動装置が一度に読み書きする事が
できるデータの単位である。図1はこの発明の実施の形
態1である光ディスク媒体のセクタの構成を示す図であ
る。
【0030】また図2はこの発明の実施の形態1である
光ディスク媒体のセクタのレイアウトを示す図である。
図に示すように、1つのセクタ(2697バイト)はヘ
ッダ領域(128バイト)とミラーマーク領域(5バイ
ト)との2つの領域を含むプリピット領域(133バイ
ト)と、2048バイトのユーザデータを記録すること
ができる情報記録領域(2564バイト)とからなる。
該情報記録領域はギャップ(17〜19バイト)、VF
O3(50バイト)、データ領域(2418バイト)、
ガードデータ(30バイト)、バッファ(47〜49バ
イト)からなる。書き込みクロックやディスク回転数誤
差によるセクタ長の誤差は、セクタの最後にあるバッフ
ァで補正する。
【0031】図3はこの発明の実施の形態1である光デ
ィスク媒体のヘッダ領域のレイアウトを示す図である。
図に示すように、ヘッダ領域は、PID1、PID2、
PID3、PID4の領域からなる。PID1は、VF
O(Variable Frequency Osci
llator)1、アドレスマーク(AddressM
ark:AM)、Physical id(Pid)
1、IED(ID Error Detection
code)1、Postamble(PA)からなる。
PID2は、VFO2、AM、Pid2、IED2、P
Aからなる。PID3は、VFO1、AM、Pid3、
IED3、PAからなる。PID4は、VFO2、A
M、Pid4、IED4、PAからなる。PID1とP
ID2は溝トラックと外周側に隣接した溝間トラックと
の境界上に配置する。PID3とPID4は溝トラック
と内周側に隣接した溝間トラックとの境界上に配置す
る。ミラーマーク領域は、PID4とギャップの間に配
置される。また、該ミラーマーク領域は、溝トラックと
内周側に隣接した溝間トラックとの境界上に配置する。
なお、図2及び図3において各領域に記述されている数
字は、その領域のバイト数を示す。
【0032】VFOについての説明をおこなう。ヘッダ
領域には、2つのVFO1と2つのVFO2がある。ま
た、情報記録領域には1つのVFO3がある。これらの
VFOはリードチャネルビットクロックを生成するPL
L(Phase−Locked Loop)の引き込み
動作に用いられる。VFO1、2はプリピットされてい
るが、VFO3はデータ記録時に書き込まれる。図3で
示したように、VFO1が36バイト、VFO2が8バ
イトである。PID1とPID2の組とPID3とPI
D4の組は、半径方向にずれている。PID1、2内の
VFO1はPID2,4内のVFO2に比べて、PLL
引き込みを開始する箇所であるために、より長い領域が
望ましい。
【0033】本実施の形態の光ディスク媒体で用いるV
FOは1000100010001・・・・というパタ
ーンを用いる。従来は、たとえばISO138142
(130mm光ディスク規格:変調方式は1−7変調)
で用いられているVFOは、最高周波数が得られる10
1010を用いている。これに従えば、本実施の形態で
は8−16変調を用いていることから10010010
01・・・・が最も高い周波数を得られるのであるが、
ディスクからの再生信号振幅が小さくなる欠点がある。
従来のISO規格光ディスクではVFOの前にセクタマ
ーク(SM)があり、セクタの先頭を見つけることが容
易であったために、最高周波数のVFOでも、PLLの
引き込みが容易であった。しかし本実施の形態では、セ
クタの先頭はVFOなので、捉えるのが難しい。反対に
周波数を下げすぎると、つまり”1”の間隔を広くとり
すぎると、PLLによるチャネルビットクロックの生成
が難しくなる。この両者の問題が最も少なくなるよう
に、先にあげた”100010001・・・”というパ
ターンを用いる。このパターンはVFO1、2、3とも
共通である。
【0034】VFO1のバイト数をkバイトとする。変
調方式として8ビットのデータを16ビットに変換す
る、いわゆる8ー16変調を用いた場合k×8×2=1
6kチャネルビット(チャネルビットとは変調後のビッ
トを表すものとする。)の長さになる。VFOのパター
ンとして”100010001・・・”をもちいるため
に、スペースとマークの変化箇所は16k/4=4k
(箇所)になる。前記のISO138142に記述され
ているVFOのサイズは26バイトである。この場合の
スペースとマークの変化箇所は、26×8×3/2/2
=156(箇所)である。これに従えば、4k=156
よりk=39バイト程度であれば、十分である。よって
本実施例では、PLLやオートスライサのスライスレベ
ルの制定時間から、36バイトとする。
【0035】アドレスマーク(AM)についての説明を
おこなう。AMはPID領域中のVFOとPidの間に
もうけられる。これは、前のVFOでビット同期を完了
させたあと、バイト同期をとるためのものである。ま
た、AMをユーザデータ領域中のデータ等と間違って装
置が捕捉しないように変調規則に現れないパターンを用
いて構成する。
【0036】Pidについての説明をおこなう。アドレ
スマークに続くPid領域は、セクタ数つまり物理アド
レスを持つ。その大きさは4バイトであり、最初の3バ
イトは先のセクタ数が入り、あとの1バイトは、そのセ
クタに対する各種情報が入る。管理や制御F/Wの構築
の容易さから、アドレス情報は整数であることが望まし
い。もし2バイトであれば2の16乗である65536
個のセクタを管理でき、1セクタが2048ユーザバイ
トであるので、2048×65536=1342177
28となり、約134Mバイトの容量の管理ができる。
しかしながら、現在の各種記憶媒体の容量はギガのオー
ダに入っており、これでは、十分とは言えない。そこ
で、3バイトあれば2の24乗である16777216
個のセクタを管理でき、2048×16777216=
34359738368となり約34.36Gバイトの
容量を管理することができる。よってセクタ管理として
アドレスは3バイトとする。
【0037】IEDについての説明をおこなう。IED
領域は上で述べた、Pidに対して、誤りがあるかを検
知するコードのための領域である。その大きさは2バイ
トである。もし、このコードにより誤りが検知されて
も、1つのセクタ先頭のヘッダ領域には4つのPidを
配置しており、誤りが検知されないPidで、アドレス
を特定することができる。
【0038】PAについての説明をおこなう。プリピッ
ト領域でピットがあるところをマーク部、ないところを
スペース部と呼ぶことにする。PIDを記録してゆく場
合、IEDの末尾がマーク部の場合とスペース部の場合
がある。このために、もし、PAを入れずIEDのあと
すぐにVFOを記録してゆくと、IED末尾がスペース
か、マークかによって、VFOのパターンが一意に定ま
らない。PAはこのために設けられたもので、PAの末
尾は必ずスペース部で終了するようにしている。このた
めに、PAのパターンは変調規則に応じて数個用意して
いる。
【0039】次にヘッダ領域中PIDのアドレス値の付
加方法について述べる。図4はこの発明の実施の形態1
である光ディスク媒体の記録セクタ内のPID領域の配
置及びそのアドレス値を説明するための模式図である。
グルーブ4のアドレスはその情報記録領域20前のヘッ
ダ領域22の中に、グルーブ中心から溝幅の1/2だけ
外周に変位して配置したPID1、2に付加する。ま
た、ランドのアドレスはそのランドの記録トラックの1
本外周側のグルーブの記録トラックの情報記録領域前の
ヘッダ領域の中に、グルーブ中心から溝幅の1/2だけ
内周側に変位して配置したPID3,4に付加する。結
果として、ランドのアドレスはその情報記録領域前のヘ
ッダ領域の中に、ランド中心から溝幅の1/2だけ外周
側に変位して配置されたPID3,4に付加した形とな
る。
【0040】これは、ディスク原盤カッティング時に生
じるトラッキングオフセットが、グルーブの記録トラッ
クをカッティングする時にグルーブのアドレスとランド
のアドレスを同時にカッティングする方が小さいことを
考慮するからである。トラッキングオフセット特性から
見て、グルーブの記録トラックをカッティングする時に
グルーブのアドレスをカッティングし、ランドの記録ト
ラックをカッティングする時にランドのアドレスをカッ
ティングする方がトラッキングオフセットが小さいな
ら、別々にカッティングすればよい。
【0041】次に、ディスク1周に1回、ディスクの半
径方向に整列して存在するランドとグルーブの接続部で
のアドレス付加の方法について説明する。図5はこの発
明の実施の形態1である光ディスク媒体ランドとグルー
ブの境界線における記録セクタ内のPID領域の配置及
びそのアドレス値を説明するための模式図である。SS
−L/Gフォーマットディスクでは、半径方向に1個所
グルーブの記録トラックとランドの記録トラックが接続
する境界線がある。ヘッダ領域の配置は境界部以外のヘ
ッダ領域の配置と同様に、前部はグルーブから溝幅の1
/2だけ外周側に変位して配置する。後部はグルーブか
ら溝幅の1/2だけ内周側に変位して配置する。アドレ
ス値の付加も境界部以外と同様に、グルーブのアドレス
はその情報記録部直前のグルーブから溝幅の1/2だけ
外周に変位して配置した前部識別信号に付加する。ま
た、ランドのアドレスはその情報記録部直前のランドか
ら溝幅の1/2だけ外周側に変位して配置した後部識別
信号に付加される。
【0042】図示しているように、ある記録セクタ(こ
の図ではグルーブ)のアドレスを#n(整数)、1トラ
ック内のセクタ数をN(整数)とした場合、アドレス#
nのセクタからトラックを一周したセクタアドレスは#
(n+N)となる。さらに1周した場合は#(n+2
N)、以降#(n+3N)、#(n+4N)と、境界部
以外と同様、グルーブランドと交互にセクタの物理形状
は替わるがアドレス値は線形的に変化する。また、境界
の前後の連続性を見た場合、グルーブのセクタはグルー
ブから溝幅の1/2だけ外周側に変位している前半のヘ
ッダ領域、またランドのセクタはランドから溝幅の1/
2だけ外周に変位している後半のヘッダ領域からアドレ
スを特定できる。
【0043】以上のようなヘッダ領域の配置により、ト
ラックオフセット補正がおこなえる。サンプルサーボ方
式の光ディスクに用いられているように、トラック中心
から左右に一定量だけ変位させたトラックオフセット検
出ピット対を設けると、トラッキングオフセット量を検
出することができる。光ビームがトラックオフセット検
出ピット対の中間を通過すると、検出ピット対の再生信
号振幅は等しくなる。一方にオフトラックしていると、
片側のピットの再生信号振幅が増加し、反対側のピット
の再生信号振幅が減少するので、これによって、光ビー
ムのトラックオフセット量を検出し補正をかけること
で、光ビームがトラック中心を通過するように制御する
ことができる。本発明では、これと同じ原理と効果を、
シングルスパイラル・ランドグルーブ記録フォーマット
に組み込むことができる。
【0044】いま、光ビームが特定のグルーブ記録セク
タ中の情報記録領域から、次のグルーブ記録セクタの識
別信号領域に入ったとする。識別信号の先頭はディスク
外周に溝幅の1/2だけずれているのでそれに対応し
た、トラッキング誤差信号が出る。しばらくすると今度
はディスク内周に溝幅の1/2だけずれた識別信号があ
るので、それに対応したトラッキング誤差信号が出る。
この2つの誤差信号は理想的には対照的に検出されれば
トラック中心を走査していることになる。よって内周と
外周にずれた識別信号の繰り返しをもちいて、トラック
中心にサーボをコントロールすることが可能になる。
【0045】以上のように構成されたシングルスパイラ
ル方式の光ディスクにおいては、1回転に1回トラッキ
ングの極性が切り替わるため、仮に上記トラッキング切
り替え点が検出できなければ、トラックはずれが生じ、
極性切り替え直後のセクタが読めなくなるだけでなく、
再度トラックアクセスを行うため、回転待ち等が新たに
発生する問題があった。そのため、トラッキングの極性
反転を行うタイミングは確実に検出しなければならない
事は言うまでもない。しかしながら、ディスク回転数が
常に一定回転であるゾーンCAV構成となっている光磁
気ディスク等に比べ、線速依存性の高い相変化媒体を用
いる光ディスクにおいては、ゾーン単位にディスク回転
数を変化させなければならないため、上記トラッキング
の極性切り替えタイミングが常に一定時間間隔で現れ
ず、上記極性反転タイミングを正確に検出する手段が必
要となっていた。そこで、以下に示すミラーマーク領域
を設けることにより、上記タイミングが正確に検出でき
るようになる。
【0046】ここで、ミラーマーク領域についての説明
をおこなう。ヘッダ領域の終わりにはミラーマーク領域
がある。ランドトラックとグルーブトラックの接合箇所
をすばやく見つけるためにこの領域をもうけた。この領
域は5バイトからなり、ミラー部とグルーブを組み合わ
せて構成される。ミラー部はプリピットされた溝でもマ
ークでもない。グルーブはプリピットされた溝である。
また、ミラー部とグルーブの組み合わせパターンによ
り、トラックの最初や最後のセクタを示すコードを記録
しておき、このコードを読み取ることによりグルーブと
ランドとのトラック境界を特定することができる。また
組み合わせパターンは容易に読みとることが可能なよう
に比較的あらいマークを採用する。このようなミラーパ
ターンは、1つのゾーン内におけるディスク半径方向に
隣り合わせたセクタ間において同一のパターンとなって
いる。そのため、ミラー部の隣のトラックにおいてもミ
ラー部となっており、同一ゾーン内ではミラー部が半径
方向に連続して配置されている。このため、情報記録領
域のランド部やエンボスド領域内におけるピットが形成
されていない部分等に比べて、光スポットからの反射光
が全反射し、より認識が容易になっている。
【0047】またここで、図6はミラーマーク領域23
のパターンの一例を示したものであるが、図において
(a)はトラッキングの極性切り替えが必要なセクタに
おけるミラーマーク領域のパターン、(b)は極性切り
替えを行うセクタの1つ前のセクタにおけるミラーマー
ク領域のパターン、(c)は極性切り替えを行うセクタ
の2つ前のセクタにおけるミラーマーク領域のパター
ン、(d)は上記以外のセクタにおけるミラーマーク領
域のパターンである。
【0048】図6に示すようにミラーマーク領域23の
パターンにおいては、1.5バイト長や2バイト長のミ
ラー(鏡面)28を用いている。このように長いミラー
パターン(ミラーパターン)を用いることで、より検出
が容易になっている。しかし、上記ミラー28の長さが
長くなりすぎると光スポットが高速でトラック方向にア
クセスする場合において、トラック横断信号を得ること
が難しくなるため、トラックカウントを行う際のカウン
ト精度が劣化する問題が発生した。そのため、ここでは
ミラーの最大長さが2バイト以下になるように設定して
いる。またさらに、図6に示すように極性反転を含むセ
クタとそれ以外のセクタを判定するだけでなく、極性反
転を含むセクタの1つ前や2つ前のセクタをも判定でき
るように構成している。このように構成することによっ
て、極性反転を含むセクタにおいて、図6の(a)にお
けるパターンがディスクの傷等により判定できなかった
場合においても、1つ前や2つ前のセクタを認識してい
れば、エンボスド領域19を認識した時点においてこの
セクタが極性反転を含むセクタである事を推測できる。
このように構成することによって、トラッキングの極性
反転を行うタイミングを確実に検出するとともに、その
検出信頼性を向上させることが可能となった。又上記ミ
ラーマーク領域は、各セクタのヘッダ領域の後部に必ず
位置しているため再生中にヘッダ部を認識後、上記ミラ
ーマーク領域の存在位置を確定できるようになった。
【0049】また、前記ミラーマーク領域23に含まれ
るミラーの長さは、データ部の最長ピット長と十分に区
別が可能な長さ以上とする。このため、ミラーマークを
容易にしかも確実に検出することが可能となり、確実で
しかも安定したトラッキングの極性を反転することがで
きる。また、トラックアクセス時においても、ミラーマ
ークを確実に検出することができる。さらに、ミラーマ
ークの長さをトラックアクセス時においてトラック溝横
断信号が確実に得られる長さにしておけば、トラックア
クセス時においても、ミラーマークを確実に検出するこ
とが可能となる。
【0050】なお、上記実施の形態においては、PID
1及びPID2がディスクの外周側に変位し、PID3
及びPID4がディスクの内周側に変位するように構成
したが、PID1及びPID2がディスクの内周側に変
位し、PID3及びPID4がディスクの外周側に変位
するよう構成しても良いことは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。本発明
の光ディスクにおいては、極性切り替えを含むセクタに
おいては2つのミラーが存在するパターンから構成さ
れ、それ以外のセクタにおいては、1つのミラーが存在
し、かつ前記極性切り替えを含むセクタの1つ前のセク
タあるいは前記極性切り替えの2つ前のセクタ、もしく
はその他のセクタかを判別できるような異なるパターン
で構成されているので、SS−L/Gディスクのランド
トラックとグルーブトラックの接続部を容易に検出する
ことが可能になった。また切り替え点の1つ前や2つ前
のセクタを認識することで極性切り替えを含むセクタの
ミラーパターンが認識できなくても、ヘッダ領域の通過
を確認できれば切り替え点を含むセクタであることを推
測できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である光ディスクの
セクタの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である光ディスクの
セクタのレイアウトを示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1である光ディスクの
ヘッダ領域のレイアウトを示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1である光ディスクの
記録セクタ内のPID領域の配置及びそのアドレス値を
説明するための模式図である。
【図5】 この発明の実施の形態1である光ディスクの
ランドとグルーブの境界線における記録セクタ内のPI
D領域の配置及びそのアドレス値を説明するための模式
図である。
【図6】 この発明の実施の形態1である光ディスクの
ミラーマーク領域のパターンを示す図である。
【図7】 従来の光ディスクのヘッダ部を示す図であ
る。
【図8】 従来のランド/グルーブ記録光ディスクを示
す図である。
【図9】 従来のSS−L/Gディスクフォーマットを
有する光ディスクの構成を示す図である。
【図10】 従来の光ディスク記録媒体の構成を示す図
である。
【図11】 従来のプッシュプルトラッキング方式によ
るオフセットの発生原理の説明図である。
【図12】 従来の光ディスクのミラーとウオブルピッ
トを示す図である。
【符号の説明】
1 記録層、2 記録ピット、3 集光スポット、4
グルーブ、5 ランド、6,7 ヘッダ、10 光ディ
スク、11 ディスクモータ、12 アクチュエータコ
イル、13 対物レンズ、14 ハーフミラー、15
光分布、16光検知器、17 レーザダイオード、18
光ヘッド、19 エンボスド領域、20 情報記録領
域、21 セクタ、22 ヘッダ領域、23 ミラーマ
ーク領域、24,25,26,27 PDI領域、28
ミラー、29 ミラーマーク内グルーブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中根 和彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石田 禎宣 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク基板上に円周状に形成された溝
    部と該溝部の間の溝間部の両方を情報記録領域とし、デ
    ィスク1周分に相当する前記溝部の記録トラックとディ
    スク1周分に相当する前記溝間部の記録トラックが交互
    に接続されて1本の記録スパイラルが形成された光ディ
    スクにおいて、 前記記録トラックは整数個の記録セクタで構成され、 前記記録セクタは、アドレス情報などを表すようにプリ
    フォーマットされたヘッダ領域を有し、 前記ヘッダ領域は、前記記録セクタのアドレス情報を含
    み前記記録セクタのトラック中心からトラックピッチの
    半分だけディスクの外周側もしくは内周側に変位して配
    置された部分と、前記記録セクタのアドレス情報及びミ
    ラーからなるミラー領域を含み記録セクタのトラック中
    心からトラックピッチの半分だけディスクの内周側もし
    くは外周側に変位した部分から構成され、 前記ミラーマーク領域は前記ヘッダ領域の後部に配置さ
    れ、極性切り替えを含むセクタにおいては2つのミラー
    が存在するパターンから構成され、それ以外のセクタに
    おいては、1つのミラーが存在し、かつ前記極性切り替
    えを含むセクタの1つ前のセクタあるいは前記極性切り
    替えの2つ前のセクタ、もしくはその他のセクタかを判
    別できるような異なるパターンで構成された光ディス
    ク。
  2. 【請求項2】 前記ミラーマーク領域に含まれるミラー
    の長さは、データ部の最長ピット長と十分に区別が可能
    な長さ以上にて構成されることを特徴とする請求項1記
    載の光ディスク。
JP8167243A 1996-06-27 1996-06-27 光ディスク Pending JPH1011759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8167243A JPH1011759A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 光ディスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8167243A JPH1011759A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 光ディスク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1011759A true JPH1011759A (ja) 1998-01-16

Family

ID=15846122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8167243A Pending JPH1011759A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 光ディスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1011759A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625092B2 (en) 1997-06-16 2003-09-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Recording/reproducing optical disk with zig-zag shift headers and recording/reproducing apparatus using same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625092B2 (en) 1997-06-16 2003-09-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Recording/reproducing optical disk with zig-zag shift headers and recording/reproducing apparatus using same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3063596B2 (ja) 光ディスク装置および光ディスク
JP3103505B2 (ja) 光ディスク及び光ディスク駆動装置
JP3063613B2 (ja) 光ディスク媒体及び光ディスク装置
JP3850060B2 (ja) 光ディスク及び光ディスク装置
KR100284842B1 (ko) 광디스크매체, 광디스크장치 및 광디스크 트랙킹방법
US5838658A (en) Optical disc
JPH09161274A (ja) 光ディスクおよび光ディスク装置
JP3560410B2 (ja) 光ディスク装置および光ディスク
JPH1011760A (ja) 光ディスクおよび光ディスクトラッキング方法
KR100376377B1 (ko) 디스크형상 기억매체 및 그것을 이용한 트랙킹 방법
JP2003346348A (ja) 光ディスクおよびその記録再生方法
US6898171B1 (en) Information recording medium with index header
JPH10124878A (ja) 光ディスク、及び、光ディスク装置
JP2000315324A (ja) 光記録媒体及びその記録/再生方法
JPH09293244A (ja) 光ディスクおよび光ディスク装置
JPH1011759A (ja) 光ディスク
WO2004081928A1 (ja) 光ディスク
JP3073745B2 (ja) 光ディスク装置
JPH09282667A (ja) 光ディスクおよび光ディスク装置
JP3073744B2 (ja) 光ディスク媒体
JP2003157542A (ja) 光ディスク及び光ディスク装置
JPH09282670A (ja) 光ディスク再生方法および光ディスク装置
JP3931558B2 (ja) 光ディスク及び光ディスク記録再生方法並びに光ディスク記録再生装置
JP3090925B2 (ja) 光ディスク装置
JP3664545B2 (ja) 光ディスク媒体及びその再生方法