JPH10113318A - 床用作業機 - Google Patents

床用作業機

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Publication number
JPH10113318A
JPH10113318A JP8271935A JP27193596A JPH10113318A JP H10113318 A JPH10113318 A JP H10113318A JP 8271935 A JP8271935 A JP 8271935A JP 27193596 A JP27193596 A JP 27193596A JP H10113318 A JPH10113318 A JP H10113318A
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JP
Japan
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work
turn
turning
control means
self
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Application number
JP8271935A
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English (en)
Inventor
Takashi Yashima
隆 八島
Yasuhiro Ueda
安洋 植田
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PENGUIN WAX KK
Original Assignee
PENGUIN WAX KK
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Publication date
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Priority to EP97101136A priority patent/EP0786229A3/en
Priority to KR1019970002182A priority patent/KR970060325A/ko
Priority to CN97100472A priority patent/CN1165645A/zh
Priority to TW086100872A priority patent/TW332159B/zh
Publication of JPH10113318A publication Critical patent/JPH10113318A/ja
Priority to US10/042,693 priority patent/US6830120B1/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体が作業済みの作業列から次の作業列に移
動して走行する作業も、作業済みの作業列を再度移動し
て走行する作業も操作簡単に能率よくできる床用作業機
を提供する。 【解決手段】 機体が作業列G1の終端Xに到達する
と、走行制御手段がU旋回制御手段に信号を自動的に出
力して作動させる。すると、U旋回制御手段は自動的
に、機体を作業済みの作業列G1から次の作業列G2に
U字状に旋回走行させて作業装置を次の作業列G2の作
業開始端に位置合わせする。機体が最終作業列GEの終
端XEに到達すると、走行制御手段が信地旋回制御手段
に信号を自動的に出力して作動させる。すると、信地旋
回制御手段は自動的に、機体を作業済みの作業列GEか
らこの作業列GEに信地旋回走行させて作業装置を作業
列GEの終端XEに位置合わせする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木、石、樹脂、コ
ンクリートなど各種の素材でなる床面に作用するワック
ス掛け装置、清掃装置、洗浄装置、磨き装置などの作業
装置を自走機体に備えている床用作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記床用作業機によって作業を行うに当
たり、一般に、機体が作業個所の一端側から他端側に直
進走行し、この作業列の終端に達すると、機体向きが逆
向きになるとともに作業装置が次の作業列に合致するよ
うに旋回し、この作業列を前回の作業列とは逆の方向に
走行していくという往復走行によって行われる。そし
て、作業列の終端に達した機体を機体向きが逆向きにな
るとともに作業装置が次の作業列に合致するように旋回
させるには、機体をU字状に旋回走行させると都合よく
できる。このため、従来、作業者が指令信号を送るなど
によって機体を操縦しながら走行させる非自動型作業機
の場合も、機体が走行用プログラムに基づいて自動的に
走行していく自動型作業機の場合も、機体をU字状に旋
回走行させることによってのみ、走行方向を逆向きに変
更できるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】作業を行う当たり、た
とえば床面の一部分がひどく磨滅しているとか汚れてお
り、その部分には他の部分よりも回数多くワックスを掛
けるとか清掃する必要があるなど、部分的に作業回数を
多くせねばならない場合がある。また、作業機が作業列
から位置ずれして走行すると、位置ずれのために処理も
れ部分が発生し、この処理もれ部分の処理を行うべく、
その作業列を再度走行させることが必要になる場合があ
る。このような場合、作業箇所全体にわたる作業が完了
した後に作業機を再処理が必要な作業列に戻すと、作業
機を長距離にわたって移動させる必要があるとか、再処
理するべき部分が他の部分と判別しにくくなるとかの問
題を伴うが、作業機が作業列の終端に到達した直後にそ
の作業列を再走行させると、作業機の長距離移動が不要
になるとともに再処理の必要な部分が何処であるか探す
必要がないなど有利に作業できる。しかし、このように
作業列の終端に達した作業機にその作業列を再走行させ
る場合、従来にあっては、作業機をU字状の旋回で大回
りさせないと作業装置が元の作業列に合致せず、作業装
置を再走行させるべき作業列に位置合わせするのに時間
が掛かって作業能率が悪くなっていた。また、作業対象
範囲が全体にわたってワックス不足のひどい状態になっ
ているとか、ひどく汚れていると、作業対象範囲を全体
にわたってワックスを重ね塗りするとか、繰り返して洗
浄する必要があるなど、作業箇所によっては、全体にわ
たって作業を繰り返して行わねばならない場合がある。
この場合、最終の作業列の終端に達した作業機を、先に
作業を開始した箇所に戻すことによって繰返し作業を行
うと、作業機を長距離にわたって移動させる必要がある
が、最終の作業列の終端に達した作業機をその箇所で旋
回させ、最終作業列の端から先の作業時とは逆方向に走
行させて繰返し作業を行うと、作業機の長距離移動が不
要で能率よく作業できる。しかし、このように最終作業
列で作業機を旋回させて作業を繰り返して行く場合に
も、従来にあっては、作業機をU字状の旋回で大回りさ
せないと作業装置が作業列に合致せず、作業装置を最終
作業列の終端に位置合わせするのに時間が掛かって作業
能率が悪くなっていた。本発明の目的は、作業列の繰返
し作業が必要である場合、ない場合のいずれにおいても
能率よく作業できる床用作業機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕床面に作用する作業装置を自走機
体に備えている床用作業機において、自走機体をU字状
に自動的に旋回走行させて作業装置を旋回前の作業列に
隣接する作業列に位置合わせするU旋回制御手段と、自
走機体を自動的に信地旋回させて作業装置を旋回前の作
業列に位置合わせする信地旋回制御手段と、入力信号に
基づいてU旋回制御手段および信地旋回制御手段を自動
的に操作して自走機体のU旋回制御手段によるU旋回と
信地旋回制御手段による信地旋回とを択一的に実行させ
る走行制御手段とを備えてある。
【0006】〔作用〕ワックスの重ね塗りや繰返し清掃
の必要がないとか、処理漏れが発生しなかったとかによ
り、繰返し作業が必要でない場合、U字状に走行する旋
回(以下、U旋回と称する。)をさせるべき信号を走行
制御手段に人為的に入力するとか、自動的に入力させる
とかすると、U旋回制御手段が走行制御手段による自動
操作のために作動し、機体をU字状に旋回走行させて作
業装置を旋回前の作業列に隣接する作業列に迅速に位置
合わせし、作業機が全ての作業列を順次に適切に処理す
るように走行して能率よく作業することを可能にする。
また、部分的なひどい磨滅や汚れがあるなどによって一
部の作業列を繰返し作業するとか、あるいは、作業箇所
全体にわたってワックスを重ね塗りしたり、繰り返して
清掃するなどによって全ての作業列を繰返し作業すると
かの必要がある場合、信地旋回をさせるべき信号を適切
なタイミングで走行制御手段に人為的に入力するとか、
自動的に入力させるとかすると、信地旋回制御手段が走
行制御手段による自動操作ために作動し、機体を信地旋
回させて作業装置を旋回前の作業列に位置合わせし、作
業機が旋回前の作業列を適切に処理するように前回とは
逆方向に再走行するとか、最終の作業列の終端から全て
の作業列を前回とは逆方向に再走行するとかして能率よ
く繰返し作業していくことを可能にする。
【0007】〔効果〕部分的な繰返し作業や全体にわた
る繰返し作業が必要でない場合には、U旋回信号を入力
するだけで作業機を次の作業列を走行する適切な状態に
迅速に旋回させ、全ての作業列を順次に適切に走行させ
て能率よく作業できる。また、一部の作業列で繰返し作
業するとか、作業箇所全体にわたって繰返し作業する必
要があるとかの場合、信地旋回信号を入力するだけで作
業機を前回の作業列を適切に再走行する状態、あるいは
最終の作業列を前回とは反対側から適切に走行する状態
に迅速に旋回させ、一部または全ての作業列を適切に再
走行させて繰返し作業を行う割りには能率よく作業でき
る。しかも、人為的に信号を入力して操縦する場合で
も、走行制御手段にU旋回とか信地旋回とかの信号を入
力するだけの簡単な操作で済み、楽に作業できる。
【0008】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0009】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記自走機体を、一つの操向および駆動自在な前車
輪と、左右一対の遊転自在な非操向型の後車輪とによっ
て走行するように構成し、前記信地旋回制御手段を、前
車輪を横向きに操向させながら駆動することによって自
走機体に左右後輪の中間個所を旋回中心として信地旋回
させるように構成してある。
【0010】〔作用〕前車輪が横向きにして駆動する
と、この前車輪による推進作用のために左右後輪が互い
逆回転方向に回転し、自走機体が左右後輪の中間箇所を
旋回中心として信地旋回する。
【0011】〔効果〕前車輪を操向および駆動可能にす
るだけの簡単な構造で信地旋回ができ、繰り返し作業が
有利にできるものを比較的経済面でも有利に得られる。
【0012】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0013】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、前記走行制御手段が半自動制御部を備えてい
るとともに、この半自動制御部は、コントロール装置か
らU旋回指令を入力するに伴ってU旋回制御手段を操作
して自走機体にU旋回を行わせ、コントロール装置から
信地旋回指令を入力するに伴って信地旋回制御手段を操
作して自走機体に信地旋回を行わせるように構成してあ
る。
【0014】〔作用〕作業の仕上がりや作業機の走行、
床面の状態を監視しながら作業を行い、異常がなけれ
ば、作業機が作業列の終端に達した際にコントール装置
によってU旋回信号を半自動制御部に入力する。する
と、U旋回制御手段が半自動制御部による自動操作ため
に作動し、作業機をU字状に旋回走行させて作業装置を
旋回前の作業列に隣接する作業列に位置合わせし、全て
の作業列を順次に走行させていける。仕上がりや走行に
ワックスの塗り漏れや清掃不足などの異常があったり、
床面に部分的なひどい磨滅や汚れなどの異常があったり
すると、作業機が作業列の終端に達した際にコントール
装置によって信地旋回信号を半自動制御部に入力する。
すると、信地旋回制御手段が半自動制御部による自動操
作のために作動し、作業機を信地旋回させて作業装置を
旋回前の作業列に位置合わせし、その作業列を前回とは
逆方向に再走行させていける。作業箇所全体にわたって
ワックスを重ね塗りするとか繰り返して磨くなど作業を
繰り返して行う場合、作業機が最終の作業列の終端に達
した際にコントール装置によって信地旋回信号を半自動
制御部に入力する。すると、信地旋回制御手段が半自動
制御部による自動操作ために作動し、作業機を信地旋回
させて作業装置を最終作業列の終端に位置合わせし、最
終作業列の終端から全ての作業列を前回とは逆方向に再
走行させていける。これにより、送信操作を行うだけで
作業機が全ての作業列を順次に走行して作業していく。
【0015】〔効果〕部分的な繰返し作業や全体にわた
る繰返し作業が必要でない場合には、U旋回信号を適切
なタイミングで送信する簡単な操作を行うだけで作業機
を次の作業列を適切に走行する状態に旋回させ、全ての
作業列を順次に適切に走行させて能率よくかつ楽に作業
できる。また、一部の作業列で繰返し作業するとか、作
業箇所全体にわたって繰返し作業する必要がある場合で
も、信地旋回信号を適切なタイミングで送信する簡単な
操作を行うだけで作業機を前回の作業列を適切に再走行
する状態、あるいは最終の作業列を前回とは反対側から
適切に走行する状態に迅速に旋回させ、一部または全て
の作業列を適切に再走行させて繰返し作業を行う割りに
は能率よくかつ楽に作業できる。
【0016】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0017】〔構成〕請求項1〜3のいずれか1項によ
る本発明の構成において、前記走行制御手段が全自動制
御部を備えているとともに、この全自動制御部は、設定
走行用プログラムに基づいてU旋回制御手段および信地
旋回制御手段を自動的に操作し、自走機体が作業個所を
これの端部でU旋回しながら走行する作業走行を自走機
体に行わせるように構成し、かつ、設定走行用プログラ
ムによっては自走機体が設定折返し個所で信地旋回して
逆行する作業走行を自走機体に行わせるように構成して
ある。
【0018】〔作用〕全作業列のうちの最終の作業列を
終端として走行用プログラムを設定する。すると、U旋
回制御手段が全自動制御部による自動操作のために機体
をU字状に旋回走行させて作業装置を次の作業列に迅速
に位置合わせし、作業機が全ての作業列を順次に適切に
処理していくように自動的に走行させる。全作業列のう
ちの最終の作業列の終端を前記設定折返し箇所として走
行用プログラムを設定する。すると、U旋回制御手段が
全自動制御部による自動操作のために機体をU字状に旋
回走行させて作業装置を次の作業列に迅速に位置合わせ
し、作業機が全ての作業列を順次に適切に処理していく
ように自動的に走行させ、そして、作業機が最終作業列
の終端に達すると、信地旋回制御手段が全自動制御部に
よる自動操作のために機体を信地旋回させて作業装置を
最終作業列の終端に位置合わせし、作業機が最終作業列
の終端から全ての作業列を前回とは逆方向に自動的に走
行して処理していくようにする。
【0019】〔効果〕プログラムを設定して始動させる
だけで作業箇所を全体にわたって自動的に所定回数を繰
り返して処理していくことにより、たとえば床の傷みや
ワックス不足がひどい場合には所定回数、自動的に重ね
塗りさせ、傷みやワックス不足が少ない場合にはワック
スを掛けを一度で自動的に停止するなど、床面の状態に
応じた適切な処理が楽にできる。そして、処理を繰返し
て行わせる場合でも、最終列の終端から逆行して能率よ
く作業できる。
【0020】請求項5による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0021】〔構成〕請求項4による本発明の構成にお
いて、前記全自動制御部を、自走機体が信地旋回する
際、この信地旋回時の直前のU旋回時の旋回方向と同じ
旋回方向に信地旋回するべく信地旋回制御手段を操作す
るように構成してある。
【0022】〔作用〕作業箇所を全体にわたって繰返し
て作業を行う際、折返し箇所となる作業列は壁際に位置
する場合が多々ある。この場合、機体が折返し箇所で信
地旋回する際、この信地旋回時の直前のU旋回時とは逆
の旋回方向に旋回すると、機体後端側を中心に旋回する
場合、機体前端側が旋回中心に対して壁が位置する側を
移動して壁に当たるトラブルが発生しやすくなる。これ
に対し、請求項4による本発明によれば、信地旋回制御
手段は全自動制御部による操作のために信地旋回時の直
前のU旋回時と同じ旋回方向に信地旋回させるものだか
ら、機体前端側は旋回中心に対して壁とは反対側を移動
し、壁に当たることなく信地旋回する。
【0023】〔効果〕折返し箇所が壁際になっても機体
が壁に当たることなく信地旋回することにより、折返し
箇所を極力壁際に設定し、壁沿いに未作業状態で残る床
部分を極力少なくして能率よく作業できる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示すように、一つの
走行用前車輪1と、左右一対の走行用後車輪2,2とに
よって自力走行できるように構成し、かつ、ハンドル3
によって手押し移動できるように構成した自走機体の前
後輪間に、ワックス供給ノズル11、塗布具12、乾燥
ファン13などを有したワックス掛け装置10を備え、
後輪間の上方に配置した電源用バッテリーB、後輪2よ
り後側でワックスタンクT1および洗浄水タンクT2を
搭載するように形成したタンク搭載部4、このタンク搭
載部4の上方に配置するとともに電源スイッチやバッテ
リーメータなどを備えた操作盤5、自走機体の上端部に
配置した回転灯で成る表示灯6、前車輪1とワックス掛
け装置10およびバッテリーBの上方を覆うように形成
した上下に揺動開閉可能なカバー7を前記自走機体に備
えて、自走可能なワックス掛け機を構成してある。
【0025】図1、図3および図4に示すように、前記
前車輪1をこの車輪1と一体に回動する前車軸1aを介
して支持している前輪支持体20を、この前輪支持体2
0の上端部から上向きに一体回転可能に延出している取
付軸21によって自走機体のフレーム8の前側部分8a
に前記取付軸21の機体上下方向の軸芯まわりで回転す
るように取り付けてある。これにより、前車輪1は、自
走機体に対して取付軸21の軸芯まわりで揺動して直進
向きになったり、左向きの旋回向きや右向きの旋回向き
になったりする。前記前輪支持体20の上端部にステア
リングギヤ22を前記取付軸21によって一体に回転す
るように取り付け、前記前側フレーム部分8aにステア
リングモータM1を前記バッテリーBから電力供給され
て回動するように構成して取り付けるとともに、このス
テアリングモータM1の機体横向きの出力軸23の回動
力を機体上下方向の軸芯まわりでの回動力に変換する変
換機構24、この変換機構24の出力軸24aの回動力
を複数個の平ギヤ25a,25b,25cによって減速
して伝達する減速機構25を介して前記出力軸23と前
記ステアリングギヤ22とを連動させてある。これによ
り、ステアリングモータM1を駆動操作すると、ステア
リングギヤ22がステアリングモータM1の駆動力で前
輪支持体20を回転操作することによって前車輪1の自
走機体に対する取り付け向きを直進向きに操作したり、
左向きや右向きに操作したりする。前記前輪支持体20
が支持しているブラケット26に走行モータM2を前記
バッテリーBから電力供給されて回動するように構成し
て取り付け、この走行モータM2の出力ギヤ27を、前
車軸1aの一端側に付設した電磁クラッチ28の入力ギ
ヤ28aに伝動チェーン29を介して連動させるととも
に、電磁クラッチ28は、入力ギヤ28aの回動力を前
車軸1aに伝達するように構成してある。これにより、
前車輪1は走行モータM2によって駆動され、ステアリ
ングモータM1によって直進向きとか左向きや右向きの
旋回向きとかに操向操作される。左右の後車輪2,2
は、前記機体フレーム8の後側部分8bがブラケット3
0を介して回転不能に支持している一本の後車軸2aに
相対回転可能に取り付けてある。これにより、左右の後
車輪2,2は、床面との摩擦によって自由に回転すると
ともに互いに独立して回転する遊転車輪になり、かつ、
操向操作ができない非操向型の車輪になっている。
【0026】したがって、ステアリングモータM1を直
進側に操作するとともに走行モータM2を駆動操作する
ことにより、機体が直進走行し、ステアリングモータM
1を左向きまたは右向きの旋回側に操作するとともに走
行モータM2を駆動操作することにより、機体が左向き
または右向きに旋回走行する。そして、走行モータM2
を停止操作することにより、機体走行が停止する。
【0027】前記ワックス供給ノズル11は、前記機体
フレーム8に固定してある機体横方向のガイドレール
(図示せず)が摺動自在に支持しているノズル支持体1
4に支持させてある。このノズル支持体14を前記ガイ
ドレールに沿わせて往復移動させるように係止させた無
端チェーン15aを、機体フレーム8に固定したチェー
ンケース15の内部に回動自在に設けるとともに、前記
チェーンケース15の一端側の上面側に取り付けてある
ノズル移送モータM3が前記バッテリーBからの電力に
よって駆動されて前記無端チェーン15aを回動操作す
るように構成してある。ワックス供給ノズル11の上端
側に、ワックス供給ノズル11の横移動を湾曲変形によ
って可能にするように可撓性を備えたワックス供給ホー
ス11aを接続してある。このワックス供給ホース11
aは、自走機体のタンク搭載部4の上方箇所に前記バッ
テリーBからの電力によって駆動されるように構成して
取り付けたギヤポンプPの吐出側に接続してあるととも
に、このポンプPの吸入側から延出させた吸入ホース1
1bを、前記タンク搭載部4に搭載されたワックスタン
クT1に取り外し自在に接続できるように構成してあ
る。これにより、タンク搭載部4に搭載したワックスタ
ンクT1に前記吸入ホース11bを接続しておくと、ギ
ヤポンプPがワックスタンクT1から液体ワックスを取
り出すとともにワックス供給ノズル11に供給するた
め、ワックス供給ノズル11はノズル移送モータM3の
回動力によって自走機体の横方向に往復移送されなが
ら、ワックスタンクT1からの液体ワックスを床面に落
下供給する。
【0028】図1および図2に示すように、前記塗布具
12は前記ワックス供給ノズル11よりも機体後方側
に、塗布ワックスの上を後輪2が移動しないように機体
前後方向視で左右後輪2,2の間に位置するように配置
し、振動モータM4やウエイト16bを備えている振動
発生装置16に支持させてある。この振動発生装置16
は、この装置16のケースから機体後方向きに延出させ
るとともに延出端側を前記乾燥ファン13のファンケー
スに回動自在に連結した取付けアーム部16aによって
乾燥ファン13に上下揺動自在に連結してある。自走機
体の乾燥ファン13の上方に位置する箇所にねじ式のリ
フト装置17、前記バッテリーBからの電力によって駆
動されて前記リフト装置17を操作するように構成した
リフトモータM5を取り付けるとともに、前記リフト装
置17は、これの昇降操作部17aを振動発生装置16
のケースに連結してある吊下げケーブル18を介して振
動発生装置16を引上げ操作したり、吊下げ操作したり
するように構成してある。これにより、塗布具12はリ
フトモータM5による操作力によって前記取付アーム部
16aとファンケースとの機体横向きの連結軸芯のまわ
りで振動発生装置16と共に自走機体に対して上昇操作
されて床面から浮上する図1の如き上昇格納位置になっ
たり、下降操作されて床面に接触する図2の如き下降使
用位置になったりする。塗布具12が前記下降使用位置
になった際には、振動発生装置16が振動モータM4お
よびウエイト16bの重量と、その他の装置部分の重量
とによって塗布具12を床面に押し付けるとともに、前
記バッテリーBからの電力によって駆動される振動モー
タM4の回動力によって作動して塗布具12に振動を与
える。
【0029】前記乾燥ファン13は、前記塗布具12よ
りも機体後方側に位置しているとともに、前記バッテリ
ーBからの電力によって駆動されて常温風を発生させる
回転送風ファンを備えており、塗布具12の後側で床面
に常温風をワックス乾燥風として供給する。
【0030】したがって、ポンプP、ノズル移送モータ
M3、振動モータM4および乾燥ファン13を駆動する
とともに、リフトモータM5を下降側に操作すると、ワ
ックス掛け装置10は作業状態になり、ワックスタンク
T1に貯留されている液体ワックスをワックス供給ノズ
ル11によって床面にワックス供給ノズル11の横移動
ストロークによって決まる供給横幅で、ワックス供給ノ
ズル11の往復移動と機体走行とのためにジグザク状に
落下供給し、このワックスを塗布具12によって塗布具
12の機体横方向長さで決まる塗布横幅Cで床面に延ば
して塗布し、乾燥ファン13からの風によって乾燥させ
て行く。この時、塗布具12は振動していて効果的な延
ばし作用を発揮し、ワックスを床面に乾燥しやすい薄さ
に均一に塗布して行く。そして、ポンプPを停止操作
し、リフトモータM5を上昇側に操作することにより、
ワックス掛け装置10は非作業状態になる。
【0031】図6に示す如く前記走行モータM2、ステ
アリングモータM1、リフトモータM5、ノズル移送モ
ータM3、振動モータM4、ポンプPおよび乾燥ファン
13に連係させた制御手段36を、前記自走機体の操作
盤5の下方に備えてある。図6に示すように、この制御
手段36には、運転モード選択機構47の半自動スイッ
チ47aと全自動スイッチ47b、スピード切換え機構
48の高速スイッチ48aと低速スイッチ48b、受信
装置32、走行距離センサー33、操向角センサー3
4、塗布具位置センサー40、距離設定機構49、列数
設定機構50、塗布回数設定機構51、旋回設定機構5
2の左旋回スイッチ52aと右旋回スイッチ52b、原
点復帰スイッチ35、ワックス量センサー39などを連
係させてある。前記制御手段36は、マイクロコンピュ
ータで成り、半自動制御部53aと全自動制御部53b
とを備える走行制御手段53、始動制御手段54、U旋
回制御手段55、信地旋回制御手段56、記憶部57を
備えている。
【0032】前記半自動スイッチ47a、全自動スイッ
チ47b、高速スイッチ48a、低速スイッチ48b、
原点復帰スイッチ35は、指先で触れることによってス
イッチ部が作動するように構成して前記操作盤5に設け
たタッチパネルが表示する図7の如き第1表示面58a
のスイッチ部で成る。半自動スイッチ47aを操作する
と、半自動制御部53aが受信装置32、走行距離セン
サー33、操向角センサー34、塗布具位置センサー4
0からの情報に基づいて始動制御手段54、U旋回制御
手段55、信地旋回制御手段56を自動的に操作するよ
うになる。すなわち、図5に示す如きリモートコントロ
ール装置31(以下、リモコン31と略称する。)によ
ってU旋回や信地旋回などの指令を送信すると、この指
令に基づいて半自動制御部53aが機体を運転するよう
に半自動運転になる。
【0033】全自動スイッチ47bを操作すると、全自
動制御部53aが走行距離センサー33、操向角センサ
ー34、塗布具位置センサー40からの情報と、記憶部
57が記憶する設定走行用プログラムとに基づいて始動
制御手段54、U旋回制御手段55、信地旋回制御手段
56を自動的に操作するようになる。すなわち、設定走
行用プログラムに基づいて全自動制御部53bが機体を
運転するように全自動運転になる。
【0034】高速スイッチ48aを操作すると、制御手
段36が走行モータM2を高速側に切り換え、機体は半
自動運転と全自動運転とのいずれの場合にも高速走行す
る。低速スイッチ48bを操作すると、制御手段36が
走行モータM2を低速側に切り換え、機体は半自動運転
と全自動運転とのいずれの場合にも低速走行する。
【0035】原点復帰スイッチ35を操作すると、制御
手段36は原点復帰スイッチ35からの情報と、図3お
よび図4に示す如く前記取付軸21の上端部に一体回転
可能に取付けた検出対象回転盤37の回転位置に基づい
て前車輪1の取付け向きを検出するように前記前側フレ
ーム部分8aに固定してある複数個のセンサー38・・
からの情報とに基づいてステアリングモータM1を自動
的に操作し、前車輪1の取付け向きを直進向きにセット
するとともに、この取付け向きを制御上の基準向きとし
て設定する。これとともに、制御手段36は、ワックス
タンクT1の重量に基づいてタンク内のワックス量を検
出するようにタンク搭載部4に備えてある前記ワックス
量センサー39からの情報に基づいてワックスタンクT
1にワックスが設定量以上入っているか否かを判断し、
タンク内ワックス量が設定量未満であると判断すると、
半自動運転と全自動運転のいずれによる運転も不能に
し、タンク内ワックス量が設定量以上であると判断する
と、運転を可能にする。すなわち、ワックスタンクT1
に設定量以上のワックスが入っていると、前車輪1が直
進向きになった半自動および全自動の自動運転待機の状
態にする。この時、前記第1表示面58aが表示する原
点ランプ59が点灯して表示する。また、ワックスタン
クT1のワックス量が設定量未満であると、作業途中に
その設定量より少なくなった場合にも、操作盤5に備え
てあるワックス不足ランプ(図示せず)が点灯し、表示
および警報を行う。また、作業途中にワックス量が前記
設定量よりも少なくなると、制御手段36が自動的に停
止制御を行い、機体走行が自動的に停止する。
【0036】走行距離センサー33は、図4に示す如く
前記前輪支持体20の横側面にブラケット33aを介し
て取付けるとともに前車軸1aに回転操作部を連動させ
た回転センサーで成り、前車輪1の駆動回転数を検出し
てこの検出結果を電気信号として制御手段36に出力す
るとともに、前車輪1の駆動回転数に基づいて機体の走
行距離を検出してこの検出結果を電気信号として制御手
段36に出力する。
【0037】操向角センサー34は、図4に示す如く前
記前側フレーム部分8aの上面側にブラケット34aを
介して取付けるとともに前記取付軸21に回転操作部を
連動させた回転センサーで成り、取付軸21の前側フレ
ーム部分8aに対する回転角に基づいて前車輪1の直進
向きからの操向方向および操向角を検出し、検出結果を
電気信号として制御手段36に出力する。
【0038】塗布具位置センサー40は前記リフト装置
17に付設してあり、リフト装置17の昇降操作部17
aの位置に基づいて塗布具12の下降使用位置と上昇格
納位置とへの切り換わりを検出し、この検出結果を電気
信号として制御手段36に出力する。
【0039】距離設定機構49、列数設定機構50、塗
布回数設定機構51、旋回設定機構52の左旋回スイッ
チ52aおよび右旋回スイッチ52bは、機体を全自動
運転によって走行させるべきプログラムを設定し、この
設定走行用プログラムを制御手段36に入力して記憶さ
せるものである。すなわち、距離設定機構49、列数設
定機構50、塗布回数設定機構51は、前記タッチパネ
ルが前記第1表示面58aに替えて表示する図8の如き
第2表示面58bの数字スイッチ部60、操作モードス
イッチ部61、カーソル62で成り、距離設定機構49
は、図9および図11に示す作業対象範囲の塗布開始箇
所X1から初回の旋回箇所Xまで直進走行させる距離で
もあり、作業対象範囲の一端側の旋回箇所Xと他端側の
旋回箇所Xとの間の一つの作業列の直線距離でもある距
離を設定し、この設定距離L6を全自動制御部53bに
入力して記憶部57に記憶させるものである。列数設定
機構50は、作業対象範囲に存在する前記作業列の数N
Rを設定し、この設定列数NRを全自動制御部53bに
入力して記憶部57に記憶させるものである。塗布回数
設定機構51は、作業対象範囲に存在する各作業列にワ
ックス掛けする回数NKを設定し、この設定回数NKを
全自動制御部53bに入力して記憶部57に記憶させる
ものである。作業対象範囲を1回だけワックス塗布する
場合には、設定回数NK=1を設定し、1回のワックス
塗布を行った各作業列に再度1回のワックス塗布を行う
場合には、設定回数NK=2を設定する如く、作業対象
範囲の全体にわたってワックス塗布するべき回数に相当
する数値を設定する。操作モードスイッチ部61を操作
してカーソル62が第1表示部63aに表示される状態
にし、数字スイッチ部60の所定の数字スイッチを操作
して第1表示部63aに設定するべき設定距離L6の数
値を表示させることにより、設定距離L6の設定と入力
とができる。カーソル62が第2表示部63bに表示さ
れる状態にし、数字スイッチ部60の所定の数字スイッ
チを操作して第2表示部63bに設定するべき設定列数
NRの数値を表示させることにより、設定回数NRの設
定と入力とができる。カーソル62が第3表示部63c
に表示される状態にし、数字スイッチ部60の所定の数
字スイッチを操作して第3表示部63cに設定するべき
設定回数NKの数値を表示させることにより、設定回数
NKの設定と入力とができる。旋回設定機構52の左旋
回スイッチ52a、右旋回スイッチ52bは、前記タッ
チパネルが表示する前記第1表示面58aのスイッチ部
でなり、機体が塗布開始箇所X1から初回の旋回箇所X
に到達した際にU旋回制御手段55によって旋回させる
U旋回方向を左向きと右向きとのいずれかに設定し、こ
の設定初回U旋回方向を全自動制御部53bに入力して
記憶部57に記憶させるものである。右旋回スイッチ5
2aを指先で触れることによって右向きの設定初回U旋
回方向を、左旋回スイッチ52bを指先で触れることに
よって左向きの設定初回U旋回方向をそれぞれ設定する
とともに入力できる。
【0040】リモコン31は、無線信号の一例としての
赤外線信号による指令を発信するように赤外線式に構成
してある。そして、図5に示すように、複数個の操作ボ
タン31a〜31gなどを備えており、これらの操作ボ
タン31a〜31gを操作すると、各操作ボタン31a
〜31gに対応する指令を送信する。すなわち、操作ボ
タン31a〜31eのうちの操作ボタン31aを操作す
れば始動指令を発信する。操作ボタン31bを操作すれ
ば左向きのU旋回指令を発信し、操作ボタン31cを操
作すれば右向きのU旋回指令を発信する。操作ボタン3
1fを操作すれば左向きの信地旋回指令を発信し、操作
ボタン31gを操作すれば右向きの信地旋回指令を発信
する。操作ボタン31dを操作すれば左向きのコース修
正指令を発信し、操作ボタン31eを操作すれば右向き
のコース修正指令を発信する。リモコン31が前記した
各種指令の信号を受信装置32に発信すると、受信装置
32は、受信した各種指令の信号をそれに対応する電気
信号に変換して制御手段36に出力する。
【0041】半自動制御部53aは、受信装置32から
情報を入力し、この入力情報と、図15に示す制御フロ
ーとに基づいて自動的に作動する。すなわち、受信装置
32から始動指令があるか否かを判断し、始動指令があ
ると判断すると、始動制御手段54に作動信号を出力し
て機体の始動運転制御を行わせる。始動運転制御の終了
後には、始動運転制御に継続しての走行、すなわち、ワ
ック掛け装置10を作業状態にしての直進走行を行わせ
る。受信装置32からU旋回指令があるか否かを判断
し、U旋回指令があると判断すると、U旋回制御手段5
4に作動信号を出力して機体のU旋回制御を行わせる。
この場合、半自動制御部53aが受信装置32から入力
した旋回方向に対応する旋回方向にU旋回させる。受信
装置32から信地旋回指令があるか否かを判断し、信地
旋回指令があると判断すると、信地旋回制御手段56に
作動信号を出力して機体の信地旋回制御を行わせる。こ
の場合、半自動制御部53aが受信装置32から入力し
た旋回方向に対応する旋回方向に信地旋回させる。受信
装置32から作業終了の指令があるか否かを判断し、作
業終了指令があると判断すると、作業停止させる。すな
わち、機体走行を停止させるとともにワックス掛け装置
10を非作業状態に操作する。
【0042】全自動制御部53bは、受信装置32、走
行距離センサー33、記憶部57から情報を入力し、こ
の入力情報と、図16に示す制御フローとに基づいて自
動的に作動する。すなわち、受信装置32から始動指令
があるか否かを判断し、始動指令があると判断すると、
始動制御手段54に作動信号を出力して機体の始動運転
制御を行わせる。始動運転制御の終了後には、U旋回制
御手段55による機体のU旋回制御が実行された回数N
Uを計測して記憶部57に記憶させてあるU旋回実行回
数NUの記憶を零にリセットし、再度新たなU旋回実行
回数NUを記憶していくようにする。これとともに、始
動運転制御に継続しての走行、すなわち、ワック掛け装
置10を作業状態にしての直進走行を行わせる。走行距
離センサー33による検出走行距離が設定走行用プログ
ラムに設定されている設定走行距離L6に達したか否か
を判断し、達していないと判断すると、直進走行を継続
して行わせる。達したと判断すると、記憶部57が記憶
しているU旋回実行回数NUと、設定走行用プログラム
に設定されている設定列数NRから1を減算した値とを
比較し、NUがNR−1に達したか否かを判断する。達
していないと判断した場合、走行距離センサー33によ
る検出走行距離が設定走行距離L6に達する前に行われ
たU旋回制御手段55によるU旋回制御のU旋回方向
と、設定走行用プログラムに設定されている設定初回旋
回方向とに基づいて今回実行させるべきU旋回方向を決
定する。すなわち、最初の作業列G1の終端Xに達した
段階であってU旋回制御がまだ実行されていない場合に
は、今回実行させるべきU旋回方向として設定初回旋回
方向と同じ方向を決定し、既にU旋回制御が実行されて
いる場合には、今回実行させるべきU旋回方向として前
回実行されたU旋回方向とは逆の旋回方向を決定する。
そして、決定U旋回方向にU旋回制御手段55によるU
旋回制御を実行させる。このU旋回制御が完了すると、
今回のU旋回を含め、今回まで実行されたU旋回の回数
NUを記憶部57に記憶させるとともに、ワック掛け装
置10を作業状態にしての直進走行を行わせる。先のU
旋回実行回数NUが設定列数NRから1を減算した値に
達したか否かを判断するステップにおいて、達したと判
断した場合には、設定走行用プログラムに設定されてい
る設定塗布回数NKが1より大であるか否かを判断す
る。設定塗布回数NKが1より大でないと判断すると、
作業停止させる。すなわち、機体走行を停止させるとと
もにワックス掛け装置10を非作業状態に操作する。設
定塗布回数NKが1より大であると判断した場合には、
信地旋回制御手段56による機体の信地旋回制御が実行
された回数NSを計測して記憶部57に記憶させてある
信地旋回実行回数NSと、設定塗布回数NKから1を減
算した値とを比較し、NS=NK−1であるか否かを判
断し、NS=NK−1であると判断した場合、作業停止
させる。すなわち、機体走行を停止させるとともにワッ
クス掛け装置10を非作業状態に操作する。NS=NK
−1ではないと判断した場合には、信地旋回制御手段5
6による信地旋回制御を実行させる。この場合、走行距
離センサー33による検出走行距離が設定走行距離L6
に達する前に行われたU旋回制御手段55によるU旋回
制御のU旋回方向と同じ旋回方向に信地旋回させる。こ
の信地旋回制御が完了すると、今回の信地旋回を含め、
今回まで実行された信地旋回の回数NSを記憶部57に
記憶させる。そして、記憶部57によるU旋回実行回数
NUの記憶を零にリセットし、再度新たなU旋回実行回
数NUを記憶していくようにするとともに、ワック掛け
装置10を作業状態にしての直進走行を行わせる。
【0043】始動制御手段54は、半自動制御部53a
または全自動制御部53bから始動制御を行わせるべき
信号を入力すると、機体が図11に示す如き始動用動作
を行うように、走行距離センサー33、操向角センサー
34、塗布具位置センサー40からの情報と、図17に
示す制御フローとに基づいて自動的に作動する。すなわ
ち、機体が自動運転可能な状態(自動運転待機)にある
か否かを判断し、自動運転可能な状態にあると判断する
と、リフトモータM5を下降側に操作するとともにポン
プP、ノズル移送モータM3、振動モータM4を駆動操
作し、ワックス掛け装置10を塗布準備状態にさせる。
ポンプPを設定時間駆動して準備作業が完了すると、ポ
ンプP、ノズル移送モータM3を停止させ、その後、走
行モータM2を駆動操作して直進走行を開始させる。機
体走行が開始すると、前記走行距離センサー33からの
情報に基づいてスタート箇所STから始動用設定距離S
Lを走行した否かを判断し、走行距離が始動用設定距離
SLに達したと判断すると、リフトモータM5を下降側
に操作したままで、かつ、振動モータM4を駆動操作し
たままで走行モータM2を停止させて機体走行を一旦停
止させる。前記ポンプ駆動用の設定時間としては、塗布
具12に吸収させる必要な量のワックスをワックス供給
ノズル11が供給するのに掛かる時間を設定し、前記始
動用設定距離SLとしては、ワックス供給ノズル11
と、下降使用位置にある塗布具12との間隔Dに等しい
またはそれよりもやや長い距離を設定してある。つま
り、作業開始時には塗布具12は乾燥状態にあり、この
ままで機体走行を続行すると、ワックス供給ノズル11
からのワックスを塗布具12が吸収してしまい、ワック
スを塗布したことにならないとかワックス不足になると
かの床面部分が広くできるため、これを防止できるよう
に塗布具12にワックスを充分吸収させる。その停止時
間が塗布具12のワックス吸収に必要なものとして予め
設定してある設定停止時間になると、走行モータM2、
ポンプPおよびノズル移送モータM3および乾燥ファン
13を駆動操作し、ワックス掛け装置10を作業状態に
して直進走行させる。スタート箇所STから始動用設定
距離SLを走行した箇所X1を、作業対象範囲における
実際のワックス塗布開始箇所としてワックス塗布を開始
させる。
【0044】U旋回制御手段55は、半自動制御部53
aまたは全自動制御部53bからU旋回制御を行わせる
べき信号を入力すると、機体が図11に示す如きU旋回
走行を行うように、半自動制御部53aまたは全自動制
御部53bからの情報と、走行距離センサー33、操向
角センサー34、塗布具位置センサー40からの情報
と、図18および図19に示す制御フローとに基づいて
自動的に作動する。すなわち、半自動制御部53aまた
は全自動制御部53bからの情報に基づいてU旋回指令
があったと判断すると、ポンプPおよびノズル移送モー
タM3を停止操作し、リフトモータM5を下降側に操作
したままで、かつ、振動モータM4、乾燥ファン13を
駆動したままにしながら走行モータM2も駆動したまま
にして直進走行させる。この後、走行距離センサー33
からの情報に基づいて旋回指令受信箇所Xから第1設定
距離L1を直進走行した否かを判断し、旋回指令受信箇
所Xからの走行距離が前記第1設定距離L1に達する
と、走行モータM2、振動モータM4を停止操作すると
ともにリフトモータM5を上昇側に操作し、機体を一旦
停止させながらワックス掛け装置10を非作業状態に切
り換える。前記第1設定距離L1としてはワックス供給
ノズル11と下降使用位置にある塗布具12の間隔Dに
等しい距離を設定してある。つまり、ワックス供給ノズ
ル11はU旋回指令を受信するタイミングまでワックス
供給を行っているため、旋回指令受信箇所Xまで供給さ
れたワックスを旋回指令受信後にも塗布具12によって
塗布処理させ、この処理が終えてから塗布具12を下降
使用位置から上昇格納位置に切り換えて、ワックス掛け
装置10を機体旋回のための非作業状態に切り換える。
リフトモータM5が回動するに伴い、前記塗布具位置セ
ンサー40からの情報に基づいて塗布具12が上昇格納
位置になったか否かを判断する。塗布具12が上昇格納
位置になったと判断すると、ステアリングモータM1を
直進側に操作したままにしながら走行モータM2を駆動
操作し、機体を一旦停止箇所Yから直進走行させる。こ
の走行に伴い、前記走行距離センサー33からの情報に
基づいて機体が一旦停止箇所Yから第2設定距離L2を
走行したか否かを判断し、この走行距離が前記第2設定
距離L2に達したと判断すると、走行モータM2および
乾燥ファン13を停止操作するとともにステアリングモ
ータM1を旋回側に操作し、機体を一旦停止させながら
前車輪1をそれまでの直進向きからU旋回指令に対応す
る左向き側または右向き側に操向操作する。ステアリン
グモータM1が回動するに伴い、前記操向角センサー3
4からの情報に基づいて前車輪1の操向角が設定操向角
度Aになった否かを判断し、設定操向角度Aになったと
判断すると、走行モータM2を駆動操作し、前車輪1を
前記設定操向角度Aの旋回向きに維持しながら機体を旋
回走行させる。この旋回走行に伴い、前記走行距離セン
サー33からの情報に基づいて機体が旋回走行開始箇所
Zから設定旋回走行距離L3を走行したか否かを判断
し、その旋回走行距離が設定旋回走行距離L3に達した
と判断すると、走行モータM2を停止操作するとともに
ステアリングモータM1を直進側でリフトモータM5を
下降側に操作し、機体を一旦停止させながら、塗布具1
2の下降操作を行うともに前車輪1の直進側への戻し操
作を行う。ステアリングモータM1およびリフトモータ
M5が回動するに伴い、前記操向角センサー34からの
情報に基づいて前車輪1が直進向きになったか否かを、
塗布具位置センサー40からの情報に基づいて塗布具1
2が下降使用位置になったか否かをそれぞれ判断し、前
車輪1が直進向きで塗布具12が下降使用位置になった
と判断すると、ポンプP、ノズル移送モータM3、振動
モータM4、乾燥ファン13および走行モータM2を駆
動操作し、ワックス掛け装置10を作業状態にして直進
走行させる。前記第2設定距離L2、設定旋回走行距離
L3および設定操向角度Aとしては、機体が旋回走行後
の一旦停止箇所Rに達した際にワックス供給ノズル11
が位置する箇所と、先にU旋回指令を受信した際にワッ
スク供給ノズル11が位置した箇所とを通る仮想直線E
が直進走行コースに対して直交することになり、かつ、
機体が旋回走行後の一旦停止箇所Rから直進走行する
と、塗布具12の横一端側が先の塗布横幅Cbの一端側
に入り込むことになるところの距離または角度に設定し
てある。これにより、旋回指令受信箇所Xが作業列の作
業終端Xになる。そして、U旋回制御手段54は、前車
輪1を直進向きよりもやや横向きの操向状態に操作しな
がら前進側に駆動し、前輪1の推進作用と、左右後輪
2,2の床面との接触とのために左右後輪2,2を互い
に逆回転方向に回転数差をもって回転させることによ
り、機体が図9および図11に破線で示す如くU字状に
旋回走行するようにU旋回制御を行う。さらに、機体が
旋回後には旋回前に対して180度の向き変更を行う状
態で、かつ、図13に示す如く旋回後の塗布具12を旋
回前の作業列に隣接する作業列に位置合わせする状態
で、さらには、旋回後の塗布具12による塗布横幅Ca
の横一端側が先に塗布処理が済んだ塗布横幅Cbに対し
て重なり幅Hをもって重なり、旋回前の作業列と旋回後
の作業列との間に塗布もれが出ない状態に機体のU旋回
制御を行う。
【0045】信地旋回制御手段56は、半自動制御部5
3aまたは全自動制御部53bから信地旋回制御を行わ
せるべき信号を入力すると、機体が図12に示す如き信
地旋回走行を行うように、半自動制御部53aまたは全
自動制御部53bからの情報と、走行距離センサー3
3、操向角センサー34、塗布具位置センサー40から
の情報と、図20および図21に示す制御フローとに基
づいて自動的に作動する。すなわち、半自動制御部53
aまたは全自動制御部53bからの情報に基づいて信地
旋回指令があったと判断すると、ポンプPおよびノズル
移送モータM3を停止操作し、リフトモータM5を下降
側に操作したままで、かつ、振動モータM4、乾燥ファ
ン13を駆動したままにしながら走行モータM2も駆動
したままにして直進走行させる。この後、走行距離セン
サー33からの情報に基づいて旋回指令受信箇所Xから
第4設定距離L4を直進走行した否かを判断し、旋回指
令受信箇所Xからの走行距離が前記第4設定距離L4に
達すると、走行モータM2、振動モータM4を停止操作
するとともにリフトモータM5を上昇側に操作し、機体
を一旦停止させながらワックス掛け装置10を非作業状
態に切り換える。前記第4設定距離L4としてはワック
ス供給ノズル11と下降使用位置にある塗布具12の間
隔Dに等しい距離を設定してある。つまり、ワックス供
給ノズル11は信地旋回指令を受信するタイミングまで
ワックス供給を行っているため、旋回指令受信箇所Xま
で供給されたワックスを旋回指令受信後にも塗布具12
によって塗布処理させ、この処理が終えてから塗布具1
2を下降使用位置から上昇格納位置に切り換えて、ワッ
クス掛け装置10を機体旋回のための非作業状態に切り
換える。リフトモータM5が回動するに伴い、前記塗布
具位置センサー40からの情報に基づいて塗布具12が
上昇格納位置になったか否かを判断する。塗布具12が
上昇格納位置になったと判断すると、ステアリングモー
タM1を直進側に操作したままにしながら走行モータM
2を駆動操作し、機体を一旦停止箇所Yから直進走行さ
せる。この走行に伴い、前記走行距離センサー33から
の情報に基づいて機体が一旦停止箇所Yから第5設定距
離L5を走行したか否かを判断し、この走行距離が前記
第5設定距離L5に達したと判断すると、走行モータM
2および乾燥ファン13を停止操作するとともにステア
リングモータM1を旋回側に操作し、機体を一旦停止さ
せながら前車輪1をそれまでの直進向きから信地旋回指
令に対応する左向き側または右向き側に操向操作する。
ステアリングモータM1が回動するに伴い、前記操向角
センサー34からの情報に基づいて前車輪1の操向角が
所定の操向向きになったか否かを判断し、前輪1が直進
向きから約90度横を向く操向向きになったと判断する
と、走行モータM2を駆動操作し、前車輪1を前記設定
操向角度(約90度)の旋回向きに維持しながら機体を
旋回走行させる。この旋回走行に伴い、前記走行距離セ
ンサー33からの情報に基づいて前車輪1の駆動回転数
が設定駆動回転数Nになったか否かを判断し、その前輪
駆動回転数が設定駆動回転数Nに達したと判断すると、
走行モータM2を停止操作するとともにステアリングモ
ータM1を直進側でリフトモータM5を下降側に操作
し、機体を一旦停止させながら、塗布具12の下降操作
を行うともに前車輪1の直進側への戻し操作を行う。ス
テアリングモータM1およびリフトモータM5が回動す
るに伴い、前記操向角センサー34からの情報に基づい
て前車輪1が直進向きになったか否かを、塗布具位置セ
ンサー40からの情報に基づいて塗布具12が下降使用
位置になったか否かをそれぞれ判断し、前車輪1が直進
向きで塗布具12が下降使用位置になったと判断する
と、ポンプP、ノズル移送モータM3、振動モータM
4、乾燥ファン13および走行モータM2を駆動操作
し、ワックス掛け装置10を作業状態にして直進走行さ
せる。前記第5設定距離L5、設定駆動回転数Nとして
は、機体が信地旋回した後にワックス供給ノズル11が
位置する箇所と、先に信地旋回指令を受信した際にワッ
スク供給ノズル11が位置した箇所とが同一またはそれ
に近い状態になり、かつ、機体が信地旋回走行後の一旦
停止箇所から直進走行すると、この時塗布具12のによ
る塗布横幅Caと、旋回前の塗布横幅Cbとが全幅にわ
たる状態またはそれに近い状態で重なるところの距離ま
たは駆動回転数を設定してある。これにより、旋回指令
受信箇所Xが作業列の作業終端箇所Xにもなり、作業繰
返しの開始端Xにもなる。そして、信地旋回制御手段5
6は、前車輪1を直進向きよりも約90度横向きになる
操向状態に操作しながら前進側に駆動し、前輪1の推進
作用と、左右後輪2,2の床面との接触とのために左右
後輪2,2を互いに逆回転方向に回転させることによ
り、機体が図12に示す如く左右後輪2,2の中間箇所
Qを旋回中心にして旋回するように信地回制御を行う。
さらに、機体が旋回後には旋回前に対して180度の向
き変更を行っている状態に、かつ、図14に示す如く旋
回後の塗布具12が旋回前の作業列の合致するように位
置合わせする状態に機体の信地旋回制御を行う。
【0046】機体が半自動運転でワックス掛け装置10
を作業状態にして直進走行している際、受信装置32が
コース修正指令を受信すると、制御手段36は図22に
示す制御フローに基づいて自動的に作動する。
【0047】すなわち、受信装置32からの情報に基づ
いてコース修正指令があったと判断すると、ステアリン
グモータM1を旋回指令に対応する左向き側または右向
き側に駆動操作し、前車輪1を左向きまたは右向きに操
向操作する。この場合、操作ボタン31dまたは31e
が押し操作された時、ステアリングモータM1の左向き
側または右向き側への駆動操作を設定時間だけ行い、そ
の後ステアリングモータM1を自動的に直進側に操作
し、前車輪1を直進向きに戻し操作する。
【0048】つまり、ワックス掛け作業は図9に示す如
く行っていく。すなわち、半自動運転と全自動運転との
いずれによって行う場合も、機体を作業対象床面のスタ
ート箇所STに設置し、原点復帰スイッチ35を操作す
るとともに、リモコン31を操作して始動指令を送信す
る。すると、リモコン31からの信号に基づいて半自動
制御部53aまたは全自動制御部53bが自動的に始動
制御手段54に作動信号を出力して始動制御を行わせる
ことにより、運転を開始できる。すなわち、スタート箇
所STで塗布具12を下降使用位置にしてワックスを供
給し、塗布準備作業が完了すると直進走行し、始動用設
定距離SLを走行して塗布開始箇所X1に到達すると、
自動的に一旦停止して塗布具12にワックスを浸透させ
る。塗布具12が充分なワックス吸収状態になると、自
動的に直進走行を開始し、塗布横幅Cのワックス塗布を
行っていく。この後、半自動運転の場合、次の如くリモ
コン31によって運転していく。
【0049】すなわち、塗布開始箇所X1を発進した機
体が、塗布開始箇所X1を有する第1番作業列G1の塗
布開始箇所X1とは反対側の端部に達し、ワックス供給
ノズル11が第1番作業列G1の作業終端であるととも
に機体旋回を行わせるべき箇所Xに到達すると、リモン
コン31を操作し、機体を旋回させるべき方向に相当す
る右向きまたは左向きのU旋回指令(図9に示す場合は
右向きのU旋回指令)を送信する。すると、リモコン3
1からの信号に基づいて半自動制御部53aが自動的に
U旋回制御手段55に作動信号を出力してU旋回制御を
行わせる。これにより、機体は自動的にワックス掛け装
置10を非作業状態に切り換えてU旋回走行し、旋回が
完了すると、自動的にワックス掛け装置10を作業状態
に切り換えて直進走行し、旋回後の塗布横幅Caが旋回
前に塗布処理を行った塗布済み範囲Cbに重なり幅Hを
もって重なる状態で第1番作業列G1に隣接する第2番
作業列G2の塗布処理を行っていく。機体が第2番作業
列G2の作業終端であるとともに機体旋回を行わせるべ
き箇所Xに到達すると、第1番作業列G1から第2番作
業列G2への旋回時と同様に、リモンコン31を操作し
て第1番作業列G1から第2番作業列G2への旋回時と
は逆の旋回方向のU旋回指令(図9に示す場合は左向き
のU旋回指令)を送信し、半自動制御部53aにU旋回
制御手段55によるU旋回制御を実行させ、機体を第2
番作業列G2からこれに隣接する第3番作業列G3にU
旋回させてこの第3番作業列G3の塗布処理を行ってい
く。つまり、機体のワックス供給ノズル11が各作業列
の作業終端Xに到達する都度、リモコン31を操作して
所定の旋回方向のU旋回指令を送信し、U旋回制御手段
55によるU旋回制御により、機体を旋回前の作業列か
らこれに隣接する作業列に自動的に旋回させるとともに
旋回後の作業列を自動的に走行させていくことにより、
作業対象床面を全体にわたって往復走行させて塗布作業
を行って行く。また、一部の作業列で再度塗布処理を行
う必要がある場合、機体がその再処理を行うべき作業列
の終端Xに到達した際、リモコン31を操作し、信地旋
回指令を送信する。すると、リモコン31からの信号に
基づいて半自動制御部53aが自動的に信地旋回制御手
段56に作動信号を出力して信地旋回制御を行わせる。
これにより、機体は自動的にワックス掛け装置10を非
作業状態に切り換えて信地旋回走行し、旋回が完了する
と、自動的にワックス掛け装置10を作業状態に切り換
えて直進走行し、旋回前の作業列を旋回前とは逆の走行
方向に走行して再度塗布処理を行っていく。また、作業
対象床面を全体にわたって重ね塗りする必要がある場
合、機体が作業対象床面の第1番作業列G1とは反対側
に位置する最終作業列GEの終端XEに到達した際、リ
モンコン31を操作して信地旋回指令を送信し、半自動
制御部53aに信地旋回制御手段56による信地旋回制
御を実行させ、機体を最終作業列GEの終端XEから全
ての作業列を前回とは逆の走行方向に走行させて各作業
列の再塗布処理を行っていく。このとき、図9に示す場
合にあっては信地旋回方向を右旋回方向として、機体を
壁Kに当たらないようにしながら旋回させるが、機体が
最終作業列GEを信地旋回前に走行する方向と壁Kとの
関係から、信地旋回の旋回方向としては、機体と壁Kと
の当たりを回避できる方向を選択する。機体が作業走行
している際、床面の傾斜や歪みなどに起因して所定の走
行予定コースから外れることがあると、リモコン31を
操作してコース修正指令を送信する。すると、機体が走
行方向を変更して走行コースを所定の走行予定コースに
修正する。
【0050】これに対し、自動運転の場合、そして図9
に示す作業形態の場合には、前記設定初回U旋回方向と
して右向きのU旋回方向を設定しておく、これにより、
塗布開始箇所X1を発進した機体が、塗布開始箇所X1
を有する第1番作業列G1の塗布開始箇所X1とは反対
側の端部に達してワックス供給ノズル11が作業終端X
に到達すると、全自動制御部53bが自動的にU旋回制
御手段55に作動信号を出力して右旋回方向のU旋回制
御を行わせる。これにより、機体は自動的にワックス掛
け装置10を非作業状態に切り換えて右旋回方向にU旋
回走行し、U旋回が完了すると、自動的にワックス掛け
装置10を作業状態に切り換えて直進走行し、旋回後の
塗布横幅Caが旋回前に塗布処理を行った塗布済み範囲
Cbに重なり幅Hをもって重なる状態で第1番作業列G
1に隣接する第2番作業列G2の塗布処理を行ってい
く。そして、第2番作業列G2の作業終端Xに到達する
と、全自動制御部53bが自動的にU旋回制御手段55
に作動信号を出力して第1番作業列G1から第2番作業
列G2へのU旋回時とは逆方向の左旋回方向のU旋回制
御を行わせる。このように、機体は各作業列の終端Xに
到達する都度、全自動制御部53bからの指令に基づく
U旋回制御手段55のU旋回制御によって処理済みの作
業列からこれに隣接する作業列に自動的にU旋回してい
き、設定列数NRの数の作業列を塗布処理していく。そ
して、機体が設定列数NRの設定によって決まる最終作
業列GEの終端XEに到達すると、設定塗布回数NK=
1である場合には、全自動制御部53bによる自動制御
により、自動的に走行停止して作業を停止する。設定塗
布回数NKが2以上である場合には、全自動制御部53
bが信地旋回制御手段56に作動信号を出力して信地旋
回制御を行わせる。これにより、機体は最終作業列GE
で自動的に信地旋回を行い、最終作業列GEの終端XE
を設定折返し箇所とし、この折返し箇所XEから設定列
数NRの数の全ての作業列を前回とは逆の走行方向に自
動的に走行して塗布処理を繰返して行っていく。この信
地旋回のとき、全自動制御部53bによる信地旋回方向
の設定により、機体はこの信地旋回時の直前のU旋回時
の旋回方向、すなわち、最終作業列GEにこれの一つ前
の作業列からU旋回した時の旋回方向と同じ旋回方向に
信地旋回し、最終作業列GEが壁Kに接近していてもこ
の壁Kに当たらないように旋回する。このように塗布処
理を繰返していく機体が第1作業列G1の塗布開始箇所
X1に到達すると、設定塗布回数NK=2である場合に
は、全自動制御部53bによる自動制御により、自動的
に走行停止して作業を停止する。設定塗布回数NKが3
以上である場合には、全自動制御部53bによる自動制
御により、先に最終作業列GEで信地旋回した場合と同
様に、第2作業列G2から第1作業列G1にU旋回した
時の旋回方向と同じ旋回方向に信地旋回し、第1番作業
列G1の塗布開始箇所X1を設定折返し箇所とし、この
折返し箇所X1から設定列数NRの数の全ての作業列を
前々回と同じ走行方向に自動的に走行して塗布処理を繰
返して行っていく。そして、機体が設定列数NRの数の
全ての作業列を設定塗布回数NKの回数だけ塗布処理を
行い、設定塗布回数NKによって最終作業列の終端とな
るところの最終作業列GEの終端XEまたは第1番作業
列G1の塗布開始箇所X1に到達すると、全自動制御部
53bによる自動制御により、自動的に走行停止して作
業を停止する。
【0051】受信装置32が始動指令を受信して機体が
半自動制御部53aの制御による運転を開始すると、制
御手段36は図23に示す制御フローに基づいて自動的
に作動する。
【0052】すなわち、機体が始動運転を開始すると、
タイマーセットを行って半自動運転開始時からの経過時
間を計測させる。そして、受信装置32からの情報に基
づいて半自動運転時間の延長指令があったか否かを、か
つ、走行コース修正とかU旋回や信地旋回とかの制御指
令があったか否かをそれぞれ判断し、延長指令があった
場合、制御指令があった場合のいずれにおいても、この
指令があった時を計測開始時点に変更して経過時間を計
測し直すようにタイマーのリセットを行う。延長指令お
よび制御指令のいずれもがないと判断した場合には、半
自動運転開始時からの計測時間が設定限界時間に達した
否かを判断し、設定限界時間に達したと判断した場合に
は、自走機体に備えてある警報ブザー41を10秒間作
動させた後、半自動運転開始時から2分経過した時に走
行モータM2を停止操作する。
【0053】これにより、リモコン31により始動指令
を送信して半自動運転を開始してから半自動運転時間の
延長、走行コース修正および旋回のいずれの制御も行わ
ないで2分間が経過すると、機体走行が自動的に停止す
る。その停止の10秒前から警報ブザー41が作動して
機体走行が停止することを警報する。但し、半自動運転
開始時から2分間が経過するまでに半自動運転時間の延
長操作を行うことにより、タイマーがリセットし、延長
操作を行ってから2分間は自動停止しないように半自動
運転時間を延長させることができる。また、延長操作を
行わなくて走行コースの修正操作を行ったり、旋回操作
を行ったりしても、延長操作を行った場合と同様に半自
動運転時間が延長する。したがって、半自動運転の開始
から2分以内に走行コースを修正させるとか旋回させる
とかの作業に伴う制御を行っておれば、延長操作を特別
に行わなくても半自動運転の可能な時間が自動的に延長
され、作業を継続して行ける。また、この自動停止機能
を備えていることにより、機体がリモコン31による操
作が可能な範囲から離れた場合にも、その停止機能が作
用して自動的に停止し、暴走を回避できる。
【0054】図6に示す接触センサー42は、機体の前
端側の周部に位置するバンパー43が壁面などの障害物
に接触すると、これを検出して制御手段36に機体走行
の停止制御を行わせるものである。非常スイッチ44は
操作盤5に装備され、制御手段36に機体走行およびワ
ックス掛け装置10が瞬時に停止するように緊急停止制
御を行わせるものである。洗浄スイッチ46はポンプP
およびワックス供給ノズル11などを洗浄する際に使用
するものである。すなわち、前記吸入ホース11bをワ
ックスタンクT1から外して洗浄水タンクT2に接続
し、洗浄スイッチ46を操作する。すると、洗浄スイッ
チ46からの情報に基づく制御手段36の制御作動によ
り、ポンプPがスイッチ操作時から60秒間作動し、洗
浄水タンクT2から洗浄水を取り出してワックス供給ノ
ズル11に供給する。前記表示灯6は、前記原点復帰ス
イッチ35を操作して機体が自動運転可能な状態になる
と点灯し、機体が自動運転を行っている間、点灯したま
まになってその状態を表示するものである。
【0055】
【実施例】図10に示すように、前車輪1と後車輪2と
の間隔をW、左右後輪2,2の間隔をT、ワックス供給
ノズル11と下降使用位置にある塗布具12との間隔を
D、塗布具12の横幅をFとそれぞれすると、これら
W,T,D,Fの値、および前記第2設定距離L2、前
記設定旋回走行距離L3、前記設定操向角Aの値をつぎ
の如く設定することにより、旋回後の塗布横幅Caと旋
回前の塗布横幅Cbとの重なり幅Hが約5cmになる。
前後輪間隔W=77cm、 後輪間隔T=66cm、ノ
ズル塗布具間隔D=8cm、 塗布具横幅F=60c
m、第2設定距離L2=80cm、 設定旋回操向距離
L3=252cm、設定操向角A=67度
【0056】〔別実施形態〕ワックス掛け機の他、床面
を吸引によって清掃する清掃装置、床面を洗浄処理する
洗浄装置、あるいは、床面に磨き処理する磨き装置を備
えた作業機にも本発明は適用できる。また、木や石ある
いは樹脂で成る床面、コンクリートでなる床面など、各
種素材でなる床面を作業対象とする作業機に適用でき
る。したがって、ワックス掛け装置、清掃装置、洗浄装
置および磨き装置を総称して床面に作用する作業装置と
呼称し、これらの作業装置を備えている作業機を総称し
て床用作業機と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワックス掛け機全体のワックス掛け装置非作業
状態での概略側面図
【図2】ワックス掛け機全体のワックス掛け装置作業状
態での概略側面図
【図3】ワックス掛け機全体の概略平面図
【図4】前車輪取付け部の断面図
【図5】リモートコントロール装置の平面図
【図6】制御系のブロック図
【図7】運転モード選択機構、スピード切換え機構、旋
回設定機構の説明図
【図8】距離設定機構、列数設定機構、塗布回数設定機
構の説明図
【図9】作業要領の説明図
【図10】機体仕様の説明図
【図11】始動およびU旋回制御の説明図
【図12】信地旋回制御の説明図
【図13】U旋回後のワックス掛け状態の説明図
【図14】信地旋回後のワックス掛け状態の説明図
【図15】半自動制御のフロー図
【図16】全自動制御のフロー図
【図17】始動制御のフロー図
【図18】U旋回制御のフロー図
【図19】U旋回制御のフロー図
【図20】信地旋回制御のフロー図
【図21】信地旋回制御のフロー図
【図22】コース修正制御のフロー図
【図23】半自動運転延長制御のフロー図
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 10 作業装置 31 コントロール装置 53 走行制御手段 53a 半自動制御部 53b 全自動制御部 55 U旋回制御手段 56 信地旋回制御手段 X1,XE 設定折返し箇所

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に作用する作業装置を自走機体に備
    えている床用作業機であって、 自走機体をU字状に自動的に旋回走行させて作業装置を
    旋回前の作業列に隣接する作業列に位置合わせするU旋
    回制御手段と、自走機体を自動的に信地旋回させて作業
    装置を旋回前の作業列に位置合わせする信地旋回制御手
    段と、入力信号に基づいてU旋回制御手段および信地旋
    回制御手段を自動的に操作して自走機体のU旋回制御手
    段によるU旋回と信地旋回制御手段による信地旋回とを
    択一的に実行させる走行制御手段とを備えてある床用作
    業機。
  2. 【請求項2】 前記自走機体を、一つの操向および駆動
    自在な前車輪と、左右一対の遊転自在な非操向型の後車
    輪とによって走行するように構成し、前記信地旋回制御
    手段を、前車輪を横向きに操向させながら駆動すること
    によって自走機体に左右後輪の中間個所を旋回中心とし
    て信地旋回させるように構成してある請求項1記載の床
    用作業機。
  3. 【請求項3】 前記走行制御手段が半自動制御部を備え
    ているとともに、この半自動制御部は、コントロール装
    置からU旋回指令を入力するに伴ってU旋回制御手段を
    操作して自走機体にU旋回を行わせ、コントロール装置
    から信地旋回指令を入力するに伴って信地旋回制御手段
    を操作して自走機体に信地旋回を行わせるように構成し
    てある請求項1又は2に記載の床用作業機。
  4. 【請求項4】 前記走行制御手段が全自動制御部を備え
    ているとともに、この全自動制御部は、設定走行用プロ
    グラムに基づいてU旋回制御手段および信地旋回制御手
    段を自動的に操作し、自走機体が作業個所をこれの端部
    でU旋回しながら走行する作業走行を自走機体に行わせ
    るように構成し、かつ、設定走行用プログラムによって
    は自走機体が設定折り返し個所で信地旋回して逆行する
    作業走行を自走機体に行わせるように構成してある請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の床用作業機。
  5. 【請求項5】 前記全自動制御部を、自走機体が信地旋
    回する際、この信地旋回時の直前のU旋回時の旋回方向
    と同じ旋回方向に信地旋回するべく信地旋回制御手段を
    操作するように構成してある請求項4記載の床用作業
    機。
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