JPH0997666A - コネクタの製造方法、コネクタの製造用金型、樹脂成形品の製造方法およびこれに使用する金型 - Google Patents

コネクタの製造方法、コネクタの製造用金型、樹脂成形品の製造方法およびこれに使用する金型

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JPH0997666A
JPH0997666A JP34521995A JP34521995A JPH0997666A JP H0997666 A JPH0997666 A JP H0997666A JP 34521995 A JP34521995 A JP 34521995A JP 34521995 A JP34521995 A JP 34521995A JP H0997666 A JPH0997666 A JP H0997666A
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恭典 和田
Hikari Ito
光 伊藤
Shinsuke Tsutsui
伸介 筒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントリテーナタイプのコネクタを安価に
製造できるようにする。 【解決手段】 固定側金型Sとこれに対して開閉可能な
可動側金型Rとを設ける。固定側金型Sは受け板6と固
定側型板7とから構成されるとともに、内部にはハウジ
ング3およびリテーナ4に対するコアピン9,10がス
ライド可能に組み込まれ、回転側金型Rとの間でハウジ
ング3およびリテーナ4を成形可能とする。そして、成
形後には両成形面から引っ込めておく。そして、回転側
金型Rを軸心周りに回転させ、成形されたハウジング3
とリテーナ4とを正対させる。このもとで、可動側金型
Rを固定側へ接近させればリテーナ4とハウジング3が
アッセンブリーされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グのフロント側あるいはリア側から装着されるリテーナ
を備えたタイプのコネクタの製造方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆるフロントあるいはリ
アリテーナタイプと呼ばれるコネクタが知られている
(図17,図18参照)。図17に示すフロントタイプ
のものから簡単に説明すると、コネクタハウジング3の
内部には端子金具30を挿入するためのキャビティ31
が形成されるとともに、このキャビティ31内には端子
金具30と係合可能なランス32が形成されている。こ
のランス32は片持ち状に形成されることで撓み変形可
能となっており、端子金具30が挿入されるとその下面
側に保有された撓み空間へ撓んで退避し、端子金具30
が正規位置まで挿入されると、復帰して端子金具30と
係合(一次係止状態)することができるようになってい
る。
【0003】一方、コネクタハウジング3の前部には端
子金具30を抜け止めするためのリテーナ4が装着され
る。リテーナ4からはランス32の撓み空間へ突入され
る保持片34が突出しており、リテーナ4がハウジング
3に装着されると、この保持片34がランス32の下側
に潜り込むことでランス32の撓み変形が規制され、こ
れによって端子金具30は確実に抜け止めされる(二次
係止状態)。
【0004】なお、詳しくは図示しないが、リテーナ4
はハウジング3に対して差し込み深さの浅い仮係止位置
と、これより深い本係止位置の二位置に保持可能となっ
ていて、仮係止位置ではランス32の撓みが許容されて
端子金具30の挿入が可能な状態にある。そして、本係
止位置が上記したようにランス32の撓みを規制して端
子金具30を抜け止めする。
【0005】一方、図18に示すリアリテーナタイプに
おいてもコネクタハウジングの内部にはキャビティ40
が形成されて内部に端子金具42が挿入可能である。リ
アリテーナはコネクタハウジングに対してフロントタイ
プと同様、仮係止位置と本係止位置との間を移動できる
ようにしてあり、仮係止位置においては端子金具42の
あご部43にキャビティ内に形成された端子係止爪44
と一次係止し、本係止位置へ移動すると、ここでリアリ
テーナの縁部41が端子金具42の後端部に二次係合し
て端子金具42が抜け止め状態に保持される。
【0006】さて、このような形式のコネクタを製造す
る場合、従来ではハウジング3、リテーナ4をそれぞれ
別個に成形し、つまり個別の成形機によって成形し、こ
れらを組み付け現場に持ち込んでコネクタとしての組み
付けを行うようにしていた。そして、このような組付け
はパーツフィーダを備えた自動機か、あるいは人手によ
って行われてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来技術では、ハウジング3,リテーナ4の成形およびこ
れらの組み付けとを別個に行うものであり、成形・搬送
・組み付けといった工程を経て完成品となる。また、作
業者の作業によって組み付けられる場合には、別の検査
工程み必要となる。これでは、完成に至るまでの多くの
工程数が製品コストを押し上げてしまう。また、ハウジ
ング3、リテーナ4毎に金型の管理を必要となるため、
さらに管理コストも上乗せされる。
【0008】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて開
発工夫されたものであり、その目的とするところは、コ
ネクタを安価に製造することができるような方法を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、コネクタハウジングの内部に
は、端子金具を後方より挿入可能でかつ前方からは相手
側端子金具が突入可能なキャビティが形成される一方、
前記コネクタハウジングの前方あるいは後方から装着さ
れて前記端子金具を抜け止め状態に保持するリテーナを
備えたコネクタの製造方法であって、開閉可能に対向す
る成形面を閉じこのときに両間に保有されるハウジング
成形用空間とリテーナ成形用空間に溶融樹脂を充填した
後、成形面間を離間させ、前記成形面のうちの少なくと
も一方を軸周りに回転させることで、成形されたハウジ
ングとリテーナとを同軸で整合させ、しかる後にハウジ
ングとリテーナとを相対的に接近させてこれらを所定状
態に組み付けることを特徴とするものである。
【0010】請求項2の発明は、コネクタハウジングの
内部には、端子金具を後方より挿入可能でかつ前方から
は相手側端子金具が突入可能なキャビティが形成される
一方、前記コネクタハウジングの前方あるいは後方から
装着されて前記端子金具を抜け止め状態に保持するリテ
ーナを備えたコネクタの製造用金型であって、開閉可能
な一対の金型を有し、このうちの少なくとも一方の金型
のうちの成形面部分は回転軸周りに回転可能に支持さ
れ、この回転する成形面部分はハウジング成形に関与す
る箇所とリテーナの成形に関与する箇所とが前記回転軸
に関して対称の位置に配されていることを特徴とするも
のである。
【0011】請求項3の発明は、少なくとも二種以上の
樹脂部品よりなり、これらを互いに組み合わせて構成さ
れる樹脂成形品を製造するための方法であって、開閉可
能に対向する一対の金型を閉じてこれら両金型の対向面
間に複数の成形部を保有させ、これら各成形部へ溶融樹
脂を充填して型開きをし、その後、前記両金型の対向面
のうちの少なくとも一方の側を軸周りに回転させること
で、成形済みの各樹脂部品を、その組み付け相手となる
樹脂部品と同軸上に正対する位置へ移動させ、次いで両
金型を開放したままの状態で前記樹脂部品同士を相対的
に軸方向に沿って移動させることで、これらを所定の組
み付け状態とすることを特徴とするものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項3記載の方法に
おいて、溶融樹脂の充填時に前記各成形部へ突入される
成形用コアピンを、成形後樹脂部品同士の組み付けに先
立って前記両成形部から抜き取っておくことを特徴とす
るものである。
【0013】請求項5の発明は、少なくとも二種以上の
樹脂部品よりなり、これらを互いに組み合わせて構成さ
れる樹脂成形品を製造するための金型であって、軸心方
向に沿って相対的な接近あるいは離間可能な一対の金型
を設け、両金型の対向面間の異なる位置には型閉じ時に
おいて各樹脂部品を成形するための成形空間が保有可能
とされ、かつこの両金型の対向面の少なくとも一方の側
は回転軸周りに所定角度、回転可能であるとともに、前
記各成形空間はこの回転軸周りの同心円上に配され、さ
らに少なくとも何れかの金型には組み付け対象となる樹
脂部品同士を、金型の型開き状態において相対的に接近
させてこれらを所定の状態に組み付けるための組み付け
機構が設けられていることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、閉じられた成形面間
においてハウジング成形用空間とリテーナ成形用空間へ
溶融樹脂が充填され、固化すれば成形面間を離間させ
る。次に、いずれか一方の成形面をその軸心周りに回転
させることで、成形済みのハウジングとリテーナとを整
合させる。その後、ハウジングとリテーナとを相対的に
接近させれば、ハウジングとリテーナとがアッセンブリ
ーされたコネクタが得られる。
【0015】請求項2の発明によれば、両金型の型閉じ
によってハウジング成形用空間とリテーナ成形用空間が
保有され、これらへ溶融樹脂が充填される。固化すれ
ば、型開きを行ってハウジングおよびリテーナをそれぞ
れの型の成形面に残す。次に、少なくとも一方の金型を
回転軸周りに回転させると、ハウジングを成形していた
部分にリテーナを成形していた部分が入れ替わり、その
結果成形されたハウジングとリテーナとが向き合うこと
になる。しかる後に、成形済みハウジングとリテーナと
を相対的に接近させれば、ハウジングとリテーナとがア
ッセンブリーされたコネクタが得られる。
【0016】請求項3,5の発明によれば、両金型の型
閉じによって型間に成形空間が保有され、それぞれに溶
融樹脂が充填される。固化後に型開きを行い、それぞれ
の型の対向面に樹脂部品を残す。次に、少なくとも一方
の金型の対向面を軸回りに回転させると、一の樹脂部品
とその組み付け相手となる他の樹脂部品とが同軸上で正
対する。しかる後に、これら樹脂部品を型開き状態にお
いて軸方向に沿って接近させれば、樹脂部品同士が所定
の状態に組み付けられる。
【0017】また、請求項4の発明では樹脂部品同士の
組み付けにあたり、成形用コアピンを予め抜き取ってお
くようにしたため、部品同士の組み付けにあたってコア
ピンが障害となることはない。
【0018】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明の効果は次
のようである。金型内でハウジング、リテーナの成形と
これらの組み付けとを共に行うことができるため、工程
短縮によって安価なリテーナ一体のコネクタを得ること
ができる。
【0019】請求項3,5の発明によれば、複数の樹脂
部品の成形およびこれらの組み付けに至る一連の工程が
同一の金型内で行われるため、工程の短縮によって安価
な樹脂成形品が得られる。しかも、樹脂部品同士は型が
開いた状態で、僅かに突き出し機構を作動させるだけで
組付けがなされるため、型閉じ動作を利用して両者の組
付けを行うような形式と比較して動作時間も短く、また
必要とするエネルギーも少なくて済む。
【0020】また、請求項4の発明によれば、コアピン
の抜き取りによって部品同士の組付けを円滑に行わせる
効果が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>以下、本発明の第1実施形態を図1〜
図8に基づいて説明する。なお、本例の製造対象は既に
説明した通りのフロントリテーナタイプのコネクタとす
るが、リアリテーナタイプのものにも適用可能である。
また、本発明方法を実現するための金型は射出成形シス
テムに組み込まれたものであり、その要部は概略次のよ
うな構成となっているが、図1〜図8に示す図面はいず
れも説明の便宜のために、簡略化されており、図17に
示すコネクタにそのまま対応するものではない。さら
に、図1〜図6の各図は図7に示すP−P断面および図
8に示すQ−Q断面に対応するものを組み合わせたもの
である。
【0022】さて、本例の金型は固定側金型Sと可動側
金型Rとにより構成されたものであり、可動側金型Rは
固定された基板1に対して可動側型板2を回転軸X周り
に回転可能に装着して構成されている。可動側型板2は
固定側金型Sに対向する面が成形面2Aとなっており、
ここにはハウジング成形用凹部11とリテーナ成形用受
け部12とが設けられている。本例のものは図8に示す
ように、ハウジング成形用凹部11とリテーナ成形用受
け部12とは2箇所ずつ設けられている。そして、これ
らの対をなす組は直交する配置となっているとともに、
これらは可動側型板2の回転軸Xに対して同一円周上に
設定されている。可動側型板2は図示しない割り出し装
置付きの駆動機構に接続されていて、可動側型板2を回
転軸周りに90゜の往復角変位可能となっている(90
゜毎に一方向回転するようにしてもよい)。
【0023】固定側金型Sは、可動側金型Rに対して同
軸で配されるとともに、取付け板5に固定された受け板
6とこの受け板6の前方に配された固定側型板7とから
構成されており、固定側型板7が可動側型板2と対向す
る面が成形面7Aとなっている。そして、この成形面7
Aには通常時には両リテーナ成形用受け部12と同軸で
対向するリテーナ成形用凹部7Bが形成されている。一
方、受け板6と固定側型板7との間にはスプリングSP
が介在されていて、固定側型板7を受け板6から離間さ
せる方向に付勢している。但し、図示しないが受け板6
と固定側型板7との間には適当なストッパ手段が設けら
れており、両間の間隔を一定範囲内に規制している。
【0024】また、受け板6にはリテーナ成形用コアピ
ン9の基端側が組み込まれており、可動側型板2のリテ
ーナ成形用凹部7Bにそれぞれ対応して一対設けられて
いる。そして、両リテーナ成形用コアピン9は受け板6
内にその基端側が組み込まれており、これらの先端側は
固定側型板7内に図示横向きに形成されリテーナ成形用
凹部7Bへ通じるピン挿通孔9Aへスライド可能に挿入
されている。このリテーナ成形用コアピン9は図1に示
すような型開き状態では、リテーナ成形用凹部7Bの手
前側にその先端が位置しているが、受け板6と固定側型
板7とが密着した状態ではその先端がリテーナ成形用凹
部7B内に臨むようになっており、両型板2,7が閉じ
た状態ではリテーナ成形用凹部とリテーナ成形用受け部
12との間でリテーナの成形用空間が保有されるように
なっている。
【0025】さらに、受け板6にはハウジング成形用コ
アピン10も一対、組み込まれている。両ハウジング成
形用コアピン10は可動側型板2のハウジング成形用凹
部11に対応して設けられたものであり、これらの対は
リテーナ成形用コアピン9の対と直交した配置となって
おり、かつ固定側金型Sの軸心、つまりは可動側金型R
の軸心(回転軸X)に対して同一の円周上に配置されて
いる。また、両ハウジング成形用コアピン10もその基
端側が受け板6内に組み込まれており、これらの先端側
は固定側型板7に横向きに貫通する貫通孔10Aへスラ
イド可能に挿入されている。両ハウジング成形用コアピ
ン10は通常時には可動側型板2側のハウジング成形用
凹部11と図示水平方向に関して同軸をなしているとと
もに、その先端位置は成形面7Aと面一かやや引っ込ん
で位置している。しかし、図2に示すような型閉じがな
されると、ハウジング成形用凹部11内に突入して、こ
れとの間でハウジングの成形用空間を保有するようにな
っている。
【0026】なお、成形済みのリテーナ4およびハウジ
ング3は型開きをしてそれぞれの成形用凹部11,12
に保持されているときには、互いに組み付けられる側の
面が対向して露出されるようにしてある。また、両成形
用凹部11,12は共に溶融樹脂を充填するための図示
しないゲートが開口している。
【0027】上記のように構成された可動側金型Rは図
示しない駆動機構に接続されて図示左右方向に移動でき
るようになっている。これによって、固定側型板7と可
動側型板2とが密着する状態、さらにこれより進行して
受け板6と固定側型板7とも密着する状態と、固定側型
板7が可動側型板2から離間する状態との間を往復移動
可能となっている。
【0028】次に、上記のように構成された金型を使用
してハウジング3、リテーナ4の成形さらには組み付け
の手順を説明する。図1に示す型開きの状態から、可動
側金型Rが固定側金型Sへ向けて移動すると、まず固定
側型板7が可動側型板2と当接する。そのまま、さらに
可動側金型Rが前進すると、固定側型板7がスプリング
を圧縮させつつ受け板6に密着する。これに伴って、両
リテーナ成形用コアピン9が挿通孔9Aに沿って前進し
リテーナ成形用凹部7Bに至り、その結果リテーナ成形
用受け部12との間でリテーナ4の成形用空間が保有さ
れる。一方、両ハウジング成形用コアピン10が対応す
るハウジング成形用凹部11内に進入するため、これら
の間でハウジング成形用空間が形成される。この状態で
各成形用空間に対して溶融樹脂の充填が行われる。
【0029】そして、所定時間の経過後に樹脂が固化し
たら、可動側金型Rを後退させ型開きを行う。すると、
ハウジング3はハウジング成形用凹部11内に残り、リ
テーナ4はリテーナ成形用凹部7Bにそれぞれ残る。ま
た、型開きに伴いスプリングSPによって固定側型板7
と受け板6との間が離間するため、各コアピン9,10
は原位置へ後退する。
【0030】上記のようにして成形工程が完了して型開
きがなされた後、図示しない回転駆動機構によって可動
側型板2は回転軸X(可動側金型の中心軸)周りに90
゜回転する。これによって、両リテーナ4と対応するハ
ウジング3とが図示水平方向に関して同軸上で向き合
う。その後、再度可動側金型Rを前進させ固定側型板7
と可動側型板2とを当接させれば(一定距離まで近接さ
せるようにしてもよい)、ハウジング3の前部側からリ
テーナ4が仮係止状態で組み付けられる。但し、リテー
ナ4はその基部がリテーナ成形用凹部7Bにの内壁に支
持されているため、ハウジング3への押し込み中に後退
してしまうことはない。
【0031】こうしてアッセンブリー動作が完了して再
び固定側金型Sが後退すれば、ハウジング成形用凹部1
1内には、ハウジング3とリテーナ4とが一体化された
コネクタが残り、これを図示しないエジェクタピンが突
き出して型外へ排出する。しかる後、可動側型板2が9
0゜戻り方向へ回転して原位置へ復帰すれば、両金型
S,Rが次回の成形に備えて待機される。
【0032】以上のように本例によれば、ハウジング3
及びリテーナ4の成形工程と、これらのアッセンブリー
工程とを同時に行うことができるため、従来のような搬
送・組み付けも不要となり、工程短縮により製品完成の
リードタイムを短縮し、製造コストの低減が達成でき
る。また、ハウジング3とリテーナ4という異種の成形
品を一つの金型内で成形することができるため、金型の
管理面からも有益である。
【0033】<第2実施形態>図9から図16は本発明
の第2実施形態を示すものである。この実施形態の金型
は可動側金型Mと固定側金型Nとから構成されている。
可動側金型Mはダイプレート15に対して装着された可
動型板16を有している。この可動型板16の成形面に
は、ハウジングを成形するためのハウジング成形用凹部
17が形成されている。また、可動側金型Mは図示しな
い駆動機構に接続されており、全体が図示左右方向へ往
復移動できるようになっている。
【0034】一方、固定側金型Nは、取付け板18に固
定された固定型板19と、取付け板18に固定され可動
型板16と固定型板19との間において配された中間プ
レート20とから構成されている。さらに、固定型板1
9の成形面にはリテーナ4を成形するためのリテーナ成
形用受け部21が形成されており、このリテーナ成形用
受け部21はハウジング成形用凹部17と図示同一高さ
位置に配置されているものの、図示水平軸線に関しては
異なる配置となっている。
【0035】中間プレート20は図15に示すように、
その外側が外枠24によって取り囲まれており、外枠2
4に対し図示上下位置でピン軸25によって回転可能に
支持されている。本例では図示しない回転機構に接続さ
れ、180゜毎の反転可能となっている。また、中間プ
レート20において通常時(例えば図9に示す状態のと
き)に固定型板19に対向する側の面にはリテーナ成形
用凹部26が形成されており、型閉じの際(図10の状
態)にはリテーナ成形用受け部21との間でリテーナ4
の成形空間が保有されるようにしてある。一方、通常時
において可動型板16に対向する側の面であって、中間
プレート20の回転中心(ピン軸25を結ぶ軸線)に関
して点対称の位置にはハウジング用コアピン23がそれ
ぞれ設けられており、型閉じの際にはハウジング成形用
凹部17との間にハウジング3の成形空間が保有される
ようになっている。
【0036】また、固定側型板19と外枠24との間に
はスプリングSPが介在されていて、外枠24を固定側
型板19から離間させるように付勢している。但し、こ
の間には図示しないストッパ手段が設けられ、一定以上
に離間しないようになっている。
【0037】第2実施形態の金型は上記のような構成に
よるものであり、次のようにして使用される。図9に示
す型開きの状態から、図示しない駆動機構によって可動
側金型M全体を固定側金型Nへ接近させる。これによっ
て、まず可動側型板16が中間プレート20および外枠
24に当接した後、さらに可動側金型が前進すると、中
間プレート20および外枠24はスプリングSPを圧縮
して固定側型板19に密着する。かくして、両金型N,
Mは型閉じ状態となり、このときにはハウジング用コア
ピン23がハウジング成形用凹部17内に進入して、こ
の間にハウジング3の成形空間が保有されると共に、リ
テーナ成形用受け部26とリテーナ成形用受け部21と
が整合することでこれらの間にリテーナ4の成形空間が
保有される。このもとで、両成形空間に対して溶融樹脂
の充填が行われる。
【0038】そして、所定時間の経過後に樹脂が固化し
たら、可動側金型Mを後退させて型開きを行う。これに
よって、ハウジング3は可動型板16側に残り、リテー
ナ4は中間プレート20のリテーナ成形用凹部26に残
る(図11状態)。
【0039】しかる後、中間プレート20を図示しない
回転機構によってピン軸25周りに180゜回転させ
る。これによって、中間プレート20の表裏が反転する
ため、リテーナ4がハウジング3と図示水平方向に関し
て同軸で正対する。その後、再度可動側金型Mを前進さ
せ、スプリング22を圧縮させることなく中間プレート
20側に密着させる。これによって、リテーナ4がハウ
ジング3の前部側から仮係止状態で組み付けられる。
【0040】上記のようにしてアッセンブリー動作が完
了して再び可動側金型Mが後退すれば、ハウジング3と
リテーナ4とが一体化されたコネクタがハウジング成形
用凹部17内に残り、これを図示しないエジェクタピン
によって押し出して型外へ排出させる。そして、ハウジ
ング用コアピン23が原位置に復帰しかつ中間プレート
20が再度反転すれば、両金型は原状態に戻り、次回の
成形に備えられる。
【0041】このような第2実施形態によっても、第1
実施形態と同様の作用効果を発揮することができ、リア
リテーナタイプのものにも適用可能である。
【0042】<第3実施形態>次に、本発明の第3実施
形態を図19乃至図25に基づいて説明する。まず、図
19によって成形対象となるコネクタについて簡単に説
明する。但し、ここで説明するコネクタはいわゆるフロ
ントリテーナのタイプを示すが、本発明の成形対象はリ
アタイプのリテーナにも適用可能である。
【0043】コネクタは共に合成樹脂材により一体に成
形されたコネクタハウジング170とリテーナ171と
から構成されている。ハウジング170は後部側(図1
9における右側部分)が端子金具(図示しない)を収容
する基部172となっており、一方前部側(同左側部
分)は端子金具の先端部分を並列して突出させるフード
部173が拡開形成され、リテーナ171の装着方向に
向けて開口している。
【0044】基部172には端子金具が後方より差し込
み可能とする端子収容室174がハウジング170の軸
方向に沿って形成され、その内部には図示上方へ撓み変
形可能な弾性片175が片持ち状に形成されている。こ
の弾性片175は端子金具の挿入にあたり、その図示上
方に保有された退避空間176に逃げるようになってお
り、これとは反対側には端子金具が正規深さ位置まで挿
入されたときに端子金具と係合可能な係止突起177が
形成されている。そして、この係止突起177の奥側に
は本係止縁178が形成されていて、リテーナ171が
本係止されたときにリテーナ171の連結腕179側と
係合可能となっている。
【0045】また、基部172内には後述するリテーナ
171の保持片180が差し込まれる挿入孔181がハ
ウジング170の軸心に沿ってかつ所定深さに至るまで
穿孔されている。この挿入孔181の前端寄りの位置に
は係止段部182が形成されており、リテーナ171が
仮係止状態にあるときに保持片180の仮係止爪183
と係合することができるようになっている。但し、係止
段部182以降の孔深さはリテーナ171が本係止され
るまでにより深く挿入されても、これを許容するだけの
寸法に設定されている。
【0046】一方、リテーナ171全体はフード部17
3の内側へ嵌め込み可能な方形枠状に形成されており、
その内側には基部172の前端に当接可能な基板184
が形成されている。基板184からは以下に述べる三つ
の突起部材が形成されているが、そのうちの最も長い保
持片180は図示上位に形成されてフード部173への
差し込み方向に沿って突出している。そして、上記した
挿入孔181へ挿入可能であるとともに、リテーナ17
1の仮係止位置ではその途中に形成された仮係止爪18
3が挿入孔181内の係止段部182に係合する。ま
た、基板184における中央部寄りの位置には最も短い
規制片185が軸方向に沿って突出している。この規制
片185はリテーナ171が本係止位置にあるときに退
避空間176へ突入可能であり、リテーナ171が仮係
止位置にあるときには退避空間176には至らないよう
にしてある。したがってこの位置では端子金具を端子収
容室174に挿入することができるが、リテーナ171
が本係止位置に移動したときには規制片185が退避空
間176内に進入することによって、弾性片175の撓
みを規制する。さらに、基板184において図示下部に
は撓み変形可能な連結腕179が軸方向に沿って突出し
ており、その先端にはフック部186が形成されてい
る。そして、リテーナ171が本係止位置にあるときに
は、フック部186は本係止縁178に弾性的に係合可
能である。
【0047】次に、上記の構成に係るコネクタを製造す
るための金型の構成について、以下説明するが、この金
型は射出成形システムに組み込まれる。そして、説明の
ために使用した図はその要部を概略的に示すに留まり、
詳細に付いては説明を簡単にするために省略されてい
る。したがって、コネクタについても上記した構成は詳
細には表れず、例えば後述するコアピンの本数・形状等
についても図では概要が示されているに過ぎない。
【0048】さて、本実施形態の金型は可動側と固定側
とにより形成されたものであり、図示左側に配置された
固定側金型101は固定取付板103を有し、その図示
右方にはスペーサブロック104を介して固定側型板1
05が配されている。固定側型板105の両端部には図
示2本のガイドブッシュ114がそれぞれ軸心と平行に
埋め込まれている。また、固定側型板105内には主と
してハウジング170の内部側の一部(退避空間17
6、係止突起177の一部等)を成形するためのメイン
コアピン107が可動側金型102に向けて軸方向と平
行に取り付けられている。
【0049】さらに、固定側型板105における可動側
との対向面であって、このメインコアピン107からや
や離れた位置にはリテーナ171の主として外枠部分を
形成するためのリテーナ成形用凹部108が凹み形成さ
れている。また、固定側型板105内にはリテーナ17
1内の一部(仮係止爪183の一部、連結腕179のフ
ック部186の一部等)を成形するためのコアピン10
9がメインコアピン107と平行に立設され、その先端
はリテーナ成形用凹部108内に露出して固定側金型1
01より突出するようにしている。
【0050】一方、固定側型板105と固定取付板10
3との間には固定側突き出し板10が配置されている。
この固定側突き出し板110は図示しない駆動機構に接
続されており、固定取付板103と固定側バッキングプ
レート140との間を往復するようになっている。ま
た、固定側突き出し板110にはリテーナ171の成形
と突き出しを兼ねた図示一対のプッシュピン111が取
り付けられている。これらプッシュピン111は固定側
バッキングプレート140および固定側型板105をそ
れぞれ出入り可能にかつコアピン109を取り囲むよう
にして貫通し、それらの先端は常にはリテーナ成形用凹
部108の一部を構成するようになっており、つまりリ
テーナ171の外側部分の一部を形成可能としてあると
ともに、図23に示すように固定側突き出し板110が
移動したときには成形済みのリテーナ171に係合して
これを突き出すことができるようになっている。
【0051】次に、可動側金型102について説明する
と、可動側金型102は固定側金型101と通常時は同
軸に配されるとともに、全体は図示しない駆動機構に接
続されて図示左右方向へ移動できるようになっており、
固定側金型101に対する型閉じ位置と、両間に所定の
隙間が保有される型開き位置との間を往復可能となって
いる。また、可動側金型102はその軸心において回転
軸Rを有しており、全体はこの回転軸R周りに所定角度
の回転可能に支持されている。したがって、後に詳しく
述べるが、可動側金型102はハウジング170,リテ
ーナ171を成形可能な成形位置と、この位置から図示
180゜回転してハウジング170とリテーナ171と
を同軸で正対させるような組み付け位置との間を回転可
能となっている。
【0052】さらに、可動側金型102は固定側と同
様、可動取付板112が備えられている。この可動取付
板112にはスペーサブロック150を介して可動側バ
ッキングプレート142が取り付けられ、さらにこの可
動側バッキングプレート142の前方には前後に分割さ
れた可動側型板113,141が支持されている。そし
て、両可動側型板113,141の間にはばね118が
介在されていて、前部可動側型板113を前方へ付勢し
ている。
【0053】可動側バッキングプレート142の端部に
は両可動側型板113,141を貫いて図示2本のガイ
ドピン106が固定側へ向けて軸方向に沿って突出して
いる。これらは型閉じ・型開きの際に、対応するガイド
ブッシュ114に挿入されてこれらの両動作を案内す
る。また、前部可動側型板113における固定側との対
向面であって、通常時においてメインコアピン107と
対応する位置にはハウジング成形用凹部115が、また
リテーナ171の成形用コアピン109および両プッシ
ュピン111と対応する位置にはリテーナ成形用凹部1
16がそれぞれ凹み形成されている。また、これら両成
形用凹部115,116には溶融樹脂を充填するための
図示しないゲートが開口している。
【0054】なお、本実施形態ではこれら両金型10
1,102の型閉じによってリテーナ171が成形され
る空間およびハウジング170が成形される空間は、金
型の軸心、つまり回転軸Rから等距離の位置である同心
円上で、かつ180゜離れて配置されている。
【0055】可動側金型102において、可動側バッキ
ングプレート142と可動取付板112との間にはピン
プレート117が配置されている。このピンプレート1
17は図示しない駆動機構に接続されて、軸方向に沿っ
て前進あるいは後退動作を行うことができるようになっ
ている。また、ピンプレート117にはハウジング17
0とリテーナ171とが組み付けられた後のコネクタを
突き出すためのエジェクタピン120が軸線と平行に取
り付けられている。このエジェクタピン120の先端は
常にはハウジング成形用凹部115の内壁面とほぼ面一
をなすようにしてあるが、ハウジング170とリテーナ
171の組付けが完了して前側ピンプレート117が前
進動作を行うと、ハウジング成形用凹部115内に突入
してアッセンブリー状態にあるコネクタを排出可能とな
っている。
【0056】後部可動側型板141にはハウジング17
0の成形のためのサブコアピン119が軸方向と平行に
取り付けられている。このサブコアピン119はハウジ
ング170の成形時から所定動作の間(図20〜図22
に至るまでの間)はハウジング成形用凹部115内に突
入して係止段部182等を成形可能としているが、リテ
ーナ171とハウジング170との組み付けにあたり、
図21以降に示すように、両可動側型板113,141
との間が離間すると、ハウジング成形用凹部115から
抜き取られて、つまり成形済みハウジング170から抜
き取られるようになる。
【0057】次に、上記のように構成された第3実施形
態の金型を使用してハウジング170、リテーナ171
が成形される工程並びに、これらの組付けの工程につい
て説明する。
【0058】図20に示すように、型閉じがされている
状態、つまり前部可動側型板113と固定側型板105
とが密着している状態では、ハウジング成形用凹部11
5が密閉空間となり、また可動側・固定側の両リテーナ
成形用凹部108,116で囲まれる密閉空間がリテー
ナ171の成形のための空間となっている。そして、こ
のままの状態で両密閉空間に図示しないゲートを介して
溶融樹脂が充填されると、ハウジング成形用凹部115
ではその内部にメインコアピン107およびサブコアピ
ン119が突入されているため、これらによってハウジ
ング170はその外形および退避空間176、係止突起
177等といった内部構造が形作られる。また、リテー
ナ171を成形する空間は両成形用凹部108,116
が適合しかつ各コアピン109がこの空間内に突入して
おり、これらによってリテーナ171はその外形および
仮係止爪183、連結腕179等の内側構造部分が形作
られる。
【0059】上記のようにして樹脂の充填がなされ、所
定時間の経過後に樹脂が固化したら、可動側金型102
を後退させ図21に示す型開き状態に至らせる。型開き
に伴って、ハウジング170はハウジング成形用凹部1
15内に保持され、リテーナ171は固定側のリテーナ
成形用凹部108内に保持される。一方、型開きがなさ
れる過程で、ばね118によって両可動側型板113、
141間が離間するため、前述したようにサブコアピン
119がハウジング170から抜き取られる。このよう
なサブコアピン119は、前述したように係止段部18
2等を成形するものであり、つまり後工程であるリテー
ナ171とハウジング170との組み付けに先立ってサ
ブコアピン119をハウジング170から抜いておかな
いと、組付けに支障を来すため、このような動作が必要
となるわけである。
【0060】次に、図22に示すように、可動側金型1
02全体を回転軸R周りに半回転させると、可動側金型
102は成形位置から組み付け位置へと移動する。この
とき、前述したように、ハウジング170とリテーナ1
71とは回転軸Rを中心として同心円上でかつ180゜
ずれた位置に保持されているため、成形済みハウジング
170はこの可動側金型102の回転に伴ってリテーナ
171と同軸で正対し合う位置に移動する。
【0061】その後、固定側金型101においては固定
側突き出し板110の前進がなされる(図23参照)。
すると、各プッシュピン111によって成形済みリテー
ナ171が固定側のリテーナ成形用凹部108から押し
出され、ハウジング170側へ向けて前進させられる。
このとき、リテーナ171のコアピン109がリテーナ
171から抜き取られる。つまり、このコアピン109
はリテーナ171の仮係止爪183等を形成するための
ものであって、前述したと同様の意味から、ハウジング
170との組付けに先だってリテーナ171からの抜き
取りをしておかないと、組付けに支障を来すものであ
る。このようにして、各プッシュピン111によってリ
テーナ171がハウジング170へ向けて嵌め込まれる
場合には、既に双方のコアピン109,119の抜き取
りがなされているため、仮係止爪183と係止段部18
2との係合には何らの支障も来さない。かくして、リテ
ーナ171とハウジング170とが組付けられる。
【0062】次に、固定側突き出し板110を原位置へ
復帰させれば、ハウジング170・リテーナ171が一
体化されたコネクタが可動側に残る(図24状態)。こ
の後、ピンプレート117を前進させると、エジェクタ
ピン120がハウジング170を押すため、アッセンブ
リー状態(仮係止状態)にあるコネクタはハウジング成
形用凹部115から押し出され、型外へ排出される。コ
ネクタの取り出しが完了すれば、ピンプレート117は
それぞれ原位置へ復帰し、さらに可動側金型102も前
記とは逆方向へ回転して復帰する。両金型101,10
2が原状態に復帰すれば、次回の成形に備えた待機状態
となる。
【0063】以上のように本例によれば、ハウジング1
70とリテーナ171の成形工程と、これらのアッセン
ブリーの工程とを同時に行うことができるため、従来の
ような搬送・組み付けといった独立工程を経る必要がな
くなるため、工程短縮により製品完成にいたるリードタ
イムを短縮し、製造コストの低減が達成できる。
【0064】しかも、本例ではハウジング170とリテ
ーナ171との組み付けにあたっては、プッシュピンを
作動させるだけでよい。すなわち、こうした組み付け動
作は型の閉じ動作を利用して行わせるようにすることも
考えられるが、これでは動作部分が大きく、また必要エ
ネルギーが大きくなる。その点、本願のようにすれば、
動作部分は必要最小限で済むため、構造も簡単でありま
た作動のためのエネルギーも少なくてよい。
【0065】また、ハウジング170とリテーナ171
という異種の成形品を一つの金型内で成形することがで
きるため、金型の管理面からも有益である。さらに、本
例ではアッセンブリーに先立ってこれらの成形用コアピ
ン109,119を、ハウジング170・リテーナ17
1から共に抜くようにしたため、両者の組み付けを円滑
に行うことができる効果も得られる。
【0066】<第4実施形態>図26〜図32は本発明
の第4実施形態に係る金型を示すものであり、まず固定
側金型101から説明すると、この例では固定側型板1
05は先抜板104に対して離間および密着可能に配さ
れている。そして、両間にはばね121が介在されてい
て、固定側型板105を離間方向(図示右方へ押し出す
方向)に付勢している。但し、図示しないストッパ手段
によって両者間の間隔は一定距離内に規制されるように
してある。また、固定側型板105に対して、このよう
な接離の動作を円滑に行わせるために、各ガイドポスト
106は固定取付板103から立設され、先抜板104
を貫通した後、固定側型板105に対してスライド可能
に挿通され、さらに可動側型板113内の対応するガイ
ドブッシュ114へ挿入可能となっている。
【0067】また、メインコアピン107も固定取付板
103側から立設され、その先端側は固定側型板105
において軸方向と平行に貫通した通し孔122へ挿入さ
れている。そして、固定側型板105が先抜板104と
密着している時(型閉じ時、図26状態)には、メイン
コアピン107におけるハウジング170の成形に直接
関与する部分は通し孔122より露出して、可動側のハ
ウジング成形用凹部115内に突入されるが、両者が離
間している状態ではハウジング成形用凹部115から後
退して通し孔122内に完全に没するようになってい
る。
【0068】さらに、リテーナ171の成形用コアピン
109も固定取付板103に立設され、固定側型板10
5において軸方向と平行に貫通したスライド孔123へ
挿入されている。そして、固定側型板105が先抜板1
04と密着する型閉じ状態では、コアピン109のうち
のリテーナ171の成形に関与する先端部分はスライド
孔123より露出して、可動側のリテーナ成形用凹部1
16内に突入するが、両者が離間している状態ではリテ
ーナ成形用凹部116から後退してスライド孔123内
に完全に没するようになっている。
【0069】さらにまた、固定取付板103上でメイン
コアピン107とコアピン109との間には、固定側エ
ジェクタピン124が取り付けられ、固定側型板105
に対してスライド可能に差し込まれている。この固定側
エジェクタピン124は、両金型101,102が閉じ
られている状態では可動側型板113に形成された逃が
し孔125へ挿通され、また型開きしている状態では、
固定側型板105の表面とほぼ面一をなすようにしてあ
る。そして、後述するように固定側型板105が図31
に示すようにリターンピン127によって若干後退させ
られたときには、固定側型板105から突出して一体化
状態にあるコネクタのうちのハウジング部分を突き出し
てコネクタを型外へ排出可能としてある。
【0070】一方、可動側金型102については、第4
実施形態ではリテーナ171を突き出してハウジング1
70への組付けを行うのでなく、ハウジング170を突
き出して一体化を行うようにした点で相違がある。すな
わち、可動側型板113と可動取付板112との間には
スペース部材128を介して第1、第2のピンプレート
が同軸で配列されている。
【0071】第1のピンプレート129にはエジェクタ
ーピン131が軸心と平行に取り付けられているととも
に、図示しない駆動機構に接続されて軸心に沿って前進
後退可能としてある。このエジェクターピン131はそ
の先端が常にはハウジング成形用凹部115の表面とほ
ぼ面一をなすようにしてあるが、第2のピンプレート1
30と共に所定ストロークだけ前進したときには、図3
0に示すように、成形済みハウジング170をハウジン
グ用成形凹部115から押し出して、ハウジング170
をリテーナ171に対して仮係止状態で組み付けること
ができる。
【0072】さらに、第2のピンプレート130も同様
に駆動機構に接続されており(第1のピンプレート12
9の駆動機構と兼用あるいは別個のものであってもよ
い)、軸心にそって前進・後退可能である。第2のピン
プレート130にはリターンピン127が軸心と平行に
取り付けられており、このリターンピン127はその先
端が常には可動側型板113の表面ほぼ面一をなすよう
にしてあるが、図30に示すように第1のピンプレート
129と共に前進したときには固定側型板105に接す
る。しかし、その後さらに所定ストロークだけ前進させ
られると、ばね121に抗して固定側型板105を後退
させ、固定側エジェクタピン124によって仮係止状態
で組み付けられているコネクタを排出させることができ
る。
【0073】なお、可動側金型は第3実施形態における
のと同様、全体は回転軸R周りに成形位置と組み付け位
置との間を回転可能であり、かつ型閉じによって両金型
間に形成されるリテーナ成形用の空間およびハウジング
の成形用空間は回転軸R周りの同心円上でかつ180゜
ずれた配置となるように設定されている。
【0074】なお、可動側型板113の内部にはハウジ
ング170の成形に関与するサブコアピン119が埋め
込みによって設けられている。
【0075】第4実施形態の金型は上記のように構成さ
れたものであり、図26に示す型閉じがされている状態
で、両型板105,113間に保有された成形空間にそ
れぞれ溶融樹脂を充填してハウジング170およびリテ
ーナ171を成形する。そして、溶融樹脂が固化した
ら、可動側金型102を後退させる。この可動側金型1
02の後退動作に伴い、ばね121によって固定側型板
105と先抜板104との間が離間するため、これによ
って成形済みのハウジング170からメインコアピン1
07が、リテーナ171からはコアピン109がそれぞ
れ抜き取られる(図27参照)。更に可動側金型102
が後退すると、図28に示すように、可動側・固定側の
両型板105,113間が離間した型開き状態となる。
【0076】次に、可動側金型102全体を回転軸R周
りに半回転させ、成形位置から組み付け位置へと移動さ
せる。これにより、成形済みのハウジング170はリテ
ーナ171と同軸で正対し合う位置に移動する(図29
状態)。
【0077】上記の組み付け位置に至ったら、図30に
示すように、第1,第2のピンプレート129,130
を共に前進させる。これによって、エジェクターピン1
31がハウジング170を押してハウジング成形用凹部
115内から突き出し、固定側に保持されているリテー
ナ171へ押し込める。ハウジング170はハウジング
成形用凹部115から突き出される間、サブコアピン1
19が同時に抜き取られるため、リテーナ171との組
付け(仮係止爪183と係止段部182との係合)に際
して障害になることはなく、両者は仮係止状態で組み付
けられる。なお、このときにはリターンピン127の先
端は固定側型板105の表面に緩く接触し、またハウジ
ング170の前端の一部が固定側エジェクタピン124
の先端に接する。
【0078】次に、図31に示すように、第2のピンプ
レート130のみがさらに前進すると、リターンピン1
27が固定側型板105をばね121に抗して後退させ
る。これにより、固定側エジェクタピン124が相対的
にハウジング170を突き出すように作用するため、リ
テーナ171と一体化されているコネクタが固定側のリ
テーナ成形用凹部108から脱落し、型外へ排出され
る。こうして、コネクタの取り出しがなされれば、第
1,第2のピンプレート129,130がそれぞれ原位
置に復帰し、また可動側金型全体も原位置に復帰するこ
とで次回の成形に備えられる。
【0079】以上のように、第4実施形態においても第
3実施形態と同様に簡易に且つ安価にコネクタの製造・
組付けを行うことができる。
【0080】他の構成は第3実施形態と同様であり、も
って同様の作用効果を発揮することができる。
【0081】なお、本発明は種々の変更が可能であり、
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0082】(1)第1実施形態及び第2実施形態では
成形済みリテーナ4とハウジング3とをアッセンブリー
する動作を、再度の型閉じ動作に連動して行わせるよう
にしていたが、これに代えて次のようにしてもよい。例
えば、可動側型板2内にノックアウトピン(図示しな
い)を設けておく。そして、図4あるいは図12に示す
ような成形完了後の状態において、ノックアウトピンを
駆動させて成形済みハウジング3をリテーナ4側へ向け
て押し出し、これによってリテーナとハウジングとの一
体化を図るようにすることも可能である。一体化された
コネクタは自重によって(専用のエジェクタピンを設け
てもよい)ハウジング成形用凹部から外れ、型外へ排出
される。
【0083】(2)実施形態3及び第4実施形態ではコ
ネクタのハウジングとリテーナとを組み付ける場合につ
いて図示し説明したが、本発明はその他の樹脂成形品に
広く適用可能であり、また成形部品の数も2つに限ら
ず、3つ以上の部品を組み付ける場合にも適用可能であ
る。
【0084】(3)実施形態3及び第4実施形態では<
可動側金型のみを位置ずれあるいは軸方向に沿って移動
させるようにしたが、双方の金型を動かすようにしても
よい。
【0085】(4)実施形態3及び第4実施形態では可
動側金型全体を回転させるようにしたが、固定側との対
向面部分のみを回転させるようにすることも可能であ
り、さらには固定側双方を回転させるようにしてもよ
い。
【0086】(5)実施形態3及び第4実施形態では一
つのコネクタの成形・組付けを行う場合を示したが、複
数個同時に取り扱うようなタイプのものとしてもよく、
この場合には例えば同心円上に配置される複数対の成形
空間の角度配置に合わせて金型の回転角度が設定されね
ばならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における成形用金型の型開き状態
を示す断面図
【図2】第1実施形態における成形状態を示す断面図
【図3】第1実施形態における成形後の型開き状態を示
す断面図
【図4】第1実施形態における位置合わせ状態を示す断
面図
【図5】第1実施形態におけるハウジングとリテーナと
の組み付け状態を示す断面図
【図6】第1実施形態における完成品の取り出し状態を
示す断面図
【図7】第1実施形態における可動側型板の正面図
【図8】第1実施形態における固定側型板の正面図
【図9】第2実施形態における成形前の型開き状態を示
す断面図
【図10】第2実施形態における成形状態を示す断面図
【図11】第2実施形態における成形後の型開き状態を
示す断面図
【図12】第2実施形態における中間プレートの反転動
作状態を示す断面図
【図13】第2実施形態におけるハウジングとリテーナ
との組み付け状態を示す断面図
【図14】第2実施形態における完成品の取り出し状態
を示す断面図
【図15】第2実施形態における中間プレートの斜視図
【図16】第2実施形態における固定型板の正面図
【図17】第1実施形態及び第2実施形態におけるフロ
ントリテーナタイプのコネクタを示す断面図
【図18】リアリテーナタイプのコネクタを示す断面図
【図19】第3実施形態の成形対象であるコネクタの断
面図
【図20】第3実施形態における溶融樹脂の充填状態を
示す断面図
【図21】第3実施形態における型開き状態を示す断面
【図22】第3実施形態におけるハウジングとリテーナ
との芯合わせ状態を示す断面図
【図23】第3実施形態における組み付け動作を示す断
面図
【図24】第3実施形態における固定側突き出し板の復
帰状態を示す断面図
【図25】第3実施形態における排出動作を示す断面図
【図26】第4実施形態に係る金型による樹脂の充填状
態を示す断面図
【図27】第4実施形態におけるコアピンの抜き取り状
態を示す断面図
【図28】第4実施形態における型開き状態を示す断面
【図29】第4実施形態におけるハウジングとリテーナ
との芯合わせ状態を示す断面図
【図30】第4実施形態における組み付け初期の状態を
示す断面図
【図31】第4実施形態における組み付け動作の完了状
態を示す断面図
【図32】第4実施形態におけるコネクタの排出動作を
示す断面図
【符号の説明】
2,101…固定側型板 3,170…ハウジング 4,71…リテーナ 7,102…可動側型板 11,115…ハウジング成形用凹部 12…リテーナ成形用受け部 16…可動型板 17…ハウジング成形用凹部 19…固定型板 20…中間プレート 21…リテーナ成形用受け部 107…メインコアピン 108…リテーナ成形用凹部 109…コアピン 116…リテーナ成形用凹部 119…サブコアピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングの内部には、端子金
    具を後方より挿入可能でかつ前方からは相手側端子金具
    が突入可能なキャビティが形成される一方、前記コネク
    タハウジングの前方あるいは後方から装着されて前記端
    子金具を抜け止め状態に保持するリテーナを備えたコネ
    クタの製造方法であって、 開閉可能に対向する成形面を閉じこのときに両間に保有
    されるハウジング成形用空間とリテーナ成形用空間に溶
    融樹脂を充填した後、成形面間を離間させ、前記成形面
    のうちの少なくとも一方を軸周りに回転させることで、
    成形されたハウジングとリテーナとを同軸で整合させ、
    しかる後にハウジングとリテーナ斗を相対的に接近させ
    てこれらを所定状態に組み付けることを特徴とするコネ
    クタの製造方法。
  2. 【請求項2】 コネクタハウジングの内部には、端子金
    具を後方より挿入可能でかつ前方からは相手側端子金具
    が突入可能なキャビティが形成される一方、前記コネク
    タハウジングの前方あるいは後方から装着されて前記端
    子金具を抜け止め状態に保持するリテーナを備えたコネ
    クタの製造用金型であって、 開閉可能な一対の金型を有し、このうちの少なくとも一
    方の金型のうちの成形面部分は回転軸周りに回転可能に
    支持され、この回転する成形面部分はハウジング成形に
    関与する箇所とリテーナの成形に関与する箇所とが前記
    回転軸に関して対称の位置に配されていることを特徴と
    するコネクタの製造用金型。
  3. 【請求項3】 少なくとも二種以上の樹脂部品よりな
    り、これらを互いに組み合わせて構成される樹脂成形品
    を製造するための方法であって、 開閉可能に対向する一対の金型を閉じてこれら両金型の
    対向面間に複数の成形部を保有させ、これら各成形部へ
    溶融樹脂を充填して型開きをし、その後、前記両金型の
    対向面のうちの少なくとも一方の側を軸周りに回転させ
    ることで、成形済みの各樹脂部品を、その組み付け相手
    となる樹脂部品と同軸上に正対する位置へ移動させ、次
    いで両金型を開放したままの状態で前記樹脂部品同士を
    相対的に軸方向に沿って移動させることで、これらを所
    定の組み付け状態とすることを特徴とする樹脂成形品の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、溶融樹脂
    の充填時に前記各成形部へ突入される成形用コアピン
    を、成形後樹脂部品同士の組み付けに先立って前記両成
    形部から抜き取っておくことを特徴とする樹脂成形品の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも二種以上の樹脂部品よりな
    り、これらを互いに組み合わせて構成される樹脂成形品
    を製造するための金型であって、 軸心方向に沿って相対的な接近あるいは離間可能な一対
    の金型を設け、両金型の対向面間の異なる位置には型閉
    じ時において各樹脂部品を成形するための成形空間が保
    有可能とされ、かつこの両金型の対向面の少なくとも一
    方の側は回転軸周りに所定角度、回転可能であるととも
    に、前記各成形空間はこの回転軸周りの同心円上に配さ
    れ、さらに少なくとも何れかの金型には組み付け対象と
    なる樹脂部品同士を、金型の型開き状態において相対的
    に接近させてこれらを所定の状態に組み付けるための組
    み付け機構が設けられていることを特徴とする樹脂成形
    品の製造用金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005534526A (ja) * 2002-06-24 2005-11-17 バルワー エス.アー.エス. 流体スプレー装置の成形および組み立てを行うシステムと成形および組み立ての方法
JP2015193128A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 ダイハツ工業株式会社 成形金型
KR102322271B1 (ko) * 2020-09-08 2021-11-04 김승현 인서트 부품이 자동 공급되는 사출 성형 시스템 및 이의 제어 방법

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